JPH11248376A - プレート型熱交換器 - Google Patents

プレート型熱交換器

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JPH11248376A
JPH11248376A JP10047153A JP4715398A JPH11248376A JP H11248376 A JPH11248376 A JP H11248376A JP 10047153 A JP10047153 A JP 10047153A JP 4715398 A JP4715398 A JP 4715398A JP H11248376 A JPH11248376 A JP H11248376A
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ribs
heat transfer
fluid
plate
flow path
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Kaori Yoshida
かおり 吉田
Takeshi Hiruko
毅 蛭子
Eisaku Okubo
英作 大久保
Katsuhiko Yamada
勝彦 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流路内の流体の偏流を抑制し、熱交換性能を
向上させる。 【解決手段】 表面に波形状の伝熱促進面(20a),(30a)
が形成され、四隅部に開口(21a)〜(24a)が設けられた略
矩形状の伝熱プレート(P1)を積層することによって構成
する。各開口(21a)〜(24a)の周囲に、表側または裏側に
膨出したシール部(12a)〜(15a)を設ける。シール部(12
a)〜(15a)の周りに、流路内の冷媒の偏流を抑制する複
数のリブ(51)〜(57)を、中央側のリブ(53)〜(56)の間隔
が端側のリブ(51),(52),(57),(58)の間隔よりも狭い不
等間隔に配設する。中央側のリブ(53)〜(56)を、端側の
リブ(51),(52),(57),(58)よりも幅太く形成する。流路
内には、気液二相状態の冷媒が流入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレート型熱交換
器に係り、特に、流路内の流体の偏流防止対策に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置や冷凍装置、冷
蔵装置などにおいて、各種の熱交換器が使用されてい
る。例えば日本冷凍協会編集の「新版・第4版 冷凍空
調便覧(応用編)」の第82頁に開示されているよう
に、それらの熱交換器のうち、プレート式熱交換器は、
熱通過率が大きくコンパクトな熱交換器として知られて
いる。
【0003】図6に示すように、プレート型熱交換器
は、2枚のフレーム(f1),(f2)の間に複数枚の伝熱プレ
ート(p),(p),…が積層されて構成されている。なお、図
6においては、伝熱プレート(p)の伝熱促進面の図示は
省略している。
【0004】図7に示すように、各伝熱プレート(p)
は、金属製の平板から構成されている。伝熱プレート
(p)の周縁部は、隣り合う伝熱プレート(p)の周縁部と当
接し、当接部分がろう付けにより接合されている。これ
により、複数枚の伝熱プレート(p)が一体に構成されて
いる。各伝熱プレート(p)間には、第1流体の流路(a1)
及び第2流体の流路(b1)が交互に繰り返し形成されてい
る。
【0005】伝熱プレート(P)の四隅部には、第1流体
の流路(a1)の流出入口及び第2流体の流路(b1)の流出入
口を形成する開口(a),(b),(c),(d)が設けられ、当該開
口(a),(b),(c),(d)の周囲にシール部(e)を設けることに
より、第1流体の流路(a1)にのみ連通する第1流入空間
(a2)及び第1流出空間(a3)と、第2流体の流路(b1)にの
み連通する第2流入空間(b2)及び第2流出空間(b3)とが
形成されている。伝熱プレート(p)の中央部には、伝熱
促進面(g)が形成されている。そして、図6において実
線矢印で示すように、第1流体が流路(a1)を流通すると
共に、破線矢印で示すように第2流体が流路(b1)を流通
し、これら第1流体と第2流体とが伝熱プレート(p)を
介して互いに熱交換を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、熱交換を行
う流体の流入口(a),(c)及び流出口(b),(d)は伝熱プレー
ト(p)の四隅部に設けられているため、各流路(a1),(b1)
における流体の流速は流路(a1),(b1)の幅方向において
均一とはならず、流体の偏流を生じることになる。特
に、第1流体または第2流体が相変化を伴いながら熱交
換を行う熱媒体、例えばフロン系の冷媒である場合に
は、気相と液相の比重の相違等により、流路(a1),(b1)
内における偏流が著しい。
【0007】このような偏流が生じると、各流体の熱交
換量が流路(a1),(b1)の領域ごとに大きく相違する。そ
の結果、伝熱面の20%〜30%が有効に機能しない
等、単相の流体同士を熱交換させる場合と比べて熱交換
器本来の性能を発揮することができないという課題があ
った。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、流路内の流体の偏流
を抑制し、熱交換性能を向上することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各流路の流入口または流出口の周りに、
流体の偏流を抑制する複数のリブを設けることとした。
【0010】具体的には、第1の発明が講じた手段は、
積層された複数の伝熱プレート(P1,P2)間に第1流路(A)
または第2流路(B)が形成され、該第1流路(A)及び該第
2流路(B)にそれぞれ第1流体及び第2流体を流通さ
せ、該伝熱プレート(P1,P2)を介して該第1流体と第2
流体とを熱交換させるプレート型熱交換器において、各
伝熱プレート(P1,P2)に形成された少なくとも一方の流
路(A,B)の流入口(21a,21b,23a,23b)の周りには、該流入
口(21a,21b,23a,23b)からの各流体を該各流路(A,B)にお
いて均等に導く複数のリブ(51〜58)から成る偏流抑制リ
ブ(50a,50b,60a,60b)が形成されていることとしたもの
である。
【0011】上記発明特定事項により、第1流体は第1
流路(A)を流通する一方、第2流体は第2流路(B)を流通
し、これら両流体が伝熱プレート(P1,P2)を介して熱交
換を行う。この際、少なくとも一方の流体は、流入口(2
1a,21b,23a,23b)の周りに設けられた偏流抑制リブ(50a,
50b,60a,60b)によって、流入口(21a,21b,23a,23b)から
流路(A,B)の下流側に向かって均等に導かれる。その結
果、流路(A,B)内の偏流が抑制され、流路(A,B)の全域に
おいて熱交換が行われる。従って、熱交換性能が向上す
る。
【0012】第2の発明が講じた手段は、上記第1の発
明において、偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の複数の
リブ(51〜58)は、中央側のリブ(53〜56)の間隔が端側の
リブ(51,52,57,58)の間隔よりも狭い不等間隔に配列さ
れていることとしたものである。
【0013】上記発明特定事項により、本来的に流体の
流れやすい中央部においては、リブ(53〜56)の間隔が狭
いため、流体の流通が抑制される。一方、本体的に流体
が流れにくい端部においては、リブ(51,52,57,58)の間
隔が広いため、流体の流通が促進される。その結果、流
体は流路(A,B)の全体にわたって均一に流れ、偏流が確
実に抑制されることになる。
【0014】第3の発明が講じた手段は、上記第2の発
明において、偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)のうちの
中央側のリブ(53〜56)は、端側のリブ(51,52,57,58)よ
りも幅が太く形成されていることとしたものである。
【0015】上記発明特定事項により、中央側のリブ(5
3〜56)は幅が太いため、容易に中央側のリブの間隔を端
側のリブ(51,52,57,58)の間隔よりも狭くすることがで
きる。そのため、リブの本数を増やすことなく、容易に
リブ間の間隔が設定されることになる。
【0016】第4の発明が講じた手段は、上記第1〜第
3の発明において、偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の
複数のリブ(51〜58)は、流入口(21a,21b,23a,23b)から
流路(A,B)の下流側に略放射状に配設され、端側のリブ
(51,52,57,58)の長さが中央側のリブ(53〜56)の長さよ
りも長く形成されていることとしたものである。
【0017】上記発明特定事項により、伝熱プレート(P
1,P2)の接合に際しての強度が増加し、熱交換器の信頼
性が向上する。
【0018】第5の発明が講じた手段は、上記第1〜第
3の発明において、偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の
複数のリブ(51〜58)は、流入口(21a,21b,23a,23b)から
流路(A,B)の下流側に略放射状に配設され、端側のリブ
(51,52,57,58)の長さが中央側のリブ(53〜56)の長さよ
りも短く形成されていることとしたものである。
【0019】上記発明特定事項により、端側のリブ(51,
52,57,58)は中央側のリブ(53〜56)よりも短く形成され
ているので、本来的に流体が流れ込みにくい端側では流
体の圧力損失が低減し、流体が良好に導かれることにな
る。その結果、流体の偏流が更に抑制されることにな
る。
【0020】第6の発明が講じた手段は、上記第1〜第
5の発明において、伝熱プレート(P1,P2)は略矩形状に
形成され、各流路(A,B)の流入口(21a,21b,23a,23b)及び
流出口(22a,22b,24a,24b)は、それぞれ該伝熱プレート
(P1,P2)の四隅部における対角する位置に設けられ、上
記伝熱プレート(P1,P2)の各流入口(21a,21b,23a,23b)及
び流出口(22a,22b,24a,24b)の周りには、該伝熱プレー
ト(P1,P2)の表側または裏側のいずれか一方に膨出し、
隣り合う伝熱プレート(P1,P2)と当接することにより第
1流体の第2流路(B)への漏出及び第2流体の第1流路
(A)への漏出を阻止するシール部(12a,12b〜15a,15b)が
形成され、上記伝熱プレート(P1,P2)のシール部(12a,12
b〜15a,15b)の間には、上記各流体の流れに乱れを与え
て熱交換を促進する伝熱促進面(20a,20b)が形成される
一方、偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)は、上記シール
部(12a,12b〜15a,15b)の周りに形成されていることとし
たものである。
【0021】上記発明特定事項により、第1流路(A)に
おける第1流体及び第2流路(B)における第2流体は、
シール部(12a,12b〜15a,15b)によって漏出が防止された
状態で、それぞれ伝熱プレート(P1,P2)の対角線に沿っ
て各流路(A,B)を流通する。この際、偏流抑制リブ(50a,
50b,60a,60b)によって偏流が抑制される。また、各流体
は、伝熱促進面(20a,20b)によって流れが乱され、熱交
換が促進される。その結果、熱交換性能が一層向上す
る。
【0022】第7の発明が講じた手段は、上記第1〜第
6の発明において、偏流抑制リブ(50a,50b)が設けられ
た流路(A)は、気液二相状態の流体が流入するように構
成されていることとしたものである。
【0023】上記発明特定事項により、気液二相状態の
流体は気相と液相との比重の相違により偏流を生じやす
い性質を有しているため、偏流抑制の効果がより顕著に
発揮されることになる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0025】−プレート型熱交換器(1)の構成− 図1の分解斜視図に示すように、本実施形態に係るプレ
ート型熱交換器(1)は、2枚のフレーム(2),(3)の間に2
種類の伝熱プレート(P1),(P2)が交互に積層され、それ
らがろう付けにより一体的に接合されて構成されてい
る。これら伝熱プレート(P1),(P2)の間には、第1流体
が流れる第1流路(A)及び第2流体が流れる第2流路(B)
が交互に繰り返し形成されている。なお、図1において
は、後述する伝熱促進面(20a),(20b)を形成する波形状
及びシール部(12a),(12b)等(図2及び図3参照)の図
示は省略している。
【0026】図1において最も手前側に位置する第1フ
レーム(2)には、その左下部分、右上部分、左上部分及
び右下部分の四隅部に、それぞれ第1流体の流入管とし
ての第1流入管(4)、第1流体の流出管としての第1流
出管(5)、第2流体の流入管としての第2流入管(6)、及
び第2流体の流出管としての第2流出管(7)が接続され
ている。
【0027】第1伝熱プレート(P1)及び第2伝熱プレー
ト(P2)には共に、第1流入管(4)、第1流出管(5)、第2
流入管(6)、第2流出管(7)に対応する位置に、それぞれ
第1開口(21)、第2開口(22)、第3開口(23)、第4開口
(24)が形成されている。第1開口(21)、第2開口(22)、
第3開口(23)、第4開口(24)は、それぞれ各第1流路
(A)の流入口、各第1流路(A)の流出口、各第2流路(B)
の流入口、各第2流路(B)の流出口を成している。そし
て、複数の第1伝熱プレート(P1)及び第2伝熱プレート
(P2)が交互に積層されることにより、第1開口(21)によ
って区画される第1流入空間(8)、第2開口(22)によっ
て区画される第1流出空間(9)、第3開口(23)によって
区画される第2流入空間(10)、第4開口(24)によって区
画される第2流出空間(11)がそれぞれ形成されている。
【0028】図2及び図3に示すように、各伝熱プレー
ト(P1),(P2)は金属製(例えば、ステンレス、アルミ
等)の略矩形状の平板から成り、その表面に伝熱促進面
(20a),(20b),(30a),(30b)がプレス加工によって形成さ
れている。両伝熱プレート(P1),(P2)の周縁部は、伝熱
プレート(P1),(P2)を積層した際に当該周縁部同士が重
なり合ってプレート型熱交換器(1)の側面を形成するよ
うに、その全体がやや末広がり状に折り曲げられてい
る。つまり、折り曲げられた周縁部が重なり合うことに
よって、プレート型熱交換器(1)の側面が形成されてい
る。
【0029】図2は第1伝熱プレート(P1)の表側を、図
3は第2伝熱プレート(P2)の表側をそれぞれ表してい
る。両伝熱プレート(P1),(P2)の周縁部は、裏側から表
側に向かって折り曲げられている。第1伝熱プレート(P
1)及び第2伝熱プレート(P2)は、一方の表側が他方の裏
側に対向するように積層される。第1伝熱プレート(P1)
の表側と第2伝熱プレート(P2)の裏側との間には、第1
流体が流通する第1流路(A)が形成される。一方、第1
伝熱プレート(P1)の裏側と第2伝熱プレート(P2)の表側
との間には、第2流体が流通する第2流路(B)が形成さ
れる。
【0030】−伝熱プレート(P1),(P2)のアスペクト比
− 各伝熱プレート(P1),(P2)のアスペクト比は、2以下に
設定されている。本実施形態では、特に、アスペクト比
は1.5に設定されている。つまり、図2及び図3に示
すように、各伝熱プレート(P1),(P2)は、縦方向(Y方
向)の長さが横方向(X方向)の長さの1.5倍になる
ように形成されている。
【0031】従来のプレート型熱交換器ではアスペクト
比は2よりも大きかったが、本実施形態のプレート型熱
交換器(1)では、従来に比べて伝熱プレートの横方向長
さを伸ばす一方、縦方向長さを縮めることにより、伝熱
面積を略一定としたうえでアスペクト比を小さくするこ
ととした。このようにすることにより、第1流路(A)及
び第2流路(B)の各流路において、伝熱面積が減少する
ことなく、流路の幅は増大し、流路長は短くなる。つま
り、本実施形態では、流路内の圧力損失が低減するよう
に、流路断面積を大きくする一方、流路長を短くしてい
る。
【0032】−伝熱プレート(P1),(P2)の構成− 図2及び図3に示すように、第1伝熱プレート(P1)及び
第2伝熱プレート(P2)には、左下部分、右上部分、左上
部分、右下部分の四隅部に、それぞれ円形状の開口から
成る第1開口(21a),(21b)、第2開口(22a),(22b)、第3
開口(23a),(23b)、第4開口(24a),(24b)が形成されてい
る。
【0033】各開口(21a),(21b)〜(24a),(24b)の周囲に
は、当該開口(21a),(21b)〜(24a),(24b)の周囲を覆い且
つ伝熱プレート(P1),(P2)の表側または裏側に膨出する
平坦なシール部(12a),(12b)〜(15a),(15b)と、当該シー
ル部(12a),(12b)〜(15a),(15b)の周りに形成された複数
のリブ(51)〜(58)から成る偏流抑制リブ(50a),(50b),(6
0a),(60b)とが設けられている。
【0034】各伝熱プレート(P1),(P2)の縦方向(図中
のY方向)の中央部には、複数の波形状の突起列から成
る主伝熱促進面(20a),(20b)が形成されている。また、
各伝熱プレート(P1),(P2)の上下方向の両端側には、補
助伝熱促進面(30a),(30b)が形成されている。補助伝熱
促進面(30a),(30b)は、主伝熱促進面(20a),(20b)とシー
ル部(12a),(12b)〜(15a),(15b)との間に万遍なく形成さ
れている。
【0035】以下、シール部(12a)〜(15b)、伝熱促進面
(20a),(20b),(30a),(30b)及び偏流抑制リブ(50a),(50
b),(60a),(60b)の詳細な構成について説明する。
【0036】−シール部(12a)〜(15b)の構成− 図2に示すように、第1伝熱プレート(P1)では、第1開
口(21a)の周りのシール部(12a)及び第2開口(22a)の周
りのシール部(13a)は、表側から裏側に向かって膨出し
ている。一方、第3開口(23a)の周りのシール部(14a)及
び第4開口(24a)の周りのシール部(15a)は、裏側から表
側に向かって膨出している。これに対し、図3に示すよ
うに、第2伝熱プレート(P2)では、第1開口(21b)及び
第2開口(22b)の周りのシール部(12b),(13b)は裏側から
表側に向かって膨出し、第3開口(23b)及び第4開口(24
b)の周りのシール部(14b),(15b)は表側から裏側に向か
って膨出している。そして、膨出している側同士が接合
されることにより、第1伝熱プレート(P1)の表側と第2
伝熱プレート(P2)の裏側との間に形成される第1流路
(A)への第2流体の漏出が阻止され、第1流体のみが第
1流路(A)を流通することになる。また、第1伝熱プレ
ート(P1)の裏側と第2伝熱プレート(P2)の表側との間に
形成される第2流路(B)への第1流体の漏出が阻止さ
れ、第2流体のみが第2流路(B)を流通することにな
る。
【0037】−伝熱促進面(20a),(20b),(30a),(30b)の
構成− 伝熱促進面(20a),(20b),(30a),(30b)は、各流体の流れ
に乱れを与えて熱交換を促進する部分である。伝熱促進
面(20a),(20b),(30a),(30b)は、山部と谷部とが伝熱プ
レート(P1),(P2)の縦方向に沿って交互に繰り返された
波形状で形成されている。
【0038】主伝熱促進面(20a),(20b)は、山部と谷部
の延長方向が図中の右方向に向かうに従って上側に傾斜
する上方傾斜部(26)と、下側に傾斜する下方傾斜部(27)
とを備えたいわゆるヘリンボーン形状になっている。
【0039】一方、第1伝熱プレート(P1)の補助伝熱促
進面(30a)は、図中の右方向に向かうに従って上側に傾
斜する上方傾斜部のみによって形成されている。第2伝
熱プレート(P2)の補助伝熱促進面(30b)は、図中の右方
向に向かうに従って下側に傾斜する下方傾斜部のみによ
って形成されている。
【0040】主伝熱促進面(20a),(20b)は、縦方向長さ
と横方向長さの比がほぼ1になるように形成されてい
る。つまり、主伝熱促進面(20a),(20b)は、縦方向長さ
と横方向長さとがほぼ等しく形成されている。
【0041】−偏流抑制リブ(50a),(50b),(60a),(60b)
の構成− 次に、本実施形態の特徴となる偏流抑制リブ(50a),(50
b),(60a),(60b)の構成を説明する。
【0042】図2に示すように、第1伝熱プレート(P1)
のシール部(12a)における第1開口(21a)の上方と、シー
ル部(13a)における第2開口(22a)の下方とには、裏側か
ら表側に向かって膨出する8本のリブ(51)〜(58)から成
る第1偏流抑制リブ(50a)が形成されている。一方、シ
ール部(14a)における第3開口(23a)の下方と、シール部
(15a)における第4開口(24a)の上方とには、表側から裏
側に向かって膨出する8本のリブ(51)〜(58)から成る第
2偏流抑制リブ(60a)が形成されている。つまり、流入
口となる第1開口(21a),(21b)及び第3開口(23a),(23b)
の周りに形成された偏流抑制リブは、各開口(21a),(21
b),(23a),(23b)の中心から流路(A,B)の下流側に向かっ
て略放射状に配設されている。一方、流出口となる第2
開口(22a),(22b)及び第4開口(24a),(24b)の周りに形成
された偏流抑制リブは、各開口(22a),(22b),(24a),(24
b)の中心から流路(A,B)の上流側に向かって略放射状に
配設されている。
【0043】上記各偏流抑制リブ(50a),(50b),(60a),(6
0b)はそれぞれ互いに対称な形状であるので、ここでは
第1伝熱プレート(P1)の第1開口(21a)の周囲に設けら
れた第1偏流抑制リブ(50a)の構成のみを説明する。
【0044】図4に示すように、第1偏流抑制リブ(50
a)は、第1開口(21a)の上方を覆うように左側から順に
形成された第1リブ(51)、第2リブ(52)、第3リブ(5
3)、第4リブ(54)、第5リブ(55)、第6リブ(56)、第7
リブ(57)、及び第8リブ(58)によって構成されている。
複数のリブ(51)〜(58)は、第1開口(21a)を通じて第1
流路(A)に流入する第1流体を主伝熱促進面(20a)に向か
って円滑且つ均等に導くように、第1開口(21a)を中心
として略放射状に配設されている。具体的には、各リブ
(51)〜(58)は、鉛直方向と時計回りになす角度αが、第
1リブ(51)から第8リブ(58)にいくに従って次第に増加
するように傾斜している。
【0045】各リブ(51)〜(58)は、それぞれの長手方向
が第1開口(21a)の中心から略放射状に延びるように形
成されている。また、各リブ(51)〜(58)は、配設位置に
おける第1開口(21a)と主伝熱促進面(20a)との距離に応
じて、その長さがそれぞれ異なっている。例えば、第1
開口(21a)と伝熱促進面(20a)との距離が長い位置に設け
られた第1リブ(51)や第8リブ(58)は長く形成され、上
記距離が短い位置に設けられた第4リブ(54)は、最も短
く形成されている。具体的には、第1リブ(51)から第4
リブ(54)にいくに従ってリブの長さはいったん減少し、
第4リブ(54)から第8リブ(58)にいくに従ってリブの長
さは増加している。
【0046】各リブ(51)〜(58)の幅は、第1リブ(51)か
ら第4リブ(54)にいくに従っていったん増加し、第4リ
ブ(54)から第8リブ(58)にいくに従って減少している。
その結果、リブ(51)〜(58)の中央側に位置する第4リブ
(54)の幅が最も太く、端側に位置する第1リブ(51)及び
第8リブ(58)の幅が最も細くなっている。言い換える
と、第1開口(21a)と第2開口(22a)とをつなぐ仮想線M
に近い中央部では、リブの幅が太くなっており、当該仮
想線Mから離れた両端部では、リブの幅が細くなってい
る。
【0047】各リブ(51)〜(58)の間の間隔は、二相流の
流動特性を考慮に入れたうえで、不均一に設定されてい
る。つまり、複数のリブ(51)〜(58)は、二相状態で流入
した冷媒が主伝熱促進面(20a)に対して均等に導かれる
ように、不等間隔に配列されている。具体的には、中央
部のように、第1開口(21a)から流入した冷媒が本来的
に流れやすい箇所では、リブ間の間隔は狭くなってい
る。一方、両端部のように、本来的に冷媒が流れにくい
箇所では、リブ間の間隔は広くなっている。このことに
より、複数のリブ(51)〜(58)は、流れにくい箇所に対し
てはより多くの冷媒を案内すると同時に、流れやすい箇
所に対しては冷媒が過剰に流れることを抑制し、その結
果、偏流を抑制することとなる。なお、第7リブ(57)と
第8リブ(58)との間は、冷媒が最も流れにくいため、最
も広く形成されている。
【0048】第2伝熱プレート(P2)の偏流抑制リブ(50
b),(60b)は、上記第1伝熱プレート(P1)の偏流抑制リブ
(50a),(60a)とその膨出方向が逆向きであり、その他の
構成は同様である。
【0049】−熱交換動作− 次に、プレート型熱交換器(1)における第1流体と第2
流体との熱交換動作を説明する。ここでは、第1流体及
び第2流体は、熱交換に際して相変化を伴うフロン系の
冷媒、例えばR407Cを用いるものとする。
【0050】図1に実線矢印で示すように、第1流入管
(4)から流入した低温の気液二相状態の第1冷媒は、第
1流入空間(8)を通じて各第1流路(A),(A),…に流入す
る。その際、第1流体は、偏流抑制リブ(50a),(50b)に
よって、主伝熱促進面(20a),(20b)に対して均等に導か
れる。一方、第2流入管(6)から流入した高温のガス状
態の第2冷媒は、第2流入空間(10)を通じて各第2流路
(B),(B),…に流入する。この際、第2流体も主伝熱促進
面(20a),(20b)に対して均等に導かれる。
【0051】第1流路(A)を流れる第1冷媒と第2流路
(B)を流れる第2冷媒とは、伝熱プレート(P1),(P2)を介
して互いに熱交換を行い、第1冷媒は蒸発し、第2冷媒
は凝縮する。そして、蒸発してガス状態となった第1冷
媒は、第1流出空間(9)を経て、第1流出管(5)から流出
する。一方、凝縮して液状態となった第2冷媒は、第2
流出空間(11)を経て、第2流出管(7)から流出する。
【0052】−本実施形態の効果− 本プレート型熱交換器(1)では、各流路(A),(B)の流入口
及び流出口の周りに偏流抑制リブ(50a),(50b),(60a),(6
0b)を設けたので、流路(A),(B)内の流体の偏流を抑制す
ることができる。そのため、各流体が各流路(A),(B)の
全体にわたって均等に流れるので、伝熱プレート(P1),
(P2)のほぼ全面において良好に熱交換を行わせることが
可能となる。従って、熱交換性能を向上させることがで
きる。
【0053】特に、気液二相状態で流入する冷媒など
は、気相と液相との比重等の相違から、流路内で偏流が
生じ、良好に熱交換を行わせることが困難であった。し
かし、本プレート型熱交換器(1)によれば、偏流を抑制
することができるので、気液二相状態で流入する流体を
も良好に熱交換させることが可能となる。
【0054】偏流抑制リブ(50a),(50b),(60a),(60b)を
構成する複数のリブ(51)〜(58)は、中央側のリブ(53)〜
(56)の間隔が端側のリブ(51),(52),(57),(58)の間隔よ
りも狭い不等間隔に配列されているので、中央部では流
体の流通路が狭くなる一方、端部では流体の流通路が広
くなる。そのため、中央部における流体の過剰な流通が
抑制されると共に、端部における流体の流通が促進され
る。従って、流体の偏流を確実に抑制することができ
る。
【0055】上記複数のリブ(51)〜(58)は、端側のリブ
(51),(52),(57),(58)の長さが中央側のリブ(53)〜(56)
の長さよりも長く、各開口(21a),(21b)〜(24a),(24b)を
中心として放射状に形成されている。そのため、伝熱プ
レート(P1),(P2)の接合に際しての強度が増大し、熱交
換器が堅固に構成される。従って、信頼性及び耐久性が
向上する。
【0056】<その他の実施形態>上記実施形態は、第
1流体及び第2流体を伝熱プレート(P1),(P2),(P3),(P
4)の対角線に沿って流す形態であったが、各流体の流通
形態はこれに限定されるものではない。例えば、図5に
示すように、第1開口(21)及び第3開口(23)をそれぞれ
第1流体の流入口及び流出口とし、第2開口(22)及び第
4開口(24)をそれぞれ第2流体の流入口及び流出口とし
てもよい。つまり、各流体の流入口及び流出口を、互い
に平行になるように形成してもよい。このような形態に
することにより、1種類の伝熱プレートを順次上下方向
を逆向きに重ね合わせていくだけでプレート型の熱交換
器を構成することが可能となる。この結果、伝熱プレー
トのプレスに必要なプレス型が1種類で足り、熱交換器
の製造コストを安価にすることが可能となる。
【0057】なお、上記実施形態では、偏流抑制リブ(5
0a),(50b),(60a),(60b)の各リブ(51)〜(58)の幅は一定
ではなかったが、中央部のリブの間隔が端部のリブの間
隔よりも狭い形態であれば、各リブ(51)〜(58)の幅は一
定であってもよい。
【0058】各リブ(51)〜(58)の長さは一定であっても
よい。
【0059】また、複数のリブ(51)〜(58)は、流入口(2
1a),(21b),(23a),(23b)から流路(A),(B)の下流側に略
放射状に配設され、端側のリブ(51),(52),(57),(58)の
長さが中央側のリブ(53)〜(56)の長さよりも短く形成さ
れていてもよい。このような構成により、本来的に流体
が流れ込みにくい端側では流体の圧力損失が低減し、流
体が良好に導かれることになる。従って、流体の偏流を
より一層抑制することができる。
【0060】偏流抑制リブ(50a),(50b),(60a),(60b)を
構成する複数のリブ(51)〜(58)は、8本に限定されるも
のではない。
【0061】なお、第1流体及び第2流体は、R407
Cに限らず、他の冷媒であってもよい。また、第1流体
及び第2流体は、熱交換に際して相変化を伴わない流
体、例えば水やブライン等であってもよい。
【0062】伝熱プレート(P1),(P2)のアスペクト比は
1.5に限定されるものではない。伝熱プレート(P1),
(P2)のアスペクト比を小さくすると、流路断面積が増加
する一方、流路長が小さくなる。そのため、流路内の流
体の圧力損失が低減する。その反面、アスペクト比を小
さくすると、流路内の流体の偏流が大きくなる傾向があ
る。しかし、本発明によれば、偏流が抑制されるので、
伝熱プレート(P1),(P2)のアスペクト比を小さくするこ
とが可能になる。具体的には、伝熱プレート(P1),(P2)
のアスペクト比を2以下に設定することができる。アス
ペクト比を1以上且つ2以下に設定することにより、偏
流を抑制する効果と圧力損失を低減する効果とを最も効
果的に発揮させることができる。
【0063】
【発明の効果】以上のように、第1の発明によれば、流
入口の周りに設けた偏流抑制リブによって流体を流路に
均等に導くので、流路内の偏流を抑制することができ
る。そのため、流路の全域において熱交換を行わせるこ
とができ、熱交換性能を向上させることができる。
【0064】第2の発明によれば、偏流抑制リブを構成
する複数のリブを、中央側のリブの間隔が端側のリブの
間隔よりも狭い不等間隔に配列したので、流体の流れや
すい中央部において流体の流通を抑制する一方、流体の
流れにくい端部において流体の流通を促進することがで
きる。そのため、流体を均等に流すことが可能となり、
流路内の偏流を確実に抑制することができる。
【0065】第3の発明によれば、中央側のリブの幅を
端側のリブの幅よりも太く形成したので、容易に中央側
のリブの間隔を端側のリブの間隔よりも狭くすることが
できる。そのため、リブの本数を増やすことなく容易に
リブ間の間隔を設定することができる。
【0066】第4の発明によれば、端側のリブの長さを
中央側のリブの長さよりも長く形成したので、伝熱プレ
ートの接合強度を増加させることができ、熱交換器の信
頼性及び耐久性を向上させることができる。
【0067】第5の発明によれば、流体が流れ込みにく
い端側に対して流体を円滑に導くことが可能となる。そ
のため、流体の偏流を更に抑制することができる。
【0068】第6の発明によれば、偏流が抑制されるの
で流体は伝熱促進面の全域を流通することになり、熱交
換性能を一層向上させることが可能となる。
【0069】第7の発明によれば、気液二相状態の流体
は気相と液相との比重の相違により偏流を生じやすい性
質を有しているため、上記第1〜第6の発明による偏流
抑制の効果をより顕著に発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るプレート型熱交換器の分解斜視
図である。
【図2】第1伝熱プレートの正面図である。
【図3】第2伝熱プレートの正面図である。
【図4】偏流抑制リブの構成を示す伝熱プレートの一部
拡大正面図である。
【図5】他の実施形態に係るプレート型熱交換器の分解
斜視図である。
【図6】従来のプレート型熱交換器の分解斜視図であ
る。
【図7】従来のプレート型熱交換器の伝熱プレートの正
面図である。
【符号の説明】
(1) プレート型熱交換器 (20a) 主伝熱促進面 (21a) 第1開口 (22a) 第2開口 (12a) シール部 (30a) 補助伝熱促進面 (50a) 偏流抑制リブ (51)〜(58) 第1〜第8リブ (A) 第1流路 (B) 第2流路 (P1) 第1伝熱プレート (P2) 第2伝熱プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大久保 英作 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内 (72)発明者 山田 勝彦 大阪府堺市金岡町1304番地 ダイキン工業 株式会社堺製作所金岡工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層された複数の伝熱プレート(P1,P2)
    間に第1流路(A)または第2流路(B)が形成され、該第1
    流路(A)及び該第2流路(B)にそれぞれ第1流体及び第2
    流体を流通させ、該伝熱プレート(P1,P2)を介して該第
    1流体と第2流体とを熱交換させるプレート型熱交換器
    において、 各伝熱プレート(P1,P2)に形成された少なくとも一方の
    流路(A,B)の流入口(21a,21b,23a,23b)の周りには、該流
    入口(21a,21b,23a,23b)からの各流体を該各流路(A,B)に
    おいて均等に導く複数のリブ(51〜58)から成る偏流抑制
    リブ(50a,50b,60a,60b)が形成されていることを特徴と
    するプレート型熱交換器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプレート型熱交換器に
    おいて、 偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の複数のリブ(51〜58)
    は、中央側のリブ(53〜56)の間隔が端側のリブ(51,52,5
    7,58)の間隔よりも狭い不等間隔に配列されていること
    を特徴とするプレート型熱交換器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のプレート型熱交換器に
    おいて、 偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)のうちの中央側のリブ
    (53〜56)は、端側のリブ(51,52,57,58)よりも幅が太く
    形成されていることを特徴とするプレート型熱交換器。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のプ
    レート型熱交換器において、 偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の複数のリブ(51〜58)
    は、流入口(21a,21b,23a,23b)から流路(A,B)の下流側に
    略放射状に配設され、端側のリブ(51,52,57,58)の長さ
    が中央側のリブ(53〜56)の長さよりも長く形成されてい
    ることを特徴とするプレート型熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれか一つに記載のプ
    レート型熱交換器において、 偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)の複数のリブ(51〜58)
    は、流入口(21a,21b,23a,23b)から流路(A,B)の下流側に
    略放射状に配設され、端側のリブ(51,52,57,58)の長さ
    が中央側のリブ(53〜56)の長さよりも短く形成されてい
    ることを特徴とするプレート型熱交換器。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載のプ
    レート型熱交換器において、 伝熱プレート(P1,P2)は略矩形状に形成され、 各流路(A,B)の流入口(21a,21b,23a,23b)及び流出口(22
    a,22b,24a,24b)は、それぞれ該伝熱プレート(P1,P2)の
    四隅部における対角する位置に設けられ、 上記伝熱プレート(P1,P2)の各流入口(21a,21b,23a,23b)
    及び流出口(22a,22b,24a,24b)の周りには、該伝熱プレ
    ート(P1,P2)の表側または裏側のいずれか一方に膨出
    し、隣り合う伝熱プレート(P1,P2)と当接することによ
    り第1流体の第2流路(B)への漏出及び第2流体の第1
    流路(A)への漏出を阻止するシール部(12a,12b〜15a,15
    b)が形成され、 上記伝熱プレート(P1,P2)のシール部(12a,12b〜15a,15
    b)の間には、上記各流体の流れに乱れを与えて熱交換を
    促進する伝熱促進面(20a,20b)が形成される一方、 偏流抑制リブ(50a,50b,60a,60b)は、上記シール部(12a,
    12b〜15a,15b)の周りに形成されていることを特徴とす
    るプレート型熱交換器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか一つに記載のプ
    レート型熱交換器において、 偏流抑制リブ(50a,50b)が設けられた流路(A)は、気液二
    相状態の流体が流入するように構成されていることを特
    徴とするプレート型熱交換器。
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