JPH11244746A - エアゾール容器用バルブ - Google Patents

エアゾール容器用バルブ

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Publication number
JPH11244746A
JPH11244746A JP10045107A JP4510798A JPH11244746A JP H11244746 A JPH11244746 A JP H11244746A JP 10045107 A JP10045107 A JP 10045107A JP 4510798 A JP4510798 A JP 4510798A JP H11244746 A JPH11244746 A JP H11244746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stem
housing
engaging projection
aerosol container
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP10045107A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Ouchi
忠男 大内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeuchi Press Industries Co Ltd
Original Assignee
Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeuchi Press Industries Co Ltd filed Critical Takeuchi Press Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアゾール容器の廃棄の際に、簡単に残留ガ
スの放出作業を行うことができるエアゾール容器用バル
ブ。 【解決手段】 エアゾール容器のハウジング1に内装さ
れる押圧体8外周に、係合突起11が形成されると共
に、廃棄の際に、この係合突起11をハウジング1の内
方突出部12に嵌合させるエアゾール容器用バルブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、エアゾール容器用バルブに関
し、さらに詳しくは内容物の噴出が終了し、エアゾール
容器を廃棄する際に、容器内の残留ガスを簡単に放出で
き、エアゾール容器の爆発の危険を防止したエアゾール
容器用バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアゾール容器用バルブの残留ガ
ス排出装置としては、例えば図7及び図8に示すような
ものがある。図7において、50は容器本体であり、こ
の容器本体50のビード部51には、ガス放出具52が
嵌合されて、残留ガスが容器本体50から外部に放出さ
れるものである。このガス放出具52は、図8に示すよ
うに押圧部53、円筒状の環状部54、ビード部51の
内径に略等しい外径を有する環状壁55、この環状壁5
5の端部に形成される係合鍔部56から形成され、環状
部54と環状壁55との境界には、平面部57が形成さ
れている。そして、この平面部57の環状壁55側に
は、直径方向に凹溝58が削成されている。
【0003】そして、容器本体50から残留ガスを放出
する場合、図7に示すように、ガス放出具52を係合鍔
部56を下側にして、ガス放出具52をビード部51の
内側に上方から圧入する。すなわち、この係合鍔部56
は、弾発的に係合するように、係合鍔部56には切欠部
59が形成されている。この係合と同時に、平面部57
はステム60の天面に当接して、ステム60を継続的に
押し下げる。そして、残留ガスは、凹溝58を通り外部
に放出される。ガス放出具52の係合鍔部56が、ビー
ド部51に係合している間、バルブ61は開放状態とな
り、容器本体50内の残留ガスは、ステム60を通り全
て外部に放出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな発明にあっては、エアゾール容器の付属品として、
別途ガス放出具52を添付しなければならず、コスト高
になると共に、エアゾール容器の廃棄の際に、容器本体
50のビード部51の内側に放出具52を係合して、残
留ガスを容器本体50から放出しなければならず、その
放出作業が頗る面倒であるという欠点があった。従来
は、この他に、マウンティングカップ62に孔を形成
し、内側からゴム等を当接したもの、或いはエアゾール
容器の底部に孔を形成し、ゴム栓を挿入したもの等があ
ったが(図示せず)、密閉性に欠けるという問題があっ
たり、又はエアゾール容器の廃棄の際の、残留ガスの放
出作業が頗る面倒であった。そして、この放出作業が面
倒であるため、この放出作業を行わないで廃棄すること
により、アゾール容器がゴミ焼却場で爆発する危険があ
った。
【0005】この発明は、このような従来の課題に着目
してなされたもので、残留ガスをエアゾール容器から放
出する場合において、ガス放出具の添付を必要とせず、
消費者がエアゾール容器の廃棄の際に、簡単に残留ガス
の放出作業を行うことができるコストの安価なエアゾー
ル容器用バルブを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、この発明は、エアゾール容器のハウジングに、ステ
ムが上下動可能に取付けられ、かつステムに形成された
連通孔が、ステムの下降時に弾性密閉体から離れること
により、内容物が、当該ステムから外部に噴出されるエ
アゾール用バルブにおいて、ステムの下方に連続する押
圧体の外周には、係合突起が形成され、ステムを深く押
し下げた時に、ステムが上昇不可能になるように、係合
突起がハウジングの内方突出部に、強く嵌合することを
特徴とするエアゾール容器用バルブである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、この発明に係るエ
アゾール容器用バルブの実施の形態を示した図面であ
り、1はハウジングである。このハウジング1には、弾
性密閉体2が内装されており、このハウジング1は、容
器本体3にクリンチされるマウンティングカップ4の中
央膨出部5に固設されている。又、このハウジング1に
は、ステム6が弾性密閉体2及びマウンティングカップ
4の中央部を貫通して、ハウジング1内で上下動可能に
装着されている。このステム6に穿設された連通孔7が
通常の状態では弾性密閉体2によって密閉されている。
そして、ハウジング1の下底とステム6の下方に連続す
る押圧体8との間には、バネ9が装着され、ステム6及
び押圧体8が、ハウジング1内において上下動可能なよ
うに保持されている。
【0008】したがって、このような通常タイプのバル
ブは、ステム6をバネ9に抗して押下げ、ハウジング1
と連通孔7とを連通させ、内容物を噴出できるように構
成されている。すなわち、通常タイプのエアゾール容器
用バルブは、ステム6をバネ9に抗して押下げ、ハウジ
ング1と連通孔7とを連通させ、内容物を噴出できる構
成になっている。
【0009】次に、この発明の特徴は、押圧体8の外周
に係合突起11が形成されたものであり、この係合突起
11は図2に示すように、部分的に複数個突設され、又
は図3に示すように、環状に形成されてもよい。一方、
12はハウジング1の内壁に、部分的に複数個形成され
た内方突出部であり、この内方突出部12は、押圧体8
の外周に形成された係合突起11と、相互に嵌合できる
ように、押圧体8の係合突起11の外周より、半径方向
に内方向に延びて、その内径が押圧体8の外径と接する
ように形成されている。そして、係合突起11の下面に
は傾斜面11a、内方突出部12の上面には、傾斜面1
2aが各々形成されている。これにより、エアゾール容
器の廃棄の際に、係合突起11と内方突出部12との強
制的な嵌合がスムーズになる。
【0010】次に、この発明の作用について説明する。
まず、通常の使用状態において、内容物を噴出する場合
は、ステム6の天面に取付けられている釦(図示せず)
を押圧すると、ステム6がバネ9に抗して押下げられ
る。すると、図5に示すように、ステム6の連通孔7と
弾性密閉体2との密閉が解除され、ハウジング1内の内
容物は、連通孔7からステム6の中空部を通り、外部に
噴出される。この場合のステム6の下方向への変位量H
1は 1mm程度であり、連通孔7と弾性密閉体2との密
閉が解除されるので、内容物を外部に噴出することがで
きる。
【0011】次に、容器本体3内に内容物がなくなり、
エアゾール容器を廃棄する場合は、図6に示すように、
ステム6を通常よりさらに深く押下げることにより、押
圧体8の外周に形成された係合突起11と、内方突部1
2とが強く嵌合する。この場合のステム6の下方向への
変位量H2は 5mm以上が適する。押圧体8の外周に形
成される係合突起11の形成位置は、このステム6の変
位量を考慮して、任意の位置に決定することができる。
そして、廃棄の際には、例えばエアゾール容器を逆さ状
態で手で保持し、ステム6の天面部を、強く机の上に押
付けることにより、係合突起11と内方突起12とを強
く嵌合することができる。そして、この嵌合によりステ
ム6は再び上昇することがなく、連通孔7とハウジング
1の内部とは、継続的に連通状態となり、容器本体3内
の残留ガスは、すべて外部に噴出される。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
れば、エアゾール容器の廃棄の際に、エアゾール容器内
の残留ガスを、外部に噴出する作業が容易であると共
に、残留ガス放出のための付属器具を必要とせず、又製
造コストも安価であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るエアゾール容器用バルブを、マ
ウンティングカップに装着し、かつ容器本体にクリンチ
する場合を示した断面図。
【図2】図1のB−B線断面を示した、この発明の実施
の形態を示す拡大断面図。
【図3】図1のB−B線断面を示した、この発明の他の
実施の形態を示す拡大断面図。
【図4】図1のA部拡大断面を示すもので、ステムを押
圧する前の状態を示す断面図。
【図5】図1のA部拡大断面を示すもので、内容物を噴
出するために、ステムを押圧した場合の状態を示す断面
図。
【図6】図1のA部拡大断面を示すもので、エアゾール
容器の廃棄の際に、ステムを深く押圧した場合の状態を
示す断面図。
【図7】従来のガス放出の際に使用される、ガス放出具
を備えたエアゾール容器を示す断面図。
【図8】従来のガス放出具を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ハウジング 2 弾性密閉体 6 ステム 7 連通孔 8 押圧体 11 係合突起 12 内方突出部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアゾール容器のハウジングに、ステム
    が上下動可能に取付けられ、かつステムに形成された連
    通孔が、ステムの下降時に弾性密閉体から離れることに
    より、内容物が、当該ステムから外部に噴出されるエア
    ゾール用バルブにおいて、ステムの下方に連続する押圧
    体の外周には、係合突起が形成され、前記ステムを深く
    押し下げた時に、ステムが上昇不可能になるように、該
    係合突起がハウジングの内方突出部に、強く嵌合するこ
    とを特徴とするエアゾール容器用バルブ。
JP10045107A 1998-02-26 1998-02-26 エアゾール容器用バルブ Pending JPH11244746A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10045107A JPH11244746A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 エアゾール容器用バルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10045107A JPH11244746A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 エアゾール容器用バルブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11244746A true JPH11244746A (ja) 1999-09-14

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ID=12710059

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10045107A Pending JPH11244746A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 エアゾール容器用バルブ

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