JPH1124574A - サインシートの製造方法 - Google Patents

サインシートの製造方法

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JPH1124574A
JPH1124574A JP9178066A JP17806697A JPH1124574A JP H1124574 A JPH1124574 A JP H1124574A JP 9178066 A JP9178066 A JP 9178066A JP 17806697 A JP17806697 A JP 17806697A JP H1124574 A JPH1124574 A JP H1124574A
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JP
Japan
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film
plate
sheet
characters
sign
Prior art date
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JP9178066A
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English (en)
Inventor
Masao Ito
伊藤昌夫
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SYST SAIN KK
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SYST SAIN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像と文字を一体にして広告看板や観光案内
板などとして用いられるサインシートにおいて、文字を
鮮明に表示しつつその耐久性を向上させる。 【構成】 写真などの原画5をスキャナなどの図形入力
装置3で読み込み、これを画像データとしてコンピュー
タの本体1を構成する記憶装置に入力する。そして、そ
の画像データをプリンタ4よりシート上に出力して図版
6を作成する。その図版6にスクリーン印刷で商品名や
地名などを示す文字を印字してからフィルムを圧着し、
次いでそのフィルムを剥離して該フィルムに図版6のシ
ート上から画像と文字の形成層を転写し、その転写面に
保護用として別にフィルムを貼り合わせてサインシート
を得る。そして、これを硬質板などに貼って広告看板な
どとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広告看板や観光案
内板その他の掲示物として用いられるサインシートの製
造方法に関し、詳細には文字を鮮明にしてその視認性を
向上させたサインシートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、広告看板などは支持体に図形や文
字を塗料で直接描いていたが、その種の方法によれば作
業が煩わしく時間を要し、特に再現性に劣るため要望通
りに行かずトラブルも多かった。
【0003】一方、スクリーン印刷などで図形や文字を
印刷するなどの方法もあるが、その種の印刷方法による
と、製版が必要であって小ロット生産には向かずコスト
高になる。特に、文字部分の製版は比較的容易で鮮明度
の高い印刷も可能であるが、図形の製版作業は煩わしく
手間がかかる上、色彩画では各ロット毎に色調が変化す
るなどの欠点がある。
【0004】そこで、近年ではコンピュータグラフィッ
クス(CG)システムによる支援の下で、写真やイラス
トなどのフルカラー原稿を製版せず再現する方法が主流
になっている。例えば、写真やイラストなどの原稿をス
キャナなどで読み込んで画像データとしてコンピュータ
に入力するとともに文字をキー操作などで入力し、その
画像と文字を同時にプリントアウトした後、その上にフ
ィルムを圧着して該フィルムに画像と文字を転写し、そ
の面に別のフィルムを貼り合わせてサインシートとする
方法が知られる。そして、このサインシートによれば、
建物の壁面や車体、あるいは所定の硬質板に貼って広告
看板や観光案内板として利用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにして製造されるサインシートによれば、原画の再
現性が高く製版も不要であって小ロットから多ロットま
で対応できるなど種々の利点がある反面、図形入力装置
としてのスキャナや出力装置としてのプリンタの解像度
に起因し、特に文字ではスクリーン印刷などに比べて鮮
明度が悪く見劣りがするという欠点がある。
【0006】そして、文字が不鮮明であることには広告
や観光案内用として十分に機能せず、アピール性を欠如
することになる。そこで、従来ではフィルムの間に画像
だけを取り込み、文字をその後からフィルムの表面にカ
ッティング文字や印刷形式で施す方法も見られたが、そ
の種の方法によると、文字表示が短期間で剥がれてしま
うなど耐久性に問題があった。
【0007】そこで、本発明はその種のサインシートに
おける文字を鮮明にして長期間その鮮明度を保てるよう
にすることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の目的を達
成するため、原画をシート上に転写して図版を作成する
工程と、その図版に文字版を用いて印字してからフィル
ムを重ねて圧着する工程とを含むサインシートの製造方
法を提供するものである。
【0009】また、本発明ではより具体的な製法とし
て、コンピュータの記憶装置に入力した画像データをプ
リンタよりシート上に出力して図版とし、その図版上に
スクリーン印刷で文字を施してからフィルムを重ねて圧
着し、次いでそのフィルムを剥離して該フィルムに前記
シートから画像と文字の形成層を転写し、その後そのフ
ィルムの転写面に別のフィルムを貼り合わせるようにし
ている。
【0010】ここで、コンピュータに画像データを入力
するには、公知のようにスキャナやテレビカメラを利用
するか、CADシステムのようにマウスやキー操作によ
り画面上で作図して入力する方法などがある。なお、本
発明で文字とは数字や記号を含むものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るサインシート
の製造方法について詳細に説明する。ここで、サインシ
ートとは広告看板や観光案内板その他の掲示物として利
用されるものであり、その最も簡単な製造方法は先ず原
画から図版を作成し、その図版に文字版を用いて印字を
施してからフィルムを重ねて圧着するのである。
【0012】図版は所定のシート上に原画を転写して作
成するのであり、これには既存の複写機(カラーコピー
機)を用いるか、原画をスキャナなどで読み込んで既存
のプリンタでプリントアウトするなどの方法を採ること
ができる。そして、その図版に印字してからフィルムを
貼って、そのままサインシートとすることもできるが、
この場合にはシートは合成紙などの紙質でなく耐候性の
ある変質の少ないプラスチックフィルムや板を利用す
る。但し、既存の複写機やプリンタを用いることにはプ
ラスチック板その他の硬質板への転写は難しく、実際に
はシートとしてプラスチックフィルムが利用される。
【0013】一方、シートとして紙質を利用することも
できる。但し、この場合には製品の耐久性を上げる意味
で、その種のシートを用いた図版に印字を施してフィル
ムを貼った後、そのフィルムを剥して該フィルムにシー
トから画像や文字の形成層を転写し、その転写面に保護
用として別のフィルムを貼り合わせて転写済みのシート
は破棄する。なお、そのようにして用いられるシートに
は、予めフッ素樹脂などの剥離剤を塗工して画像や文字
の形成層を容易に剥離できるようにしておく。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて具体例を説明すると、
図1は図版を作成する工程の概略を示す。図1におい
て、1は記憶装置などを内蔵したコンピュータの本体、
2はCRTディスプレイなどの表示装置、3はカラース
キャナなどの図形入力装置、4はプリンタであり、それ
らはデータ互換性をもって電気的に接続されている。
【0015】5は写真や手書きのイラストで成る原画で
あり、この原画5は図形入力装置3で読み込まれてコン
ピュータの本体1を構成する記憶装置に画像データとし
て入力される。そして、その画像データを図示せぬキー
ボードなどの操作で表示装置2に表示しつつ所望の領域
を指定してプリンタ4よりシート上に出力して図版6を
得る。
【0016】なお、原画として写真やイラストを用いる
のでなく、図形入力装置3としてテレビカメラを利用
し、その静止画像を原画としてコンピュータの本体1の
記憶装置に入力することもできる。また、コンピュータ
の本体1による支援のもと表示装置2の画面上で作図し
て、これを原画としてコンピュータの記憶装置に入力す
ることもできる。
【0017】一方、原画の出力手段として、コンピュー
タの本体1を介さず図形入力装置3としてのスキャナか
ら読み込んだ画像データを直接プリンタ4に出力するよ
うにしてもよい。その他、原画を既存の複写機(カラー
コピー機)を用いて転写する方法もあるが本例ではプリ
ンタを用いるものとして説明する。
【0018】ここで、プリンタ4は、例えば住友スリー
エム株式会社製のカラープリンタ、商品名「スコッチプ
リント」であり、このプリンタ4によれば紫外線その他
で変色することのない耐候性の顔料を含有するトナーに
より原画を忠実に再現することができ、その色彩を長期
間に亙って退色することなく保つことができる。
【0019】図2は図版の断面であり、この図版6によ
ればシート7上にトナー8が塗工されて該トナーで画像
が形成される。なお、その画像は逆転写されており、図
2に示す矢印方向からみて原画と合致する。そして、そ
の図版6には図3に示すように文字版9を用いて印刷イ
ンキ10による印字が施される。
【0020】文字版9は公知のように写真製版法などに
より作成され、その文字版9により商品名、企業名、地
名その他を示す所定の文字をスクリーン印刷により施す
のである。具体的には文字版9を逆にして図版6上に重
ねて印刷インキ10をスクイージ11で塗工することに
より、所定の文字を裏表逆にしてシート7上に印刷す
る。なお、文字は平仮名、カタカナ、漢字を主体とし、
ほかに数字、ローマ字、ギリシャ文字、記号、マークな
どを含むものである。
【0021】ここで、文字を印刷した図版6には図4の
ようにフィルム12を重ね、これをローラ13,13の
間に通して圧着、または圧着しつつ加熱する。その後、
水洗いしてフィルム12を剥離し、そのフィルム12に
シート7から画像と文字の形成層であるトナー8と印刷
インキ10を転写するのである。
【0022】なお、フィルム12はフッ素樹脂などの合
成樹脂系の薄膜で成り、その両面には粘着剤を塗工した
粘着層が形成される。粘着層には図示せぬ剥離紙が貼り
合わせてあり、その一方を剥離して図版6に粘着面を圧
着させる。これにより、フィルム12の片面に画像と文
字が粘着されるのである。
【0023】その転写を適正に行うには、シート7とし
てフッ素樹脂その他の剥離剤を塗工したものを用い、画
像や文字の形成層をフィルム12の粘着層の粘着力をも
って容易に剥離できるようにするのである。そして、図
5の如く画像と文字を転写したフィルム12の転写面1
2aに保護用として別のフィルム14を粘着剤にて貼り
合わせることによりサインシートが得られる。なお、そ
のフィルム14も合成樹脂系の薄膜であり、その片面に
は粘着剤が塗工されていて該粘着剤をもってフィルム1
2と貼り合わせることができる。
【0024】そして、このようにして製造されるサイン
シートによれば、下層を成すフィルム12の裏面側の剥
離紙を剥し、表出した粘着層をもってアクリル板その他
の硬質板に接着させることにより広告看板や観光案内板
とすることができ、または車体や建物の壁面に貼るなど
して掲示することもできる。特に、下層のフィルム12
に反射剤を含浸したものを用いて夜間でも画像や文字を
明確に表示することができ、またフィルム12,14に
サリチル酸誘導体や2−ヒドロキシベンゾフェノン誘導
体など紫外線吸収剤を含浸せしめたものを用いてそれら
の耐久性をより向上させることができる。なお、下層の
フィルム12は透明に限らず乳白色その他の半透明ない
しは不透明品にしてもよいが、上層を成す保護用のフィ
ルム14は透明品を用いて画像や文字を視認できるよう
にする。
【0025】なお、上記例によると、図版6には画像が
逆転写されるとしているが、これを正転写することもで
きる。この場合、図版6には文字版9を表向きにして文
字を印刷し、次いでその上に上層となるフィルム14を
貼り、そのフィルム14にシート7から画像と文字の形
成層を転写し、その後そのフィルム14を下層となるフ
ィルム12と貼り合わせることになる。
【0026】一方、フィルム12またはフィルム14に
シート7から画像や文字を転写するのでなく、シート7
をそのまま利用する場合には、シート7として合成樹脂
系の薄膜(プラスチックフィルム)を利用する。そし
て、その種のシート7によれば、画像や文字の形成層を
剥離するための剥離剤を塗工する必要はなく、またプリ
ンタで画像と文字を逆転写するものとして透明の表面層
を成し、正転写する場合には透明ないしは不透明にして
下層を成すことになる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば文字版を用いてスクリーン印刷などで印字を施す
ようにしたため、文字を鮮明に表示することができる。
しかも、文字は画像と一体にしてフィルムの間に介在さ
れるから剥ぎ取られたりすることがなく耐久性があり、
屋外でも長期に亙って鮮明度を保ち続けることができ
る。
【0028】また、画像においては従来通り原図を転写
するようにしているから製版が不要で小ロットに対応で
き、且つ再現性が高く納期も短縮できるという効果を得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図版の作成例を示した工程図
【図2】作成した図版を部分的に拡大して示した断面概
略図
【図3】図版に文字を印刷する工程を示した概略図
【図4】印字した図版にフィルムを圧着する工程を示し
た斜視概略図
【図5】そのフィルムに画像と文字の形成層を転写した
後その転写面に別のフィルムを貼り合わせる工程を示す
概略図
【符号の説明】
1 コンピュータの本体 2 表示装置 3 図形入力装置 4 プリンタ 5 原画 6 図版 7 シート 8 トナー 9 文字版 10 印刷インキ 12,14 フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画をシート上に転写して図版を作成す
    る工程と、その図版に文字版を用いて印字してからフィ
    ルムを重ねて圧着する工程とを含むサインシートの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータの記憶装置に入力した画像
    データをプリンタよりシート上に出力して図版とし、そ
    の図版上にスクリーン印刷で文字を施してからフィルム
    を重ねて圧着し、次いでそのフィルムを剥離して該フィ
    ルムに前記シートから画像と文字の形成層を転写し、そ
    の後そのフィルムの転写面に別のフィルムを貼り合わせ
    ることを特徴とするサインシートの製造方法。
JP9178066A 1997-07-03 1997-07-03 サインシートの製造方法 Pending JPH1124574A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0776175A (ja) * 1993-09-09 1995-03-20 Toyo Ink Mfg Co Ltd 感熱転写記録材
JPH08269877A (ja) * 1995-04-03 1996-10-15 Oobitsuto Shoji:Kk 転写シート及びその転写方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040224