JPH11247675A - エンジン自動停止及び始動装置 - Google Patents

エンジン自動停止及び始動装置

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JPH11247675A
JPH11247675A JP10069562A JP6956298A JPH11247675A JP H11247675 A JPH11247675 A JP H11247675A JP 10069562 A JP10069562 A JP 10069562A JP 6956298 A JP6956298 A JP 6956298A JP H11247675 A JPH11247675 A JP H11247675A
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JP
Japan
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engine
automatic
shift
vehicle
stopped
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JP10069562A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Kimiwada
敏幸 君和田
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両が信号で停止している時、積
載荷物の積み卸しをしている際にエンジンが自動的に停
止するとともに、走行する場合には自動的にエンジンが
始動するエンジン自動停止及び始動装置に関する発明で
ある。 【構成】 本発明は、自動車を駐停車した時に一定の条
件に当てはまれば自動的にエンジンを止め、その後運転
者が発車するための動作を行ったときには、再び、エン
ジンが始動することを特徴とするエンジン自動停止及び
始動装置であり、処理部(CPU)と、各種情報を収集
するための各種センサーと、シフト自動切替部を有する
シフト操作部と、エンジンと、音声警告装置と、自動ブ
レーキ装置と、自動切替装置とからなることを特徴とす
るエンジン自動停止及び始動装置の構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が信号で停止して
いる時、積載荷物の積み卸しをしている際にエンジンが
自動的に停止するとともに、走行する場合には自動的に
エンジンが始動するエンジン自動停止及び始動装置に関
する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配便のトラック等の荷物の配達
時の駐停車や、トラック及び一般の乗用車において用事
をすますために駐停車した場合には、車のエンジンを掛
けたままの状態、即ち、アイドリングの状態で荷物の配
達を行ったり用事を済ませていることが多かった。近
年、運送業者の中には、運転手に対して駐車時にはアイ
ドリングをやめることを義務づけている所もあるが、未
だ一部の業者にとどまっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな駐停車時の無駄なアイドリングは、ガソリン及び軽
油等のエネルギーの浪費であると共に、排ガス中に含ま
れる有害物質が通常の走行時よりも多量に含まれている
ために大気中に飛散し、大気を汚染し人体及び環境への
悪影響を及ぼし、人体及び環境の保護の観点からエンジ
ンのアイドリングを全廃すべきであるとの世論が高まっ
ている。
【0004】そこで、本発明は、駐停車時に運転者が車
をアイドリング状態のまま運転席から離ようとした場合
には自動的にエンジンが停止し、発車時には自動的にエ
ンジンが始動し、駐停車時の無駄なアイドリングを防ぐ
ことのできるエンジン自動停止及び始動装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車を駐停
車した時に一定の条件に当てはまれば自動的にエンジン
を止め、その後運転者が発車するための動作を行ったと
きには、再び、エンジンが始動することを特徴とするエ
ンジン自動停止及び始動装置であり、処理部(CPU)
と、各種情報を収集するための各種センサーと、シフト
自動切替部を有するシフト操作部と、エンジンと、音声
警告装置と、自動ブレーキ装置と、自動切替装置とから
なることを特徴とするエンジン自動停止及び始動装置の
構成とした。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て詳細に説明する。図1は、本発明であるエンジン停止
システムの構成を示した図である。本エンジン自動停止
及び始動装置は、各種情報を収集するためのセンサー4
〜9、15と、シフトを切り換えるためのシフト操作部
2と、前記シフト操作部2の操作によってシフトの切替
を行うシフト自動切替部3と、エンジン10を始動する
ためのスタータ11及びバッテリー12と、音声を発し
て警告する音声警告装置13と、補助自動ブレーキ14
と自動切替装置16と、前記各センサー4〜9、15、
シフト操作部2等からの各種信号を処理する処理部(C
PU)1とから構成されている。
【0007】本発明であるエンジン自動停止及び始動装
置を構成するセンサーとしては、アクセルの状態を検知
するアクセルセンサー5と、フットブレーキが踏まれて
いるかどうかを検知するフットブレーキセンサー6と、
車速を検知するスピードセンサー7と、ラジエターの水
温を検知する水温センサー8と、タイヤの状態を検知す
るタイヤセンサー9と、バッテリーの電圧を測定する電
圧センサー15等がある。
【0008】図2は、本発明であるエンジン自動停止シ
ステムの大まかな流れを示したフローチャートである。
車両のエンジンを始動(エンジン始動)した後、走行し
ている車両が走行を停止(停止)すると、車両が停止し
ている状態によって本発明であるエンジン自動停止及び
始動装置を作動させるかを判断する。
【0009】即ち、車両のエンジンを始動(エンジン始
動)させて車両を走行(走行)後に車両が停止(停止)
し、本エンジン自動停止及び始動装置を作動させる(本
装置作動)と判断された場合は、自動的に車両のエンジ
ンが停止(エンジン停止)する。その後、運転者が発車
のための動作を行ったとき(発車動作)にエンジンが再
始動(エンジン再始動)し走行できる状態にする。
【0010】本エンジン自動停止及び始動装置が、本装
置を作動させる必要がないと判断すれば、エンジンは停
止せず、エンジンを再始動せずに走行することができ
る。
【0011】図3は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の流れを示したフローチャートである。エン
ジン始動後、走行中の車両が停止した時に、図1に示し
たスピードセンサー7によりスピ−ドが確認され車両が
停止していることを確認した後、シフトレバ−がシフト
レンジ4のNレンジにある場合には、フットブレーキが
踏まれている状態で一定時間が経過したときに本エンジ
ン自動停止及び始動装置が作動する。また、シフトレハ
バ−がシフトレンジ4のPレンジにある場合には、一定
時間が経過24後したときに本エンジン自動停止及び始
動装置が作動する。
【0012】本エンジン自動停止及び始動装置が作動す
ると、自動ブレーキが掛かり車両を固定した後にイグニ
ッションキーをオフにしてエンジンを停止させる。この
時、必要に応じて音声警告装置でエンジンが停止したこ
とを運転者に知らせる。
【0013】エンジンが停止すると、自動切替装置によ
ってそれまで使用されていた、ワイパー、電熱線、エア
コン等の電気を大量に消費する機器は停止される。また
夜間など車両のライトが点燈していた場合にはスモール
(車幅表示灯)に切り替えられる。
【0014】エンジン10が停止され停車しフットブレ
ーキを踏んだ状態でシフト操作部2のシフトレバ−をD
レンジ又はRレンジに動かしたときに、シフト自動切替
部3がシフトをNレンジまたはPレンジのままで保持
し、スタ−タ11を回しエンジン10を自動的に掛けた
後にシフト自動切替部3によりシフトをシフト操作部2
で操作したように切り換える。
【0015】ただし、フットブレーキが踏まれた状態の
まま継続されていなければ、前記のようにシフト操作部
2によってシフトが切り替えられることはない。その後
アクセルが踏まれると、補助自動ブレーキ14を解除し
て車を走行できる状態にする。
【0016】エンジンが停止中にタイヤが少しでも動く
とスピードセンサー7、タイヤセンサー9により検知さ
れ、音声警告装置13により運転者に音声によって警告
される。
【0017】また、本発明であるエンジン自動停止及び
始動装置は、電圧センサー15によってバッテリー12
の電圧を測定しており、バッテリー12の電圧が低下し
ているときには働かない。
【0018】また、本エンジン自動停止及び始動装置が
作動してエンジンが停止している間にバッテリー12の
電圧が低くなってきた場合には、音声警告装置14によ
って運転者にエンジン10を始動するように警告し、フ
ットブレーキが踏まれるとエンジンが最始動される。警
告はエンジンが再始動されるまで定期的に行われる。
【0019】その後、シフト操作部2によってシフトレ
バ−がDレンジ又はRレンジに切り替えられたときに、
シフト自動切替部3によりシフトがシフト操作部2で切
り替えられた位置に切り替えられ、アクセルが踏まれる
と補助自動ブレーキ装置14が解除され走行できる状態
になる。
【0020】本発明であるエンジン自動停止及び始動装
置は、ラジエター内の水温を水温センサー8により常時
測定しており、自動車の暖気運転のためのアイドリング
の際(ラジエターの水温が50度以下の場合)には機能
しないようになっている。
【0021】スタータ11は、スピードセンサー7及び
タイヤセンサー9が停止を確認していないとシフトの操
作によって始動しない。このことにより、走行中にシフ
トをNレンジに入れてブレーキを踏んだあとでも誤作動
することがない。
【0022】図4は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の他の実施例のフローチャートを示したもの
である。図4に示すように、本エンジン自動停止及び始
動装置は、停車している時に、シフトレバ−をNレンジ
又はPレンジに切り替えずに長時間いた場合に音声警告
装置13によって警告し、シフトがNレンジに切り替え
られたときには補助自動ブレーキ装置14によってを自
動ブレーキをかけエンジンを停止する。なお、シフトが
切り替えられないときにはエンジンは動いた状態であ
る。
【0023】図5は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の他の実施例のフローチャートを示したもの
である。図5に示すように、本エンジン自動停止及び始
動装置は、停車しているときに、シフトをNレンジ又は
Pレンジに切り替えずに長時間いた場合に、音声警告装
置13によって警告した後でシフト自動切替部3によっ
て自動的にシフトをNレンジに切り替えるとともに、シ
フト操作部もNレンジに切り替え補助自動ブレーキ装置
14によって自動ブレーキを掛けた後にエンジンを停止
する構成である。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから、以下の効果が得られる。第1に、エンジンの
停止及び再始動を自動的に行うため、運転者に特別な負
担を掛けることなく駐停車時の無駄なアイドリングを無
くすことが出来る。第2に、駐停車時の無駄なアイドリ
ングを無くすことができるため、ガソリン及び軽油など
の燃料の消費を減らすことが出来る。第3に、アイドリ
ング中に排出する排気ガスに含まれる有害物質を大気中
に飛散させることを防止することができ、大気中の有害
物質を極端に減少させることができる。第4に、アイド
リングによる二酸化炭素排出量を大幅に減らすことがで
き、地球温暖化防止のために1997年京都会議で決定
された二酸化炭素の削減目標達成の有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
構成を示した図である。
【図2】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
主な流れを示したフローチャートである。
【図3】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
フローチャートである。
【図4】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
他の実施例のフローチャートである。
【図5】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
他の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】
1 処理部(CPU) 2 シフト操作部 3 シフト自動切替部 4 シフトレンジ 5 アクセルセンサー 6 フットブレーキセンサー 7 スピードセンサー 8 水温センサー 9 タイヤセンサー 10 エンジン 11 スタータ 12 バッテリー 13 音声警告装置 14 自動ブレーキ装置 15 電圧センサー 16 自動切替装置
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 エンジン自動停止及び始動装
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両が信号で停止して
いる時、積載荷物の積み卸しをしている時等にエンジン
が自動的に停止するとともに、走行する場合には自動的
にエンジンが始動するエンジン自動停止及び始動装置の
改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、宅配便のトラック等の荷物の配達
時の駐停車や、トラック及び一般の乗用車において用事
を済ませたために駐停車した場合には、車のエンジンを
掛けたままの状態である。
【0003】即ち、アイドリングの状態で荷物の配達を
行ったり用事を済ませていることが多かった。近年、運
送業者の中には、運転手に対して駐車時にはアイドリン
グを止めさせ、義務付けている所もあるが、未だ一部の
業者にとどまっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな駐停車時の無駄なアイドリングは、ガソリン及び軽
油等のエネルギーの浪費であると共に、排ガス中に含ま
れる有害物質が通常の走行時よりも多量に含まれている
ために、大気中に飛散し大気を汚染し、人体及び環境へ
の悪影響を及ぼし、人体及び環境の保護の観点からエン
ジンのアイドリングを全廃すべきであるとの世論が高ま
っている。
【0005】そこで、本発明は、駐停車時に運転者が、
車のエンジンをアイドリング状態のまま運転席から離よ
うとした場合には自動的にエンジンが停止し、発車時に
は自動的にエンジンが始動し、駐停車時の無駄なアイド
リングを防ぐことのできるエンジン自動停止及び始動装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、シフトレバ−が如何なる位置にあるか
を検知するシフトレンジセンサ−、アクセルの状態を検
知するアクセルセンサー、フットブレーキが踏まれてい
るかどうかを検知するフットブレーキセンサー、車速を
検知するスピードセンサー、ラジエターの水温を検知す
る水温センサー、タイヤの状態を検知するタイヤセンサ
ー、バッテリーの電圧を検知する電圧センサー等の各種
センサーと、シフト自動切替部を有するシフトレバ−を
操作するシフト操作部と、スターター及びバッテリーを
有するエンジンと、スピードセンサー、タイヤセンサ
ー、電圧センサーからの信号を受けて異常がある場合に
警告音を発生させる音声警告装置と、補助自動ブレーキ
装置と、ワイパー、電熱線、エアコン等の電気を大量に
消費する電気機器の電源を切断する自動切替装置と、前
記各センサ−、シフト操作部、エンジン、音声警告装
置、補助自動ブレーキ装置、自動切替装置等からの信号
を処理する処理部とからなるエンジン自動停止装置及び
始動装置において、前記スピードセンサーにより車速が
検知され車両が停止していることを確認した後、シフト
レバーがシフトレンジのNレンジにあるとき及びフット
ブレーキが踏まれている状態で一定時間が経過したとき
にエンジンが停止し、シフトレバーがシフトレンジのP
レンジにあるときには一定時間が経過したときにエンジ
ンが停止し、停止後、シフトレバーがDレンジ又はRレ
ンジに切り替えられと、シフト自動切替部によりシフト
レバ−がシフト操作部で切り替えられた位置に切り替え
られ、アクセルを踏むと補助自動ブレーキ装置が解除さ
れエンジンが始動することを特徴とするエンジン自動停
止及び始動装置の構成とした。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付の図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明であるエンジン自動停
止及び始動装置の構成を示した図である。
【0008】図1に示すように、本エンジン自動停止及
び始動装置は、各種情報を収集し検知するためのシフト
レンジセンサ−4、アクセルセンサー5、フットブレー
キセンサー6、スピードセンサー7、水温センサー8、
タイヤセンサー9、電圧センサー15等の各種センサ−
と、シフトを切り換えるためのシフト操作部2と、前記
シフト操作部2の操作によってシフトの切替を行うシフ
ト自動切替部3と、エンジンを始動するためのスタータ
ー11及びバッテリー12を有するエンジン10と、音
声を発して警告する音声警告装置13と、補助自動ブレ
ーキ14と、自動切替装置16と、各種信号を受信し処
理する処理部(CPU)1とから構成されている。
【0009】本発明であるエンジン自動停止及び始動装
置を構成する各種センサー以下の機能がある。即ち、シ
フトレンジセンサ−4はシフトが如何なる位置にあるか
を検知し、アクセルセンサー5はアクセルの状態を検知
し、フットブレーキセンサー6はフットブレーキが踏ま
れているかどうかを検知し、スピードセンサー7は車速
を検知し、水温センサー8はラジエターの水温を検知
し、タイヤセンサー9はタイヤの状態を検知し、電圧セ
ンサー15はバッテリーの電圧を検知する。
【0010】図2は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の大まかな流れを示したフローチャートであ
る。車両のエンジンを始動(エンジン始動)した後、走
行している車両が走行を停止(停止)すると、車両が停
止している状態によって本発明であるエンジン自動停止
及び始動装置を作動させるかを判断する。
【0011】即ち、車両のエンジンを始動(エンジン始
動)させて車両を走行(走行)後に車両が停止(停止)
し、本エンジン自動停止及び始動装置を作動させる(本
装置作動)と判断された場合は、自動的に車両のエンジ
ンが停止(エンジン停止)する。その後、運転者が発車
のための動作を行ったとき(発車動作)にエンジンが再
始動(エンジン再始動)し走行できる状態にする。
【0012】本エンジン自動停止及び始動装置が、本装
置を作動させる必要がないと判断すれば、エンジンは停
止せず、エンジンを再始動せずに走行することができ
る。
【0013】図3は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の流れを示したフローチャートである。エン
ジン始動後、走行中の車両が停止した時に、図1に示し
たスピードセンサー7により車両のスピードが検知され
車両が停止していることを確認した後、シフトレバーが
シフトレンジのNレンジにある場合には、フットブレー
キが踏まれている状態で一定時間が経過したときに本エ
ンジン自動停止及び始動装置が作動する。また、シフト
レバーがシフトレンジのPレンジにある場合には、一定
時間が経過したときに本エンジン自動停止及び始動装置
が作動する。
【0014】本エンジン自動停止及び始動装置が作動す
ると自動ブレーキが掛かり、車両を固定した後にイグニ
ッションキーをオフにしてエンジンを停止させる。この
時、必要に応じて音声警告装置13でエンジンが停止し
たことを運転者に知らせる。
【0015】エンジン10が停止すると、自動切替装置
によって、それまで使用されていたワイパー、電熱線、
エアコン等の電気を大量に消費する機器は停止する。ま
た、夜間等に車両のライトが点燈していた場合にはスモ
ール(車幅表示灯)に切り替えられる。
【0016】エンジン10が停止して停車し、フットブ
レーキを踏んだ状態でシフト操作部2のシフトレバーを
Dレンジ又はRレンジに動かしたときに、シフト自動切
替部3がシフトレバ−をNレンジ又はPレンジのままで
保持し、スタータ11を回しエンジン10を自動的に掛
けた後にシフト自動切替部3によりシフトをシフト操作
部2で操作したように切り換える。
【0017】ただし、フットブレーキが踏まれた状態の
まま継続されていなければ、前記のようにシフト操作部
2によってシフトが切り替えられることはない。その後
アクセルが踏まれると、補助自動ブレーキ装置14を解
除して車を走行できる状態にする。
【0018】エンジン10が停止中にタイヤが少しでも
動くとスピードセンサー7、タイヤセンサー9がその動
きを検知し、音声警告装置13により運転者に音声によ
って警告する。
【0019】また、本発明であるエンジン自動停止及び
始動装置は、電圧センサー15によってバッテリー12
の電圧を測定しており、バッテリー12の電圧が低下し
ているときには、本エンジン自動停止及び始動装置は作
動しない。
【0020】また、本エンジン自動停止及び始動装置が
作動してエンジン10が停止している間に、バッテリー
12の電圧が低くなってきた場合には、音声警告装置1
3によって運転者にエンジン10を始動するように警告
し、フットブレーキが踏まれるとエンジンが再始動す
る。音声警告装置による警告は、エンジン10が再始動
されるまで定期的に行われる。
【0021】その後、シフト操作部2によってシフトレ
バーがDレンジ又はRレンジに切り替えられたときに、
シフト自動切替部3によりシフトがシフト操作部2で切
り替えられた位置に切り替えられ、アクセルが踏まれる
と補助自動ブレーキ装置14が解除され走行できる状態
になる。
【0022】本発明であるエンジン自動停止及び始動装
置は、ラジエター内の水温を水温センサー8により常時
測定しており、自動車の暖気運転のためのアイドリング
の際(ラジエターの水温が50度以下の場合)には機能
しないようになっている。
【0023】スターター11は、スピードセンサー7及
びタイヤセンサー9が、車両が停止していることを確認
しないとシフトの操作によって始動しない。このことに
より、走行中にシフトをNレンジに入れてブレーキを踏
んだ後でも誤作動することがない。
【0024】図4は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の他の実施例のフローチャートを示したもの
である。図4に示すように、本例のエンジン自動停止及
び始動装置は、停車している時に、シフトレバーをNレ
ンジ又はPレンジに切り替えずに長時間いた場合には、
音声警告装置13によって警告し、シフトがNレンジに
切り替えられたときには補助自動ブレーキ装置14によ
って自動的にブレーキをかけエンジン10を停止する。
なお、シフトが切り替えられないときにはエンジン10
は動いた状態である。
【0025】図5は、本発明であるエンジン自動停止及
び始動装置の他の実施例のフローチャートを示したもの
である。図5に示すように、本例のエンジン自動停止及
び始動装置は、停車しているときに、シフトレバ−をN
レンジ又はPレンジに切り替えずに長時間いた場合に、
音声警告装置13によって警告した後でシフト自動切替
部3によって自動的にシフトをNレンジに切り替えると
ともに、シフト操作部もNレンジに切り替え補助自動ブ
レーキ装置14によって自動ブレーキを掛けた後にエン
ジンを停止する構成である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから、以下の効果が得られる。第1に、エンジンの
停止及び再始動を自動的に行うため、運転者に特別な負
担を掛けることなく駐停車時の無駄なアイドリングを無
くすことが出来る。
【0027】第2に、駐停車時の無駄なアイドリングを
無くすことができるため、ガソリン及び軽油などの燃料
の消費を減らすことが出来る。
【0028】第3に、アイドリング中に排出する排気ガ
スに含まれる有害物質を大気中に飛散させることを防止
することができ、大気中の有害物質を極端に減少させる
ことができる。
【0029】第4に、アイドリングによる二酸化炭素排
出量を大幅に減らすことができ、地球温暖化防止のため
に1997年京都会議で決定された二酸化炭素の削減目
標達成の有効な手段となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
構成を示した図である。
【図2】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
主な流れを示したフローチャートである。
【図3】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
フローチャートである。
【図4】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
他の実施例のフローチャートである。
【図5】本発明であるエンジン自動停止及び始動装置の
他の実施例のフローチャートである。
【符号の説明】 1 処理部(CPU) 2 シフト操作部 3 シフト自動切替部 4 シフトレンジセンサ− 5 アクセルセンサー 6 フットブレーキセンサー 7 スピードセンサー 8 水温センサー 9 タイヤセンサー 10 エンジン 11 スタータ 12 バッテリー 13 音声警告装置 14 補助自動ブレーキ装置 15 電圧センサー 16 自動切替装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理部(CPU)と、各種情報を収集す
    るための各種センサーと、シフト自動切替部を有するシ
    フト操作部と、エンジンと、音声警告装置と、補助自動
    ブレーキ装置と、自動切替装置とからなることを特徴と
    するエンジン自動停止及び始動装置。
JP10069562A 1998-03-04 1998-03-04 エンジン自動停止及び始動装置 Pending JPH11247675A (ja)

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KR100548981B1 (ko) * 2001-08-29 2006-02-03 도요타지도샤가부시키가이샤 내연기관의 정지 시동 제어 장치 및 방법
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