JPH11246646A - 部分ブロック型ポリイソシアネート - Google Patents

部分ブロック型ポリイソシアネート

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JPH11246646A
JPH11246646A JP10353798A JP35379898A JPH11246646A JP H11246646 A JPH11246646 A JP H11246646A JP 10353798 A JP10353798 A JP 10353798A JP 35379898 A JP35379898 A JP 35379898A JP H11246646 A JPH11246646 A JP H11246646A
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JP
Japan
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polyisocyanate
group
isocyanate group
aliphatic
acid
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10353798A
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English (en)
Inventor
Shinji Suzuki
紳次 鈴木
Ichiro Ibuki
一郎 伊吹
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 揮発するブロック剤を少なくし、焼き付け時
の着色を低下させる新規な硬化剤及びその硬化剤を使用
した一液性コーティング組成物を提供する。 【解決手段】 脂肪族及び/又は脂環族ジイソシア
ネートより構成されたトリアジン構造、ビウレット構
造、またはポリオールとの反応で得られたウレタン構造
を含有するポリイソシアネートの分子間を、ウレトジオ
ン基で結合させ、そのポリイソシアネートの末端イソシ
アネート基を活性水素含有化合物と反応させて、イソシ
アネート基を封鎖した部分ブロック型ポリイソシアネー
トからなる硬化剤。 これらの硬化剤と樹脂分水酸基
価20〜300mgKOH/gのポリオールを主成分と
する一液性コーティング組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一液性コーティン
グ材の硬化剤として用いるのに好適な、揮発するブロッ
ク剤の少ない部分ブロック型ポリイソシアネート、およ
びこれを使用した、焼き付け時での着色の少ない一液性
コーティング組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、塗料を代表とする一液性ポリウレ
タンコーティング材は、硬化剤としてオキシム系化合物
やラクタム系化合物等の活性水素含有化合物(以下ブロ
ック剤ともいう)で活性なイソシアネート基を封鎖(ブ
ロックともいう)したブロックイソシアネートが使用さ
れている。しかし、これらは塗装焼付け時にブロック剤
が放出されることによる、白煙発生、臭気等による環境
の悪化、ヤニ発生による焼き付け塗装炉の汚染及びメン
テナンスの必要性、また、焼き付け時の加熱により形成
された塗膜が黄変を起こすという課題がある。
【0003】これら課題を解決するために、特公昭57
−46447号公報、特公昭64−5627号公報、特
公平2−16332号公報等には、ブロック剤を使用せ
ず、ウレトジオン基を構造中に含む硬化剤が開示されて
いる。これは、2モルのNCO基同士でできるウレトジ
オン基が加熱することにより、再び2モルのNCO基に
解離し、ポリオールと反応することができるので、硬化
剤として使用することができるというものである。従っ
て、ブロック剤の揮発がなく、前述したブロック剤によ
る課題を解決できるというものである。しかしながら、
これらの硬化剤は粉体塗料用の硬化剤であり、固形状の
ため溶剤系塗料での使用は難しい。
【0004】また、特開平8−120222号公報で
は、ブロック剤を低減する目的でウレトジオン基を導入
しているが、用途が電着塗料に限定されており、また黄
変の課題は解決されていない。加熱による塗膜の黄変性
改良を目的とした提案は多数なされており、例えば特開
平6−93077号公報、特開平5ー17719号公
報、特開平5−202335号公報等がある。いずれも
黄変防止のための添加剤を添加することにより課題を解
決するものであり、ブロック剤の揮発に関する課題は解
決されていない。
【0005】従って、一液型ポリウレタンコーティング
材が使用されている分野、例えば、自動車の上中塗り塗
料、耐チッピング塗料、電着塗料、自動車部品、家電・
事務機器等の金属製品等のプレコートメタル、防錆鋼
板、プラスチック塗料、接着剤、接着性付与剤、シーリ
ング剤等においては、ブロック剤の揮発が少なく、かつ
焼き付け時に低着色の一液型ポリウレタンコーティング
材が切望されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一液性コー
ティング材の硬化剤として用いる揮発するブロック剤の
少ない部分ブロック型ポリイソシアネート、および、こ
れを使用した焼き付け時での着色の少ない一液性コーテ
ィング組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意検討し
た結果、一液性コーティング材用硬化剤として、数個の
ポリイソシアネート分子をウレトジオン基で結合させ、
その末端イソシアネート基を活性水素含有化合物で封鎖
してなる部分ブロック型ポリイソシアネート(以下、硬
化剤とも言う)を用いることにより、上記の目的を達成
しうることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は: 脂肪族および/または脂環族ジイソシアネートより
構成された一般式(1)で表されるトリアジン構造およ
び/または一般式(2)で表されるビウレット構造を有
するポリイソシアネートの分子間を、一般式(3)また
は一般式(4)で表されるウレトジオン基を含む構造で
結合させ、該ポリイソシアネートの末端イソシアネート
基を活性水素含有化合物と反応させて、イソシアネート
基を封鎖してなる部分ブロック型ポリイソシアネートを
提供する。また、
【化7】 (R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネ
ート基以外の残基である。)
【0009】
【化8】 (R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネ
ート基以外の残基である。)
【化9】
【化10】 (n≧2、A:ポリオールの水酸基以外の残基であり、
R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネー
ト基以外の残基である。)
【0010】 脂肪族および/または脂環族ジイソシ
アネートと平均分子量500〜8000のポリオールよ
り構成された一般式(5)で表されるウレタン変性構造
を有する各ポリイソシアネートの分子間を、一般式
(6)で表されるウレトジオン基で結合させ、該ポリイ
ソシアネートの末端イソシアネート基を活性水素含有化
合物と反応させて、イソシアネート基を封鎖してなる、
25℃で液状の部分ブロック型ポリイソシアネートを提
供する。また、
【化11】 (n≧2、A:ポリオールの水酸基以外の残基であり、
R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネー
ト基以外の残基である。)
【化12】 記載の部分ブロック型ポリイソシアネートおよび
/または記載の部分ブロック型ポリイソシアネート
と、樹脂分水酸基価20〜300mgKOH/gのポリ
オールを主成分とする、一液性コーティング組成物を提
供する。
【0011】以下に本発明をさらに詳しく述べる。 〔1〕部分ブロック型ポリイソシアネート (1) ポリイソシアネート成分 (i) ジイソシアネート 本発明に用いられる脂肪族及び/又は脂環族系ジイソシ
アネートとしては、例えば、テトラメチレンジイソシア
ネート、ペンタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート(以下、HDIと略す)、2,2,4
(または2,4,4)−トリメチル−1,6−ジイソシ
アナトヘキサン、リジンジイソシアネート、イソホロン
ジイソシアネート(以下、IPDIと略す)、1,3−
ビス(イソシアナトメチル)−シクロヘキサン、4,4
−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、ノルボル
ネンジイソシアネート等が挙げられる。また、これらは
単独もしくは併用しても良い。
【0012】上記脂肪族及び/又は脂環族系ジイソシア
ネートから構成されるトリアジン構造を含む化合物とし
ては、前記一般式(1)のトリアジン構造を含む上記ジ
イソシアネートの3量体を主成分としたポリイソシアヌ
レートが挙げられる。本発明ではモノアルコール、ジオ
ール等で一部変性されたポリイソシアヌレートでも良
い。 (ii)ビウレット構造又はウレタン変性構造を含む化合物 また、上記脂肪族及び/又は脂環族系ジイソシアネート
から構成されるビウレット構造を含む化合物としては、
前記一般式(2)を含む、例えば上記ジイソシアネート
を水等と反応させて得られるビウレット型ポリイソシア
ネートが挙げられる。また、上記脂肪族及び/又は脂環
族ジイソシアネートから構成されるウレタン変性構造を
含む化合物としては、前記一般式(5)で表され、上記
ジイソシアネートと平均分子量500〜8000のポリ
オールと反応させて得られるウレタン変性型ポリイソシ
アネートが挙げられる。
【0013】(iii) ポリオール ここで使用するポリオールとしては、平均官能基数で2
を越えるものが好ましい。具体的には、ポリエーテルポ
リオール類、ポリエステルポリオール類等が挙げられ
る。特に好ましいものとして、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン等の3価アルコール、ポリカプロラクト
ンポリオール、ポリテトラメチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール等が挙げられる。ポリカプロラクト
ンポリオールとしては、プラクセル305、プラクセル
308、プラクセル312AL等(いずれもダイセル化
学工業株式会社製)が挙げられ、ポリテトラメチレング
リコールとしては、PTG1000、PTG2000
(いずれも保土ヶ谷化学株式会社製)が挙げられ、ポリ
プロピレングリコールとしては、エクセノール820、
エクセノール840(いずれも旭硝子工業株式会社製)
等がある。
【0014】(iv) ポリオールとジイソシアネートとの
反応 これらポリオール類と上記に示したジイソシアネートと
の反応温度は40℃〜160℃で行われる。好ましくは
80℃〜140℃である。上記に示したトリアジン構造
含有ポリイソシアネート、ビウレット構造含有ポリイソ
シアネート、ウレタン変性構造含有ポリイソシアネート
は、目的に応じて単独または混合系として用いることが
できる。
【0015】(2)部分ブロック型ポリイソシアネート (i) 本発明の部分ブロック型ポリイソシアネートからな
る硬化剤は、〔A〕前記一般式(1)で表されるトリア
ジン構造および/または前記一般式(2)で表されるビ
ウレット構造を有するポリイソシアネートの分子間を、
前記一般式(3)または前記一般式(4)で表されるウ
レトジオン基を含む構造を有する化合物中のウレトジオ
ン基で結合させ、そのポリイソシアネートの末端イソシ
アネート基を活性水素含有化合物と反応させて、イソシ
アネート基を封鎖してなる部分ブロック型ポリイソシア
ネートである。また、〔B〕前記一般式(5)で表され
るウレタン変性構造を有するポリイソシアネートの分子
間を、前記一般式(6)で表されるウレトジオン基を含
む構造を有する化合物中のウレトジオン基で結合させ、
そのポリイソシアネートの末端イソシアネート基を活性
水素含有化合物と反応させて、イソシアネート基を封鎖
してなる部分ブロック型ポリイソシアネートである。
【0016】(ii)ポリイソシアネートの分子間をウレト
ジオン基で結合させる方法としては、例えば次のような
方法がある。上記のトリアジン構造含有ポリイソシアネ
ート、ビウレット構造含有ポリイソシアネート、ウレタ
ン変性構造含有ポリイソシアネートをウレトジオン化触
媒存在下で−10℃〜120℃の反応温度で反応させ、
反応停止剤により反応を停止させる。 1)ウレトジオン化触媒 ここで使用するウレトジオン化触媒としては、ウレトジ
オン基の選択率の高い触媒が好ましい。例えば、トリス
ジメチルアミノホスフィン、トリスジエチルアミノホス
フィン、トリスジプロピルアミノホスフィン、トリスジ
ブチルアミノホスフィン、トリスジペンチルアミノホス
フィン、トリスジヘキシルアミノホスフィン等のトリス
ジアルキルアミノホスフィン;及びテトラメチルビホス
フィン、テトラエチルビホスフィン、テトラプロピルビ
ホスフィン、テトラブチルビホスフィン、テトラペンチ
ルビホスフィン、テトラヘキシルビホスフィン、テトラ
フェニルビホスフィン等のテトラアルキルビホスフィ
ン;及び
【0017】1,2−ビス(ジアルキルホスフィン)ア
ルキレン、1,2−ビス(フェニルホスフィン)アルキ
レン、1,2−ビス(ジアルキルホスフィン)フェニレ
ン、1,2−ビス(ジフェニルホスフィン)フェニレン
等、アルキル基としては、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル;アルキレン基としては、
メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレンのものが挙
げられる。 2)触媒の添加量 また、触媒の添加量としては使用するポリイソシアネー
トに対して0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜
5重量%の範囲で用いることができる。
【0018】3)反応停止剤 ウレトジオン化反応の反応停止剤としては、例えば次の
ようなものが挙げられる。アルキル化剤、アシル化剤、
硫黄、あるいは大気酸素または酸素を放出する化合物、
硫酸、硫酸エステル、リン酸、リン酸エステル、カルボ
ン酸、アルコール等が挙げられる。これらは単独で用い
ても併用しても良い。反応停止剤の添加量は、触媒の添
加量に対して1.0〜10倍モル、好ましくは2.0〜
5.0倍モルの範囲で添加することができる。
【0019】4)ウレトジオン化 ウレトジオン化は通常−10℃〜120℃の反応温度で
行われる。反応温度が−10℃未満の場合、反応時間が
長時間必要となり、生産上不利な場合がある。また、1
20℃を越えると、得られる硬化剤組成物が着色する傾
向がある。ウレトジオン基の含有量は、ウレトジオン化
されたイソシアネート基のウレトジオン化前の全イソシ
アネート基に対する重量%をウレトジオン化率と定義す
る。ウレトジオン化率は、5%以上80%以下が好まし
く、さらに好ましくは30%以上70%以下である。ウ
レトジオン化率が5%未満では揮発分低減の効果も小さ
く、焼き付け時の着色も小さくならない。また、ウレト
ジオン化率が80%を越えると硬化剤の粘度が上がって
取り扱いが困難になる。
【0020】(iii) ブロック剤としての活性水素一個を
持つ化合物 末端のイソシアネート基を封鎖するために使用する活性
水素一個を持つ化合物としては、脂肪族、脂環族、芳香
族のモノオール、モノアミン、または、ラクタム系、オ
キシム系、ピラゾール系、イミダゾール系化合物、活性
メチレン系化合物等である。例えば、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノール、アミルアルコー
ル、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、ノニ
ルアルコール、シクロブタノール、シクロヘキサノー
ル、フェノール、ベンジルアルコール、アミノプロパ
ン、アミノブタン、アミノペンタン、アミノヘキサン、
アミノオクタン、ε−カプロラクタム、δ−バレロラク
タム、メチルエチルケトオキシム、シクロヘキサノノキ
シム、ピラゾール、3,5−ジメチルピラゾール、イミ
ダゾール、3−ミチルイミダゾール、マロン酸ジメチ
ル、マロン酸ジエチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸
エチル、アセチルアセトン等が挙げられる。特に、活性
メチレン系化合物を使用した場合には硬化性向上する効
果がある。上記化合物は、使用する用途、溶剤、種々の
添加剤、あるいは塗装条件、焼き付け条件、必要とする
塗膜物性等種々の条件に合わせて選択することができ
る。活性水素一個を持つ化合物の添加量はポリイソシア
ネートの末端が封鎖できるなら特に制限されない。
【0021】(iv) 硬化剤の分子量等 1)本発明の部分ブロック型ポリイソシアネートからな
る硬化剤の重量平均分子量の目安としては、700〜1
0000、粘度としては、300〜100000mPa
・s/25℃がよい。 2)有効イソシアネート基含有率は5〜20%が良い。
ここで有効イソシアネート基含有率(以下、有効NCO
%と略す)は、赤外分光光度計(FT−IR)にて検量
線を作成して、ウレトジオン基含有量を求め、それより
ウレトジオン基が解離した時に生ずるウレタン架橋反応
に関与するイソシアネート基と活性水素化合物がはずれ
ることにより生成するイソシアネート基の合計含有率を
硬化剤に対する重量%で表した値をいう。ポリオールと
の配合量はこれをもとに計算される。
【0022】3)本発明の硬化剤を使用した架橋機構
は、上記に示した分子間にあるウレトジオン基が加熱す
ることにより解離して、再び2モルのイソシアネート基
を生成することと同時に、活性水素化合物がはずれてイ
ソシアネート基を生成することによりポリオールの水酸
基と反応する。従って、使用するブロック剤を減らすこ
とができるために揮発分が少なくなり、かつブロック剤
起因の着色も抑えられるというものである。また、本発
明の硬化剤は、使用する目的や要求される塗膜物性に応
じて、トリアジン構造、ビウレット構造及びウレタン変
性構造の含有量をあらかじめ調整した後にウレトジオン
基で結合することが出来るため、非常に応用範囲の広い
硬化剤といえる。
【0023】4)溶剤 本発明の硬化剤は、必要に応じて適当な溶剤を含有す
る。溶剤としては、例えば、キシレン、トルエン、シク
ロヘキサン、ミネラルスピリット、ナフサ等の炭化水素
類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢
酸セルソルブ等のエステル類がある。溶剤の使用量は特
に制限されない。
【0024】〔II〕一液性コーティング組成物 本発明の一液性コーティング組成物は、ポリオールと前
記部分ブロック型ポリイソシアネートからなる硬化剤を
主成分として形成される。その配合割合は特に制限され
ないが、有効イソシアネート基と水酸基の比で0.1〜
2、好ましくは0.5〜1.5である。この場合、この
場合、両者の比が0.1未満では塗膜の架橋度が十分上
がらなくなってしまい、また、2を越えるとイソシアネ
ート基が過剰となり、貯蔵安定性に欠く傾向にある。
【0025】(i) ポリオール成分 本発明に用いるポリオールとしては、例えば、脂肪炭化
水素ポリオール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエ
ステルポリオール類、エポキシ樹脂類、含フッ素ポリオ
ール類、及びアクリルポリオール類等があげられる。炭
化水素ポリオール類の具体例としては、例えば、末端水
酸基化ポリブタジエンやその水素添加物等が挙げられ
る。また、ポリエーテルポリオール類としては、例え
ば、グリセリンやプロピレングリコール等の多価アルコ
ールの単独または混合物に、エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイドなどのアルキレンオキサイドの単独ま
たは混合物を付加して得られるポリエーテルポリオール
類、ポリテトラメチレングリコール類、更にアルキレン
オキサイドにエチレンジアミン、エタノールアミン類な
どの多官能化合物を反応させて得られるポリエーテルポ
リオール類及びこれらポリエーテル類を媒体としてアク
リルアミド等を重合して得られる、いわゆるポリマーポ
リオール類が含まれる。
【0026】ポリエステルポリオール類としては、例え
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ダイマー酸、
無水マレイン酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフ
タル酸、等のカルボン酸の群から選ばれた二塩基酸の単
独または混合物と、エチレングリコール、プロピレング
リコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、トリメチロールプロパン、グリセリンなどの群か
ら選ばれた多価アルコールの単独または混合物との縮合
反応によって得られるポリエステルポリオール樹脂類、
及び、例えば、ε−カプロラクトンを多価アルコールを
用いて開環重合して得られるようなポリカプロラクトン
類等が挙げられる。
【0027】エポキシ樹脂類としては、例えば、ノボラ
ック型、β−メチルエピクロ型、環状オキシラン型、グ
リシジルエーテル型、グリコールエーテル型、脂肪族不
飽和化合物のエポキシ型、エポキシ化脂肪酸エステル
型、多価カルボン酸エステル型、アミノグリシジル型、
ハロゲン化型、レゾルシン型等のエポキシ樹脂類及びこ
れらエポキシ樹脂をアミノ化合物、ポリアミド化合物等
で変性した樹脂類等が挙げられる。含フッ素ポリオール
類としては、例えば、特開昭57−34107号公報、
特開昭61−275311号公報等で開示されているフ
ルオロオレフィンとシクロヘキシルビニルエーテル、ヒ
ドロキシアルキルビニルエーテル、モノカルボン酸ビニ
ルエステル等との共重合体等が挙げられる。
【0028】アクリルポリオール類は、一分子中に1個
以上の活性水素を持つ重合性モノマーと、これに共重合
可能な他のモノマーを共重合させることによって得られ
る。例えば、アクリル酸−2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸−2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸−2−ヒ
ドロキシブチル等の活性水素を持つアクリル酸エステル
類;メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸−2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸−2−ヒド
ロキシブチル等の活性水素を持つメタクリル酸エステル
類、または;グリセリンのアクリル酸モノエステルある
いはメタクリル酸モノエステル、トリメチロールプロパ
ンのアクリル酸モノエステルあるいはメタクリル酸モノ
エステル等の多価活性水素を有する(メタ)アクリル酸
エステル類の群から選ばれた単独または混合物と;
【0029】アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−ブチル、アク
リル酸−2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル
類;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸イソプロピル、メタクリル酸−n−ブチル、メタ
クリル酸イソブチル、メタクリル酸−n−ヘキシル、メ
タクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メ
タクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステル類;更
に必要に応じてアクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸;アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、ジアセトナクリル
アミド等の不飽和アミド、及び;スチレン、ビニルトル
エン、酢酸ビニル、アクリロニトリル等のその他の重合
性モノマーの群から選ばれた単独または混合物とを共重
合することにより得られる。
【0030】また、特開平1−261409号公報、特
開平3−6273号公報等で例示されている重合性紫外
線安定性単量体、例えば4−(メタ)アクリロイルオキ
シ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−
(メタ)アクリロイルアミノ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、1−クロトノイル−4−クロトノイ
ルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、
2−ヒドロキシ−4−(3−メタクリルオキシ−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)ベンゾフェノン等を共重合して得
られるアクリルポリオール樹脂等も用いることができ
る。
【0031】(ii)ポリオールの樹脂分水酸基価 本発明の一液性コーティング組成物におけるポリオール
は、樹脂分水酸基価が20〜300mgKOH/gであ
る。樹脂分水酸基価が20mgKOH/g未満の場合に
は、イソシアネート成分との反応によるウレタンの架橋
密度が減少して、ウレタン結合の機能が発揮できない。
一方、樹脂分水酸基価が300mgKOH/gを越える
と、逆に架橋密度が増大し、塗膜の機械的特性が低下
し、場合によっては水酸基とイソシアネート基が完全に
反応せず好ましくない。
【0032】(iii) ウレトジオン基解離触媒 本発明の一液性コーティング組成物は、ウレトジオン基
を低温で解離させる触媒を使用することにより、硬化性
をさらに向上させることができる。該触媒の添加量は、
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%が
望ましい。具体的には、ジブチルスズアセテート系、ジ
ブチルスズオキサイド系、ジメチルスズオキサイド系等
の有機スズ化合物;トリエチレンジアミン、トリエチル
アミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−ヒドロ
キシプロピル)エチレンジアミン、N−メチルモルホリ
ン、1,2−ジメチルイミダゾール、1,5−ジアザビ
シクロ(4,3,0)ノネン−5,1,8−ジアザビシ
クロ(5,4,0)−ウンデセン−7(以下、DBUと
略す)等のアミン系化合物、または;これらアミン系化
合物のボラン塩、DBUフェノール塩、DBUのオクチ
ル塩、DBUの炭酸塩等のアミン塩系触媒;
【0033】ナトリウムメチラート等のアルコキシド
類;アルミニウム、クロムコバルト、鉄、スズ、鉛、チ
タン、モリブデン等の3価あるいは4価の金属のアセチ
ルアセトン塩類;オキザリルクロライド類、シュウ酸ジ
フェニルエステル等のシュウ酸エステル類;テトラフェ
ニルボロンナトリウム、テトラフェニルボロンカリウム
等のテトラフェニルボロンの金属塩;トリエチルアミン
テトラフェニルボロン等のテトラフェニルボロンの第3
級アミン塩;ジオキサン類;トリメチルホスファイト、
トリブチルホスファイト、トリフェニルホスファイト等
のトリ置換ホスファイト類等が挙げられる。
【0034】(iv) ウレタン化促進触媒 上記ウレトジオン基解離触媒を用いてウレトジオン基が
解離した後、ウレタン化反応を促進する触媒を添加する
ことができる。ウレタン化促進触媒の添加量は、0.0
1〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%が望まし
い。ウレタン化促進触媒としては有機スズ系、有機亜鉛
系、有機ジルコニウム系等があげられる。特に有機スズ
系は良好である。有機錫系としては、例えば、ブチルス
ズマレエート系、ブチルスズラウレート系、ジブチルス
ズマレエート系、ジブチルスズレウレート系、ジブチル
スズアセテート系、ジブチルスズオキサイド系、ジメチ
ルスズオキサイド系等が挙げられる。
【0035】(v)その他の添加剤 本発明の一液性コーティング組成物には、酸化防止剤、
熱安定剤、金属不活性化剤等を添加することによって、
加熱時の着色をさらに低減することができる。それら添
加剤の使用量は、その種類によって少々異なるが、この
種のコーティング組成物に慣用される添加剤の配合量で
良く、例えば塗料固形分に対して0.1〜10重量%が
好ましい。添加剤としては、ジアシルヒドラジン系化合
物群、ベンゾトリアゾール系化合物群、アミノトリアゾ
ール系化合物群、ポリカルボン酸系化合物群、ヒドラジ
ド基またはセミカルバジド基を含む化合物群、イソシア
ネート化合物群、亜リン酸エステル化合物群、2価の錫
化合物群から選ばれた1つ以上の化合物を使用すること
ができる。
【0036】1)ジアシルヒドラジン系化合物 ジアシルヒドラジン系化合物としては、例えば、N,
N’−ジホルミルヒドラジン,N,N’−ジアセチルヒ
ドラジン、N,N’−ジプロピオニルヒドラジン、N,
N’−ブチリルヒドラジン、N−ホルミル−N’−アセ
チルヒドラジン、N,N’−ジベンゾイルヒドラジン、
N,N’−ジトルオイルヒドラジン、N,N’−ジサリ
チロイルヒドラジン、N−ホルミル−N’−サリチロイ
ルヒドラジン、N−ホルミル−N’−ブチル置換サリチ
ロイルヒドラジン、N−アセチル−N’−サリチロイル
ヒドラジン、N,N’−ビス(3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニル)ヒド
ラジン、シュウ酸−ジ−(N’−サリチロイル)ヒドラ
ジン、アジピン酸−ジ−(N’−サリチロイル)ヒドラ
ジン、ドデカンジオイル−ジ−(N’−サリチロイル)
ヒドラジン等が挙げられる。
【0037】2)ベンゾトリアゾール系化合物 ベンゾトリアゾール系化合物としては、例えば、1H−
ベンゾトリアゾール及びその誘導体が挙げられる。1H
−ベンゾトリアゾールの誘導体としては、例えば、トリ
ルトリアゾール、キシリルトリアゾール、4−(または
5−)エチルベンゾトリアゾール、4−(または5−)
カルボキシルベンゾトリアゾール、4−(または5−)
ベンゾトリアゾールブチルエステル、4−(または5
−)ベンゾトリアゾールメチルエステル、4−(または
5−)クロロベンゾトリアゾール等のベンゼン環の水素
をアルキル基;置換アルキル基、カルボキシル基、アル
キルエステル基、ハロゲン基で置換した誘導体、1−ヒ
ドロキシメチルベンゾトリアゾール、1−(2,3−ジ
ヒドロキシプロピル)ベンゾトリアゾール、1−(1,
2−ジカルボキシエチル)ベンゾトリアゾール、1−
(N,N−ビス(2−エチルヘキシル)アミノメチル)
ベンゾトリアゾール、1−クロロベンゾトリアゾール、
ベンゾトリアゾールナトリウム塩、ベンゾトリアゾール
カリウム塩等の1位の窒素に結合した水素をアルキル
基、置換アルキル基、ハロゲン、アルカリ金属で置換し
た誘導体;トリルトリアゾールカリウム塩等ベンゼン環
の水素と1位の窒素に結合した水素をアルキル基、置換
アルキル基、カルボキシル基、アルキルエステル基、ハ
ロゲン、アルカリ金属等で置換した誘導体を挙げること
ができる。
【0038】3)アミノトリアゾール系化合物 アミノトリアゾール系化合物としては、例えば、3−ア
ミノ−1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−1,
2,4−トリアゾール−5−カルボキシリックアシッ
ド、3−アミノ−5メチル−1,2,4−トリアゾー
ル、3−メチル−5ヘプチル−1,2,4−トリアゾー
ル等や;上記化合物のアミノ基の水素が、例えば、ホル
ミル基、アセチル基、プロピオニル基、ベンゾイル基、
トルオイル基、サリチロイル基等のアシル基に置換した
化合物、例えば、3−(N−サリチロイル)アミノ−
1,2,4−トリアゾール、3−(N−サリチロイル)
アミノ−5メチル−1,2,4−トリアゾール、3−
(N−アセチル)アミノ−1,2,4−トリアゾール−
5−カルボキシリックアシッド等を挙げることができ
る。
【0039】4)ポリカルボン酸系化合物 ポリカルボン酸系化合物としては、例えば、シュウ酸、
マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、リンゴ
酸、酒石酸、シクロプロパンジカルボン酸等の脂肪族飽
和ジカルボン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン
酸、イタコン酸等の脂肪族不飽和ジカルボン酸;フタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、カルボキシフェニル
酢酸、カルボキシフェニルプロピオン酸、フェニレンジ
酢酸等の芳香族ジカルボン酸;トリカルバリル酸、トリ
メリト酸等の3価以上のポリカルボン酸等が挙げられ
る。
【0040】5)ヒドラジド基を含む化合物 ヒドラジド基を含む化合物としては、例えば、カルボン
酸クロライドとヒドラジンまたは置換ヒドラジンの反応
によって、もしくはカルボン酸エステルとヒドラジンま
たは置換ヒドラジンとのエステル交換反応等によって得
られたものを挙げることができる。例えば、アセチルヒ
ドラジド、ラウリン酸ヒドラジド、サリチル酸ヒドラジ
ド、プロピオン酸−N,N−ジメチルヒドラジド、2エ
チルヘキサン酸−N−プロピルヒドラジド、アジピン酸
ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカンジオ
ヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、セバシン酸−
ビス−(N,N−ジメチルヒドラジド)等を挙げること
ができる。
【0041】6)セミカルバジド基を含む化合物 セミカルバジド基を含む化合物としては、例えば、イソ
シアネート化合物とN,N−ジ置換ヒドラジンとの反応
等によって得られるもの等を挙げることができる。N,
N−ジ置換ヒドラジンとしては、例えば、N,N−ジメ
チルヒドラジン、N,N−ジエチルヒドラジン、N,N
−ジプロピルヒドラジン、N,N−ジイソプロピルヒド
ラジン、N,N−ジステアリルヒドラジン、N−メチル
−N−エチルヒドラジン、N−メチル−N−イソプロピ
ルヒドラジン、N−メチル−N−ベンジルヒドラジン、
N,N−ジ(β−ヒドロキシエチル)−ヒドラジン等が
挙げられる。これらのN,N−ジ置換ヒドラジンは単独
で使用しても2種以上の併用で使用しても良い。
【0042】7)イソシアネート化合物 イソシアネート化合物としては、例えば、テトラメチレ
ンジイソシアネート、ペンタメチレンジイソシアネー
ト、HDI、2,2,4(または2,4,4)−トリメ
チル−1,6−ジイソシアネトヘキサン、リジンジイソ
アネート、1,3−ビス(イソシアネートメチル)−シ
クロヘキサン、4,4−ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアネート、キシリレンジイソシアネート、テトラメチ
ルキシレンジイソシアネート等の脂肪族または脂環族ジ
イソシアネート;4,4−ジフェニルメタンジイソシア
ネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、2,4
−トリレンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネ
ート等の芳香族ジイソシアネート及び;
【0043】これらのジイソシアネートより誘導される
ポリイソシアネート;n−ブチルイソシアネート、n−
ヘキシルイソシアネート、n−オクチルイソシアネー
ト、フェニルイソシアネート等のモノイソシアネートを
挙げることができる。ジイソシアネートより誘導される
ポリイソシアネートとしては、イソシアヌレート型ポリ
イソシアネート、ビュレット型ポリイソシアネート、ウ
レタン型ポリイソシアネート等を挙げることができる。
【0044】8)亜リン酸エステル系化合物 亜リン酸エステル系化合物としては、例えば、ジラウリ
ルハイドロゲンホスファイト等の亜リン酸ジアルキルエ
ステル類;ジフェニルハイドロゲンホスファイト等の亜
リン酸ジアリルエステル類;トリエチルホスファイト、
トリブチルホスファイト、トリス(2エチルヘキシル)
ホスファイト、トリドデシルホスファイト、トリス(ト
リデシル)ホスファイト、トリステアリルホスファイ
ト、ジステアリルペンタエリスリトールジホスファイ
ト、トリラウリルトリチオホスファイト、ビス(ドデシ
ル)ペンタエリスリトールジホスファイト等の亜リン酸
トリアルキルエステル類;
【0045】トリフェニルホスファイト、トリス(ノニ
ルフェニル)ホスファイト等のトリアリルエステル類;
ジフェニルモノ(2エチルヘキシル)ホスファイト、ジ
フェニルモノデシルホスファイト、ジフェニルモノ(ト
リデシル)ホスファイト、テトラフェニルテトラ(トリ
デシル)ペンタエリスリトールテトラホスファイト、テ
トラ(トリデシル)4,4−イソプロピリデンジフェニ
ルホスファイト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリス
リトールジホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブ
チルフェニル)ホスファイト等の亜リン酸トリアルキル
アリルエステル類等が挙げられる。これらは単独で使用
することもでき、または2種以上併用して使用すること
もできる。
【0046】9)2価の錫化合物 2価の錫化合物は有機化合物でも無機化合物でもよい。 (イ)2価の有機錫化合物としては、例えば、カルボン酸
第一錫、スルホン酸第一錫、アルキル第一錫化合物、ア
ルキルエーテル第一錫化合物等がある。カルボン酸第一
錫化合物としては、例えば、蟻酸第一錫、酢酸第一錫、
プロピオン酸第一錫、酪酸第一錫、ヘキサン酸第一錫、
2,2−メチルブタン第一錫、ヘプタン酸第一錫、2エ
チルヘキサン酸第一錫、オクタン酸第一錫、ノナン酸第
一錫、デカン酸第一錫、ウンデカン酸第一錫、ドデカン
酸第一錫、テトラデカン酸第一錫、ヘキサデカン酸第一
錫、ヘプタデカン酸第一錫、オクタデカン酸第一錫、エ
イコサン酸第一錫、ドコサン酸第一錫、ヘキサコサン酸
第一錫、トリアコンタン酸第一錫、アクリル酸第一錫、
メタクリル酸第一錫、シュウ酸第一錫、マロン酸第一
錫、コハク酸第一錫、グルタル酸第一錫、アジピン酸第
一錫、マレイン酸第一錫等がある。
【0047】スルホン酸第一錫化合物としては、例え
ば、スルファミン酸第一錫等がある。アルキル第一錫化
合物としては、例えば、ジエチル錫、ジn−プロピル
錫、ジイソプロピル錫、ジ−n−ブチル錫、ジイソブチ
ル錫等がある。アルキルエーテル第一錫化合物として
は、例えば、ジメトキシ錫、ジエトキシ錫、ジ−n−プ
ロポキシ錫、ジイソプロポオキシ錫、ジ−n−ブトキシ
錫、ジイソブトキシ錫等がある。 (ロ)2価の無機錫化合物としては、例えば、塩化第一
錫、臭化第一錫、ヨウ化第一錫、水酸化第一錫、硫化第
一錫、リン酸第一錫、リン酸ニ水素錫、硫酸第一錫、酸
化第一錫等がある。 これらの2価の錫化合物は単独で使用することもでき、
または2種以上併用しても使用することができる。
【0048】(vi) 他の配合剤 本発明の一液性コーティング組成物は、上記に示した成
分以外に目的に応じて当該技術分野で使用されている他
の成分を配合して使用することもできる。これらの他の
成分としては、例えば、有機顔料類、無期顔料類、金属
粉、顔料分散剤、発泡防止剤、沈降防止剤、レベリング
剤、チクソトロピー剤、その他の添加剤等である。
【0049】(vii) その他 本発明の部分ブロック型ポリイソシアネートからなる硬
化剤及び一液性コーティング組成物は、一液型ポリウレ
タンコーティング材が使用されている分野、例えば、自
動車の上中塗り塗料、耐チッピング塗料、電着塗料、自
動車部品、家電・事務機器等の金属製品等のプレコート
メタル、防錆鋼板、プラスチック塗料、接着剤、接着性
付与剤、シーリング剤等に使用することができる。
【0050】
【実施例】以下、実施例等により本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこれら実施例等により限定される
ものではない。なお、「部」は重量部を表す。実施例中
の物性は下記の方法にて測定した。 有効イソシアネート基含有率 有効イソシアネート基含有率(以下、有効NCO%と略
す)は、赤外分光光度計(FT−IR)にて検量線を作
成して、ウレトジオン基含有量を求め、それより計算し
た。 揮発分の測定 揮発分の測定は、塗料組成物を80℃にて1時間乾燥
し、その後、乾燥膜厚50μになるように塗装し、室温
で24時間減圧乾燥を行った。その後160℃で1時間
加熱後の重量減少率より求めた。
【0051】 ゲル分率 ゲル分率は、塗料溶液をスプレー塗装し、所定の焼き付
け温度で焼き付けた塗膜をアセトンに浸し、20℃で2
4時間処理した後に取り出した乾燥した塗膜の重量から
求めた。 塗膜黄変度 塗膜黄変度は、ポリウレタン樹脂塗料(白)を塗布した
軟鋼板(JISG3141)上に、焼き付けた膜厚50
μmの塗膜のb値と焼き付け前の塗板のb値の差(Δ
b)で表した。b値はスガ試験機(株)製のデジタル自
動測色式色差計を用いて測定した。
【0052】(合成例1) [トリアジン構造含有ポリイソシアネートの合成]攪拌
機、温度計、冷却管を取り付けた四つ口フラスコにHD
Iを500部、60℃攪拌下、触媒としてテトラメチル
アンモニウム・カプリエート0.1部を30分ごとに分
割して添加した。60℃反応を続け、4時間後にリン酸
を1.3部添加して反応を停止させた後、90℃で1時
間加熱処理をした。析出物(触媒失活物)を濾過後、流
下式薄膜蒸留装置を用いて、1回目0.5torr/1
50℃、2回目0.1torr/160℃にて未反応H
DIを留去した。得られた生成物はIR測定によりトリ
アジン構造を有していることが確認された。このトリア
ジン構造を有する化合物をポリイソシアネートAとす
る。
【0053】(合成例2) [ビウレット構造含有ポリイソシアネートの合成]攪拌
機、温度計、冷却管を取り付けた四つ口フラスコにHD
Iを500部に水を添加し160℃で2時間処理した
後、流下式薄膜蒸留装置を用いて、1回目0.5tor
r/150℃、2回目0.1torr/160℃にて未
反応HDIを留去した。得られた生成物はIR測定によ
りビウレット構造を有していることが確認された。この
ビウレット構造を有する化合物をポリイソシアネートB
とする。
【0054】(合成例3) [ウレタン変性構造含有ポリイソシアネートの合成]攪
拌機、温度計、冷却管を取り付けた四つ口フラスコにH
DIを500部、ポリカプロラクトンポリオールである
プラクセル308(ダイセル化学工業(株)製 商標)
170部を仕込み、100℃で1時間反応させた。得ら
れた反応液を流下式薄膜蒸留装置を用いて、160℃、
0.2torrで未反応のHDIを留去する。得られた
ウレタン変性構造を有するポリイソシアネート化合物を
ポリイソシアネートCとする。
【0055】(合成例4) [トリアジン構造含有ポリイソシアネートの合成]攪拌
機、温度計、冷却管を取り付けた四つ口フラスコにをI
PDIを500部キシレン100部、酢酸ブチル100
部を仕込み、60℃撹拌下、触媒としてテトラメチルア
ンモニウム・カプリエート0.1部を30分毎に分割し
て添加した。60℃で反応を続け、4時間後にリン酸を
1.3部添加し、反応を停止させた後、90℃で時間加
熱処理をした。析出物濾過後、薄膜蒸留装置を用いて1
回目0.5torr/160℃、2回目0.1torr
/160℃にて未反応HDIを留去した。得られた生成
物をIR測定によりトリアジン構造を有していることを
確認した。このトリアジン構造を有する化合物をポリイ
ソシアネートDとする。
【0056】(実施例1)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートAを50
0部、キシレンを200部仕込み、60℃攪拌下、ウレ
トジオン化触媒としてトリスジエチルアミノホスフィン
を5.0部を添加した。60℃反応を続け、8時間後に
リン酸を5部添加して反応を停止させた後、80℃で1
時間加熱処理をした。析出物(触媒失活物)を濾過後、
80℃攪拌下で1−ブタノールを140部添加してイソ
シアネート基と完全に反応させた。赤外分光光度計(F
T−IR)にて得られた硬化剤の構造確認を行ったとこ
ろ、1767cm-1にウレトジオン基、1688cm-1
にトリアジン環のピークを確認した。また、得られた硬
化剤の平均分子量1500、粘度2000mPa・s/
25℃、有効NCO%は13.7%、ウレトジオン化率
は31.0%であった。
【0057】(実施例2)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートB500
部、キシレン230部仕込み60℃攪拌下でウレトジオ
ン化触媒であるトリスジメチルアミノホスフィン1.5
部を添加した。60℃で6時間反応させ、反応停止剤ジ
ブチルリン酸リン酸を3部添加し反応を停止させた。析
出物(触媒失活物)を濾過後、80℃攪拌下でε−カプ
ロラクタムを300部添加してイソシアネート基と完全
に反応させた。赤外分光光度計(FT−IR)にて得ら
れた硬化剤の構造確認を行ったところ、1767cm-1
にウレトジオン基、1690cm-1にビウレットのピー
クを確認した。また、得られた硬化剤の平均分子量25
00、粘度4500mPa・s/25℃、有効NCO%
は11.5%、ウレトジオン化率は16.5%であっ
た。
【0058】(実施例3)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートC500
部、トルエン100部を仕込み、60℃攪拌下でトリス
ジメチルアミノホスフィン1.5部を添加した。60℃
で6時間反応後、ジブチルリン酸リン酸を3部添加し反
応を停止させた。1−ブタノールを65部加え80℃攪
拌下でイソシアネート基と完全に反応させた。赤外分光
光度計(FT−IR)にて得られた硬化剤の構造確認を
行ったところ、1767cm-1にウレトジオン基、17
06cm-1にウレタン結合のピークを確認した。また、
得られた硬化剤の平均分子量5000、粘度20000
mPa・s/25℃、有効NCO%は4.7%、ウレト
ジオン化率20.8%であった。
【0059】(実施例4)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートA250
部、ポリイソシアネートB250部、キシレン160部
を仕込み、80℃攪拌下でトリスジエチルアミノホスフ
ィン5部を添加した。80℃で8時間反応後、ジブチル
リン酸を10部添加し反応を停止させた。冷却後、攪拌
下で反応温度が80℃で1−ブタノールを80部を加
え、末端イソシアネート基と完全に反応させた。赤外分
光光度計(FT−IR)にて得られた硬化剤の構造確認
を行ったところ、1767cm-1にウレトジオン基、1
690cm-1にビウレット、1688cm-1にトリアジ
ン環のピークを確認した。また、得られた硬化剤の平均
分子量1800、粘度3000mPa・s/25℃、有
効NCO%は15.9%、ウレトジオン化率は61.6
%であった。
【0060】(実施例5)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートD500
部、トルエン100部を仕込み、60℃攪拌下でトリス
ジメチルアミノホスフィン1.5部を添加した。60℃
で10時間反応後、ジブチルリン酸リン酸を3部添加し
反応を停止させた。ジエチルアミンを35部加え室温攪
拌下でイソシアネート基と完全に反応させた。赤外分光
光度計(FT−IR)にて得られた硬化剤の構造確認を
行ったところ、1767cm-1にウレトジオン基、16
88cm-1にトリアジン環のピークを確認した。また、
得られた硬化剤の平均分子量7000、粘度50000
mPa・s/25℃、有効NCO%は9.4%、ウレト
ジオン化率62.6%であった。
【0061】(実施例6)攪拌機、温度計、冷却管を取
り付けた四つ口フラスコにポリイソシアネートAを50
0部、キシレンを200部仕込み、60℃攪拌下、ウレ
トジオン化触媒としてトリスジエチルアミノホスフィン
を5.0部を添加した。60℃反応を続け、8時間後に
リン酸を5部添加して反応を停止させた後、80℃で1
時間加熱処理をした。析出物(触媒失活物)を濾過後、
80℃攪拌下でマロン酸ジエチルを250部、1−ブタ
ノールを10部添加してイソシアネート基と完全に反応
させた。赤外分光光度計(FT−IR)にて得られた硬
化剤の構造確認を行ったところ、1767cm-1にウレ
トジオン基、1688cm-1にトリアジン環のピークを
確認した。また、得られた硬化剤の平均分子量250
0、粘度2000mPa・s/25℃、有効NCO%は
8.9%、ウレトジオン化率31.2%であった。
【0062】(実施例7)実施例1で得られた硬化剤と
アクリルポリオール(樹脂分水酸基価100mg−KO
H/g)をイソシアネート基と水酸基の当量比が1にな
るように配合し、硬化触媒としてジブチルスズジラウレ
ートを塗料固形分に対して0.5重量%加え、シンナー
として酢酸エチル/トルエン/酢酸ブチル/キシレン/
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート=
30/30/20/15/5の混合液を加え、固形分3
0%に調整した。得られた塗料溶液を用いてゲル分率
と、揮発分、黄変度(△b)を測定した。得られた結果
を表1に示す。
【0063】(実施例8)実施例2で得られた硬化剤と
ポリエステルポリオール(水酸基価220mg−KOH
/g)、アセチルアセトン亜鉛を塗料固形分に対して1
重量%を使用した以外は実施例7と同様の操作を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
【0064】(実施例9)実施例4で得られた硬化剤と
ポリエステルポリオール(水酸基価100mg−KOH
/g)、ジメチルスズオキサイドを塗料固形分に対して
1重量%を使用した以外は実施例7と同様の操作を行っ
た。得られた結果を表1に示す。
【0065】(実施例10)実施例1で得られた硬化剤
とポリエステルポリオール(水酸基価220mg−KO
H/g)を実施例7と同様に配合し、硬化触媒としてジ
ブチルスズジアセテートを塗料固形分に対して1重量
%、1,6−ヘキサメチレンビス(N,N−ジメチルセ
ミカルバジド)を塗料固形分に対して1重量%添加して
塗料溶液を得た。得れられた塗料溶液を用いてゲル分率
と揮発分、黄変度(△b)を測定した。得られた結果を
表1に示す。
【0066】(実施例11)実施例6で得られた硬化剤
とアクリルポリオール(樹脂分水酸基価150mg−K
OH/g)を実施例7と同様に配合し、硬化触媒として
ジブチルスズジラウレートとDBU(1,8−ジアザビ
シクロ(5,4,0)−ウンデセン−7)をそれぞれ塗
料固形分に対して0.5重量%、1,6−ヘキサメチレ
ンビス(N,N−ジメチルセミカルバジド)を塗料固形
分に対して1重量%添加して塗料溶液を得た。得られた
塗料溶液を用いてゲル分率と、揮発分、黄変度(△b)
を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0067】(比較例1)ポリイソシアネートAをメチ
ルエチルケトオキシムでブロックしたブロックポリイソ
シアネート(粘度2000、有効NCO%12.5%)
を用いた以外は実施例5と同様な操作を行った。(比較
例2)ポリイソシアネートCをε−カプロラクタムでブ
ロックしたブロックポリイソシアネート(粘度200
0、有効NCO%12.5%)を用いた以外は実施例5
と同様な操作を行った。(比較例3)ポリイソシアネー
トAをマロン酸ジエチルでブロックしたブロックポリイ
ソシアネート(粘度3500、有効NCO%8.8%)
を用いた以外は実施例11と同様な操作を行った。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】
【発明の効果】本発明は、一液性コーティング材用硬化
剤として、数個のポリイソシアネート分子をウレトジオ
ン基で封鎖させた部分ブロック型ポリイソシアネートを
用いることにより、硬化剤中に揮発するブロック剤の量
を減らすことができ、これを使用した一液性コーティン
グ組成物は、塗装焼き付け時のブロック剤の揮発によ
る、白煙、臭気、ヤニ等の発生が少なく、焼き付け時の
着色も少ないものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂肪族および/または脂環族ジイソシア
    ネートより構成された一般式(1)で表されるトリアジ
    ン構造および/または一般式(2)で表されるビウレッ
    ト構造を有するポリイソシアネートの分子間を、一般式
    (3)または一般式(4)で表されるウレトジオン基を
    含む構造で結合させ、該ポリイソシアネートの末端イソ
    シアネート基を活性水素含有化合物と反応させて、イソ
    シアネート基を封鎖してなることを特徴とする部分ブロ
    ック型ポリイソシアネート。 【化1】 (R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネ
    ート基以外の残基である。) 【化2】 (R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネ
    ート基以外の残基である。) 【化3】 【化4】 (n≧2、A:ポリオールの水酸基以外の残基であり、
    R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネー
    ト基以外の残基である。)
  2. 【請求項2】 脂肪族および/または脂環族ジイソシア
    ネートと平均分子量500〜8000のポリオールより
    構成された一般式(5)で表されるウレタン変性構造を
    有する各ポリイソシアネートの分子間を、一般式(6)
    で表されるウレトジオン基で結合させ、該ポリイソシア
    ネートの末端イソシアネート基を活性水素含有化合物と
    反応させて、イソシアネート基を封鎖してなることを特
    徴とする、25℃で液状の部分ブロック型ポリイソシア
    ネート。 【化5】 (n≧2、A:ポリオールの水酸基以外の残基であり、
    R:脂肪族、脂環族系ジイソシアネートのイソシアネー
    ト基以外の残基である。) 【化6】
  3. 【請求項3】 請求項1記載の部分ブロック型ポリイソ
    シアネートおよび/または請求項2記載の部分ブロック
    型ポリイソシアネートと、樹脂分水酸基価20〜300
    mgKOH/gのポリオールを主成分とすることを特徴
    とする、一液性コーティング組成物。
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