JPH11244578A - 直結式洗濯機のモータ−クラッチ組立体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 さらに堅固な支持構造を有する直結式洗濯機
のモータ−クラッチ組立体を提供する。 【解決手段】 駆動力を発生させるモータと、モータの
駆動力を減少させパルセータに伝達する撹拌側動力伝達
部と、モータの駆動力を脱水槽に伝達する脱水側動力伝
達部と、カムを用いて脱水側動力伝達部に伝達されるモ
ータの駆動力を選択的に連結または遮断するクラッチ部
を含む。クラッチ部はモータの駆動軸に固定される下部
クラッチと、モータの駆動軸の周りに挟み込まれ、下部
クラッチについて洗濯的に結合または分離され得るよう
に脱水側動力伝達部に結合される上部クラッチと、上部
クラッチの下側を支持するクラッチガイドと、クラッチ
ガイドの上下移動を案内するカム部材と、クラッチガイ
ドをカム部材を追って上下移動させるカムギヤ、及びカ
ムギヤを回転させるレバーギヤよりなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はモータとクラッチ組
立体が同軸上に直接に連結された直結式洗濯機に係り、
特にさらに堅固な支持構造を有する直結式洗濯機のモー
タ−クラッチ組立体に関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、洗濯機は機械的な力を用いて洗
濯兼脱水槽（以下、‘脱水槽’と称する）内の洗濯水に
強制的に水流を形成することにより、洗剤の化学的な作
用を促進させると共に、洗濯水に摩擦及び衝撃のような
物理的な作用を加えて洗濯効果を向上させ短時間に洗濯
を完了できるようにした装置である。最近は、洗濯のみ
ならず濯ぎ及び脱水まで一連の過程で終えるようになっ
た全自動洗濯機が提供されている。

【０００３】かかる洗濯機において、洗濯時脱水槽内の
洗濯水に水流を形成するために駆動されるパルセ−タ
と、脱水のために洗濯水に遠心力を加えるために駆動さ
れる脱水槽に駆動力を提供する装置で備えられる。動力
装置は、直接に駆動力を発生させるモータと、モータか
ら発生された駆動力を適当な大きさに低減させパルセー
タと脱水槽に洗濯的に伝達するクラッチ組立体がある。
従来は、このモータとクラッチが別設されベルトにて連
結された形式が多用されたが、振動及び騒音のため、最
近はモータとクラッチ組立体が同軸に連結された一つの
組立体として提供される、いわば直結式が主に採択され
ている。

【０００４】この直結式洗濯機のモータークラッチ組立
体について図面に基づき簡単に説明する。図７及び図８
にこのような直結式洗濯機のモータークラッチ組立体が
示されている。示した通り、モータークラッチ組立体は
脱水槽２の下側に設けられており、モ−タ２０と、撹拌
側側動力伝達部３０と、脱水側動力伝達部４０及びクラ
ッチ部５０とからなる。

【０００５】モータ２０は固定子２１と回転子２２及び
駆動軸２３とからなり、撹拌側動力伝達部３０は駆動軸
２３の回転力を減少させる遊星ギヤ装置３１と、遊星ギ
ヤ装置３１から回転力を伝達されパルセータ３に伝達す
る撹拌軸３３とからなる。遊星ギヤ装置３１は駆動軸２
３の上部に形成された太陽ギヤ３１ａと、この太陽ギヤ
３１ａに噛み合った遊星ギヤ３１ｂ及びリングギヤ３１
ｃとからなり、この遊星ギヤ装置３１はキャリヤ３５を
媒介として撹拌軸３３と結合されている。

【０００６】そして、脱水側動力伝達部４０は太陽ギヤ
３１ａの下側の駆動軸２３の周りに回転自在に設けられ
たギヤケース４１と、リングギヤ３１ｃの外側に設けら
れギヤケース４１と結合されたドラム４３、撹拌軸３３
の周りに挿入され、その下部がドラム４３に結合された
脱水軸４５、及びこの脱水軸４５の上部と脱水槽２との
間に結合されたフランジ部材４７とからなる。ギヤケー
ス４１は軸受４２を通して下部ハウジングに回転自在に
支持されており、ドラム４３は軸受４４を通して上部ハ
ウジング１３に回転自在に支持されている。

【０００７】クラッチ部５０は上部クラッチ５１の下部
クラッチ５３及びクラッチレバー５５よりなる。上部ク
ラッチ５１はギヤケース４１の下側の周りに上下に移動
自在にスプライン結合されている。上部クラッチ５１と
ギヤケース４１を回転自在に支持する軸受４２間にはコ
イルバネ５７が設けられ、上部クラッチ５１を下側方向
に弾力支持されている。下部クラッチ５３は駆動軸２３
の上部モータハウジング１２の上側に固定されている。

【０００８】クラッチレバー５５は図８に詳細に示した
通り、略Ｙ状を有する部材であって、ピボット軸５５ａ
を中心として旋回自在に設けられており、ピボット軸５
５ａに設けられたクラッチバネ５９により上側方向に弾
力支持される。これにより、クラッチレバー５５は上部
クラッチ５１を上方に支えて上部クラッチ５１と下部ク
ラッチ５３を分離した状態に保たせる。そして、このク
ラッチレバー５５はその後側端に上側に延長された押ピ
ン５５ｂを有し、その前側端の両側には上部クラッチ５
１との接触により摩耗されたり騒音が発生しないよう上
部クラッチ５１の底面に接触される一対のローラ５５ｃ
が設けられる。

【０００９】一方、ブレーキバンド６１はブレーキバネ
６３及びブレーキレバー６５に連結されており、ブレー
キレバー６５は押ピンに近接されている。図面におい
て、符号１１はモータの下部ハウジングであり、１５及
び１６は駆動軸を回転自在に支持するための軸受であ
る。このような構成を有するモータークラッチ組立体の
作動を説明すれば次の通りである。

【００１０】まず、洗濯時には図７及び図８に示した通
りの状態を保つ。すなわち、クラッチレバー５５はクラ
ッチバネ５９により上方に弾力支持されており、これに
より上部クラッチ５１は下部クラッチ５３と分離されて
いる。したがって、モータ２０の駆動力は駆動軸２３の
周りに回転自在に設けられたギヤケース４１には伝達さ
れず、太陽ギヤ３１ａへのみ伝達される。太陽ギヤ３１
ａに伝達されたモータ２０の駆動力は遊星ギヤ装置３１
により減速され撹拌軸３３へ伝達され、よって撹拌軸３
３に結合されたパルセータ３が回転される。

【００１１】脱水時にはブレーキレバー６５が排水弁を
開閉する排水モータ（図示せず）により引っ張られブレ
ーキ支持ピン６５ａを中心に回転される。この際、ブレ
ーキレバー６５の一側に形成された回転ブロック６５ｂ
が押ピン５５ｂを押すことにより図９及び図１０に示し
た通り、クラッチレバー５５はピボット軸５５ａを中心
にして下側方向に旋回される。従って、クラッチレバー
５５のローラ５５ｃが上部クラッチ５１の底面から離れ
るようになる。クラッチレバー５５が上部クラッチ５１
から離れれば、上部クラッチ５１を上側方向に支持する
力が消えるので、上部クラッチ５１は自重とコイルバネ
５７の弾力により下側方向に移動され下部クラッチ５３
と噛み合う。

【００１２】上部クラッチ５１と下部クラッチとが噛み
合うことにより、モータ２０の駆動力は駆動軸２３と一
体に回転される下部クラッチ５３を通して上部クラッチ
５１に伝達される。上部クラッチ５１が回転することに
より、この上部クラッチ５１にスプライン結合されてい
るギヤケース４１も追って回転され、この回転力はギヤ
ケース４１に結合されたドラム４３と、ドラム４３に結
合されている脱水軸４５及びフランジ部材４７を通して
脱水槽に伝達される。これにより、脱水槽２が回転され
脱水がなされる。

【００１３】しかし、従来は上部クラッチ５１を支持す
るクラッチレバー５５はその前側端の両側に設けられた
二つのローラ５５ｃによってのみ上部クラッチ５１を支
持した。したがって、その支持力が不十分なので特に洗
濯機が傾いたり揺れる場合、その作動が円滑でない短所
があった。さらに、このクラッチレバー５５を上側方向
に弾力支持するクラッチバネ５９の張力が弱まる場合、
クラッチレバー５５が上部クラッチ５１を上部へ支える
力も弱まるのでクラッチの作動が円滑でない短所があっ
た。

【００１４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
前述した問題点を解決するために案出されたもので、そ
の目的は上部クラッチに対する支持力がさらに増大され
クラッチの作動がさらに円滑になされうる直結式洗濯機
のモータ−クラッチ組立体を提供することである。

【００１５】

【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明による直結式洗濯機のモータクラッチ組
立体は、駆動力を発生させるモータと、前記モータの駆
動力を減少させパルセータに伝達する撹拌側動力伝達部
と、前記モータの駆動力を脱水槽に伝達する脱水側動力
伝達部と、カムを用いて前記脱水側動力伝達部に伝達さ
れる前記モータの駆動力を選択的に連結または遮断する
クラッチ部を含む。

【００１６】望ましくは、前記クラッチ部は、前記モー
タの駆動軸に固定される下部クラッチと、前記モータの
駆動軸の周りに挟み込まれ、前記下部クラッチについて
選択的に結合または取り外されるよう前記脱水側動力伝
達部に結合される上部クラッチと、前記上部クラッチの
下側を保持するクラッチガイドと、前記クラッチガイド
の上下移動を案内するカム部材と、前記クラッチガイド
をカム部材に追って上下移動させるカムギヤと、前記カ
ムギヤを回転させるレバ−ギヤを含む。

【００１７】また、前記クラッチ部は前記上部クラッチ
を下側方向に弾力支持するコイルバネをさらに含む。一
方、前記クラッチガイドはその外周面に沿って所定間隔
に突出された多数のガイド突起を有し、前記カム部材は
前記クラッチガイドのガイド突起が置かれて案内される
ガイドカムを有し、前記カムギヤは前記ガイド突起の端
部が納められる多数の縦溝を有する。

【００１８】また、前記上部クラッチ及び下部クラッチ
は噛み合う面に食い違って形成される多数の歯形の歯形
突起を有する。ここで、前記上部クラッチ及び下部クラ
ッチの歯形突起部の間には金属性摩擦による摩耗及び騒
音を防ぐための緩衝部材が介在される。また、前記緩衝
部材はウレタンでなされる。

【００１９】このような構成を有する本発明によるモー
タークラッチ組立体は、カムギヤの回転によりクラッチ
ガイドがカム部材のガイドカムを追って上下移動され
る。よって、クラッチガイドにより支持される上部クラ
ッチが上下に移動され下部クラッチと結合または分離さ
れモータの駆動力が脱水槽について洗濯的に伝達または
遮断される。

【００２０】すなわち、洗濯時にはクラッチガイドがカ
ム部材のカムガイドを追って上側方向に移動され上部及
び下部クラッチが取り外され、よってモータの駆動力が
パルセータにのみ伝達される。そして、脱水時にはクラ
ッチガイドがカム部材のカムガイドを追って下側方向に
移動され上部及び下部クラッチが結合され、よってモー
タの駆動力はパルセータと脱水槽に同時に伝達されパル
セータと脱水槽が共に高速で回転される。

【００２１】このように構成された本発明は上部クラッ
チがクラッチガイドとカム部材及びカムギヤなどにより
堅固に支持されるので、洗濯機が傾いたり揺れる場合も
クラッチの作動が円滑になされる。

【００２２】

【発明の実施の形態】以下、添付した図面に基づき本発
明の望ましい実施形態を詳述する。図１ないし図６には
本発明による直結式洗濯機のモータークラッチ組立体が
示されている。図１は本発明によるモータークラッチ組
立体の断面図であり、図２は図１の主要部を拡大して示
した要部断面図であり、図３及び図４は本発明の主要部
であるクラッチ部の分解斜視図及びその一部を破断して
示した結合斜視図である。そして、図５は本発明の作動
を説明するための平断面図であり、図６は脱水時の状態
を示した断面図である。

【００２３】示した通り、本発明によるモータークラッ
チ組立体は、モータ１２０、撹拌側動力伝達部１３０、
脱水側動力伝達部１４０及びクラッチ部１６０とからな
る。ここで、クラッチ部１６０を除いた構成部分は前述
した従来のモータークラッチ組立体とほぼ同一な構成を
有するので、同一な構成部分いついては重複説明は省
き、本発明の主要構成部分であるクラッチ部についての
み重点的に説明する。参考までに、本発明の構成部分に
おいて従来と同一な構成部分については従来の図面で使
った図面符号の前桁に１を加えた符号で示す。例えば、
従来の図面において２３で示した駆動軸は本発明の図面
においては１２３に付した。

【００２４】クラッチ部１６０は図２ないし図４にさら
に詳細に示された通り、上部及び下部クラッチ１６１、
１６２と、クラッチガイド１６３、コイルバネ１６４、
カム部材１６５、カムギヤ１６７及びレバーギヤ１６８
とからなる。上部クラッチ１６１はギヤケース１４１の
下側の周りに上下に移動自在にスプライン結合され、下
部クラッチ１６２はモータ上部ハウジング１１２の上側
の駆動軸１２３に固定される。上部クラッチ１６１と下
部クラッチ１６２は向かい合う面に食い違って形成され
た歯形突起部１６１ａ、１６２ａを有して噛み合うよう
になっている。これら歯形突起部１６１ａ、１６２ａの
間には金属性摩擦による摩耗及び騒音を防止するための
ウレタン材質の緩衝部材１６９が介在される。

【００２５】上部クラッチ１６１とギヤケース１４１を
支持する軸受け１４２の間にはコイルバネ１６４が設け
られ、上部クラッチ１６１を下側方向に弾力支持する。
上部クラッチ１６１の下側にはクラッチガイド１６３が
設けられ、上部クラッチ１６１の下側を支持する。この
クラッチガイド１６３はその外周面に沿って所定間隔に
突出された多数のガイド突起１６３ａを有する。このガ
イド突起１６３ａの数には制限がないが、約三つか四つ
が望ましい。本発明の実施形態では四つのガイド突起が
示されている。

【００２６】クラッチガイド１６３の下側にはカム部材
１６５が設けられる。このカム部材１６５はモータの上
部のハウジング１１２の上面に固定され、その円周に沿
ってクラッチガイド１６３のガイド突起１６３ａが置か
れるガイドカム１６５ａを有する。このガイドカム１６
５ａはガイド突起１６３ａが安定的に置かれるよう上下
両側端に水平面１６５ｂ、１６５ｃを有するのが望まし
い。

【００２７】カム部材１６５の外側にはその外周面に沿
ってギヤ１６７ａが形成されたカムギヤ１６７が設けら
れる。このカムギヤ１６７はカム部材１６５とは異なり
回転自在に設けられ、その内周面にはカム部材１６５の
ガイドカム１６５ａに置かれるガイド突起１６３ａの延
長された端部が納められる多数の縦溝１６７ｂが形成さ
れる。参照符号は１７１はカムカバーである。

【００２８】そして、カムギヤ１６７を回転させるため
のレバーギヤ１６８が設けられている。このレバーギヤ
１６８はカムギヤ１６７のギヤ１６７ａと噛み合うギヤ
１６８ａと回転軸１６８ｂ及びレバー１６８ｃより構成
され、レバーバネ１７２により一側に弾力支持される。
その他、ブレーキバンド１７３と、ブレーキピン１７
４、ブレーキレバー１７５、ブレーキバネ１７６、ブレ
ーキレバー軸１７７、ブレーキレバーピン１７８などが
設けられる。このように構成された本発明によるモータ
ークラッチ組立体の作用について説明すれば次の通りで
ある。

【００２９】まず、洗濯時について説明する。図１及び
図５に示した通り、レバーギヤ１６８が一側に弾力支持
されており、この際クラッチガイド１６３のガイド突起
１６３ａはカム部材１６５に形成されたガイドカム１６
５ａの上部水平面１６５ｂに置かれた状態である。これ
により、クラッチガイド１６３の上側に置かれた上部ク
ラッチ１６１は下部クラッチ１６２と分離された状態で
ある。モータ１２０の回転により駆動軸１２３の回転力
は遊星ギヤ装置１３１を通して減速され、撹拌軸１３３
を通してパルセータ１０３に伝達される。そして、上部
クラッチ１６１に連結された脱水軸１４５へはモータ１
２０の駆動力が伝達されないので、脱水軸１４５は回転
されない。このようになって洗濯作用がなされる。

【００３０】また、脱水時には排水弁を開閉する排水モ
ータ（図示せず）によりリンク１７９が引っ張られるこ
とにより、このリンク１７９とピン１７８に連結された
ブレーキレバー１７５がブレ−キレバ−軸１７７を中心
に示された矢印Ａ方向に回転される。これにより、前記
ブレーキレバー１７５と接触されているレバーギヤ１６
８のレバ−１６８ｃが押されながらレバ−ギヤ１６８が
回転軸１６８ｂを中心に示された矢印Ｂ方向に回転さ
れ、レバ−ギヤ１６８のギヤ１６８ａに噛み合ったカム
ギヤ１６７が回転される。カムギヤ１６７の回転によ
り、このカムギヤ１６７の縦溝１６７ｂにガイド突起１
６３ａが納められたクラッチガイド１６３も共に回転さ
れる。

【００３１】クラッチガイド１６３の回転によりガイド
突起１６３ａはカム部材１６５のガイドカム１６５ａを
追って下方に移動され、下部水平面１６５ｃに安着され
る。これによりクラッチガイド１６３とこのクラッチガ
イド１６３の上側に設けられた上部クラッチ１６１も下
方に移動される。従って、上部クラッチ１６１は下部ク
ラッチ１６２に噛み合うことになる。この際、コイルバ
ネ１６４の弾性により上部クラッチ１６１と下部クラッ
チ１６２はさらに確実に噛み合うことになる。この状態
が図６に示されている。

【００３２】このように上部クラッチ１６１と下部クラ
ッチ１６２が噛み合った状態でモータ１２０が回転され
れば、モータ１２０の駆動力は駆動軸１２３に固定され
た下部クラッチ１６２と、これに噛み合った上部クラッ
チ１６１及びギヤケース１４１、ドラム１４３、このド
ラム１４３に結合された脱水軸１４５、そして脱水軸１
４５に結合されたフランジ部材１４７を通して脱水槽１
０２が回転される。この際、ドラム１４３と連結された
リングギヤ１３１ｃと駆動軸１２３に形成された太陽ギ
ヤ１３１ａは共に回転されるので、遊星ギヤ装置１３１
では減速作用が起こらない。従って、遊星ギヤ装置１３
１を支持するキャリヤ１３５と、撹拌軸１３３及びパル
セータ１０３も脱水槽１０２と等速度で回転される。こ
うして脱水がなされる。

【００３３】脱水が完了されれば、排水弁バネ（図示せ
ず）がリンク１７９を洗濯状態に復帰させ、レバーバネ
１７２の復元力によりレバーギヤ１６８は初期状態に復
帰される。これにより、カムギヤ１６７が回転しつつカ
ム部材１６５のガイドカム１６５ａに置かれたクラッチ
ガイド１６３のガイド突起１６３ａがガイドカム１６５
ａを追って上側方向に移動され上部水平面１６５ｂに安
着される。ガイド突起１６３ａが上側方向に移動される
ことによりクラッチガイド１６３及びこのクラッチガイ
ド１６３の上側に設けられた上部クラッチ１６１も上側
方向に移動される。上部クラッチ１６１が上側方向に移
動されれば、上部クラッチ１６１は下部クラッチ１６２
から分離され、よって再び洗濯状態に置かれる。

【００３４】

【発明の効果】前述したような本発明によれば、上部ク
ラッチがクラッチガイドとカム部材及びカムギヤなどに
より堅固に支持されるので、洗濯機が傾いたり揺れる場
合もその作動が円滑な長所がある。また、本発明によれ
ば、ギヤレバーを弾力支持するレバーバネの張力が弱く
なってもカム部材とカムギヤ及びクラッチガイドの上部
クラッチに対する支持力は低下されなくなる。

【００３５】以上では本発明の特定の望ましい実施形態
について示し、かつ説明したが、本発明は前述した実施
形態に限定されず、特許請求の範囲で請求する本発明の
要旨を逸脱せず当該発明の属する分野において通常の知
識を持つ者ならだれでも多様な変形実施が可能であろ
う。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明によるモータークラッチ組立体の断面
図である。

【図２】 図１の主要部であるクラッチ部を拡大して示
した詳細図である。

【図３】 本発明の主要部であるクラッチ部の分解斜視
図である。

【図４】 本発明の主要部であるクラッチ部の斜視図で
ある。

【図５】 本発明の作動を説明するための平断面図であ
る。

【図６】 本発明の作用を説明するためのもので、脱水
時の状態を示した断面図である。

【図７】 従来の直結式洗濯機のモータークラッチ組立
体を示した断面図である。

【図８】 図７の平断面図である。

【図９】 従来の直結式洗濯機の作用を説明するための
もので、脱水時の状態を示した断面図である。

【図１０】 図９の平断面図である。

【符号の説明】

１２０ モータ １３０ 撹拌側動力伝達部 １４０ 脱水側動力伝達部 １６０ クラッチ部

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 駆動力を発生させるモータと、 前記モータの駆動力を減少させパルセータに伝達する撹
   拌側動力伝達部と、 前記モータの駆動力を脱水槽に伝達する脱水側動力伝達
   部と、 カムを用いて前記脱水側動力伝達部に伝達される前記モ
   ータの駆動力を選択的に連結または遮断するクラッチ部
   を含むことを特徴とする直結式洗濯機のモータ−クラッ
   チ組立体。
2. 【請求項２】 前記クラッチ部は、 前記モータの駆動軸に固定される下部クラッチと、 前記モータの駆動軸の周りに挟み込まれ、前記下部クラ
   ッチについて選択的に結合または取り外されるよう前記
   脱水側動力伝達部に結合される上部クラッチと、 前記上部クラッチの下側を保持するクラッチガイドと、 前記クラッチガイドの上下移動を案内するカム部材と、 前記クラッチガイドをカム部材に追って上下移動させる
   カムギヤと、 前記カムギヤを回転させるレバ−ギヤとからなることを
   特徴とする請求項１に記載の直結式洗濯機のモータ−ク
   ラッチ組立体。
3. 【請求項３】 前記クラッチ部は前記上部クラッチを下
   側方向に弾力支持するコイルバネをさらに含むことを特
   徴とする請求項２に記載の直結式洗濯機のモータ−クラ
   ッチ組立体。
4. 【請求項４】 前記クラッチガイドはその外周面に沿っ
   て所定間隔に突出された多数のガイド突起を有し、前記
   カム部材は前記クラッチガイドのガイド突起が置かれて
   案内されるガイドカムを有し、前記カムギヤは前記ガイ
   ド突起の端部が納められる多数の縦溝を有することを特
   徴とする請求項２に記載の直結式洗濯機のモータ−クラ
   ッチ組立体。
5. 【請求項５】 前記上部クラッチ及び下部クラッチは噛
   み合う面に食い違って形成される多数の歯形の歯形突起
   を有することを特徴とする請求項２に記載の直結式洗濯
   機のモータ−クラッチ組立体。
6. 【請求項６】 前記上部クラッチ及び下部クラッチの歯
   形突起部の間には金属性摩擦による摩耗及び騒音を防ぐ
   ための緩衝部材が介在されることを特徴とする請求項５
   に記載の直結式洗濯機のモータ−クラッチ組立体。
7. 【請求項７】 前記緩衝部材の材質はウレタンであるこ
   とを特徴とする請求項６に記載の直結式洗濯機のモータ
   −クラッチ組立体。