JPH11244907A - 熱間圧延方法及び設備 - Google Patents

熱間圧延方法及び設備

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JPH11244907A
JPH11244907A JP4678798A JP4678798A JPH11244907A JP H11244907 A JPH11244907 A JP H11244907A JP 4678798 A JP4678798 A JP 4678798A JP 4678798 A JP4678798 A JP 4678798A JP H11244907 A JPH11244907 A JP H11244907A
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貞和 升田
Takumasa Terauchi
琢雅 寺内
Shuichi Yamashina
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粗圧延機の替わりに高圧下プレスを使用して
圧延ラインを短縮して大幅に全設備コストを低減でき、
炉、プレス、仕上を連続的(タンデム)に配置・操業で
き、スラブを高温に保持した状態で仕上圧延機に搬送で
きるので、歩留りの向上と精度の高い圧延材ができ、極
薄板の圧延材が製造できる連続熱間圧延方法と設備を提
供する。 【解決手段】 連続鋳造機22で50乃至150mmの
板厚のスラブ21を製造し、次に圧延ライン上を搬送し
ながらスラブをスラブ保加熱炉24で所定の温度に保加
熱し、次にスラブ保加熱炉から搬送しながらスラブを高
圧下プレス25で所定の厚さに高圧下し、次に高圧下プ
レスから搬送される圧延材を複数の仕上圧延機26で連
続して製品厚さに圧延し、その後に剪断機27で所定の
長さに切断し圧延材21´を巻取機27で巻取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造設備から
製造される中厚のスラブを粗圧延機の替わりに高圧下プ
レスを使用して薄板まで圧延する連続熱間圧延方法及び
設備に関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造装置で製造され供給される50
mm乃至150mmの板厚のいわゆる中厚のスラブを薄
板まで圧延する圧延設備は、通常、スラブを20mm前
後の厚さまで圧延する粗圧延設備と、次に1〜2mm程
度の厚さに圧延する仕上圧延設備とからなる。かかる圧
延設備を構成する圧延機の配列には従来より各種のもの
が知られている。
【0003】図3は、かかる従来の圧延設備の配列を例
示したものである。この図に示す圧延設備1は、図示し
ないバッチラインの連続鋳造装置により製造され所定の
長さ(例えば、板厚90mmで長さ30M)に切断され
た中厚のスラブ2を載せて圧延ラインに沿って搬送する
テーブルローラ3と、スラブ2を所定の温度に保加熱す
るウォーキング炉4と、入側に縦型圧延機5を配置した
複数(本図では2台)の粗圧延機6と、粗圧延した圧延
材を巻取り巻き戻しする保熱用の中間コイラー7が配置
されている。中間コイラー7は、粗圧延機6等の圧延中
又はテーブルローラ3の搬送中にスラブ2の先端部が冷
却され、熱歪みによる形状変形を防止するためのもので
あり、先端部から巻取った板厚20mmのスラブ2を後
端部から巻き戻して下流側に搬送する。
【0004】更に、圧延設備1は、図に示すように、入
側に縦型圧延機8を配置した複数(本図では5台)の仕
上圧延機9と、圧延材2´をコイル状に巻取る複数の巻
取機(ダウンコイラー)12を備え、搬送されたスラブ
2を、仕上圧延機9で製品厚さの1〜2mm程度に仕上
圧延し、剪断機(シャー)10で切断後に、巻取機12
でピンチロール11を介して圧延材2´をコイル状に巻
取るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示した
従来の中厚スラブの圧延設備では、20mm前後のス
ラブを作るのに2台の粗圧延機と保熱用の中間コイラー
が必要となりコストアップの要因となる、20mmの
スラブを高温に保って作るために粗ミルを高速で圧延す
るため、粗ミルと仕上ミルを連続(タンデム)に圧延で
きない、中間コイラーを設けても高温を保持できない
ため搬送中にスラブの先後端及び幅端部が冷却し、精度
不良を生じ圧延材の歩留りが低下しやすい、そのため
需要の多い極薄板(0.8〜1.0mm)の製造ができ
ない等の問題点があった。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決するために
創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、
粗圧延機の代わりに高圧下プレスを使用することにより
圧延ライン長さを短縮して大幅に全設備コストを低減で
き、プレス1台で短時間に厚さを150mm(50m
m)から約20mmまで圧下できるので、20mmスラ
ブを高温に保つため、プレスと仕上圧延機を連続(タン
デム)に設置でき、スラブを高温に保持した状態で仕
上圧延機に搬送することにより歩留りの向上と精度の高
い圧延材ができ、極薄板の圧延材が製造が可能になる
連続熱間圧延方法及び設備を提供することにある。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、連続
鋳造機で50mm乃至150mmの板厚のスラブを製造
し、次に圧延ライン上を搬送しながらスラブをスラブ保
加熱炉で所定の温度に保加熱し、次にスラブ保加熱炉か
ら搬送しながらスラブを高圧下プレスで所定の厚さに高
圧下し、次に高圧下プレスから搬送しながら圧延材を複
数の仕上圧延機で連続して製品厚さに圧延し、その後に
剪断機で所定の長さに切断し、巻取機で巻取る、ことを
特徴とする連続熱間圧延方法が提供される。
【0008】上述の本発明の方法によれば、連続鋳造
機で50mm乃至150mmの板厚のスラブを製造し、
次に圧延ライン上を搬送しながらスラブをスラブ保加
熱炉で所定の温度に保加熱し、次にスラブ保加熱炉か
ら搬送しながらスラブを高圧下プレスで所定の厚さ(2
0mm前後)に高圧下し、次に高圧下プレスから搬送
しながら圧延材を複数の仕上圧延機で連続して製品厚さ
(0.8〜12.0mm)に圧延し、その後に剪断機
で所定の長さに切断して圧延材を巻取機で巻取る。
【0009】従って、連続鋳造機で製造され圧延ライン
に搬送中にある程度冷却したスラブをスラブ保加熱炉で
所定の温度に保加熱できるので、下流側の高圧下プレス
による成形圧下が容易かつ迅速にできる。また、仕上圧
延機に搬送する20mm前後のスラブの成形圧下を従来
のように複数の粗圧延機でなく高圧下プレスで行うの
で、温度の低下の少ない良好なスラブの成形圧下が短時
間にできる。更に短時間に高温の状態で連続的(タンデ
ム)に仕上圧延機に搬送できるので、0.8〜1.0m
mの極薄板の製造が可能になる。
【0010】また、本発明によれば、50mm乃至15
0mmの板厚のスラブを製造する連続鋳造機と、圧延ラ
イン上を搬送されるスラブを所定の温度に保加熱するス
ラブ保加熱炉と、スラブ保加熱炉から搬送されるスラブ
を所定の厚さに高圧下する高圧下プレスと、高圧下プレ
スから搬送されるスラブを連続して圧延し製品厚さの圧
延材とする複数の仕上圧延機と、圧延材を所定の長さに
切断する剪断機と、切断された圧延材を巻取る巻取機
と、を備えたことを特徴とする連続熱間圧延設備が提供
される。
【0011】本発明の構成によれば、連続鋳造装置で連
続して製造する中厚スラブの板厚方向への圧下時に従来
使用していた複数の粗圧延機による粗圧延とスラブ保加
熱用の中間コイラーを廃止して、1台の高圧下プレスで
高圧下を行うので圧延ラインの短縮化と、設備費用の低
減化ができる。また、連続鋳造機で連続してスラブを搬
送できるので、コイルを効率良く増産でき、圧延材の生
産性を向上することができる。
【0012】更に、前記スラブ保加熱炉はトンネル炉又
はダブルウォーキングビーム式であり、高圧下プレスの
前後にスラブのたるみ分を滞留させるルーパーを備えて
いる。また、高圧下プレスの前にスラブの板幅方向を圧
下する幅圧下プレス又は縦型圧延機と、仕上圧延機の入
側に配置しスラブの板幅方向を圧下する縦型圧延機と、
のいずれか一方又は両方を備える。
【0013】この構成により、トンネル炉の天井や側面
に設けた誘導加熱やガス加熱で加熱と保熱して、連続鋳
造機で製造され圧延ラインに搬送中に冷却されたスラブ
を迅速かつ容易に所定の最適温度で保加熱できる。ま
た、高圧下プレスと仕上圧延機の圧下速度差により生じ
るスラブのたるみ分(又は不足分)をルーパーで滞留さ
せて、たるみ分(又は不足分)を吸収できる。更に、高
圧下プレスへの搬送前に幅圧下プレスによる幅圧下金型
又は縦型圧延機による縦ロールによる圧下ができるの
で、スラブの板幅方向の幅寸法の変更と規制を迅速かつ
容易にできる。また、仕上圧延機の入側に縦型圧延機を
配置したので、プレスで生じた幅変動を修正し、偏平形
状の良質な圧延材ができる。
【0014】更に、前記連続鋳造機とトンネル炉間に配
置され適宜スラブを切断する剪断機を更に備える。ま
た、仕上圧延機の入側に配置されスラブを所定の温度に
保加熱するトンネル炉を備える。この構成により、連続
鋳造機とトンネル炉間に剪断機を配置したので、通常は
連続してスラブを効率良く搬送するが、運転上の都合で
圧延ラインへのスラブの搬送を停止する場合は、又は、
数コイル分或いは1コイル分のスラブを作る場合は、迅
速にスラブを切断することができる。また、仕上圧延機
の入側に上述した同様な保加熱機構のトンネル炉を置い
たので、ルーパーで滞留中に予想される温度低下を加味
してスラブに所定の温度で保加熱するので、最適な温度
のスラブを仕上圧延機に搬送できる。
【0015】また、本発明の実施形態によれば、請求項
1乃至6のいずれか又は全てを備えたAラインの、連続
鋳造から加熱炉の横に、他の連続鋳造と加熱炉(トンネ
ル炉又はウォーキングビーム炉)からなるBラインを備
え、更に、BラインのスラブをAラインへ移送する保加
熱炉を備え、該保加熱炉は1コイル分のスラブ、又は、
数コイル分のスラブを移送できるよになっている、こと
を特徴とする連続熱間圧延設備が提供される。
【0016】更にまた、本発明によれば、請求項7に記
載のAラインのみの場合、a.連続鋳造から巻取機ま
で、材料が連続的につながり、数コイルをコイラー前で
切断しつつコイルを製造する方法、b.連続鋳造出側の
切断機で、数コイルのスラブ分を切断し、連続的に圧延
し、コイラー前で切断しつつ、コイルを製造する方法、
c.連続鋳造出側の切断機で、1コイル分のスラブ分を
切断し、1コイルづつ圧延・巻取する方法、の全て又は
いずれかの組み合わせの操業ができる圧延方法が提供さ
れる。
【0017】また、請求項7に記載のAラインとBライ
ンを有する場合、Aラインの請求項8のa,b,cと、
Bラインのb,cを組み合わせ、AラインとBラインか
ら出てくるスラブを交互に圧延する圧延方法が提供され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面を参照して説明する。なお、各図において共通す
る部分には同一の符号を付して重複した説明を省略す
る。
【0019】図1は、本発明による連続熱間圧延設備の
全体構成図である。この図において、本発明の連続熱間
圧延設備20は、50mm乃至150mmの板厚(いわ
ゆる中厚)のスラブ21を連続して製造する連続鋳造機
(例えば、冷却ロール2本を備えた双ロール式)22
と、スラブ21を載せて圧延ライン上に沿って搬送する
複数の駆動ロールからなるテーブルローラ23と、圧延
ライン上を搬送しながらスラブ21を所定の温度に保加
熱するスラブ保加熱24と、スラブ保加熱炉24から搬
送されるスラブ21を、走行しながら約20mm前後の
板厚まで連続的に高圧下する高圧下プレス25と、高圧
下プレス25から搬送される高圧下されたスラブ21を
連続して圧延して薄板(例えば、製品厚さ1〜2mm)
の圧延材21´とする複数(本図では5台)の仕上圧延
機26と、圧延材21´を所定の長さに切断する剪断機
(高速シヤー)27と、切断された圧延材21´をピン
チロール28で搬送してコイル状に巻取る複数(本図で
は2台)の巻取機(ダウンコイラー)29と、を備えて
いる。
【0020】スラブ保加熱炉24はこの例ではトンネル
炉であり、トンネル炉の天井や側面に設けた図示しない
誘導加熱又はガス加熱で加熱と保熱を行ない、連続鋳造
機22で製造され圧延ラインに搬送中に冷却されたスラ
ブ21を迅速かつ容易に所定の温度まで加熱し、また保
熱して下流側に最適温度で搬送する。
【0021】また、図1において、高圧下プレス25の
前後にはスラブ21のたるみ分を滞留させるための前後
ルーパー30、31が配置されている。前ルーパー30
は、連続鋳造機22で製造されピンチロール32で連続
的に搬送されるスラブ21の搬送速度と高圧下プレス2
5の高圧下速度の速度差により生じるスラブ21のたる
み分を滞留させると共に、スラブ21のたるみの変動を
吸収している。同様に後ルーパー31も、高圧下プレス
25の高圧下速度と仕上圧延機26の圧下速度の圧下速
度差により生じるスラブ21のたるみ分を滞留させると
共に、スラブ21のたるみの変動を吸収している。
【0022】更に、高圧下プレス25の前には、圧延ラ
インを挟んで図示しない往復動駆動装置で近接離反自在
な1対の幅圧下金型33を有して、スラブ21の板幅方
向を圧下する幅圧下プレス34が配置されている。幅圧
下プレス34は、例えば本願出願人が出願した特開平2
−165803号(走間水平対向型プレスの幅圧下方法
及び走間水平対向型プレス)の走間プレスのように走行
しながらスラブを幅圧下するので生産性が向上する。ま
た、高圧下を掛けられるのでスラブ内部に発生する気泡
や空隙(センターポロシティ)を防止できる。なお、幅
圧下量は減少するが、幅圧下プレスの代わりに縦ロール
からなる通常の縦型圧延機を使用してもよい。従って、
スラブの板幅方向の修正と規制を迅速かつ容易にでき
る。
【0023】また、図1に示すように仕上圧延機26の
入側には、縦ロールからなる通常の縦型圧延機35が配
置されている。縦型圧延機35によりドックボーンの発
生を防ぎ、偏平形状の圧延材を得ることができる。
【0024】また、仕上圧延機26の入側には、天井や
側面に設けた図示しない誘導加熱又はガス加熱で加熱と
保熱とを行なうトンネル炉36が配置されている。従っ
て、後ルーパー31で滞留中に予想されるスラブ21の
温度低下を加味して所定の温度で保加熱させるので、最
適な温度で仕上圧延機26に搬送できる。
【0025】更に、連続鋳造機22とトンネル炉24間
に,剪断機37が設けられている。これは、通常は連続
してスラブ21を効率的に搬送しているが、運転上の都
合で圧延ライン上のスラブ21を停止したい場合、迅速
にスラブ21を切断する。
【0026】次に図1により、本発明の連続熱間圧延方
法を説明する。これらの図において、連続鋳造機22
で50mm乃至150mmの板厚の中厚のスラブ21を
連続して製造し、次に圧延ライン上をピンチロール3
2で搬送しながらスラブ21をスラブ保加熱炉であるト
ンネル炉24で所定の温度に保熱と加熱をし、次にト
ンネル炉24からテーブルローラ23に載って搬送さ
れ、前ルーパー30でたるみ分を滞留しかつたるみの変
動を吸収させながら幅圧下プレス34で所定の板幅に圧
下されたスラブ21を、高圧下プレス25で20mm前
後の板厚まで高圧下し、次に高圧下プレス25から搬
送され後ルーパー31でたるみ分を滞留しかつたるみの
変動を吸収させながら縦型圧延機35で所定の板幅に圧
下されたスラブ21を、複数の仕上圧延機26で連続し
て製品厚さの0.8〜1.0mmの極薄板に圧延し、
その後に剪断機である高速シヤー27で所定の長さに切
断された圧延材21´をピンチロール28で搬送されて
巻取機である複数のダウンコイラー29に交互に巻取ら
れてコイルを形成できる。
【0027】このように、圧延ラインの上流側に複数の
粗圧延機の代わりにスラブの板厚を高圧下を付加させる
高圧下プレス25を使用したので、迅速かつ容易に品質
の高い極薄板ができ、また圧延ラインを短縮化できる。
また、スラブを連続して搬送し圧延機には1回の通板と
尻り抜けとして問題の発生しやすい作業回数を減少さ
せ、更に粗圧延機をなくしたので、生産性を向上させる
ことができる。更に、設備コストも削減できる。
【0028】また、本発明の方法では、上述したライン
(以下、Aラインと呼ぶ)のみの場合、 a.連続鋳造から巻取機まで、材料が連続的につなが
り、数コイルをコイラー前で切断しつつコイルを製造す
る方法、 b.連続鋳造出側の切断機で、数コイルのスラブ分を切
断し、連続的に圧延し、コイラー前で切断しつつ、コイ
ルを製造する方法、 c.連続鋳造出側の切断機で、1コイル分のスラブ分を
切断し、1コイルづつ圧延・巻取する方法、の全て又は
いずれかの組み合わせの操業ができるようになってい
る。
【0029】図2は、本発明による連続熱間圧延設備の
別の全体構成図である。この図に示すように、この連続
熱間圧延設備は、図1に示したAラインの連続鋳造から
加熱炉の横に、他の連続鋳造と加熱炉(トンネル炉又は
ウォーキングビーム炉)からなるBラインを備える。ま
た、更に、BラインのスラブをAラインへ移送する保加
熱炉40を備える。この保加熱炉40は、1コイル分の
スラブ、又は、数コイル分のスラブを移送できるように
なっている。
【0030】本発明の方法では、図2に示すように、A
ラインとBラインを有する場合、Aラインの上述した
a,b,cの方法と、Bラインのb,cの方法を組み合
わせ、AラインとBラインから出てくるスラブを交互に
圧延するようになっている。
【0031】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できる
ことは勿論である。
【0032】
【発明の効果】上述したように本発明の連続熱間圧延方
法及び設備によれば、粗圧延機の代わりに高圧下プレス
を使用して圧延ライン長さを短縮化したので大幅に全設
備コストを低減でき、また通板や尻り抜けの回数を削減
したのでトラブルを減少でき、スラブを高温に保持した
状態で仕上圧延機に搬送できるので、歩留りの向上と精
度の高い圧延材ができると共に極薄板の圧延材が製造で
きる、等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による連続熱間圧延設備の第1実施形態
の全体構成図である。
【図2】本発明による連続熱間圧延設備の第2実施形態
の全体構成図である。
【図3】従来の圧延設備の配列である。
【符号の説明】
1 圧延設備 2 スラブ 2´ 圧延材 3 テーブルローラ 4 ウォーキング炉 5 縦型圧延機 6 粗圧延機 7 中間コイラー 8 縦型圧延機 9 仕上圧延機 10 剪断機(シャー) 11 ピンチロール 12 巻取機(ダウンコイラー) 20 連続熱間圧延設備 21 スラブ 21´ 圧延材 22 連続鋳造機 23 テーブルローラ 24 スラブ保加熱(トンネル炉) 25 高圧下プレス 26 仕上圧延機 27 剪断機(高速シヤー) 28 ピンチロール 29 巻取機(ダウンコイラー) 30 前ルーパー 31 後ルーパー 32 ピンチロール 33 幅圧下金型 34 幅圧下プレス 35 縦型圧延機 36 トンネル炉 37 剪断機 40 保加熱炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B22D 11/126 B22D 11/126 K (72)発明者 井出 賢一 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 百々 泰 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社横浜エンジニアリ ングセンター内 (72)発明者 升田 貞和 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 寺内 琢雅 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内 (72)発明者 山科 修一 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日 本鋼管株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続鋳造機で50mm乃至150mmの
    板厚のスラブを製造し、次に圧延ライン上を搬送しなが
    らスラブをスラブ保加熱炉で所定の温度に保加熱し、次
    にスラブ保加熱炉から搬送しながらスラブを高圧下プレ
    スで所定の厚さに高圧下し、次に高圧下プレスから搬送
    しながら圧延材を複数の仕上圧延機で連続して製品厚さ
    に圧延し、その後に剪断機で所定の長さに切断し、巻取
    機で巻取る、ことを特徴とする連続熱間圧延方法。
  2. 【請求項2】 50mm乃至150mmの板厚のスラブ
    を製造する連続鋳造機と、圧延ライン上を搬送されるス
    ラブを所定の温度に保加熱するスラブ保加熱炉と、スラ
    ブ保加熱炉から搬送されるスラブを所定の厚さに高圧下
    する高圧下プレスと、高圧下プレスから搬送される圧延
    材を連続して圧延し製品厚さの圧延材とする複数の仕上
    圧延機と、圧延材を所定の長さに切断する剪断機と、切
    断された圧延材を巻取る巻取機と、を備えたことを特徴
    とする連続熱間圧延設備。
  3. 【請求項3】 前記スラブ保加熱炉はトンネル炉又はダ
    ブルウォーキングビーム式であり、高圧下プレスの前後
    にスラブのたるみ分を滞留させるルーパーを備えた、こ
    とを特徴とする請求項2に記載の連続熱間圧延設備。
  4. 【請求項4】 高圧下プレスの前にスラブの板幅方向を
    圧下する幅圧下プレス又は縦型圧延機と、仕上圧延機の
    入側に配置しスラブの板幅方向を圧下する縦型圧延機
    と、のいずれか一方又は両方を備えたことを特徴とする
    請求項2に記載の連続熱間圧延設備。
  5. 【請求項5】 前記連続鋳造機とトンネル炉間に配置さ
    れ適宜スラブを切断する剪断機を更に備えたことを特徴
    とする請求項2に記載の連続熱間圧延設備。
  6. 【請求項6】 仕上圧延機の入側に配置されスラブを所
    定の温度に保加熱するトンネル炉を備えたことを特徴と
    する請求項2に記載の連続熱間圧延設備。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか又は全てを備
    えたAラインの、連続鋳造から加熱炉の横に、他の連続
    鋳造と加熱炉(トンネル炉又はウォーキングビーム炉)
    からなるBラインを備え、更に、BラインのスラブをA
    ラインへ移送する保加熱炉を備え、該保加熱炉は1コイ
    ル分のスラブ、又は、数コイル分のスラブを移送できる
    よになっている、ことを特徴とする連続熱間圧延設備。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のAラインのみの場合、 a.連続鋳造から巻取機まで、材料が連続的につなが
    り、数コイルをコイラー前で切断しつつコイルを製造す
    る方法、 b.連続鋳造出側の切断機で、数コイルのスラブ分を切
    断し、連続的に圧延し、コイラー前で切断しつつ、コイ
    ルを製造する方法、 c.連続鋳造出側の切断機で、1コイル分のスラブ分を
    切断し、1コイルづつ圧延・巻取する方法、の全て又は
    いずれかの組み合わせの操業ができる圧延方法。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のAラインとBラインを
    有する場合、Aラインの請求項8のa,b,cと、Bラ
    インのb,cを組み合わせ、AラインとBラインから出
    てくるスラブを交互に圧延する圧延方法。
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