JPH11243198A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH11243198A
JPH11243198A JP4247598A JP4247598A JPH11243198A JP H11243198 A JPH11243198 A JP H11243198A JP 4247598 A JP4247598 A JP 4247598A JP 4247598 A JP4247598 A JP 4247598A JP H11243198 A JPH11243198 A JP H11243198A
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electrode
insulating film
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drain
drain electrode
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JP4247598A
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Yoshiyuki Sugiura
義幸 杉浦
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドレイン電極の断線を防ぐことができ且つ耐圧
の低下を防止することができる半導体装置及びその製造
方法を提供する。 【解決手段】第1の絶縁膜9をドレイン電極14に接す
るように延設して、第1の絶縁膜9,第2の絶縁膜1
1,第3の絶縁膜22からなる保護層をドレイン電極1
4近傍においてn形ドレイン領域6に近づくにつれて徐
々に厚みが薄くなる階段状に形成してある。複数の第1
の電極10と複数の第2の電極12とが第2の絶縁膜1
1を介して配設されてドレイン電極14とソース電極1
6との間が容量結合される。ドレイン電極14に接続さ
れる第2の電極12とn形シリコンエピタキシャル層2
との間にはn形ドレイン領域6近傍において第1の絶縁
膜9が介在する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御回路や論理回路などと高
耐圧の素子とが同一半導体チップに搭載された高耐圧I
Cが提供されている。高耐圧ICの一部を構成する横型
MOSFETとして例えば図4に示す構造のものが提案
されている。すなわち、図4に示すように、p形シリコ
ン基板1上にエピタキシャル成長されたn形シリコンエ
ピタキシャル層2の主表面側でn形シリコンエピタキシ
ャル層2内に、高不純物濃度のn形ドレイン領域6(n
+ 層)とチャネル形成用p形領域8とが離間して形成さ
れ、チャネル形成用p形領域8内に、高不純物濃度のn
形ソース領域7(n+ 層)が形成されている。ここで、
n形ドレイン領域6とチャネル形成用p形領域8とは所
定の耐圧を保持できるような距離だけ離間して形成され
ている。また、チャネル形成用p形領域8とn形ソース
領域7とは二重拡散技術により形成されている。チャネ
ル形成用p形領域8は、主表面側においてn形シリコン
エピタキシャル層2とn形ソース領域7とで挟まれた領
域上に、薄い熱酸化膜(二酸化シリコン)からなるゲー
ト絶縁膜(図示せず)を介してポリシリコンからなるゲ
ート電極18が形成されている。
【0003】また、n形シリコンエピタキシャル層2の
主表面上には、第1の絶縁膜9,第2の絶縁膜11,第
3の絶縁膜22などからなる保護層が形成され、該保護
層に接続孔を設けて、ゲート電極18にゲート電極配線
(図示せず)を、n形ドレイン領域6上にドレイン電極
14を、n形ソース領域7上にソース電極16を、それ
ぞれ形成してある。ここにおいて、ゲート電極配線、ド
レイン電極14、ソース電極16はアルミニウムなどに
より形成されている。また、この横型MOSFETは、
n形シリコンエピタキシャル層2の主表面からp形シリ
コン基板1に達する深さまで高不純物濃度のp形素子分
離領域3(p+ 層)が形成されており、pn接合によっ
て他の素子形成領域と電気的に絶縁分離されている。要
するに、図4に示す構造において、n形シリコンエピタ
キシャル層2は、p形素子分離領域3を挟んで素子形成
領域41 と素子形成領域42 とが電気的に絶縁分離され
ている。
【0004】ところで、上記MOSFETを高耐圧IC
として集積化する場合は、n形ドレイン領域6を中心と
して、n形ドレイン領域6の周囲をn形シリコンエピタ
キシャル層2を挟んでn形ソース領域7で囲む構造が用
いられることが多い。このような構造を採用した高耐圧
ICでは、ドレイン電極14に高電圧を印加するため
に、例えば図5に示すようにゲート電極18の平面形状
を環状に形成するとともにソース電極16の平面形状を
略C形に形成し、ドレイン電極14に接続されるドレイ
ン電極配線14aをn形ソース電極14が存在しない方
向へ引き出すようになっている。ここにおいて、ドレイ
ン電極配線14aの下方(ドレイン電極配線14aとn
形シリコンエピタキシャル層2の主表面との間)には保
護層が介在している。
【0005】一方、上記横型MOSFETは、n形シリ
コンエピタキシャル層2の厚さ及び不純物濃度の値をい
わゆるRESURF(Reduced Surface Field )技術に
よって最適化することにより、n形シリコンエピタキシ
ャル層2表面の電界を緩和して高耐圧化を図っている。
しかしながら、図5に示すドレイン電極配線14aが形
成されている場合、ドレイン電極配線14aの電位がn
形シリコンエピタキシャル層2表面の電位分布に影響を
及ぼし耐圧が低下する恐れがあるので、ドレイン電極配
線14aの下では第1の絶縁膜9、第2の絶縁膜11、
第3の絶縁膜22が積層されこれら絶縁膜9,11,2
2により上述の保護層を形成している。なお、第1の絶
縁膜9、第2の絶縁膜11、第3の絶縁膜22それぞれ
の膜厚は、例えば1μm、1μm、1.5μm程度の比
較的厚い膜厚に形成されている(ゲート絶縁膜に比べて
十分に厚い膜厚に形成されている)。なお、図4の構造
は図5のA−A’断面図に相当する。
【0006】また、上述の図4の構成では、電界緩和の
ために上述の保護層内に複数の第1の電極10及び複数
の第2の電極20(第2の電極20の方が第1の電極1
0よりも2つだけ数が多い)を配設することにより、n
形シリコンエピタキシャル層2表面の電位分布の偏りを
少なくして電界の集中を防止し高耐圧化を図っている。
【0007】すなわち、n形シリコンエピタキシャル層
2表面上でドレイン電極14とソース電極16との間に
介在する第1の絶縁膜9上に、導電性を有する第1のポ
リシリコンからなる複数の第1の電極10が面内方向
(図4における左右方向)に一定間隔で形成され、第1
の電極10及び第1の絶縁膜9上に第2の絶縁膜11が
形成され、第2の絶縁膜11上に導電性を有する第2の
ポリシリコンからなる複数の第2の電極12が面内方向
(図4における左右方向)に一定間隔で形成され、第2
の電極12及び第2の絶縁膜11上に第3の絶縁膜22
が形成されている。ここにおいて、第1の電極10と第
2の電極12とは、上記面内方向において交互に配設さ
れており、第1の電極10及び第2の電極12の互いの
面内方向の端部が上下方向(図4における上下方向)で
投影して重なるように配設されている。また、第2の電
極12のうちn形ドレイン領域6に最も近い第2の電極
12(図4における一番右の第2の電極12)はドレイ
ン電極14に接続され、n形ソース領域7に最も近い第
2の電極12(図4における一番左側の第2の電極1
2)はソース電極16に接続されている。したがって、
ドレイン電極14とソース電極16との間が、第1の電
極10、第2の電極12、第2の絶縁膜11により容量
結合されることになり(図4の例では、ドレイン電極1
4とソース電極16との間に6個のコンデンサが直列接
続されることになる)、結果として、n形シリコンエピ
タキシャル層2表面の上記面内方向における電位分布の
偏りが少なくなり、電界の集中が防止されるのである。
なお、第1の電極10及び第2の電極12の膜厚は数千
Å程度の膜厚に形成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示し
た従来の半導体装置においては、ドレイン電極14の断
線を防止するために、前記保護層をドレイン電極14に
近づくにつれて厚みが薄くなる階段状に形成してあり、
複数の第2の電極12のうちドレイン電極14に接続さ
れた第2の電極12と、n形シリコンエピタキシャル層
2の主表面との距離が小さくなっている。言い換える
と、図4に示す構成では、ドレイン電極14に接続され
た第2の電極12が、n形ドレイン領域6近傍において
薄い熱酸化膜(上述のゲート絶縁膜の形成時に形成され
るものであり図示していない)上まで延設されているの
で、上述のようにドレイン電極14とソース電極16と
の間を容量結合させて高耐圧化を図っているにも関わら
ずドレイン電極14に接続された第2の電極12がフィ
ールドプレートとして働いてしまい、第2の電極12が
n形シリコンエピタキシャル層2表面の電位分布に影響
し、耐圧が低下してしまうという問題があった。
【0009】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、ドレイン電極の断線を防ぐことがで
き且つ耐圧の低下を防止することができる半導体装置及
びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、第1導電形の半導体層の主表面
側で前記半導体層内に第1導電形のドレイン領域と第1
導電形のソース領域とが離間して形成され、前記半導体
層内でソース領域を囲むように第2導電形のチャネル形
成用領域が形成され、前記各領域を隣接する素子と電気
的に絶縁分離するために前記半導体層の主表面から深さ
方向に素子分離領域が形成され、ソース領域と前記半導
体層との間に介在するチャネル形成用領域上にゲート絶
縁膜を介してゲート電極が形成され、ドレイン電極とソ
ース電極との間で前記半導体層の主表面上に前記ゲート
絶縁膜に比べて十分に厚い第1の絶縁膜が形成され、第
1の絶縁膜上にドレイン電極とソース電極とを結ぶ面内
方向において一定間隔で複数の第1の電極が配設され、
第1の電極の全部を覆うように第1の絶縁膜上に第2の
絶縁膜が形成され、第2の絶縁膜上に上記面内方向にお
いて前記第1の電極と交互になるように一定間隔で且つ
面内方向に直交する方向において端部が第1の電極の端
部に一致して容量結合するように第1の電極よりも2つ
多い複数の第2の電極が配設され、前記第2の電極のう
ちソース領域に最も近い第2の電極が前記ソース電極に
接続され、前記第2の電極のうちドレイン領域に最も近
い第2の電極が前記ドレイン電極に接続された半導体装
置であって、ドレイン領域近傍において第1の絶縁膜の
表面の一部を露出させることにより第1の絶縁膜と第2
の絶縁膜とで構成される保護層がドレイン領域に近づく
につれて厚みが薄くなる階段状に形成され、前記ドレイ
ン電極に接続される第2の電極と前記半導体層との間に
少なくとも前記第1の絶縁膜が介在することを特徴とす
るものであり、保護層がドレイン電極近傍においてドレ
イン領域に近づくにつれて厚みが薄くなる階段状に形成
されていることにより、ドレイン電極のカバレッジがよ
く、ドレイン電極の断線を防止することができ、また、
第1の電極と第2の電極とが第2の絶縁膜を介して形成
されてドレイン電極とソース電極との間が容量結合され
るから前記半導体層の表面での電界の集中を防止するこ
とができて耐圧が高くなり、複数の第2の電極のうちド
レイン電極に接続される第2の電極と前記半導体層との
間にはゲート絶縁膜に比べて十分に厚い第1の絶縁膜が
介在するから、第2の電極がフィールドプレートとして
働くのを防止することができ、第2の電極による耐圧の
低下を防止することができる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載の半導体
装置の製造方法であって、前記半導体層の主表面上に所
定の平面形状にパターニングされた前記第1の絶縁膜を
形成する第1の工程と、前記第1の絶縁膜上に一定間隔
で前記第1の電極を形成する第2の工程と、前記半導体
層の主表面側で全面に第2の絶縁膜を形成する第3の工
程と、前記第2の絶縁膜を前記第1の電極を覆っている
部分が残り且つ前記階段状の形状が形成されるようにパ
ターニングする第4の工程と、前記第2の絶縁膜上に一
定間隔で前記第2の電極を形成する第5の工程とを有す
ることを特徴とし、ドレイン電極のカバレッジを改善す
ることができて、ドレイン電極の断線が防止され、歩留
りを向上させることができるとともに信頼性を高めるこ
とができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に本実施形態の半導体装置の
概略断面図を示す。本実施形態の半導体装置における横
型MOSFETの基本構成は図4に示した従来構成と略
同じであって、ドレイン電極14が形成された部分の構
造に特徴がある。すなわち、本実施形態では、第1の絶
縁膜9をドレイン電極14に接するように延設して、第
1の絶縁膜9,第2の絶縁膜11,第3の絶縁膜22か
らなる保護層を図1に示すように、ドレイン電極14近
傍においてn形ドレイン領域6に近づくにつれて徐々に
厚みが薄くなる階段状に形成し、ドレイン電極14に接
続される第2の電極12が第1の絶縁膜9上に形成され
ている点に特徴がある。すなわち、図4に示した従来構
成ではドレイン電極14に接続された第2の電極の一部
がn形シリコンエピタキシャル層2上に薄い熱酸化膜を
介して形成されていたのに対し、本実施形態では、ドレ
イン電極14に接続される第2の電極12とn形シリコ
ンエピタキシャル層2との間にはn形ドレイン領域6近
傍において第1の絶縁膜9が介在する。
【0013】しかして、本実施形態では、従来のように
ドレイン電極配線14a(図5参照)下の保護層の膜厚
が厚い場合でも、保護層がドレイン電極14近傍におい
てn形ドレイン領域6に近づくにつれて徐々に厚みが薄
くなる階段状に形成してあることにより、保護層上から
n形ドレイン領域6との間の部分におけるドレイン電極
14のカバレッジがよく、ドレイン電極14の断線を防
止することができる。また、複数の第1の電極10と複
数の第2の電極12とが第2の絶縁膜11を介して配設
されてドレイン電極14とソース電極16との間が容量
結合されるからn形シリコンエピタキシャル層2表面で
の電界の集中を防止することができて耐圧が高くなり、
ドレイン電極14に接続される第2の電極12とn形シ
リコンエピタキシャル層2との間にはゲート絶縁膜に比
べて十分に厚い第1の絶縁膜9が介在するから、ドレイ
ン電極14に接続された第2の電極12がフィールドプ
レートとして働くのを防止することができ、ドレイン電
極14に接続された第2の電極12による耐圧の低下を
防止することができる。なお、図4に示した従来構成と
同様の構成要素には同一の符号を付して説明を省略す
る。
【0014】以下、上述の横型MOSFETの製造方法
を図2及び図3を参照しながら説明する。まず、p形シ
リコン基板1上のn形シリコンエピタキシャル層2上
に、p形素子分離領域3を形成するための第1のレジス
トマスクをフォトリソグラフィ技術により形成し、イオ
ン注入装置によってp形不純物を注入して、第1のレジ
ストマスクを除去する。その後、n形シリコンエピタキ
シャル層2上の全面に二酸化シリコンからなる第1の絶
縁膜9を形成し上記p形不純物を拡散させることにより
p形素子分離領域3を形成する。その後、p形素子分離
領域3、図1におけるn形ドレイン領域6、n形ソース
領域7、チャネル形成用p形領域8などを形成する部位
に略対応した開孔を有する第2のレジストマスクをフォ
トリソグラフィ技術によって形成し、エッチング技術に
よって第1の絶縁膜9の不要部分をエッチングして、さ
らに第2のレジストマスクを除去することにより、図2
(a)に示す構造が得られる。
【0015】次に、例えばCVD法によって導電性を有
する第1のポリシリコンを堆積させ、第1のポリシリコ
ンを図1における複数の第1の電極10になる部分が残
るようにパターニングされた第3のレジストマスクをフ
ォトリソグラフィ技術により形成し、エッチング技術に
より第1のポリシリコンの不要部分をエッチングして第
1のポリシリコンからなる複数の第1の電極10を形成
し、その後、第3のレジストマスクを除去することによ
り、図2(b)に示す構造が得られる。
【0016】次に、例えばTEOSなどを原料としてC
VD法によって二酸化シリコンからなる第2の絶縁膜1
1を堆積させ、該第2の絶縁膜11を図1における第2
の絶縁膜11になる部分が残るようにパターニングされ
た第4のレジストマスクをフォトリソグラフィ技術によ
り形成し、エッチング技術により第2の絶縁膜11の不
要部分をエッチングし、その後、第4のレジストマスク
を除去することにより、図2(c)に示す構造が得られ
る。ここにおいて、第2の絶縁膜11は、第1の絶縁膜
9上のみに残り第1の絶縁膜9の一部が露出するように
パターニングされており、第2の絶縁膜11と第1の絶
縁膜9との間に段差が形成されている。
【0017】次に、熱酸化により薄いゲート絶縁膜(図
示せず)を形成する。ここにおいては、第1の絶縁膜9
に覆われていない部分が熱酸化される。その後、例えば
CVD法によって導電性を有する第2のポリシリコンを
堆積させ、第2のポリシリコンを図1におけるゲート電
極18及び複数の第2の電極12になる部分が残るよう
にパターニングされた第5のレジストマスクをフォトリ
ソグラフィ技術により形成し、エッチング技術により第
2のポリシリコンの不要部分をエッチングして第2のポ
リシリコンからなるゲート電極18及び第2のポリシリ
コンからなる複数の第2の電極12を形成し(なお、ゲ
ート電極18は上述のゲート絶縁膜上に形成され、図1
におけるドレイン電極14に接続される第2の電極12
の一部及びソース電極16に接続される第2の電極12
の一部は第1の絶縁膜9上に形成される)、その後、第
5のレジストマスクを除去する。続いて、チャネル形成
用p形領域8を形成するための開孔を有する第6のレジ
ストマスク(ただし、ゲート電極18の表面の一部もし
くは全部が露出する)をフォトリソグラフィ技術により
形成し、第6のレジストマスク及び露出したゲート電極
18をマスクとしてp形不純物を注入して、その後、第
6のレジストマスクを除去する。続いて、n形ドレイン
領域6及びn形ソース領域7を形成するための開孔を有
する第7のレジストマスク(ただし、ゲート電極18か
ら上述のドレイン電極14に接続される第2の電極12
にわたる領域は表面が露出する)をフォトリソグラフィ
技術により形成し、第7のレジストマスク及び露出した
ゲート電極18及び露出した第1の絶縁膜9をマスクと
してn形不純物を注入して、その後、第7のレジストマ
スクを除去する。その後、上述のように注入されたp形
不純物及びn形不純物を拡散させることによりn形ドレ
イン領域6、n形ソース領域7、チャネル形成用p形領
域8が形成され、図3(a)に示す構造が得られる。つ
まり、チェネル形成用p形領域8とn形ソース領域7と
はいわゆる二重拡散技術を利用して形成されている。
【0018】次に、例えばCVD法によって例えばBP
SGなどよりなる第3の絶縁膜22を堆積させ、n形ド
レイン領域6の表面及びドレイン電極14に接続された
第2の電極12の表面の一部、n形ソース領域7の表
面、チャネル形成用p形領域8の表面、素子分離領域3
の表面の一部を露出させるための開孔を有する第8のレ
ジストマスクをフォトリソグラフィ技術により形成し、
エッチング技術によって第3の絶縁膜22の不要部分を
エッチングして接続孔(コンタクトホール)を形成する
ことにより、図3(b)に示す構造が得られる。なお、
第3の絶縁膜22の不要部分をエッチングして接続孔を
形成する工程においては、ドレイン電極14に接続され
る第2の電極12に覆われていない第1の絶縁膜9の表
面層が若干エッチングされることにより該エッチングさ
れた部分にも段差が形成される。
【0019】次に、例えばスパッタ法により例えばアル
ミニウム膜を形成し、形成したアルミニウム膜の不要部
分をフォトリソグラフィ技術及びエッチング技術を用い
て除去することによりアルミニウムからなるドレイン電
極14及びソース電極16が形成され、図3(c)に示
す構造が得られる。ところで、上述の製造方法では、n
ドレイン領域6が形成される部位の近傍で第2の絶縁膜
11と第1の絶縁膜9との間に階段状の段差が形成され
ているので、各絶縁膜9,11,22やドレイン電極1
4や第2の電極12の厚みなどの条件を変えることな
く、接続孔におけるドレイン電極14の断線を防止する
ことができ、歩留りを向上させることができるとともに
信頼性を高めることができる。また、ドレイン電極14
に接続される第2の電極12とn形シリコンエピタキシ
ャル層2との間に少なくとも第1の絶縁膜9の厚みを確
保することができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明は、第1導電形の半導体
層の主表面側で前記半導体層内に第1導電形のドレイン
領域と第1導電形のソース領域とが離間して形成され、
前記半導体層内でソース領域を囲むように第2導電形の
チャネル形成用領域が形成され、前記各領域を隣接する
素子と電気的に絶縁分離するために前記半導体層の主表
面から深さ方向に素子分離領域が形成され、ソース領域
と前記半導体層との間に介在するチャネル形成用領域上
にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され、ドレイ
ン電極とソース電極との間で前記半導体層の主表面上に
前記ゲート絶縁膜に比べて十分に厚い第1の絶縁膜が形
成され、第1の絶縁膜上にドレイン電極とソース電極と
を結ぶ面内方向において一定間隔で複数の第1の電極が
配設され、第1の電極の全部を覆うように第1の絶縁膜
上に第2の絶縁膜が形成され、第2の絶縁膜上に上記面
内方向において前記第1の電極と交互になるように一定
間隔で且つ面内方向に直交する方向において端部が第1
の電極の端部に一致して容量結合するように第1の電極
よりも2つ多い複数の第2の電極が配設され、前記第2
の電極のうちソース領域に最も近い第2の電極が前記ソ
ース電極に接続され、前記第2の電極のうちドレイン領
域に最も近い第2の電極が前記ドレイン電極に接続され
た半導体装置であって、ドレイン領域近傍において第1
の絶縁膜の表面の一部を露出させることにより第1の絶
縁膜と第2の絶縁膜とで構成される保護層がドレイン領
域に近づくにつれて厚みが薄くなる階段状に形成され、
前記ドレイン電極に接続される第2の電極と前記半導体
層との間に少なくとも前記第1の絶縁膜が介在するの
で、保護層がドレイン電極近傍においてドレイン領域に
近づくにつれて厚みが薄くなる階段状に形成されている
ことにより、ドレイン電極のカバレッジがよく、ドレイ
ン電極の断線を防止することができ、また、第1の電極
と第2の電極とが第2の絶縁膜を介して形成されてドレ
イン電極とソース電極との間が容量結合されるから前記
半導体層の表面での電界の集中を防止することができて
耐圧が高くなり、複数の第2の電極のうちドレイン電極
に接続される第2の電極と前記半導体層との間にはゲー
ト絶縁膜に比べて十分に厚い第1の絶縁膜が介在するか
ら、第2の電極がフィールドプレートとして働くのを防
止することができ、第2の電極による耐圧の低下を防止
することができるという効果がある。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載の半導体
装置の製造方法であって、前記半導体層の主表面上に所
定の平面形状にパターニングされた前記第1の絶縁膜を
形成する第1の工程と、前記第1の絶縁膜上に一定間隔
で前記第1の電極を形成する第2の工程と、前記半導体
層の主表面側で全面に第2の絶縁膜を形成する第3の工
程と、前記第2の絶縁膜を前記第1の電極を覆っている
部分が残り且つ前記階段状の形状が形成されるようにパ
ターニングする第4の工程と、前記第2の絶縁膜上に一
定間隔で前記第2の電極を形成する第5の工程とを有す
るので、ドレイン電極のカバレッジを改善することがで
きて、ドレイン電極の断線が防止され、歩留りを向上さ
せることができるとともに信頼性を高めることができる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示す概略断面図である。
【図2】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図3】同上の製造方法を説明するための主要工程断面
図である。
【図4】従来例を示す概略断面図である。
【図5】同上の概略平面図である。
【符号の説明】
1 p形シリコン基板 2 n形シリコンエピタキシャル層 3 p形素子分離領域 6 n形ドレイン領域 7 n形ソース領域 8 チャネル形成用p形領域 9 第1の絶縁膜 10 第1の電極 11 第2の絶縁膜 12 第2の電極 14 ドレイン電極 18 ゲート電極 22 第3の絶縁膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電形の半導体層の主表面側で前記
    半導体層内に第1導電形のドレイン領域と第1導電形の
    ソース領域とが離間して形成され、前記半導体層内でソ
    ース領域を囲むように第2導電形のチャネル形成用領域
    が形成され、前記各領域を隣接する素子と電気的に絶縁
    分離するために前記半導体層の主表面から深さ方向に素
    子分離領域が形成され、ソース領域と前記半導体層との
    間に介在するチャネル形成用領域上にゲート絶縁膜を介
    してゲート電極が形成され、ドレイン電極とソース電極
    との間で前記半導体層の主表面上に前記ゲート絶縁膜に
    比べて十分に厚い第1の絶縁膜が形成され、第1の絶縁
    膜上にドレイン電極とソース電極とを結ぶ面内方向にお
    いて一定間隔で複数の第1の電極が配設され、第1の電
    極の全部を覆うように第1の絶縁膜上に第2の絶縁膜が
    形成され、第2の絶縁膜上に上記面内方向において前記
    第1の電極と交互になるように一定間隔で且つ面内方向
    に直交する方向において端部が第1の電極の端部に一致
    して容量結合するように第1の電極よりも2つ多い複数
    の第2の電極が配設され、前記第2の電極のうちソース
    領域に最も近い第2の電極が前記ソース電極に接続さ
    れ、前記第2の電極のうちドレイン領域に最も近い第2
    の電極が前記ドレイン電極に接続された半導体装置であ
    って、ドレイン領域近傍において第1の絶縁膜の表面の
    一部を露出させることにより第1の絶縁膜と第2の絶縁
    膜とで構成される保護層がドレイン領域に近づくにつれ
    て厚みが薄くなる階段状に形成され、前記ドレイン電極
    に接続される第2の電極と前記半導体層との間に少なく
    とも前記第1の絶縁膜が介在することを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の製造方法で
    あって、前記半導体層の主表面上に所定の平面形状にパ
    ターニングされた前記第1の絶縁膜を形成する第1の工
    程と、前記第1の絶縁膜上に一定間隔で前記第1の電極
    を形成する第2の工程と、前記半導体層の主表面側で全
    面に第2の絶縁膜を形成する第3の工程と、前記第2の
    絶縁膜を前記第1の電極を覆っている部分が残り且つ前
    記階段状の形状が形成されるようにパターニングする第
    4の工程と、前記第2の絶縁膜上に一定間隔で前記第2
    の電極を形成する第5の工程とを有することを特徴とす
    る半導体装置の製造方法。
JP4247598A 1998-02-24 1998-02-24 半導体装置及びその製造方法 Withdrawn JPH11243198A (ja)

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