JPH11241614A - 排気管用フレキシブルチューブ - Google Patents

排気管用フレキシブルチューブ

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JPH11241614A
JPH11241614A JP10043356A JP4335698A JPH11241614A JP H11241614 A JPH11241614 A JP H11241614A JP 10043356 A JP10043356 A JP 10043356A JP 4335698 A JP4335698 A JP 4335698A JP H11241614 A JPH11241614 A JP H11241614A
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JP
Japan
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pipe
bellows
flexible tube
vent
exhaust pipe
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Application number
JP10043356A
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English (en)
Inventor
Tadahiro Minamidate
忠広 南舘
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コスト的にも製造工数的にも有利であると共
に、気抜き孔の設定数を少なくしながらも高い気抜き機
能が発揮され、パイプ素材の板厚を薄くすることが可能
な多層ベローズを備えた排気管用フレキシブルチューブ
を提供すること。 【解決手段】 内層パイプ11と外層パイプ12を素材
とし、両端部に連結される排気管6,7の相対変位を入
力に従う変形により吸収するべく山部1aと谷部1bを
交互に連続させた構成のベローズ1を備えた排気管用フ
レキシブルチューブにおいて、ベローズ1に、板材を丸
めてパイプ素材とするパイプ素材成形段階でパイプ周面
から突出する溶接ビード2を予め設けおき、この溶接ビ
ード2を有するパイプを同心で重ね合わせた状態で内側
に圧力を加えて部分膨出させるバルジ成形により溶接ビ
ード2の両側に全長方向に連通する気抜き通路3を設定
すると共に、該気抜き通路3と外気を連通する気抜き孔
4を設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内層パイプと外層
パイプを含む多層パイプを素材とし、両端部に連結され
る排気管の相対変位を入力に従う変形により吸収するべ
く山部と谷部を交互に連続させた多層ベローズを備えた
排気管用フレキシブルチューブの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気管用フレキシブルチューブの
ベローズとしては、図4に示すように、山部と谷部を交
互に連続させた連続凹凸部と、その両端部の排気管接続
部により構成されたものが最も一般的に知られている。
【0003】このベローズを、内層パイプと外層パイプ
との2層パイプを素材として成形したものにあっては、
自動車の排気系に装着しての使用時、高温の排気ガス熱
により高温になり、内層パイプと外層パイプとの間に残
留している空気や油水が熱膨張し、この熱膨張を原因と
してベローズが変形し、変位吸収機能が低下する現象が
発生するため、図5に示すように、排気管接続部の位置
(図4のC位置)と連続凹凸部のほぼ中央位置(図4の
D位置)との外層パイプに3箇所の気抜き孔が設定され
る。
【0004】ここで、図5(イ) に示す排気管接続部の位
置の気抜き孔は、パイプ素材の内側に圧力を加えてパイ
プ素材を部分膨出させるバルジ成形前のパイプ素材成形
時に予め孔が開けられている。一方、図5(ロ) に示す連
続凹凸部のほぼ中央の山頂より少し下の位置の気抜き孔
は、バルジ成形後、部分的にアセチレンガス等のガス炎
を当てて溶かすことにより開けられている。
【0005】また、気抜き孔が設けられた排気管用フレ
キシブルチューブの2層ベローズとしては、実開昭60
−34517号公報に記載のものが知られている。
【0006】この公報には、図6に示すように、ベロー
ズを構成する山部の山頂位置と谷部の谷底位置にそれぞ
れ気抜き孔が設けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4及
び図5に示す排気管用フレキシブルチューブのベローズ
にあっては、下記に列挙する問題がある。
【0008】(1) 例えば、パイプ厚が0.3mmの内層
パイプと外層パイプを素材するベローズの場合は、図4
に示すように、3箇所の気抜き孔の設定でベローズの変
形を防止する気抜き機能が発揮されるが、素材となる内
層パイプと外層パイプのパイプ厚を0.2mmに変更し
たベローズの場合は、パイプ厚が薄くなった分、耐圧性
が低くなり、空気や油水がわずかでも熱膨張すると内圧
の上昇でベローズの変形がみられる。つまり、3箇所の
気抜き孔の設定では気抜き不足となる。
【0009】(2) 図5(ロ) に示す山部の気抜き孔は、バ
ルジ成形後、部分的にガス炎を当てて溶かすことにより
開けられているため、パイプ厚が0.3mm→0.2m
mというように薄くなるとベローズの製品不良率が高く
なるし、気抜き孔の設定数を増やすことによってもさら
に製品不良率が高くなる。例えば、パイプ厚が薄いと熱
を少しでもかけ過ぎると内層パイプまで孔が貫通してし
まう。
【0010】また、図6に示す排気管用フレキシブルチ
ューブのベローズにあっては、下記に列挙する問題があ
る。
【0011】(1) 2層ベローズの場合、例えば、伸び変
形すると変形に伴って山頂位置と谷底位置の内外層パイ
プが強く密着するというように、ベローズのなかでは内
外層パイプの密着度が最も高い山頂位置と谷底位置に気
抜き孔が設定されているため、気抜き孔が内層パイプに
より塞がれてしまい、多くの気抜き孔を設定しても十分
で安定した気抜き効果を望めない。
【0012】(2) 確実な気抜き効果を得るためには、図
6に示すように、山部,谷部の全てに気抜き孔を設定す
る必要があり、気抜き孔の設定数が多くなるため、バル
ジ成形の後処理で気抜き孔を設定しようとすれば製品不
良率が高くなり、さらに、パイプ板厚を薄くすると製品
不良率はますます上昇する。
【0013】そこで、本出願人は、気抜き孔の設定数を
少なくしながら高い気抜き機能を達成することを目的と
し、内層パイプと外層パイプとの間にワイヤを挟持さ
せ、バルジ成形によりワイヤの両側位置に気抜き通路を
設けるようにしたフレキシブルチューブを提案した(実
開平5−77534号公報)。
【0014】しかしながら、この先行技術にあっては、
2層ベローズの構成部品としてワイヤが追加されること
になるし、バルジ成形時にワイヤの位置がズレないよう
に内層パイプと外層パイプとの間にワイヤを仮固定して
おく必要があり、コスト的にも製造工数的にも不利とな
る。
【0015】本発明が解決しようとする課題は、コスト
的にも製造工数的にも有利であると共に、気抜き孔の設
定数を少なくしながらも高い気抜き機能が発揮され、パ
イプ素材の板厚を薄くすることが可能な多層ベローズを
備えた排気管用フレキシブルチューブを提供することに
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
の解決手段1(請求項1)は、内層パイプと外層パイプ
を含む多層パイプを素材とし、両端部に連結される排気
管の相対変位を入力に従う変形により吸収するべく山部
と谷部を交互に連続させた構成のベローズを備えた排気
管用フレキシブルチューブにおいて、前記ベローズに、
板材を丸めてパイプ素材とするパイプ素材成形段階でパ
イプ周面から突出する溶接ビードを予め設けおき、この
溶接ビードを有するパイプを同心で重ね合わせた状態で
内側に圧力を加えて部分膨出させるバルジ成形により溶
接ビードの両側に全長方向に連通する気抜き通路を設定
すると共に、該気抜き通路と外気を連通する気抜き孔を
設定したことを特徴とする。
【0017】(解決手段2)上記課題の解決手段2(請
求項2)は、請求項1記載の排気管用フレキシブルチュ
ーブにおいて、前記ベローズを、内層パイプと外層パイ
プによる2層ベローズとし、前記気抜き通路を、内層パ
イプの第1溶接ビードにより形成された第1気抜き通路
と、外層パイプの第2溶接ビードにより形成された第2
気抜き通路とを約180度間隔で対向配置することによ
り構成したことを特徴とする。
【0018】(解決手段3)上記課題の解決手段3(請
求項3)は、請求項2記載の排気管用フレキシブルチュ
ーブにおいて、前記気抜き孔を、第1気抜き通路と連通
する一方の排気管接続部の位置に設定した第1気抜き孔
と、第2気抜き通路と連通する他方の排気管接続部の位
置に設定した第2気抜き孔により構成したことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)実施の形態1は
請求項1,2,3に記載の発明に対応する排気管用フレ
キシブルチューブである。
【0020】まず、構成を説明する。
【0021】図1は実施の形態1の排気管用フレキシブ
ルチューブのベローズを示す半断面図、図2は実施の形
態1の排気管用フレキシブルチューブのベローズの溶接
ビード及び気抜き通路を示す断面図、図3は実施の形態
1の排気管用フレキシブルチューブを排気管に取り付け
た状態を示す半断面図である。
【0022】図1,2において、1はベローズ、1aは
山部、1bは谷部、11は内層パイプ、12は外層パイ
プ、101は凹凸部、102,103は排気管接続部、
2は溶接ビード、2aは第1溶接ビード、2bは第2溶
接ビード、3は気抜き通路、3aは第1気抜き通路、3
bは第2気抜き通路、4は気抜き孔、4aは第1気抜き
孔、4bは第2気抜き孔、5はアウタブレード、6,7
はカラー、8,9は排気管である。
【0023】排気管用フレキシブルチューブは、図3に
示すように、両端部に連結される排気管8,9の相対変
位を入力に従う変形により吸収するべく山部1aと谷部
1bを交互に連続させた構成のベローズ1と、細い金属
線を素材として織り込まれ、ベローズ1を飛び石等から
保護すると共にベローズ1の伸び変位量に規制を与える
アウタブレード5とによって構成され、排気管8,9に
対しては、ベローズ1の両端部にアウタブレード5を絞
って重ね合わせ、重ね合わせ部分をカラー6,7で覆
い、溶接により固定される。
【0024】前記ベローズ1は、それぞれの厚みが0.
2mmの内層パイプ11と外層パイプ12との2層パイ
プを素材とする2層ベローズであり、交互に連続する山
部1aと谷部1bによる凹凸部101と、該凹凸部10
1の両端部の排気管接続部102,103により構成さ
れている。
【0025】前記ベローズ1には、板材を丸めてパイプ
素材とするパイプ素材成形段階でパイプ周面から突出す
る溶接ビード2a,2bを予め設けおき、この溶接ビー
ド2a,2bを有するパイプを同心で重ね合わせた状態
で内側に圧力を加えて部分膨出させるバルジ成形により
溶接ビード2a,2bの両側に全長方向に連通する気抜
き通路3a,3bが設けられ、排気管接続部102,1
03の外層パイプ12側に、気抜き通路3a,3bと外
気を連通する気抜き孔4a,4bが設定されている。
【0026】前記気抜き通路のうち第1気抜き通路3a
は、図2(ロ) に示すように、内層パイプ11の第1溶接
ビード2aを板厚程度(0.2mm〜0.4mm)だけ
外層パイプ12側に突出させることで形成され、第2気
抜き通路3bは、図2(ハ) に示すように、外層パイプ1
2の第2溶接ビード2bを板厚程度だけ内層パイプ11
側に突出させることで形成されている。そして、第1気
抜き通路3aと第2気抜き通路3bは、図2(イ) に示す
ように、約180度間隔での対向配置とされている。
【0027】前記気抜き孔のうち第1気抜き孔4aは、
図1に示すように、第1気抜き通路3aと連通する一方
の排気管接続部103のほぼ中央位置に1箇所だけ設定
され、第2気抜き孔4bは、第2気抜き通路3bと連通
する他方の排気管接続部102のほぼ中央位置に1箇所
だけ設定されている。
【0028】次に、作用効果を説明する。
【0029】[ベローズ製造時]ベローズ1を製造する
にあたっては、まず、造管ベンディング機を用い、コイ
ル状に巻き取られた板材を送り出し、これをベンディン
グにより徐々に円断面に近づくようにシューやロールを
用いて成形し、円形のパイプ断面形状まで成形されたら
板材の突き合わせ端面同士を連続的に溶接してパイプ素
材とする。
【0030】このパイプ素材成形段階でパイプ周面から
突出する溶接ビード2を予め設けるもので、従来は、溶
接部がパイプ周面と一致するように、溶接棒を用いるこ
となく、突き合わせ端面を溶かす溶接法が採用されてい
たが、本発明では、敢えて溶接ビード2を設けるために
ホットワイヤTIG溶接等が採用される。
【0031】そして、内層パイプ11となるパイプ素材
と外層パイプ12となるパイプ素材との2種類のパプ素
材を成形したら、パイプを同心で重ね合わせた状態で所
定の長さに切断することで2層ベローズ素管とされる。
このパイプ素材成形工程では、2つのパイプ素材を重ね
る前の段階で、外層パイプとなるパイプ素材に、気抜き
孔4a,4bとなる孔を予め開ける孔開け加工が行なわ
れる。
【0032】そして、2層ベローズ素管を、液圧バルジ
成形機の成形型に設定し、2層ベローズ素管の内側に高
圧の液圧を加え、山部1aとなる部分を液圧力により膨
出させるバルジ成形を行なうことで、溶接ビード2a,
2bの両側に全長方向に連通する気抜き通路3a,3b
が設けられたベローズ1が製造される。
【0033】すなわち、気抜き通路3a,3bを設ける
にあたって、先行技術のようにワイヤを用いることな
く、パイプ素材成形時に行なわれる溶接を利用するよう
にしたため、2層ベローズの構成部品としてワイヤが追
加されることも、2層ベローズ素管の間にワイヤを仮固
定しておく必要もなく、コスト的にも製造工数的にも有
利となる。
【0034】また、気抜き孔4a,4bを排気管接続部
102,103にのみ設定するようにしているため、気
抜き孔4a,4bをバルジ成形の前加工により設定する
ことができ、繊細な作業が要求されて多大な作業工数増
となるバルジ成形の後加工による気抜き孔の設定も不要
である。
【0035】[使用時の気抜き作用]自動車の排気系に
図3に示すようにフレキシブルチューブを装着しての使
用時には、ベローズ1の内部をエンジンからの排気ガス
が流れ、ベローズ1が排気ガス熱により高温となり、内
層パイプ11と外層パイプ12との間の空気や油水が熱
膨張するが、熱膨張した空気等は内外層パイプ11,1
2の隙間を周方向に移動し、気抜き通路3a,3bを軸
方向に経過して気抜き孔4a,4bから外部に放出され
る。
【0036】すなわち、ベローズ1の軸方向には熱膨張
した空気等が連続的に通過できる気抜き通路3a,3b
が形成されているため、各気抜き通路3a,3bに対し
てはそれぞれ1箇所の気抜き孔4a,4bの設定であっ
ても、全ての山部1aと谷部1bに対して安定した高い
気抜き機能が発揮されることになる。
【0037】この結果、素材となる内層パイプ11や外
層パイプ12のパイプ厚をベローズ変形性を高めるため
に0.3mmから0.2mmに薄く変更した場合、製造
上の問題もなく要求される高い気抜き効果が得られる。
つまり、2層ベローズの板厚薄肉化を実現できる。
【0038】(その他の実施の形態)実施の形態1で
は、内層パイプと外層パイプを素材とする2層ベローズ
の例を示したが、内層パイプと中層パイプと外層パイプ
を素材とする3層ベローズ等のように、多層ベローズで
あれば適用でき、3層以上のベローズの場合、中層パイ
プにも気抜き孔を設定しておく。
【0039】実施の形態1では、内層パイプと外層パイ
プとの間に2つの気抜き通路を設ける例を示したが、1
つの気抜き通路を設けるようにしても十分に高い気抜き
効果を得ることができる。
【0040】実施の形態1では、1つの気抜き通路に対
し1つの気抜き孔を設定する例を示したが、1つの気抜
き通路に対し2つの気抜き孔を両側の排気管接続部にそ
れぞれ設定する例としても良い。
【0041】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、内層パ
イプと外層パイプを含む多層パイプを素材とし、両端部
に連結される排気管の相対変位を入力に従う変形により
吸収するべく山部と谷部を交互に連続させた構成のベロ
ーズを備えた排気管用フレキシブルチューブにおいて、
ベローズを、板材を丸めてパイプ素材とするパイプ素材
成形段階でパイプ周面から突出する溶接ビードを予め設
けおき、この溶接ビードを有するパイプを同心で重ね合
わせた状態で内側に圧力を加えて部分膨出させるバルジ
成形により溶接ビードの両側に全長方向に連通する気抜
き通路を設定すると共に、該気抜き通路と外気を連通す
る気抜き孔を設定したため、コスト的にも製造工数的に
も有利であると共に、気抜き孔の設定数を少なくしなが
らも高い気抜き機能が発揮され、パイプ素材の板厚を薄
くすることが可能な多層ベローズを備えた排気管用フレ
キシブルチューブを提供することができるという効果が
得られる。
【0042】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の排気管用フレキシブルチューブにおいて、ベロー
ズを、内層パイプと外層パイプによる2層ベローズと
し、気抜き通路を、内層パイプの第1溶接ビードにより
形成された第1気抜き通路と、外層パイプの第2溶接ビ
ードにより形成された第2気抜き通路とを約180度間
隔で対向配置することにより構成したため、請求項1記
載の発明の効果に加え、内外層パイプの2つの溶接ビー
ドを共に気抜き通路の設定に利用することで、確実で安
定した高い気抜き効果を得ることができる。
【0043】請求項3記載の発明にあっては、請求項2
記載の排気管用フレキシブルチューブにおいて、気抜き
孔を、第1気抜き通路と連通する一方の排気管接続部の
位置に設定した第1気抜き孔と、第2気抜き通路と連通
する他方の排気管接続部の位置に設定した第2気抜き孔
により構成したため、請求項2記載の発明の効果に加
え、気抜き孔をバルジ成形の前加工により設定すること
ができるし、気抜き孔の設定数も最小に抑えることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の排気管用フレキシブルチューブ
のベローズを示す半断面図である。
【図2】実施の形態1の排気管用フレキシブルチューブ
のベローズの溶接ビード及び気抜き通路を示す断面図で
ある。
【図3】実施の形態1の排気管用フレキシブルチューブ
を排気管に取り付けた状態を示す半断面図である。
【図4】従来の排気管用フレキシブルチューブで用いら
れるベローズを示す正面図である。
【図5】従来の排気管用フレキシブルチューブで用いら
れるベローズに開けられた気抜き孔を示す拡大断面図で
ある。
【図6】従来の排気管用フレキシブルチューブを排気管
に取り付けた状態を示す半断面図である。
【符号の説明】
1 ベローズ 1a 山部 1b 谷部 11 内層パイプ 12 外層パイプ 101 凹凸部 102,103 排気管接続部 2 溶接ビード 2a 第1溶接ビード 2b 第2溶接ビード 3 気抜き通路 3a 第1気抜き通路 3b 第2気抜き通路 4 気抜き孔 4a 第1気抜き孔 4b 第2気抜き孔 5 アウタブレード 6,7 カラー 8,9 排気管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年2月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】実施の形態1では、1つの気抜き通路に対
し1つの気抜き孔を設定する例を示したが、1つの気抜
き通路に対し2つの気抜き孔を両側の排気管接続部にそ
れぞれ設定する例としても良い。また、実施の形態1で
は、2つの気抜き通路を設定する例を示したが、1つの
気抜き通路としても高い気抜き効果が期待できる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内層パイプ(11)と外層パイプ(12)を含む
    多層パイプを素材とし、両端部に連結される排気管(8),
    (9) の相対変位を入力に従う変形により吸収するべく山
    部(1a)と谷部(1b)を交互に連続させた構成のベローズ
    (1) を備えた排気管用フレキシブルチューブにおいて、 前記ベローズ(1) に、板材を丸めてパイプ素材とするパ
    イプ素材成形段階でパイプ周面から突出する溶接ビード
    (2) を予め設けおき、この溶接ビード(2) を有するパイ
    プを同心で重ね合わせた状態で内側に圧力を加えて部分
    膨出させるバルジ成形により溶接ビード(2) の両側に全
    長方向に連通する気抜き通路(3) を設定すると共に、該
    気抜き通路(3) と外気を連通する気抜き孔(4) を設定し
    たことを特徴とする排気管用フレキシブルチューブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の排気管用フレキシブルチ
    ューブにおいて、 前記ベローズ(1) を、内層パイプ(11)と外層パイプ(12)
    による2層ベローズとし、 前記気抜き通路(3) を、内層パイプ(11)の第1溶接ビー
    ド(2a)により形成された第1気抜き通路(3a)と、外層パ
    イプ(12)の第2溶接ビード(2b)により形成された第2気
    抜き通路(3b)とを約180度間隔で対向配置することに
    より構成したことを特徴とする排気管用フレキシブルチ
    ューブ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の排気管用フレキシブルチ
    ューブにおいて、 前記気抜き孔(4) を、第1気抜き通路(3a)と連通する一
    方の排気管接続部(103) の位置に設定した第1気抜き孔
    (4a)と、第2気抜き通路(3b)と連通する他方の排気管接
    続部(102) の位置に設定した第2気抜き孔(4b)により構
    成したことを特徴とする排気管用フレキシブルチュー
    ブ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104315262A (zh) * 2014-09-24 2015-01-28 四川省川杭塑胶科技有限公司 一种增强梯形螺旋波纹管
CN104315266A (zh) * 2014-09-24 2015-01-28 四川省川杭塑胶科技有限公司 一种钢带增强螺旋波纹管
CN110744800A (zh) * 2019-10-31 2020-02-04 重庆市一龙管道有限公司 Hdpe钢带螺旋波纹管生产模具及波纹管生产方法

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