JPH1124417A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH1124417A
JPH1124417A JP18788197A JP18788197A JPH1124417A JP H1124417 A JPH1124417 A JP H1124417A JP 18788197 A JP18788197 A JP 18788197A JP 18788197 A JP18788197 A JP 18788197A JP H1124417 A JPH1124417 A JP H1124417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording paper
image
image forming
electrode
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18788197A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Kimura
尚之 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP18788197A priority Critical patent/JPH1124417A/ja
Publication of JPH1124417A publication Critical patent/JPH1124417A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性ブラシの使用を前提とし、信頼性の高
い記録紙分離を行うことができる画像形成装置を提供す
る。 【解決手段】 転写部下流側で像担持体2より記録紙を
分離する手段としてブラシ電極4を備え、このブラシ電
極4の繊維抵抗が1×103 Ω・cm以上とする。ま
た、その植毛密度を2,400本/インチ以下とする。
また、その先端と像担持体2の表面の距離を4mm以下
とする。また、ブラシ電極4に対して印加する定電流バ
イアスの印加電流値を、転写部での印加電流値以下とす
る。また、紙厚あるいは紙サイズによりブラシ電極4に
対する印加電流値を可変とする。また、温度、あるいは
湿度によりブラシ電極4に対する印加電流値を可変とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体上に形成
されたトナー像を、転写部で記録紙に転写して記録紙上
に画像を形成する画像形成装置に関し、特に転写部下流
側で像担持体より記録紙を分離する導電性ブラシに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを有する画像形成装置
においては、一様に帯電された像担持体(感光体)表面
に画像データが光書き込みされて静電潜像がまず形成さ
れる。次に、この静電潜像を現像器で現像すると、潜像
部分にトナーが付着し、顕画像が得られる。このトナー
像は、給紙部からタイミングをとって搬送されてきた記
録紙に転写部で転写される。転写後、記録紙は像担持体
から分離して定着部に搬送される。記録紙が像担持体よ
り分離するに際し、像担持体の分離位置に設けられた分
離爪により機械的に記録紙が分離されるようになってい
るのが一般的である。
【0003】しかし、分離性能をさらに向上し、信頼性
を高めるために、分離爪と併用して、あるいは単独でタ
ングステンワイヤや針状ステンレス電極によるバイアス
印加で電気的に記録紙を像担持体より分離することが行
われている。即ち、タングステンワイヤや針状ステンレ
ス電極によって記録紙にバイアス電圧を印加し、像担持
体に対する記録紙の静電吸着力を弱め、記録紙が自重に
より、また腰の強さにより像担持体より分離し易くする
ものである。
【0004】しかし、タングステンワイヤや針状ステン
レス電極によるバイアス印加の場合、(1)オゾンの発
生量が多い、(2)電極の材質が硬いため、電極を像担
持体に近づけることができず(記録紙が引っ掛かってし
まうため)、薄くて腰の弱い記録紙を分離しようとする
と、高い電圧(電流)を印加する必要があり、その場
合、高温高湿下で画像に悪影響が生じる、という欠点が
ある。
【0005】一方、バイアス電圧を印加した導電性ブラ
シを記録紙に接触させて記録紙を除電することにより、
像担持体より記録紙を分離(剥離)する技術も周知とな
っている(例えば、特開昭58−10764号公報、特
開昭58−10765号公報)。
【0006】
【発明が解決使用とする課題】像担持体より記録紙を分
離する手段として導電性ブラシを用いると、タングステ
ンワイヤや針状ステンレス電極を用いた場合の不具合を
解消することができるが、例えば、低抵抗のブラシによ
る除電の場合、単に記録紙の裏側の静電気を除電するに
過ぎず、薄くて腰の弱い記録紙が分離できないという問
題がある。
【0007】また従来の、導電性ブラシを用いる分離装
置においては、ブラシ電極で発生させた電界を如何に高
めるか、あるいは高温、高湿化において分離性能をどの
ようにして確保するか、さらには紙厚、紙サイズの違い
に対してどのように対処するか、等という点に配慮がな
されていないため、分離性能の信頼性に改良すべき余地
があった。そこで本発明は、導電性ブラシの使用を前提
とし、信頼性の高い記録紙分離を行うことができる画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、像担持体上に形成されたト
ナー像を、転写部で記録紙に転写して記録紙上に画像を
形成する画像形成装置において、転写部下流側で像担持
体より記録紙を分離する手段として導電性ブラシを備
え、この導電性ブラシの繊維抵抗が1×103 Ω・cm
以上であることを特徴とする。
【0009】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、導電性ブラシの植毛密度が2,400
本/インチ以下であることを特徴とする。また請求項3
記載の発明は、請求項1記載の発明において、導電性ブ
ラシの先端と像担持体の表面の距離が4mm以下である
ことを特徴とする。また請求項4記載の発明は、請求項
1記載の発明において、導電性ブラシに対して印加する
定電流バイアスの印加電流値が、転写部での印加電流値
以下であることを特徴とする。
【0010】また請求項5記載の発明は、請求項4記載
の発明において、紙厚あるいは紙サイズにより導電性ブ
ラシに対する印加電流値を可変としたことを特徴とす
る。また請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明に
おいて、温度、あるいは湿度により導電性ブラシに対す
る印加電流値を可変としたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施の形態を示す画
像形成装置の分離部近傍の構成図である。レジストロー
ラ1、レジストローラ1に対して記録紙搬送方向下流側
に設けられた像担持体2、転写部で像担持体2と当接す
る転写ローラ3、転写部下流側近傍の分離部にあって、
記録紙7の下方に位置するブラシ電極(導電性ブラシ)
4、ブラシ電極4にバイアスを印加する電源5、分離後
の記録紙7を図示しない定着部に向けて搬送ガイドする
搬送ガイド板6が示されている。このような構成におい
て、前述したように、一様に帯電された像担持体2に光
書き込みによって静電潜像が形成され、図示しない現像
装置により、この静電潜像が現像され、像担持体2上に
トナー像が形成される。
【0013】一方、図示しない給紙部から給紙され、レ
ジストローラ1で待機していた記録紙7は、図1におい
て時計回り方向に回転する像担持体2上のトナー像先端
と同期をとって転写部に送り出され、背面に当接する転
写ローラ3の押圧力及び静電的トナー吸引力の作用を受
けてトナー像が転写される。記録紙7はその後、分離位
置において、電源5よりバイアスが印加されたブラシ電
極4によって像担持体2から分離する。即ち、移動する
記録紙7の背面とブラシ電極4のブラシ(図2に示す導
電性繊維8)が摺接することで、記録紙7の残留電荷を
中和し、記録紙7の像担持体2への吸着力を無くし、記
録紙7の腰、及び自重で記録紙7を像担持体2から分離
するものである。
【0014】このようにして像担持体2から分離した記
録紙7は、搬送ガイド板6に案内されて矢印A方向に搬
送され、図示しない定着部でトナー像が定着された後、
図示しない排紙部より排紙される。
【0015】図2はブラシ電極の一例を示す構成図であ
る。ブラシ電極4は、導電性繊維8を導電性ホルダ9に
取り付けて(植毛して)構成されている。ここで、導電
性繊維8の抵抗を1×103 Ω・cm以上にしている。
また導電性繊維8は、図2に示すように導電性ホルダ9
の長手方向に緊密に植毛されているが、1インチの幅L
に対して2,400本以下としている。また、図1にお
いて、像担持体2とブラシ電極4先端の隙間を4mm以
下としている。また電源5よりブラシ電極4に印加する
分離バイアス電流値を、転写ローラ3で印加する転写バ
イアス電流値以下としている。
【0016】図3は本発明の第2の実施の形態を示す画
像形成装置の分離部近傍の構成図である。第2の実施の
形態は、給紙部に紙サイズや紙厚を検知する紙種検知セ
ンサ10を設け、この紙種検知センサ10によって検知
された紙サイズや紙厚に対応して電源5の出力値を変更
するようにしたものである。具体的には、紙厚が厚い場
合、あるいは紙サイズが大きい場合は、印加電流を大き
くして確実に記録紙7を像担持体2から分離するように
したものである。なお、紙種検知センサ10の設置位置
としては、ブラシ電極4の前であればどこでもよいこと
になるが、転写部の前が現実的である。
【0017】図4は本発明の第3の実施の形態を示す画
像形成装置の分離部近傍の構成図である。第3の実施の
形態は、装置周囲の温度や湿度を検知する環境検知セン
サ11を分離部近傍に設けたものである。そして環境検
知センサ11の出力により、電源5の出力値が変更でき
るようになっている。即ち、記録紙7を分離しにくい低
温、低湿下で強くバイアスを掛けたり、画像に悪影響の
出やすい高温、高湿下で弱くバイアスを掛けたりする。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、導電性ブ
ラシ(ブラシ電極)の抵抗を高くしているため、低い電
流で高い電界を掛けることができ、記録紙を分離するた
めに必要な電流が小さくて済む。
【0019】請求項2記載の発明によれば、ブラシの植
毛密度を小さくすることで、導電性が悪く(抵抗が高
く)なり、上記効果をさらに上げることができる。請求
項3記載の発明によれば、像担持体とブラシ電極の隙間
を小さく(4mm以下)することで、ブラシ電極で発生
させる電界の効果を上げることができ、小さい電流で記
録紙を分離することができる。請求項4記載の発明によ
れば、ブラシ電極に印加する電流を転写電流以下にする
ことで、記録紙が高温、高湿下で吸湿し、導電性が上が
ったときでも転写部等へ電流がまわり込んで記録紙上の
画像へ悪影響を及ぼしたりすることがなくなる。
【0020】請求項5記載の発明によれば、厚紙あるい
は紙サイズによりブラシ電極への印加電流を変えること
で、余分な電流を印加する必要がなくなるため、消費電
力を小さくすることができる。請求項6記載の発明によ
れば、温度、湿度によりブラシ電極への印加電流を変え
ることで、記録紙を分離しにくい低温、低湿下で強くバ
イアスをかけたり、画像に悪影響の出やすい高温、高湿
下で弱くバイアスをかけたりできるので、余裕度が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す画像形成装置
の分離部近傍の構成図である。
【図2】ブラシ電極の一例を示す構成図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示す画像形成装置
の分離部近傍の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態を示す画像形成装置
の分離部近傍の構成図である。
【符号の説明】
1 レジストローラ 2 像担持体 3 転写ローラ 4 ブラシ電極 5 電源 6 搬送ガイド板 7 記録紙 8 導電性繊維 9 導電性ホルダ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体上に形成されたトナー像を、転
    写部で記録紙に転写して記録紙上に画像を形成する画像
    形成装置において、 転写部下流側で像担持体より記録紙を分離する手段とし
    て導電性ブラシを備え、この導電性ブラシの繊維抵抗が
    1×103 Ω・cm以上であることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 導電性ブラシの植毛密度が2,400本/インチ以下で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、 導電性ブラシの先端と像担持体の表面の距離が4mm以
    下であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、 導電性ブラシに対して印加する定電流バイアスの印加電
    流値が、転写部での印加電流値以下であることを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載において、 紙厚あるいは紙サイズにより導電性ブラシに対する印加
    電流値を可変としたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載において、 温度、あるいは湿度により導電性ブラシに対する印加電
    流値を可変としたことを特徴とする画像形成装置。
JP18788197A 1997-06-27 1997-06-27 画像形成装置 Pending JPH1124417A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18788197A JPH1124417A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18788197A JPH1124417A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1124417A true JPH1124417A (ja) 1999-01-29

Family

ID=16213844

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18788197A Pending JPH1124417A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1124417A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040816A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Canon Inc 画像形成装置
US6792235B2 (en) * 2001-09-28 2004-09-14 Hitachi Printing Solutions, Ltd. Electrophotographic apparatus including transferring device
JP2009069456A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002040816A (ja) * 2000-07-28 2002-02-06 Canon Inc 画像形成装置
US6792235B2 (en) * 2001-09-28 2004-09-14 Hitachi Printing Solutions, Ltd. Electrophotographic apparatus including transferring device
JP2009069456A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Kyocera Mita Corp 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4099098B2 (ja) 定着装置・画像形成装置
JP3833061B2 (ja) 画像形成装置
JPH0532750B2 (ja)
JPH07302008A (ja) 画像形成装置
JPH1124417A (ja) 画像形成装置
JP2004012851A (ja) 画像形成装置の転写装置
JP3620682B2 (ja) 用紙搬送装置
JPS62246083A (ja) 転写搬送装置
JPH0331134A (ja) シート搬送装置
JPS6091364A (ja) 画像形成装置
JPH06149012A (ja) ローラ帯電装置
JPS60200273A (ja) 転写紙の分離搬送装置
JP2695511B2 (ja) 電子写真製版機における帯電方法及びその装置
JP2005284306A (ja) 定着装置・定着方法・画像形成装置
JPS6383766A (ja) 電子写真装置
JPH03236079A (ja) 画像形成装置
JP2004184822A (ja) 画像形成装置
JPH09258565A (ja) 画像形成装置
JP3916914B2 (ja) 画像形成装置
JPH09269671A (ja) 画像形成装置
JPH07325491A (ja) 画像形成装置
JPH06149078A (ja) トナー画像転写装置
JPH03131884A (ja) 画像形成装置の転写装置
JPS59125764A (ja) 転写式画像形成装置
JPH1173031A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040512

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040914