JPH11246050A - ツインベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置 - Google Patents

ツインベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置

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Publication number
JPH11246050A
JPH11246050A JP6763898A JP6763898A JPH11246050A JP H11246050 A JPH11246050 A JP H11246050A JP 6763898 A JP6763898 A JP 6763898A JP 6763898 A JP6763898 A JP 6763898A JP H11246050 A JPH11246050 A JP H11246050A
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JP
Japan
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loading
unloading
end pulley
belt
belt conveyor
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Application number
JP6763898A
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English (en)
Inventor
Tadayoshi Kamiwaki
忠義 上脇
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な操作でばら物の荷揚げと荷積みの切り換
えを行い得、特に荷積み時にばら物の詰り等を起さずに
高速で放出でき、構造が簡素で低コストの荷揚げ荷積み
兼用搬送装置を提供する。 【構成】旋回フレームに旋回および起伏動作可能に保持
された横搬送部10と、横搬送部10の先端に揺動可能
に枢着された上下搬送部11と、横搬送部10の元付部
から上下搬送部の先端部まで配設された2重ベルトコン
ベヤ12と、横搬送部10の元付部近くのベルトコンベ
ヤ12の上方に設けられたばら物供給部(18)と、横
搬送部10の元付部下方に設けられたばら物排出部とを
有し、上下搬送部先端の2重ベルトコンベヤ12の2個
の端部プーリ(23,25,36)は互いに上下の高さ
位置がずれており、その下側の端部プーリ(25,3
6)は全体として横移動可能に上下搬送部11に保持さ
れており、上下搬送部11の下部に下側の端部プーリ
(25,36)の横移動駆動部(30,37)が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ツインベルト式
荷揚げ荷積み兼用搬送装置、特に、石炭、鉄鉱石あるい
は穀物等のばら状荷物を船艙あるいは地上の積荷場所か
ら荷揚げして他場所へ搬送し、また逆に他場所から船艙
等の積込み箇所へ荷積みする際に、ベルトコンベヤの逆
転とコンベヤ端部プーリの位置切換えのみで簡単に荷積
みあるいは荷積みの搬送作業を行えるようにしたツイン
ベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ばら状の荷物(ばら物)を例えば運搬船
からベルトコンベヤで陸揚げする連続アンローダ専用
機、あるいは地上の機内コンベヤで運ばれてくるばら物
を船艙内へ放出して荷積みするローダ専用機は既に周知
であるが、状況に応じて船艙内のばら物の荷揚げと船艙
へのばら物の荷積みを行い得るようにしたものとしては
従来、連続アンローダの本体基台部から上側部分を取り
外して、別に用意したシップローダを搭載する形態のも
のが知られている。前記シップローダは横方向海側への
びる旋回可能なブームと、該ブームの先端に枢着した伸
縮可能なテレスコシュートと、該ブーム上に張り渡した
ベルトコンベヤとを有し、前記ベルトコンベヤで送られ
てくるばら物を前記テレスコシュートを介して前記船艙
内へ投下するようになっている。
【0003】また水平搬送部とその両端側に垂直搬送部
をもつ逆U字状のベルトコンベヤの先端側部にフローコ
ンベヤから成る縦形の取込装置を設け、前記取込装置の
上側部と下側部にそれぞれアンローダ排出口とローダ排
出口を設け、前記ローダ排出口に扉を開閉自在に取り付
け、ばら物の荷揚げ時には前記取込装置のアンローダ排
出口からアンローダ用ホッパを介して該取込装置で取り
込まれたばら物を前記ベルトコンベヤへ送り込み、荷積
み時には前記ベルトコンベヤの逆転動作で運ばれてきた
ばら物をローダ排出口からローダ用ホッパを介して前記
取込装置へ送り出し、前記取込装置の下端から放出する
構造の連続式アンローダ・ローダ兼用機も開示されてい
る(例えば実開平3−74529号公報)。この装置で
荷揚げ作業を行う時には前記扉によって前記ローダ排出
口が閉鎖される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の装置で
ばら物の荷積み時にアンローダの本体基台部にシップロ
ーダを取り付けるタイプのものは、アンローダ作動部と
前記シップローダの交換作業に多大の手数を要し、また
前記シップローダを別途準備しておかなければならず、
設備コスト上問題がある。一方、アンローダ用およびロ
ーダ用の2つの排出口をもつ前記取込装置をベルトコン
ベヤの先端部に設けた前記連続式アンローダ・ローダ兼
用機は、荷揚げおよび荷積み作業とも前記取込装置を経
由してばら物の取り込み、送り出しを行うので、荷揚げ
時のみならず荷積み時にも前記フローコンベヤを駆動す
る必要があり、動力費が嵩むとともに、荷積み時におけ
るばら物の放出がスムーズになされず、前記取込装置と
前記ローダ排出口との間で荷詰りを起すおそれがあり、
また大量のばら物の高速放出も難しいなどの問題があっ
た。
【0005】本発明は、上述した従来の不具合をなく
し、簡単な操作でばら物の荷揚げと荷積みを切り換える
ことができ、荷積み時のばら物の放出も詰り等を起さず
に容易に行い得、また構造が簡素で設備費も低減できる
ツインベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、旋回フ
レームに旋回および起伏動作可能に保持された横搬送部
と、該横搬送部の先端に揺動可能に枢着された上下搬送
部と、前記横搬送部の元付部から前記上下搬送部の先端
部まで配設された2重ベルトコンベヤと、前記横搬送部
の元付部近くの前記ベルトコンベヤの上方に設けられた
ばら物供給部と、前記横搬送部の元付部下方に設けられ
たばら物排出部とを有し、前記上下搬送部先端の前記2
重ベルトコンベヤの2個の端部プーリは互いに上下の高
さ位置がずれており、その下側の端部プーリは全体とし
て横移動可能に前記上下搬送部に保持されており、前記
上下搬送部の下部に前記下側の端部プーリの横移動駆動
部が設けられたツインベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装
置が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を、好適な実施形態
について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実
施形態に係るツインベルト式荷揚げ荷積み兼用ばら物搬
送装置の全体側面図である。岸壁上に筒状支柱1が設置
され、該支柱1の上部に旋回装置2を介して旋回フレー
ム3が設けられている。旋回フレーム3の上端には横搬
送部10の起伏ブーム5が該旋回フレーム3に対して起
伏可能に設けられ、該旋回フレーム3の基部と起伏ブー
ム5との間に装着された起伏駆動シリンダ8によって横
搬送部10が起伏動作するようになっている。起伏ブー
ム5の先端には上下搬送部11の揺動ブーム6が連結さ
れ、起伏ブーム5と揺動ブーム6との間に装着された揺
動駆動シリンダ7によって揺動ブーム6、したがって上
下搬送部11が起伏ブーム5の先端を支点に揺動動作す
る。
【0008】揺動ブーム6の先端から起伏ブーム5の元
付部近傍にかけて2体のベルトコンベヤが、それらのベ
ルト搬送面を重ね合せるようにして設置され、またこの
揺動ブーム6先端の2重ベルトコンベヤ12の端部プー
リに隣接してスクリュウフィーダ部Fが端部プーリ保持
フレームを介して設けられている。揺動ブーム6と前記
2重ベルトコンベヤ12およびスクリュウフィーダ部F
によって、この実施形態の上下搬送部11が構成され、
起伏ブーム5と前記2重ベルトコンベヤ12によって横
搬送部10が構成される。なお、前記上下搬送部下端の
端部プーリおよびスクリュウフィーダ部Fについては図
2以下を参照して後でさらに詳しく説明する。
【0009】横搬送部10上の2重ベルトコンベヤ12
の下側コンベヤ16は上側コンベヤ17よりも後方へ長
くのばされ、したがって下側コンベヤ16の後端部のベ
ルト搬送面16aは上方へ露出している。この下側コン
ベヤ16の露出搬送面の上方位置にばら物供給シュート
18が配置され、該ばら物供給シュート18の上側方に
荷積み用地上ベルトコンベヤ19の先端部が挿入され、
これによってばら物の荷積み時には地上ベルトコンベヤ
19から送られてきたばら物は、前記ばら物供給シュー
ト18から下側コンベヤ16のベルト搬送面16a上へ
投与され、上側および下側コンベヤ17,16の荷積み
方向へのベルト回動で2重ベルトコンベヤ12間に取り
込まれて上下搬送部11側へ送られる。なお、下側コン
ベヤ16の露出搬送面16a、つまり荷積みばら物の供
給部は、前記ばら物供給シュート18の下部に設けたス
カート部20によって覆われ、該シュート18から投与
されるばら物が側方へ漏れ出るのを防止するように配慮
されている。上側および下側のベルトコンベヤ17,1
6にはそれぞれベルト張力調整装置22,21が設けら
れている。
【0010】筒状支柱1内には荷揚げされるばら物の払
出し用ベルトコンベヤ44が挿入され、また該支柱1内
の払出し用ベルトコンベヤ44の荷受け部上方に払出シ
ュート45が設置されている。この払出シュート45の
上部は旋回装置2の中心貫通開口部に臨み、また前記2
重ベルトコンベヤ12の下側コンベヤ16の後端に隣接
して、旋回フレーム3上端の起伏ブーム枢支点5aを中
心とする円弧状のわん曲シュート46が該起伏ブーム5
に設けられている。このわん曲シュート46の下端は、
筒状支柱1内の払出シュート45の上部に連通する傾斜
シュート47の上端の遊挿されている。起伏ブーム5の
起伏動作に伴なって前記わん曲シュート46の下部は傾
斜シュート47に挿入された状態のまま起伏ブーム枢支
点まわりに上下に回動する。
【0011】2重ベルトコンベヤ12の前述と逆向きの
払出方向のベルト回動で該2重ベルトコンベヤの後端側
(起伏ブーム元付側)へ送り出されたばら物はその下側
コンベヤ16の露出搬送面16aからわん曲シュート4
6へ落下され、傾斜シュート47および筒状支柱1内の
払出シュート45を通って払出し用ベルトコンベヤ44
上に排出され、該コンベヤ44によって地上側へ取り出
される。なお、傾斜シュート47は旋回フレーム3に支
持されており、起伏ブーム5の旋回時には傾斜シュート
47も旋回フレーム3とともにわん曲シュート46およ
び起伏ブーム5と一体で旋回するが、傾斜シュート47
の下部は旋回装置2の前記中心貫通開口部に位置してい
るので、旋回動作に支障はない。
【0012】図2および図3は本発明の1実施例に係る
上下搬送部下端の端部プーリおよびスクリュウフィーダ
部Fを拡大して示したものであり、特に図2はばら物を
船艙の荷積み部分から陸側へ荷揚げする時の拡大側面
図、図3は船艙内へばら物を積付けする時の拡大側面図
である。前述したように、起伏ブーム5上に重ねられた
2重ベルトコンベヤ12は、起伏ブーム5先端の変曲プ
ーリ(図示省略)を経て、該ブーム5先端から垂下した
揺動ブーム6に沿ってその下端まで張り渡される。この
2重ベルトコンベヤ12の下端のベルト折返し部となる
2つの端部プーリは、定置端部プーリ23と、その下方
に位置する直動端部プーリ25とで構成される。揺動ブ
ーム6の下端にピン26を介して前記定置端部プーリ2
3の支持フレーム27が枢着され、この支持フレーム2
7に定置端部プーリ23が軸支されている。定置端部プ
ーリ支持フレーム27の下側に直動端部プーリ25の支
持フレーム28が固着されている。
【0013】図4は図2のA−A線断面図であり、図5
は図2のC−C線に沿った部分的な断面図である。図2
〜図5を参照すれば、直動端部プーリ支持フレーム28
はその内側の上下対向辺にガイドレール29が形成さ
れ、直動端部プーリ25の軸受部25aがこのガイドレ
ール29に沿って横方向に直線移動するように支持され
ている。直動端部プーリ支持フレーム28の片側部に直
動端部プーリ移動用油圧シリンダ30が取り付けられ、
そのピストンロッド31は直動端部プーリ25の軸受部
25aに連結されている。前記油圧シリンダ30の付勢
により、直動端部プーリ25は前記軸受部25aを介し
て横方向に移動し、ピストンロッド31の収縮状態で直
動端部プーリ25は定置端部プーリ23に対してほぼ上
下に並んだ位置を占め、これが船艙内の堆積荷の払出
し、つまり荷揚げ時の状態であり、この位置で定置端部
プーリ23と直動端部プーリ25との間に片側間隙部分
が形成されてばら物の受入口32となる(図2)。
【0014】前記油圧シリンダ30の付勢によってピス
トンロッド31が最大伸長位置にくると、直動端部プー
リ25は定置端部プーリ23の垂直中心位置から側方へ
ずれた状態になり、直動端部プーリ25で折返される該
プーリ近傍のコンベヤベルト33がほぼ上下垂直状態と
なってばら物荷物の積付け、つまり2重ベルトコンベヤ
12に挟まれて送られてくるばら物の放出時の状態とな
る(図3)。2重ベルトコンベヤ12のベルト回動方向
は荷揚げ時と積付け時で逆方向になることは勿論であ
る。荷揚げ時および荷積み時のベルト回動方向は、それ
ぞれ図2および図3に矢印で示してある。また図2,図
3および図6,図7,図8でばら物の流れ方向を黒塗り
矢印で示した。
【0015】図6は図2のB−B線断面図である。図
2,図6を参照すれば、揺動ブーム6の下端に枢支され
た定置端部プーリ支持フレーム27の側部に、前記定置
および直動の両端部プーリ23,25間の受入口32に
隣接して、スクリュウフィーダ部Fの本体をなす外筒5
0が保持され、この外筒50の中途部にベルトコンベヤ
側のばら物受入口32に向けて連接された荷送出口51
が設けられている。外筒50内にはスクリュウ羽根52
aをもつスクリュウ軸52が配置され、該スクリュウ軸
52は、その上部分が軸受(図示省略)を介して外筒5
0に軸支され、かつ、外筒50の上部外周に設けられた
スクリュウ軸駆動用モータ(図示せず)によって回転駆
動される。外筒50の下部分には、掘削ブレード53を
有する掘削胴55がターンテーブルベアリング56を介
して支承されている。掘削胴55は外筒50の下部分に
ブラケット(図示省略)を介して取り付けられた掘削胴
駆動用油圧モータ(図示省略)によりスクリュウ軸52
の回転方向に対し逆方向に回転され、これによって船艙
内のばら物40が掘削胴55の荷取入口57からスクリ
ュウ羽根52aに向けて取り込まれる。
【0016】揺動ブーム6の下側部と定置端部プーリ支
持フレーム27の側部との間に姿勢保持シリンダ34が
枢着されている。姿勢保持シリンダ34の作動により、
上下搬送部の端部プーリ23,25およびスクリュウフ
ィーダ部Fは、定置端部プーリ支持フレーム27を介し
てピン26のまわりに揺動ブーム6に対し一体で旋回動
作可能であり、これによって例えば起伏ブーム5の俯迎
角が変動してもスクリュウフィーダ部Fが垂直姿勢を保
持できるようになっている。なお、揺動ブーム6のベル
トコンベヤ12の下端へ荷を取り込むには必ずしも上記
実施例のようなスクリュウフィーダ部である必要はな
く、パドルフィーダその他適当な荷掻取装置、荷送込装
置など、堆積されたばら物を取り込んでベルトコンベヤ
12の端部プーリ23,25間に送り込む装置であれば
採用可能である。なお、図3の荷積み時には前記スクリ
ュウフィーダ部Fは作動停止しており、ばら物は2重ベ
ルトコンベヤ12の端部から直接放出される。
【0017】図7および図8は上下搬送部11のベルト
コンベヤ下端部分の他の実施例を拡大して示したもので
あり、図7はばら物40を船艙の荷積み部分から陸側へ
荷揚げする時の拡大側面図、図8は船艙内へばら物を積
付け(荷積み)する時の拡大側面図であって、それぞれ
図2および図3に対応している。なお、これらの図で図
2,図3と共通する部分は同じ符号を付し、その部分の
重複した説明はできるだけ省略する。スクリュウフィー
ダ部Fと反対側の定置端部プーリ支持フレーム27の側
部にレバー35が枢着され、このレバー35の先端に旋
回端部プーリ36が軸支されている。また定置端部プー
リ支持フレーム27とレバー35間に旋回端部プーリ移
動用油圧シリンダ37が枢着され、この油圧シリンダ3
7の作動により、レバー35を介して旋回端部プーリ3
6がレバー枢支点35aを中心に旋回して荷揚げ位置と
荷積み位置の2つの位置を選択的に占めるようになって
いる。旋回端部プーリ36は、定置端部プーリ23の下
方に位置し、かつ、一方のベルトコンベヤの下端のベル
ト折返し部のプーリを構成するものであり、したがって
この旋回端部プーリ36は機能上図2,図3の実施例の
直動端部プーリ25に相当するものである。
【0018】船艙内のばら物堆積荷の荷揚げ時には、図
7に示すように、前記油圧シリンダ37の付勢によりピ
ストンロッドが該シリンダ37内へ引き込まれ、レバー
35が定置端部プーリ23側へ回動してその先端の旋回
端部プーリ36は定置端部プーリ23に対してほぼ上下
に並んだ位置を占める。これによって両端部プーリ2
3,36間の側方にばら物の受入口32が形成され、ス
クリュウフィーダ部Fで掻き上げられたばら物が受入口
32から2重ベルトコンベヤ12のベルト間へ送り込ま
れる。
【0019】ばら状荷物の積付け、即ち2重ベルトコン
ベヤ12に挟まれて送られてくるばら物の放出時には、
図8の如く、前記油圧シリンダ37の付勢によりピスト
ンロッドが伸長し、レバー35が定置端部プーリ23か
ら離れる方向へ旋回し、旋回端部プーリ36は定置端部
プーリ23の垂直中心位置から側方へずれた状態にな
り、旋回端部プーリ36で折返される該プーリ近傍のコ
ンベヤベルト33が上下垂直状態となり、ばら物はこの
垂直なコンベヤベルト33に沿って下方へ放出される。
なお、図8のように、この旋回端部プーリ近傍の大略垂
直となったコンベヤベルト33の近くにレバー35の上
端が軸支されており、該レバー35に保持された旋回端
部プーリ36はレバー上端の枢支点を中心に旋回するの
で、荷揚げと荷積みの切換え時、即ち旋回端部プーリ3
6の旋回時の該端部プーリ36部分でのベルトの弛みは
生じない。
【0020】図7,図8の実施例では、定置端部プーリ
支持フレーム27に横方向に一定の距離を持つ2つの位
置決め孔38,39が明けられ、これに対応してレバー
35にも長さ方向に一定の距離を置いた2つのピン孔4
8,41が形成されている。旋回端部プーリ36が前述
したばら物堆積荷の荷揚げ位置にあるときには、レバー
35の下側のピン孔48と定置端部プーリ支持フレーム
27の一方の位置決め孔38とが整合し(図7)、この
整合した孔にピン43を差し込んで荷揚げ時の旋回端部
プーリ36の位置固定を行う。ばら物の放出時には、レ
バー35が荷積み位置へ回動した状態でレバー35の上
側のピン孔41と前記支持フレーム27の他方の位置決
め孔39とが整合するようになっており、ここにピン4
3を差し込んで放出時の旋回端部プーリ36の位置決め
を行う(図8)。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ばら状荷
物の荷揚げと荷積みをベルトコンベヤを逆転させること
でスムーズに行うことができ、従来のアンローダで積付
け時にシップローダを取り付けることに比べてきわめて
経済的である。また荷揚げ、荷積み時の切換え操作もベ
ルトコンベヤ下端の片側の端部プーリを移動させる横移
動駆動装置の操作と可逆ベルト駆動モータのスイッチ切
換え操作だけでよく、きわめて簡単かつ迅速になし得
る。コンベヤ下端のばら物受入口および放出口は横搬送
部の旋回、起伏動作および上下搬送部の揺動動作で広い
範囲にわたって任意の向きに移動し得るので、効率のよ
いローディング、アンローディングが可能となる。可動
側のコンベヤ端部プーリはガイドレール(直動端部プー
リ)あるいは位置決めピン(旋回端部プーリ)によって
位置固定するので、荷揚げ、荷積み時とも前記端部プー
リの位置ずれがなく、安定した搬送作業が行えるなど、
種々の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るツインベルト式荷揚げ
荷積み兼用ばら物搬送装置の全体側面図である。
【図2】ばら物を船艙の荷積み部分から陸側へ荷揚げす
る時の本発明の1実施例に係る上下搬送部下端の端部プ
ーリおよびスクリュウフィーダ部の拡大側面図である。
【図3】図2の実施例で船艙内へばら物を積付けする時
の拡大側面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図2のC−C線に沿った部分的な断面図であ
る。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】ばら物を船艙の荷積み部分から陸側へ荷揚げす
る時の上下搬送部のベルトコンベヤ下端部分の他の実施
例を示す拡大側面図である。
【図8】図7の実施例で船艙内へばら物を積付けする時
の拡大側面図である。
【図9】図7のD−D線に沿った断面図である。
【図10】図7の矢視Eから見た部分的な側面図であ
る。
【符号の説明】
1 筒状支柱 2 旋回装置 3 旋回フレーム 5 起伏ブーム 6 揺動ブーム 10 横搬送部 11 上下搬送部 12 2重ベルトコンベヤ 18 ばら物供給シュート 19 荷積み用地上コンベヤ 23 定置端部プーリ 25 直動端部プーリ 25a 軸受部 27 定置端部プーリ支持フレーム 28 直動端部プーリ支持フレーム 29 ガイドレール 30 直動端部プーリ移動用油圧シリンダ 32 ばら物受入口 35 レバー 35a レバー枢支点 36 旋回端部プーリ 37 旋回端部プーリ移動用油圧シリンダ 38,39 位置決め孔 41,48 ピン孔 43 ピン 44 払出し用ベルトコンベヤ F スクリュウフィーダ部
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術の分野】本発明は、ツインベルト式
荷揚げ荷積み兼用搬送装置、特に、石炭、鉄鉱石あるい
は穀物等のばら状荷物を船艙あるいは地上の積荷場所か
ら荷揚げして他場所へ搬送し、また逆に他場所から船艙
等の積込み箇所へ荷積みする際に、ベルトコンベヤの逆
転とコンベヤ端部プーリの位置切換えのみで簡単に荷揚
あるいは荷積みの搬送作業を行えるようにしたツイン
ベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置に関する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】旋回フレームに旋回および起伏動作可能に
    保持された横搬送部と、該横搬送部の先端に揺動可能に
    枢着された上下搬送部と、前記横搬送部の元付部から前
    記上下搬送部の先端部まで配設された2重ベルトコンベ
    ヤと、前記横搬送部の元付部近くの前記ベルトコンベヤ
    の上方に設けられたばら物供給部と、前記横搬送部の元
    付部下方に設けられたばら物排出部とを有し、前記上下
    搬送部先端の前記2重ベルトコンベヤの2個の端部プー
    リは互いに上下の高さ位置がずれており、その下側の端
    部プーリは全体として横移動可能に前記上下搬送部に保
    持されており、前記上下搬送部の下部に前記下側の端部
    プーリの横移動駆動部が設けられることを特徴とするツ
    インベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置。
  2. 【請求項2】前記上下搬送部下端の下側端部プーリは、
    該上下搬送部下端の上側端部プーリに対して上下にほぼ
    並んだ荷揚げ位置と、該下側端部プーリ側のコンベヤベ
    ルトが該下側端部プーリ部分でほぼ垂直に伸びた荷積み
    位置との間を横移動するようになっていることを特徴と
    する請求項1に記載したツインベルト式荷揚げ荷積み兼
    用搬送装置。
  3. 【請求項3】前記横移動駆動部は、前記上下搬送部の下
    側端部プーリの軸支部を支持して横方向に案内するガイ
    ドレールと、前記軸支部に連結された直動駆動シリンダ
    とを有することを特徴とする請求項1または2項に記載
    したツインベルト式荷揚げ荷積み兼用搬送装置。
  4. 【請求項4】前記横移動駆動部は、前記上下搬送部の下
    側端部プーリの軸支部を支持しかつ上端で該上下搬送部
    のフレームに枢支されたレバーと、該レバーを枢動する
    枢動駆動シリンダと、前記レバーを荷揚げ対応位置と荷
    積み対応位置に固定する位置決め手段とを有することを
    特徴とする請求項1または2項に記載したツインベルト
    式荷揚げ荷積み兼用搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106081649A (zh) * 2016-08-08 2016-11-09 北方重工集团有限公司 一种长距离大行程可逆移动堆料胶带机

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