JPH11241586A - さく孔用ロッドのねじ弛め方法 - Google Patents

さく孔用ロッドのねじ弛め方法

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JPH11241586A
JPH11241586A JP4062298A JP4062298A JPH11241586A JP H11241586 A JPH11241586 A JP H11241586A JP 4062298 A JP4062298 A JP 4062298A JP 4062298 A JP4062298 A JP 4062298A JP H11241586 A JPH11241586 A JP H11241586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
drilling
position holding
drilling rod
rock drill
Prior art date
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Pending
Application number
JP4062298A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Goto
一也 後藤
Toshihiko Gomi
敏彦 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 孔尻が軟弱な場合や、空洞や亀裂等に遭遇し
たような場合にも確実にさく孔用ロッドのねじを弛める
ことができるようにする。 【解決手段】 さく岩機1にシャンクロッド6を打撃位
置で保持可能な位置保持機構11を設け、さく孔用ロッ
ド7を切り離す際に、シャンクロッド6を位置保持機構
11で打撃位置に保持しながら打撃機構2で打撃するこ
とによりさく孔用ロッド7のねじを弛める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、さく岩機のシャン
クロッドに接続されたさく孔用ロッドの接続部のねじを
弛める方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉱山、採石、土木工事等の現場では、岩
盤へのさく孔作業用にさく岩機が使用される。図2に示
すように、さく岩機1は、打撃ピストン21を内蔵する
打撃機構2と、回転機構3とを備えており、ガイドシェ
ル4に設けた送り機構5によって送りが与えられガイド
シェル4に沿って前後に移動する。さく岩機1の前端部
にはシャンクロッド6が装着されており、このシャンク
ロッド6にさく孔用ロッド7がスリーブ8を介して接続
され、さく孔用ロッド7の先端にはビット9が取付けら
れている。
【0003】さく孔時には、さく岩機1の打撃機構2と
回転機構3とによってシャンクロッド6に打撃と回転が
与えられ、シャンクロッド6からさく孔用ロッド7を介
して先端のビット9に打撃と回転が伝達されると共に、
送り機構5による推力がさく岩機1からシャンクロッド
6、さく孔用ロッド7を介してビット9に伝達される。
長孔さく孔を行う場合には、さく孔用ロッド7の1本分
の長さのさく孔が終わると、さく孔用ロッド7の継足し
を行ってさく孔を継続する。
【0004】所定のさく孔長に達すると、継足されたさ
く孔用ロッド7を回収する。シャンクロッド6及びさく
孔用ロッド7は、ねじ部61、71をスリーブ8に螺着
することにより接続されており、さく孔中にねじが固く
締結されるので、回収の際には、切り離しを行うために
先ずねじを弛める必要がある。
【0005】通常、ねじを弛めるときには、送り機構5
によってさく岩機1を前進させ、ビット9を孔尻10に
十分な圧力で押し付けることにより、シャンクロッド6
を後方へ押し込んで、その後端が打撃ピストン21の行
程内となる打撃位置に保持する。
【0006】そこで、打撃機構2によりシャンクロッド
6を打撃すると、打撃によって与えられた衝撃力がスリ
ーブ8とさく孔用ロッド7に伝達されてねじ部61、7
1とスリーブ8との間の結合を弛め、さく孔用ロッド7
の切り離しを容易にする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、孔尻10が軟
弱な場合や、空洞や亀裂等に遭遇したような場合には、
ビット9を孔尻10に十分な圧力で押しつけることがで
きない。このような場合には、図3に示すように、シャ
ンクロッド6は、打撃位置に保持されず打撃ピストン2
1のストロークエンドEより前方へ逃げるので、打撃機
構2はシャンクロッド6に必要な衝撃力を与えることが
できず、ねじを弛められなくなるおそれがある。
【0008】この発明は、さく孔用ロッドの切り離し作
業におけるかかる問題を解決するものであって、孔尻1
0が軟弱な場合や、空洞や亀裂等に遭遇したような場合
にも確実にねじを弛めることのできるさく孔用ロッドの
ねじ弛め方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、さく岩機に
シャンクロッドを打撃位置で保持可能な位置保持機構を
設け、さく孔用ロッドを切り離す際に、シャンクロッド
を位置保持機構で打撃位置に保持しながら打撃機構で打
撃することによりさく孔用ロッドのねじを弛めるように
して上記課題を解決している。
【0010】シャンクロッドを位置保持機構で打撃位置
に保持しながら打撃するので、孔尻が軟弱な場合や、空
洞や亀裂等に遭遇したような場合でも、シャンクロッド
が打撃ピストンのストロークエンドより前方へ逃げるお
それはなく、打撃によって与えられた衝撃力はスリーブ
とさく孔用ロッドに伝達されて確実にねじを弛めること
ができ、さく孔用ロッドの切り離しが容易になる。
【0011】位置保持機構には、逆打ちピストン機構を
用いると簡単にさく孔用ロッドのねじを弛めを行うこと
ができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
る位置保持機構を備えたさく岩機の構成図である。
【0013】ここで、さく岩機1は、打撃ピストン21
を内蔵する打撃機構2と、回転機構3と、位置保持機構
11とを備えており、ガイドシェル4に設けた送り機構
5によって送りが与えられガイドシェル4に沿って前後
に移動する。
【0014】さく岩機1の前端部にはシャンクロッド6
が装着されており、このシャンクロッド6にさく孔用ロ
ッド7がスリーブ8を介して接続され、さく孔用ロッド
7の先端にはビット9が取付けられている。シャンクロ
ッド6及びさく孔用ロッド7は、ねじ部61、71をス
リーブ8に螺着することにより接続されている。
【0015】位置保持機構11は、シャンクロッド6の
大径部62の前方に設けられた位置保持ピストン12と
位置保持油室13とからなり、位置保持油室13に圧油
を供給することにより、位置保持ピストン12でシャン
クロッド6を後退させて、後端が打撃ピストン21の行
程内となる打撃位置に保持することができる。
【0016】さく孔時には、さく岩機1の打撃機構2と
回転機構3とによってシャンクロッド6に打撃と回転が
与えられ、シャンクロッド6からさく孔用ロッド7を介
して先端のビット9に打撃と回転が伝達されると共に、
送り機構5による推力がさく岩機1からシャンクロッド
6、さく孔用ロッド7を介してビット9に伝達される。
このとき、位置保持油室13には圧油は供給されない。
【0017】長孔さく孔を行う場合には、さく孔用ロッ
ド7の1本分の長さのさく孔が終わると、さく孔用ロッ
ド7の継足しを行ってさく孔を継続する。所定のさく孔
長に達すると、継足されたさく孔用ロッド7を回収す
る。
【0018】回収の際には、切り離しを行うために先ず
ねじを弛める。ねじを弛めるときには、送り機構5によ
ってさく岩機1を前進させ、ビット9を孔尻10に十分
な圧力で押し付けることにより、シャンクロッド6を後
方へ押し込んで、その後端が打撃ピストン21の行程内
となる打撃位置に保持する。
【0019】そこで、打撃機構2によりシャンクロッド
6を打撃すると、打撃によって与えられた衝撃力がスリ
ーブ8とさく孔用ロッド7に伝達されてねじ部61、7
1とスリーブ8との間の結合を弛め、さく孔用ロッド7
の切り離しを容易にする。
【0020】孔尻10が軟弱な場合や、空洞や亀裂等に
遭遇したような場合には、ビット9を孔尻10に十分な
圧力で押しつけることができない。このような場合に
は、位置保持油室13に圧油を供給し、位置保持ピスト
ン12でシャンクロッド6を後退させて、後端が打撃ピ
ストン21の行程内となる打撃位置に保持しながら、打
撃機構2によりシャンクロッド6を打撃する。
【0021】シャンクロッド6は、位置保持機構11
で、打撃位置に保持されているので前方へ逃げるおそれ
はなく、打撃によって与えられた衝撃力はスリーブ8と
さく孔用ロッド7に伝達されて確実にねじを弛めること
ができる。
【0022】なお、さく孔中に、荒れた岩盤や目のある
岩盤、あるいは粘土等を含む岩質の悪い部分に遭遇し
て、さく孔用ロッド7、ビット9が岩にとられた状態に
なった場合には、送り機構5を逆転させ、さく岩機1を
後退させてさく孔用ロッド7を一旦岩盤から引抜くよう
にするが、送り機構5のみでは引抜き力が不足する場合
があるので、シャンクロッド6の大径部62の前に逆打
ピストン機構を設け、シャンクロッド6に後方への打撃
を与えて引抜きを容易にしたさく岩機もある(実用新案
登録第2561212号参照)。
【0023】このようなさく岩機でさく孔を行う場合に
は、逆打ちピストン機構のピストンを後退位置で保持し
て、逆打ちピストン機構を位置保持機構として利用する
ことにより簡単にさく孔用ロッドのねじを弛めを行うこ
とができるようになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のさく孔用
ロッドのねじ弛め方法によれば、孔尻が軟弱な場合や、
空洞や亀裂等に遭遇したような場合にも確実にねじを弛
めることができる。
【0025】位置保持機構として、逆打ちピストン機構
を用いると簡単にさく孔用ロッドのねじを弛めを行うこ
とができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である位置保持機構を備
えたさく岩機の構成図である。
【図2】従来のさく岩機の構成図である。
【図3】従来のさく岩機でシャンクロッドが打撃位置に
保持されない状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 さく岩機 2 打撃機構 3 回転機構 4 ガイドシェル 5 送り機構 6 シャンクロッド 7 さく孔用ロッド 8 スリーブ 9 ビット 10 孔尻 11 位置保持機構 12 位置保持ピストン 13 位置保持油室 21 打撃ピストン 61 ねじ部 62 大径部 71 ねじ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さく岩機にシャンクロッドを打撃位置で
    保持可能な位置保持機構を設け、さく孔用ロッドを切り
    離す際に、シャンクロッドを位置保持機構で打撃位置に
    保持しながら打撃機構で打撃するさく孔用ロッドのねじ
    弛め方法。
JP4062298A 1998-02-23 1998-02-23 さく孔用ロッドのねじ弛め方法 Pending JPH11241586A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4062298A JPH11241586A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 さく孔用ロッドのねじ弛め方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP4062298A JPH11241586A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 さく孔用ロッドのねじ弛め方法

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Publication Number Publication Date
JPH11241586A true JPH11241586A (ja) 1999-09-07

Family

ID=12585645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4062298A Pending JPH11241586A (ja) 1998-02-23 1998-02-23 さく孔用ロッドのねじ弛め方法

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JP (1) JPH11241586A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011112324A3 (en) * 2010-03-11 2011-11-03 Bucyrus Mining Equipment, Inc. Feed chain automatic tensioner

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011112324A3 (en) * 2010-03-11 2011-11-03 Bucyrus Mining Equipment, Inc. Feed chain automatic tensioner
US8267202B2 (en) 2010-03-11 2012-09-18 Caterpillar Global Mining Equipment Llc Feed chain automatic tensioner
CN102933789A (zh) * 2010-03-11 2013-02-13 卡特彼勒环球矿业设备有限责任公司 进给链自动张紧装置

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