JPH11246369A - 毛髪染料浸透剤及び該浸透剤を含有する染毛剤 - Google Patents

毛髪染料浸透剤及び該浸透剤を含有する染毛剤

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JPH11246369A
JPH11246369A JP10046759A JP4675998A JPH11246369A JP H11246369 A JPH11246369 A JP H11246369A JP 10046759 A JP10046759 A JP 10046759A JP 4675998 A JP4675998 A JP 4675998A JP H11246369 A JPH11246369 A JP H11246369A
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JP
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dimer
hair dye
hair
monoterpene
dye
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JP10046759A
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Juichi Okawa
寿一 大川
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Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】染料の毛髪への浸透性を高めて染毛効果を向上
するのに有用な毛髪染料浸透剤、該毛髪染料浸透剤を含
有する染毛剤の提供。 【解決手段】モノテルペンの二量体またはその水素添加
物の少なくとも一方を含有することを特徴とする毛髪染
料浸透剤、二量体を構成するモノテルペンの少なくとも
一方がd−リモネンである上記毛髪染料浸透剤、前記毛
髪染料浸透剤を含有する染毛剤、モノテルペンの二量体
またはその水素添加物を0.1〜5重量%の割合で含有
する染毛剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、染料の毛髪への浸
透性を高めて染毛効果を向上するのに有用な毛髪染料浸
透剤に関する。更に本発明は、該毛髪染料浸透剤を含有
する染毛剤に関する。
【0002】
【従来の技術】染毛剤として、第1剤に酸化染料を、第
2剤に過酸化水素をそれぞれ必須成分として含有する2
剤式の染毛剤、水の添加で過酸化水素を発生する過酸化
物及び酸化染料を必須成分とする乾燥粉末状の1剤式染
毛剤、並びに同様な成分を炭化水素(ワセリン、パラフ
ィンワックス等)で非水系のまま練り込んだ1剤式の練
り状染毛剤等が従来から知られている。
【0003】これらの染毛剤の染毛効果は、主としてp
H、染毛時間及び染色剤中の染料の濃度に依存する。す
なわち、十分な染毛効果を得るためにはpHを高くする
か、染料濃度を高くするか、或いは染毛時間を長くする
ことが必要である。
【0004】しかしながら、染毛剤のpHや染毛濃度を
高くすると、毛髪を傷めたり皮膚のかぶれを発生しやす
くなり、また染毛時間を長くすると、染毛剤と毛髪等と
の接触時間が長くなるため同様な副作用が生じやすい。
更に、忙しい現代社会にあっては、染毛時間の短縮化が
望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、染毛
剤に含まれる染料の毛髪に対する浸透性を高め、染毛効
果を高めることのできる毛髪染料浸透剤を提供すること
である。また、本発明は、モノテルペンの二量体または
その水素添加物の毛髪染料浸透剤としての新規用途を提
供することを目的とする。
【0006】更に本発明の目的は、該浸透剤を含むこと
により、より緩和な条件(pH、染料濃度、染毛時間)
で十分な染毛効果が得られ、その結果毛髪にダメージの
少ない染毛剤を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するため鋭意検討を重ねた結果、d−リモネン等
のモノテルペンの二量体及び該二量体の水素添加物に、
毛髪用染料の染毛力を高める作用があることを見いだし
て、本発明を完成した。
【0008】すなわち本発明(第一発明)は、モノテル
ペンの二量体またはその水素添加物の少なくとも一方を
含有することを特徴とする毛髪染料浸透剤である。また
本発明は、二量体を構成するモノテルペンの少なくとも
一方がd−リモネンである上記二量体またはその水素添
加物の少なくとも一方を含有する毛髪染料浸透剤であ
る。
【0009】更に本発明(第二発明)は、上記に掲げる
毛髪染料浸透剤を含有する染毛剤、特にモノテルペンの
二量体またはその水素添加物を0.1〜5重量%の割合
で含有する染毛剤である。
【0010】
【発明の実施の形態】第一の発明は、モノテルペンの二
量体又は該二量体の水素添加物のいずれか少なくとも一
種を含有することを特徴とする毛髪染料浸透剤である。
【0011】本発明で用いられるモノテルペンの二量体
とは、C1016の組成を有する炭化水素又はそれから導
かれる含酸素化合物(アルコール、アルデヒド、ケト
ン)といったモノテルペンの二量化物を広く意味する。
【0012】また、本発明で「二量体」とは、分子中に
含有される水素の数に関係なく、炭素数10個のモノテ
ルペンが、それ自体若しくは他の一のモノテルペンと反
応することから生じる20個の炭素原子を含有する反応
生成物を意味する。
【0013】本発明が対象とするモノテルペンは、特に
制限はないが、具体的には、ミルセン,オシメン等の鎖
式テルペン;リモネン(d体,dl体)、フェランドレ
ン(α体,β体)、テルピネン(α体,β体,γ体)、
テルピノレン等の単環式テルペン;カンフェン、ピネン
(α体,β体)、カレン等の二環式テルペン;トリシク
レン,フェンチェン等の三環式テルペンといった炭化水
素:ゲラニール,リナロール,メントール等のアルコー
ル:シトロネラール,シトラール,ヒドロキシシトロネ
ラール等のアルデヒド:l−カルボン,メントン等のケ
トン等を例示することができる。これらは単独若しくは
任意の二つを適宜組み合わせて、二量体に調製すること
ができる。好ましいモノテルペンとしては、上記のうち
単環式テルペン炭化水素または二環式テルペン炭化水素
が挙げられ、二量体を構成する少なくとも一方、好適に
は両方ともがリモネン(特にd−リモネン)であること
がより望ましい。
【0014】モノテルペンの二量体は、上記モノテルペ
ン、若しくはかかる化合物の二種以上の混合物、例えば
「サルフェートターペンチン」として知られているC10
−テルペンの混合物を二量体化することによって、また
はC10−テルペン及び脱水素化テルペン(例えば、シメ
ン)を二量体化することによって調製することができ
る。
【0015】これらの二量体化は、特に制限されない
が、通常、硫酸及び塩酸の如き酸触媒の存在下に、また
は日本酸性土若しくはフーラー土のような酸性クレー触
媒又はカチオン交換樹脂触媒の存在下で行なわれる。ま
た、特開昭48−92355号公報、バイルシュタン
V,509,第246頁(No.9)、またはジャーナル・オブ・アプ
ライド・ケミストリー第29巻,第1363〜1367頁、特開昭
54−145230号公報等の記載に基づいて二量体化
することもできる。
【0016】モノテルペンの二量体として、具体的に
は、α−ピネンの二量体,β−ピネンの二量体,カンフ
ェンの二量体,d−リモネンの二量体,γ−テルピネン
の二量体,α−フェランドレンの二量体,Δ3−カレン
の二量体,β−フェランドレンの二量体,テルピレノン
の二量体,α−フェアランドレンとΔ3−カレンの混合
二量体(両方の混合物を二量化反応させる),α−フェ
アランドレン若しくはβ−フェアランドレンとγ−テル
ピネンの混合二量体,α−ピネンとΔ3−カレンの混合
二量体,α−ピネン若しくはβ−ピネンとカンフェンの
混合二量体,サルフェートターペンチンの混合二量体,
テルピノレンとγ−テルピネンの混合二量体を例示する
ことができるが、特にこれらに限定されるものではな
い。
【0017】好ましくはリモネンの二量体であり、これ
はパイルシュタンV,509,第246頁(No.9)等の記載に
準じて製造することもできるが、簡便には市販品を用い
ることができる(例えば、YSオイルD:ヤスハラケミ
カル、リモネンダイマー:日光ケミカルズ(株)等)。
【0018】本発明の毛髪染料浸透剤は、上記のモノテ
ルペンの二量体を一種、または二種以上を任意に混合し
て含有することができる。
【0019】モノテルペン二量体の混合物としては、特
に制限されないが、例えば次の特性を有するものを例示
することができる。
【0020】 外 観 淡黄色透明の液体 比 重d20 4 0.920〜0.940 屈折率n20 D 1.508〜1.534 ヨウ素価 250以上 沸点範囲 280〜350℃ このような特性を有するモノテルペン二量体の混合物
は、日光ケミカルズ(株)よりテルペンダイマーという
商品名で市販されている。
【0021】更に本発明の毛髪染料浸透剤は、上記モノ
テルペンの二量体若しくはその混合物を水素添加した物
を、単独で若しくは二種以上混合物として含有すること
ができ、また該水素添加物を、前記モノテルペンの二量
体若しくはその混合物と組み合わせて含有することがで
きる。
【0022】すなわち、本発明の毛髪染料浸透剤には、
モノテルペンの二量体を単独で若しくはそれらの混合物
として含有するもの、またそれらの水素添加物を単独若
しくはモノテルペン二量体と混合して含有するものの全
てが包含される。
【0023】水素添加物は、前述するモノテルペンの二
量体又はその混合物を、常法に従って、標準水素化触媒
を用いて標準水素化条件で水素化反応することによって
調製することができる。
【0024】例えば、水素化反応は、炭素上パラジウム
触媒またはラニーニッケル触媒の存在下、約80〜約1
50℃の温度で約4〜30気圧の圧力下で行う方法を挙
げることができるが、また、米国特許第2249112
号明細書または米国特許第3502769号明細書の記
載に従って調製することもできる。
【0025】得られる水素化物は、特に制限されない
が、好ましくはヨウ素価が40以下、より好ましくはヨ
ウ素価10〜30であることが望ましい。
【0026】好適な水素添加物としては、d−リモネン
を含むテルペン二量体の混合物、好ましくは前述するテ
ルペンダイマー(日光ケミカルズ(株))を水素添加し
て調製される、例えば次の特性を有するものを挙げるこ
とができる。
【0027】 外 観 無色透明な液体 比 重d20 4 0.910〜0.930 屈折率n20 D 1.480〜1.530 ヨウ素価 40以下 沸点範囲 300〜350℃ この水素添加物は、日光ケミカルズ(株)よりディマー
ルHという商品名で市販されている(日本汎用化粧品原
料集JCID IV−187)。
【0028】本発明で用いられる上記モノテルペンの二
量体またはその水素添加物は、それ自体若しくはそれら
の混合物の状態で、各種毛髪染料の毛髪への浸透性を高
め、また均染性を高めることができる。すなわち、上記
モノテルペンの二量体またはその水素添加物は、毛髪染
料浸透剤として有用であり、これを染毛剤に配合するこ
とによって、染毛剤に優れた染毛作用を付与することが
できる。
【0029】本発明の毛髪染料浸透剤は、適用対象とす
る毛髪染料の種類を特に制限するものではなく、酸化染
料、並びにノニオン系及びアニオン系の別を問わず、公
知の染料に広く適用することができる。好ましくは、酸
化染料である。
【0030】酸化染料としては、公知のものを広く使用
できるが、より具体的には、次のものを例示することが
できる:5−アミノオルトクレゾール、硫酸5−アミノ
オルトクレゾール、2−アミノ−4−ニトロフェノー
ル、2−アミノ−5−ニトロフェノール、1−アミノ−
4−メチルアミノアントラキノン、3,3’−イミノジ
フェノール、塩酸2,4−ジアミノフェノール、塩酸ト
ルエン−2,5−ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレン
ジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N−フェ
ニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジア
ミン、オルトアミノフェノール、カテコール、酢酸N−
フェニルパラフェニレンジアミン、1,4−ジアミノア
ントラキノン、2,6−ジアミノピリジン、硫酸2,6
−ジアミノピリジン、1,5−ジヒドロキシナフタレ
ン、ジフェニルアミン、トルエン−2,5−ジアミン、
トルエン−3,4−ジアミン、α−ナフトール、ニトロ
パラフェニレンジアミン、パラアミノフェニルスルファ
ミン酸、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェ
ニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチル
アミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリ
ウム、ピクリン酸、2−ヒドロキシ−5−ニトロ−
2’,4’−ジアミノアゾベンゼン−5−スルホン酸ナ
トリウム、ヒドロキノン、ピロガロール、N−フェニル
パラフェニレンジアミン、フロログルシン、ヘマテイ
ン、没食子酸、メタアミノフェノール、メタフェニレン
ジアミン、硫酸2−アミノ−5−ニトロフェノール、硫
酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェ
ニレンジアミン、硫酸4,4’−ジアミノジフェニルア
ミン、硫酸トルエン−2,5−ジアミン、硫酸ニトロパ
ラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫
酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニト
ロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミ
ン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノ
フェノール、硫酸メタフェニレンジアミンなど。
【0031】なお、本発明の毛髪染料浸透剤で用いられ
るモノテルペンの二量体またはその水素添加物は、単独
でもまたそれらを混合しても、それら自体に臭いを有し
ないという特性を有している。従って、該成分を主成分
とする本発明の毛髪染料浸透剤は、染毛剤中に配合する
香料材料の臭いに影響を与えることがないため、各種の
香料と組み合わせて用いることができる。
【0032】また、これらのモノテルペンの二量体、そ
の水素添加物またはそれら各種混合物は、アルコール、
エステル、ケトン、エーテル、アミン、ニトリル等の各
種溶剤、並びに各種香料材料(香油)に対して広い範囲
の溶解性を有しているため、本発明の毛髪染料浸透剤
は、これらの成分を一般に含む染毛剤に対して高い相溶
性を有している。
【0033】本発明における第二発明は、上記毛髪染料
浸透剤を含有する染毛剤である。
【0034】本発明の染毛剤は、毛髪に適用される状態
の染毛剤中、つまり例えば2剤式染毛剤にあっては1剤
と2剤を混合した染液中に、上記浸透剤を含有するもの
であればよく、染料の種類、染毛剤の形態、配合様式等
を特に制限するものではない。
【0035】例えば染料としては、前述するように酸化
染料、並びにノニオン系及びアニオン系の別を問わず、
公知の染料に広く適用することができるが、好ましく
は、酸化染料であり、制限はされないが、上記に掲げる
ものを例示できる。
【0036】本発明の染毛剤は、かかる染料を、毛髪に
適用される状態の染毛剤中に、通常0.1〜10重量
%、好ましくは0.1〜7重量%、より好ましくは0.
1〜5重量%の割合で配合することができる。
【0037】染毛剤の形態も特に制限されず、例えば2
剤型(液状、ペースト状、フォーム状等)、粉末状のも
の、練り状のいずれの形態をも採用することができる。
【0038】本発明の染毛剤に含まれる毛髪染料浸透剤
の配合割合は、毛髪に適用される染毛剤(100重量
部)に対する該浸透剤の有効成分(モノテルペン二量
体、その水素添加物又はそれらの混合物)の割合として
0.1〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%、より
好ましくは0.5〜2重量%を例示することができる。
【0039】本発明の染毛剤には、上記成分に加えて、
染毛剤の各種形態に応じて一般的に用いられる成分およ
び添加物を含有することができる。
【0040】添加物としては、本発明の効果を損なわな
い限度において特に制限はなく、例えば金属封鎖剤、酸
化防止剤、毛髪保護剤、着香料、界面活性剤、毛髪保護
剤、pH調整剤、防腐剤、溶解剤、各種アミノ酸、各種
の高分子物質等を広く例示することができる。
【0041】染毛剤にかかる第二の本発明の効果とし
て、以下のことを挙げることができる。
【0042】本発明の毛髪染料浸透剤を含有する染毛剤
によれば、毛髪に対する染料の浸透を促進し染着効果を
高めることができる。このため、染毛条件の緩和、すな
わち染毛剤のpHの低下(酸性化)、酸化染料の濃度の
低下又は染毛時間を短縮しても、所望の濃度に染毛する
ことができ、染毛時における毛髪の傷みや皮膚のかぶれ
等の副作用を防止又は軽減することができる。
【0043】本発明の染毛剤は、染色の均一性について
も、浸透剤を含まない従来の染毛剤よりも優れており、
より染色むらの少ない染毛剤を提供することができる。
【0044】更に、本発明の毛髪染料浸透剤には芳香性
がないので、染毛剤に所望の香料を配合することによっ
て染毛剤の芳香性にバリエーションを持たせることがで
きる。
【0045】
【実施例】以下、本発明を製造例及び実施例を用いて説
明するが、本発明は、これら実施例等によって限定され
るものではない。
【0046】なお、以下の製造例及び実施例において、
“部”とは“重量部”を表わし、“%”とは“重量%”
を表わす。
【0047】製造例1 下記の処方からなる第1液(pH10.6、粘度800
0cps)及び第2液(pH3.5、粘度7000cp
s)を有する2液式酸化染毛剤を調製した。第1液と第
2液を混合(重量比1:1)した染液中のリモネンダイ
マー(日光ケミカルズ(株)発売元)の配合量は1重量
%であった。
【0048】 (第1液) ステアリルアルコール 6.0 部 オレイルアルコール 7.0 流動パラフィン 10.0 ポリオキシエチレン(15E.C.)セチルエーテル 10.0 EDTA・2Na 0.2 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 0.4 強アンモニア水(28%) 3.0 パラフェニレンジアミン 0.4 メタアミノフェノール 0.3 リモネンダイマー 2.0 精製水 適 量 100 部 アンモニア、香料以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹
拌しながら冷却し、次いで50℃付近でアルカリ剤及び
香料を配合して35℃まで冷却して第1液を調製する。
【0049】 (第2液) ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 4.0部 セタノール 6.0 過酸化水素水(35%) 17.0 リン酸 0.0002 精製水 適 量 100 部 過酸化水素水以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹拌し
ながら冷却し、次いで40℃付近で過酸化水素水を配合
して35℃まで冷却して第2液を調製する。
【0050】製造例2 下記の処方からなる第1液(pH10.5、粘度150
cps)及び第2液(pH3、粘度1000cps)を
有する2液式酸化染毛剤を調製した。第1液と第2液を
混合(重量比1:1)した染液中のテルペンダイマー
(日光ケミカルズ(株))の配合量は0.75重量%で
あった。
【0051】 (第1液) ポリオキシエチレン(2E.O.) ラウリル硫酸ナトリウム(28%) 25.0部 オレイン酸 10.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 ゲラニオール変性エタノール 7.0 EDTA・2Na 0.2 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 0.4 強アンモニア水(28%) 6.0 パラフェニレンジアミン 0.4 メタアミノフェノール 0.3 テルペンダイマー 1.5 精製水 適 量 100 部 上記成分全てを配合して均一に溶解するまで撹拌し続
け、第1液を調製する。
【0052】 (第2液) ポリオキシエチレン(2E.O.) ラウリル硫酸ナトリウム(28%) 1.8部 セタノール 1.0 過酸化水素水(35%) 16.7 アセトアニリド 0.025 リン酸 適 量 精製水 適 量 100 部 過酸化水素水以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹拌し
ながら冷却し、次いで40℃付近で過酸化水素水を配合
して35℃まで冷却して第2液を調製する。
【0053】製造例3 下記の処方からなる第1液(pH11.0、粘度600
0cps)及び第2液(pH3.5、粘度800cp
s)を有する2液式酸化染毛剤を調製した。第1液と第
2液を混合(重量比1:1)した染液中のテルペンダイ
マー水素添加物(ディマールH:日光ケミカルズ(株)
発売元)の配合量は0.5重量%であった。
【0054】 (第1液) ポリオキシエチレン(2E.O.) ラウリル硫酸ナトリウム(28%) 25.0 部 オレイン酸 5.0 ヘキシルデカノール 5.0 ベヘニルアルコール 3.0 ポリビニルピロリドン 0.3 EDTA・2Na 0.2 チオグリコール酸 0.2 ディマールH 1.0 パラフェニレンジアミン 0.3 パラアミノフェノール 0.25 メタアミノフェノール 0.12 レゾルシン 0.15 . 強アンモニア水(28%) 4.5 モノエタノールアミン 3.0 精製水 適 量 100 部 アンモニア、モノエタノールアミン、香料以外の成分を
75℃で加熱溶解後、撹拌しながら冷却し、次いで50
℃付近でアルカリ剤及び香料を配合して35℃まで冷却
して第1液を調製する。
【0055】 (第2液) ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 0.8部 塩化セチルトリメチルアンモニウム(28%) 2 過酸化水素水(35%) 16.7 フェナセチン 0.3 リン酸 適 量 精製水 適 量 100 部 上記成分全てを配合し、均一に溶解するまで撹拌し続
け、第2液を調製する。
【0056】製造例4 下記の処方からなる第1液(pH10.0、粘度450
cps)及び第2液(pH2.5、粘度800cps)
を有する2液式酸化染毛剤を調製した。第1液と第2液
を混合(重量比1:1)した染液中のテルペンダイマー
水素添加物(ディマールH:日光ケミカルズ(株)発売
元)の配合量は0.25重量%であった。
【0057】 (第1液) アルキルグルコシド(50%) 3 部 ポリオキシエチレン(20E.O.)セチルエーテル 4 塩化セチルトリメチルアンモニウム(28%) 3 ヘキシルデカノール 3 EDTA・2Na 0.3 アスコルビン酸ナトリウム 0.3 強アンモニア水(28%) 5 香料 0.2 パラフェニレンジアミン 1.0 塩酸メタフェニレンジアミン 0.2 メタアミノフェノール 0.3 レゾルシン 0.6 ディマールH 0.5 精製水 適 量 100 部 アンモニア、香料以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹
拌しながら冷却し、次いで50℃付近でアルカリ剤及び
香料を配合して35℃まで冷却して第1液を調製する。
【0058】 (第2液) ポリオキシエチレン(20E.O.)ラウリル硫酸ナトリウム 2.0部 ステアリルアルコール 1.0 アクリル酸・メタクリル酸 アルキル共重合体 0.8 過酸化水素水(35%) 16.7 アセトアニリド 0.03 リン酸 適 量 精製水 適 量 100 部 過酸化水素水以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹拌し
ながら冷却し、次いで40℃付近で過酸化水素水を配合
して35℃まで冷却して第2液を調製する。
【0059】製造例5 下記の処方からなる第1液(pH10.5、粘度50c
ps)及び第2液(pH4、粘度800cps)を有す
る2液式酸化染毛剤を調製した。第1液と第2液を混合
(1:1(容量比))して(リモネンダイマー(日光ケ
ミカルズ(株)発売元):0.5重量%)、得られた染
液を噴射剤としてLPG(液化プロパンガス)が充填さ
れた2液式の泡吐出容器に充填して、本発明の泡沫状の
態様の2液式酸化染毛剤を調製した。
【0060】 (第1液) 塩化セチルトリメチルアンモニウム(28%) 2 部 ポリオキシエチレン(20.E.O.)ラウリルエーテル 5 L−プロリン 0.2 EDTA・2Na 0.2 チオグリコール酸アンモニウム(50%) 0.4 強アンモニア水(28%) 6.0 パラフェニレンジアミン 0.5 パラアミノフェノール 0.5 アミノオルトクレゾール 0.3 リモネンダイマー 1.0 精製水 適 量 100 部 上記成分全てを配合し、均一に溶解するまで撹拌し続
け、第1液を調製する。
【0061】 (第2液) ポリオキシエチレン(20.E.O.)セチルエーテル 1.5部 セタノール 1.5 アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体 0.2 過酸化水素水(35%) 13.9 アセトアニリド 0.025 精製水 適 量 100 部 過酸化水素水以外の成分を75℃で加熱溶解後、撹拌し
ながら冷却し、次いで40℃付近で過酸化水素水を配合
して35℃まで冷却して第2液を調製する。
【0062】実験例 毛髪染料浸透剤としてリモネンダイマー(日光ケミカル
ズ(株)発売元)又はディマールH(日光ケミカルズ
(株)発売元)のそれぞれを用いて、これらの浸透剤を
表1に記載の処方からなる6種類の染毛剤(100重量
%)に、染液中における濃度が1重量%又は3重量%と
なるように配合して、その染毛剤の染色効果を調べた。
具体的には、脱色山羊毛の一束(約3g)に該染毛剤1
0gを塗布して、15分又は25分間染毛後、ぬるま湯
で十分すすいで、シャンプーをして乾燥後、該染色毛の
染毛効果を肉眼観察によって評価した。
【0063】
【表1】
【0064】 処方1:ノニオン液状ヘアカラー 処方2:ノニオン液状ヘアカラー 処方3:アニオン液状ヘアカラー 処方4:アニオン液状ヘアカラー 処方5:ノニオンクリーム状ヘアカラー 処方6:アニオンクリーム状ヘアカラー。
【0065】なお、かかる染毛剤の染毛効果は、リモネ
ンダイマー又はディマールHの代わりに精製水を配合し
た染毛剤の染毛度との比較によって決定した。
【0066】毛髪染料浸透剤としてリモネンダイマーを
用いた結果を表2に、ディマールHを用いた結果を表3
に示す。
【0067】なお、表中の記号は、以下のことを意味す
る:浸透剤を加えない場合と比較して、 − :効果なし + :有意に効果が認められる ++ :はっきりと効果がある +++:更に強く効果がある。
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】これらの結果から、本発明の浸透剤によれ
ば染毛剤の染毛効果が高まることが分かる。また、上記
本発明のいずれの染毛剤によっても染めむらが生じず、
本発明の浸透剤に均染効果が認められた。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノテルペンの二量体またはその水素添加
    物の少なくとも一方を含有することを特徴とする毛髪染
    料浸透剤。
  2. 【請求項2】二量体を構成するモノテルペンの少なくと
    も一方がd−リモネンである請求項1記載の毛髪染料浸
    透剤。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の毛髪染料浸透剤を含
    有する染毛剤。
  4. 【請求項4】モノテルペンの二量体またはその水素添加
    物を0.1〜5重量%の割合で含有する請求項3記載の
    染毛剤。
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