JPH11243585A - カード付き無線電話装置 - Google Patents

カード付き無線電話装置

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JPH11243585A
JPH11243585A JP4530298A JP4530298A JPH11243585A JP H11243585 A JPH11243585 A JP H11243585A JP 4530298 A JP4530298 A JP 4530298A JP 4530298 A JP4530298 A JP 4530298A JP H11243585 A JPH11243585 A JP H11243585A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カード付き無線電話装置において、外部機器
によりスムーズにカードを利用できる。 【解決手段】 カード付き自動車電話装置10は、無線電
話装置本体を成すハンドセット11、クレードル12及び無
線機13と、PINを含む個人情報が記憶されたカード14
と、マルチTVシステム32を接続するコネクタ15とから
構成されている。ハンドセットコントローラ26は、ハン
ドセット11の操作部22又はマルチTVシステム32のタッ
チスイッチ付きディスプレイ37からPINが入力される
とPIN照合を行い、両者が一致したならば「カード利
用許可モード」をセットし、このモードの場合のみ電話
としての通常動作を実行する。このため、マルチTVシ
ステム32のディスプレイ37によりカード14を利用する場
合、いちいちハンドセット11の操作部22からPINを入
力しなくてもよく、操作性が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線電話装置に関
し、特に、個人情報の記憶されたカードを着脱自在とし
た無線電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話やPHSや自動車電話な
どに代表される無線電話装置が老若男女を問わず広く普
及している。このような無線電話装置は、相手から電話
がかかってきたときにその電話に出られない事情がある
場合にその相手からのメッセージを内蔵メモリに録音す
る留守録機能や、電話をかける相手の電話番号とそれに
対応する短縮ダイヤル又は登録とを予め内蔵メモリに記
憶しておき(電話帳データという)、電話をかけるとき
には短縮ダイヤル又は登録名を入力するか選択ボタンで
選択するだけで、それに対応する電話番号にダイヤル発
信するメモリダイヤル機能を備えたものが多い。更に、
着信音の鳴音パターンについても個人の好みに合わせて
複数のパターンの中から選択したりあるいは自らパター
ンを作成したりして、そのパターンをメモリに記憶して
おき、着信時にはそのパターンで鳴音させる鳴音パター
ン設定機能を備えたものも増えつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような無線電話装
置の一形態として、カード付き無線電話装置が開発され
つつある。このカード付き無線電話装置は、例えばハン
ドセットにカード差込口としてのスロットを設け、この
スロットにICカードなどのカードを差し込み、このカ
ードに記憶されている個人情報を利用するものである。
このカードには、カード所有者の種々の個人情報(例え
ば、電話番号、メモリダイヤル機能における電話帳デー
タ、鳴音パターン設定機能における鳴音パターンなど)
が記憶されている。このようなカード付き無線電話装置
では、個人ユースのカードを他人が勝手に使うことがで
きないように、カードを差し込んだ後、電話を使用する
前にPINをキー入力し、カード付き無線電話装置がこ
の入力されたPINとカードに記憶されているPINと
の照合を行い、両者が一致するときのみ、そのカードの
使用を許可することが、セキュリティを保つうえで重要
である。
【0004】このようなカード付き無線電話装置によれ
ば、例えば、ある特定の人がそのようなカードを持つこ
とにより、あるときは自分所有の携帯電話にそのカード
を差し込んで使用し、あるときは会社所有の携帯電話に
そのカードを差し込んで使用することができるので、カ
ードに記憶された電話番号を複数の携帯電話で共用で
き、従来のように自分所有の携帯電話の電話番号と会社
所有の携帯電話の電話番号を別々に覚えておく必要がな
い。また、個人が作成した電話帳データや鳴音パターン
をカードを差し込むだけですぐに利用できるため、いち
いち個別に電話帳データや鳴音パターンを作成する必要
がない。
【0005】ところで、無線電話装置である自動車電話
については、車内に取り付けられたマイクや音響スピー
カを利用して電話を可能にするシステムが開発されてい
る。例えば、自動車に搭載したマルチTV(例えばTV
・CDモード、ナビゲーションモードなどを含むマルチ
メディアシステム)に電話ユニットを組み込み、使用者
がマルチTVにおいて電話ユニットを呼び出したとき
は、マルチTVの画面上に電話のテンキーを表示し、こ
の画面をタッチすることにより電話として機能させるこ
とが考えられる。このように、自動車電話と外部機器で
あるマルチTVとを接続して、このマルチTVから自動
車電話を利用することができる。このような利用形態に
おいて、自動車電話を上述のようなカード付きタイプと
した場合、使用者は、自動車電話にカードを差し込み、
自動車電話のハンドセットのテンキーを使ってPINを
入力し、その後、マルチTVを操作して電話ユニットを
呼び出し、マルチTV上でキー入力することになる。こ
のため、使用者は自動車電話のハンドセットと外部機器
であるマルチTVの両方を操作しなければならず、操作
性が煩雑になるという問題がある。
【0006】一方、携帯電話やPHSなどの無線電話装
置についても、カード付きタイプとした場合、外部機器
としてパソコンを接続し、差し込まれたカードに記憶さ
れた種々の個人情報を、パソコンを使って編集したり他
のマルチメディア機器との間でやり取りを行ったりする
ことが考えられる。このような利用形態においても、使
用者は無線電話装置のテンキーを使ってPINを入力
し、カードを利用可能な状態とした後、パソコンを使っ
てカードに記憶された個人情報を編集等することにな
る。このため、使用者は無線電話装置と外部機器である
パソコンの両方を操作しなければならず、操作性が煩雑
になるという、上記と同様の問題がある。
【0007】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は、カード付き無線電話装置において、外
部機器によりスムーズにカードを利用できるものを提供
することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明のカード付き無線電話装置は、
個人識別番号であるPIN(パーソナル・アイデンティ
ティ・ナンバー)を含む個人情報が記憶されたカード
と、前記カードが着脱可能に装着された無線電話装置本
体と、前記無線電話装置本体に設けられ、前記PINを
入力可能な本体入力手段と、前記無線電話装置本体に設
けられ、前記本体入力手段から入力されたPINと前記
カードに記憶されたPINとを照合し、両者が一致した
ならば前記カードを利用可能とし、両者が一致しなかっ
たならば前記カードを利用不可能とする制御手段と、前
記PINを入力可能であって前記カードを利用可能な外
部機器と接続するためのコネクタとを備え、前記制御手
段は、前記コネクタに前記外部機器が接続された場合で
あって前記外部機器からPINが入力された場合には、
該PINと前記カードに記憶されたPINとを照合し、
両者が一致したならば前記カードを利用可能とし、両者
が一致しなかったならば前記カードを利用不可能とする
ことを特徴とする。
【0009】本発明のカード付き無線電話装置では、無
線電話装置本体にカードを装着し且つコネクタに外部機
器を接続した状態で、本体入力手段又は外部機器からP
INつまり個人識別番号を入力すると、制御手段は入力
されたPINとカードに記憶されたPINとを照合し、
両者が一致した場合にはカードの利用を許容し、両者が
一致しなかった場合にはカードの利用を禁止する。ここ
で、カードの利用とは、例えば、カードに記憶された個
人情報の読み出したり書き込んだりすること、あるい
は、カードに電話番号が記憶されている場合にはその電
話番号を利用すること(この場合、その電話番号登録者
に課金される)などをいう。
【0010】ところで、PIN照合の結果が不一致の場
合には、操作者がカード所有者に無断でそのカードを利
用しようとしている第三者である可能性が高い。このた
め、そのような第三者にカードの読み書きを許容した場
合には、カードに記憶されていた個人的に重要な伝言メ
ッセージが消去されたり電話帳データが改ざんされたり
するおそれがあるため、これを防止するためにカードの
利用(カードに記憶された個人情報の読み出しや書き込
み)を禁止するのである。また、そのような第三者がカ
ードに記憶された電話番号を勝手に利用した場合には、
電話番号登録者に課金されてしまうため、これを防止す
るためにカードの利用(カードに記憶された電話番号の
利用)を禁止するのである。
【0011】本発明のカード付き無線電話装置によれ
ば、外部機器を介してカードを利用する場合において、
いちいち無線電話本体に設けられた本体入力手段からP
INを入力しなくても、外部機器からPINを入力すれ
ばよく、操作性が優れている。本発明において、前記外
部機器は、自動車に搭載された車載入力手段でダイヤル
操作して、車内のマイク及びスピーカを使って、前記無
線電話装置本体の無線部を利用して通話が可能なもので
あってもよい。この場合、車載入力手段でPINを入力
し、続いて同じ車載入力手段でダイヤル操作して電話す
ることができるため、使い勝手を損なうことがない。な
お、この場合のように外部機器で電話する場合には、無
線電話装置本体はカードのリーダライタとして機能する
ことになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。 [第1実施形態]本実施形態では、外部機器としてのマ
ルチTVシステムが接続されたカード付き自動車電話に
ついて説明する。図1は本実施形態の全体構成を表す概
略構成図、図2は本実施形態の回路構成を表す概略ブロ
ック図である。
【0013】カード付き自動車電話装置10は、図1に
示すように、無線電話装置本体を成すハンドセット1
1、クレードル12及び無線機13と、個人情報が記憶
されたカード14と、外部機器と接続するためのコネク
タ15から構成されている。ハンドセット11は、図示
しないスロットを備えており、このスロットにはカード
14が着脱自在に装着される。クレードル12は例えば
自動車のコンソールボックスなどに配置され、ハンドセ
ット11を使わない場合にそのハンドセット11を支持
するものである。無線機13は例えば自動車のトランク
ルームなどに配置され、アンテナ16を介して他の電話
装置との通信を行うものである。
【0014】図2に示すように、ハンドセット11は、
他の電話装置から送信されてきたメッセージやカード付
き自動車電話装置10の操作案内・動作状況等を表示す
るためのLCDなどの表示部21と、ダイヤル入力など
を行うための各種キースイッチが設けられた操作部22
と、装着されたカード14との信号をやり取りするため
のカードインタフェース部(以下、カードI/Fとい
う)23と、ハンドセット通話時に相手の音声を出力す
るためのスピーカ24と、ハンドセット通話時に自分の
音声を入力するためのマイク25と、操作部22やマイ
ク25や無線機13などからの信号を入力し表示部21
やスピーカ24やクレードル12や無線機13などへ信
号を出力する制御手段としてのハンドセットコントロー
ラ26などを備えている。なお、ハンドセットコントロ
ーラ26は、周知のCPU、ROM、RAMなどを備え
ている。
【0015】クレードル12は、無線機13を通じて他
の電話装置からの呼出信号着信時に着信音を発生するた
めのスピーカ27と、車両のバッテリBTからの電圧
(通常10〜15V)を所定の電源電圧に変換して、ハ
ンドセット11内の各部位及びクレードル12内の各部
位に供給する電源回路28と、ハンドセットコントロー
ラ26からの指令に基づき、電源回路28から各部位へ
の電源供給を制御する電源制御回路29を備えている。
なお、ハンドセットコントローラ26及び無線機コント
ローラ31には、電源制御回路29を介さずに電源回路
28から直接電源が供給されるようになっている。
【0016】無線機13は、所定の変調方式によって音
声を送受信する送受信機30と、送受信機30やハンド
セットコントローラ26やコネクタ15に接続された外
部機器などと信号をやり取りする無線機コントローラ3
1とを備えている。なお、無線機コントローラ31は周
知のCPU、ROM、RAMなどを備えている。
【0017】カード14は、本実施形態ではICカード
であるSIM(Subscriber Identity Module)カードを
採用している。EEPROMから構成されているメモリ
には、自己を識別するためのPINデータと、メモリダ
イヤル登録された通話先の電話番号、短縮番号、登録名
の電話帳データと、着信音の鳴音パターンの設定やキー
操作の際に鳴音するキー操作確認音の設定などの各種設
定データとが、記憶されている。
【0018】コネクタ15は、無線機13の無線機コン
トローラ31と外部機器とを接続するためのものであ
り、本実施形態では外部機器としてマルチTVシステム
32が接続されている。マルチTVシステム32は、音
響CDやテレビの音声などを出力するための音響スピー
カ33に音声信号を出力したり車内の音声をピックアッ
プするための車内マイク34から音声信号を入力するた
めの電話ユニット35と、この電話ユニット35以外の
他のメディア機器36(例えばナビゲーションユニット
など)と、画面を指でタッチするとスイッチが切り替わ
るタッチスイッチ付きのディスプレイ37(本発明の車
載入力手段に相当)と、これらを制御すると共にコネク
タ15を介して無線機コントローラ31と信号をやり取
りするマルチTVコントローラ38とを備えている。な
お、マルチTVコントローラ38は、周知のCPU、R
OM、RAMなどから構成され、マルチTVシステム3
2の電源スイッチ(図示せず)がオンされるとバッテリ
BTから電源が供給される。
【0019】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用について説明する。自動車のイグニッションスイ
ッチ(図示せず)が操作されると、バッテリBTからの
電圧が電源回路28を介してハンドセットコントローラ
26や無線機コントローラ31に供給される。すると、
ハンドセットコントローラ26は、所定時間おき(数m
sおき)に図3に示すモード設定処理を実行する。
【0020】この処理が開始されると、ハンドセットコ
ントローラ26は、最初のステップ(以下Sという)1
10において、カード14がハンドセット11の図示し
ないスロットに差し込まれているかどうかを判断する。
この判断は例えばスロット内に設けた光センサなどのカ
ード検出センサからの出力信号に基づいて行う。このS
110にてカード14がスロットに差し込まれていなけ
れば(S110でNO)、ハンドセットコントローラ2
6のRAMのうちカード利用に関するモード(ここで
は、カードの利用を許可する「カード利用許可モー
ド」、又は、カードの利用を禁止する「カード利用禁止
モード」)を記憶する領域をリセットし(S115)、
この処理を終える。このため、一旦差し込んだカード1
4を抜き取ると、カード利用に関するモードはリセット
される。一方、S110にてカード14がスロットに差
し込まれているならば(S110でYES)、S120
へ進む。
【0021】なお、カード14がスロットに差し込まれ
ていない場合、ハンドセット11の表示部21に(マル
チTVシステム32が電源オンされた状態で電話ユニッ
ト35が選択されている場合にはタッチスイッチ付きデ
ィスプレイ37にも)、カード装着を促すメッセージと
して例えば「カードを装着してください」などと表示し
てから処理を終えるようにし、カード14がスロットに
差し込まれたらこのメッセージを消すようにしてもよ
い。
【0022】さて、ハンドセットコントローラ26は、
続くS120において、ハンドセットコントローラ26
のRAMのうちカード利用に関するモードを記憶する領
域に、既に「カード利用許可モード」か「カード利用禁
止モード」のいずれかのモードが記憶されているかどう
かを判断する(S120)。そして、この領域にいずれ
かのモードが既に記憶されていれば(S120でYE
S)、現在装着されているカード14の使用可否は既に
判断されているため、そのままこの処理を終える。一
方、この領域がリセットされた状態であれば(S120
でNO)、続くS130において、ハンドセット11の
操作部22又はマルチTVシステム32のタッチスイッ
チ付きディスプレイ37からPINが入力されたか否か
を判断する。タッチスイッチ付きディスプレイ37から
PINが入力される場合としては、マルチTVシステム
32が電源オンされ且つ電話ユニット35が選択されて
いる場合が相当する。そしてタッチスイッチ付きディス
プレイからPINが入力されると、そのPINはマルチ
TVコントローラ38、無線機コントローラ31を介し
てハンドセットコントローラ26に伝えられる。
【0023】続くS130において、ハンドセットコン
トローラ26は、いずれからもPINが入力されていな
ければ(S130でNO)、この処理を終える。一方、
S130にて、いずれかからPINが入力されたならば
(S130でYES)、S140に進む。なお、PIN
が入力されない場合、ハンドセット11の表示部21に
(マルチTVシステム32が電源オンされた状態で電話
ユニット35が選択されている場合にはタッチスイッチ
付きディスプレイ37にも)、PIN入力を促すメッセ
ージとして例えば「暗証番号を入力してください」など
と表示し、PINが入力されたらこのメッセージを消す
ようにしてもよい。
【0024】続くS140では、カード14に記憶され
たPINを読み出し、この読み出したPINと、ハンド
セット11の操作部22又はマルチTVシステム32の
タッチスイッチ付きディスプレイ37から入力されたP
INとが一致するかどうかを照合する。そして、続くS
150では、PIN照合の結果、両者が一致しなかった
ならば(S150でNO)、ハンドセットコントローラ
26のRAMのカード利用に関するモードを記憶する領
域に「カード利用禁止モード」をセットし(S16
0)、この処理を終える。一方、S150にて両者が一
致した場合には(S150でYES)、カード14に記
憶された電話番号の登録者又はその登録者から許諾を受
けた者がこのカード付き自動車電話装置を使用すると判
断して、前述のカード利用に関するモードを記憶する領
域に「カード利用許可モード」をセットし(S17
0)、この処理を終える。
【0025】なお、カード利用に関するモードを記憶す
る領域はRAMの一部であるため、ハンドセットコント
ローラ26に電源が供給されなくなったとき(例えば自
動車のキーシリンダからキーが抜かれたとき)、リセッ
トされる。ところで、ハンドセットコントローラ26
は、通常動作を実行する前に、カード利用に関するモー
ドを記憶する領域の内容を読み出し、モードを確認す
る。そして、読み出したモードが「カード利用許可モー
ド」の場合には、通常動作を実行する。具体的には、ハ
ンドセット11の操作部22からの入力信号又はマルチ
TVシステム32のタッチスイッチ付きディスプレイ3
7からの入力信号に応じて、電話としての通常動作を実
行し、適宜カードI/F23を介してカード14にアク
セスする。一方、読み出したモードが「カード利用禁止
モード」の場合には、ハンドセット11の表示部21に
(マルチTVシステム32が電源オンされた状態で電話
ユニット35が選択されている場合にはタッチスイッチ
付きディスプレイ37にも)、カード14が利用できな
い旨のメッセージとして例えば「カードは使用できませ
ん」などと表示し、通常動作を実行しない。
【0026】ここで、通常動作とは、一般的な電話装置
としての機能を実現するための各種制御処理をいい、例
えば、無線機13の送受信機30を介し、電話回線網
に対して他の電話装置を呼び出すための発呼信号を送信
させる発呼処理、基地局から呼出信号が送信されてき
たときにクレードル12のスピーカ27からカード14
に記憶された鳴音パターンで着信音を鳴らす受信処理、
着信音の発生により使用者がこの自動車電話装置10
を電話回線網に接続する指令を入力した際にこの自動車
電話装置10を電話回線網に接続させる接続処理、発
呼処理により呼出先の電話装置が電話回線網に接続され
てその着呼者側の電話装置との通話が可能になったとき
や接続処理により当該自動車電話装置10が電話回線網
に接続されて発呼者側の電話装置との通話が可能になっ
たときに、使用者がハンドセット11のマイク25から
入力した信号を基地局側に送信したり電話回線網から送
信されてきた音声信号をハンドセット11のスピーカ2
4から出力させる音声入出力処理、着信音の鳴音パタ
ーンの更新操作を行った場合にその更新内容をカード1
4に記憶する鳴音パターン更新処理、留守録機能をセ
ットしていた場合に得た伝言メッセージをカード14に
記憶したりカード14に記憶された伝言メッセージを再
生したりする留守録処理、ハンドセット11の操作部
22又はマルチTVシステム32のタッチスイッチ付き
ディスプレイ37から入力された短縮ダイヤルや登録名
に基づいてカード14に記憶された電話帳データから対
応する電話番号を読み出して発呼する短縮ダイヤル発呼
処理、電話帳データの更新操作を行った場合にその更
新内容をカード14に記憶する電話帳データ更新処理、
などが例示される。
【0027】このように、本実施形態のカード付き自動
車電話装置10によれば、コネクタ15に接続された外
部機器としてのマルチTVシステム32のタッチスイッ
チ付きディスプレイ37によりハンドセット11に差し
込んだカード14の電話番号を利用して通話したりカー
ド14に記憶された各種データを更新したりする場合に
おいて、いちいちハンドセット11の操作部22からP
INを入力しなくても、マルチTVシステム32のタッ
チスイッチ付きディスプレイ37からPINを入力すれ
ばよく、操作性が優れている。
【0028】また、本実施形態においては、カード14
には個人情報として少なくとも電話番号が記憶されてい
るため、カード所有者に無断で第三者がカードを使用す
ると、カード所有者の知らないうちにその電話番号の登
録者(多くはカード所有者と同じ)に課金されてしまう
という不都合が生じる。このため、特に、セキュリティ
を高くする必要があり、PIN照合を行う必要性が高い
と同時に、マルチTVシステム32のタッチスイッチ付
きディスプレイ37の操作のみによりカード14が利用
できるようにする需要が高く、上記効果が有効に発揮さ
れる。
【0029】[第2実施形態]本実施形態では、外部機
器としてのパーソナルコンピュータ(以下パソコンとい
う)が接続されたカード付き携帯電話について説明す
る。図4は本実施形態の回路構成を表す概略ブロック図
である。
【0030】カード付き携帯電話50は、図4に示すよ
うに、無線電話装置本体51と、個人情報が記憶された
カード54と、外部機器と接続するためのコネクタ55
から構成されている。なお、カード54及びコネクタ5
5については第1実施形態のカード14及びコネクタ1
5と同様であるため、その説明を省略する。無線電話装
置本体51は図示しないスロットを備えており、このス
ロットにカード54が着脱自在に装着される。この無線
電話装置本体51は、表示部61、操作部62、カード
インタフェース部63、スピーカ64、マイク65、コ
ントローラ66及び送受信機67を備えている。これら
の構成要素は、第1実施形態においてそれぞれ対応する
構成要素とほぼ同様であるため、その説明は省略する。
なお、本実施形態のコントローラ66は、第1実施形態
のハンドセットコントローラ26と無線機コントローラ
31とを併せたものである。また、内蔵されたニッカド
電池68により各部へ電源を供給している。この無線電
話装置本体51にコネクタ55を介して接続されたパソ
コン70は、ディスプレイ71、キーボード72、プリ
ンタ73などの周辺機器が、CPU、ROM、RAMな
どで構成されるパソコン本体74に接続された一般的な
構成のものである。
【0031】上記のように構成された本実施形態のコン
トローラ66は、ニッカド電池68から電源供給を受け
ると、所定時間おき(数msおき)に図3とほぼ同様の
モード設定処理を実行して、PIN照合の結果に応じて
「カード利用許可モード」か「カード利用禁止モード」
のいずれかをセットする。但し、本実施形態では外部機
器がマルチTVシステム32ではなくパソコン70であ
り、外部機器の入力手段がタッチスイッチ付きディスプ
レイ37ではなくキーボード72である点で、第1実施
形態と相違する。
【0032】ところでコントローラ66は、通常動作
(既述済み)を実行する前に、カード利用に関するモー
ドを記憶する領域の内容を読み出し、モードを確認す
る。そして、読み出したモードが「カード利用許可モー
ド」の場合には、通常動作を実行する。具体的には、ハ
ンドセット11の操作部22からの入力信号に応じて電
話としての通常動作を実行し、適宜カードI/F63を
介してカード54にアクセスし、また、パソコン70の
キーボード72からの入力信号に応じて適宜カードI/
F63を介してカード54の読み書きを行う。一方、読
み出したモードが「カード利用禁止モード」の場合に
は、無線電話装置本体51の表示部61に(パソコン7
0が電源オンされている場合にはディスプレイ71に
も)、カード54が利用できない旨のメッセージとして
例えば「カードは使用できません」などと表示し、通常
動作やカード54の読み書きを実行しない。
【0033】ここで、パソコン70によるカード54の
読み書きとは、具体的には、カード54に記憶したP
INを更新するPIN更新処理、カード54に記憶し
た電話帳データに新たな電話番号、短縮番号、登録名を
登録したり、電話帳データに登録してある電話番号を削
除したり短縮番号又は登録名を変更するなどして編集す
る電話帳データ編集処理、着信音の鳴音パターンやキ
ー操作確認音の設定を変更する設定変更処理、などがあ
る。
【0034】このように、本実施形態のカード付き携帯
電話50によれば、コネクタ55に接続された外部機器
としてのパソコン70のキーボード72により無線電話
装置本体51に差し込んだカード54の読み書きをする
場合において、いちいち無線電話装置本体51の操作部
62からPINを入力しなくても、パソコン70のキー
ボード72からPINを入力すればよく、操作性が優れ
ている。
【0035】尚、本発明の実施の形態は、上記実施形態
に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に
属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもな
い。例えば、上記第1実施形態において、無線機コント
ローラ31とハンドセットコントローラ26を一体化し
た一つのコントローラとし、これにコネクタ15を設け
る構成としてもよい。この場合、コントローラにかかる
コストを低減でき、装置全体をコンパクト化できる。
【0036】また、PIN照合の結果が不一致の場合に
は、上記第1実施形態においては電源回路28からハン
ドセットコントローラ26や無線機コントローラ31へ
の電源供給をストップさせることにより、上記第2実施
形態においてはニッカド電池68からコントローラ66
への電源供給をストップさせることにより、カード14
の利用を禁止してもよい。
【0037】更に、上記各実施形態では、カード14、
54としてICカードを用いたが、例えば磁気カードな
どを利用してもよいし、カード14、54と実質的に同
等のメモリ機能を有するメモリユニットでもよい。但
し、ICカードは、一般に磁気カードなどと比べてセキ
ュリティ機能が高く、また記憶容量も大きいので汎用性
は高いので、本発明を実施するうえでより好適である。
【0038】更に又、カード14、54に記憶されてい
るPINは、予めカード所有者がカードに登録したもの
を用いてもよいし、カードに記憶されている固有の識別
情報(例えばICカードの製造番号など)としてもよい
し、カード所有者の電話番号であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の全体構成を表す概略構成図で
ある。
【図2】 第1実施形態の回路構成を表す概略ブロック
図である。
【図3】 ハンドセットコントローラにて実行されるモ
ード設定処理のフローチャートである。
【図4】 第2実施形態の回路構成を表す概略ブロック
図である。
【符号の説明】
10・・・カード付き自動車電話装置、11・・・ハン
ドセット、12・・・クレードル、13・・・無線機、
14・・・カード、15・・・コネクタ、16・・・ア
ンテナ、21・・・表示部、22・・・操作部、23・
・・カードインタフェース部、24・・・スピーカ、2
5・・・マイク、26・・・ハンドセットコントロー
ラ、30・・・送受信機、31・・・無線機コントロー
ラ、32・・・マルチTVシステム、33・・・音響ス
ピーカ、34・・・車内マイク、35・・・電話ユニッ
ト、36・・・他のメディア機器、37・・・タッチス
イッチ付きディスプレイ、38・・・マルチTVコント
ローラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/00 302 H04M 11/00 302 H04B 7/26 109G

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人識別番号であるPIN(パーソナル
    ・アイデンティティ・ナンバー)を含む個人情報が記憶
    されたカードと、 前記カードが着脱可能に装着された無線電話装置本体
    と、 前記無線電話装置本体に設けられ、前記PINを入力可
    能な本体入力手段と、 前記無線電話装置本体に設けられ、前記本体入力手段か
    ら入力されたPINと前記カードに記憶されたPINと
    を照合し、両者が一致したならば前記カードを利用可能
    とし、両者が一致しなかったならば前記カードを利用不
    可能とする制御手段と、 前記PINを入力可能であって前記カードを利用可能な
    外部機器と接続するためのコネクタとを備え、 前記制御手段は、前記コネクタに前記外部機器が接続さ
    れた場合であって前記外部機器からPINが入力された
    場合には、該PINと前記カードに記憶されたPINと
    を照合し、両者が一致したならば前記カードを利用可能
    とし、両者が一致しなかったならば前記カードを利用不
    可能とすることを特徴とするカード付き無線電話装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、PIN照合の結果、両
    者が一致したならば前記カードに記憶された個人情報の
    読み出し又は書き込みを許容し、両者が一致しなかった
    ならば前記カードに記憶された個人情報の読み出し又は
    書き込みを禁止することを特徴とする請求項1記載のカ
    ード付き無線電話装置。
  3. 【請求項3】 前記カードには個人情報として少なくと
    も電話番号が記憶され、 前記制御手段は、PIN照合の結果、両者が一致したな
    らば前記カードに記憶された電話番号の使用を許容し、
    両者が一致しなかったならば前記カードに記憶された電
    話番号の使用を禁止することを特徴とする請求項1又は
    2記載のカード付き無線電話装置。
  4. 【請求項4】 前記外部機器は、前記外部入力手段とし
    ての車載入力手段でダイヤル操作して、車内のマイク及
    びスピーカを使って、前記無線電話装置本体の無線部を
    利用して通話が可能であることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載のカード付き無線電話装置。
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