JPH11247966A - ドライブプレ−ト - Google Patents
ドライブプレ−トInfo
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- JPH11247966A JPH11247966A JP5378198A JP5378198A JPH11247966A JP H11247966 A JPH11247966 A JP H11247966A JP 5378198 A JP5378198 A JP 5378198A JP 5378198 A JP5378198 A JP 5378198A JP H11247966 A JPH11247966 A JP H11247966A
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- plate
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 5
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Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 トルクコンバ−タ用の連結孔を低コストで補
強する。 【解決手段】 トルクコンバ−タ用の連結孔13とクラ
ンクシャフト用の連結孔11とを有する円板状のプレ−
ト部3と、その外周に配置されたエンジン始動用のリン
グギヤ部5とを有し、プレ−ト部3に部分的な切れ目2
1を入れて形成した舌部23をプレ−ト部3に折り重
ね、その部分に連結孔13を加工した。
強する。 【解決手段】 トルクコンバ−タ用の連結孔13とクラ
ンクシャフト用の連結孔11とを有する円板状のプレ−
ト部3と、その外周に配置されたエンジン始動用のリン
グギヤ部5とを有し、プレ−ト部3に部分的な切れ目2
1を入れて形成した舌部23をプレ−ト部3に折り重
ね、その部分に連結孔13を加工した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エンジンのクラ
ンクシャフトと自動変速機のトルクコンバ−タとを連結
するドライブプレ−トに関する。
ンクシャフトと自動変速機のトルクコンバ−タとを連結
するドライブプレ−トに関する。
【0002】
【従来の技術】公開実用平成4−84955号公報に図
3と図4のようなドライブプレ−ト201が記載されて
いる。
3と図4のようなドライブプレ−ト201が記載されて
いる。
【0003】このドライブプレ−ト201は、エンジン
のクランクシャフトと自動変速機のトルクコンバ−タと
を連結するものであり、円板状のプレ−ト部203と、
その外周に設けられたリングギヤ部205とから構成さ
れている。
のクランクシャフトと自動変速機のトルクコンバ−タと
を連結するものであり、円板状のプレ−ト部203と、
その外周に設けられたリングギヤ部205とから構成さ
れている。
【0004】プレ−ト部203には、クランクシャフト
用の連結孔207、トルクコンバ−タ用の連結孔20
9、剛性を調整するフレックスホ−ル211などが形成
されている。
用の連結孔207、トルクコンバ−タ用の連結孔20
9、剛性を調整するフレックスホ−ル211などが形成
されている。
【0005】リングギヤ部205はエンジン始動用のリ
ングギヤであり、連結孔207はボルトによってクラン
クシャフトに連結され、連結孔209はボルトによって
トルクコンバ−タに連結される。
ングギヤであり、連結孔207はボルトによってクラン
クシャフトに連結され、連結孔209はボルトによって
トルクコンバ−タに連結される。
【0006】又、ドライブプレ−ト201はプレ−ト部
203に設けたフレックスホ−ル211により剛性を適
度に低減させてフレキシブルにされており、例えば、ク
ランクシャフトの回転中心軸とトルクコンバ−タの回転
中心軸との間に傾斜が生じたときは、プレ−ト部203
の撓みによってこの傾斜を吸収し、エンジンとトルクコ
ンバ−タの振動や破損などを防止する。
203に設けたフレックスホ−ル211により剛性を適
度に低減させてフレキシブルにされており、例えば、ク
ランクシャフトの回転中心軸とトルクコンバ−タの回転
中心軸との間に傾斜が生じたときは、プレ−ト部203
の撓みによってこの傾斜を吸収し、エンジンとトルクコ
ンバ−タの振動や破損などを防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ドライブプレ−ト20
1にはこのように大きな応力が掛かり、この応力は外側
のトルクコンバ−タ用連結孔209付近で最大になる。
1にはこのように大きな応力が掛かり、この応力は外側
のトルクコンバ−タ用連結孔209付近で最大になる。
【0008】図4のように、ドライブプレ−ト201の
連結孔209付近は肉厚が他の部分と同一であり、特に
強度は高くない。
連結孔209付近は肉厚が他の部分と同一であり、特に
強度は高くない。
【0009】従って、大きな応力が掛かると連結孔20
9にクラックが発生する恐れがある。
9にクラックが発生する恐れがある。
【0010】他のドライブプレ−トには、トルクコンバ
−タ用連結孔をその周囲に別体の補強部材を溶接して強
化するものがある。この補強部材には連結孔が加工され
ており、溶接はドライブプレ−トと補強部材の孔位置を
合わせて行われる。
−タ用連結孔をその周囲に別体の補強部材を溶接して強
化するものがある。この補強部材には連結孔が加工され
ており、溶接はドライブプレ−トと補強部材の孔位置を
合わせて行われる。
【0011】しかし、別体の補強部材を用いると部品点
数が増える上に、補強部材が別体であるからドライブプ
レ−トと一体にするために溶接のような手段が必要であ
り、大きなコスト上昇を招く。
数が増える上に、補強部材が別体であるからドライブプ
レ−トと一体にするために溶接のような手段が必要であ
り、大きなコスト上昇を招く。
【0012】そこで、この発明は、トルクコンバ−タ用
の連結孔を低コストで補強したドライブプレ−トの提供
を目的とする。
の連結孔を低コストで補強したドライブプレ−トの提供
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1のドライブプレ
−トは、自動変速機のトルクコンバ−タ側に連結するた
めの連結孔とエンジンのクランクシャフト側に連結する
ための連結孔とを有する円板状のプレ−ト部と、その外
周に配置されたエンジン始動用のリングギヤ部とを有す
るドライブプレ−トであって、プレ−ト部に部分的な切
れ目を施して形成された舌部をプレ−ト部に折り重ねた
部分に、トルクコンバ−タ用の前記連結孔を形成すると
を特徴とする。
−トは、自動変速機のトルクコンバ−タ側に連結するた
めの連結孔とエンジンのクランクシャフト側に連結する
ための連結孔とを有する円板状のプレ−ト部と、その外
周に配置されたエンジン始動用のリングギヤ部とを有す
るドライブプレ−トであって、プレ−ト部に部分的な切
れ目を施して形成された舌部をプレ−ト部に折り重ねた
部分に、トルクコンバ−タ用の前記連結孔を形成すると
を特徴とする。
【0014】本発明のドライブプレ−トでは、プレ−ト
部に部分的な切れ目を入れて舌部を形成し、この舌部を
プレ−ト部に折り重ね、この折り重ね部分にトルクコン
バ−タ用の連結孔を加工した。
部に部分的な切れ目を入れて舌部を形成し、この舌部を
プレ−ト部に折り重ね、この折り重ね部分にトルクコン
バ−タ用の連結孔を加工した。
【0015】このように、トルクコンバ−タ用の連結孔
は舌部を折り重ねたことによって強化されたから、大き
な応力を受けてもクラックの発生が防止される。
は舌部を折り重ねたことによって強化されたから、大き
な応力を受けてもクラックの発生が防止される。
【0016】又、従来例と異なって、補強用の別部材が
不要であると共に、舌部がドライブプレ−トと一体であ
り溶接が不要であるから、極めて低コストで実施でき
る。
不要であると共に、舌部がドライブプレ−トと一体であ
り溶接が不要であるから、極めて低コストで実施でき
る。
【0017】又、舌部をプレ−ト部に折り重ねた後に連
結孔を孔明け加工するから、プレ−ト部と舌部との孔位
置合わせも不要である。
結孔を孔明け加工するから、プレ−ト部と舌部との孔位
置合わせも不要である。
【0018】請求項2の発明は、請求項1記載のドライ
ブプレ−トであって、舌部を折り曲げた後に形成された
孔を、フレックスホ−ルに利用したことを特徴とし、請
求項1の構成と同等の効果を得る。
ブプレ−トであって、舌部を折り曲げた後に形成された
孔を、フレックスホ−ルに利用したことを特徴とし、請
求項1の構成と同等の効果を得る。
【0019】これに加えて、舌部を折り曲げた後に形成
される孔をフレックスホ−ルに利用したから、フレック
スホ−ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコ
ストが低減される。
される孔をフレックスホ−ルに利用したから、フレック
スホ−ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコ
ストが低減される。
【0020】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載のドライブプレ−トであって、プレ−ト部の舌部を
折り曲げる箇所に、凹状の切り欠きを形成したことを特
徴とし、請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得
る。
記載のドライブプレ−トであって、プレ−ト部の舌部を
折り曲げる箇所に、凹状の切り欠きを形成したことを特
徴とし、請求項1又は請求項2の構成と同等の効果を得
る。
【0021】これに加えて、舌部を折り曲げる箇所(切
れ目の端部)に凹状の切り欠きを形成したことにより、
舌部の折り曲げ加工が容易になる。
れ目の端部)に凹状の切り欠きを形成したことにより、
舌部の折り曲げ加工が容易になる。
【0022】更に、折り曲げ加工する際に切れ目の端部
に生じる応力集中が、この切り欠きによって緩和される
から、クラックが防止される。
に生じる応力集中が、この切り欠きによって緩和される
から、クラックが防止される。
【0023】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれか一項に記載のドライブプレ−トであって、複
数箇所の舌部が、周方向均等位置に配置されたことを特
徴とし、請求項1乃至請求項3のいずれかと同等の効果
を得る。
のいずれか一項に記載のドライブプレ−トであって、複
数箇所の舌部が、周方向均等位置に配置されたことを特
徴とし、請求項1乃至請求項3のいずれかと同等の効果
を得る。
【0024】これに加えて、舌部をプレ−ト部の回転中
心を挟んで対称位置に配置したことにより各舌部の慣性
モ−メントが釣り合うから、舌部を設けてもドライブプ
レ−トにアンバランスは発生しない。
心を挟んで対称位置に配置したことにより各舌部の慣性
モ−メントが釣り合うから、舌部を設けてもドライブプ
レ−トにアンバランスは発生しない。
【0025】従って、バランス用の錘を取り付ける必要
がなく、ドライブプレ−トには回転振動の防止コストが
掛からない。
がなく、ドライブプレ−トには回転振動の防止コストが
掛からない。
【0026】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれか一項に記載のドライブプレ−トであって、舌
部を、プレ−ト部の径方向外側方向に折り重ねたことを
特徴とし、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等の効
果を得る。
のいずれか一項に記載のドライブプレ−トであって、舌
部を、プレ−ト部の径方向外側方向に折り重ねたことを
特徴とし、請求項1乃至請求項4のいずれかと同等の効
果を得る。
【0027】これに加えて、プレ−ト部の径方向外側方
向に舌部を折り重ねたことにより、トルクコンバ−タ用
連結孔を、従来からの位置を変えずに補強することがで
きる。
向に舌部を折り重ねたことにより、トルクコンバ−タ用
連結孔を、従来からの位置を変えずに補強することがで
きる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1と図2によって本発明の一実
施形態を説明する。この実施形態は請求項1、2、3、
4、5の特徴を備えており、図1はこの実施形態のドラ
イブプレ−ト1を示す。
施形態を説明する。この実施形態は請求項1、2、3、
4、5の特徴を備えており、図1はこの実施形態のドラ
イブプレ−ト1を示す。
【0029】図1のように、ドライブプレ−ト1は、円
板状のプレ−ト部3と、その外周に一体形成されたリン
グギヤ部5とから構成されている。
板状のプレ−ト部3と、その外周に一体形成されたリン
グギヤ部5とから構成されている。
【0030】このリングギヤ部5はエンジン始動用のリ
ングギヤである。
ングギヤである。
【0031】プレ−ト部3には、クランクシャフトとの
位置決め孔7、クランクシャフトとの印籠部9、クラン
クシャフト側に固定するためのボルト孔11(連結
孔)、トルクコンバ−タ側に固定するためのボルト孔1
3(連結孔)などの他に、各4個のフレックスホ−ル1
5、17が設けられている。
位置決め孔7、クランクシャフトとの印籠部9、クラン
クシャフト側に固定するためのボルト孔11(連結
孔)、トルクコンバ−タ側に固定するためのボルト孔1
3(連結孔)などの他に、各4個のフレックスホ−ル1
5、17が設けられている。
【0032】ドライブプレ−ト1はボルトによってボル
ト孔11をエンジンのクランクシャフト側に連結され、
ボルトによってボルト孔13を自動変速機のトルクコン
バ−タのボス部19(図2)に連結される。
ト孔11をエンジンのクランクシャフト側に連結され、
ボルトによってボルト孔13を自動変速機のトルクコン
バ−タのボス部19(図2)に連結される。
【0033】このとき、位置決め孔7はクランクシャフ
トとの間で回転方向の位置決めを行い、印籠部9はクラ
ンクシャフトに嵌合してセンタ−リングする。
トとの間で回転方向の位置決めを行い、印籠部9はクラ
ンクシャフトに嵌合してセンタ−リングする。
【0034】又、フレックスホ−ル15、17はそれぞ
れプレ−ト部3の回転中心を挟んで対称位置に配置され
ており、フレックスホ−ル15、17を設けたことによ
ってプレ−ト部3は剛性が適度に低減しフレキシブルに
なっている。
れプレ−ト部3の回転中心を挟んで対称位置に配置され
ており、フレックスホ−ル15、17を設けたことによ
ってプレ−ト部3は剛性が適度に低減しフレキシブルに
なっている。
【0035】従って、クランクシャフトとトルクコンバ
−タの各回転中心軸に傾斜が生じても、プレ−ト部3の
撓みによってこの傾斜が吸収され、エンジンとトルクコ
ンバ−タの振動や破損などが防止される。
−タの各回転中心軸に傾斜が生じても、プレ−ト部3の
撓みによってこの傾斜が吸収され、エンジンとトルクコ
ンバ−タの振動や破損などが防止される。
【0036】各フレックスホ−ル15は丸孔を打ち抜い
て形成されている。
て形成されている。
【0037】又、プレ−ト部3には部分的な切れ目21
が施され、この切れ目21によって舌部23が形成され
ており、図2のように、各舌部23は径方向外側の方向
に折り曲げてプレ−ト部3に重ねられている。
が施され、この切れ目21によって舌部23が形成され
ており、図2のように、各舌部23は径方向外側の方向
に折り曲げてプレ−ト部3に重ねられている。
【0038】ボルト孔13は舌部23を折り重ねた部分
に、舌部23とプレ−ト部3とを通して孔明け加工され
ており、ボルト孔13は舌部23を折り重ねたことによ
って強度が大きく向上している。
に、舌部23とプレ−ト部3とを通して孔明け加工され
ており、ボルト孔13は舌部23を折り重ねたことによ
って強度が大きく向上している。
【0039】又、各フレックスホ−ル17は、舌部23
を折り曲げた後にプレ−ト部3に形成された孔を利用し
ている。
を折り曲げた後にプレ−ト部3に形成された孔を利用し
ている。
【0040】又、舌部23の折り曲げ箇所(切れ目21
の端部)には凹状の切り欠き25、25が設けられてい
る。
の端部)には凹状の切り欠き25、25が設けられてい
る。
【0041】こうして、ドライブプレ−ト1が構成され
ている。
ている。
【0042】上記のように、ドライブプレ−ト1では、
ボルト孔13が舌部23の折り重ねによって強化されて
いるから、大きな応力を受けてもクラックが発生するこ
とはない。
ボルト孔13が舌部23の折り重ねによって強化されて
いるから、大きな応力を受けてもクラックが発生するこ
とはない。
【0043】又、舌部23をプレ−ト部3に折り重ねて
ボルト孔13を強化したドライブプレ−ト1では、従来
例と異なって補強用の別部材が不要であるから、それだ
け低コストである。
ボルト孔13を強化したドライブプレ−ト1では、従来
例と異なって補強用の別部材が不要であるから、それだ
け低コストである。
【0044】又、舌部23がドライブプレ−ト1と一体
であり、溶接が不要であるから、低コストで実施でき
る。
であり、溶接が不要であるから、低コストで実施でき
る。
【0045】又、舌部23をプレ−ト部3に折り重ねた
後にボルト孔13を加工するから、プレ−ト部3と舌部
23との孔位置合わせも不要である。
後にボルト孔13を加工するから、プレ−ト部3と舌部
23との孔位置合わせも不要である。
【0046】又、舌部23を折り曲げた後に形成される
孔をフレックスホ−ル17に利用したから、フレックス
ホ−ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコス
トが低減される。
孔をフレックスホ−ル17に利用したから、フレックス
ホ−ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコス
トが低減される。
【0047】又、切れ目21の端部に凹状の切り欠き2
5、25を形成したことにより、舌部23の折り曲げ加
工が容易になる。
5、25を形成したことにより、舌部23の折り曲げ加
工が容易になる。
【0048】更に、この切り欠き25、25を形成した
ことによって、折り曲げ加工時の応力集中が緩和される
から、切れ目21からクラックが発生することが防止さ
れる。
ことによって、折り曲げ加工時の応力集中が緩和される
から、切れ目21からクラックが発生することが防止さ
れる。
【0049】又、各舌部23をプレ−ト部3の周方向均
等位置に配置したことによって各舌部23の慣性モ−メ
ントが釣り合うから、舌部23を設けてもドライブプレ
−ト1にアンバランスは発生しない。
等位置に配置したことによって各舌部23の慣性モ−メ
ントが釣り合うから、舌部23を設けてもドライブプレ
−ト1にアンバランスは発生しない。
【0050】従って、バランス用の錘を取り付ける必要
がなく、ドライブプレ−ト1には回転振動の防止コスト
が掛からない。
がなく、ドライブプレ−ト1には回転振動の防止コスト
が掛からない。
【0051】又、プレ−ト部3の径方向外側に各舌部2
3を折り重ねたことによって、従来からの位置を変えず
にトルクコンバ−タ用ボルト孔13を補強することがで
きる。
3を折り重ねたことによって、従来からの位置を変えず
にトルクコンバ−タ用ボルト孔13を補強することがで
きる。
【0052】なお、本発明のドライブプレ−トでは、舌
部を折り重ねるトルクコンバ−タ用連結孔の周囲にエン
ボス加工を施して剛性を高めると共に、フレックスホ−
ルなどによる剛性の調整はプレ−ト部の他の部分で行っ
てもよい。
部を折り重ねるトルクコンバ−タ用連結孔の周囲にエン
ボス加工を施して剛性を高めると共に、フレックスホ−
ルなどによる剛性の調整はプレ−ト部の他の部分で行っ
てもよい。
【0053】
【発明の効果】請求項1のドライブプレ−トは、プレ−
ト部に切れ目を入れて形成した舌部をプレ−ト部に折り
重ねたことによって強化したトルクコンバ−タ用の連結
孔は、大きな応力を受けてもクラックが防止される。
ト部に切れ目を入れて形成した舌部をプレ−ト部に折り
重ねたことによって強化したトルクコンバ−タ用の連結
孔は、大きな応力を受けてもクラックが防止される。
【0054】又、従来例と異なって、補強用の別部材が
不要であると共に、ドライブプレ−トと一体の舌部には
溶接が不要であるから、極めてコストで実施できる。
不要であると共に、ドライブプレ−トと一体の舌部には
溶接が不要であるから、極めてコストで実施できる。
【0055】又、舌部をプレ−ト部に折り重ねた後に連
結孔を孔明け加工するから、プレ−ト部と舌部との孔位
置合わせも不要である。
結孔を孔明け加工するから、プレ−ト部と舌部との孔位
置合わせも不要である。
【0056】請求項2の発明は、請求項1の構成と同等
の効果を得ると共に、舌部を折り曲げた後に形成される
孔をフレックスホ−ルに利用したから、フレックスホ−
ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコストが
低減される。
の効果を得ると共に、舌部を折り曲げた後に形成される
孔をフレックスホ−ルに利用したから、フレックスホ−
ル専用の孔明け加工が少なくてすみ、それだけコストが
低減される。
【0057】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の構成と同等の効果を得ると共に、舌部の折り曲げ箇所
に凹状の切り欠きを設けたことにより、舌部の折り曲げ
加工が容易になると共に、折り曲げ加工の際に切れ目の
端部に生じる応力集中がこの切り欠きによって緩和さ
れ、クラックが防止される。
の構成と同等の効果を得ると共に、舌部の折り曲げ箇所
に凹状の切り欠きを設けたことにより、舌部の折り曲げ
加工が容易になると共に、折り曲げ加工の際に切れ目の
端部に生じる応力集中がこの切り欠きによって緩和さ
れ、クラックが防止される。
【0058】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかと同等の効果を得ると共に、舌部をプレ−ト
部の周方向均等位置に配置したことによって各舌部の慣
性モ−メントが釣り合うから、舌部を設けたことによる
ドライブプレ−トのアンバランスが防止されると共に、
バランス用の錘を取り付ける必要がないから、ドライブ
プレ−トには回転振動の防止コストが掛からない。
のいずれかと同等の効果を得ると共に、舌部をプレ−ト
部の周方向均等位置に配置したことによって各舌部の慣
性モ−メントが釣り合うから、舌部を設けたことによる
ドライブプレ−トのアンバランスが防止されると共に、
バランス用の錘を取り付ける必要がないから、ドライブ
プレ−トには回転振動の防止コストが掛からない。
【0059】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
のいずれかと同等の効果を得ると共に、プレ−ト部の径
方向外側に舌部を折り重ねたことにより、従来からの位
置を変えずにトルクコンバ−タ用連結孔を補強すること
ができる。
のいずれかと同等の効果を得ると共に、プレ−ト部の径
方向外側に舌部を折り重ねたことにより、従来からの位
置を変えずにトルクコンバ−タ用連結孔を補強すること
ができる。
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図であり、図2
のA矢視図である。
のA矢視図である。
【図2】図1のB−B断面図である。
【図3】従来例の断面図である。
【図4】図3のC−C断面図である。
1 ドライブプレ−ト 3 円板状のプレ−ト部 5 リングギヤ部 11 クランクシャフト用のボルト孔(連結孔) 13 トルクコンバ−タ用のボルト孔13(連結孔) 17 フレックスホ−ル 21 プレ−ト部に形成された切れ目 23 切れ目によって形成された舌部 25 折り曲げ箇所に形成された凹状の切り欠き
Claims (5)
- 【請求項1】 自動変速機のトルクコンバ−タ側に連結
するための連結孔とエンジンのクランクシャフト側に連
結するための連結孔とを有する円板状のプレ−ト部と、
その外周に配置されたエンジン始動用のリングギヤ部と
を有するドライブプレ−トであって、プレ−ト部に部分
的な切れ目を施して形成された舌部をプレ−ト部に折り
重ねた部分に、トルクコンバ−タ用の前記連結孔を設け
たことを特徴とするドライブプレ−ト。 - 【請求項2】 請求項1記載の発明であって、舌部を折
り曲げた後に形成された孔を、フレックスホ−ルに利用
したことを特徴とするドライブプレ−ト。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の発明であっ
て、プレ−ト部の舌部を折り曲げる箇所に、凹状の切り
欠きを形成したことを特徴とするドライブプレ−ト。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
記載の発明であって、複数箇所の舌部が、周方向均等位
置に配置されたことを特徴とするドライブプレ−ト。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に
記載の発明であって、舌部を、プレ−ト部の径方向外側
方向に折り重ねたことを特徴とするドライブプレ−ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5378198A JPH11247966A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | ドライブプレ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5378198A JPH11247966A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | ドライブプレ−ト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11247966A true JPH11247966A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12952368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5378198A Pending JPH11247966A (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | ドライブプレ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11247966A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1303332C (zh) * | 2003-03-27 | 2007-03-07 | 统宝光电股份有限公司 | 增强螺丝锁固力的方法 |
JP2010078010A (ja) * | 2008-09-24 | 2010-04-08 | Mazda Motor Corp | 動力伝達用ドライブプレート |
WO2011080824A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | トヨタ自動車 株式会社 | ギアプレート |
JP2016169851A (ja) * | 2015-03-16 | 2016-09-23 | 富士重工業株式会社 | 車両用駆動装置 |
WO2017184140A1 (en) * | 2016-04-21 | 2017-10-26 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Torque converter drive plate |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP5378198A patent/JPH11247966A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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