JPH11245844A - 自動車の内装材による衝撃エネルギー吸収構造 - Google Patents
自動車の内装材による衝撃エネルギー吸収構造Info
- Publication number
- JPH11245844A JPH11245844A JP10062261A JP6226198A JPH11245844A JP H11245844 A JPH11245844 A JP H11245844A JP 10062261 A JP10062261 A JP 10062261A JP 6226198 A JP6226198 A JP 6226198A JP H11245844 A JPH11245844 A JP H11245844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- energy absorption
- side rail
- space
- energy
- interior trim
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 空間を大きく取ることなく、エネルギー吸収
を大きく取ることができる、乗員保護のための車体サイ
ドレール部構造を得る。 【構成】 インナパネルと内装材との空間部に中空断面
からなるエネルギー吸収材を設け、当該エネルギー吸収
体を略六角形形状に中空成形し、各角部を角部変化によ
る曲げ力を生じさせることにより、理想的なエネルギー
吸収を確保できる。
を大きく取ることができる、乗員保護のための車体サイ
ドレール部構造を得る。 【構成】 インナパネルと内装材との空間部に中空断面
からなるエネルギー吸収材を設け、当該エネルギー吸収
体を略六角形形状に中空成形し、各角部を角部変化によ
る曲げ力を生じさせることにより、理想的なエネルギー
吸収を確保できる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は乗員保護のための車
体構造において、インナパネルと内装材の間にエネルギ
ー吸収体を設けることにより、自動車が衝突した際にお
ける乗員保護に対する構造に関するものであり、特に車
体のサイドレールに適用されるものである。
体構造において、インナパネルと内装材の間にエネルギ
ー吸収体を設けることにより、自動車が衝突した際にお
ける乗員保護に対する構造に関するものであり、特に車
体のサイドレールに適用されるものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の車体の内側に配置する内装材で
あるガーニッシュとインナパネルの間に空間を設け、複
数の縦リブと複数の横リブとからなる格子状の非金属製
エネルギー吸収体（特開平９−６６７９９号）もしくは
エネルギー吸収用の金属製ブラケット（特開平８−１１
３１６０号）を前記空間に配置した保護構造が提案され
ている。
あるガーニッシュとインナパネルの間に空間を設け、複
数の縦リブと複数の横リブとからなる格子状の非金属製
エネルギー吸収体（特開平９−６６７９９号）もしくは
エネルギー吸収用の金属製ブラケット（特開平８−１１
３１６０号）を前記空間に配置した保護構造が提案され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記格子状の非金属製
エネルギー吸収体は、リブの主として座屈によって衝撃
エネルギーを吸収させるが、リブの折れ重なりによるつ
ぶれ残りが生じ、その分エネルギー吸収のための変位量
が減少してしまう。
エネルギー吸収体は、リブの主として座屈によって衝撃
エネルギーを吸収させるが、リブの折れ重なりによるつ
ぶれ残りが生じ、その分エネルギー吸収のための変位量
が減少してしまう。
【０００４】また、前記金属ブラケットの金属製エネル
ギー吸収体は、強度上、極薄肉で略ハット状に成形さ
れ、溶接にてパネルに接合されているため、初期変形に
て衝撃エネルギーを吸収するが、変形の中〜終期にかけ
ては衝撃エネルギーはほとんど吸収されない課題を有し
ていた。
ギー吸収体は、強度上、極薄肉で略ハット状に成形さ
れ、溶接にてパネルに接合されているため、初期変形に
て衝撃エネルギーを吸収するが、変形の中〜終期にかけ
ては衝撃エネルギーはほとんど吸収されない課題を有し
ていた。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は車体のサイドレ
ールと内装材（ガーニッシュ）との間に設けられた空間
に、内装材とは別個に成形され、インナパネルまたは内
装材の一方または双方にて取り付けられたエネルギー吸
収体を備え、前記エネルギー吸収体を略六角形中空形状
に形成したものである。
ールと内装材（ガーニッシュ）との間に設けられた空間
に、内装材とは別個に成形され、インナパネルまたは内
装材の一方または双方にて取り付けられたエネルギー吸
収体を備え、前記エネルギー吸収体を略六角形中空形状
に形成したものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明に係る中空断面からなるエ
ネルギー吸収材の形状において、略六角形状に形成する
ことにより、自動車が衝突し、乗員の頭部がサイドレー
ル方向へ荷重を受けると、頭部はエネルギー吸収体に突
き当たり、エネルギー吸収体を変形させる。
ネルギー吸収材の形状において、略六角形状に形成する
ことにより、自動車が衝突し、乗員の頭部がサイドレー
ル方向へ荷重を受けると、頭部はエネルギー吸収体に突
き当たり、エネルギー吸収体を変形させる。
【０００７】その時、エネルギー吸収体は初期弾性域に
て適当な荷重を発生させ、エネルギー吸収体の変形、特
に各コーナーの曲げ力によって荷重を一方に保ち、ほぼ
エネルギー吸収空間を充分に変位させることが可能とな
る。
て適当な荷重を発生させ、エネルギー吸収体の変形、特
に各コーナーの曲げ力によって荷重を一方に保ち、ほぼ
エネルギー吸収空間を充分に変位させることが可能とな
る。
【０００８】
【実施例】本発明は図１ないし図２に示すように、サイ
ドレールはアウタパネル１１、インナパネル１２、１
３、内装材１４、エネルギー吸収体１５等から構成され
る。
ドレールはアウタパネル１１、インナパネル１２、１
３、内装材１４、エネルギー吸収体１５等から構成され
る。
【０００９】エネルギー吸収体１５は押出成形にて中空
断面に形成され、インナパネル１３に図示されていない
ボルトにて固定される。
断面に形成され、インナパネル１３に図示されていない
ボルトにて固定される。
【００１０】上記エネルギー吸収体１５は、図３に示す
ようにアルミニウムまたはアルミニウム合金による押出
材にて形成され、エネルギー吸収体１５は頭部２および
インナパネル１３と接する部分がエネルギー吸収空間に
対して大きくなった略六角形形状を程している。
ようにアルミニウムまたはアルミニウム合金による押出
材にて形成され、エネルギー吸収体１５は頭部２および
インナパネル１３と接する部分がエネルギー吸収空間に
対して大きくなった略六角形形状を程している。
【００１１】これにより、図４に示すようにサイドレー
ル１に衝突した頭部２によりエネルギー吸収体１５に接
し、頭部２に荷重が発生し、荷重に達するとエネルギー
吸収体１５はエネルギー吸収体１５の各角部１５´の角
変化による塑性変形が始まり、その各角部１５´の曲げ
力によって図５に示すような理想的なエネルギー吸収が
できる。
ル１に衝突した頭部２によりエネルギー吸収体１５に接
し、頭部２に荷重が発生し、荷重に達するとエネルギー
吸収体１５はエネルギー吸収体１５の各角部１５´の角
変化による塑性変形が始まり、その各角部１５´の曲げ
力によって図５に示すような理想的なエネルギー吸収が
できる。
【００１２】特に、種々検討を重ねた結果、この種のエ
ネルギー吸収体として肉厚を０．８〜１．２ｍｍ、引張
強度を１５０〜２５０ＭＰａに設定することにより、最
も理想的なエネルギー吸収体となる。
ネルギー吸収体として肉厚を０．８〜１．２ｍｍ、引張
強度を１５０〜２５０ＭＰａに設定することにより、最
も理想的なエネルギー吸収体となる。
【００１３】
【発明の効果】このように、エネルギー吸収体１５は各
角部１５´の角度変化によってエネルギー吸収するた
め、従来に対して衝突方向による差は少ない。また、ス
ペースの制約上、高さを考えるような２次加工をした場
合、変位量（ストローク）は変わるものの発生荷重の変
化も少ない。
角部１５´の角度変化によってエネルギー吸収するた
め、従来に対して衝突方向による差は少ない。また、ス
ペースの制約上、高さを考えるような２次加工をした場
合、変位量（ストローク）は変わるものの発生荷重の変
化も少ない。
【図１】本発明における自動車のサイドレール部分を示
す。
す。
【図２】本発明におけるサイドレール部分の断面図を示
す。
す。
【図３】実施例におけるサイドレール部断面図を示す。
【図４】実施例におけるサイドレール部断面の変形図を
示す。
示す。
【図５】実施例におけるサイドレール部断面の変位−荷
重曲線を示す。
重曲線を示す。
【図６】従来技術による荷重−変位曲線を示す。
【図７】本発明における衝突方向の違いによる荷重−変
位曲線を示す。
位曲線を示す。
【図８】本発明における２次加工による高さを変えた場
合の荷重−変位曲線を示す。
合の荷重−変位曲線を示す。
Claims (2)
- 【請求項１】 自動車のサイドレール構造において、イ
ンナパネルと内装材の間に所定の間隔を設け、当該間隔
内に略六角形中空形状に形成したエネルギー吸収体を有
することを特徴とする衝撃エネルギー吸収構造。 - 【請求項２】 請求項１のエネルギー吸収体が、アルミ
ニウムまたはアルミニウム合金押出材からなることを特
徴とする衝撃エネルギー吸収構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10062261A JPH11245844A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車の内装材による衝撃エネルギー吸収構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10062261A JPH11245844A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車の内装材による衝撃エネルギー吸収構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245844A true JPH11245844A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13195041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10062261A Pending JPH11245844A (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | 自動車の内装材による衝撃エネルギー吸収構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245844A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009154644A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 衝撃吸収部材 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP10062261A patent/JPH11245844A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009154644A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Tokai Rubber Ind Ltd | 衝撃吸収部材 |
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