JPH1124245A - 着色画像形成用感光液、およびこれを用いるカラーフィルターの製造方法 - Google Patents

着色画像形成用感光液、およびこれを用いるカラーフィルターの製造方法

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JPH1124245A
JPH1124245A JP18107097A JP18107097A JPH1124245A JP H1124245 A JPH1124245 A JP H1124245A JP 18107097 A JP18107097 A JP 18107097A JP 18107097 A JP18107097 A JP 18107097A JP H1124245 A JPH1124245 A JP H1124245A
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JP
Japan
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solvent
viscosity
mpa
colored image
forming
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JP18107097A
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English (en)
Inventor
Kazuo Takebe
和男 武部
Shigeo Hozumi
滋郎 穂積
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 均一な膜厚の塗膜が形成でき、かつ顔料が均
一に分散され、平滑で透明な着色画像を形成しうる感光
液を提供し、それを用いて、平滑性および透明性に優れ
るカラーフィルターを製造する。 【解決手段】 顔料、バインダー樹脂および溶剤を含有
し、その溶剤が次のいずれかである着色画像形成用感光
液。 (A)温度25℃において1.5mPa・s以下の粘度を有す
る第一の溶剤60〜95重量%と、温度25℃において
1.5mPa・sを越える粘度を有する第二の溶剤5〜40重
量%との混合物であって、溶剤を構成する実質的にすべ
ての成分が常圧において100〜200℃の沸点を有す
るもの、または(B)次式(I) で示され、ここにAは炭素数1〜4のアルキレンであ
り、Rは炭素数1〜3のアルキルであるケトエーテル化
合物を含有するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶表示装
置や撮像素子などに用いられる着色画像(画素とも呼ば
れる)を形成するための感光液に関するものである。さ
らに詳しくは、膜厚が均一で表面の平滑性に優れた塗膜
を与え、透明性に優れた着色画像を形成することができ
る感光液に関するものである。本発明はまた、かかる着
色画像形成用感光液を用いてカラーフィルターを製造す
る方法にも向けられている。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置や撮像素子などにお
けるカラーフィルターは通常、ガラス基板やシリコンウ
ェハー上に、赤、緑および青の三原色画素を形成するこ
とにより、製造されている。また、これら画素間を遮光
するためのブラックマトリックスを設けるのが普通であ
る。そして、これら各色の画素を形成するには、遮光層
がパターン形成されたガラス基板やシリコンウェハー上
に、各色に相当する顔料を含有する着色画像形成用感光
液をスピンコーターにより均一に塗布した後、加熱乾燥
(プリベーク)し、その塗膜を露光、現像する方法が採
用されており、これらの操作をカラーフィルターに必要
とされる色毎に繰り返すことにより、各色の画像を得て
いる。また、ブラックマトリックスの形成にも、黒色顔
料を含有する着色画像形成用感光液を用いることがあ
る。
【0003】このようにして基板上に感光液を塗布し、
乾燥して得られる乾燥塗膜は、基板の中心部と周縁部と
で膜厚差が0.2μm以上と大きくなったり、ストリエー
ション(すじむら)が生じることがあるなど、従来技術
では均一な乾燥塗膜を得るのが困難であった。さらに、
乾燥塗膜表面には微細な凹凸が生じることがあり、その
場合は表面平滑性に劣るものとなる。乾燥塗膜に膜厚差
が生じたり、表面に微細な凹凸が生じたりすると、その
塗膜を露光後、現像して得られる着色画像は、透明性に
劣るものとなってしまう。
【0004】このため、基板上に着色画像を形成するに
際し、均一な膜厚を有するとともに平滑性に優れた表面
を有する乾燥塗膜を形成しうる着色画像形成用感光液が
切望されている。そこで、着色画像形成用感光液に対す
る種々の溶剤が検討されている。例えば、特開平 6-352
1 号公報には、常圧における沸点が100〜200℃で
あり、20℃における蒸気圧が0.05〜10mmHgである
エステル、エーテルまたはケトンを溶剤とすることが提
案されており、特開平 6-289601 号公報には、アルコキ
シブチルアセテートまたはアルコキシペンチルアセテー
トを溶剤とすることが提案されており、特開平 7-19892
7 号公報には、ラクトン類を溶剤とすることが提案され
ており、特開平 9-15840号公報には、酪酸またはイソ酪
酸のアルキル、フェニルもしくはベンジルエステルを溶
剤とすることが提案されており、特開平 9-15845号公報
には、エチレングリコールモノエーテル類を溶剤とする
ことが提案されており、特開平 9-15847号公報には、プ
ロピレングリコールジアルキルエーテルを溶剤とするこ
とが提案されており、また特開平 9-15858号公報には、
乳酸アルキルエステルを溶剤とすることが提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの公
報に提案されている溶剤を用いても、ある場合には、顔
料の分散性が十分でないことから、着色画像の色の均一
性が不足したり、またある場合には、均一な膜厚の塗膜
が得られにくくなるなどの問題点があった。特に着色画
像形成用感光液の粘度が高い場合には、それをスピンコ
ートして得られる塗膜の膜厚分布が大きくなってしま
う。このような問題点を回避する目的で、着色画像形成
用感光液中の固形分濃度を下げることにより、この感光
液の粘度を下げることが考えられるが、この場合には、
通常のスピンコーターやスリットを備えた省液型スピン
コーターなどの塗布装置における推奨回転数の範囲内
で、所定の膜厚(通常は2μm 以下)を得ることが難し
い。
【0006】本発明の目的の一つは、スピンコーターな
どの塗布装置で基板上に塗布したときに均一な膜厚の塗
膜が形成でき、かつ顔料が均一に分散され、それを露
光、現像したときに平滑で透明な着色画像を与える着色
画像形成用感光液を提供することにある。本発明の別の
目的は、かかる着色画像形成用感光液を用いて、平滑性
および透明性に優れたカラーフィルターを製造すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
技術の問題点を解決すべく鋭意研究を行った結果、顔料
やバインダー樹脂などが特定の溶剤に溶解または分散さ
れてなる着色画像形成用感光液を用いることにより、基
板表面にスピンコーターで塗布し、次いで加熱乾燥して
得られる乾燥塗膜は、中心部と周縁部との膜厚差が小さ
く、しかも表面平滑性に優れたものとなることを見出
し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、顔料、バインダー樹脂
および溶剤を含有し、その溶剤が、温度25℃において
1.5mPa・s以下の粘度を有する第一の溶剤60〜95重
量%と、温度25℃において1.5mPa・sを越える粘度を
有する第二の溶剤5〜40重量%との混合物であり、か
つ当該溶剤を構成する実質的にすべての成分が常圧にお
いて100〜200℃の沸点を有する、着色画像形成用
感光液を提供するものである。
【0009】また特に、特定構造の溶剤を用いた場合に
は、それを含む低粘度の溶剤だけ、またはそれを含む低
粘度と高粘度の混合溶剤を用いた場合でも、優れた性能
を有する着色画像形成用感光液が得られることを、併せ
て見出した。そこで本発明はまた、顔料、バインダー樹
脂および溶剤を含有し、その溶剤が、次式(I)
【0010】
【0011】(式中、Aは炭素数1〜4のアルキレンを
表し、Rは炭素数1〜3のアルキルを表す)で示される
ケトエーテル化合物を含有する着色画像形成用感光液を
も提供する。
【0012】これらの着色画像形成用感光液は、上記の
顔料、バインダー樹脂および溶剤に加えて、通常さらに
光重合性モノマーおよび光重合開始剤を含有し、また必
要に応じてその他の添加剤を含有することもできる。上
記のバインダー樹脂は、カルボキシル基を有する共重合
体であるのが有利である。
【0013】さらに本発明は、上記いずれかの着色画像
形成用感光液を基板上に塗布し、乾燥後パターニング露
光し、現像することにより、カラーフィルターを製造す
る方法をも提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の着色画像形成用感光液は、顔料およびバインダ
ー樹脂、あるいは任意にさらに、光重合性モノマーおよ
び光重合開始剤、さらには任意にその他の添加剤が、特
定の溶剤に溶解または分散されたものである。
【0015】顔料は、無機顔料でも有機顔料でもよい。
無機顔料としては、金属酸化物や金属錯塩のような金属
化合物が挙げられ、具体的には、鉄、コバルト、アルミ
ニウム、カドニウム、鉛、銅、チタン、マグネシウム、
クロム、亜鉛、アンチモンなどの金属の酸化物または複
合金属酸化物が挙げられる。また、有機顔料として具体
的には、カラーインデックス(Colour Index)(ザ・ソ
サイアティ・オブ・ダイヤーズ・アンド・カラーリスツ
(The Society of Dyers and Colourists )出版)で、
ピグメント(Pigment) に分類されている化合物が挙げら
れる。これらの顔料はそれぞれ単独で、または2種以上
組み合わせて用いることができる。より具体的には、も
ちろんこれらに限定されるわけではないが、以下のよう
なカラーインデックス(C.I.)番号の化合物が挙げられ
る。
【0016】C.I.ピグメントイエロー 20, 24, 31, 53,
83, 86, 93, 94, 109, 110, 117,125, 137, 138, 139,
147, 148, 153, 154, 166 および 173; C.I.ピグメントオレンジ 13, 31, 36, 38, 40, 42, 43,
51, 55, 59, 61, 64および 65; C.I.ピグメントレッド 9, 97, 105, 122, 123, 144, 14
9, 166, 168, 176,177, 180, 192, 215, 216 および 22
4; C.I.ピグメントバイオレット 14, 19, 23, 29, 32, 33,
36, 37 および 38; C.I.ピグメントブルー 15 (15:3, 15:4, 15:6など), 2
1, 22, 28, 60 および64; C.I.ピグメントグリーン 7, 10, 15, 25, 36 および 4
7; C.I.ピグメントブラウン 28; C.I.ピグメントブラック 1 および 7 など。
【0017】顔料は、着色画像形成用感光液中の全固形
分量を基準に、好ましくは5〜60重量%、より好まし
くは10〜50重量%の範囲で用いられる。
【0018】次に、バインダー樹脂は、未露光塗膜にア
ルカリ現像性を付与し、また顔料の分散媒として作用す
るものであり、この分野で用いられる各種のものである
ことができる。なかでもバインダー樹脂は、カルボキシ
ル基を有する共重合体であるのが好ましい。カルボキシ
ル基を有する共重合体としては特に、カルボキシル基含
有モノマーと、それに共重合が可能な他のモノマーとの
共重合体が、好ましく用いられる。
【0019】カルボキシル基含有モノマーは、例えば、
不飽和モノカルボン酸や不飽和ジカルボン酸など、分子
中に少なくとも1個のカルボキシル基を有する不飽和カ
ルボン酸であることができ、具体的には、アクリル酸、
メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、
フマル酸などが挙げられる。これらは、それぞれ単独
で、または2種以上組み合わせて用いることができる。
また、これらカルボキシル基含有モノマーに共重合が可
能なモノマーは、重合性不飽和結合を有する化合物であ
る。具体的には、スチレンやα−メチルスチレン、ビニ
ルトルエンのような芳香族ビニル化合物、メチル(メ
タ)アクリレートやエチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートのよ
うな不飽和カルボン酸エステル、アミノエチルアクリレ
ートのような不飽和カルボン酸アミノアルキルエステ
ル、グリシジル(メタ)アクリレートのような不飽和カ
ルボン酸グリシジルエステル、酢酸ビニルやプロピオン
酸ビニルのようなカルボン酸ビニルエステル、(メタ)
アクリロニトリルやα−クロロアクリロニトリルのよう
なシアン化ビニル化合物などが挙げられる。これらのモ
ノマーも、それぞれ単独で、または2種以上組み合わせ
て用いることができる。この共重合体において、カルボ
キシル基含有モノマーは、モノマー全体に対し、好まし
くは10〜50重量%、より好ましくは15〜40重量
%の範囲で用いられる。
【0020】このようなカルボキシル基を有する共重合
体の好ましい具体例としては、ベンジルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体、ベンジルメタクリレート/メ
タクリル酸/スチレン共重合体、メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体、メチルメタクリレート/メタ
クリル酸/スチレン共重合体などが挙げられる。これら
のカルボキシル基を有する共重合体は、ポリスチレン換
算重量平均分子量が10,000〜400,000 の範囲にあるのが
好ましく、より好ましくは 20,000〜300,000の範囲であ
る。
【0021】光重合性モノマーは、単官能モノマーの
他、2官能、その他の多官能モノマーであることができ
る。単官能モノマーの具体例としては、ノニルフェニル
カルビトールアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェ
ノキシプロピルアクリレート、2−エチルヘキシルカル
ビトールアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、N−ビニルピロリドンなどが挙げられる。また2
官能モノマーの具体例としては、1,6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ビスフェノールAのビス(アクリロイロ
キシエチル)エーテル、3−メチルペンタンジオールジ
(メタ)アクリレートなどが挙げられ、その他の多官能
モノマーとしては、トリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)ア
クリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)ア
クリレートなどが挙げられる。なかでも、2官能以上の
多官能モノマーが好ましく用いられる。
【0022】光重合開始剤は、この分野で通常用いられ
ているものであり、例えば、アセトフェノン系、ベンゾ
イン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、トリア
ジン系、その他の開始剤が用いられる。アセトフェノン
系開始剤の具体例としては、ジエトキシアセトフェノ
ン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパ
ン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロ
キシ−2−メチル−1−〔4−(2−ヒドロキシエトキ
シ)フェニル〕プロパン−1−オン、1−ヒドロキシシ
クロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−2−モルホ
リノ−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−
オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−
モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、2−ヒドロキ
シ−2−メチル−1−〔4−(1−メチルビニル)フェ
ニル〕プロパン−1−オンのオリゴマーなどが挙げら
れ、ベンゾイン系開始剤の具体例としては、ベンゾイ
ン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエー
テル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイ
ソブチルエーテルなどが挙げられ、 ベンゾフェノン系
開始剤の具体例としては、ベンゾフェノン、o−ベンゾ
イル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、4
−ベンゾイル−4′−メチルジフェニルサルファイド、
3,3′,4,4′−テトラ(tert−ブチルパーオキシ
カルボニル)ベンゾフェノン、2,4,6−トリメチル
ベンゾフェノンなどが挙げられ、チオキサントン系開始
剤の具体例としては、2−イソプロピルチオキサント
ン、4−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジエチ
ルチオキサントン、2,4−ジクロロチオキサントン、
1−クロロ−4−プロポキシチオキサントンなどが挙げ
られ、トリアジン系開始剤の具体例としては、2,4−
ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシフェニ
ル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリク
ロロメチル)−6−(4−メトキシナフチル)−1,
3,5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチ
ル)−6−ピペロニル−1,3,5−トリアジン、2,
4−ビス(トリクロロメチル)−6−(4−メトキシス
チリル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ビス(ト
リクロロメチル)−6−〔2−(5−メチルフラン−2
−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4
−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(フラン−2
−イル)エテニル〕−1,3,5−トリアジン、2,4
−ビス(トリクロロメチル)−6−〔2−(4−ジエチ
ルアミノ−2−メチルフェニル)エテニル〕−1,3,
5−トリアジン、2,4−ビス(トリクロロメチル)−
6−〔2−(3,4−ジメトキシフェニル)エテニル〕−
1,3,5−トリアジンなどが挙げられ、 その他の開
始剤の具体例としては、2,4,6−トリメチルベンゾ
イルジフェニルホスフィンオキサイド、2,2′−ビス
(o−クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラ
フェニル−1,2′−ビイミダゾール、10−ブチル−
2−クロロアクリドン、2−エチルアントラキノン、ベ
ンジル、9,10−フェナンスレンキノン、カンファー
キノン、フェニルグリオキシル酸メチル、チタノセン化
合物などが挙げられる。これら光重合開始剤は、それぞ
れ単独で、または2種以上組み合わせて使用することが
できる。
【0023】また、光重合開始剤に光開始助剤を組み合
わせて用いることもできる。光開始助剤の具体例として
は、トリエタノールアミン、メチルジエタノールアミ
ン、トリイソプロパノールアミン、4−ジメチルアミノ
安息香酸メチル、4−ジメチルアミノ安息香酸エチル、
4−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、4−ジメチル
アミノ安息香酸2−エチルヘキシル、安息香酸2−ジメ
チルアミノエチル、N,N−ジメチルパラトルイジン、
4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン(通
称ミヒラーズケトン)、4,4′−ビス(ジエチルアミ
ノ)ベンゾフェノン、9,10−ジメトキシアントラセ
ン、2−エチル−9,10−ジメトキシアントラセン、
9,10−ジエトキシアントラセン、2−エチル−9,
10−ジエトキシアントラセンなどが挙げられる。これ
ら光開始助剤も、それぞれ単独で、または2種以上組み
合わせて用いることができる。
【0024】これらの光重合開始剤および任意成分であ
る光開始助剤は、合計量として、バインダー樹脂および
光重合性モノマーの合計100重量部に対して、好まし
くは3〜30重量部、より好ましくは5〜25重量部の
範囲で使用される。
【0025】以上のような顔料およびバインダー樹脂、
さらには所望により光重合性モノマーおよび光重合開始
剤、また任意にさらに光開始助剤が、特定の溶剤に分散
または溶解される。本発明の第一の態様では、この溶剤
は粘度の異なる少なくとも2種の溶剤を混合したもので
あり、混合溶剤を構成する第一の溶剤は、温度25℃に
おける粘度が1.5mPa・s以下のもの、そして第二の溶剤
は、温度25℃における粘度が1.5mPa・sを越えるもの
である。第二の溶剤は、第一の溶剤との区別を明確にす
るためには、温度25℃における粘度が1.6mPa・s以上
であるのが好都合である。この混合溶剤を構成する成分
は、いずれも常圧における沸点が100〜200℃のも
のである。常圧における沸点が100℃未満の溶剤を使
用した場合には、塗布工程中の溶剤の揮発量が多いた
め、均一な乾燥塗膜を得るのが難しくなる。また、その
沸点が200℃を越える溶剤を使用した場合には、塗布
直後の未乾燥塗膜が室温での放置により縮む現象が生じ
るため、これから得られる乾燥塗膜が均一性に劣ること
となる。
【0026】温度25℃における粘度が1.5mPa・s以下
である第一の溶剤の例として、具体的には次のような化
合物を挙げることができ、ここでかっこ内に示した粘度
は、25℃における値である。
【0027】酢酸プロピル(沸点102℃、粘度0.5m
Pa・s)、酢酸ブチル(沸点126℃、粘度0.7mPa・
s)、酢酸イソブチル(沸点117℃、粘度0.6mPa・
s)、プロピオン酸プロピル(沸点123℃、粘度0.7
mPa・s)、プロピオン酸ブチル(沸点145℃/756m
mHg、粘度0.8mPa・s)、メチルアミルケトン(沸点1
50℃、粘度0.8mPa・s)、ジイソブチルケトン(沸点
169℃、粘度1.0mPa・s)、ピルビン酸エチル(沸点
144℃、粘度1.1mPa・s)、3−メトキシブチルアセ
テート(沸点173℃、粘度1.1mPa・s)、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート (沸点14
5℃、粘度1.1mPa・s)、3−メトキシプロピオン酸メ
チル(沸点145℃、粘度1.0mPa・s)、3−エトキシ
プロピオン酸エチル(沸点170℃、粘度1.2mPa・
s)、トルエン(沸点110℃、粘度0.6mPa・s)、o
−キシレン(沸点144℃、粘度0.8mPa・s)、m−キ
シレン(沸点139℃、粘度0.6mPa・s)、p−キシレ
ン(沸点138℃、粘度0.6mPa・s)など。
【0028】これらの低粘度溶剤(第一の溶剤)は、い
ずれも常圧における沸点が100〜200℃の範囲にあ
るが、特にその沸点は110〜190℃の範囲にあるの
が好ましい。またその粘度は、温度25℃において1.
5mPa・s以下であるが、通常は約0.5mPa・s以上、また
は約0.6mPa・s以上である。これらの低粘度溶剤は、そ
れぞれ単独で用いてもよく、また2種以上組み合わせて
用いてもよい。
【0029】第二の溶剤は、温度25℃における粘度が
1.5mPa・sを越えるもの、また第一の溶剤との組合せで
適当であれば、同粘度が1.6mPa・s以上のものである。
かかる高粘度溶剤の具体例としては、次のような化合物
を挙げることができ、ここでかっこ内に示した粘度は、
25℃における値である。
【0030】アセト酢酸メチル(沸点172℃、粘度
1.6mPa・s)、3−メチル−3−メトキシブチルアセテ
ート(沸点188℃、粘度1.7mPa・s)、シクロヘキサノン
(沸点156℃、粘度2.0mPa・s)、乳酸エチル(沸点
155℃、粘度2.4mPa・s)、2−メチル乳酸メチル
(沸点137℃、粘度2.6mPa・s)、プロピレングリコ
ールモノ−n−ブチルエーテル(沸点170℃、粘度
2.9mPa・s)、ジアセトンアルコール(沸点168℃、
粘度3.0mPa・s)、3−メチル−1−ブタノール(沸点
161℃、粘度3.2mPa・s)、乳酸ブチル(沸点188
℃、粘度3.3mPa・s)、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル(沸点194℃、粘度3.5mPa・s)、ジプロピ
レングリコールモノメチルエーテル(沸点188℃、粘
度3.5mPa・s)、3−メチル−3−メトキシ−1−ブタノ
ール(沸点174℃、粘度5.9mPa・s)など。
【0031】これらの高粘度溶剤(第二の溶剤)も、常
圧における沸点が100〜200℃の範囲にあるが、特
にその沸点は140〜200℃の範囲にあるのが好まし
い。またその粘度は、温度25℃において1.5mPa・sを
越えるが、あまり粘度が大きくなると、たとえ少量で
も、感光液全体の粘度を高めることになるので、25℃
において3.0mPa・s以下、特に2.5mPa・s以下であるの
が有利である。これらの高粘度溶剤も、それぞれ単独で
用いてもよく、また2種以上組み合わせて用いてもよ
い。
【0032】温度25℃における粘度が1.5mPa・s以下
である第一の溶剤と、温度25℃における粘度が1.5m
Pa・sを越える第二の溶剤とを組み合わせて用いる場合
は、溶剤全体の量を基準に、第一の溶剤を60〜95重
量%、そして第二の溶剤を5〜40重量%の割合で用い
る。このように第一の溶剤と第二の溶剤を組み合わせて
用いることにより、顔料の分散性を高め、かつ感光液の
均一塗布性を高めることができる。第一の溶剤の量が少
なくなると、感光液全体の粘度を高めることになり、ス
ピンコートなどによって膜厚分布の均一な塗膜を得るの
が難しくなる。また、第二の溶剤の量があまり少なくな
ると、ストリエーションが発生しやすくなり、露光、現
像によって得られる画素の透明性が悪くなる傾向にあ
る。溶剤全体の量を基準に、第一の溶剤が70重量%以
上、また90重量%以下、そして第二の溶剤が10重量
%以上、また30重量%以下であるのが一層好ましい。
【0033】一方、本発明の第二の態様では、溶剤の少
なくとも一部として前記式(I)で示されるケトエーテ
ル系溶剤を用いる。この場合、式(I)に相当するケト
エーテル化合物をそれぞれ単独で、または2種以上組み
合わせて用いることができるほか、他の溶剤との混合溶
剤とすることもできる。式(I)で示されるケトエーテ
ル系溶剤のほとんどは、常圧における沸点が100〜2
00℃の範囲にある。混合溶剤とする場合であっても、
溶剤を構成する実質的にすべての成分が、常圧において
100〜200℃の沸点を有するのが好ましい。また、
式(I)に含まれる各種ケトエーテル化合物の25℃に
おける粘度は、概ね2.0mPa・s以下であり、さらにある
種のものは、25℃における粘度が1.5mPa・s以下であ
る。したがって、式(I)で示されるケトエーテル系溶
剤のうち、25℃における粘度が1.5mPa・s以下のもの
を、上記第一の態様における第一の溶剤とすることもで
きる。ただし、式(I)のケトエーテル系溶剤を用いる
場合は、前記第一の態様のように低沸点の第一の溶剤と
高沸点の第二の溶剤を組み合わせる必要は必ずしもな
く、温度25℃における粘度が1.5mPa・s以下の溶剤だ
けであっても、顔料の分散性および感光液の均一塗布性
に優れたものとなる。もちろん、式(I)のケトエーテ
ル系溶剤が、温度25℃において1.5mPa・s以下の粘度
を有する場合であっても、25℃における粘度が1.5m
Pa・sを越える溶剤を、溶剤全体の50重量%以下、好ま
しくは40重量%以下の範囲で併用してもよい。また、
式(I)で示されるケトエーテル系溶剤の25℃におけ
る粘度が1.5mPa・sを超えても、この溶剤を用いる場合
には、顔料の分散性および感光液の均一塗布性に優れた
ものとなる。式(I)のケトエーテル系溶剤は、溶剤全
体の量を基準に、通常25重量%以上あればよく、好ま
しくは30重量%以上用いられる。式(I)のケトエー
テル系溶剤とともに用いられる他の溶剤の具体例は、先
に示した第一の態様における第一の溶剤および/または
第二の溶剤と同様である。
【0034】式(I)において、Aは炭素数1〜4のア
ルキレンであり、炭素数2以上の場合は直鎖でも分岐し
ていてもよく、またRは炭素数1〜3のアルキルであ
り、炭素数3の場合はn−プロピルでもイソプロピルで
もよい。式(I)から明らかなように、このケトエーテ
ル化合物は、総炭素数が4〜9の値をとりうるが、溶剤
特性からいえば、総炭素数5以上、特に6以上、また総
炭素数8以下、特に7以下のものが好ましい。
【0035】式(I)で示されるケトエーテル系溶剤の
例として、具体的には、n−プロポキシアセトン、イソ
プロポキシアセトン、4−メトキシ−2−ブタノン、4
−エトキシ−2−ブタノン、4−n−プロポキシ−2−
ブタノン、4−イソプロポキシ−2−ブタノン、4−エ
トキシ−3−メチル−2−ブタノン、4−エトキシ−2
−ペンタノン、5−メトキシ−2−ペンタノン、5−エ
トキシ−2−ペンタノン、4−メトキシ−4−メチル−
2−ペンタノン、4−エトキシ−4−メチル−2−ペン
タノン、5−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノン、
5−メトキシ−3−メチル−2−ペンタノンなどを挙げ
ることができる。これらのなかでも、4−メトキシ−4
−メチル−2−ペンタノンが好ましく用いられる。
【0036】このように本発明では、温度25℃におけ
る粘度が1.5mPa・s以下の第一の溶剤と温度25℃にお
ける粘度が1.5mPa・sを越える第二の溶剤との混合溶剤
を用いるか、または前記式(I)のケトエーテル化合物
を含有する溶剤を用いる。いずれの場合も、全溶剤量
は、着色画像形成用感光液の全体量を基準に、好ましく
は60〜90重量%、より好ましくは70〜85重量%
である。
【0037】本発明の着色画像形成用感光液は、必要に
よりさらに、充填剤、他の高分子化合物、界面活性剤
(顔料分散剤)、密着促進剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、凝集防止剤などの添加剤を含有することもできる。
具体的には、ガラスやシリカ、アルミナのような充填
剤、ポリビニルアルコールやポリアクリル酸、ポリエチ
レングリコールモノアルキルエーテル、ポリフロロアル
キルアクリレートのような他の高分子化合物、ノニオン
系、カチオン系またはアニオン系界面活性剤(顔料分散
剤)、ビニルトリメトキシシランやビニルトリエトキシ
シラン、ビニルトリス(2−メトキシエトキシ)シラ
ン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメ
チルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3
−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルト
リメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジ
メトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルメ
チルジメトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキ
シシラン、3−メタクリロイロキシプロピルトリメトキ
シシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン
のような密着促進剤、2,2′−チオビス(4−メチル
−6−tert−ブチルフェノール)や2,6−ジ−tert−
ブチルフェノールのような酸化防止剤、2−(3−tert
−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5
−クロロベンゾトリアゾールやアルコキシベンゾフェノ
ンのような紫外線吸収剤、ポリアクリル酸ナトリウムの
ような凝集防止剤などが挙げられる。
【0038】本発明の着色画像形成用感光液は、上記の
ような顔料およびバインダー樹脂、所望によりさらに光
重合性モノマーおよび光重合開始剤、場合によりさらに
光開始助剤、さらには必要に応じてその他の添加剤が、
特定の溶剤に溶解または分散されている。そして、上記
の溶剤を含有する本発明の着色画像形成用感光液は、通
常のスピンコーターまたはスリットを備えた省液型スピ
ンコーターによって、基板上にむらなく均一に塗布する
ことができる。したがって本発明の着色画像形成用感光
液を用いることにより、均一な膜厚を有し、かつ表面平
滑性に優れた乾燥塗膜を、ストリエーションを発生する
ことなく形成することができる。
【0039】このような乾燥塗膜をパターニング露光
後、アルカリ現像することにより、透明性に優れたカラ
ーフィルターが得られ、さらにこのカラーフィルター
は、液晶カラーディスプレイなどに組み込まれて、液晶
パネルとなる。パターニング露光には、目的の画像を形
成するためのマスクを介して紫外線を照射する方法が通
常採用され、この際、露光部全体に均一に平行光線が照
射されるよう、マスクアライナーなどを使用するのが好
ましい。
【0040】パターニング露光後の現像に使用する現像
液は、通常、アルカリ性化合物と界面活性剤を含む水溶
液である。アルカリ性化合物は、無機および有機のアル
カリ性化合物のいずれであってもよい。無機アルカリ性
化合物の具体例としては、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、燐酸水素二ナトリウム、燐酸二水素ナトリウ
ム、燐酸水素二アンモニウム、燐酸二水素アンモニウ
ム、燐酸二水素カリウム、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸
カリウム、アンモニアなどが挙げられる。また、有機ア
ルカリ性化合物の具体例としては、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、2−ヒドロキシエチルトリメチル
アンモニウムヒドロキシド、モノメチルアミン、ジメチ
ルアミン、トリメチルアミン、モノエチルアミン、ジエ
チルアミン、トリエチルアミン、モノイソプロピルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、エタノールアミンなどが挙
げられる。これらの無機および有機アルカリ性化合物
は、それぞれ単独で、または二種以上組み合わせて用い
ることができる。アルカリ現像液中のアルカリ性化合物
の好ましい濃度は、0.01〜10重量%の範囲であり、
より好ましくは0.05〜5重量%である。
【0041】また界面活性剤は、ノニオン系界面活性
剤、カチオン系界面活性剤またはアニオン系界面活性剤
のいずれでもよい。ノニオン系界面活性剤の具体例とし
ては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアリールエーテル、ポリオキシエチレンアル
キルアリールエーテル、その他のポリオキシエチレン誘
導体、オキシエチレン/オキシプロピレンブロックコポ
リマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミンなどが挙げられる。 アニオン系界面
活性剤の具体例としては、ラウリルアルコール硫酸エス
テルナトリウムやオレイルアルコール硫酸エステルナト
リウムのような高級アルコール硫酸エステル塩類、ラウ
リル硫酸ナトリウムやラウリル硫酸アンモニウムのよう
なアルキル硫酸塩類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナト
リウムやドデシルナフタレンスルホン酸ナトリウムのよ
うなアルキルアリールスルホン酸塩類などが挙げられ
る。カチオン系界面活性剤の具体例としては、ステアリ
ルアミン塩酸塩やラウリルトリメチルアンモニウムクロ
ライドのようなアミン塩または第四級アンモニウム塩な
どが挙げられる。これらの界面活性剤は、それぞれ単独
で用いることも、また2種以上組み合わせて用いること
もできる。アルカリ現像液中の界面活性剤の濃度は、通
常0.01〜10重量%の範囲、好ましくは0.05〜8重
量%、より好ましくは0.1〜5重量%である。
【0042】以上のような感光液の塗布、乾燥、得られ
る乾燥塗膜へのパターニング露光、そして現像という各
操作を経て、感光液中の顔料の色に相当する画素が得ら
れ、さらにこれらの操作を、カラーフィルターに必要と
される色の数だけ繰り返すことにより、カラーフィルタ
ーが得られる。すなわち、カラーフィルターは通常、
赤、緑および青の各画素を基板上に配置したものである
が、ある色に相当する顔料を含有する本発明の感光液を
用いて上記の操作を行うことにより、その色の画素を
得、他の色についても所望の色に相当する顔料を含有す
る本発明の感光液を用いて同様の操作を行い、三色の画
素を基板上に配置することができる。また、遮光層であ
るブラックマトリックスの形成に、黒色顔料を含有する
本発明の感光液を用いることもできる。
【0043】そして、本発明の感光液を用いて製造され
たカラーフィルターは、面内の膜厚差が小さく、例えば
1〜2μm の膜厚で、面内膜厚差を0.02μm 以下、さ
らには0.01μm 以下とすることができる。したがっ
て、こうして得られるカラーフィルターは、平滑性およ
び透明性に優れたものであり、またこれをカラー液晶表
示装置に組み込むことにより、優れた品質の液晶パネル
を高い歩留りで製造することができる。
【0044】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。例中、含有量ないし使用量を表す%およ
び部は、特にことわらないかぎり重量基準である。また
粘度は、R型粘度計(東機産業(株)製)を用いて25
℃で測定した値であり、溶剤粘度は50rpm 、感光液粘
度は20rpm で測定した。
【0045】実施例1 遮光膜が形成されたガラス基板(コーニング#705
9)に、表1に示す組成で粘度7.9mPa・sの着色画像形
成用感光液を、スピンコーターにより700rpmで塗布
した。塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾燥塗膜
の収縮はみられなかった。
【0046】
【表1】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 顔料 :C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー 15:6 4.51部 C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット 23 0.24部 バインダー樹脂 :ヘ゛ンシ゛ルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 6.85部 (重量組成比 80/20、重量平均分子量 35,000) 光重合性モノマー:シ゛ヘ゜ンタエリスリトールヘキサアクリレート 3.37部 (日本化薬(株)製、“KAYARAD DPHA”) 光重合開始剤 :2,4-ヒ゛ス(トリクロロメチル)-6-ヒ゜ヘ゜ロニル-1,3,5-トリアシ゛ン 1.02部 (日本シーベルヘグナー(株)製) 添加剤 :ノニオン系顔料分散剤 3.00部 溶剤 :フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート 70.55部 (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s) シクロヘキサノン 10.46部 (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0047】塗布後の塗膜を100℃で3分間プリベー
クして乾燥させ、得られた乾燥塗膜を触針式膜厚測定器
で測定したところ、膜厚は1.40μmであり、面内膜厚
差の最大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜
は透明性に優れており、ストリエーションの発生もなか
った。次いでこの乾燥塗膜に対し、フォトマスクを介し
て超高圧水銀灯により200mJ/cm2 の露光を行った
後、ノニオン系界面活性剤を含む0.1%炭酸ナトリウム
水溶液に浸漬して現像し、青色画像を得た。こうして形
成された画素は、面内膜厚分布の均一性が高く、カラー
フィルターとして好ましいものであった。
【0048】実施例2 溶剤の組成を以下のように変更した以外は、実施例1と
同様の操作を行った。感光液の粘度は8.4mPa・sであっ
た。
【0049】 3-メトキシフ゛チルアセテート(沸点 173℃、粘度 1.1 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0050】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.35μmであり、面内膜厚差の最
大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜は透明
性に優れており、ストリエーションの発生もなかった。
また、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性が高く、カラーフィルターとして好ましいも
のであった。
【0051】実施例3 溶剤の組成を以下のように変更した以外は、実施例1と
同様の操作を行った。感光液の粘度は9.6mPa・sであっ
た。
【0052】 3-エトキシフ゜ロヒ゜オン酸エチル(沸点 170℃、粘度 1.2 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0053】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.40μmであり、面内膜厚差の最
大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜は透明
性に優れており、ストリエーションの発生もなかった。
また、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性が高く、カラーフィルターとして好ましいも
のであった。
【0054】実施例4 遮光膜が形成されたガラス基板(コーニング#705
9)に、表2に示す組成で粘度7.9mPa・sの着色画像形
成用感光液を、スピンコーターにより700rpmで塗布
した。塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾燥塗膜
の収縮はみられなかった。
【0055】
【表2】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 顔料 :C.I.ヒ゜ク゛メントフ゛ルー 15:6 4.51部 C.I.ヒ゜ク゛メントハ゛イオレット 23 0.24部 バインダー樹脂 :ヘ゛ンシ゛ルメタクリレート/メタクリル酸共重合体 6.85部 (重量組成比 80/20、重量平均分子量 35,000) 光重合性モノマー:シ゛ヘ゜ンタエリスリトールヘキサアクリレート 3.37部 (日本化薬(株)製、“KAYARAD DPHA”) 光重合開始剤 :2,4-ヒ゛ス(トリクロロメチル)-6-ヒ゜ヘ゜ロニル-1,3,5-トリアシ゛ン 1.02部 (日本シーベルヘグナー(株)製) 添加剤 :ノニオン系顔料分散剤 3.00部 溶剤 :4-メトキシ-4-メチル-2-ヘ゜ンタノン 53.29部 (沸点156℃、粘度 1.0 mPa・s) フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート 17.26部 (沸点145℃、粘度 1.1 mPa・s) シクロヘキサノン 10.46部 (沸点156℃、粘度 2.0 mPa・s) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0056】塗布後の塗膜を100℃で3分間プリベー
クして乾燥させ、得られた乾燥塗膜を触針式膜厚測定器
で測定したところ、膜厚は1.40μmであり、面内膜厚
差の最大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜
は透明性に優れており、ストリエーションの発生もなか
った。次いでこの乾燥塗膜に対し、フォトマスクを介し
て超高圧水銀灯により200mJ/cm2 の露光を行った
後、ノニオン系界面活性剤を含む0.1%炭酸ナトリウム
水溶液に浸漬して現像し、青色画像を得た。こうして形
成された画素は、面内膜厚分布の均一性が高く、カラー
フィルターとして好ましいものであった。
【0057】実施例5 溶剤の組成を以下のように変更し、スピンコーターの回
転数を800rpm とした以外は、実施例4と同様の操作
を行った。感光液の粘度は10.2mPa・sであった。
【0058】 4-イソフ゜ロホ゜キシ-2-フ゛タノン(沸点 170℃、粘度 1.7 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0059】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.35μmであり、面内膜厚差の最
大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜は透明
性に優れており、ストリエーションの発生もなかった。
また、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性が高く、カラーフィルターとして好ましいも
のであった。
【0060】実施例6 溶剤の組成を以下のように変更した以外は、実施例4と
同様の操作を行った。感光液の粘度は7.8mPa・sであっ
た。
【0061】 3-エトキシフ゜ロヒ゜オン酸エチル(沸点 170℃、粘度 1.2 mPa・s) 53.29部 4-メトキシ-4-メチル-2-ヘ゜ンタノン(沸点 156℃、粘度 1.0 mPa・s) 27.72部
【0062】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.40μmであり、面内膜厚差の最
大値は0.005μm未満であった。この乾燥塗膜は透明
性に優れており、ストリエーションの発生もなかった。
また、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性が高く、カラーフィルターとして好ましいも
のであった。
【0063】比較例1 溶剤の組成を以下のように変更し、スピンコーターの回
転数を900rpm とした以外は、実施例1と同様の操作
を行った。感光液の粘度は11.3mPa・sであった。
【0064】アセト 酢酸メチル(沸点 172℃、粘度 1.6 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0065】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.28〜1.33μm であり、面内
膜厚差の最大値は0.05μmであった。この乾燥塗膜は
透明性に優れ、ストリエーションの発生もなかった。し
かし、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性に劣り、カラーフィルターとして好ましくな
いものであった。
【0066】比較例2 溶剤の組成を以下のように変更した以外は、比較例1と
同様の操作を行った。感光液の粘度は13.8mPa・sであ
った。
【0067】イソホロン (沸点 215℃、粘度 2.4 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0068】塗布直後に室温で3分間放置すると、未乾
燥塗膜の収縮がみられた。プリベーク後に得られた乾燥
塗膜の膜厚は1.33〜1.35μm であり、面内膜厚差
の最大値は0.02μmであった。この乾燥塗膜は透明性
に優れ、ストリエーションの発生もなかった。しかし、
露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分布の均
一性に劣り、カラーフィルターとして好ましくないもの
であった。
【0069】比較例3 溶剤の組成を以下のように変更し、スピンコーターの回
転数を1000rpm とした以外は、比較例1と同様の操
作を行った。感光液の粘度は16.1mPa・sであった。
【0070】 乳酸フ゛チル(沸点 188℃、粘度 3.3 mPa・s) 53.29部フ゜ロヒ゜レンク゛リコールモノメチルエーテルアセテート (沸点 145℃、粘度 1.1 mPa・s)17.26部シクロヘキサノン (沸点 156℃、粘度 2.0 mPa・s) 10.46部
【0071】塗布直後に室温で3分間放置しても、未乾
燥塗膜の収縮はみられなかった。プリベーク後に得られ
た乾燥塗膜の膜厚は1.32〜1.35μm であり、面内
膜厚差の最大値は0.03μmであった。この乾燥塗膜は
透明性に優れ、ストリエーションの発生もなかった。し
かし、露光、現像後に得られた青色画素は、面内膜厚分
布の均一性に劣り、カラーフィルターとして好ましくな
いものであった。
【0072】以上、青色画素の製造例を示したが、他の
色、例えば赤色画素や緑色画素についても、顔料を所望
の色のものに変更し、必要により他の成分を変更して、
同様に製造することができる。
【0073】
【発明の効果】本発明の着色画像形成用感光液を用いる
ことにより、基板上にムラなく均一に塗布することがで
き、平滑性に優れた塗膜を形成することができる。こう
して得られる塗膜は、面内膜厚分布が均一であり、それ
を露光、現像することにより、平滑性および透明性に優
れたカラーフィルターを高い歩留まりで製造することが
できる。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料、バインダー樹脂および溶剤を含有
    し、 該溶剤が、温度25℃において1.5mPa・s以下の
    粘度を有する第一の溶剤60〜95重量%と、温度25
    ℃において1.5mPa・sを越える粘度を有する第二の溶剤
    5〜40重量%との混合物であり、かつ該溶剤を構成す
    る実質的にすべての成分が常圧において100〜200
    ℃の沸点を有することを特徴とする着色画像形成用感光
    液。
  2. 【請求項2】バインダー樹脂が、カルボキシル基を有す
    る共重合体である請求項1記載の着色画像形成用感光
    液。
  3. 【請求項3】さらに、光重合性モノマーおよび光重合開
    始剤を含有する請求項1または2記載の着色画像形成用
    感光液。
  4. 【請求項4】第二の溶剤が、温度25℃において1.6m
    Pa・s以上の粘度を有する請求項1〜3のいずれかに記載
    の着色画像形成用感光液。
  5. 【請求項5】第二の溶剤が、温度25℃において3.0m
    Pa・s以下の粘度を有する請求項1〜4のいずれかに記載
    の着色画像形成用感光液。
  6. 【請求項6】溶剤全体の量を基準に、第一の溶剤が70
    〜90重量%、第二の溶剤が10〜30重量%存在する
    請求項1〜5のいずれかに記載の着色画像形成用感光
    液。
  7. 【請求項7】顔料、バインダー樹脂および溶剤を含有
    し、該溶剤が、次式(I) (式中、Aは炭素数1〜4のアルキレンを表し、Rは炭
    素数1〜3のアルキルを表す)で示されるケトエーテル
    化合物を含有することを特徴とする着色画像形成用感光
    液。
  8. 【請求項8】バインダー樹脂が、カルボキシル基を有す
    る共重合体である請求項7記載の着色画像形成用感光
    液。
  9. 【請求項9】さらに、光重合性モノマーおよび光重合開
    始剤を含有する請求項7または8記載の着色画像形成用
    感光液。
  10. 【請求項10】式(I)で示されるケトエーテル化合物
    が、溶剤全体の量を基準に25重量%以上存在する請求
    項7〜9のいずれかに記載の着色画像形成用感光液。
  11. 【請求項11】式(I)で示されるケトエーテル化合物
    が、4−メトキシ−4−メチル−2−ペンタノンである
    請求項7〜10のいずれかに記載の着色画像形成用感光
    液。
  12. 【請求項12】溶剤を構成する実質的にすべての成分
    が、常圧において100〜200℃の沸点を有する請求
    項7〜11のいずれかに記載の着色画像形成用感光液。
  13. 【請求項13】溶剤が、温度25℃において1.5mPa・s
    以下の粘度を有する第一の溶剤と、温度25℃において
    1.5mPa・sを越える粘度を有する第二の溶剤との混合物
    である請求項7〜12のいずれかに記載の着色画像形成
    用感光液。
  14. 【請求項14】溶剤を構成する実質的にすべての成分
    が、温度25℃において1.5mPa・s以下の粘度を有する
    請求項7〜12のいずれかに記載の着色画像形成用感光
    液。
  15. 【請求項15】請求項1〜14のいずれかに記載の着色
    画像形成用感光液を基板上に塗布し、乾燥後パターニン
    グ露光し、現像することを特徴とするカラーフィルター
    の製造方法。
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