JPH11244047A - ハンモック懸架用構造体 - Google Patents

ハンモック懸架用構造体

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JPH11244047A
JPH11244047A JP6448198A JP6448198A JPH11244047A JP H11244047 A JPH11244047 A JP H11244047A JP 6448198 A JP6448198 A JP 6448198A JP 6448198 A JP6448198 A JP 6448198A JP H11244047 A JPH11244047 A JP H11244047A
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JP
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hammock
lower support
tent
suspension structure
support column
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JP6448198A
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Tomu Taniwaki
富 谷脇
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】組み立てが容易でかつ軽量コンパクトに収納可
能なハンモック懸架用構造体及びテントを提供する。 【解決手段】パイプ材による2本の下支柱2を、上下逆
のV字形に結合されたものを左右に配し、上から見てひ
し形、正面から見て鈍角のV字状に結合形成した下支柱
体2Tと、下支柱体2Tの下端前後同士を連結した下支
柱連結材3と、下支柱体左右上端部P1,P2から下方
に伸びたパイプ材による脚柱4と、下支柱体左右上端部
P1,P2から内側上方に伸び、お互いの交差点P7で
接合されたパイプ材による上支柱5と、上支柱5の交差
点P7と前記下支柱2とを連結する上下支柱連結材6と
で一体に形成され、かつ分解可能とし、一括して収納バ
ッグに収納可能なハンモック懸架用構造体。また、テン
トとして使用する時は、テントシートを前記ハンモック
懸架用構造体1の上方から被着取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、日常用、レジャー用及
び災害避難用の、組み立てが容易でかつ軽量コンパクト
に収納可能なハンモック懸架用支柱(構造体)と、これ
にテント用シートを被着したテントに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ハンモ
ックとは、紐で編んだり、帆布等の布を使用した吊り床
である。一般的に、ハンモックを使用する時は、ハンモ
ックの両端が取り付けられる間隔で立っている丈夫な立
ち木や壁等を利用して繋着する。
【0003】ハンモック懸架用構造体とは、前記のよう
な立ち木や壁が無くてもハンモックを懸架可能にする為
のものであり、図16に従来のハンモック懸架用構造体
30を示す。31は脚枠、32は脚枠31に連なる支
柱、33は側柱でハンモック懸架用構造体30を構成
し、パイプ状材から成り、34はハンモックを示す。平
行に配置した2本の脚枠31は左右で側柱33とそれぞ
れ接合し、左右各々2つの支柱32は、その上部を外側
に傾斜し、上端部が接合して上下逆V字状と成ってい
る。ハンモック34を懸架する時は、左右支柱32の上
端の交接部にハンモックの左右両端を取り付けて使用す
る。ハンモック34に人(図示せず)が乗った時、体重
によるハンモック34の内側向きの大きな引っぱり力F
hが支柱32に掛かる。この引っ張り力Fhは、脚枠3
1、支柱32を反らせる力として働き、これに打ち勝つ
ためには径の大きなパイプを使う必要があり、収納時に
は,大きくかつ重くなってしまい、携帯性や収納性に問
題があった。また、キャンプ等に使った場合に、雨風を
しのぐ為には、ハンモック懸架用構造体30が入る大き
さの一般的なテントを別途用意する必要があった。
【0004】また、ハンモック懸架用構造体にテントシ
ートを被せることを可能としたハンモックとテントの共
用架台枠については、特許公開中の特開平6−2997
35号公報(ハンモックとテントの共用架台枠並びに完
成ハンモック及び完成テント)に開示されている。図1
7はその概要を示す。図中、41は脚枠、42は二重パ
イプによる側枠、43は底枠、44は支枠、45は中段
枠、46は正三角形枠、47はハンモックを示す。2本
の側枠42と底枠43と中段枠45とを結合した正三角
形枠46を、平行に配置する2本の脚枠41の左右に垂
直に結合し、4本の支枠44にて脚枠41と側枠42を
傾斜支持するごとく結合し、ハンモックとテントの共用
架台枠40を組み立てる。ハンモック47を懸架する時
は、側枠42と中段枠45の交接部にハンモック46を
取り付けて使用する。また、テント(図示せず)を使用
する時にはハンモックとテントの共用架台枠40の上方
から被着させ、三角柱形のテントを提供しようとするも
のである。
【0005】このハンモックとテントの共用架台枠40
を構成するパイプ製の部品数は14本と多く、携帯性や
収納性に問題がある。また、ハンモック47に人が乗っ
た場合、体重を支えるためにハンモック47の取り付け
部に働く内側向きの大きな引っぱり力Fhが、脚枠41
を反らせる力として働き、湾曲状に撓んでしまう。脚枠
41の撓みを押さえるためには、径の大きなパイプや、
肉圧の厚いパイプを使う必要があり、収納時には大きく
かつ重くなってしまい、携帯性や収納性に問題がある。
また、テントシート(図示せず)を被着させた場合、脚
枠41が撓むことにより、テントとしての骨組みが変形
してしまい、形態を保ちにくい。また、複数結合してテ
ント内空間を一体化するための構造を全く備えていない
ため、家族がキャンプ等で使用するテントには向いてい
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決することを目的とし、(1)請求項1に記載のハンモ
ック懸架用構造体は、パイプ等の長尺部材による2本の
下支柱を、上下逆のV字形に上側が交接し結合されたも
のを左右に配し、上から見てひし形であり、正面から見
て鈍角のV字状に下側が結合形成し、左右上先端部にハ
ンモックを繋着部で互いに沿うように繋着可能にした下
支柱体と、この下支柱体の下端前後同士を連結したワイ
ヤー等の連結用部材を用いた下支柱連結材と、前記下支
柱体の左右上端部から下方に伸びた長尺部材による脚柱
と、前記下支柱体左右上端部からお互いに交接するよう
に斜め内側上方に伸び、お互いの交差点で接合された長
尺部材による上支柱と、この上支柱の交差点と前記下支
柱とを連結するワイヤー等の連結用部材を用いた上下支
柱連結材とで一体に形成されたことを特徴としている。
(2)請求項2に記載のハンモック懸架用構造体は、こ
れを構成する長尺部材が、携帯しやすい長さに分解可能
で、かつ収納バッグに一括収納可能なことを特徴として
いる。(3)請求項3に記載のハンモック懸架用構造体
は、テントシートが被着可能となっていることを特徴と
している。及び(4)請求項4に記載のハンモック懸架
用構造体は、連結用シートを使用することにより、複数
の前記ハンモック懸架用構造体同士を簡単に連結及び一
体化することを可能としたことを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1から
図15を参照しながら説明する。図中の符号とその名称
において、説明を分かりやすくするために、符号2の下
支柱が4本結合された構造体を2Tとし、名称を下支柱
体と呼ぶことにする。また、位置(点)を表わすもの
は、符号の最初にPを付ける。
【0008】図1は本発明のハンモック懸架用構造体の
第1実施例を示した斜視図である。7はハンモックであ
り、ハンモック懸架用構造体1に繋着され、人50が乗
っている状態を示している。次に、ハンモック懸架用構
造体1の構造について説明する。下支柱体2Tは、長尺
の部材から成り、例えばパイプ材による2本の下支柱2
を上下逆のV字形となるよう下支柱2の上側先端部P
1、P2で互いに上側が交接し、結合されたもので、下
側端は広がっている。そしてこれを2組用意して左右に
配し、上から見てひし形であり、また、正面から見て鈍
角に上端が広がるV字状になるように下側が結合して形
成されている。下支柱体2Tの左右上先端部P1、P2
にはハンモック7が適宜の方法で繋着可能になってお
り、下支柱体2Tの中央下端P3、P4の間は、前後に
連結用部材例えばワイヤーを用いた下支柱連結材3にて
お互いに連結されている。尚、下支柱2の長さや鈍角の
V字状広がり等の形状寸法は、ハンモック7を繋着した
状態で下支柱体2Tがハンモック7に略沿うようにする
と望ましい。特に下支柱体2T左右上端P1、P2付近
で沿うことが望ましい。この理由は後述の力学的解析で
述べる。また、下支柱体左右上端部P1、P2からは、
パイプ材による脚柱4が下方に着地点P5、P6まで伸
びている。これについても後述の力学的解析で理由を明
らかにする。更に、下支柱体左右上端部P1、P2から
パイプ材による上支柱5が斜め上方に延び、お互いに交
差点P7で交差し接合されている。また、前記4本の下
支柱2のほぼ軸方向中央部の連結点P10、P11、P
12、P13と交差点P7とをワイヤー等の連結用部材
を用いて4本の上下支柱連結材6にて連結している。こ
の意味も後述の力学的解析で理由を明らかにする。以上
によりハンモック懸架用構造体1は一体に形成されてい
る。尚、上述の部材にパイプ材やワイヤーを素材の一例
として挙げたが、これは軽量化のためであり、材質自体
に軽量、高強度のものを使えば、更に望ましい。また、
上手に材質や形状を設計すれば、パイプに代えて棒や板
も使用出来る。材質としては、アルミ、鉄、ステンレ
ス、合成樹脂等が使える。
【0009】前記下支柱連結材3と上下支柱連結材6
は、ワイヤーの代りにパイプ材、角材や板材を使用して
も良い。その場合、携帯性や収納性は低下するが、剛性
を更に向上させるためには有効で、各P点の位置ずれを
防止する効果がある。また、前記下支柱体中央下端P
3、P4と、脚柱4の着地点P5、P6をワイヤー等の
連結用部材を用いた4本の脚柱連結材8にて菱形状に接
続すると、上述同様に、強度を向上させることとなり好
ましい。また、図示はしていないが、上支柱5にランプ
等が吊せるリングを設けたり、地面に接する下支柱体中
央下端P3、P4と、脚柱4の着地点P5、P6には、
ずれ防止の突起や、地面への潜り込み防止の平面部を設
けることも好ましい。
【0010】本発明のハンモック懸架用構造体は、構成
するパイプ材の部品点数を必要最小限にし、軽量化をは
かり、かつ構造体としての剛性を高めてあり、更に、パ
イプ材等を用いれば、径や肉厚を押さえることが出来、
携帯性や収納性を一層向上させることが可能なものであ
る。一般的に、両端又は片端が固定された棒状の支柱に
おいて、両端又は片端に支柱の軸方向(長手方向)に対
しある角度を持った方向に力が作用する場合、この角度
が大きくなるに従って支柱の曲げ力が大きくなり(直行
すると最大となる)、撓みも大きくなり、好ましくない
状態となる。本発明のハンモック懸架用構造体において
は、下支柱の軸方向とハンモックによる引っ張り方向が
極力近づくように構造自体を工夫してあるので、下支柱
に掛かる好ましくない曲げ力を極力少なく、その結果、
撓みが大変少ない。しかも、構造もシンプルである。
【0011】本発明の第1実施例の力学的解析を図2に
基づき説明する。ハンモック懸架用構造体1は力学的に
左右対称であるため左側について以下に説明する。右側
については左側と同様である。体重Wがハンモック7の
中央に掛かった時、上下逆のV字状に接合された2本の
下支柱2に掛かる下方向への加重はそれぞれW/2とな
る。その分力としてハンモック7の取り付け部P1(=
下支柱体左右上先端部)にハンモック7の引っ張り力F
hが掛かる。引っ張り力Fhは、下支柱2の軸方向への
圧縮力Fsと、下支柱体中央下端P3、P4を中心とす
る時計周り方向への回転力Frとなる。この時、下支柱
2とハンモック7が取り付け部P1付近で互いにほぼ沿
った状態に繋着し得るので、ハンモック7の引っ張り方
向と下支柱2の軸方向が接近するので好ましい。このた
め、ハンモック7の引っ張り力Fhのほとんどが下支柱
2の軸方向への圧縮力Fsとなり好ましく、ハンモック
7の引っ張り方向が下支柱2の軸方向に対して僅かに上
向きになっているため、時計周り方向への回転力Frと
なる。下支柱2は、2本で上下逆のV字形に結合され、
下端を下支柱連結材3で連結しており、更には、下支柱
体中央下端P3、P4にて左右対抗して取り付けられて
いるため、1本の下支柱は受ける力はFh/2となり、
下支柱2の軸方向への圧縮力F2と下支柱連結材3の引
っぱり力F3となる。一方、上支柱5も交差点P7にて
左右対抗して取り付けられているため、前記時計周り方
向への回転力Frは、上支柱5の軸方向への圧縮力F5
と、上下支柱連結材6を上方向へ引っぱる引張力F6と
なる。この力は、2本の上下支柱連結材6で2方向に別
れ、下支柱2の曲げ力Fmともなるが、非常に小さくな
り、反りや座屈への影響は少なく好ましい。脚柱4に掛
かる力F4は体重Wが左右に片寄った場合にのみ発生す
る。脚柱4は下支柱2に対し直角に取り付けられている
ため、軸方向の圧縮力として働く。これも下支柱2に掛
かる好ましくない曲げ力を少なくして安定化し、好まし
い。
【0012】仮に各接合部を回動接合とし、ハンモック
懸架用構造体の大きさを、左右3m、奥行き1m、高さ
1.5m、ハンモック繋着部(P1、P2)の高さ0.
5mとし、加重W=70kg、ハンモック繋着部の水平
に対する角度θhが15°の場合について、分力計算に
より各部品に掛かる力を算出する。下支柱2への圧縮力
F2≒72kg、下支柱連結材3の引っぱり力F3≒2
3kg、上支柱5への圧縮力F5≒9.4kg、下支柱
2への曲げ力Fm≒2.8kgとなる。また、体重Wが
支柱体の左右方向の中心から1/3ずれた場合、脚柱へ
の圧縮力F4≒22kgとなる。つまり、最も強度が必
要な支柱パイプは、荷重W程度の圧縮力と、荷重Wの1
/25程度の軸線方向中央部への曲げ力に耐えれれば良
いことになる。また、柱各接合部が固定接続の場合は、
各接合部でも力を負担することになり、その分、各部品
に掛かる力は減少される。
【0013】以上のように、下支柱2に掛かる非常に小
さい曲げ力Fmを除いて、各パイプ材の部品に掛かる力
は、全て軸方向の圧縮力となるので大変好ましい。一般
に、棒の軸線に直角に作用する力を横荷重といい、軸線
方向に作用する力を軸荷重という。横荷重は、棒を曲げ
る力となり撓みが発生し、軸荷重は棒を圧縮する力とな
り、縮みと、座屈による撓みが発生する。横荷重と軸荷
重の大きさが同じ場合、圧縮による縮みと、座屈による
撓みは、曲げによる撓みに比べ、遥かに少ない。よっ
て、本発明のハンモック懸架用構造体は、従来の技術及
び発明のハンモック懸架用構造体やハンモックとテント
の共用架台枠に比べ、好ましくない曲げ力による撓みが
少ないため、使用パイプ部品の径を細く、また、肉厚を
薄くすることが可能となり、携帯性や収納性が向上でき
る。また、本発明によるハンモック懸架用構造体を構成
するパイプ材の部品数は8本となり、特許公開中の特開
平6−299735号公報のハンモックとテントの共用
架台の14本に比べ、格段に少なくなる。
【0014】図3は本発明の第2実施例であり、第1実
施例のハンモック懸架用構造体1にテントシート9を被
着させた状態のテント20を示したものである。左右に
設けられた三角形状のテント開閉部10は3本のテント
ファスナー11にて開閉され、テントシート9が強風等
により剥がされないように、テント固定具(図示せず)
によって脚注連結材8に固定されている。また、テント
20は、立体形状が四角錐状になっているため、風に対
しても強い。
【0015】図4は、前記テント20の前面のテント開
閉部10を開け、後面のテント開閉部10を閉めた状態
である。テントシート9は、ハンモック7の繋着有り無
しに関わらず被着可能である。また、図示はしていない
が、テントシート9に排煙用の穴や防虫ネットを設けた
り、棚としての使用を可能とするために前記収納バッグ
を取り付け可能とすることも好ましい。また、テントシ
ート9の材質は、防水性、難燃性に優れ、かつ軽量のも
のが好ましい。
【0016】図5は、本発明の第3実施例であり、2つ
の前記テント20と20’が連結シート12により連結
された状態を示す上面図である。接合位置はP4とP
3’で、更に連結シート12によってP9とP8’、P
11とP10’、P13とP12’、P15とP1
4’、P17とP16’が接合される。以上により、2
つの1人用のテント20と20’は、連結シートによっ
て結合され、室内が一体化さる。
【0017】図1で示した上下支柱連結材6は、位置P
8またはP9にて束ねられている。これは、図5で示す
ように、連結シート12が位置P8またはP9で接合さ
れ、図4で示したテント開閉部10が位置P8またはP
9より下にあり、テント開閉部10が開けられた状態で
も、テントシート9の上端部を山形袋状にし、テントシ
ート9を確実に被着させるためである。
【0018】図6は図5の連結部の断面を示す斜視図で
ある。連結シート12は連結シート固定具(図示せず)
で、図1の上下支柱連結材6と下支柱体2と脚柱連結材
8に固定される。図4で示したテント開閉部10は連結
シート12の上に被さるが、その状態は図示していな
い。
【0019】図7は多数の前記テント20を連結した状
態を示す。本発明のハンモック懸架用構造体にテントシ
ートを被着させたテント20は、前後対称形状であるこ
とと、前後同様の開閉部を設けているため、図5及び図
6で示した連結シート12を使用して、どちら側の開閉
部からでも連結出来る。よって、多数のテント20を連
続して一体化することが可能である。
【0020】図8は、本発明の第4実施例であり、前述
の図5で示した連結状態とは異なる連結状態を示したも
ので、2つのテント20と20’を、接合位置P4とP
3’、P6とP6’の2点で連結している。更に連結シ
ート12によってP9とP8’、P11とP10’、P
13とP12’、P15とP14’、P17とP16’
が接合されたている。また、この場合の連結シート12
は、P11とP10’側を広くできるため開閉部13を
設けることが出来る。
【0021】図9は図8で示した連結状態で円状に配置
した場合を示す。前述のように、連結シート12に開閉
部13を設けることが出来るため、多数の連結をした場
合でも隣を経由せずに出入りが可能である。
【0022】図10から図15は、本発明の第1実施例
の具体的な構造例であり、構成するパイプ部品を携帯し
やすい長さに分解し、かつ組み立て及び分解を容易にす
るための構造を示したものである。尚、1つの部品が2
個に分割される部品の符号は、最初の数字の後にaまた
はbを付ける。
【0023】図10は上支柱5aと5bの接合構造を示
す。図では上支柱5aにすき間なく差し込まれる細いパ
イプを5bに取り付けた場合を示しているが、すき間な
く差し込まれる径の太いパイプであっても、上支柱5a
側に取り付けてあっても良い。右側の上支柱5aと5b
の接合についても同様である。
【0024】図11は左右の上支柱5bと上下支柱連結
材6が接続金具16を介してネジ23にて取り付けられ
ている状態を示す。上支柱5bと接続金具16とが相対
回転可能となっており、上支柱5bは平行な状態に折畳
むことが可能である。また、図示はしていないが、接続
金具16にランプ等が吊せるリング状金具を設けること
も好ましい。
【0025】図12は下支柱2aと脚柱4が、接合金具
14を介して蝶ボルト18で固定されている状態を示
す。蝶ボルト18をゆるめると、下支柱2aを脚柱4側
に折畳むことが可能である。また、下支柱2aには、ハ
ンモック7の取り付け用のリング状金具19が取り付け
てある。右側の下支柱2aと脚柱4の固定についても同
様である。
【0026】図13は上下支柱連結材6を下支柱2に接
続金具17によって取り付ける構造を示す。接続金具1
7には下支柱2aの小径パイプが入る穴24が明けてあ
り、下支柱2aと2bの大径パイプの間で挟み込まれ
る。更に接続金具17には、図5で示す連結シート12
を固定するための穴25も設けられている。その他3箇
所の上下支柱連結材6と下支柱2の取り付け構造につい
ても同様である。
【0027】図14は脚柱4と脚柱連結材8の取り付け
状態を示す。脚柱4の下端部は平らに潰され、地面と水
平な角度に曲げられている。これは脚柱4が地面に潜り
込むことを防止する。更に脚柱連結材8を取り付けるた
めのリング状金具22も取り付けてある。右側の脚柱4
と脚柱連結材8の取り付け状態についても同様である。
【0028】図15は左右の下支柱2bと下支柱連結材
3及び脚柱連結材8が、接続金具15を介して取り付け
られている状態を示し、下支柱2bは蝶ボルト20で固
定されている。蝶ボルト20をゆるめると、下支柱2b
は平行な状態に折畳むことが可能である。また、接続金
具15は20平方センチメートル程度の面積を有してい
るため、下支柱2bが地面へ潜り込むことを防止する。
更に、接続金具15には、前述のハンモック繋着可能テ
ント同士を連結するための穴21も明いている。後方の
下支柱2bと下支柱連結材3及び脚柱連結材8の連結に
ついても同様である。
【0029】
【発明の効果】以上で述べたように、本発明は、ハンモ
ック懸架用構造体において、体重が掛かったハンモック
の引っぱり力による内側向きの大きな力のほとんどを、
パイプの軸方向の圧縮力で受ける構造となし得たことに
より、従来のハンモック懸架用構造体に比べ、構成する
部品パイプの径を小さくしたり、肉厚を薄くしたりして
軽くかつ丈夫な構造体とすることが可能となり、携帯性
や収納性を向上させることを可能とした。
【0030】また、テントシートが被着可能なハンモッ
ク懸架用構造体においても、前項と同様に、従来のハン
モック繋着可能なテントに比べ、構成する部品パイプの
径を小さくしたり、肉厚を薄くしたりして軽くかつ丈夫
なものとすることが可能となり、更に部品点数も少なく
することが可能となり、携帯性や収納性を向上させるこ
とを可能とした。また、複数のテントを容易に連結する
構造と連結シートを付加することにより、複数の一人用
のハンモック懸架用構造体を連結一体化され、テントの
室内を、一体化することを可能とした。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例における力学的解析を説明
した正面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例における、開閉部を開けた
状態の斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す上面図である。
【図6】本発明の第3実施例の断面を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の第3実施例における、多数連結例を示
す上面図である。
【図8】本発明の第4実施例における、連結位置を変え
た場合を示す上面図である。
【図9】本発明の第4実施例における、連結位置を変え
た場合の、多数連結例を示す上面図である。
【図10】本発明の第1実施例における、上支柱の連結
構造を示す斜視図である。
【図11】本発明の第1実施例における、上支柱と上下
支柱連結材の連結構造を示す斜視図である。
【図12】本発明の第1実施例における、下支柱と脚柱
とハンモックの連結構造を示す斜視図である。
【図13】本発明の第1実施例における、下支柱と上下
支柱連結材の連結構造を示す斜視図である。
【図14】本発明の第1実施例における、脚柱と脚柱連
結材の連結構造を示す斜視図である。
【図15】本発明の第1実施例における、下支柱と上下
支柱連結材と脚柱連結材の連結構造を示す斜視図であ
る。
【図16】従来技術によるハンモック懸架用構造体の従
来例を示す斜視図である。
【図17】特許公開中のハンモックとテントの共用架台
枠を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・ハンモック懸架用構造体 2・・・下支柱 3・・・下支柱連結材 4・・・脚注 5・・・上支柱 6・・・上下支柱連結材 7・・・ハンモック 8・・・脚注連結材 9・・・テントシート 10・・・テント開閉部 11・・・テントファスナー 12・・・テント連結シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺部材による2本の下支柱を、上下逆
    のV字形に上側が交接し結合されたものを左右に配し、
    上から見てひし形であり、正面から見て鈍角のV字状に
    下側が結合形成し、左右上先端部にハンモックを繋着部
    で沿った状態で繋着可能にした下支柱体と、この下支柱
    体の下端前後同士を連結した下支柱連結材と、前記下支
    柱体の左右上端部から下方に伸びた長尺部材による脚柱
    と、前記下支柱体左右上端部から内側上方に伸び、お互
    いの交差点で接合された長尺部材による上支柱と、この
    上支柱の交接点と前記下支柱とを連結する上下支柱連結
    材とで一体に形成されたことを特徴としたハンモック懸
    架用構造体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハンモック懸架用構造
    体において、携帯しやすい長さに分解可能なことを特徴
    としたハンモック懸架用構造体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のハンモック懸架用構造
    体において、テントシートを被着可能とした事を特徴と
    したハンモック懸架用構造体。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のハンモック懸架用構造
    体において、複数のハンモック懸架用構造体を連結一体
    化可能とした事を特徴としたハンモック懸架用構造体。
JP6448198A 1998-02-27 1998-02-27 ハンモック懸架用構造体 Pending JPH11244047A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006081607A1 (en) * 2005-02-04 2006-08-10 Joseph Askey-Doran Hammock stand
WO2008022539A1 (fr) * 2006-08-18 2008-02-28 Jianwei Zhong Hamac pliable et portable
KR101012023B1 (ko) 2010-03-26 2011-01-31 원호상 조립식 스윙 그물침대
JP2018161403A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社ニューテックジャパン サンシェード付き自立式ハンモック

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