JPH11244941A - 電縫管 - Google Patents
電縫管Info
- Publication number
- JPH11244941A JPH11244941A JP5255198A JP5255198A JPH11244941A JP H11244941 A JPH11244941 A JP H11244941A JP 5255198 A JP5255198 A JP 5255198A JP 5255198 A JP5255198 A JP 5255198A JP H11244941 A JPH11244941 A JP H11244941A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- seam portion
- electric resistance
- resistance welded
- tube
- Prior art date
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- Pending
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- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シーム部を容易に特定できる電縫管を提供す
る。 【解決手段】 電縫管1のシーム部2から管円周方向に
ついての所定位置θ1に、管軸方向に平行な複数の線3
1,32をマーキングする。予めシーム部2と複数の線
31,32の位置情報を与えておくことで、拡管曲げ加
工時にこれらの線を目視もしくは公知の技術を用いて認
識することにより、シーム部2を容易に特定することが
でき、シーム部2をエルボーの最も外側に位置決めする
ことで、シーム部内に存在する疵による不良の発生を防
ぐことができる。
る。 【解決手段】 電縫管1のシーム部2から管円周方向に
ついての所定位置θ1に、管軸方向に平行な複数の線3
1,32をマーキングする。予めシーム部2と複数の線
31,32の位置情報を与えておくことで、拡管曲げ加
工時にこれらの線を目視もしくは公知の技術を用いて認
識することにより、シーム部2を容易に特定することが
でき、シーム部2をエルボーの最も外側に位置決めする
ことで、シーム部内に存在する疵による不良の発生を防
ぐことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電縫管に関し、特
に、シーム部を検出するために管外周面にマークが付さ
れた電縫管に関する。
に、シーム部を検出するために管外周面にマークが付さ
れた電縫管に関する。
【0002】
【従来の技術】電縫管は曲げ加工に供されることが多
い。例えば、一般的なエルボー管継手の製造においては
短管に切断された電縫管に拡管曲げ加工が行なわれてい
る。
い。例えば、一般的なエルボー管継手の製造においては
短管に切断された電縫管に拡管曲げ加工が行なわれてい
る。
【0003】拡管曲げ加工の際のシーム部の位置がエル
ボー内側である場合、シーム部に存在する疵が開口され
るか又は拡大されるという不良が発生するという問題が
ある。図5はシーム部2がエルボー内側であるときの拡
管曲げ加工をされた電縫管の斜視図及び断面図である。
拡管曲げ加工では曲げ加工を行う際に、両管端側より圧
縮力を加えながら管内を高圧に保つため、管内の加圧を
伴わない曲げ加工に比べて曲げ部の楕円化は抑えられる
が、楕円化が防がれることで曲げ加工によって管軸方向
に加わる力は逃げ場を失い、エルボー内側では大きな圧
縮ひずみが生ずると共に管軸に垂直な管円周方向には大
きな引っ張り応力が発生する。シーム部2には製管時に
発生が不可避である微小な溶接欠陥又は外面ビード切削
跡による疵4が存在することがあり、エルボー内側がシ
ーム部2であった場合、引っ張り応力によってこれらの
疵4が開口されるか又は拡大されることから不良が発生
することがある。
ボー内側である場合、シーム部に存在する疵が開口され
るか又は拡大されるという不良が発生するという問題が
ある。図5はシーム部2がエルボー内側であるときの拡
管曲げ加工をされた電縫管の斜視図及び断面図である。
拡管曲げ加工では曲げ加工を行う際に、両管端側より圧
縮力を加えながら管内を高圧に保つため、管内の加圧を
伴わない曲げ加工に比べて曲げ部の楕円化は抑えられる
が、楕円化が防がれることで曲げ加工によって管軸方向
に加わる力は逃げ場を失い、エルボー内側では大きな圧
縮ひずみが生ずると共に管軸に垂直な管円周方向には大
きな引っ張り応力が発生する。シーム部2には製管時に
発生が不可避である微小な溶接欠陥又は外面ビード切削
跡による疵4が存在することがあり、エルボー内側がシ
ーム部2であった場合、引っ張り応力によってこれらの
疵4が開口されるか又は拡大されることから不良が発生
することがある。
【0004】従って不良発生を抑制するためには、管円
周方向におけるシーム部の位置を、拡管曲げ加工による
引っ張り応力が最も小さいエルボーの最も外側の位置に
する必要がある。製品段階での電縫管にはシーム部を特
定できる印は入っておらず、またシーム部自体を外観か
ら判別することは困難である。このため、曲げ加工を行
なう際のシーム部の位置検出は、熟練者の目視による判
断によって行なわれてきた。
周方向におけるシーム部の位置を、拡管曲げ加工による
引っ張り応力が最も小さいエルボーの最も外側の位置に
する必要がある。製品段階での電縫管にはシーム部を特
定できる印は入っておらず、またシーム部自体を外観か
ら判別することは困難である。このため、曲げ加工を行
なう際のシーム部の位置検出は、熟練者の目視による判
断によって行なわれてきた。
【0005】一方、製管工程ではシーム部の熱処理、又
は非破壊検査において、高精度なシーム部の位置検出を
行なう必要がある。このため、電縫管にシーム部を特定
できる管軸方向に平行な線をマーキングし、これを検出
することでシーム部の位置検出を行なう方法が従来から
よく用いられている。
は非破壊検査において、高精度なシーム部の位置検出を
行なう必要がある。このため、電縫管にシーム部を特定
できる管軸方向に平行な線をマーキングし、これを検出
することでシーム部の位置検出を行なう方法が従来から
よく用いられている。
【0006】図6は製管ライン中での電縫管への線のマ
ーキングを示す平面図である。まず、電縫管素材はフィ
ンパスロール5によってオープンパイプの状態に成形さ
れつつ、図において矢符に示される管軸方向へ移動さ
れ、溶接工程に搬入される。溶接は溶接機6によってな
され、電流による発熱を利用して成形後のオープンパイ
プの両縁部のみを加熱し、スクイーズロール7によって
横方向から加圧することで圧接され、電縫管1となる。
次いで、シーム部2から管円周方向に所定角度隔てた位
置にマーキング手段8によって線3が付される。なお、
シーム部の熱処理、及び非破壊検査が終了した後の製管
最終工程で該線3は消去される。
ーキングを示す平面図である。まず、電縫管素材はフィ
ンパスロール5によってオープンパイプの状態に成形さ
れつつ、図において矢符に示される管軸方向へ移動さ
れ、溶接工程に搬入される。溶接は溶接機6によってな
され、電流による発熱を利用して成形後のオープンパイ
プの両縁部のみを加熱し、スクイーズロール7によって
横方向から加圧することで圧接され、電縫管1となる。
次いで、シーム部2から管円周方向に所定角度隔てた位
置にマーキング手段8によって線3が付される。なお、
シーム部の熱処理、及び非破壊検査が終了した後の製管
最終工程で該線3は消去される。
【0007】一方、オフラインでの線のマーキングは、
高周波電流が流れている電磁コイルが電縫管周上を移動
しているときの電磁コイルのインピーダンスの変化を計
測し、電縫管周上の電気抵抗率又は透磁率の変化を検出
し、シーム部の位置検出を行ない、シーム部から管円周
方向に所定角度隔てた位置にマーキング手段によって線
が付されるという方法が従来から用いられている。
高周波電流が流れている電磁コイルが電縫管周上を移動
しているときの電磁コイルのインピーダンスの変化を計
測し、電縫管周上の電気抵抗率又は透磁率の変化を検出
し、シーム部の位置検出を行ない、シーム部から管円周
方向に所定角度隔てた位置にマーキング手段によって線
が付されるという方法が従来から用いられている。
【0008】また、特開昭59−187206では、マ
ーキング用塗料に通常目視することができない透明な蛍
光塗料を用いてマーキングし、検出時には紫外線を照射
して検出することで、最終工程でマークの消去を不要と
する方法が開示されている。また特開平03−2648
03では、特定の波長帯における放射率が高い炭化水素
高分子を含む透明又は管と同系色の塗料を使用してマー
キングし、検出時には遠赤外線ヒータによって加熱して
前記波長帯における放射を強め、前記波長帯のフィルタ
を持つパターンセンサを用いて、電縫管よりも放射の強
いマークを検出することにより、前記蛍光塗料を用いる
よりも安価にマークの消去不要を実現し、しかも、必要
に応じて線を目視の容易な色彩にも簡単に変更可能な方
法が開示されている。
ーキング用塗料に通常目視することができない透明な蛍
光塗料を用いてマーキングし、検出時には紫外線を照射
して検出することで、最終工程でマークの消去を不要と
する方法が開示されている。また特開平03−2648
03では、特定の波長帯における放射率が高い炭化水素
高分子を含む透明又は管と同系色の塗料を使用してマー
キングし、検出時には遠赤外線ヒータによって加熱して
前記波長帯における放射を強め、前記波長帯のフィルタ
を持つパターンセンサを用いて、電縫管よりも放射の強
いマークを検出することにより、前記蛍光塗料を用いる
よりも安価にマークの消去不要を実現し、しかも、必要
に応じて線を目視の容易な色彩にも簡単に変更可能な方
法が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、上記
の如き従来のシーム部の位置検出に関する手法は何れも
シーム部の熱処理、又は非破壊検査の位置精度の向上と
いった製造時における問題を解決するための手法であ
り、製品ではマーキングされた線は消去されているか、
又は目視することができない様に透明又は管と同系色の
塗料が用いられているため、これらの線を曲げ加工にお
いて利用することはできない。更に、製品段階のシーム
部は外観では判別が困難であり、位置の特定が難しいた
め、曲げ加工の際熟練した作業者が外観よりシーム部の
位置検出を行なうか、それが不可能な場合には、シーム
部の位置管理をしないのが実状であった。前者の場合で
は作業が作業者の技能に頼ったものであり、多くの手間
を要する。後者の場合では不良発生・歩留まり落ちは不
可避となる。
の如き従来のシーム部の位置検出に関する手法は何れも
シーム部の熱処理、又は非破壊検査の位置精度の向上と
いった製造時における問題を解決するための手法であ
り、製品ではマーキングされた線は消去されているか、
又は目視することができない様に透明又は管と同系色の
塗料が用いられているため、これらの線を曲げ加工にお
いて利用することはできない。更に、製品段階のシーム
部は外観では判別が困難であり、位置の特定が難しいた
め、曲げ加工の際熟練した作業者が外観よりシーム部の
位置検出を行なうか、それが不可能な場合には、シーム
部の位置管理をしないのが実状であった。前者の場合で
は作業が作業者の技能に頼ったものであり、多くの手間
を要する。後者の場合では不良発生・歩留まり落ちは不
可避となる。
【0010】本発明は、曲げ加工時に発生する不良及び
それによる歩留まり落ちを防止するため、シーム部の位
置検出作業性を改善する電縫管を提供することを目的と
する。
それによる歩留まり落ちを防止するため、シーム部の位
置検出作業性を改善する電縫管を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電縫管
は、シーム部から管円周方向両側に同一角度を隔てて2
本の線が付されていることを特徴とする。第2発明に係
る電縫管は、管軸方向に平行な種類の異なる複数の線が
付されていることを特徴とする。
は、シーム部から管円周方向両側に同一角度を隔てて2
本の線が付されていることを特徴とする。第2発明に係
る電縫管は、管軸方向に平行な種類の異なる複数の線が
付されていることを特徴とする。
【0012】本発明に係る電縫管によれば、管外周面に
マーキングされた管軸方向に平行な複数の線とシーム部
との位置情報を与えられ、該複数の線の位置からシーム
部を容易に特定することができ、拡管曲げ加工の際にシ
ーム部をエルボーの最も外側に位置決めできることか
ら、不良及びそれによる歩留まり落ちを防止することが
可能となる。
マーキングされた管軸方向に平行な複数の線とシーム部
との位置情報を与えられ、該複数の線の位置からシーム
部を容易に特定することができ、拡管曲げ加工の際にシ
ーム部をエルボーの最も外側に位置決めできることか
ら、不良及びそれによる歩留まり落ちを防止することが
可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明をその実施の形態を示
す図面に基づいて詳述する。図1は第1発明に係る電縫
管の斜視図である。実線31及び実線32に挟まれてシ
ーム部2が存在し、しかもシーム部2は実線31と実線
32から等角度の位置にあることで、容易にシーム部2
を特定することができる。但し、角度θ1が90°であ
る場合では、管が管軸方向に逆転したときにシーム部2
が本来真上に来るべきところが真下に位置し、これを真
上に来たものと誤ることになる。これを防ぐため、角度
θ1は90°以外とする。
す図面に基づいて詳述する。図1は第1発明に係る電縫
管の斜視図である。実線31及び実線32に挟まれてシ
ーム部2が存在し、しかもシーム部2は実線31と実線
32から等角度の位置にあることで、容易にシーム部2
を特定することができる。但し、角度θ1が90°であ
る場合では、管が管軸方向に逆転したときにシーム部2
が本来真上に来るべきところが真下に位置し、これを真
上に来たものと誤ることになる。これを防ぐため、角度
θ1は90°以外とする。
【0014】この電縫管1では2本の線から等角度の部
分にシーム部2が存在することで、作業者が目視によっ
ても容易に検出が可能である。また、シーム部2上に線
を付すわけではないため、製管工程内で溶接直後の管に
もマーキング可能であり、マーキング後にも問題なくシ
ーム部2の熱処理・被破壊検査を行なうことができる。
分にシーム部2が存在することで、作業者が目視によっ
ても容易に検出が可能である。また、シーム部2上に線
を付すわけではないため、製管工程内で溶接直後の管に
もマーキング可能であり、マーキング後にも問題なくシ
ーム部2の熱処理・被破壊検査を行なうことができる。
【0015】図2は第2発明に係る電縫管の斜視図であ
る。実線33と角度θ2だけが与えられた状態では、管
が管軸方向に逆転した場合にシーム部2は実線33から
左右逆の位置になるため、実線33からシーム部2が存
在する方向を特定することができない。そこで、破線3
4を与えることにより、シーム部2を特定することがで
きる。但し、角度θ2及びθ3は90°以外とする。ま
た、実線33及び破線34を付しているのは、線種の異
なる2本の線を付することにより、管が管軸方向に逆転
した場合でも、容易かつ正確にシーム部2の位置を特定
できるためである。なお、線の種類は実線と破線、又は
太線と細線のような線種で区別してもよいし、線色で区
別してもよい。
る。実線33と角度θ2だけが与えられた状態では、管
が管軸方向に逆転した場合にシーム部2は実線33から
左右逆の位置になるため、実線33からシーム部2が存
在する方向を特定することができない。そこで、破線3
4を与えることにより、シーム部2を特定することがで
きる。但し、角度θ2及びθ3は90°以外とする。ま
た、実線33及び破線34を付しているのは、線種の異
なる2本の線を付することにより、管が管軸方向に逆転
した場合でも、容易かつ正確にシーム部2の位置を特定
できるためである。なお、線の種類は実線と破線、又は
太線と細線のような線種で区別してもよいし、線色で区
別してもよい。
【0016】この電縫管1ではθ2及び実線33から破
線34の方向にシーム部2が存在するという情報を与え
ることにより容易にシーム部2の位置検出が可能であ
る。マーキング位置に制約がないため、製造工程上の問
題でマーキング位置に制限がある場合に有効である。こ
の電縫管1でも問題なく製管工程内でマーキングでき、
またシーム部2の熱処理・被破壊検査も行なうことがで
きる。線は製管ライン中又は製管後のオフラインを問わ
ず、公知の技術の適用でマーキングする。
線34の方向にシーム部2が存在するという情報を与え
ることにより容易にシーム部2の位置検出が可能であ
る。マーキング位置に制約がないため、製造工程上の問
題でマーキング位置に制限がある場合に有効である。こ
の電縫管1でも問題なく製管工程内でマーキングでき、
またシーム部2の熱処理・被破壊検査も行なうことがで
きる。線は製管ライン中又は製管後のオフラインを問わ
ず、公知の技術の適用でマーキングする。
【0017】拡管曲げ加工を行なう前にシーム部2を管
円周方向の引っ張り応力が最小となるエルボーの最も外
側とすべく位置決めをするが、前述した如く、電縫管1
にはシーム部2を特定できる実線31及び実線32、又
は、実線33及び破線34がマーキングされているの
で、シーム部2と実線31及び実線32、又は、シーム
部2と実線33及び破線34との関係が与えられること
により、容易かつ確実にシーム部2をエルボーの最も外
側になるように位置決めすることができる。その後、拡
管曲げ加工を行なうが、シーム部2には管円周方向の大
きな引っ張り応力が作用しないので不良の発生及びそれ
による歩留まり落ちを防止できる。
円周方向の引っ張り応力が最小となるエルボーの最も外
側とすべく位置決めをするが、前述した如く、電縫管1
にはシーム部2を特定できる実線31及び実線32、又
は、実線33及び破線34がマーキングされているの
で、シーム部2と実線31及び実線32、又は、シーム
部2と実線33及び破線34との関係が与えられること
により、容易かつ確実にシーム部2をエルボーの最も外
側になるように位置決めすることができる。その後、拡
管曲げ加工を行なうが、シーム部2には管円周方向の大
きな引っ張り応力が作用しないので不良の発生及びそれ
による歩留まり落ちを防止できる。
【0018】図1に示す電縫管1の場合では、電縫管1
にはシーム部2を特定するためにシーム部2を挟み、等
角度の位置に管軸方向に平行な2本の実線31,32が
マーキングされている。実線31,32から等距離のシ
ーム部2をエルボーの最も外側になるように位置決め
し、拡管曲げ加工を行なう。図3は図1の電縫管1のシ
ーム部2をエルボーの最も外側として拡管曲げ加工を行
なった場合の電縫管の斜視図である。
にはシーム部2を特定するためにシーム部2を挟み、等
角度の位置に管軸方向に平行な2本の実線31,32が
マーキングされている。実線31,32から等距離のシ
ーム部2をエルボーの最も外側になるように位置決め
し、拡管曲げ加工を行なう。図3は図1の電縫管1のシ
ーム部2をエルボーの最も外側として拡管曲げ加工を行
なった場合の電縫管の斜視図である。
【0019】図2に示す電縫管1の場合では、電縫管1
にはシーム部2を特定するためにシーム部2から管円周
方向の角度θ2隔てた位置に管軸方向に平行な実線33
がマーキングされ、シーム部2から実線33と同側に角
度θ2より小さい角度θ3だけ隔てた位置に破線34が
マーキングされている。実線33から破線34の方向へ
角度θ2隔てた位置のシーム部2をエルボーの最も外側
になるように位置決めし、拡管曲げ加工を行なう。図4
は図2の電縫管1のシーム部2をエルボーの最も外側と
して拡管曲げ加工を行なった場合の斜視図である。
にはシーム部2を特定するためにシーム部2から管円周
方向の角度θ2隔てた位置に管軸方向に平行な実線33
がマーキングされ、シーム部2から実線33と同側に角
度θ2より小さい角度θ3だけ隔てた位置に破線34が
マーキングされている。実線33から破線34の方向へ
角度θ2隔てた位置のシーム部2をエルボーの最も外側
になるように位置決めし、拡管曲げ加工を行なう。図4
は図2の電縫管1のシーム部2をエルボーの最も外側と
して拡管曲げ加工を行なった場合の斜視図である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る電縫管に
よれば、シーム部から管円周方向についての所定位置
に、管軸方向に平行な複数の線をマーキングすることに
より、電縫管のシーム部を容易に特定でき、あらゆる曲
げ加工時においてこれらの線を利用することにより、電
縫管には不可避な微小な溶接欠陥又は外面疵に起因する
不良を防止し、それによる歩留まりを防止することが可
能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
よれば、シーム部から管円周方向についての所定位置
に、管軸方向に平行な複数の線をマーキングすることに
より、電縫管のシーム部を容易に特定でき、あらゆる曲
げ加工時においてこれらの線を利用することにより、電
縫管には不可避な微小な溶接欠陥又は外面疵に起因する
不良を防止し、それによる歩留まりを防止することが可
能となる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図1】第1発明に係る電縫管の斜視図である。
【図2】第2発明に係る電縫管の斜視図である。
【図3】拡管曲げ加工によって曲げられた、第1発明に
係る電縫管の斜視図である。
係る電縫管の斜視図である。
【図4】拡管曲げ加工によって曲げられた、第2発明に
係る電縫管の斜視図である。
係る電縫管の斜視図である。
【図5】曲げ加工によってシーム部付近の疵が開口した
電縫管の斜視図及び断面図である。
電縫管の斜視図及び断面図である。
【図6】製管ライン上で線のマーキングを行なう方法を
示す平面図である。
示す平面図である。
【符号の説明】 1 電縫管 2 シーム部 31 実線(線)
Claims (2)
- 【請求項1】 シーム部から管円周方向両側に同一角度
を隔てて2本の線が付されていることを特徴とする電縫
管。 - 【請求項2】 管軸方向に平行な種類の異なる複数の線
が付されていることを特徴とする電縫管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255198A JPH11244941A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電縫管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5255198A JPH11244941A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電縫管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244941A true JPH11244941A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=12917952
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5255198A Pending JPH11244941A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 電縫管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11244941A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015074007A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | Jfeスチール株式会社 | 電縫鋼管及びその製造方法 |
CN107695154A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-02-16 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种提高铝合金筒体高温内压成形合格率的方法 |
CN114770037A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-22 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种轻量化的车门防撞杆的制造及装配方法 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP5255198A patent/JPH11244941A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015074007A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | Jfeスチール株式会社 | 電縫鋼管及びその製造方法 |
CN107695154A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-02-16 | 北京航星机器制造有限公司 | 一种提高铝合金筒体高温内压成形合格率的方法 |
CN114770037A (zh) * | 2022-03-30 | 2022-07-22 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种轻量化的车门防撞杆的制造及装配方法 |
CN114770037B (zh) * | 2022-03-30 | 2023-10-24 | 东风汽车集团股份有限公司 | 一种轻量化的车门防撞杆的制造及装配方法 |
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