JPH11248151A - 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法 - Google Patents

蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法

Info

Publication number
JPH11248151A
JPH11248151A JP10055251A JP5525198A JPH11248151A JP H11248151 A JPH11248151 A JP H11248151A JP 10055251 A JP10055251 A JP 10055251A JP 5525198 A JP5525198 A JP 5525198A JP H11248151 A JPH11248151 A JP H11248151A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
temperature
burner
combustion
regenerative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10055251A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Shimizu
淳 清水
Yoji Fujimoto
洋二 藤本
Junya Bizen
純也 尾前
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP10055251A priority Critical patent/JPH11248151A/ja
Publication of JPH11248151A publication Critical patent/JPH11248151A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Landscapes

  • Regulation And Control Of Combustion (AREA)
  • Air Supply (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】蓄熱式燃焼装置を有する加熱炉において、燃料
原単位を向上させる最適な蓄熱式燃焼装置の排ガス吸引
量制御を行う。 【解決手段】加熱炉における蓄熱式燃焼装置AB1 〜A
4 を備えた燃焼帯について、各蓄熱式燃焼装置から排
出される排ガス温度T1を温度計41で検出すると共
に、加熱炉から排出される加熱炉排ガス温度を温度計4
2で検出し、これら排ガス温度T1,T2、蓄熱式バー
ナ燃料比率α、蓄熱式バーナ排ガス吸引率βとから煙突
32から排出される合成排ガス温度Tgを算出し、これ
が最小となるリジェネ排ガス吸引比率βを設定すること
により、最適な操業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば連続式加熱
炉における燃焼帯の少なくとも1つに備えた蓄熱体を有
して一対のバーナーを交互燃焼させる複数の蓄熱式バー
ナを有する蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の蓄熱式燃焼装置における排ガス吸
引量制御方法としては、例えば本出願人が先に提案した
特開平8−261453号公報(以下、単に従来例と称
す)に記載されているものがある。
【0003】この従来例には、加熱室内に、一対のバー
ナとこれらに接続する蓄熱体とを有する蓄熱式バーナ装
置が複数組設けられ、各対のバーナを所定の切換時間で
切換えながら交互燃焼させる蓄熱式燃焼装置が配設さ
れ、非燃焼バーナ側の蓄熱体から排出される排ガスにお
ける排ガス出口の最大温度を検出し、これら検出値の最
大値が排気装置の耐熱温度と一致する第1設定値以上と
なっときに、各対のバーナを前記所定時間より短い短縮
切換時間で切換燃焼させるようにした蓄熱式バーナ装置
群の制御方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、蓄熱式パーナでの排熱回収量を増加さ
せるために、蓄熱式バーナへ吸引する排ガス量を増加さ
せていくと、蓄熱式バーナでの排熱回収量は増加する
が、蓄熱式バーナから排出される排ガス温度が吸引する
排ガス量の増加に応じて上昇することになるので、蓄熱
式バーナから排出される排ガス顕熱量としては増加する
ことになる。
【0005】一方、蓄熱式バーナへの排ガス吸引量を増
加させた場合には、加熱炉の炉尻側へ流れる排ガス量が
減少するため、予熱帯や、空気予熱器を通過した後の煙
突から排出される排ガス温度は低下し、煙突から排出さ
れる排ガス顕熱は減少することになる。
【0006】しかし,加熱炉から排出される排ガスの合
成排ガス温度を管理せずに、蓄熱式バーナの排ガス吸引
量を増やし、煙突から排出される排ガス顕熱の下降量を
上回るほど、蓄熱式バーナから排出される排ガス顕熱量
を増加させてしまった場合には、結果的に、加熱炉全体
から排出される排ガス顕熱量を増加させることになり、
蓄熱式バーナへの排ガス吸引量の増加により、却って加
熱炉全体としての効率を悪化させてことになるという未
解決の課題がある。
【0007】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、加熱炉全体として
の効率を低下させることなく蓄熱式燃焼装置の排ガス吸
引量を制御することができる蓄熱式燃焼装置における排
ガス吸引量制御方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引
量制御方法は、一対のバーナと、各バーナに接続された
燃焼空気供給兼排ガス排出管の途上にそれぞれ介装した
複数の蓄熱体とを有する蓄熱式バーナを加熱室内に複数
組配設し、前記各対のバーナを、交互に切換燃焼させる
と共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の排ガスを前
記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式燃焼
装置において、少なくとも前記蓄熱式燃焼装置から排出
されるバーナ排ガス温度を検出すると共に、加熱炉から
排出される加熱炉排ガス温度を検出し、これらに基づい
て加熱炉全体としての合成排ガス温度を算出し、算出し
た合成排ガス温度に基づいて蓄熱式燃焼装置で吸引する
排ガス吸引量を制御するようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】この請求項1に係る発明においては、蓄熱
式燃焼装置から排出されるバーナ排ガス温度と加熱炉か
ら排出される加熱炉排ガス温度とを少なくとも検出し、
これらに基づいて算出した加熱炉全体としての合成排ガ
ス温度に基づいて排ガス吸引量を制御することにより、
加熱炉全体としての合成排ガス温度を低下させて、加熱
炉の燃料原単位を向上させる。
【0010】また、請求項2に係る蓄熱式燃焼装置にお
ける排ガス吸引量制御方法は、請求項1に係る発明にお
いて、前記合成排ガス温度は、バーナ排ガス温度及び加
熱炉排ガス温度と、蓄熱式バーナ燃焼比率及び蓄熱式バ
ーナ排ガス吸引率とから算出されることを特徴としてい
る。
【0011】この請求項2に係る発明においては、バー
ナ排ガス温度及び加熱炉排ガス温度と、蓄熱式バーナ燃
焼比率及び蓄熱式バーナ排ガス吸引率とから合成排ガス
温度を算出するので、正確な合成排ガス温度を算出する
ことができる。
【0012】さらに、請求項3に係る蓄熱式燃焼装置に
おける排ガス吸引量制御方法は、請求項2に係る発明に
おいて、前記蓄熱式バーナ排ガス吸引率は、現在の蓄熱
式バーナ燃焼比率における合成排ガス温度が最小となる
ように設定することを特徴としている。
【0013】この請求項3に係る発明においては、蓄熱
式バーナ排ガス吸引率を蓄熱式バーナ燃焼比率における
合成排ガス温度が最小となるように設定することによ
り、燃料原単位を向上させて最適な操業を行うことがで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
概略構成図であって、図中、1は例えばウォーキングビ
ームによって連続的に搬送されるフラットバーFB1
FB11、ビームブランクBB1 〜BB17等の鋼材4を連
続的に加熱する連続式加熱炉であって、鋼材4を左側か
ら装入し、予熱帯5、第1加熱帯6、第2加熱帯7及び
均熱帯8を順次通過して加熱され、加熱を終了した鋼材
4が右側から抽出されて次工程に搬送される。
【0015】第1加熱帯6、第2加熱帯7及び均熱帯8
には、夫々燃焼バーナが配設されているが、第1加熱帯
6及び第2加熱帯7では、上部側に4組の低NOx バー
ナ等の通常燃焼バーナを使用した通常燃焼装置NB1
NB4 が、下部側に4組の蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB
4 が夫々配設され、均熱帯8では上下とも4組の通常燃
焼装置NBU1〜NBU4及びNBL1〜NBL4が配設されて
いる。
【0016】ここで、蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB4
夫々は、図2に示すように、第1加熱帯6及び第2加熱
帯7の左右側壁に互いに対向して配設された一対のガス
バーナ10a,10bを有する。これらガスバーナ10
a,10bの夫々は、その基部に燃料ガス供給口13a
及び燃料空気給排口14aが設けられ、燃焼時には燃料
ガス供給口13aに供給される燃料ガスがガスノズルに
よって加熱帯側に噴射されると共に、ガスノズルの回り
に燃料空気給排口14aに連通された空気ノズルから燃
焼空気が噴射されるが、非燃焼時には空気ノズルから第
1加熱帯6又は第2加熱帯7の加熱排ガスを吸引するよ
うに構成され、燃焼時には、噴射される燃料ガスがガス
ノズルから噴射される燃料ガスと空気ノズルから噴射さ
れる燃焼空気との合流点近傍に配設されたパイロットバ
ーナ17a,17bによって点火される。
【0017】そして、ガスバーナ10a,10bの燃料
ガス供給口13aが燃料遮断弁18a,18bを介し、
さらにメイン遮断弁19、流量調節弁20を介して燃料
ガスとしてのMガスを供給するMガス供給源21に接続
されている。また、パイロットバーナ17a,17bも
遮断弁22a,22bを介してMガス供給源21に接続
されている。
【0018】また、ガスバーナ10a,10bの燃焼空
気給排口14aが蓄熱体23a,23bの一端に接続さ
れ、この蓄熱体23a,23bの他端が空気遮断弁24
a,24bを介し、さらに流量調節弁25を介して燃焼
空気を圧送する空気ブロアー26に接続されていると共
に、排ガス遮断弁27a,27bを介し、さらに流量調
節弁28を介して排ガス吸引ファン(IDF)31に接
続され、排ガスが吸引ファン31で吸引されて煙突32
から大気に放出される。
【0019】ここで、蓄熱体23a,23bの夫々は、
気体流通炉に沿って蓄熱媒体として例えば直径20mm
のアルミナボールが980kg充填されており、このア
ルミナボールに第1加熱帯3又は第2加熱帯4から排出
される高温(例えば1300℃程度)の排ガスと熱交換
されて蓄熱され、この蓄熱が低温の燃焼空気と熱交換さ
れて放熱される。
【0020】そして、ガスバーナ10a,10bの燃焼
空気給排口14aと蓄熱体23a,23bとの間の流路
に燃焼空気温度を検出する燃焼空気温度検出手段として
の例えばPR熱電温度計で構成される燃焼空気温度セン
サ30a,30bが配設されている。
【0021】そして、燃料遮断弁18a,18b、遮断
弁19、流量調節弁20、空気遮断弁24a,24b、
流量調節弁25、排ガス遮断弁27a,27b及び流量
調節弁28が連続式加熱炉1全体を統括するプロセスコ
ンピュータ33に接続されたダイレクトディジタルコン
トローラ(以下、DDCと称す)34によって制御され
る。
【0022】DDC34は、少なくとも燃焼空気温度セ
ンサ30a,30b及び第1加熱帯3及び第2加熱帯4
間の炉温を検出する炉温センサ33a,33bの温度検
出値を読込み、炉温センサ33a,33bの温度検出値
に基づいて燃料ガス流量、燃焼空気流量及び排ガス流量
を設定して、これらに基づいて流量調節弁20,25及
び28の流量目標値を設定すると共に、燃焼空気温度セ
ンサ30a,30bの温度検出値に基づいて燃焼バーナ
の切換えタイミングを決定し、これに応じて燃料遮断弁
18a,18b、空気遮断弁24a,24b及び排ガス
遮断弁27a,27bを開閉制御して、燃焼状態の一方
のガスバーナ例えば10aを燃焼停止させ、非燃焼状態
の他方のガスバーナ10bを燃焼状態に切換える。
【0023】次に、上記第1実施例の動作をDDC34
の燃焼切換処理手順の一例を示す図3のフローチャート
を伴って説明する。DDC34は、連続式加熱炉1の操
業を開始する際に、所定の初期化処理を行って炉内温度
を予め設定された目標温度TT (例えば1300℃)ま
で昇温する昇温処理を実行する。
【0024】この昇温処理は、先ずステップS1で、パ
イロットバーナ17a,17bに点火した状態で、一対
のガスバーナ10a,10bの双方の燃料遮断弁18
a,18b、メイン遮断部19を開状態とすると共に、
空気遮断弁24a,24bを開状態、排ガス遮断弁27
a,27bを閉状態に夫々制御することにより、両ガス
バーナ10a,10bを燃焼状態に制御する。
【0025】次いでステップS2に移行して、炉温セン
サ33a,33bで検出される炉温検出値TD1,TD2
読込み、次いでステップS3に移行して、読込んだ炉温
検出値TD1,TD2が共に設定炉温TS (例えば燃料ガス
の着火点以上の900℃)に達したか否かを判定し、何
れか一方が設定炉温TS 未満であるときには、ステップ
S2に戻り、炉温検出値TD1,TD2が共に設定炉温TS
以上となったときにステップS4に移行する。
【0026】このステップS4では、予め設定された何
れか一方例えばガスバーナ10bを燃焼停止させて非燃
焼状態に切換えるために、先ず燃料遮断弁18bに対す
る指令信号CSFbをオフ状態として、燃料遮断弁18b
を閉操作し、次いで、燃料遮断弁18bが完全に閉状態
となるまでに要する所定時間(例えば1秒以内)経過し
た後に空気遮断弁24bに対する制御信号CSAbをオフ
状態として、空気遮断弁24bを閉操作し、これと同時
に排ガス遮断弁27bに対する制御信号CSGbをオン状
態として排ガス遮断弁27bを開操作する。
【0027】次いで、ステップS5に移行して、所定時
間tS (例えば60秒以内に設定される)が経過したか
否かを判定し、所定時間tS が経過していないときには
これが経過するまで待機し、所定時間tS を経過したと
きにはステップS6に移行する。
【0028】このステップS6では、燃焼中のガスバー
ナ10i(i=b,a)の燃料遮断弁18iに対する制
御信号CSFiをオフ状態として、燃料遮断弁18iを閉
操作し、次いでステップS7に移行して、燃料遮断弁1
8iが完全に閉じるまでに要する所定時間(例えば1秒
以内)経過した後に空気遮断弁24iに対する制御信号
CSAiをオフ状態として空気遮断弁24iを閉操作し、
且つ排ガス遮断弁27iに対する制御信号CSGiをオン
状態として排ガス遮断弁27iを開操作することによ
り、ガスバーナ10iを非燃焼状態に切換える。
【0029】次いで、ステップS8に移行して、他の非
燃焼状態のガスバーナ10j(j=a,b)を燃焼状態
に切換えるために、その排ガス遮断弁27jに対する制
御信号CSGjをオフ状態として排ガス遮断弁27jを閉
操作し、且つ空気遮断弁24jに対する制御信号CSAj
をオン状態として空気遮断弁24jを開操作し、その後
所定時間経過した後にガスバーナ10jの燃料遮断弁1
8jに対する制御信号CSFjをオン状態として、燃料遮
断弁18aを開操作することにより、ガスバーナ10j
に燃料ガスを供給して、これをパイロットバーナ17j
で点火することにより、ガスバーナ10jを燃焼状態に
切換える。
【0030】次いで、ステップS9に移行して、炉温検
出値TD1及びTD2を読込み、次いでステップS10に移
行して、炉温検出値TD1及びTD2が共に予め設定した目
標温度TT に達したか否かを判定し、目標炉温TT 未満
であるときには、ステップS5に戻り、目標炉温TT
上であるときには、昇温過程を終了したものと判断して
図4に示す定常切換制御処理を起動してから昇温処理を
終了する。
【0031】この状態となると、各ガスバーナ10a,
10bの蓄熱体23a,23bでの蓄熱が1000℃以
上1200℃以下の範囲内となり、燃焼空気の予熱に好
適な状態となる。
【0032】定常切換制御処理は、所定時間(例えば1
0msec)毎のタイマ割込処理として実行され、先
ず、ステップS11で、現在燃焼中のガスバーナ10i
(i=a,b)を検出し、次いで、ステップS12に移
行して、燃焼中のガスバーナ側の燃焼空気温度センサ3
0iで検出した燃焼空気温度TAiを読込み、次いでステ
ップS13に移行して、燃焼空気温度TAiが予め設定し
た下限設定温度TL (例えば1000℃)に達したか否
かを判定する。この判定は、蓄熱体23iで予熱された
燃焼空気の温度が低下して、炉内温度を低下させる要因
となるか否かを判定するものであり、TAi>TL である
ときには、蓄熱体23iで予熱された燃焼空気によって
炉内温度が低下することがないものと判断して、そのま
まタイマ割込処理を終了して炉内温度を監視制御する所
定のメインプログラムに復帰し、T Ai≦TL であるとき
には、炉内温度を低下させる要因となるものと判断して
ステップS14に移行する。
【0033】このステップS14では、現在燃焼状態の
ガスバーナ10iを燃焼停止させて非燃焼状態に切換え
るために、先ずガスバーナ10iの燃料遮断弁18iに
対する制御信号CSFiをオフ状態として、燃料遮断弁1
8iを閉操作し、次いでステップS15に移行して、燃
料遮断弁18iが完全に閉じるまでに要する所定時間
(例えば1秒以内)経過した後に空気遮断弁24iに対
する制御信号CSAiをオフ状態として空気遮断弁24i
を閉操作し、且つ排ガス遮断弁27iに対する制御信号
CSGiをオン状態として排ガス遮断弁27iを開操作す
ることにより、ガスバーナ10iを非燃焼状態に切換え
る。
【0034】次いで、ステップS16に移行して、他の
非燃焼状態のガスバーナ10j(j=b、a)を燃焼状
態に切換えるために、その排ガス遮断弁27jに対する
制御信号CSGjをオフ状態として排ガス遮断弁27jを
閉操作し、且つ空気遮断弁24jに対する制御信号CS
Ajをオン状態として空気遮断弁24jを開操作し、その
後所定時間経過した後にガスバーナ10jの燃料遮断弁
18jに対する制御信号CSFjをオン状態として、燃料
遮断弁18jを開操作することにより、ガスバーナ10
jに燃料ガスを供給して、これをパイロットバーナ17
jで点火することにより、ガスバーナ10jを燃焼状態
に切換えてからタイマ割込処理を終了してメインプログ
ラムに復帰する。
【0035】したがって、連続式加熱炉が操業開始し
て、図3の昇温制御処理によって炉内温度が目標炉温に
達すると、図4の定常切換制御処理が実行されることに
なる。このとき、一方のガスバーナ10aが燃焼状態に
あり、他方のバスバーナ10bが非燃焼状態にあるもの
とすると、この状態では、燃焼状態のガスバーナ10a
に対しては、外気から空気ブロア26によって圧送され
る冷風状態(例えば20℃)の燃焼空気が流量調節弁2
5、空気遮断弁24aを介して蓄熱体23aに供給さ
れ、この蓄熱体23aで蓄熱されたアルミナボールと熱
交換されて1000℃以上に予熱された状態でガスバー
ナ10aの燃焼空気給排口14aに供給され、ガスノズ
ル13から噴射される燃料ガスと混合されて燃焼され
て、炉内を加熱する。
【0036】これと同時に、他方の非燃焼状態のガスバ
ーナ10bでは、空気一次ノズル15及び空気2次ノズ
ル16が燃焼空気室14、燃焼空気給排口14a、蓄熱
体23b、排ガス遮断弁27b、流量調節弁28を介し
て排ガス吸引ファン8に連通され、この排ガス吸引ファ
ン8によって炉内の排ガスが吸引されて蓄熱体23bを
通って排出され、蓄熱体23b内のアルミナボールと熱
交換することにより、蓄熱体23bの蓄熱温度が徐々に
上昇される。
【0037】このとき、ガスバーナ10aが燃焼状態
に、ガスバーナ10bが非燃焼状態に夫々切換えられた
直後であるものとすると、燃焼状態のガスバーナ10a
側の蓄熱体2aで予熱された燃焼空気の温度は、図5で
実線図示の特性曲線La で示すように、蓄熱体23aの
飽和温度例えば1200℃であり、一方、非燃焼状態の
ガスバーナ10bの蓄熱体23bの温度は、一点鎖線図
示の特性曲線Lb で示すように、前回の燃焼時に放熱さ
れた設定下限温度TL である1000℃となっており、
ガスバーナ10b側の排ガス遮断弁27bの出側の温度
は、図5の特性曲線Lc で示すように、酸露点温度(1
70℃前後)より高い例えば190℃程度になってい
る。
【0038】このため、図4の定常燃焼切換処理が実行
されると、ステップS11で燃焼状態であるガスバーナ
10aが検出され、次いで、このガスバーナ10a側の
燃焼空気温度センサ30aの燃焼空気温度TDaを読込
み、次いでステップS3で読込んだ燃焼空気温度TDa
下限設定温度TL 以下であるか否かを判定するが、この
状態ではガスバーナ10aで燃焼を開始した直後である
ため、蓄熱体23aの蓄熱温度が1200℃程度であ
り、燃焼空気温度も略等しいので、TDa>TL となり、
そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログ
ラムに復帰する。
【0039】したがって、ガスバーナ10aでの燃焼状
態が継続されると共に、ガスバーナ10bでの排ガス回
収状態が継続されるが、ガスバーナ10aに供給される
燃焼空気の温度は、図5の特性曲線La で示すように、
時間の経過と共に徐々に低下する一方、ガスバーナ10
b側の蓄熱体23bの温度が図5の特性曲線Lb で示す
ように徐々に上昇し、これに伴って排ガス遮断弁27b
の出側温度も図5の特性曲線Lc に示すように、徐々に
上昇する。
【0040】その時、時点t1 でガスバーナ10aに供
給される燃焼空気温度TDaが下限設定温度TL に達する
と、図3の処理が実行されたときに、ステップS13か
らステップS14に移行することになり、ガスバーナ1
0aの燃料遮断弁18aに対する制御信号CSFaをオフ
状態として、燃料遮断弁18aを閉操作する。このた
め、図6に示すように、燃料遮断弁18aが徐々に閉じ
られる。
【0041】次いで、ステップS15に移行して、燃料
遮断弁18aが完全に閉じるまでに要する所定時間(例
えば1秒以内)経過した時点t2 では、燃料遮断弁18
aが閉じ切ることにより、バスバーナ10aへの燃料ガ
スの供給が完全に遮断され、これによってガスバーナ1
0aの燃焼が停止される。これと同時に、時点t2 で空
気遮断弁24aに対する制御信号CSAaをオフ状態とし
て空気遮断弁24aを閉操作し、且つ排ガス遮断弁27
aに対する制御信号CSGaをオン状態として排ガス遮断
弁27aを開操作することにより、図6に示すように、
空気遮断弁24aが徐々に閉じられ、これと同時に排ガ
ス遮断弁27aが徐々に開かれ、これによってガスバー
ナ10aが非燃焼状態の排ガス回収状態に切換えられ
る。
【0042】次いで、ステップS16に移行して、他の
非燃焼状態のガスバーナ10bの排ガス遮断弁27bに
対する制御信号CSGbをオフ状態として排ガス遮断弁2
7bを閉操作し、且つ空気遮断弁24bに対する制御信
号CSAbをオン状態として空気遮断弁24bを開操作す
ることにより、図6に示すように、時点t2 から排ガス
遮断弁27bが徐々に閉じると共に、空気遮断弁24b
が徐々に開かれることにより、排ガス回収状態からガス
バーナ10bに高温の蓄熱体23bで予熱された燃焼空
気を供給する燃焼準備状態に移行し、その後所定時間経
過した空気遮断弁24b及び排ガス遮断弁24aが全開
状態となった後の時点t4 でガスバーナ10bの燃料遮
断弁18bに対する制御信号CSFbをオン状態として、
図6に示すように、燃料遮断弁18bを開操作すること
により、ガスバーナ10bに燃料ガスが供給開始され、
これがパイロットバーナ17bで点火されることによ
り、ガスバーナ10bを燃焼状態に切換える。
【0043】このように、ガスバーナ10bが燃焼状態
に切換わると、時間の経過と共に図4の特性曲線Lb
示すように、燃焼空気温度TDbが徐々に低下し、逆にガ
スバーナ10aで回収された排ガスによって蓄熱体23
aの温度が徐々に上昇され、これに応じて排ガス遮断弁
27aの出側の排ガス温度が特性曲線Ld で示すよう
に、徐々に上昇する。
【0044】そして、このガスバーナ10bの燃焼状態
が、燃焼空気温度TDbが下限設定温度TL 以下となるま
で継続され、燃焼空気温度TDbが加減設定温度TL 以下
となると、ガスバーナ10bが燃焼状態から非燃焼状態
に、逆にガスバーナ10aが非燃焼状態から燃焼状態に
切換えられる。その後、燃焼状態のガスバーナ10iに
供給される燃焼空気温度TDiが下限設定温度TL 以下と
なる毎に燃焼バーナの切換えが行われる。
【0045】このようにして、蓄熱式燃焼装置AB1
AB4 の各バーナ10a及び10bが交互に切換燃焼さ
れることにより、加熱帯6及び7の炉温を設定温度に維
持するものであるが、これら蓄熱式燃焼装置AB1 〜A
4 における非燃焼側のバーナ10a(又は10b)で
蓄熱体23a(又は23b)に蓄熱させるための排ガス
吸引量が以下述べるように制御される。
【0046】すなわち、排ガス吸引ファン31で吸引さ
れる各蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB 4 から排出される排
ガスの温度即ちバーナ排ガス温度をバーナ排ガス温度計
41で検出すると共に、第1加熱帯6から予熱帯5及び
空気予熱器43を通過して煙突32に到る加熱炉排ガス
温度を空気予熱器43の出側で加熱炉排ガス温度計42
によって検出し、これらを前述したDDC34に入力す
る。
【0047】このDDC34では、前述した昇温処理及
び定常燃焼切換処理の他に、バーナ排ガス温度計41で
検出されたバーナ排ガス温度T1及び加熱炉排ガス温度
計42で検出された加熱炉排ガス温度T2に基づいて所
定の演算処理を実行して、煙突32から放出される加熱
炉排ガス及び蓄熱バーナ排ガスが混合された合成排ガス
の温度Tgを算出し、この合成排ガス温度Tgが最小と
なる蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB4 における燃焼側バー
ナから燃焼によって放出される排ガス量に占める非燃焼
側バーナで吸引する排ガス量の割合を表す蓄熱式バーナ
排ガス吸引率としてのリジェネ排ガス吸引率βを求め、
この排ガス吸引率βに基づいて非燃焼側バーナで吸引す
る排ガス量を決定し、これに基づいて排ガス調節弁28
を制御する。
【0048】ここで、合成排ガス温度Tgは、各加熱帯
6及び7における通常燃焼装置NB〜NB4 と蓄熱式燃
焼装置AB1 〜AB4 を含めた全バーナに対する燃料投
入量に占める蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB4 の燃料投入
量割合を示す蓄熱式バーナ燃焼比率としてのリジェネ燃
焼比率αと、上記リジェネ排ガス吸引率βと、バーナ排
ガス温度T1及び加熱炉排ガス温度T2とから下記
(1)式に基づいて算出する。
【0049】 Tg=T2{(1−α)+α(1−β)}+T1・α・β =T2(1−αβ)+T1・α・β …………(1) この(1)式においてリジェネ燃焼比率αを例えば20
%、40%、60%及び80%としたときのバーナ排ガ
ス温度T1、加熱炉排ガス温度T2、合成排ガス温度T
gとリジェネ排ガス吸引率βとの関係は図7、図8、図
9及び図10に示すようになる。
【0050】したがって、操業開始時における昇温過程
では、ガスバーナ10a,10bで交互燃焼を行うまで
の間は、排ガス遮断弁27a及び27bが閉状態である
ので、リジェネ排ガス吸引率βが“0”となっていると
共に、温度計41のバーナ排ガス温度T1はその周りの
雰囲気温度となっている。
【0051】この状態から、炉温センサ30a,30b
で検出した炉温検出値TD1,TD2が設定炉温TS に達す
ると、ガスバーナ10a及び10bで交互燃焼が開始さ
れることになり、非燃焼側のガスバーナ10a(又は1
0b)に連通する排ガス遮断弁27a(又は27b)が
開状態となり、各加熱帯6,7内の排ガスが排ガス吸引
ファン31によって排ガス調節弁28で設定された排ガ
ス流量で吸引されて蓄熱体23a(又は23b)を通じ
て煙突32に排出される。
【0052】このため、蓄熱体23a(又は23b)が
高温の排ガスと熱交換することにより蓄熱される。この
ときの、排ガス吸引量は、リジェネ燃焼比率αが20%
であるとすると、前記(1)式によって算出される合成
排ガス温度Tgは、図7に示すように、リジェネ排ガス
吸引率βを下限値である0.5に設定した場合には、非
燃焼側のガスバーナ10a(又は10b)から燃焼側の
ガスバーナ10b(又は10a)から各加熱帯6,7内
に放出される排ガス量の半分を吸引することになり、吸
引量が少ないため、温度計41で検出されるバーナ排ガ
ス温度T1は150℃程度の低温となるが、残りの排ガ
ス量が予熱帯5、空気予熱器43を介して煙突32に排
出されるので、温度計42で検出される加熱炉排ガス温
度T2は470℃程度の高温となる。
【0053】このため、合成排ガス温度Tgは、蓄熱式
燃焼装置AB1 〜AB4 の燃焼比率αが低く、さらに吸
引量が吐出量の半分であるので、蓄熱式燃焼装置AB1
〜AB4 から排出される排ガス量は予熱帯5及び予熱空
気交換器43を通じて排出される加熱炉排ガス量より格
段に少なく、加熱炉排ガス温度T2に近い440℃程度
となる。
【0054】この状態で、リジェネ排ガス吸引率βを増
加させると、これに応じて蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB
4 による排ガス吸引量が増加し、バーナ排ガス温度T1
が上昇することになるが、その排ガス吸引量の増加幅は
蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB 4 のリジェネ燃料比率αが
小さいため小さいので、合成排ガス温度Tgの減少幅も
小さい。
【0055】さらに、リジェネ排ガス吸引率βを増加さ
せることにより、バーナ排ガス温度T1と加熱炉排ガス
温度T2が等しくなると、合成排ガス温度Tgも等しい
値となり、以後リジェネ排ガス吸引率βが増加するにつ
れて合成排ガス温度が低下し、リジェネ排ガス吸引率β
が1.5になると、排ガス遮断弁27a,27bの耐熱
温度である例えば370℃と略等しくなる。
【0056】したがって、蓄熱式燃焼装置AB1 〜AB
4 のリジェネ燃焼比率αが20%であるときには、リジ
ェネ吸引率βを大きくする程、合成排ガス温度Tgを小
さくすることができるが、温度計41で検出するバーナ
排ガス温度T1が排ガス遮断弁27a,27b等の耐熱
温度を越えることになるので、排ガス遮断弁27a,2
7bの性能を確保するために、リジェネ排ガス吸引率β
として、温度計41で検出されるバーナ排ガス温度T1
が耐熱温度と略等しい温度となる1.1が設定される。
【0057】その後、リジェネ燃焼比率αが増加する
と、これに応じて蓄熱式燃焼装置AB 1 〜AB4 の排ガ
ス吸引量が増加することにより、図8〜図10に示すよ
うに、合成排ガス温度Tgが放物線状となって、その変
極点となる最小温度が排ガス遮断弁24a,24bの耐
熱温度より順次低くなると共に、このときのリジェネ排
ガス吸引率βが順次低くなる。
【0058】このため、リジェネ燃焼比率αが増加する
に応じて合成排ガス温度Tgが最小となるように順次リ
ジェネ排ガス吸引率βを小さい値に設定することによ
り、バーナ排ガス温度T1を排ガス遮断弁27a,27
bの耐熱温度以下に維持しながら最適操業を行って燃料
原単位を低下させることができる。
【0059】その後、昇温工程から定常状態に移行する
と、そのときのリジェネ燃焼比率αが設定値に維持され
ることから、このときのリジェネ燃焼比率αに応じて算
出される合成排ガス温度Tgが最小となるようにリジッ
ネ排ガス吸引率を設定することにより、昇温工程と同様
にバーナ排ガス温度T1を排ガス遮断弁27a,27b
の耐熱温度以下に維持しながら最適操業を行って燃料原
単位を低下させることができる。
【0060】なお、上記実施形態においては、第1及び
第2の加熱帯6,7を有する場合について説明したが、
これに限定されるものではなく、加熱帯が1つ又は3以
上である場合であっても、各帯の蓄熱式燃焼装置のバー
ナ排ガス温度T1と加熱炉排ガス温度T2、リジェネ燃
焼比率α及びリジェネ排ガス吸引率βに基づいて合成排
ガス温度Tgを算出し、これが最小となるリジェネ排ガ
ス吸引率βを設定することにより、燃料原単位を向上さ
せる最適な操業を行うことができる。
【0061】また、上記実施形態においては、蓄熱式燃
焼装置AB1 〜AB4 に供給する燃料としてMガスを使
用する場合について説明したが、これに限定されるもの
でなはく、他の燃料ガスや重油等の液体燃料を使用する
ことができる。
【0062】さらに、上記実施形態においては蓄熱式燃
焼装置AB1 〜AB4 におけるガスバーナ10a,10
bに対する燃焼空気の供給及び排ガスの排出を個別の空
気遮断弁24a,24b及び排ガス遮断弁27a,27
bで行う場合について説明したが、これらに限らずエア
シリンダ等によって流路を切換える方向切換片や、特開
平1−219411号公報に開示されているように流体
力学的にコアンダ効果を利用して切換機構を構成するよ
うにしてもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、蓄熱式燃焼装置から排出されるバーナ排ガ
ス温度と加熱炉から排出される加熱炉排ガス温度とを少
なくとも検出し、これらに基づいて算出した加熱炉全体
としての合成排ガス温度に基づいて排ガス吸引量を制御
することにより、加熱炉全体としての合成排ガス温度を
低下させて、加熱炉の燃料原単位を向上させることがで
きるという効果が得られる。
【0064】また、請求項2に係る発明によれば、バー
ナ排ガス温度及び加熱炉排ガス温度と、蓄熱式バーナ燃
焼比率及び蓄熱式バーナ排ガス吸引率とから合成排ガス
温度を算出するので、正確な合成排ガス温度を算出する
ことができるという効果が得られる。
【0065】さらに、請求項3に係る発明によれば、排
ガス吸引率を蓄熱式バーナ燃焼比率における合成排ガス
温度が最小となるように設定することにより、燃料原単
位を向上させて最適な操業を行うことができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】蓄熱式燃焼装置の一例を示す概略構成図であ
る。
【図3】蓄熱式燃焼装置の燃焼切換処理の一例を示すフ
ローチャートである。
【図4】蓄熱式燃焼装置の定常燃焼切換処理の一例を示
すフローチャートである。
【図5】燃焼バーナの切換えによる蓄熱体の前後の温度
変化及び排ガス温度変化を示すタイムチャートである。
【図6】蓄熱式燃焼装置の各弁の切換タイミングを示す
タイムチャートである。
【図7】リジェネ燃焼比率が20%であるときのバーナ
排ガス温度、加熱炉排ガス温度及び合成排ガス温度とリ
ジェネ排ガス吸引率との関係を示す特性線図である。
【図8】リジェネ燃焼比率が40%であるときのバーナ
排ガス温度、加熱炉排ガス温度及び合成排ガス温度とリ
ジェネ排ガス吸引率との関係を示す特性線図である。
【図9】リジェネ燃焼比率が60%であるときのバーナ
排ガス温度、加熱炉排ガス温度及び合成排ガス温度とリ
ジェネ排ガス吸引率との関係を示す特性線図である。
【図10】リジェネ燃焼比率が80%であるときのバー
ナ排ガス温度、加熱炉排ガス温度及び合成排ガス温度と
リジェネ排ガス吸引率との関係を示す特性線図である。
【符号の説明】 1 連続式加熱炉 5 予熱帯 6 第1加熱帯 7 第2加熱帯 8 均熱帯 AB1 〜AB4 蓄熱式燃焼装置 10a,10b ガスバーナ 23a,23b 蓄熱体 27a,27b 排ガス遮断弁 28 排ガス流量調節弁 31 排ガス吸引ファン 41 バーナ排ガス温度計 42 加熱炉排ガス温度計

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のバーナと、各バーナに接続された
    燃焼空気供給兼排ガス排出管の途上にそれぞれ介装した
    複数の蓄熱体とを有する蓄熱式バーナを加熱室内に複数
    組配設し、前記各対のバーナを、交互に切換燃焼させる
    と共に、非燃焼側バーナから前記加熱室内の排ガスを前
    記蓄熱体に導入して熱交換を行うようにした蓄熱式燃焼
    装置において、少なくとも前記蓄熱式燃焼装置から排出
    されるバーナ排ガス温度を検出すると共に、加熱炉から
    排出される加熱炉排ガス温度を検出し、これらに基づい
    て加熱炉全体としての合成排ガス温度を算出し、算出し
    た合成排ガス温度に基づいて蓄熱式燃焼装置で吸引する
    排ガス吸引量を制御するようにしたことを特徴とする蓄
    熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法。
  2. 【請求項2】 前記合成排ガス温度は、バーナ排ガス温
    度及び加熱炉排ガス温度と、蓄熱式バーナ燃焼比率及び
    蓄熱式バーナ排ガス吸引率とから算出されることを特徴
    とする請求項1記載の蓄熱式燃焼装置における排ガス吸
    引量制御方法。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱式バーナ排ガス吸引率は、現在
    の蓄熱式バーナ燃焼比率における合成排ガス温度が最小
    となるように設定することを特徴とする請求項2記載の
    蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法。
JP10055251A 1998-03-06 1998-03-06 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法 Pending JPH11248151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055251A JPH11248151A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10055251A JPH11248151A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248151A true JPH11248151A (ja) 1999-09-14

Family

ID=12993388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10055251A Pending JPH11248151A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248151A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002057501A1 (fr) * 2001-01-17 2002-07-25 Kawasaki Steel Corporation Four de rechauffage equipe de bruleurs regeneratifs et procede d'exploitation du four de rechauffage

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002057501A1 (fr) * 2001-01-17 2002-07-25 Kawasaki Steel Corporation Four de rechauffage equipe de bruleurs regeneratifs et procede d'exploitation du four de rechauffage
US6644962B2 (en) 2001-01-17 2003-11-11 Kawasaki Steel Corporation Heating furnace having heat regenerating burners and operation method thereof
EP1757707A3 (en) * 2001-01-17 2007-06-20 JFE Steel Corporation Heating furnace having heat regenerating burners and operation method thereof

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106051774A (zh) 一种智能式连续蓄热燃烧装置及其控制方法
KR101108617B1 (ko) 가열로 연소배가스의 현열 회수 시스템
JP3267140B2 (ja) 加熱炉、その燃焼制御方法及び燃焼制御装置
JP3078434B2 (ja) 加熱設備およびそれを使用した加熱方法
JP3235700B2 (ja) 蓄熱式バーナ装置の廃ガス温度制御装置
JPH11248151A (ja) 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法
JP3095964B2 (ja) 蓄熱式燃焼バーナシステムの燃焼制御方法
JPH11337052A (ja) 蓄熱式バーナをそなえた炉の炉温制御方法
CN205979793U (zh) 一种智能式连续蓄热燃烧装置
JP3617202B2 (ja) 加熱炉およびその操業方法
JPH07120171A (ja) 蓄熱式交番燃焼バーナシステムを備えた加熱炉の操炉方法
JP2807183B2 (ja) 蓄熱式燃焼バーナシステムのNOx抑制方法
JP3674969B2 (ja) 加熱装置の加熱室内圧力制御装置
JPH08152273A (ja) 酸化・還元加熱炉
JP3677797B2 (ja) 加熱装置の加熱室内圧力制御装置
JP3799841B2 (ja) 加熱炉の操業方法
JP3747481B2 (ja) 蓄熱式バーナ装置における燃焼制御装置
JPH08319520A (ja) 連続焼鈍炉
JP3007275B2 (ja) 蓄熱式燃焼バーナシステムのNOx制御方法
JP2000097431A (ja) 蓄熱式燃焼装置における排ガス吸引量制御方法
JP3425705B2 (ja) 蓄熱式バーナ装置群の制御方法
JPS5956508A (ja) 溶鉱炉用熱風炉における燃焼制御方法
JPH07280461A (ja) 加熱炉の炉圧制御方法
JP3048874B2 (ja) 蓄熱式バーナ装置群の燃焼切換方法
JP2001098320A (ja) 加熱炉の炉圧制御方法