JPH11242755A - 解析モデル作成装置 - Google Patents

解析モデル作成装置

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JPH11242755A
JPH11242755A JP10045441A JP4544198A JPH11242755A JP H11242755 A JPH11242755 A JP H11242755A JP 10045441 A JP10045441 A JP 10045441A JP 4544198 A JP4544198 A JP 4544198A JP H11242755 A JPH11242755 A JP H11242755A
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JP
Japan
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rib
moment
rib structure
cross
shape
Prior art date
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JP10045441A
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English (en)
Inventor
Misao Inoke
操 猪野毛
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスインジェクション穴22Aがある三次元
モデルから、短時間で精度良くメッシュ切りができ、実
用的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位
や応力をシミュレーションできる等価モデルを発生する
こと。 【解決手段】 リブ構造体21の有無を検出するリブ構
造体検出手段と、リブ構造体21の特徴パラメータを抽
出する特徴抽出手段と、リブ構造体21の断面2次モー
メントIxを算出する断面2次モーメント算出手段と、
リブ構造体21のリブ高さと同一の高さを有しリブ構造
体21の断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを保存した矩形形状212でリブ構造体21
の断面形状を置き換える形状置換手段と、構造物の解析
モデルの代替モデルを発生する代替モデル発生手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構造物の解析モデ
ルの作成装置に関し、特に、ガスインジェクション成形
品の強度評価を有限要素法を用いて行う際のメッシュ切
りに適した解析モデルの作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、構造物の強度解析は、コンピュー
タを利用した解析ツールを用いたシミュレーションの手
法により設計段階で予め確認する事例が増加している。
このようなシミュレーションの手法を用いて強度解析を
実行する従来の解析モデル作成装置の場合、構造物を有
限個の要素に分割するメッシュ切りと呼ばれる操作をコ
ンピュータ上で実行してメッシュデータを作成し、この
メッシュデータを入力データとして解析ツールに与えて
いた。
【0003】この際、三次元CADから出力されたモデ
ル(以下、CADモデルと呼ぶことにする)をそのまま
流用して構造物の解析モデルを作成する場合、有限要素
法を実行するためのメッシュ切りの操作をこのCADモ
デルに対して直接実行していた。
【0004】一方、装置の筐体やカバーなどを構成する
材料としては、プラスチックのようなモールド樹脂材料
が多用されるようになってきている。このようなモール
ド樹脂を用いる場合、カバーなどの大型部品は構造上十
分な強度を確保する必要があるため、リブ形状を強度補
強用に設けている。このようなリブ形状をモールド樹脂
を成形して作成する場合、リブ形状のT字部分にひけが
生じないようにカバー平面とリブの直角部にガスインジ
ェクション穴を設けた構造(ガスインジェクション成形
品)が多く採用されるようになってきている。
【0005】このようにガスインジェクション穴の形状
が多くなると、三次元CADでモデルが作成できたとし
ても、そのまま、解析モデルとしてメッシュ切りを行お
うとする場合、形状が複雑になるためメッシュ切りに多
くの時間を要するために十分なメッシュ切りができなか
ったり、また仮にできたとしてもメッシュ数が莫大にな
るためこれを保持するための大きな記憶容量を必要とす
るため、強度解析のための十分なシミュレーションがで
きない可能性があった。
【0006】このような技術背景において、ガスインジ
ェクション穴がある三次元モデルから、実用的なメッシ
ュ数でメッシュに切れかつ、強度解析に必要な変位、応
力が解析できる等価な構造物の解析モデル作成が必要に
なっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の解析モデル作成装置では、従来の三次元CA
Dなどで作成したガスインジェクション成形品モデルに
対して上述のメッシュ切りの操作を実行する際にガスイ
ンジェクション成形品モデルのリブ形状部分にガスイン
ジェクション穴が貫通していた場合、ガスインジェクシ
ョン成形品モデルの形状が複雑であるため、メッシュデ
ータを作成するための最適なメッシュ切りを実行するこ
とが難しき、メッシュ切りの操作に多くの時間と労力を
要してしまうという問題点があった。
【0008】また仮にメッシュ切りが実行できたとして
も、そのときに生成されるメッシュ数が通常のワークス
テーションでは処理しきれない程に莫大になってしまう
可能性があり、そのため、シミュレーションを実行する
ために演算速度が高速でかつ大記憶容量を持ったコンピ
ュータが必要となってしまう可能性があるという問題点
もあった。
【0009】本発明は、このような従来の問題点を解決
することを課題としており、特に、ガスインジェクショ
ン穴等の穴形状がある三次元モデルから、短時間で精度
良くメッシュ切りが実行でき、通常のワークステーショ
ンレベルで、実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発
生でき、更に実用的な解析時間と解析精度を以て強度解
析に必要な変位や応力をコンピュータを用いてシミュレ
ーションできる等価モデルを発生できる解析モデル作成
装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明により成された請求項1に記載の発明は、構造物
の解析モデルを作成する解析モデル作成装置において、
構造物を構成する逆T型の梁形状の断面形状を有するリ
ブ構造体21の有無を検出するリブ構造体検出手段と、
当該リブ構造体21が検出された場合に当該リブ構造体
21の少なくともリブ高さ(h1,h2)及び幅(b1
2)を含む寸法形状にかかる特徴パラメータを抽出す
る処理を実行する特徴抽出手段と、当該抽出された特徴
パラメータに応じて当該リブ構造体21の断面2次モー
メントIxを算出する処理を実行する断面2次モーメン
ト算出手段と、当該リブ構造体21のリブ高さh
(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)(=h
(h1,h2))であって、当該リブ構造体21の断面2
次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIxを有す
るような幅bxを算出し、当該求めた高さデータH
(H1,H2)と幅データbxに基づく矩形形状で当該リ
ブ構造体の断面形状を置き換える処理を実行する形状置
換手段とを有する解析モデル作成装置である。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、リブ構造
体検出手段が検出したリブ構造体21に対して特徴抽出
手段が抽出した特徴パラメータに応じて、断面2次モー
メント算出手段が、リブ構造体21の断面2次モーメン
トIxを算出し、形状置換手段が、リブ構造体21のリ
ブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有
すると共に、断面2次モーメント算出手段が算出したリ
ブ構造体21の断面2次モーメントIxと等価な断面2
次モーメントIxを保存するようなリブ幅bxを保存した
矩形形状212でリブ構造体21の断面形状を置き換
え、代替モデル発生手段が、形状置換手段が置き換えた
矩形形状212に基づいて、構造物の解析モデルを発生
するので、メッシュ作成手段が、代替モデル発生手段が
発生させた代替モデルに基づいてメッシュ切りを実行し
てメッシュデータを作成する処理を実行する際に、実用
的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や
応力をコンピュータを用いてシミュレーションできる等
価モデルとして形状置換手段が置き換えた矩形形状21
2を代用することが可能となる。
【0012】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0013】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の解析モ
デル作成装置において、前記特徴抽出手段は、前記リブ
構造体21の梁が前記リブ厚みW3に対してテーパー形
状213を有している場合、当該テーパー形状213を
前記特徴パラメータとして抽出する処理を実行する解析
モデル作成装置である。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、検出したリブ構造体21に対し
てリブ構造体21の梁がリブ厚みW3に対してテーパー
形状213を有している場合、特徴抽出手段が、テーパ
ー形状213の上底、下底、及び高さの寸法を特徴パラ
メータとして抽出する処理を実行し、断面2次モーメン
ト算出手段が、テーパー形状213を特徴パラメータと
したリブ構造体21の断面2次モーメントIxを算出
し、形状置換手段が、リブ構造体21のリブ高さh(h
1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有すると共に、
断面2次モーメント算出手段が算出したテーパー形状2
13を特徴パラメータとしたリブ構造体21の断面2次
モーメントIxと等価な断面2次モーメントIxを保存し
た矩形形状212でリブ構造体21の断面形状を置き換
え、代替モデル発生手段が、形状置換手段が置き換えた
テーパー形状213を特徴パラメータとした矩形形状2
12に基づいて、構造物の解析モデルを発生するので、
メッシュ作成手段が、代替モデル発生手段が発生させた
代替モデルに基づいてメッシュ切りを実行してメッシュ
データを作成する処理を実行する際に、実用的な解析時
間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や応力をコン
ピュータを用いてシミュレーションできる等価モデルと
してテーパー形状213を特徴パラメータとした単純な
矩形形状212を代用することが可能となる。
【0015】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0016】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載
の解析モデル作成装置において、前記特徴抽出手段は、
前記リブ構造体21内に貫通孔22が形成されている場
合、当該貫通孔22の断面形状を前記特徴パラメータと
して抽出する処理を実行する解析モデル作成装置であ
る。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
または2に記載の効果に加えて、検出したリブ構造体2
1に対してリブ構造体21の梁がリブ厚みW3にかかる
貫通孔22の断面形状またはテーパー形状213の少な
くとも何れかを有している場合、特徴抽出手段が、貫通
孔22の断面形状またはテーパー形状213の少なくと
も何れかを特徴パラメータとして抽出する処理を実行
し、断面2次モーメント算出手段が、貫通孔22の断面
形状またはテーパー形状213の少なくとも何れかを特
徴パラメータとしたリブ構造体21の断面2次モーメン
トIxを算出し、形状置換手段が、リブ構造体21のリ
ブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H 1,H2)を有
すると共に、断面2次モーメント算出手段が算出した貫
通孔22の断面形状またはテーパー形状213の少なく
とも何れかを特徴パラメータとしたリブ構造体21の断
面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
保存した矩形形状212でリブ構造体21の断面形状を
置き換え、代替モデル発生手段が、形状置換手段が置き
換えた貫通孔22の断面形状またはテーパー形状213
の少なくとも何れかを特徴パラメータとした矩形形状2
12に基づいて、構造物の解析モデルを発生するので、
メッシュ作成手段が、代替モデル発生手段が発生させた
代替モデルに基づいてメッシュ切りを実行してメッシュ
データを作成する処理を実行する際に、実用的な解析時
間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や応力をコン
ピュータを用いてシミュレーションできる等価モデルと
して貫通孔22が省略された単純な矩形形状212を代
用することが可能となる。
【0018】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0019】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の解析モ
デル作成装置において、前記構造物の解析モデルとして
ガスインジェクション成形品モデルを用いた解析モデル
作成装置であって、前記リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が一様であり、前記
貫通孔22としてのガスインジェクション穴22Aが当
該リブ構造体21の断面に設けられ、かつリブ厚み方向
にテーパー形状213を有している場合、前記特徴抽出
手段が、当該テーパー形状213を前記特徴パラメータ
として抽出する処理と、当該ガスインジェクション穴2
2Aの断面形状を前記特徴パラメータとして抽出する処
理とを実行し、前記断面2次モーメント算出手段が、当
該抽出された特徴パラメータに応じて当該リブ構造体2
1の断面にかかる前記断面2次モーメントIxを算出す
る処理を実行し、前記形状置換手段が、当該算出された
断面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
を有し当該リブ構造体21の断面のリブ高さh(h1
2)と同一の高さH(H1,H2)を有し当該ガスイン
ジェクション穴22Aがなくかつ厚さが一様な前記矩形
形状212に当該リブ構造体21の断面の形状を置き換
える処理を実行する解析モデル作成装置である。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、検出したリブ構造体21に対し
てリブ構造体21の梁がリブ厚みW3に対してテーパー
形状213及びガスインジェクション穴22Aの断面形
状を有している場合、特徴抽出手段が、ガスインジェク
ション穴22Aの断面形状及びテーパー形状213の上
底、下底、及び高さの寸法を特徴パラメータとして抽出
する処理を実行し、断面2次モーメント算出手段が、ガ
スインジェクション穴22Aの断面形状及びテーパー形
状213を特徴パラメータとしたリブ構造体21の断面
2次モーメントIxを算出し、形状置換手段が、リブ構
造体21のリブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H
1,H2)を有すると共に、断面2次モーメント算出手段
が算出したガスインジェクション穴22Aの断面形状及
びテーパー形状213を特徴パラメータとしたリブ構造
体21の断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを保存した矩形形状212でリブ構造体21
の断面形状を置き換えるので、代替モデル発生手段が、
形状置換手段が置き換えたガスインジェクション穴22
Aの断面形状及びテーパー形状213を特徴パラメータ
とした矩形形状212に基づいて、構造物の解析モデル
を発生する際に、実用的な解析時間と解析精度を以て強
度解析に必要な変位や応力をコンピュータを用いてシミ
ュレーションできる等価モデルとして、断面2次モーメ
ント算出手段が算出した断面2次モーメントIxと等価
な断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21の断
面のリブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H1
2)を有し、ガスインジェクション穴22Aが省略さ
れ、かつ厚さが一様な単純な矩形形状212を代用する
ことが可能となる。
【0021】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0022】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の解析モ
デル作成装置において、前記構造物の解析モデルとして
ガスインジェクション成形品モデルを用いた解析モデル
作成装置であって、前記リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が一様であり、前記
貫通孔22としてのガスインジェクション穴22Aが当
該リブ構造体21の断面に設けられておらず、かつ前記
リブ厚みW3が一様である場合、前記断面2次モーメン
ト算出手段が、当該抽出された特徴パラメータに応じて
当該リブ構造体21の断面にかかる前記断面2次モーメ
ントIxを算出する処理を実行し、前記形状置換手段
が、当該算出された断面2次モーメントIxと等価な断
面2次モーメントIxを有し当該リブ構造体21の断面
のリブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2
を有し当該ガスインジェクション穴22Aがなくかつ厚
さが一様な前記矩形形状212に当該リブ構造体21の
断面の形状を置き換える処理を実行する解析モデル作成
装置である。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、断面2次モーメント算出手段
が、ガスインジェクション穴22Aの断面形状及びテー
パー形状213を含まない特徴パラメータに基づいてリ
ブ構造体21の断面2次モーメントIxを算出し、形状
置換手段が、リブ構造体21のリブ高さh(h1,h2
と同一の高さH(H1,H2)を有すると共に、断面2次
モーメント算出手段が算出したガスインジェクション穴
22Aの断面形状及びテーパー形状213を含まない特
徴パラメータに基づいてリブ構造体21の断面2次モー
メントIxと等価な断面2次モーメントIxを保存した矩
形形状212でリブ構造体21の断面形状を置き換える
ので、代替モデル発生手段が、形状置換手段が置き換え
たガスインジェクション穴22Aの断面形状及びテーパ
ー形状213を含まない特徴パラメータによる矩形形状
212に基づいて、構造物の解析モデルを発生する際
に、実用的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要
な変位や応力をコンピュータを用いてシミュレーション
できる等価モデルとして、断面2次モーメント算出手段
が算出した断面2次モーメントIxと等価な断面2次モ
ーメントIxを有し、リブ構造体21の断面のリブ高さ
h(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有し、ガ
スインジェクション穴22Aがなく、かつ厚さが一様な
単純な矩形形状212を代用することが可能となる。
【0024】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0025】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の解析モ
デル作成装置において、前記構造物の解析モデルとして
ガスインジェクション成形品モデルを用いた解析モデル
作成装置であって、前記リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が異なっており、前
記貫通孔22としてのガスインジェクション穴22Aが
当該リブ構造体21の断面に設けられ、かつリブ厚み方
向にテーパー形状213を有している場合、前記特徴抽
出手段が、当該リブ構造体21の断面毎に、当該テーパ
ー形状213を前記特徴パラメータとして抽出する処理
と、当該ガスインジェクション穴22Aの断面形状を前
記特徴パラメータとして抽出する処理とを実行し、前記
断面2次モーメント算出手段が、当該リブ構造体21の
断面毎に、当該抽出された特徴パラメータに応じて当該
リブ構造体21の断面にかかる前記断面2次モーメント
xを算出する処理を実行し、前記形状置換手段が、当
該リブ構造体21の断面毎に、当該算出された断面2次
モーメントIxと等価な断面2次モーメントIxを有し当
該リブ構造体21の断面のリブ高さh(h1,h2)と同
一の高さH(H1,H2)を有し当該ガスインジェクショ
ン穴22Aがなくかつ厚さが一様な前記矩形形状212
に当該リブ構造体21の断面の形状を置き換える処理を
実行する解析モデル作成装置である。
【0026】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が異なっており、貫
通孔22としてのガスインジェクション穴22Aがリブ
構造体21の断面に設けられ、かつリブ厚み方向にテー
パー形状213を有している場合、特徴抽出手段が、ガ
スインジェクション穴22Aの断面形状とテーパー形状
213と異なるリブ高さh(h1,h2)とを特徴パラメ
ータとして抽出する処理を実行し、断面2次モーメント
算出手段が、ガスインジェクション穴22Aの断面形状
とテーパー形状213と異なるリブ高さh(h1,h2
とを特徴パラメータとしたリブ構造体21の断面2次モ
ーメントIxを算出し、形状置換手段が、リブ構造体2
1のリブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H1
2)を有すると共に、断面2次モーメント算出手段が
算出したガスインジェクション穴22Aの断面形状とテ
ーパー形状213と異なるリブ高さh(h1,h2)とを
特徴パラメータとしたリブ構造体21の断面2次モーメ
ントIxと等価な断面2次モーメントIxを保存した矩形
形状212でリブ構造体21の断面形状を置き換えるの
で、代替モデル発生手段が、形状置換手段が置き換えた
ガスインジェクション穴22Aの断面形状とテーパー形
状213と異なるリブ高さh(h1,h2)とを特徴パラ
メータとした矩形形状212に基づいて、構造物の解析
モデルを発生する際に、実用的な解析時間と解析精度を
以て強度解析に必要な変位や応力をコンピュータを用い
てシミュレーションできる等価モデルとして、断面2次
モーメント算出手段が算出した断面2次モーメントIx
と等価な断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体2
1の断面のリブ高さh(h1,h2)と同一の高さH(H
1,H2)を有し、ガスインジェクション穴22Aが省略
され、かつ厚さが一様な単純な矩形形状212を代用す
ることが可能となる。
【0027】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0028】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の解析モ
デル作成装置において、前記構造物の解析モデルとして
ガスインジェクション成形品モデルを用いた解析モデル
作成装置であって、前記リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が異なっており、前
記貫通孔22としてのガスインジェクション穴22Aが
当該リブ構造体21の断面に設けられ、かつ前記リブ厚
みW3が一様である場合、前記特徴抽出手段が、当該リ
ブ構造体21の断面毎に、当該ガスインジェクション穴
22Aの断面形状を前記特徴パラメータとして抽出する
処理を実行し、前記断面2次モーメント算出手段が、当
該リブ構造体21の断面毎に、当該抽出された特徴パラ
メータに応じて当該リブ構造体21の断面にかかる前記
断面2次モーメントIxを算出する処理を実行し、前記
形状置換手段が、当該リブ構造体21の断面毎に、当該
算出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モ
ーメントIxを有し当該リブ構造体21の断面のリブ高
さh(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有し当
該ガスインジェクション穴22Aがなくかつ厚さが一様
な前記矩形形状212に当該リブ構造体21の断面の形
状を置き換える処理を実行する解析モデル作成装置であ
る。
【0029】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
に記載の効果に加えて、リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さh(h1,h2)が異なっており、貫
通孔22としてのガスインジェクション穴22Aがリブ
構造体21の断面に設けられ、かつリブ厚みW3が一様
である場合、特徴抽出手段が、ガスインジェクション穴
22Aの断面形状と一様なリブ厚みW3と異なるリブ高
さh(h1,h2)とを特徴パラメータとして抽出する処
理を実行し、断面2次モーメント算出手段が、ガスイン
ジェクション穴22Aの断面形状と一様なリブ厚みW3
と異なるリブ高さh(h1,h2)とを特徴パラメータと
したリブ構造体21の断面2次モーメントIxを算出
し、形状置換手段が、リブ構造体21のリブ高さh(h
1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有すると共に、
断面2次モーメント算出手段が算出したガスインジェク
ション穴22Aの断面形状と一様なリブ厚みW3と異な
るリブ高さh(h1,h2)とを特徴パラメータとしたリ
ブ構造体21の断面2次モーメントIxと等価な断面2
次モーメントIxを保存した矩形形状212でリブ構造
体21の断面形状を置き換えるので、代替モデル発生手
段が、形状置換手段が置き換えたガスインジェクション
穴22Aの断面形状と一様なリブ厚みW3と異なるリブ
高さh(h1,h2)とを特徴パラメータとした矩形形状
212に基づいて、構造物の解析モデルを発生する際
に、実用的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要
な変位や応力をコンピュータを用いてシミュレーション
できる等価モデルとして、断面2次モーメント算出手段
が算出した断面2次モーメントIxと等価な断面2次モ
ーメントIxを有し、リブ構造体21の断面のリブ高さ
h(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有し、ガ
スインジェクション穴22Aが省略され、かつ厚さが一
様な単純な矩形形状212を代用することが可能とな
る。
【0030】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0031】上記課題を解決するため本発明により成さ
れた請求項8に記載の発明は、請求項4乃至7のいずれ
か一項に記載の解析モデル作成装置において、前記形状
置換手段が、前記リブ構造体21の断面毎に、当該算出
された断面2次モーメントI xと等価な断面2次モーメ
ントIxを有し当該リブ構造体21の断面のリブ高さh
(h1,h2)と同一の高さH(H1,H2)を有し当該ガ
スインジェクション穴22Aがなくかつ厚さが一様な前
記矩形形状212に当該リブ構造体21の断面の形状を
置き換える処理と、当該リブ構造体21の両断面形状間
を直線又は円弧で接続した構造物に当該リブ構造体21
を置き換える処理とを実行する解析モデル作成装置であ
る。
【0032】請求項8に記載の発明によれば、請求項4
乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、実用的な
解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や応力
をコンピュータを用いてシミュレーションできる両断面
形状間を直線又は円弧で接続した構造物の等価モデルと
して、断面2次モーメント算出手段が算出した断面2次
モーメントIxと等価な断面2次モーメントIxを有し、
リブ構造体21の断面のリブ高さh(h1,h2)と同一
の高さH(H1,H2)を有し、ガスインジェクション穴
22Aが省略され、かつ厚さが一様な単純な矩形形状2
12を代用することが可能となる。
【0033】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、本発明の実
施形態を説明する。
【0035】図1は、本発明の解析モデル作成装置を実
行できるワークステーション10の構成例を説明するた
めのブロック図である。
【0036】図1に示すワークステーション10は、三
次元CADで作成したガスインジェクション成形品モデ
ルをメッシュ切り可能な(解析可能な)モデルに代替す
る手段であって、各種のプログラムを実行するためのC
PU101、CADモデルやプログラムの実行過程をユ
ーザに表示する表示部102、プログラム実行中に発生
するデータを保持するメモリ103、解析モデル作成装
置を記述したプログラムコードを保持する解析モデル
(代替モデル)作製プログラムメモリ104、ガスイン
ジェクション成型品20のモデルを保持するためのガス
インジェクション(GI)成形品モデル記憶手段10
7、データやコマンドを入力するためのキーボード10
5及びマウス106などを中心とするハードウェア構成
になっている。
【0037】ワークステーション10は、構造物の強度
解析ツールを用いたシミュレーションを実行して構造物
の強度の評価を設計段階で予め確認するために用いられ
ている。
【0038】ワークステーション10上で動作している
三次元CADから出力される前述のCADモデルを用い
てこのようなシミュレーションを用いて強度解析を実行
する場合、CADモデルを有限個の要素に分割するメッ
シュ切りと呼ばれる操作をワークステーション10上で
実行してメッシュデータを作成してガスインジェクショ
ン(GI)成形品モデル記憶手段107に保持し、この
メッシュデータ(CADモデル)を入力データとして有
限要素法を用いた解析ツールに与えて強度解析に必要な
変位、応力を解析している。
【0039】本ワークステーション10では、有限要素
法を実行するためのメッシュ切りの操作を、三次元CA
Dから出力されたCADモデルに対して直接実行する代
わりに、リブ形状211の等価モデルとして単純な矩形
形状212を代用することができる点に特徴を有してい
る。
【0040】ここで単純な矩形形状212とは、上底と
下底が同じ寸法の長方形を意味し、特に、リブ形状21
1の断面2次モーメントと等価な断面2次モーメントを
有し、リブ構造体(リブ基本形状)21の断面のリブ高
さ(逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁の
高さ)と同一の高さを有し、ガスインジェクション穴が
省略され、かつ厚さが一様な単純な矩形形状を意味す
る。またリブ形状211とは、逆T形状のリブ構造体
(リブ基本形状)21の壁の部分(T形状中の足の部分
(台形状の|の部分、具体的には、図4に示す、上底b
2,下底b1,高さh 1で決定される台形部分)を意味す
る。
【0041】更に詳しく、ワークステーション10の機
能を説明する。
【0042】CPU101は、リブ構造体検出手段、特
徴抽出手段、断面2次モーメント算出手段、形状置換手
段、代替モデル発生手段としての機能を実行している。
【0043】ここで、リブ構造体検出手段は、構造物を
構成する逆T型の梁形状の断面形状を有するリブ構造体
の有無を検出する処理と実行する機能を有している。
【0044】また特徴抽出手段は、リブ構造体が検出さ
れた場合にリブ構造体の少なくともリブ高さ及びリブ幅
を含む寸法形状にかかる特徴パラメータを抽出する処理
を実行する機能を有している。
【0045】また断面2次モーメント算出手段は、抽出
された特徴パラメータに応じてリブ構造体の断面2次モ
ーメントを算出する処理を実行する機能を有している。
【0046】また形状置換手段は、リブ構造体のリブ高
さと同一の高さであって、リブ構造体の断面2次モーメ
ントと等価な断面2次モーメントを有するような幅を算
出し、求めた高さデータと幅データに基づく矩形形状で
リブ構造体の断面形状を置き換える処理を実行する機能
を有している。
【0047】また代替モデル発生手段は、置き換えられ
た矩形形状に基づいて、構造物の解析モデルの代替モデ
ルを発生する処理を実行する機能を有している。
【0048】更にメッシュ作成手段は、発生させた代替
モデルに基づいてメッシュ切りを実行してメッシュデー
タを作成する処理を実行する機能を有している。
【0049】一方、解析モデル(代替モデル)作製プロ
グラムメモリ104は、CPU101がデコードして実
行可能なプログラムコードで解析モデル(代替モデル)
作製プログラムを記憶している。
【0050】解析モデル(代替モデル)作製プログラム
は、リブ構造体検出工程(ステップS2)、特徴抽出工
程(ステップS3)、断面2次モーメント算出工程(ス
テップS4→S5→S6、ステップS8→S9→S1
0)、形状置換工程(ステップS7)、矩形モデル発生
工程、メッシュ作成工程等のガスインジェクション(G
I)成形品モデルからリブ形状211を抽出し、等価な
断面二次モーメントをもったリブ形状211に置換する
処理工程を中心とする論理構成になっている。
【0051】解析モデル(代替モデル)作製プログラム
メモリ104は、解析モデル(代替モデル)作製プログ
ラムの処理工程に応じてCPU101からの与えられる
コマンドに応答して、そのコマンドに応じた処理工程の
プログラムコードをデータバスに送信する機能を有して
いる。
【0052】CPU101は、解析モデル作成方法を実
行する際に、解析モデル(代替モデル)作製プログラム
記憶手段104から必要な解析モデル(代替モデル)作
製プログラムをメモリ104に読み出して実行してい
る。
【0053】また、データをガスインジェクション(G
I)成形品モデル記憶手段107は、解析モデル作成方
法を実行した結果得られた、解析モデル(単純な矩形形
状212の等価モデル=代替モデル)のデータをCPU
101の制御の元で保存している。
【0054】また、CPU101は、三次元CADから
出力されたCADモデルに対して直接実行する代わり
に、ガスインジェクション(GI)成形品モデル記憶手
段107に保存されている解析モデル(代替モデル)の
データを読み出して有限要素法を実行するためのメッシ
ュ切りの操作を実行してメッシュデータを生成してメモ
リ107に保持し、このメッシュデータ(CADモデ
ル)を入力データとして有限要素法を用いた解析ツール
に与えて強度解析に必要な変位、応力を解析している。
【0055】これによって、実用的な解析時間と解析精
度を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーシ
ョン10を用いてシミュレーションできる等価モデルを
用いたCADモデルに対して有限要素法を実行するため
のメッシュ切りの操作を実行してメッシュデータを発生
させることができるようになる。
【0056】図2は、ガスインジェクション成形品モデ
ル(三次元モデル)のディスプレイスタンド台を表と裏
から見た1/2の外観図である。
【0057】ディスプレイスタンド台を構成する材料と
しては、プラスチックのようなモールド樹脂材料が多用
されるようになってきている。このようなモールド樹脂
を用いる場合、ディスプレイスタンド台などの大型部品
は構造上十分な強度を確保する必要があるため、リブ形
状211を強度補強用に設けている。
【0058】このようなリブ形状211をモールド樹脂
を成形して作成する場合、リブ形状211のT字部分に
ひけが生じないようにカバー平面とリブの直角部にガス
インジェクション穴22Aを設けた構造(ガスインジェ
クション成形品20)が多く採用されるようになってき
ている。
【0059】ここで、リブ形状211のT字部分とは、
リブ形状211を意味する。すなわち、逆T形状のリブ
構造体(リブ基本形状)21の壁の部分(T形状中の足
の部分(台形状の|の部分、具体的には、図4に示す、
上底b2,下底b1,高さh1で決定される台形部分)を
意味する。
【0060】具体的には、図2に示すリブ21の部分や
スタンド平板部分において板厚みが3mmを超えるような
場合、成形時にリブ21のT型部分にひけが生ずる恐れ
がある。従って、リブ21のT型部分全域にガスインジ
ェクション穴を貫通してひけ(具体的には、冷却時の体
積縮小に起因して逆T字部分の角部分に発生するへこ
み)の発生を防いでいる。
【0061】このようにガスインジェクション穴22A
の形状が多くなると、三次元CADでモデルが作成でき
たとしても、そのまま、解析モデルとしてメッシュ切り
を行おうとする場合、形状が複雑になるためメッシュ切
りに多くの時間を要するために十分なメッシュ切りがで
きなかったり、また仮にできたとしてもメッシュ数が莫
大になるためこれを保持するための大きな記憶容量を必
要とする。
【0062】このような技術背景を鑑みて、本実施形態
では、ガスインジェクション穴22Aがある三次元モデ
ルから、実用的なメッシュ数でメッシュに切れかつ、強
度解析に必要な変位、応力が解析できる等価な解析モデ
ルを作成している。
【0063】具体的には、強度解析のための十分なシミ
ュレーションができないケースを回避するために、前述
の解析モデル作成装置をワークステーション10で実行
し、ガスインジェクション穴22Aがあり、テーパー有
無のリブ形状部分(逆T型の梁形状)の断面二次モーメ
ントIxを算出し、ガスインジェクション穴22Aなし
で、一様なリブ厚さをもつ等価な断面二次モーメントI
xに代替する処理を実行している。
【0064】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる解析モデルにC
ADモデルを置き換えている。
【0065】次に、断面二次モーメントIxについて説
明する。
【0066】材料力学では、梁強さの基本式から、梁の
断面係数(Z)、断面二次モーメントIxなどを利用し
たたわみ、応力の算出が示されている。
【0067】たわみ量はIに反比例し、応力もIに反比
例していることは、よく知られている。梁の強さは、あ
る断面形状(面積)があると、(微小面積)×(距離)
2の総和(即ち断面二次モーメントIx)として現され、
曲げにおける断面内に生ずる抵抗モーメントとして考え
ることができる。
【0068】以下の実施形態のような場合、ガスインジ
ェクション穴22Aがあり、テーパーのかかったリブ形
状の断面二次モーメントIxは、断面形状がわかってい
れば、算出することができる。また、ガスインジェクシ
ョン穴22Aがなく一様なリブ厚さを求める場合は、断
面二次モーメントIx、T型の底板部の巾と厚み、リブ
の高さが既知となるため、容易にリブ厚みを求めること
ができる。
【0069】図3は、本発明の解析モデル作成装置の基
本動作を説明するフローチャートであって、特に、ガス
インジェクション成形品モデルからリブ形状211を抽
出し、等価な断面二次モーメントをもったリブ形状21
1に置換する処理フローを説明するためのフローチャー
トである。
【0070】解析モデル作成装置10が実行する図3の
解析モデル作成方法は、ガスインジェクション成形品モ
デル20の解析モデルとしてガスインジェクション成形
品モデルを用いた解析モデル作成手法であって、リブ構
造体検出工程(ステップS2)、特徴抽出工程(ステッ
プS3)、断面2次モーメント算出工程(ステップS4
→S5→S6、ステップS8→S9→S10)、形状置
換工程(ステップS7)、矩形モデル発生工程、メッシ
ュ作成工程を中心とする論理構成になっている。
【0071】ここで、リブ構造体検出工程(ステップS
2)、特徴抽出工程(ステップS3)、断面2次モーメ
ント算出工程(ステップS4→S5→S6、ステップS
8→S9→S10)、形状置換工程(ステップS7)、
矩形モデル発生工程、メッシュ作成工程等のガスインジ
ェクション(GI)成形品モデルからリブ形状211を
抽出し、等価な断面二次モーメントをもったリブ形状2
11に置換する処理工程は、前述のワークステーション
10内のCPU101が中心となって実行可能なプログ
ラムコードで記述された解析モデル(代替モデル)作製
プログラムとして解析モデル(代替モデル)作製プログ
ラム解析モデル(代替モデル)作製プログラムメモリ1
04に保存されている。
【0072】解析モデル作成装置10(CPU101)
は、解析モデル作成方法を実行する際に、解析モデル
(代替モデル)作製プログラム記憶手段104から必要
な解析モデル(代替モデル)作製プログラムを解析モデ
ル(代替モデル)作製プログラムメモリ104に読み出
して実行している。
【0073】解析モデル(代替モデル)作製プログラム
記憶手段104としては、EEPROM等の半導体記憶
デバイス、MO等の磁気光記憶手段、磁気ディスク等の
磁気記憶手段等を利用できる。
【0074】また、解析モデル作成装置10(ワークス
テーション10)は、解析モデル作成方法を実行した結
果得られた、解析モデル(単純な矩形形状212の等価
モデル=代替モデル)のデータをガスインジェクション
(GI)成形品モデル記憶手段107に保存する。
【0075】ガスインジェクション(GI)成形品モデ
ル記憶手段107としては、EEPROM等の半導体記
憶デバイス、MO等の磁気光記憶手段、磁気ディスク等
の磁気記憶手段等を利用できる。
【0076】また、解析モデル作成装置10(ワークス
テーション10)は、三次元CADから出力されたCA
Dモデルに対して直接実行する代わりに、ガスインジェ
クション(GI)成形品モデル記憶手段107に保存さ
れている解析モデル(代替モデル)のデータを読み出し
て有限要素法を実行するためのメッシュ切りの操作を実
行してメッシュデータを生成してガスインジェクション
(GI)成形品モデル記憶手段107に保持し、このメ
ッシュデータ(CADモデル)を入力データとして有限
要素法を用いた解析ツールに与えて強度解析に必要な変
位、応力を解析している。
【0077】これにより、ワークステーション10は、
構造物の強度解析ツールを用いたシミュレーションを迅
速に実行し、構造物の強度の評価を設計段階で高い解析
精度で予め確認することができるようになる。
【0078】以下に、各処理工程を説明する。
【0079】リブ構造体検出工程(ステップS2)は、
リブ構造体検出手段(具体的には、図1に示すCPU1
01)が中心となって実行する工程であって、ガスイン
ジェクション成形品モデル20を構成する逆T型の梁形
状の断面形状を有するリブ構造体21の有無を検出する
工程である。
【0080】特徴抽出工程(ステップS3)は、特徴抽
出手段(具体的には、図1に示すCPU101)が中心
となって実行する工程であって、リブ構造体21が検出
された場合にリブ構造体21の特徴パラメータを抽出す
る工程である。
【0081】また特徴抽出工程(ステップS3)は、リ
ブ構造体21の梁がリブ厚みに関してテーパー形状21
3となっている場合、テーパー形状213についての特
徴パラメータ(具体的には、上底、下底、及び高さの寸
法、及び断面2次モーメント)として抽出する工程を含
んでいる。
【0082】具体的には、図4に示すようなリブ構造体
21が検出された場合にこのリブ構造体21の少なくと
もリブ高さh1及びリブ幅(b1,b2)を含む寸法形状
にかかる特徴パラメータを抽出する。
【0083】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
てテーパー形状213についての特徴パラメータ(具体
的には、上底、下底、及び高さの寸法、及び断面2次モ
ーメント)と等価な特徴パラメータを有する単純な矩形
形状212を代用することが可能となる。
【0084】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0085】また特徴抽出工程(ステップS3)は、リ
ブ構造体21内にガスインジェクション穴22Aが形成
されている場合、ガスインジェクション穴22Aの断面
形状(具体的には、穴径)を特徴パラメータとして抽出
する工程を含んでいる。
【0086】これにより、用的な解析時間と解析精度を
以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーション
10を用いてシミュレーションできる等価モデルとして
計算の複雑化を招くガスインジェクション穴22Aのよ
うなが省略された単純な矩形形状212を代用すること
が可能となる。
【0087】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0088】断面2次モーメント算出工程(ステップS
4→S5→S6)は、断面2次モーメント算出手段(具
体的には、図1に示すCPU101)が中心となって実
行する工程であって、リブ構造体21が検出された場合
にリブ構造体21の少なくともリブ高さh1及びリブ幅
(b1,b2)を含む寸法形状に関する特徴パラメータに
応じて、このリブ構造体21の断面2次モーメントIx
を算出する処理である。
【0089】ここで、リブ高さとは、例えば、図4に示
す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁の高
さh1を意味し、リブ幅とは、逆T形状のリブ構造体
(リブ基本形状)21の壁の幅(下底b1,上底b2)を
意味する。
【0090】形状置換工程(ステップS7)は、形状置
換手段(具体的には、図1に示すCPU101)が中心
となって実行する工程であって、図4,5に示すよう
に、リブ構造体21のリブ高さh(h1,h2)と同一の
高さH(H1,H2)(=h(h 1,h2)、)であって、
かつリブ構造体21の断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有するような幅bxを算出し、
求めた高さデータH(H 1,H2)と幅データbxに基づ
いて、リブ構造体の断面形状を矩形形状のの断面形状で
置き換える処理である。
【0091】また形状置換工程(ステップS7)は、リ
ブ構造体21の断面毎に、算出された断面2次モーメン
トIxと等価な断面2次モーメントIxを有しリブ構造体
21の断面のリブ高さと同一の高さを有しガスインジェ
クション穴22Aがなくかつ厚さ(図5に示すbx、ま
たは図7,8,9,10に示すW3)が一様な矩形形状
212にリブ構造体21の断面の形状を置き換える処理
を実行することができる。
【0092】更に形状置換工程(ステップS7)は、こ
のような置き換える処理に加えて、リブ構造体21の両
断面形状間を直線又は円弧で接続したガスインジェクシ
ョン成形品モデル20にリブ構造体21を置き換える処
理を実行することができる。
【0093】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる両断面形状間を
直線又は円弧で接続したガスインジェクション成形品モ
デル20の等価モデルとして、単純な矩形形状212を
代用することが可能となる。
【0094】ここで単純な矩形形状212とは、上底と
下底が同じ寸法の長方形を意味し、特に、断面2次モー
メント算出工程(ステップS4→S5→S6)が算出し
た断面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメント
xを有し、リブ構造体21の断面のリブ高さh(h1
2)と同じ高さH(H1,H2)(=h(h1,h2))
を有し、かつ計算の複雑化を招くガスインジェクション
穴22Aのようなが省略され(形成されておらず)、か
つ厚さW3(bx)が一様な単純な矩形形状を意味する。
【0095】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0096】終了工程に続く矩形モデル発生工程(図示
せず)は、矩形モデル発生手段(具体的には、図1に示
すCPU101)が中心となって実行する工程であっ
て、置き換えられた矩形形状212に基づいて、ガスイ
ンジェクション成形品モデル20の解析モデルの代替モ
デルを発生する工程である。
【0097】矩形モデル発生工程に続くメッシュ作成工
程(図示せず)は、メッシュ作成手段(具体的には、図
1に示すCPU101)が中心となって実行する工程で
あって、発生させた代替モデルに基づいてメッシュ切り
を実行してメッシュデータを作成する工程である。
【0098】更に詳しく、本実施形態の解析モデル作成
装置を説明する。
【0099】本実施形態の解析モデル作成装置は、リブ
構造体21の両断面の各々において、リブ高さが一様
(一定)であり(ステップS4のY)、貫通穴としての
ガスインジェクション穴22Aがリブ構造体21の断面
に設けられ、かつリブ厚み方向にテーパー形状213を
有している場合、特徴抽出工程(ステップS3)、断面
2次モーメント算出工程(ステップS4→S5→S
6)、形状置換工程(ステップS7)を実行する。
【0100】すなわち、特徴抽出工程(ステップS3)
が、リブ構造体21のテーパー形状213についての少
なくともリブ高さ及びリブ幅(上底、下底)の寸法形状
に関する特徴パラメータを抽出する処理と、ガスインジ
ェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)を
特徴パラメータとして抽出する処理とを実行する。
【0101】特徴抽出工程(ステップS3)に続いて断
面2次モーメント算出工程(ステップS4→S5→S
6)が、抽出された、リブ構造体21のテーパー形状2
13についての少なくともリブ高さ及びリブ幅(上底、
下底)の寸法形状に関する特徴パラメータに応じてリブ
構造体21の断面についての断面2次モーメントIx
算出する処理を実行する。
【0102】断面2次モーメント算出工程(ステップS
4→S5→S6)に続いて形状置換工程(ステップS
7)が、リブ構造体21の断面の形状を矩形形状212
に置き換える処理を実行する。
【0103】ここで、リブ高さとは、前述したように、
例えば、図4に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形
状)21の壁の高さh1を意味し、リブ幅とは、逆T形
状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁の幅(下底b
1,上底b2)を意味する。また矩形形状212とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21の断面のリブ高さと
同一の高さを有し、ガスインジェクション穴22Aがな
く、かつ厚さW3(bx)が一様となるような矩形形状を
意味する。
【0104】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(ステップS4→S5
→S6)が算出した断面2次モーメントIxと等価な断
面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21の断面の
リブ高さと同一の高さを有し、計算の複雑化を招くガス
インジェクション穴22Aのようなが省略され、かつ厚
さW3(bx)が一様な単純な矩形形状212を代用する
ことが可能となる。
【0105】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0106】また本実施形態の解析モデル作成装置は、
リブ構造体21の両断面の各々において、リブ高さが一
様であり(ステップS4のY)、貫通穴としてのガスイ
ンジェクション穴22Aがリブ構造体21の断面に設け
られておらず、かつリブ厚みが一様である場合、断面2
次モーメント算出工程(ステップS4→S5→S6)、
形状置換工程(ステップS7)を実行する。
【0107】具体的には、断面2次モーメント算出工程
(ステップS4→S5→S6)が、抽出された特徴パラ
メータ(上底、下底、高さ)に応じてリブ構造体21の
断面についての断面2次モーメントIxを算出する処理
を実行する。
【0108】また形状置換工程(ステップS7)が、矩
形形状212にリブ構造体21の断面の形状を置き換え
る処理を実行する。
【0109】ここで矩形形状212とは、算出された断
面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
有しリブ構造体21の断面のリブ高さと同一の高さを有
しガスインジェクション穴22Aがなくかつ厚さW
3(bx)が一様な形状を意味する。
【0110】すなわち、断面2次モーメント算出工程
(ステップS4→S5→S6)が、ガスインジェクショ
ン穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)及びテーパ
ー形状213を含まない特徴パラメータに基づいてリブ
構造体21の断面2次モーメントIxを算出する。
【0111】更に断面2次モーメント算出工程に続い
て、形状置換工程(ステップS7)が、リブ構造体21
のリブ高さと同一の高さを有し、更に断面2次モーメン
ト算出工程(ステップS4→S5→S6)が算出したガ
スインジェクション穴22Aの断面形状(具体的には、
穴径)及びテーパー形状213を含まない特徴パラメー
タに基づいて、リブ構造体21の断面2次モーメントI
xと等価な断面2次モーメントIxを保存した矩形形状2
12でリブ構造体21の断面形状を置き換える処理を実
行する。
【0112】更に形状置換工程に続いて、矩形モデル発
生工程が、形状置換工程(ステップS7)が置き換えた
ガスインジェクション穴22Aの断面形状(具体的に
は、穴径)及びテーパー形状213を含まない特徴パラ
メータによる矩形形状212に基づいて、ガスインジェ
クション成形品モデル20の解析モデルを発生する。
【0113】すなわち、矩形モデル発生工程が発生させ
た代替モデルに基づいて、メッシュ作成手段が、メッシ
ュ切りを実行してメッシュデータを作成するので、実用
的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や
応力をワークステーション10を用いてシミュレーショ
ンできる等価モデルとして、断面2次モーメント算出工
程(ステップS4→S5→S6)が算出した断面2次モ
ーメントIxと等価な断面2次モーメントIxを有し、リ
ブ構造体21の断面のリブ高さと同一の高さを有し、ガ
スインジェクション穴22Aがなく、かつ厚さW
3(bx)が一様な単純な矩形形状212を代用すること
が可能となる。
【0114】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0115】更に本実施形態の解析モデル作成装置は、
リブ構造体21の両断面の各々において、リブ高さが異
なっており(ステップS4のN)、貫通穴としてのガス
インジェクション穴22Aがリブ構造体21の断面に設
けられ、かつリブ厚み方向にテーパー形状213を有し
ている場合、特徴抽出工程(ステップS3)、断面2次
モーメント算出工程(ステップS8またはS10)、形
状置換工程(ステップS12)を実行する。
【0116】具体的には、特徴抽出工程(ステップS
3)が、リブ構造体21の断面毎に、テーパー形状21
3についての特徴パラメータ(具体的には、上底、下
底、及び高さの寸法、及び断面2次モーメント)として
抽出する処理と、ガスインジェクション穴22Aの断面
形状(具体的には、穴径)を特徴パラメータとして抽出
する処理とを実行する。
【0117】前工程に続いて、断面2次モーメント算出
工程(ステップS8またはS10)が、リブ構造体21
の断面毎に、抽出された特徴パラメータ(上底、下底、
高さ)に応じてリブ構造体21の断面についての断面2
次モーメントIxを算出する処理を実行し、更に、算出
した断面2次モーメントIxに対して等価となるような
リブ幅(リブ厚み)を算出する(ステップS9またはS
11)。
【0118】形状置換工程(ステップS12)が、リブ
構造体21の断面毎に、矩形形状212にリブ構造体2
1の断面の形状を置き換える処理を実行することができ
る。
【0119】ここで、矩形形状212とは、算出された
断面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
を有し、リブ構造体21の断面のリブ高さと同一の高さ
を有し、ガスインジェクション穴22Aがなく、かつ厚
さW3(bx)が一様な矩形形状を意味する。
【0120】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(ステップS8→S9
→S10)が算出した断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21の断面
のリブ高さと同一の高さを有し、計算の複雑化を招くガ
スインジェクション穴22Aのようなが省略され、かつ
厚さW3(bx)が一様な単純な矩形形状212を代用す
ることが可能となる。
【0121】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0122】また本実施形態の解析モデル作成装置は、
ガスインジェクション成形品モデル20の解析モデルと
してガスインジェクション成形品モデルを用いた解析モ
デル作成装置であって、リブ構造体21の両断面の各々
において、リブ高さが異なっており(ステップS4の
N)、貫通穴としてのガスインジェクション穴22Aが
リブ構造体21の断面に設けられ、かつリブ厚みが一様
である場合、特徴抽出工程(ステップS3)、断面2次
モーメント算出工程(ステップS8またはS10)、形
状置換工程(ステップS12)を実行する。
【0123】具体的には、特徴抽出工程(ステップS
3)が、リブ構造体21の断面毎に、ガスインジェクシ
ョン穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)を特徴パ
ラメータとして抽出する処理を実行する。
【0124】特徴抽出工程(ステップS3)に続いて、
断面2次モーメント算出工程(ステップS8またはS1
0)が、リブ構造体21の断面毎に、抽出された特徴パ
ラメータ(上底、下底、高さ)に応じてリブ構造体21
の断面についての断面2次モーメントIxを算出する処
理を実行し、更に、算出した断面2次モーメントIx
対して等価となるようなリブ幅(リブ厚み)を算出し
(ステップS9またはS11)する。
【0125】断面2次モーメント算出工程(ステップS
8またはS10)に続いて、形状置換工程(ステップS
12)が、リブ構造体21の断面毎に、矩形形状212
にリブ構造体21の断面の形状を置き換える処理を実行
する。
【0126】ここで矩形形状212とは、算出された断
面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
有し、リブ構造体21の断面のリブ高さと同一の高さを
有し、ガスインジェクション穴22Aがなくかつ厚さW
3(bx)が一様な矩形形状を意味する。
【0127】すなわち、リブ高さが異なっており(ステ
ップS4のN)、貫通穴としてのガスインジェクション
穴22Aがリブ構造体21の断面に設けられ、かつリブ
厚みが一様である場合、特徴抽出工程(ステップS3)
が、ガスインジェクション穴22Aの断面形状(具体的
には、穴径)と一様なリブ厚みと異なるリブ高さとを特
徴パラメータとして抽出する処理を実行する。これに続
いて、断面2次モーメント算出工程(ステップS8→S
9→S10)が、ガスインジェクション穴22Aの断面
形状(具体的には、穴径)と一様なリブ厚みと異なるリ
ブ高さとを特徴パラメータとしたリブ構造体21の断面
2次モーメントIxを算出する。これに続いて、形状置
換工程(ステップS7)が、リブ構造体21のリブ高さ
と同一の高さを有し、更に断面2次モーメント算出工程
(ステップS8→S9→S10)が算出したガスインジ
ェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)と
一様なリブ厚みと異なるリブ高さとを特徴パラメータと
したリブ構造体21の断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを保存した矩形形状212でリ
ブ構造体21の断面形状を置き換える。これに続いて、
矩形モデル発生工程が、形状置換工程(ステップS7)
が置き換えたガスインジェクション穴22Aの断面形状
(具体的には、穴径)と一様なリブ厚みと異なるリブ高
さとを特徴パラメータとした矩形形状212に基づい
て、ガスインジェクション成形品モデル20の解析モデ
ルを発生し、矩形モデル発生工程が発生させた代替モデ
ルに基づいて、メッシュ作成手段が、メッシュ切りを実
行してメッシュデータを作成することになる。
【0128】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(ステップS8→S9
→S10)が算出した断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21の断面
のリブ高さと同一の高さを有し、計算の複雑化を招くガ
スインジェクション穴22Aのようなが省略され、かつ
厚さW3(bx)が一様な単純な矩形形状212を代用す
ることが可能となる。
【0129】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0130】また形状置換工程(ステップS12)は、
リブ構造体21の断面毎に、矩形形状212にリブ構造
体21の断面の形状を置き換える処理と、リブ構造体2
1の両断面形状間を直線又は円弧で接続したガスインジ
ェクション成形品モデル20にリブ構造体21を置き換
える処理とを実行することができる。
【0131】ここで矩形形状212とは、算出された断
面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメントIx
有し、リブ構造体21の断面のリブ高さと同一の高さを
有し、ガスインジェクション穴22Aがなく、かつ厚さ
3(bx)が一様な矩形形状を意味する。
【0132】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる両断面形状間を
直線又は円弧で接続したガスインジェクション成形品モ
デル20の等価モデルとして、断面2次モーメント算出
工程(ステップS8→S9、またはS10→S11)が
算出した断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21の断面のリブ高さと
同一の高さを有し、計算の複雑化を招くガスインジェク
ション穴22Aのようなが省略され、かつ厚さW
3(bx)が一様な単純な矩形形状212を代用すること
が可能となる。
【0133】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0134】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、リブ構造体検出工程(ステップS2)が検出したリ
ブ構造体21に対して特徴抽出工程(ステップS3)が
抽出した特徴パラメータに応じて、断面2次モーメント
算出工程(ステップS4→S5→S6、ステップS8→
S9→S10)が、リブ構造体21の断面2次モーメン
トIxを算出する(ステップS5)。
【0135】また断面2次モーメント算出手段は、算出
した断面2次モーメントIxに対して等価となるような
リブ幅(リブ厚み)を算出する(ステップS6)。
【0136】更に形状置換工程(ステップS7)が、前
工程に続いて、リブ構造体21のリブ高さと同一の高さ
を有し、更に断面2次モーメント算出工程(ステップS
4→S5→S6、ステップS8→S9→S10)が算出
したリブ構造体21の断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを保存した矩形形状212でリ
ブ構造体21の断面形状を置き換える。
【0137】更に矩形モデル発生工程が、前工程に続い
て、形状置換工程(ステップS7)が置き換えた矩形形
状212に基づいて、ガスインジェクション成形品モデ
ル20の解析モデルを発生する。
【0138】更に、メッシュ作成手段が、矩形モデル発
生工程が発生させた代替モデルに基づいて、メッシュ切
りを実行してメッシュデータを作成する。
【0139】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て形状置換工程(ステップS7)が置き換えた矩形形状
212を代用することが可能となる。
【0140】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0141】図4は、テーパのかかった逆T断面形状
(上底と下底との寸法が異なる形状)にガスインジェク
ション穴22Aが設けられた場合の断面2次モーメント
xの算出方法を説明するための図形である。
【0142】以下では、テーパのかかった逆T断面形状
211にガスインジョクション穴22が設けられた場合
を例として説明を行う(図4参照)。
【0143】上記の図形において、図心(重心)Gを原
点としてxy座標系を設定し、この図形を、y軸に対し
て対象な形状を有する面積A1(図心G1)、面積A
2(図心G2)、及び面積A3(図心G3)に分割する。
【0144】x軸と平行な基準軸XXからの図心(重
心)Gまでの距離をe2とすると、 e2=ξ=ΣξA/ΣA={A1ξ1+A2ξ2−A3ξ3
/{A1+A2−A3} となる。
【0145】ここで、 A1ξ1=(b1+b2)(h1/2)・{(b1+2b2
1/3(b1+b2)+h2}, A2ξ2=(c2+h2)(h2/2), A3ξ3=(π/4)D2・(h2/2+D/2), A1=(b1+b2)・h1/2, A2=c22, A3=(π/4)D2 である。
【0146】次に、GからG1,G2,G3までの距離を
各々、a1,a2,a3とすれば、 a1=ξ1−ξ, a2=ξ−ξ2, a3=ξ−ξ3 となる。
【0147】中立軸であるx軸に関するもとの図形の断
面2次モーメントIxは、各図形の重心を通りx軸に平
行な軸に関する断面2次モーメントIGとx軸から距離
aの二乗和で表現されるので、 Ix=ΣIG+Σa2A=IG1+a1 21+IG2+a2 22
−(IG3+a3 23) となる。
【0148】ここで、 IG1=(b1 2+4b12+b2 2)・h1 3/36(b1
2), IG2=C2・h2 3/12, IG3=(π/64)・D4 従って、テーパのかかった断面形状にガスインジョクシ
ョン穴22がある場合、中立軸(x軸)における断面2
次モーメントIxは、寸法が解れば、各式にその寸法値
を代入して算出することができる。
【0149】図5は、リブ厚みbx(図面の垂直方向の
寸法、図7,8,9または10に示すところのW3)の
相当する寸法)が一様なリブの逆T断面形状の場合の置
き換えようとする断面2次モーメントIxの算出方法を
説明するための図形である。
【0150】置き換えようとする、厚さが一様なリブの
逆T断面形状211の2次モーメントIxは、次の図
(図6参照)に示すように、bxのみの未知数で残りの
寸法と断面2次モーメントIxは、既知となり算出がで
きる。
【0151】同様にしてe2は、 e2=ξ=ΣξA/ΣA=A1ξ1+A2ξ2/(A1
2) となる。
【0152】ここで、 A1ξ1=bx1・{(h1/2)+h2}, A2ξ2=(c22)(h2/2), A1=bx1, A2=c22, である。
【0153】次に、GからG1,G2,G3までの距離を
各々、a1,a2,a3とすれば、 a1=ξ1−ξ, a2=ξ−ξ2, a3=ξ−ξ3 となる。
【0154】中立軸であるx軸に関するもとの図形の断
面2次モーメントIxは、各図形の重心を通りx軸に平
行な軸に関する断面2次モーメントIGとx軸から距離
aの二乗和で表現されるので、 Ix=ΣIG+Σa2A=IG1+a1 21+IG2+a2 22 となる。
【0155】ここで、 IG1=(bx・h1 3)/12, IG2=C2・h2 3/12, 従って、厚さW3(bx)が一様なリブの逆T断面形状2
11の2次モーメントIxは、寸法が解れば、各式にそ
の寸法値を代入して算出することができる。
【0156】図6は、片持ち梁のたわみと応力の算出方
法を説明するための図形である。
【0157】図6(a)に示すように、梁の一方が固定
端Fに固定されている長さLの片持ち梁に荷重Wを加え
たときのたわみδは、片持ち梁の材料のヤング率をE、
断面2次モーメントをIxとすると、たわみδは、 δ=WL3/(3EIx) で表される。
【0158】また、図6(b)に示すように、曲げモー
メントをM、x軸(中立軸)から上面までの距離をe1、
x軸(中立軸)と平行な基準軸XXからの図心(重心)
Gまでの距離をe2とすると、固定端Fに生じる上面の
最大応力σ1及び下面の最大応力σ2は、 σ1=(−M/I)・e1, σ2=(M/I)・e2 で表される。
【0159】以下、図面に基づき、図3で説明した解析
モデル作成手法の各種実施形態を説明する。
【0160】図7は、本発明の解析モデル作成装置が実
行する解析モデル作成手法の第1実施形態を説明するた
めの図形であって、図7(a)は、ガスインジョクショ
ン成型品20に形成されているリブ構造体21の両断面
の各々において、リブ高さhが一定値であり(図3にお
けるステップS4のY)、ガスインジェクション穴22
Aがリブ構造体21のリブ断面に設けられ、かつリブ厚
み方向にテーパー形状213を有しているリブ構造体2
1の斜視図であり、図7(b)は、図7(a)のテーパ
ー形状213の断面2次モーメントIxと等価な断面2
次モーメントIxを有し、図7(a)のテーパー形状2
13の断面のリブ高さhと同一の高さHを有し、ガスイ
ンジェクション穴22Aがなく、かつリブ厚みW
3(bx)が一定な逆T型凸の矩形形状212を有する代
替モデル21の斜視図である。
【0161】図7は、ガスインジョクション成型品20
に形成されているリブ構造体21の一部を抜き出したも
ので、このリブ構造体21は、リブ高さhが一定値で、
ガスインジェクション穴22Aがあり、リブ厚さ方向に
テーパーがかかっている。
【0162】第1実施形態の解析モデル作成装置におい
ては、ガスインジョクション成型品20に形成されてい
るリブ構造体21(図7(a)参照)の両断面の各々に
おいて、順次、成形品モデル20のリブ形状211(図
7(a)に示す、逆T形状のリブ構造体(リブ基本形
状)21の壁の部分(T形状中の足の部分(台形状の|
の部分)を意味する。)を抜き出し、リブ高さh(図7
(a)に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)2
1の壁の高さ、または図7(b)に示す逆T形状のリブ
構造体(リブ基本形状)21の壁の高さ)が一定値であ
り(図3におけるステップS4のY)、貫通穴22とし
てのガスインジェクション穴22Aがリブ構造体21の
リブ断面に設けられ、かつリブ厚み方向(図中の水平方
向)にテーパー形状213を有している場合、特徴抽出
工程(図3におけるステップS3)、断面2次モーメン
ト算出工程(図3におけるステップS4→S5→S
6)、形状置換工程(図3におけるステップS7)を実
行する。
【0163】すなわち、特徴抽出工程(図3におけるス
テップS3)が、テーパー形状213についての特徴パ
ラメータ(具体的には、上底、下底、及び高さの寸法、
及び断面2次モーメント)として抽出する処理と、ガス
インジェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴
径)を特徴パラメータとして抽出する処理とを実行す
る。
【0164】更に特徴抽出工程に続いて、断面2次モー
メント算出工程(図3におけるステップS4→S5→S
6)が、抽出された特徴パラメータ(上底、下底、高
さ)に応じてリブ構造体21のリブ断面についての断面
2次モーメントIxを算出する処理を実行する。
【0165】更に断面2次モーメント算出工程に続い
て、形状置換工程(図3におけるステップS7)が、逆
T型凸の矩形形状212にリブ構造体21のリブ断面の
形状を置き換えた代替モデル21(底板部幅W1、底板
部厚みW2、図7(b)参照)を生成する処理を実行す
る。
【0166】ここで逆T型凸の矩形形状212とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21のリブ断面のリブ高
さhと同一の高さHを有し、ガスインジェクション穴2
2Aがなく、かつリブ厚みW 3(bx)が一定な矩形形状
を意味する。
【0167】すなわち、検出したリブ構造体21に対し
てリブ構造体21の梁がリブ厚みに対してテーパー形状
213及びガスインジェクション穴22Aの断面形状
(具体的には、穴径)を有している場合、特徴抽出工程
(図3におけるステップS3)が、ガスインジェクショ
ン穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)及びテーパ
ー形状213についての特徴パラメータ(具体的には、
上底、下底、及び高さの寸法、及び断面2次モーメン
ト)として抽出する処理を実行する。前工程に続いて、
断面2次モーメント算出工程(図3におけるステップS
4→S5→S6)が、ガスインジェクション穴22Aの
断面形状(具体的には、穴径)及びテーパー形状213
についての特徴パラメータ(具体的には、上底、下底、
及び高さの寸法、及び断面2次モーメント)としたリブ
構造体21のリブ断面2次モーメントIxを算出する。
前工程に続いて、形状置換工程(図3におけるステップ
S7)が、リブ構造体21のリブ高さhと同一の高さH
を有し、更に断面2次モーメント算出工程(図3におけ
るステップS4→S5→S6)が算出したガスインジェ
クション穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)及び
テーパー形状213についての特徴パラメータ(具体的
には、上底、下底、及び高さの寸法、及び断面2次モー
メント)としたリブ構造体21のリブ断面2次モーメン
トIxと等価な断面2次モーメントIxを有する逆T型凸
の矩形形状212でリブ構造体21のリブ断面形状を置
き換える処理を実行する。前工程に続いて、代替モデル
発生手段が、形状置換工程(図3におけるステップS
7)が置き換えたガスインジェクション穴22Aの断面
形状(具体的には、穴径)及びテーパー形状213につ
いての特徴パラメータ(具体的には、上底、下底、及び
高さの寸法、及び断面2次モーメント)とした逆T型凸
の矩形形状212に基づいて、ガスインジェクション成
形品モデル20の代替モデル21を発生する処理を実行
する。代替モデル発生手段が発生させた代替モデル21
(底板部幅W1、底板部厚みW2)に基づいて、メッシュ
作成手段が、前工程に続いて、メッシュ切りを実行して
メッシュデータを作成しガスインジェクション(GI)
成形品モデル記憶手段107に保存する処理を実行す
る。
【0168】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(図3におけるステッ
プS4→S5→S6)が算出した断面2次モーメントI
xと等価な断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体2
1のリブ断面のリブ高さhと同一の高さHを有し、計算
の複雑化を招くガスインジェクション穴22Aのような
が省略され、かつリブ厚みW3(bx)が一定な単純な逆
T型凸の矩形形状212を代用することが可能となる。
【0169】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0170】また形状置換工程(図3におけるステップ
S12)は、リブ構造体21のリブ断面毎に、逆T型凸
の矩形形状212にリブ構造体21のリブ断面の形状を
置き換える処理と、ガスインジョクション成型品20に
形成されているリブ構造体21の両断面形状間を直線又
は円弧で接続したガスインジェクション成形品モデル2
0にリブ構造体21を置き換える処理とを実行すること
ができる。
【0171】ここで、逆T型凸の矩形形状212にリブ
構造体21のリブ断面の形状を置き換える処理とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21のリブ断面のリブ高
さhと同一の高さHを有し、ガスインジェクション穴2
2Aがなく、かつリブ厚みW3(bx)が一定な逆T型凸
の矩形形状212にリブ構造体21のリブ断面の形状を
置き換える処理を意味している。。
【0172】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる両断面形状間を
直線又は円弧で接続したガスインジェクション成形品モ
デル20の等価モデルとして、断面2次モーメント算出
工程(図3におけるステップS8→S9、またはS10
→S11)が算出した断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21のリブ
断面のリブ高さhと同一の高さHを有し、計算の複雑化
を招くガスインジェクション穴22Aのようなが省略さ
れ、かつリブ厚みW3(bx)が一定な単純な逆T型凸の
矩形形状212を代用することが可能となる。
【0173】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0174】図8は、本発明の解析モデル作成装置が実
行する解析モデル作成手法の第2実施形態を説明するた
めの図形であって、図8(a)は、ガスインジョクショ
ン成型品20に形成されているリブ構造体21の両断面
の各々において、リブ高さhが一定値であり(図3にお
けるステップS4のY)、ガスインジェクション穴22
Aがリブ構造体21のリブ断面に設けられ、かつリブ厚
みが一定値であるリブ構造体21の斜視図であり、図8
(b)は、図8(a)のリブ断面の断面2次モーメント
xと等価な断面2次モーメントIxを有し、図8(a)
のリブ断面の断面のリブ高さhと同一の高さHを有し、
ガスインジェクション穴22Aがなく、かつリブ厚みW
3(bx)が一定な逆T型凸の矩形形状212を有する代
替モデル21の斜視図である。
【0175】第2実施形態の解析モデル作成装置は、ガ
スインジョクション成型品20に形成されているリブ構
造体21(図8(a)参照)の両断面の各々において、
順次、成形品モデル20のリブ形状211(図8(a)
に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁
の部分(T形状中の足の部分)を抜き出し、リブ高さh
(図8(a)に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形
状)21の壁の高さ、または図8(b)に示す逆T形状
のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁の高さ)が一定
値であり(図3におけるステップS4のY)、貫通穴と
してのガスインジェクション穴22Aがリブ構造体21
のリブ断面に設けられ、かつリブ厚みW 3(図8(a)
に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁
の厚さ、または図8(b)に示す逆T形状のリブ構造体
(リブ基本形状)21の壁の厚さ)が一定値である場
合、断面2次モーメント算出工程(図3におけるステッ
プS4→S5→S6)、形状置換工程(図3におけるス
テップS7)を実行する。
【0176】すなわち、断面2次モーメント算出工程
(図3におけるステップS4→S5→S6)が、抽出さ
れた特徴パラメータ(上底、下底、高さ)に応じてリブ
構造体21のリブ断面についての断面2次モーメントI
xを算出する処理を実行する。
【0177】前工程に続いて、形状置換工程(図3にお
けるステップS7)が、逆T型凸の矩形形状212にリ
ブ構造体21のリブ断面の形状を置き換えた代替モデル
21(底板部幅W1、底板部厚みW2、図8(b)参照)
を生成する処理を実行する。
【0178】ここで逆T型凸の矩形形状212とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21のリブ断面のリブ高
さhと同一の高さHを有し、ガスインジェクション穴2
2Aがなく、かつリブ厚みW 3(bx)が一定な矩形形状
を意味している。
【0179】すなわち、断面2次モーメント算出工程
(図3におけるステップS4→S5→S6)が、ガスイ
ンジェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴
径)及びテーパー形状213を含まない特徴パラメータ
に基づいてリブ構造体21のリブ断面2次モーメントI
xを算出する。前工程に続いて、形状置換工程(図3に
おけるステップS7)が、このような逆T型凸の矩形形
状212でリブ構造体21のリブ断面形状を置き換える
処理を実行する。前工程に続いて、代替モデル21(底
板部幅W1、底板部厚みW2)発生工程が、形状置換工程
(図3におけるステップS7)が置き換えたガスインジ
ェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)及
びテーパー形状213を含まない特徴パラメータによる
逆T型凸の矩形形状212に基づいて、ガスインジェク
ション成形品モデル20の代替モデル21(底板部幅W
1、底板部厚みW2)を発生する処理を実行する。前工程
に続いて、代替モデル発生手段が発生させた代替モデル
21(底板部幅W1、底板部厚みW2)に基づいて、メッ
シュ作成手段が、メッシュ切りを実行してメッシュデー
タを作成しガスインジェクション(GI)成形品モデル
記憶手段107に保存する処理を実行するので、実用的
な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や応
力をワークステーション10を用いてシミュレーション
できる等価モデルとして、断面2次モーメント算出工程
(図3におけるステップS4→S5→S6)がこのよう
な単純な逆T型凸の矩形形状212を代用することが可
能となる。
【0180】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0181】また形状置換工程(図3におけるステップ
S12)は、リブ構造体21のリブ断面毎に、逆T型凸
の矩形形状212にリブ構造体21のリブ断面の形状を
置き換える処理と、ガスインジョクション成型品20に
形成されているリブ構造体21の両断面形状間を直線又
は円弧で接続したガスインジェクション成形品モデル2
0にリブ構造体21を置き換える処理とを実行すること
ができる。
【0182】ここで逆T型凸の矩形形状212とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有しリブ構造体21のリブ断面のリブ高さ
hと同一の高さHを有しガスインジェクション穴22A
がなくかつリブ厚みW3(bx)が一定な逆T型凸の形状
を意味する。
【0183】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる両断面形状間を
直線又は円弧で接続したガスインジェクション成形品モ
デル20の等価モデルとして、断面2次モーメント算出
工程(図3におけるステップS8→S9、またはS10
→S11)が算出した断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21のリブ
断面のリブ高さhと同一の高さHを有し、計算の複雑化
を招くガスインジェクション穴22Aのようなが省略さ
れ、かつリブ厚みW3(bx)が一定な単純な逆T型凸の
矩形形状212を代用することが可能となる。
【0184】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0185】図9は、本発明の解析モデル作成装置が実
行する解析モデル作成手法の第3実施形態を説明するた
めの図形であって、図9(a)は、ガスインジョクショ
ン成型品20に形成されているリブ構造体21の両断面
の各々において、リブ高さh 1(h2)が異なっており
(図3におけるステップS4のN)、ガスインジェクシ
ョン穴22Aがリブ構造体21のリブ断面に設けられ、
かつリブ厚みW3(W4)方向にテーパー形状213を有
しているリブ構造体21の斜視図であり、図9(b)
は、図9(a)のテーパー形状213の断面2次モーメ
ントIxと等価な断面2次モーメントIxを有し、図9
(a)のテーパー形状213の断面のリブ高さh
1(h2)と同一の高さH1(H2)を有し、ガスインジェ
クション穴22Aがなく、かつリブ厚みW3(W4)が一
定な逆T型凸の矩形形状212を有する代替モデル21
の斜視図である。
【0186】第3実施形態の解析モデル作成装置は、ガ
スインジョクション成型品20に形成されているリブ構
造体21の両断面の各々において、順次、成形品モデル
20のリブ形状211(すなわち、図9(a)に示す逆
T形状のリブ構造体(リブ基本形状)21の壁の部分
(T形状中の足の部分(台形状の|の部分)を意味す
る。)を抜き出し、図9(a)に示す逆T形状のリブ構
造体(リブ基本形状)21のリブ高さh1とリブ高さh2
とが異なっており(図3におけるステップS4のN)、
貫通穴22としてのガスインジェクション穴(ガス穴)
22Aがリブ構造体21(図9(a)参照)のリブ断面
に設けられ、かつリブ厚み方向(図中の水平方向)にテ
ーパー形状213を有している場合、特徴抽出工程(図
3におけるステップS3)、断面2次モーメント算出工
程(図3におけるステップS8またはS10)、形状置
換工程(図3におけるステップS12)を実行する。
【0187】具体的には、特徴抽出工程(図3における
ステップS3)が、リブ構造体21のリブ断面毎に、テ
ーパー形状213についての特徴パラメータ(具体的に
は、上底、下底、及び高さの寸法、及び断面2次モーメ
ント)として抽出する処理と、ガスインジェクション穴
22Aの断面形状(具体的には、穴径)を特徴パラメー
タとして抽出する処理とを実行する。
【0188】前工程に続いて、断面2次モーメント算出
工程(図3におけるステップS8またはS10)が、図
9(a)のリブ構造体21のリブ断面毎に、抽出された
特徴パラメータ(上底、下底、高さ)に応じてリブ構造
体21のリブ断面についての断面2次モーメントIx
算出する処理を実行する。更に、算出した断面2次モー
メントIxに対して等価となるようなリブ幅bx(図9
(b)に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基本形状)2
1の壁についてのリブ厚みW3,W4)を算出する(図3
におけるステップS9またはS11)。
【0189】前工程に続いて、形状置換工程(図3にお
けるステップS12)が、図9(a)のリブ構造体21
のリブ断面毎に、リブ構造体21のリブ断面の形状を図
9(b)に示すような逆T型凸の矩形形状212に置き
換えた代替モデル21(底板部幅W1、底板部厚み(リ
ブ厚み)W2、リブ高さH1,H2の逆T形状)を生成す
る。
【0190】ここで逆T型凸の矩形形状212とは、算
出された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有し、リブ構造体21のリブ断面のリブ高
さh1(h2)と同一の高さH1(H2)を有し、ガスイン
ジェクション穴22Aがなく、かつリブ厚みW3(W4
が一定な矩形形状を意味する。
【0191】すなわち、リブ高さh1とリブ高さh2とが
異なっており(図3におけるステップS4のN)、貫通
穴としてのガスインジェクション穴22Aがリブ構造体
21のリブ断面に設けられ、かつリブ厚み方向(図中の
水平方向)にテーパー形状213を有している場合、特
徴抽出工程(図3におけるステップS3)が、ガスイン
ジェクション穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)
とテーパー形状213と異なるリブ高さとを特徴パラメ
ータとして抽出する処理を実行する。前工程に続いて、
断面2次モーメント算出工程(図3におけるステップS
8→S9→S10)が、ガスインジェクション穴22A
の断面形状(具体的には、穴径)とテーパー形状213
と異なるリブ高さとを特徴パラメータとしたリブ構造体
21のリブ断面2次モーメントIxを算出する。前工程
に続いて、形状置換工程(図3におけるステップS7)
が、前述の逆T型凸の矩形形状212でリブ構造体21
のリブ断面形状を置き換える処理を実行する。前工程に
続いて、代替モデル発生手段が、形状置換工程(図3に
おけるステップS7)が置き換えたガスインジェクショ
ン穴22Aの断面形状(具体的には、穴径)とテーパー
形状213と異なるリブ高さとを特徴パラメータとした
逆T型凸の矩形形状212に基づいて、ガスインジェク
ション成形品モデル20の代替モデル21(底板部幅W
1、底板部厚みW2)を発生する処理を実行する。代替モ
デル発生手段が発生させた代替モデル21(底板部幅W
1、底板部厚みW2)に基づいて、メッシュ作成手段が、
メッシュ切りを実行してメッシュデータを作成しガスイ
ンジェクション(GI)成形品モデル記憶手段107に
保存する処理を実行する。
【0192】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(図3におけるステッ
プS8→S9→S10)が算出した断面2次モーメント
xと等価な断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体
21のリブ断面のリブ高さh1(h2)と同一の高さH1
(H2)を有し、計算の複雑化を招くガスインジェクシ
ョン穴22Aのようなが省略され、かつリブ厚みW
3(W4)が一定な単純な逆T型凸の矩形形状212を代
用することが可能となる。
【0193】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0194】図10は、本発明の解析モデル作成装置が
実行する解析モデル作成手法の第4実施形態を説明する
ための図形であって、図10(a)は、ガスインジョク
ション成型品20に形成されているリブ構造体21の両
断面の各々において、リブ高さh1(h2)が異なってお
り(図3におけるステップS4のN)、ガスインジェク
ション穴22Aがリブ構造体21の逆T形状凸のリブ断
面に設けられ、かつリブ厚みW3(W4)が一定値である
リブ構造体21の斜視図であり、図10(b)は、図1
0(a)のテーパー形状213の断面2次モーメントI
xと等価な断面2次モーメントIxを有し、図10(a)
のテーパー形状213の断面のリブ高さh1(h2)と同
一の高さH1(H2)を有し、ガスインジェクション穴2
2Aがなく、かつリブ厚みW3(W4)が一定な逆T型凸
の矩形形状212を有する代替モデル21の斜視図であ
る。
【0195】第4実施形態の解析モデル作成装置は、ガ
スインジョクション成型品20に形成されているリブ構
造体21(図10(a)参照)の両断面の各々におい
て、順次、成形品モデル20のリブ形状211(すなわ
ち、図10(a)に示す逆T形状のリブ構造体(リブ基
本形状)21の壁の部分(T形状中の足の部分を意味す
る。)を抜き出し、図10(a)に示す逆T形状のリブ
構造体(リブ基本形状)21の壁のであるリブ高さh1
とリブ高さh2とが異なっており(図3におけるステッ
プS4のN)、貫通穴(ガス穴)としてのガスインジェ
クション穴22Aが図10(a)に示すリブ構造体21
の逆T形状凸のリブ断面に設けられ、かつリブ厚みW3
(W4)が一定値である場合、特徴抽出工程(図3にお
けるステップS3)、断面2次モーメント算出工程(図
3におけるステップS8またはS10)、形状置換工程
(図3におけるステップS12)を実行する。
【0196】具体的には、特徴抽出工程(図3における
ステップS3)が、リブ構造体21の逆T形状凸のリブ
断面毎に、ガスインジェクション穴22Aの断面形状
(具体的には、穴径)を特徴パラメータとして抽出する
処理を実行する。
【0197】前工程に続いて、断面2次モーメント算出
工程(図3におけるステップS8またはS10)が、リ
ブ構造体21の逆T形状凸のリブ断面毎に、抽出された
特徴パラメータ(上底、下底、高さ)に応じてリブ構造
体21の逆T形状凸のリブ断面についての断面2次モー
メントIxを算出する処理を実行する。更に、算出した
断面2次モーメントIxに対して等価となるようなリブ
幅(リブ厚みW3(W4))を算出する(図3におけるス
テップS9またはS11)。
【0198】前工程に続いて、形状置換工程(図3にお
けるステップS12)が、リブ構造体21の逆T形状凸
のリブ断面毎に、逆T型凸の矩形形状212にリブ構造
体21の逆T形状凸のリブ断面の形状を置き換えた代替
モデル21(底板部幅W1、底板部厚みW2、(図10
(b)参照)を生成する処理を実行する。
【0199】ここでT型凸の矩形形状212とは、算出
された断面2次モーメントIxと等価な断面2次モーメ
ントIxを有し、リブ構造体21の逆T形状凸のリブ断
面のリブ高さH(H1,H2)と同一の高さH1(H2)を
有し、ガスインジェクション穴22Aがなく、かつリブ
厚みW3(W4)が一定な矩形形状を意味する。
【0200】すなわち、リブ高さh1とリブ高さh2とが
異なっており(図3におけるステップS4のN)、貫通
穴としてのガスインジェクション穴22Aがリブ構造体
21の逆T形状凸のリブ断面に設けられ、かつリブ厚み
3(W4)が一定値である場合、特徴抽出工程(図3に
おけるステップS3)が、ガスインジェクション穴22
Aの断面形状(具体的には、穴径)と一定なリブ厚みW
3(W4)と異なるリブ高さとを特徴パラメータとして抽
出する処理を実行する。前工程に続いて、断面2次モー
メント算出工程(図3におけるステップS8→S9→S
10)が、ガスインジェクション穴22Aの断面形状
(具体的には、穴径)と一定なリブ厚みW 3(W4)と異
なるリブ高さとを特徴パラメータとしたリブ構造体21
の逆T形状凸のリブ断面2次モーメントIxを算出す
る。前工程に続いて、形状置換工程(図3におけるステ
ップS7)が、リブ構造体21のリブ高さと同一の高さ
1(H2)を有し、更に断面2次モーメント算出工程
(図3におけるステップS8→S9→S10)が算出し
たガスインジェクション穴22Aの断面形状(具体的に
は、穴径)と一定なリブ厚みW3(W4)と異なるリブ高
さとを特徴パラメータとしたリブ構造体21の逆T形状
凸のリブ断面2次モーメントIxと等価な断面2次モー
メントIxを有する逆T型凸の矩形形状212でリブ構
造体21の逆T形状凸のリブ断面形状を置き換える処理
を実行する。前工程に続いて、代替モデル発生手段が、
形状置換工程(図3におけるステップS7)が置き換え
たガスインジェクション穴22Aの断面形状(具体的に
は、穴径)と一定なリブ厚みW3(W4)と異なるリブ高
さとを特徴パラメータとした逆T型凸の矩形形状212
に基づいて、ガスインジェクション成形品モデル20の
代替モデル21(底板部幅W1、底板部厚みW2)を発生
する処理を実行する。前工程に続いて、代替モデル発生
手段が発生させた代替モデル21(底板部幅W1、底板
部厚みW2)に基づいて、メッシュ作成手段が、メッシ
ュ切りを実行してメッシュデータを作成しガスインジェ
クション(GI)成形品モデル記憶手段107に保存す
る処理を実行する。
【0201】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる等価モデルとし
て、断面2次モーメント算出工程(図3におけるステッ
プS8→S9→S10)が算出した断面2次モーメント
xと等価な断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体
21の逆T形状凸のリブ断面のリブ高さH(H1,H2
と同一の高さH1(H2)を有し、計算の複雑化を招くガ
スインジェクション穴22Aのようなが省略され、かつ
リブ厚みW3(W4)が一定な単純な逆T型凸の矩形形状
212を代用することが可能となる。
【0202】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0203】また形状置換工程(図3におけるステップ
S12)は、リブ構造体21の逆T形状凸のリブ断面毎
に、前述したような逆T型凸の矩形形状212にリブ構
造体21の逆T形状凸のリブ断面の形状を置き換える処
理と、ガスインジョクション成型品20に形成されてい
るリブ構造体21の両断面形状間を直線又は円弧で接続
したガスインジェクション成形品モデル20にリブ構造
体21を置き換える処理とを実行することができる。
【0204】これにより、実用的な解析時間と解析精度
を以て強度解析に必要な変位や応力をワークステーショ
ン10を用いてシミュレーションできる両断面形状間を
直線又は円弧で接続したガスインジェクション成形品モ
デル20の等価モデルとして、断面2次モーメント算出
工程(図3におけるステップS8→S9、またはS10
→S11)が算出した断面2次モーメントIxと等価な
断面2次モーメントIxを有し、リブ構造体21の逆T
形状凸のリブ断面のリブ高さH(H1,H2)と同一の高
さH1(H2)を有し、計算の複雑化を招くガスインジェ
クション穴22Aのようなが省略され、かつリブ厚みW
3(W4)が一定な単純な逆T型凸の矩形形状212を代
用することが可能となる。
【0205】その結果、短時間で寸法精度良くメッシュ
切りが実行できるようになり、通常のワークステーショ
ンレベルで実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル
記憶手段107に収まるメッシュ数を発生できるように
なる。
【0206】次に、図面に基づき、本発明の解析モデル
作成装置が実行する解析モデル作成手法の評価結果を示
す。
【0207】図11は、本発明の解析モデル作成装置が
実行する解析モデル作成手法の解析精度を評価するため
のガスインジェクションモデルに利用するリブ基本形状
211の側面図である。図12(a)〜(c)の各々
は、図11の側面形状を有し、リブ基本形状の正面図で
ある。
【0208】ガスインジェクションモデルに利用する図
12(a)及び図12(b)のリブ基本形状では、リブ
厚さの上辺を2.5mmとし、下底を3mmとした。ま
た図12(b)におけるガスインジェクション穴22A
の直径を1.5mmとした。また図12(c)における
リブ厚さを2.7mmとした。
【0209】このようなリブ基本形状(図12(a)〜
(c))の各々に対し、梁の近似式との解析精度の評価
を行った。ただし、基本形状としては、穴なしで板厚が
一様な形状に近似している。その評価結果を表1に示
す。
【表1】
【0210】以上説明したように本発明の各実施形態に
よれば、ガスインジェクション穴22A等の穴形状があ
る三次元CADモデルから、短時間で寸法精度良くメッ
シュ切りが実行でき、通常のワークステーションレベル
で、実用的な記憶容量を有するGI成型品モデル記憶手
段107に収まるメッシュ数を発生できるようになる。
【0211】更に実用的な解析時間と解析精度を以て強
度解析に必要な変位や応力をワークステーション10を
用いてシミュレーションできる等価モデル(代替モデ
ル)を発生できるようになり、従来メッシュ作成が困難
であったものが、メッシュ切りができ、実用的な時間で
解析ができ、設計段階での強度確認ができるようにな
る。
【0212】
【発明の効果】請求項1乃至7のいずれか一項に記載の
本発明によれば、実用的な解析時間と解析精度を以て強
度解析に必要な変位や応力をコンピュータを用いてシミ
ュレーションできる等価モデルとして、断面2次モーメ
ント算出手段が算出した断面2次モーメントと等価な断
面2次モーメントを有し、リブ構造体の断面のリブ高さ
と同一の高さを有し、ガスインジェクション穴が省略さ
れ、かつ厚さが一様な単純な矩形形状を代用することが
可能となる。
【0213】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できる代替モデルを生成することのできる解析モ
デル装置を提供できる。そして、メッシュ作成手段によ
り、通常のワークステーションレベルで実用的な記憶容
量に収まるメッシュ数を発生可能とする解析モデル作成
装置を提供できる。
【0214】また請求項8に記載の発明によれば、請求
項4乃至7のいずれか一項に記載の効果に加えて、実用
的な解析時間と解析精度を以て強度解析に必要な変位や
応力をコンピュータを用いてシミュレーションできる両
断面形状間を直線又は円弧で接続した構造物の等価モデ
ルとして、断面2次モーメント算出手段が算出した断面
2次モーメントと等価な断面2次モーメントを有し、リ
ブ構造体の断面のリブ高さと同一の高さを有し、ガスイ
ンジェクション穴が省略され、かつ厚さが一様な単純な
矩形形状を代用することが可能となる。
【0215】その結果、短時間で精度良くメッシュ切り
が実行できるようになり、通常のワークステーションレ
ベルで実用的な記憶容量に収まるメッシュ数を発生でき
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の解析モデル作成装置を実行できるワー
クステーションの構成例を説明するためのブロック図で
ある。
【図2】ガスインジェクション成形品モデル(三次元モ
デル)のディスプレイスタンド台を表と裏から見た外観
図である。
【図3】本発明の解析モデル作成装置の基本動作を説明
するフローチャートであって、特に、ガスインジェクシ
ョン成形品モデルからリブ形状を抽出し、等価な断面二
次モーメントをもったリブ形状に置換する処理フローを
説明するためのフローチャートである。
【図4】テーパのかかった逆T断面形状にガスインジェ
クション穴が設けられた場合の断面2次モーメントの算
出方法を説明するための図形である。
【図5】リブ厚みが一様なリブの逆T断面形状の場合の
置き換えようとする断面2次モーメントの算出方法を説
明するための図形である。
【図6】片持ち梁のたわみと応力の算出方法を説明する
ための図形である。
【図7】本発明の解析モデル作成装置が実行する解析モ
デル作成手法の第1実施形態を説明するための図形であ
って、図7(a)は、リブ構造体の両断面の各々におい
て、リブ高さが一様であり、ガスインジェクション穴が
リブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚み方向にテー
パー形状を有しているリブ構造体の斜視図であり、図7
(b)は、図7(a)のテーパー形状の断面2次モーメ
ントと等価な断面2次モーメントを有し、図7(a)の
テーパー形状の断面のリブ高さと同一の高さを有し、ガ
スインジェクション穴がなく、かつ厚さが一様な矩形形
状を有する代替モデルの斜視図である。
【図8】本発明の解析モデル作成装置が実行する解析モ
デル作成手法の第2実施形態を説明するための図形であ
って、図8(a)は、リブ構造体の両断面の各々におい
て、リブ高さが一様であり、ガスインジェクション穴が
リブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚みが一様であ
るリブ構造体の斜視図であり、図8(b)は、図8
(a)のリブ断面の断面2次モーメントと等価な断面2
次モーメントを有し、図8(a)のリブ断面の断面のリ
ブ高さと同一の高さを有し、ガスインジェクション穴が
なく、かつ厚さが一様な矩形形状を有する代替モデルの
斜視図である。
【図9】本発明の解析モデル作成装置が実行する解析モ
デル作成手法の第3実施形態を説明するための図形であ
って、図9(a)は、リブ構造体の両断面の各々におい
て、リブ高さが異なっており、ガスインジェクション穴
が当該リブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚み方向
にテーパー形状を有しているリブ構造体の斜視図であ
り、図9(b)は、図9(a)のテーパー形状の断面2
次モーメントと等価な断面2次モーメントを有し、図9
(a)のテーパー形状の断面のリブ高さと同一の高さを
有し、ガスインジェクション穴がなく、かつ厚さが一様
な矩形形状を有する代替モデルの斜視図である。
【図10】本発明の解析モデル作成装置が実行する解析
モデル作成手法の第4実施形態を説明するための図形で
あって、図10(a)は、リブ構造体の両断面の各々に
おいて、リブ高さが異なっており、ガスインジェクショ
ン穴がリブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚みが一
様であるリブ構造体の斜視図であり、図10(b)は、
図10(a)のテーパー形状の断面2次モーメントと等
価な断面2次モーメントを有し、図10(a)のテーパ
ー形状の断面のリブ高さと同一の高さを有し、ガスイン
ジェクション穴がなく、かつ厚さが一様な矩形形状を有
する代替モデルの斜視図である。
【図11】本発明の解析モデル作成装置が実行する解析
モデル作成手法の解析精度を評価するためのガスインジ
ェクションモデルに利用するリブ基本形状の側面図であ
る。
【図12】図12(a)〜(c)の各々は、図11の側
面形状を有し、リブ基本形状の正面図である。
【0000】
【符号の説明】
10…ワークステーション 20…ガスインジェクション成形品 21…リブ構造体 211…リブ形状 212…矩形形状 213…テーパー形状 22…貫通孔 22A…ガスインジェクション穴 h,h1,h2…リブ高さ H,H1,H2…リブ高さ Ix…断面2次モーメント w1…底板部幅 W2…底板部厚み W3…リブ厚み

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構造物の解析モデルを作成する解析モデ
    ル作成装置において、 構造物を構成する逆T型の梁形状の断面形状を有するリ
    ブ構造体の有無を検出する処理を実行するリブ構造体検
    出手段と、 当該リブ構造体が検出された場合に当該リブ構造体の少
    なくともリブ高さ及びリブ幅を含む寸法形状にかかる特
    徴パラメータを抽出する処理を実行する特徴抽出手段
    と、 当該抽出された特徴パラメータに応じて当該リブ構造体
    の断面2次モーメントを算出する処理を実行する断面2
    次モーメント算出手段と、 当該リブ構造体のリブ高さと同一の高さであって、当該
    リブ構造体の断面2次モーメントと等価な断面2次モー
    メントを有するような幅を算出し、当該求めた高さデー
    タと幅データに基づく矩形形状で当該リブ構造体の断面
    形状を置き換える処理を実行する形状置換手段と、 当該置き換えられた矩形形状に基づいて、当該構造物の
    解析モデルの代替モデルを発生する処理を実行する代替
    モデル発生手段と、を有することを特徴とする解析モデ
    ル作成装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴抽出手段は、リブ構造体の梁が
    前記リブ厚みに対してテーパー形状を有している場合、
    当該テーパー形状の上底、下底、及び高さの寸法を前記
    特徴パラメータとして抽出する処理を実行することを特
    徴とする請求項2に記載の解析モデル作成装置。
  3. 【請求項3】 前記特徴抽出手段は、前記リブ構造体内
    に貫通孔が形成されている場合、当該貫通孔の断面形状
    を前記特徴パラメータとして抽出する処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の解析モデル作
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記構造物の解析モデルとしてガスイン
    ジェクション成形品モデルを用いた解析モデル作成装置
    であって、 前記リブ構造体の両断面の各々において、リブ高さが一
    様であり、前記貫通孔としてのガスインジェクション穴
    が当該リブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚み方向
    にテーパー形状を有している場合、 前記特徴抽出手段が、当該テーパー形状の上底、下底、
    及び高さの寸法を前記特徴パラメータとして抽出する処
    理と、当該ガスインジェクション穴の断面形状を前記特
    徴パラメータとして抽出する処理とを実行し、 前記断面2次モーメント算出手段が、当該抽出された特
    徴パラメータに応じて当該リブ構造体の断面にかかる前
    記断面2次モーメントを算出する処理を実行し、 前記形状置換手段が、当該算出された断面2次モーメン
    トと等価な断面2次モーメントを有し当該リブ構造体の
    断面のリブ高さと同一の高さを有し当該ガスインジェク
    ション穴がなくかつ厚さが一様な前記矩形形状に当該リ
    ブ構造体の断面の形状を置き換える処理を実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の解析モデル作成装置。
  5. 【請求項5】 前記構造物の解析モデルとしてガスイン
    ジェクション成形品モデルを用いた解析モデル作成装置
    であって、 前記リブ構造体の両断面の各々において、リブ高さが一
    様であり、前記貫通孔としてのガスインジェクション穴
    が当該リブ構造体の断面に設けられておらず、かつ前記
    リブ厚みが一様である場合、 前記断面2次モーメント算出手段が、当該抽出された特
    徴パラメータに応じて当該リブ構造体の断面にかかる前
    記断面2次モーメントを算出する処理を実行し、 前記形状置換手段が、当該算出された断面2次モーメン
    トと等価な断面2次モーメントを有し当該リブ構造体の
    断面のリブ高さと同一の高さを有し当該ガスインジェク
    ション穴がなくかつ厚さが一様な前記矩形形状に当該リ
    ブ構造体の断面の形状を置き換える処理を実行すること
    を特徴とする請求項1に記載の解析モデル作成装置。
  6. 【請求項6】 前記構造物の解析モデルとしてガスイン
    ジェクション成形品モデルを用いた解析モデル作成装置
    であって、 前記リブ構造体の両断面の各々において、リブ高さが異
    なっており、前記貫通孔としてのガスインジェクション
    穴が当該リブ構造体の断面に設けられ、かつリブ厚み方
    向にテーパー形状を有している場合、 前記特徴抽出手段が、当該リブ構造体の断面毎に、当該
    テーパー形状の上底、下底、及び高さの寸法を前記特徴
    パラメータとして抽出する処理と、当該ガスインジェク
    ション穴の断面形状を前記特徴パラメータとして抽出す
    る処理とを実行し、 前記断面2次モーメント算出手段が、当該リブ構造体の
    断面毎に、当該抽出された特徴パラメータに応じて当該
    リブ構造体の断面にかかる前記断面2次モーメントを算
    出する処理を実行し、 前記形状置換手段が、当該リブ構造体の断面毎に、当該
    算出された断面2次モーメントと等価な断面2次モーメ
    ントを有し当該リブ構造体の断面のリブ高さと同一の高
    さを有し当該ガスインジェクション穴がなくかつ厚さが
    一様な前記矩形形状に当該リブ構造体の断面の形状を置
    き換える処理を実行することを特徴とする請求項1に記
    載の解析モデル作成装置。
  7. 【請求項7】 前記構造物の解析モデルとしてガスイン
    ジェクション成形品モデルを用いた解析モデル作成装置
    であって、 前記リブ構造体の両断面の各々において、リブ高さが異
    なっており、前記貫通孔としてのガスインジェクション
    穴が当該リブ構造体の断面に設けられ、かつ前記リブ厚
    みが一様である場合、 前記特徴抽出手段が、当該リブ構造体の断面毎に、当該
    ガスインジェクション穴の断面形状を前記特徴パラメー
    タとして抽出する処理を実行し、 前記断面2次モーメント算出手段が、当該リブ構造体の
    断面毎に、当該抽出された特徴パラメータに応じて当該
    リブ構造体の断面にかかる前記断面2次モーメントを算
    出する処理を実行し、 前記形状置換手段が、当該リブ構造体の断面毎に、当該
    算出された断面2次モーメントと等価な断面2次モーメ
    ントを有し当該リブ構造体の断面のリブ高さと同一の高
    さを有し当該ガスインジェクション穴がなくかつ厚さが
    一様な前記矩形形状に当該リブ構造体の断面の形状を置
    き換える処理を実行することを特徴とする請求項1に記
    載の解析モデル作成装置。
  8. 【請求項8】 前記形状置換手段が、前記リブ構造体の
    断面毎に、当該算出された断面2次モーメントと等価な
    断面2次モーメントを有し当該リブ構造体の断面のリブ
    高さと同一の高さを有し当該ガスインジェクション穴が
    なくかつ厚さが一様な前記矩形形状に当該リブ構造体の
    断面の形状を置き換える処理と、当該リブ構造体の両断
    面形状間を直線又は円弧で接続した構造物に当該リブ構
    造体を置き換える処理とを実行することを特徴とする請
    求項4乃至7のいずれか一項に記載の解析モデル作成装
    置。
JP10045441A 1998-02-26 1998-02-26 解析モデル作成装置 Withdrawn JPH11242755A (ja)

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Cited By (4)

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