JPH11244830A - 有機性廃棄物の処理方法及び処理装置 - Google Patents

有機性廃棄物の処理方法及び処理装置

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JPH11244830A
JPH11244830A JP6457198A JP6457198A JPH11244830A JP H11244830 A JPH11244830 A JP H11244830A JP 6457198 A JP6457198 A JP 6457198A JP 6457198 A JP6457198 A JP 6457198A JP H11244830 A JPH11244830 A JP H11244830A
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JP
Japan
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air
organic waste
fermentation
water
treatment
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Application number
JP6457198A
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English (en)
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Masahiko Omi
昌彦 大海
Tetsuya Takemura
哲弥 竹村
Shinya Kano
慎也 加納
Katsuhiro Nakagawa
勝博 中川
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/40Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機性廃棄物の効率的な発酵処理によるコン
ポスト化と、発酵処理中に発生する悪臭ガスを二元方式
で脱臭して清浄化する方式を採用した処理装置を提供す
る。 【解決手段】 処理槽1内に収納した厨芥等の有機性廃
棄物を、前記処理槽1を直接加熱するとともに処理槽内
に導入される所定温度の温風による2系統の加熱手段2
0,26により発酵処理させ、前記有機性廃棄物の発酵
処理中に発生する悪臭ガスを処理槽1内の空気とともに
処理槽1と冷却器2との間で循環させ、かつ、前記循環
空気の一部を脱臭手段4に導入して水シャワーにて空気
中の悪臭成分の大半を分離させ、前記脱臭手段4内の空
気を更に消臭手段5に導入し、消臭部材により前記空気
中に残存する悪臭を消去するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみ等固形有機
性廃棄物の処理に係り、特に、厨芥(生ごみ)、食品製
造廃棄物全般を例えば、好気性発酵処理する、一般家
庭,業務用等に広く適用可能な有機性廃棄物の処理方法
及び処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、一般家庭や飲食店等から出される
厨芥(生ごみ)等を含めた有機性廃棄物の量は年々増加
し、特に、ごみ出し日まで家庭で保管する場合、あるい
は、収集場所においての悪臭やハエ等害虫の発生、更に
は、犬,カラス等のいたずらによる厨芥の散らかし等、
厨芥の廃棄処理が大きな社会問題となっている。
【0003】そして、前記厨芥は他のごみと一緒にその
大部分が清掃工場等において焼却処理したり、あるい
は、埋め立て方式等によって処理していた。焼却方式で
は、生ごみを丸ごと燃やしている関係上、排煙、臭い等
を考慮して装置の設置場所に難点があり、又、埋め立て
方式では、埋め立て用地の確保をはじめ臭気,病原菌の
発生等をどのようにして対処するかという問題があっ
た。
【0004】このため、今日では固形有機性廃棄物の好
気性発酵処理、即ち、堆肥化(コンポスト化)に関する
技術は、無公害処理であることはもとより、廃棄物の再
利用技術・自然化を可能とした技術として見直されてき
ている。特に、残飯と称する生ごみについては、これを
大量消費していた畜産業が、今日では配合飯料に切り替
えられたことにより、前記廃棄物処理を解決するための
迅速で、かつ、高度に分解・発酵可能な処理装置の開発
が早期に望まれている。
【0005】このため、従来から下水汚泥の処理等にみ
られるように、固形廃棄物のコンポスト化は、その大部
分が積極的な管理を行うことなく長期間野積み状態を保
持させて自然発酵を促進させる方式で対応してきた。然
るに、生ごみを従来のコンポスト容器や装置にそのまま
収容した場合には、堆肥化するまでに長時間を要するば
かりか、腐敗による悪臭の発生をはじめ、ウジ,ハエを
発生させる大きな要因となし、公衆衛生上問題があっ
た。
【0006】この結果、今日では発酵処理装置を具備さ
せ、厨芥である被処理物を攪拌しながら酸素を適宜に供
給し、発酵処理を部分管理することにより、被処理物の
発酵処理を促進して分解処理の高速化をはかる方式が増
加している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これまでに開
発されてきた厨芥を例えば、好気性の発酵菌を用いて発
酵処理する際は、厨芥以外に水分調整剤としておが屑や
もみ殻等の添加が必要であった。この場合、厨芥だけで
処理を行うと厨芥自体は平均70〜80%の水分が存在
するため、処理過程の段階で水分過多となり発酵処理を
困難にするおそれがあった。
【0008】しかも、前記水分調整剤を使用すること
は、それだけ厨芥の処理効率が低下することはもとよ
り、生成するコンポストの量が必然的に増加するという
問題があった。その上、従来の発酵処理装置では、バッ
チ処理形であるので、一度所要量の厨芥を投入すると、
処理時間が経過するまでは、次の厨芥を投入することが
難しく、飲食店等において連続的に発生する厨芥の処理
装置として極めて使い勝手が悪いものであった。
【0009】又、好気性の発酵菌は厨芥を悪臭(炭酸)
ガスと水分とに分解するが分解されたガスは相当の悪臭
成分を含む。これは発酵菌が厨芥を腐敗させて悪臭ガス
に分解するからである。従って厨芥の発酵処理中に生成
される悪臭ガスを直接排気すると周囲に悪臭が漂うとい
う問題があった。悪臭を除去するには、脱臭手段を用い
ることが容易に考えられるが、脱臭手段は高価なオゾン
生成装置を具備して、オゾンと悪臭ガスとを充分に混合
して悪臭の低減をはかっていたが、オゾンの供給量を増
やすことはオゾン生成装置を高価にするばかりか、オゾ
ンがそのまま装置外に排出されて人体等への悪影響を防
ぐために、オゾンを酸素に分解する触媒を特別に必要と
していたので、これまでの脱臭手段は非常に高価なもの
となり、厨芥処理装置のコストを必然的に高くするとい
う問題もあった。
【0010】更に、厨芥を処理槽に投入するために、開
閉蓋を開けたとき、処理槽内で発酵(分解)処理中の厨
芥から発せられる悪臭を使用者が直接吸入することもあ
り、厨芥処理作業が円滑に行えないという問題点もあっ
た。
【0011】本発明は、前記の種々な事情に鑑みてなさ
れたもので、一般家庭,飲食業,給食センター等で毎日
発生する有機性廃棄物(厨芥)を、好気性発酵菌を活発
に働かせて、厨芥を効率よく、かつ、短時間で発酵処理
を可能とした、有機性廃棄物の処理方法とその処理装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、固形有機性廃棄物を好気性微生物群によって発
酵処理する方法において、処理槽内に収納した厨芥等の
有機性廃棄物を、前記処理槽を直接加熱するとともに処
理槽内に導入される所定温度の温風による2系統の加熱
手段により発酵処理させ、前記有機性廃棄物の発酵処理
中に発生する悪臭ガスを処理槽内の空気とともに処理槽
と冷却器との間で循環させ、かつ、前記循環空気の一部
を脱臭手段に導入して水シャワーにて空気中の悪臭成分
の大半を分離させ、前記脱臭手段内の空気を更に消臭手
段に導入し、消臭部材により前記空気中に残存する悪臭
を消去するようにしたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明においては、有機性廃
棄物を発酵処理する処理槽に導入される温風は、有機性
廃棄物の発酵処理時に生ずる発酵熱を検出し、その検出
値に応じて外部空気の導入量、循環空気の循環速度,循
環空気の加熱温度を発酵処理の最適値に制御して、処理
槽に循環させるようにしたことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載した発明においては、固形
有機性廃棄物を好気性微生物群によって発酵処理する装
置において、厨芥等有機性廃棄物を収納しこれを発酵処
理してコンポスト化し排出する処理槽と、前記処理槽内
に配設されて駆動手段により回転して有機性廃棄物を攪
拌する攪拌翼と、有機性廃棄物を所定温度に加熱する加
熱手段と、処理槽内の空気を該空気中の水分を除去する
冷却器との間で循環させる空気循環手段と、前記水分を
除去した循環空気の一部を導入して該空気中に含有され
ている悪臭成分の大半を水中に分離させる脱臭手段と、
前記悪臭成分の大半が分離された空気中の臭気を更に除
去して清浄な空気に変換する消臭手段と、更に、前記加
熱手段,空気循環手段,脱臭手段,消臭手段を駆動制御
する制御装置とを具備して構成したことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載した発明においては、加熱
手段を、処理槽を直接加熱する直接加熱手段と、循環空
気を処理槽外において直接加熱して前記処理槽に所要温
度の空気として供給する間接加熱手段にて構成したこと
を特徴とする。
【0016】請求項5に記載した発明においては、空気
循環手段を、空気中の水分を除去する冷却器と、水分を
除去した空気を所定温度に加熱する加熱手段と、加熱し
た空気を処理槽に所定の流速で給送する給送手段とによ
って構成したことを特徴とする。
【0017】請求項6に記載した発明においては、脱臭
手段を、給水及び排水手段を備えた箱状の本体と、本体
内底面に注入した水を循環させて本体内にシャワー状に
噴射させるシャワー装置と、本体内の水面上において、
除湿した循環空気の一部を水面に噴出させる空気循環手
段と連通する空気排出管と、シャワーにて悪臭の大半を
除去して空気を本体上部から消臭手段に給送する前記消
臭手段と連通する給送管とによって構成したことを特徴
とする。
【0018】請求項7に記載した発明においては、前記
脱臭手段と連通する消臭手段を、アンモニア等の悪臭を
光触媒作用にて酸化分解する光触媒用のフィルタと、前
記フィルタを紫外線にて光照射して光触媒作用を促進す
る光源とによって構成したことを特徴とする。
【0019】請求項8に記載した発明においては、有機
性廃棄物を収納する処理槽は、外気導入用の流入口を開
閉手段を介して開閉自在に開口して構成したことを特徴
とする。
【0020】請求項9に記載した発明においては、有機
性廃棄物を収納する処理槽は、有機性廃棄物の発酵処理
中において、発酵処理物に含水率調整用の補水手段を具
備して構成したことを特徴とする。
【0021】本発明は、厨芥等有機性廃棄物の発酵処理
に際し、処理槽内の空気を常時冷却器との間で循環させ
て空気中の水分を除去するとともに、循環空気の温度を
発酵温度が維持できるように間接的に加熱して発酵処理
を促進させ、かつ、循環空気に含まれている悪臭ガス
は、循環空気の一部を脱臭手段に強制的に導入して1次
脱臭を行い、つづいて、1次脱臭を終えた空気を更に、
光触媒作用により悪臭を酸化分解し、清浄な空気に変換
して排気するように構成されているので、有機性廃棄物
の発酵処理を適正な範囲の温度,水分状態を維持して迅
速・確実に、しかも、無臭化状態で効率よく行うことを
可能とした。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図8によって説明する。最初に図1は本発明にお
ける処理装置の概略構成図を示すもので、図1におい
て、本発明の処理装置Aは、有機性廃棄物を発酵処理し
てコンポスト化し排出するための処理槽1と、有機性廃
棄物(以下厨芥という)の発酵処理中に処理槽1内の空
気(発酵処理中に発生する悪臭(炭酸)ガス)を外部に
引出して冷却器2との間で常時循環させるようにした空
気循環手段3と、前記循環空気の一部を導入して悪臭の
1次脱臭を行う脱臭手段4と、前記1次脱臭を行った空
気を更に、2次脱臭(消臭)する消臭手段5と、前記処
理槽1,空気循環手段3,脱臭手段4,消臭手段5の駆
動を電気的に制御するコントローラ(制御装置)6とに
よって概略構成されている。
【0023】次に、前記各部位の構造について説明す
る。最初に、処理装置Aの処理槽1は、図2に示すよう
に、横長な箱状となしたケース7内に収容設置されてお
り、ケース7の上面には処理槽1と連通する状態で、厨
芥の投入口8を開閉する開閉蓋8aを備えた蓋体8b
が、下面にはコンポスト排出口9がそれぞれ開閉自在に
設けられている。又、前記処理槽1を収容したケース7
の一側壁部(図2の左側)には、厨芥を例えば、駆動手
段10aにて高速回転する破砕刃にて破砕処理する破砕
装置10が設置されており、ケース7上面の開閉蓋8a
の近傍には、前記破砕した処理物を脱水処理するための
脱水装置11が設置されている。
【0024】そして、前記脱水装置11と破砕装置10
とは、給送管12により連結されており、破砕物を圧送
手段(圧送ポンプ)13により給送管を通して脱水装置
11に給送し、脱水装置11にて脱水したあと前記破砕
物を処理槽1内に自動投入する。なお、前記破砕物を脱
水装置11に圧送する場合、圧送を良好に行うために図
示しない水道管を給水管12に連結し、水道水を流通さ
せて破砕物を給送するようにしてもよい。
【0025】次に処理槽1の詳細構造について説明す
る。前記処理槽1は図1,4で示すように、底面を弧状
となして縦断面形状がU字状となるように形成されてい
る。この処理槽1の中心部にはその長さ方向において回
転軸14が回転自在に横架されており、この回転軸14
には軸方向に沿って一定の間隔で厨芥を攪拌するための
攪拌翼15が所定本数放射方向に取付けられている。
【0026】そして、前記回転軸14の処理槽1の1側
壁から突出する突出端には、図2に示すように、鎖車1
6が取付けられチェーン17を介して電動機18と駆動
連結されている。又、処理槽1とケース7との間には、
処理槽1を保温する断熱材19が充填されている。又、
処理槽1とケース7との間には、処理槽1を保温する断
熱材19が充填されており、かつ、これら断熱材19と
処理槽1の底部周縁との間には、例えば、電熱ヒータを
内蔵した耐熱ゴム部材からなる加熱手段20が配設さ
れ、処理槽1を所定温度に加熱することにより、厨芥を
効果的に発酵処理する温度に保持する。
【0027】更に、処理槽1底部の排出口9近傍には、
図示しない排水ドレンが形成されている。なお、図1に
おいて、a1 は処理槽1内上部の厨芥(被処理物)温度
を測定する熱電対であり、a2 は発酵処理中の厨芥(被
処理物)の温度を測定する熱電対で、処理槽1の所定位
置に設置してコントローラ6に温度調節器30を介して
接続されている。a3 は処理槽1の底面付近の温度を測
定し、好気性の発酵菌(例えば、放線菌:厨芥中の有害
微生物の働きを抑制するグラム陽性菌群の微生物相を形
成させる)の繁殖増進をはかるための熱電対で、処理槽
1の底面に設置した状態で後述する空気循環手段3に接
続されている。
【0028】又、図1において、b,bは処理槽1内の
底面に植設した発酵処理中の厨芥の水分を検出するため
の電極で、水分検出器21を介して直流電源22に接続
されている。つづいて空気循環手段3について説明す
る。この空気循環手段3は図1で示すように、基本的に
は処理槽1と冷却器2との間に循環パイプP1 ,P2
配管して構成されている。そして、循環パイプP1 は、
処理槽1の蓋体8bを介して処理槽1と冷却器2とを連
通可能に配管したもので、処理槽1内の空気(発酵処理
時に発生する水分を豊潤に含んだ悪臭ガス)を冷却器2
に給送するためのパイプである。
【0029】更に、もう一方の循環パイプP2 は、冷却
器2と処理槽1の側壁を貫通させて配管し、処理槽1内
に水分を除去して乾いた空気(悪臭ガス)を給送するパ
イプであり、この循環パイプP2 の冷却器2と処理槽1
との間には、冷却器2側から循環ポンプ23,流量調節
バルブ24,流量計25,加熱ヒータ26がそれぞれ配
管接続されている。そして、循環ポンプ23,流量調節
バルブ24,加熱ヒータ26はコントローラ6と接続さ
れ、必要に応じてコントローラ6に組み込まれた所定の
制御シーケンスに基づいて出力される指令信号によって
駆動制御される。
【0030】即ち、処理槽1内の空気は、コントローラ
6からの指令信号にて駆動する循環ポンプ23により冷
却器2に吸引(給送)され、この冷却器2の働きにより
冷却して空気(以下悪臭ガスという)中の水分を除去す
る。水分が除去された悪臭ガスはその一部を除いて大部
分が循環ポンプ23の駆動にて流量調節バルブ24,流
量計25,加熱ヒータ26の各部材を介して処理槽1に
再送される。悪臭ガスの再送中ガス自体の温度は常時熱
電対a3 により測定され、その温度が厨芥の発酵処理温
度以上又は以下となった場合、温度調節器27が作動し
て加熱ヒータ26への通電をオン・オフ制御し、前記悪
臭ガスを常時発酵処理温度に維持して処理槽1に循環・
給送する。
【0031】一方、冷却器2によって悪臭ガスと分離さ
れた水分は、図1に1点鎖線で示すように、排水管P8
を介して濾過装置28に流入し、不純成分を濾過して清
浄水となした状態で貯水槽29に一旦貯水される。又、
破砕処理した厨芥を脱水装置11により脱水した際に発
生する水分も、図1に1点鎖線で示す排水管P9 を通っ
て一旦濾過装置28に流入して濾過されたあと貯水槽2
9に貯水される。
【0032】次に脱臭手段4について説明する。この脱
臭手段4は図7に示すように、底面に一定の高さ位置ま
で水を充填した縦長な箱状の本体31と、前記水面のや
や上方に横設したメッシュの比較的細かい金網(繊維布
でも可)32と、本体31内の水を本体31の上方に給
水管P3 を介して汲上げ、本体31内の上面に取付けた
シャワー装置33から本体31内の水をシャワー状(霧
状)に流下させる汲上ポンプ34と、冷却器2と循環ポ
ンプ23との間で循環パイプP2 から分岐され、かつ、
排気ポンプ35を介して前記本体31の水面と金網32
との間の空間に配管された悪臭ガスの排気管P4 と、更
に、本体31の上部側に配管されて水道水を本体31内
に給水する水道管P5 と、本体31下部に取付けたドレ
ン管P6と、水位計36とによって構成されている。
【0033】そして、前記排気管P4 ,水道管P5 ,排
水管P6 にそれぞれ設置した開閉バルブB1 〜B3 と、
汲上ポンプ34,水位計36はコントローラ6と接続さ
れ、コントローラ6に組込まれた所定の制御シーケンス
に基づいて出力される指令信号によって駆動制御され
る。なお、図7に示すP7 は脱臭手段4の本体31と後
述する消臭手段5とを連通可能に連結する連通管で、こ
の連通管P7 の配管途中には、図示しない除湿器が介挿
されている。
【0034】前記脱臭手段4と連通管P7 を介して管接
続された消臭手段5は、図7に示すように、横長に形成
した消臭函37と、この消臭函37内に傾斜した状態で
複数枚横方向(水平方向)に配列して取付けた光触媒用
のフィルタ38と、消臭函37内の上方において、前記
傾斜配置したフィルタ38を効率よく光照射するために
配設した光源となる例えば、紫外線ランプ39を具備し
て構成されている。
【0035】前記した光触媒用のフィルタ38は、一般
に活性炭,無機繊維,パルプに光触媒用の酸化チタン粉
末を抄き込んで設けたペーパーを、例えば、ハニカム状
に組立て形成したものが使用されており、脱臭手段4に
より悪臭をある程度除去して給送された空気中に残存し
ている悪臭を活性炭により吸着し、これを更に、光触媒
作用によって悪臭の臭気成分を酸化分解し、前記悪臭が
残存していた空気を良好に清浄化する機能を具備してい
る。
【0036】そして、前記光触媒作用の原理は、光触媒
半導体にそのバンドギャップ以上のエネルギーを持つ光
を照射すると伝導帯に電子が生じ、価電子帯に正孔が生
じる。前記酸化チタンの表面では、正孔側・電子側それ
ぞれで酸化・還元両反応が起きる。酸化チタンはその酸
化力は非常に大きいので、すべての有機物は完全に酸化
分解され、その構造元素(炭素,水素,硫黄,窒素)
は、最終的に炭酸ガス,水,硫酸,硝酸にまで酸化され
る。そして、酸化チタンを光照射した時に生じるエネル
ギーを熱エネルギーと比較すると、380nmの光子の
もつエネルギーは、約3万6000Kの熱エネルギーに
相当する。この状態では、有機物はすぐに酸化され二酸
化炭素と水になる。又、酸化チタン表面上で、正孔(h
+ )が水と反応して水酸ラジカル(・OH)を生じ、H
2 O+h+ →・OH+H+ となり、更に対となる還元反
応で空気中酸素の還元が起き、スーパーオキサイドアニ
オン(O2 - )が生成され、これらが反応活性種として
吸着有機物と反応して消臭機能を発揮するものと考えら
れている。
【0037】即ち、悪臭を含んだ空気が光触媒のフィル
タ38の空隙を通過する際、悪臭成分(アンモニア成
分)を酸化チタンの光触媒作用により酸化分解し、清浄
な空気に浄化して排出させるようにしたもので、悪臭
(アンモニア)を光触媒作用により酸化分解できるすべ
ての触媒、例えば、石原テクノ株式会社(大阪市西区江
戸堀1丁目3番15号)が発売している「光触媒酸化チ
タン ハニカム脱臭フィルタP−STシリーズ(P−S
T−H11)」が使用できる。
【0038】なお、処理槽1の底部に設けたコンポスト
排出口9には、厨芥を発酵処理してコンポスト化し、こ
のコンポスト化した処理物を処理槽1外に取り出すため
の開閉蓋体40が槽底に回動自在に取付けられており、
図4〜図6で示すように、開閉蓋体40側に設けた一対
の係止レバー41を互いに内側に回して係止具42との
係合を解き、開閉蓋体40を図4に示すように、下方に
向けて開いて排出口9を開放することにより、処理槽1
の底面を容易に開口することができるので、コンポスト
化した処理物の取出しから、処理槽1内の清掃等を迅速
・容易に行うことができる。又、図2において43は処
理槽1の蓋体8b側に開口した外気の流入口で、この流
入口43には図3に示すように、ケース7の内側におい
て、常時は図示しないコイルバネの付勢力により流入口
43を閉鎖し、空気循環手段3の作動により処理槽1内
が負圧になると2点鎖線で示すように開放されて外気を
処理槽1内に流入させる開閉板44が取付けられてい
る。
【0039】次に、本発明の処理装置1の動作を図8に
示すフローチャートにより説明する。最初に、厨芥の発
酵処理に当っては、最初にステップS1 により図示しな
い操作スイッチを投入し、ステップS2 で処理槽1に取
付けた加熱手段20に通電を行い、処理槽1を好気性発
酵菌の活性化に最適な発酵温度(例えば、50〜60
℃)に加熱する。つづいて、処理槽1の開閉蓋8aを開
放して投入口8から、好気性の発酵菌(例えば、放線
菌)を処理槽1に投入し、厨芥の発酵処理に備えてあら
かじめ発酵菌を仕込んでおく。
【0040】前記の状態で、有機性廃棄物である厨芥を
破砕装置10に入れてこれを破砕し、順次圧送手段13
及び水道水を利用して給送管12を経て脱水装置11に
前記破砕物を給送し、破砕物を脱水する。破砕物を脱水
した水は排水管P9 を通って濾過装置28に流入する。
一方、脱水を終えた破砕された厨芥はそのまま給送管1
2aを流下して処理槽1内に自動投入される。破砕物の
処理槽1への自動投入は、例えば、脱水装置11の底板
をコントローラ6からの指令信号にて電磁弁等を駆動し
て開放するか、あるいは、作業者が手作業にて開閉する
ようにして投入すればよい。
【0041】又、処理槽1に投入する厨芥が比較的少な
い場合は、開閉蓋8aを開いて投入口8から直接厨芥を
処理槽1に投入するようにしてもよい。このように、厨
芥を処理槽1に投入したら、ステップS3 ,S4 で投入
口8及び排出口9の閉鎖を確認すると、コントローラ6
からの指令信号により電動機18が起動し、ステップS
5 にて処理槽1内に横架した回転軸14をゆっくりと、
あるいは、定期的に回転させて処理槽1内に投入した厨
芥(被処理物)を攪拌(ステップS6 において電動機1
8に異常電流が流れたとき(過負荷時)はステップS18
で処理槽1の運転停止)し、発酵菌への酸素(空気)の
供給を行う。又、厨芥の攪拌と同時にステップS7 で冷
却器2を駆動する。
【0042】前記のように、処理槽1を加熱手段20に
より適温に加熱・保温して発酵菌を活性化して迅速に繁
殖させ、かつ、厨芥自身に含まれている水分によって、
即ち、発酵要素である空気・温度・水分が満されること
によって厨芥の発酵処理が開始される。発酵初期におい
て厨芥に水分が多いことが目視等により確認できれば、
水分蒸発助長材として、例えば、おが屑を適量充填する
とよい。又、コンポスト排出口9付近に設けた図示しな
い排水ドレンの盲栓を開放して水抜きを行うようにして
もよい。前記発酵処理のスタートに伴って、後述する空
気循環手段3,脱臭・消臭手段4,5もコントローラ6
からの指令信号にて駆動を開始する(ステップS8 ,S
9 ,S10)。
【0043】処理槽1内の厨芥の発酵処理が開始される
と、加熱手段20による加熱作用と発酵菌による発酵に
伴う発熱により、厨芥中の約70%を占める水分が蒸発
する。そして、処理槽1内の空間部には前記水分を含ん
だ空気が充填することになる。この空気は好気性発酵菌
により厨芥を殆ど腐敗させることなく発酵処理する際に
生ずるアンモニアが多量に含まれている。
【0044】前記アンモニアを多量に含んだ空気は処理
槽1内に悪臭ガスとなって充満し、次に発酵処理を行う
厨芥を投入口8から投入する際、開閉蓋8aを開く毎に
前記悪臭ガスが投入口8から大気中に放散され処理槽1
の周囲に悪臭が漂い非常に不快となる。前記悪臭を含有
する空気が厨芥の発酵処理に伴い発生すると、前記のよ
うに、コントローラ6からの指令信号により、前記脱
臭,消臭手段4,5とほぼ同時に循環ポンプ23が駆動
し、これにより、ステップS8 で示すように空気循環手
段3を稼働させる。
【0045】具体的には、前記循環ポンプ23が駆動す
ると、処理槽1内に充満している悪臭ガスは排気管P1
を通って冷却器2に吸入される。冷却器2に吸入された
空気は、前記のように発酵処理中に発生する厨芥からの
水分が多量に含まれており、かつ、空気自体の温度が発
酵温度に近い温度に加熱されている関係上、前記空気が
冷却器2に吸入(流入)されると、空気中の水分は急速
に凝縮されて液体となり、排水管P8 を通って濾過装置
28に排出される。一方、水分が除去された空気は換気
された状態で、循環パイプP2 を通って再び処理槽1に
環流する(流入)。
【0046】前記のように、処理槽1内の水分を含んだ
空気(悪臭ガス)を冷却器2に流入させて水分を除去
し、換気(乾燥)した空気を処理槽1に戻す作業を連続
的、あるいは、一定時間毎に行うことにより、発酵処理
中に生ずる水分を効率的に除去し、乾燥した空気を常に
処理槽1に供給することができるので、厨芥の発酵処理
を効率的に促進することができる(ステップS11
12)。しかも、前記処理槽1内の空気を冷却器2との
間で循環させることにより、処理槽1の蓋体8bに開口
した流入口43からは外気が常に処理槽1内に流入,即
ち、新鮮な空気が処理槽1内に供給される結果、好気性
発酵菌に効率よく酸素を供給することができるので、発
酵菌はその繁殖率を効率的に高めることができる。
【0047】又、前記発酵菌による厨芥の発酵処理中
は、ステップS13からS16において常に処理槽1内上部
の厨芥(被処理物)温度は熱電対a1 にて計測し、発酵
処理物の温度は熱電対a2 にて計測し、更に、循環空気
の温度は熱電対a3 にて常時計測し、前記処理槽1内各
部位の温度があらかじめ設定してある温度より高くなっ
たときは、コントローラ6からの指令信号により加熱手
段20への通電を停止し、空気循環手段3のみを駆動し
て処理槽1内の空気を冷却器2により除湿すると同時に
冷却して処理槽1内に循環させ、各部位の温度を設定温
度に維持して発酵処理を継続させる。処理槽1内の温度
が低いときは、前記とは逆にステップS2で加熱手段2
0の電熱ヒータを再びオンさせる。
【0048】逆に、処理槽1内の各部位の温度が、例え
ば、発酵処理を行う厨芥の追加投入により設定温度より
低くなったときは、コントローラ6からの指令信号によ
り、空気循環手段3に設けた加熱ヒータ(補助ヒータ)
26を通電し、冷却器2により冷却された空気を再加熱
して処理槽1に供給することにより、前記処理槽1各部
位の温度を設定温度に維持して発酵処理作業を継続させ
る(ステップS13〜S16)。
【0049】このように、処理装置1は厨芥の発酵処理
中に、発酵温度が設定温度に対して急変した場合、常時
所要個所の温度を計測して加熱手段20,加熱ヒータ2
6の通電制御を行うように構成されているので、厨芥の
発酵処理を連続して行うことができる。しかも、前記の
温度管理は循環空気の温度を調整することにより簡易に
行うことができるものである。
【0050】前記冷却器2から排出された液体は濾過装
置28で濾過されたあと、一旦貯水槽29に貯水され
る。なお、貯水槽29からオーバーフローした水は、図
示しない例えば弱酸性の中和材を仕込んだ中和装置に流
入し、中和材により中性化して下水等に排水される。
又、処理槽1内において厨芥の発酵処理中は、常時厨芥
(被処理物)の水分を電極b,b間の電圧を水分検出器
21にて検出し、厨芥中の水分が不足気味の場合は、コ
ントローラ6からの指令信号又は手動にて給水ポンプ4
5を駆動し、貯水槽29内の水を補水管P10を介して処
理槽1内に補給して、厨芥の水分を調整し発酵菌の活性
化が低下するのを防ぐ。逆に、発酵処理中の厨芥の水分
がなかなか減少しない場合、この場合も発酵菌の活動が
停滞するため、処理槽1底面に設けた図示しない排水ド
レンを開設し、底面に滞留している水を排出する。
【0051】次に、処理槽1と冷却器2との間において
空気循環手段3により循環されている空気は、処理槽1
内に戻るときは水分は除去されているが、アンモニアを
主体とする悪臭ガス化しているので、このままでは投入
口8を開放して厨芥を処理槽1に投入する際、前記悪臭
ガスが大気中に放散され非常に不快となる。このため、
前記循環空気の一部を、例えば、一定時間毎に脱臭手段
4に給送して悪臭の脱臭処理を行う。
【0052】即ち、図1,7で示すように、空気循環手
段3は排気管P4 ,排気ポンプ35,開閉バルブB1
介して脱臭手段4と連通可能に連結されており、コント
ローラ6から一定時間毎に排気ポンプ35及び開閉バル
ブB1 を駆動して悪臭を含んでいる換気された空気を脱
臭手段4に排出して脱臭処理を行う。前記循環空気の脱
臭処理は、循環ポンプ23,排気ポンプ35を同時に駆
動して行うか、あるいは、脱臭時のみ循環ポンプ23を
停止し、悪臭ガスを一定時間脱臭手段4に強制的に排出
して脱臭処理を行うかについては、悪臭ガスの濃度等を
考慮して任意に選択して行えばよい。
【0053】次に、本発明において循環空気の一部を空
気循環手段3から脱臭手段4に取込む場合の例について
説明する。厨芥の発酵処理中に生ずる水分を多量に含
む、空気(悪臭ガス)を冷却器2に給送して換気し、こ
れを再び処理槽1に循環させて処理槽1内の厨芥の発酵
処理を行う過程において、前記循環空気の一部を、コン
トローラ6からの指令信号により排気ポンプ35と開閉
バルブB1 を駆動して図7に示すように、脱臭手段4に
排気管P4 を介して流入させる。
【0054】排気管P4 を通って脱臭手段4に流入した
循環空気(以下悪臭ガスという)の一部は、図7に示す
ように、排気管P4 の先端から脱臭手段4の本体31下
部の水面上に排出される。前記脱臭手段4は悪臭ガスの
流入に備えて事前にコントローラ6からの指令信号によ
り汲上ポンプ34を起動して本体31内下部に貯水した
水を本体31の上部に汲上げ、シャワー装置33に給水
して本体31内の上部から下方に向って雨の如く水を流
下させる。なお、汲上ポンプ34は必要に応じて悪臭ガ
スを脱臭手段4に流入させる時点でコントローラ6から
の指令信号にて駆動させるようにしてもよい。
【0055】前記のように、悪臭ガスは排気管P4 から
一旦本体31内の水面上に排出されると、その一部は水
中に進入するものの大部分は水面上で反射しそのまま本
体31内を上昇する。悪臭ガスが本体31内を上昇する
際、水面のやや上方に横設した金網32の網目を通って
上昇することになるが、この金網32には常にシャワー
装置33から流下する水によって水膜が形成されている
ため、前記悪臭ガスは必ず金網32の水膜を破って本体
31上部に上昇することになる。なお、前記水膜はシャ
ワー装置33から流下する水によってたえず形成されて
いる。
【0056】即ち、排気管P4 から排出された悪臭ガス
は、本体31内に滞留する間は前記金網32の水膜を通
り抜けても、シャワー装置33からの降水とたえず接触
することになるため、悪臭ガスに含まれている悪臭の根
源をなすアンモニアを良好に水に溶解させて空気から分
離させることが可能となり、脱臭手段4から排出すると
きには相当量の悪臭ガスを除去(脱臭)することができ
る。勿論、悪臭ガスは排気管P4 から排出されるときは
換気されて乾いているものの、本体31内を上昇する間
にシャワー水と充分接触することになるため、再び相当
の湿気を帯びて次の消臭手段5に送出されることにな
る。
【0057】前記のように、悪臭ガス中の悪臭を溶解さ
せる水は、悪臭ガスが脱臭手段4に導入される間は汲上
ポンプ34が起動してシャワー装置33に給送し流下さ
せることにより、本体31内を循環するが、水に溶解し
た悪臭ガスのアンモニアが増えてそのpHが一定値以上
に達すると、コントローラ6からの指令信号により汲上
ポンプ34は一旦停止し、排水用の開閉バルブB3 が一
定時間開放されて、本体31下部のドレン管P6 から本
体31内の水が一定量だけ図示しない貯水槽に排出さ
れ、この貯水槽で排水のpH値を排出基準に適合する周
知の処理手段によりpH処理を行って下水等に排水す
る。
【0058】本体31内の水を一定量排水すると、水道
管P5 から開閉バルブB2 (コントローラ6の指令信号
にて開閉する)を介して本体31内に補給される。本体
31内の水位は水位計36にて調整される。本体31内
の水位が一定量に達すると、開閉バルブB2 は閉鎖さ
れ、再び汲上ポンプ34が再駆動して本体31内の水を
循環させる。
【0059】脱臭手段4により相当程度脱臭された空気
は、更に、図7に示すように、脱臭手段4と連結された
消臭手段5に連通管P7 を通って給送される。この際、
脱臭手段4から排出される空気は、臭気が相当脱臭され
ているものの、水分を非常に含んでいるため、連通管P
7 に具備した図示しない除湿器により湿気を除去して消
臭手段5に送出される。
【0060】前記消臭手段5には酸化チタンを主材料と
した光触媒作用を持つ物質からなるフィルタ38が取付
けられており、このフィルタに紫外線ランプ39の光を
照射すると、フィルタ38の主材料をなす酸化チタンに
生ずるエネルギーは、熱エネルギーに換算すると360
00Kの熱エネルギーに相当するため、脱臭手段4から
流入した空気に含まれているアンモニアを主体する悪臭
成分は、酸化チタンの光触媒作用によって発生するエネ
ルギーによって良好に消臭されて清浄な空気に変換さ
れ、かつ、空気中に含まれている細菌類も紫外線ランプ
39による殺菌作用により殺菌され、衛生的に何等問題
のない空気として大気中に排出される。
【0061】なお、前記消臭手段5は、消臭手段4と連
動して作動するように構成されており、脱臭手段4の駆
動と対応して作動し、厨芥の発酵処理中に発生する悪臭
ガスを脱臭手段4により一次的に脱臭し、更に、脱臭し
た空気中に残存している残りの悪臭は前記消臭手段5に
より確実に除去することができるので、厨芥のコンポス
ト化を効率よく、かつ、悪臭を外部に発散させることな
く行うことができる。
【0062】従って、厨芥の発酵処理中に新たに発酵処
理を行う厨芥を投入口8から処理槽1に投入する場合、
開閉蓋8aを開放しても悪臭はほとんど大気中に排出さ
れることがないので、厨芥の投入時に不快感を生ずるこ
とはない。又、厨芥の発酵処理中はその発酵温度とと湿
度が好気性発酵菌の活性・繁殖に最適な温度(50〜6
0℃)と発酵処理に適した含水率に維持されているの
で、例え厨芥に付着している有害な害虫やその卵が厨芥
と一緒に廃棄されたとしても、前記害虫が生育すること
のできない温度下で発酵処理を行っている関係上、有害
な害虫が発酵処理中に繁殖することは全くない。
【0063】前記のように、水分が70%以上ある有機
性廃棄物(厨芥)を処理槽1内にて発酵処理を行ってコ
ンポスト化する場合、発酵処理中に発生する発酵熱を、
処理槽1と冷却器2との間で循環させる空気によって良
好に上昇を抑制して発酵菌が活性化し、かつ、繁殖化す
る温度に維持させることができるとともに、前記循環空
気中に含有されている水分を冷却器2により順次除去
し、乾いた空気を処理槽1内に常時供給して厨芥の発酵
処理時における発酵菌の温度管理の一元化をはかること
により、発酵処理の確実化・迅速化を容易に促進させ、
厨芥等有機性廃棄物の連続処理を可能とした。
【0064】又、循環空気中の悪臭は、循環空気の一部
を空気の循環路から脱臭手段4に強制的に導入して循環
水のシャワー効果により、悪臭ガスの根源となる悪臭成
分の大部分を水に溶解させて脱臭し、このあと更に、脱
臭手段4にて悪臭の大部分を除去した空気を除湿して消
臭手段5に排出し、この消臭手段5を構成する光触媒用
のフィルタ38による光照射に伴う強力な光触媒作用に
より、残存する悪臭を酸化分解して清浄な空気に浄化さ
せて大気中に排出するようにしたので、厨芥の発酵処理
中に発生する悪臭ガスを不快感を伴うことなく良好に脱
臭することができる。
【0065】従って、厨芥を処理槽1に投入口8から投
入する場合、あるいは、破砕装置10→脱水装置11を
経て投入する場合においても、処理槽1内の悪臭ガスが
逆流して投入口8とか、処理槽1内部と連通する破砕装
置10の図示しない材料投入口を開蓋しても、処理槽1
内の悪臭ガスが逆流して大気中に排出されることはほと
んどなく、即ち、厨芥を腐敗させることなく発酵処理が
良好に行われていることと、処理槽1内の空気を循環さ
せて除湿及び脱臭処理を並行して行っていることによ
り、前記厨芥投入時の不快感の一掃化を可能とした。
【0066】更に、処理槽1のメンテナンス等に際して
は、図8に示すフローチャートにおいて、ステップS17
にて操作スイッチをオフして処理槽1の運転を停止させ
た後、コンポスト排出口9の係止レバー41のロックを
解き、開閉蓋体40を開いて排出口9を開放したときで
も、前記発酵処理の確実化,迅速化に伴い、厨芥のコン
ポスト化が良好に行われているので、有機肥料として優
れた堆肥の取出しが、悪臭を伴うことなく簡易に行うこ
とができる。しかも、発酵処理の確実化により、処理槽
1内は発酵菌が活性化しやすい状態に保持されているの
で、厨芥の残渣はほとんど生じないため、処理槽1の清
掃等のメンテナンス作業を容易に、しかも、迅速・円滑
に行うことができる。なお、前記堆肥の取出しに際して
は、有害な雑菌等を処理するために、処理槽1内の温度
を約80℃に加熱し、熱滅菌処理を施した後取出すよう
にする。
【0067】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、厨芥等
の有機性廃棄物を連続的に効率よく、しかも、悪臭を発
生させることなく発酵処理が行い得、有機性廃棄物の処
理に優れた効果を発揮する。又、発酵処理中は常に水分
調整を行っているので、水分調整剤は最低限の使用でよ
いため、処理槽を小形化することができる。
【0068】請求項2記載の発明においては、処理槽内
の酸素量,温度等が発酵菌の繁殖化・活性化に適した環
境に維持することができるため、有機性廃棄物の発酵処
理の迅速化と発酵能力を向上させることができる。
【0069】請求項3記載の発明においては、有機性廃
棄物の処理手段として、処理槽,脱臭手段,消臭手段を
一元的に構成し、有機性廃棄物の発酵処理の短縮化と発
酵処理に伴う悪臭ガスの清浄化が効率的に行うことが可
能となり利便である。
【0070】請求項4記載の発明においては、処理槽を
直接加熱する手段に加えて、処理槽に循環する空気を間
接的に加熱する手段が具備されているので、処理槽1内
の空気温度の定温化がはかれ、発酵菌の繁殖化を最適に
行うことができ、しかも、発酵菌の発酵処理中に生ずる
発酵熱を有効利用することによる省エネ効果と、有機性
廃棄物に付着している害虫の繁殖を効果的に排除し、発
酵処理の衛生的に行うことを可能とした。
【0071】請求項5記載の発明においては、処理槽内
において、発酵菌の活性化と繁殖化を最適に行う環境の
構築をはかるようにしたので、発酵菌による発酵処理の
迅速化を可能とした。
【0072】請求項6記載の発明においては、脱臭手段
に簡易なシャワー装置を設置し、空気循環手段から限定
的に流入する悪臭ガスに含まれている水溶性の悪臭成分
を脱臭手段内を循環する水に溶解させて悪臭の1次脱臭
化をはかるようにしたので、悪臭成分の大部分が除去で
きるので至便であるとともに、悪臭ガスの流入制限に伴
い脱臭手段自体を小形で、しかも、簡素に構成すること
ができるので、安価な製作が可能となり、かつ、構成の
簡素化により脱臭機能の負担軽減がはかれ、故障がほと
んど生じないので、長期間にわたり安定した状態での使
用が可能となる。
【0073】請求項7記載の発明においては、悪臭ガス
を脱臭手段により1次的に脱臭したものを、更に消臭し
て清浄するようにしたので、悪臭成分の除去が容易であ
るとともに、消臭用フィルタとして光触媒機能を備えた
部材の使用により、大きなエネルギーを必要とすること
なく、簡易に消臭手段が形成でき、悪臭ガスの浄化はも
とより簡素な構成で小形に、かつ、安価な製作を可能と
した。
【0074】請求項8記載の発明においては、処理槽内
の発酵菌にその発酵処理中において、常時新鮮な酸素の
供給ができるので、発酵菌の繁殖化を効率的に行うこと
ができる。その上、常時酸素の供給が行えるので、処理
槽内が必然的に負圧となり、悪臭が外部に漏出するのを
良好に回避することができるので、厨芥の投入が円滑に
行える。
【0075】請求項9記載の発明においては、有機性廃
棄物の発酵処理中の水分補給が、循環空気を冷却したと
きに生ずる処理水の利用が可能なため、発酵処理物への
給水手段を特別に必要としないので、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機性廃棄物処理装置の構成を概略的
に示す構成図である。
【図2】本発明の処理装置を示す斜視図である。
【図3】処理槽の縦断正面図である。
【図4】同じく処理槽の縦断側面図である。
【図5】処理槽のコンポスト排出口を示す斜視図であ
る。
【図6】コンポスト排出口を開放して示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の処理装置に使用する脱臭手段と消臭手
段とを示す縦断面図である。
【図8】有機性廃棄物の発酵処理状況を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
A 処理装置 1 処理槽 2 冷却器 3 空気循環手段 4 脱臭手段 5 消臭手段 6 コントローラ 8 投入口 9 コンポスト排出口 15 攪拌翼 20 加熱手段 31 本体 33 シャワー装置 37 消臭函 38 フィルタ 39 紫外線ランプ 43 流入口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C05F 9/02 B01D 53/36 J 17/00 (72)発明者 中川 勝博 愛知県春日井市愛知町1番地 愛知電機株 式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形有機性廃棄物を好気性微生物群によ
    って発酵処理する方法において、処理槽内に収納した厨
    芥等の有機性廃棄物を、前記処理槽を直接加熱するとと
    もに処理槽内に導入される所定温度の温風による2系統
    の加熱手段により発酵処理させ、前記有機性廃棄物の発
    酵処理中に発生する悪臭ガスを処理槽内の空気とともに
    処理槽と冷却器との間で循環させ、かつ、前記循環空気
    の一部を脱臭手段に導入して水シャワーにて空気中の悪
    臭成分の大半を分離させ、前記脱臭手段内の空気を更に
    消臭手段に導入し、消臭部材により前記空気中に残存す
    る悪臭を消去するようにしたことを特徴とする有機性廃
    棄物の処理方法。
  2. 【請求項2】 前記有機性廃棄物を発酵処理する処理槽
    に循環される空気は、有機性廃棄物の発酵処理時に生ず
    る発酵熱を検出し、その検出値に応じて外部空気の導入
    量、循環空気の循環速度,循環空気の加熱温度を発酵処
    理の最適値に制御して、処理槽に循環させるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の有機性廃棄物の処理方
    法。
  3. 【請求項3】 固形有機性廃棄物を好気性微生物群によ
    って発酵処理する装置において、厨芥等有機性廃棄物を
    収納しこれを発酵処理してコンポスト化し排出する処理
    槽と、前記処理槽内に配設されて駆動手段により回転し
    て有機性廃棄物を攪拌する攪拌翼と、有機性廃棄物を所
    定温度に加熱する加熱手段と、処理槽内の空気を該空気
    中の水分を除去する冷却器との間で循環させる空気循環
    手段と、前記水分を除去した循環空気の一部を導入して
    該空気中に含有されている悪臭成分の大半を水中に分離
    させる脱臭手段と、前記悪臭成分の大半が分離された空
    気中の臭気を更に除去して清浄な空気に変換する消臭手
    段と、更に、前記加熱手段,空気循環手段,脱臭手段,
    消臭手段を駆動制御する制御装置とを具備して構成した
    ことを特徴とする有機性廃棄物の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱手段は、処理槽を直接加熱する
    直接加熱手段と、循環空気を処理槽外において直接加熱
    して前記処理槽に所要温度の空気として供給する間接加
    熱手段とによって構成したことを特徴とする請求項3記
    載の有機性廃棄物の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記空気循環手段は、空気中の水分を除
    去する冷却器と、水分を除去した空気を所定温度に加熱
    する加熱手段と、加熱した空気を処理槽に所定の流速で
    給送する給送手段とによって構成したことを特徴とする
    請求項3記載の有機性廃棄物の処理装置。
  6. 【請求項6】 前記脱臭手段は、給水及び排水手段を備
    えた箱状の本体と、本体内底面に注入した水を循環させ
    て本体内にシャワー状に噴射させるシャワー装置と、本
    体内の水面上において、除湿した循環空気の一部を水面
    に噴出させる空気循環手段と連通する空気排出管と、シ
    ャワーにて悪臭の大半を除去して空気を本体上部から消
    臭手段に給送する前記消臭手段と連通する給送管とによ
    って構成したことを特徴とする請求項3記載の有機性廃
    棄物の処理装置。
  7. 【請求項7】 前記脱臭手段と連通する消臭手段は、ア
    ンモニア等の悪臭を光触媒作用によって酸化分解する光
    触媒用のフィルタと、前記フィルタを光照射して光触媒
    を促進する光源とによって構成したことを特徴とする請
    求項3記載の有機性廃棄物の処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理槽は、外気導入用の流入口を開
    閉手段を介して開閉自在に構成したことを特徴とする請
    求項3記載の有機性廃棄物の処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理槽は、有機性廃棄物の発酵処理
    中において、発酵処理物に含水率調整用の補水手段を具
    備して構成したことを特徴とする請求項3記載の有機性
    廃棄物の処理装置。
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