JP2882937B2 - 穿孔機の防水装置 - Google Patents

穿孔機の防水装置

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JP2882937B2
JP2882937B2 JP13380692A JP13380692A JP2882937B2 JP 2882937 B2 JP2882937 B2 JP 2882937B2 JP 13380692 A JP13380692 A JP 13380692A JP 13380692 A JP13380692 A JP 13380692A JP 2882937 B2 JP2882937 B2 JP 2882937B2
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drilling
hollow shaft
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邦彦 松沢
芳晃 古川
吾 下村
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Emu Eichi Ai Sagami Haitetsuku Kk
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Emu Eichi Ai Sagami Haitetsuku Kk
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネルや山岳斜面等
の壁面にロックボルトを打ち込んで、同壁面の崩壊を防
止する際に使用する穿孔機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山岳地帯に建設される道路や鉄道のトン
ネル等では、壁面にロックボルトを数多く打ち込み、コ
ンクリートで固めて、壁面の崩壊を防止するようにして
いる。この穿孔機には、下向穿孔作業用穿孔機の中心軸
を中空とし、これにロックボルトを挿入して、このロッ
クボルトの中間部に回転力と打撃力とを加えるようにし
た中心軸中空式穿孔機が使用されている。
【0003】この中心軸中空式穿孔機の従来例を図8〜
図10により説明すると、図8のAが車輛、Bが同車輛
Aに取付けたスライド台、Cが同スライド台Bにより昇
降可能に支持された穿孔機、Dが同穿孔機Cに設けたロ
ックボルト把持装置、Eが同把持装置Dにより把持され
た中空ロックボルト、Fが同中空ロックボルトEの先端
部に設けた穿孔ビッド、Gが穿孔ホース、Hが同穿孔ホ
ースGと上記ロックボルトEの下端部とを接続するスイ
ベル、Jが送水ポンプ、Iが壁面である。
【0004】図9、図10は、上記穿孔機C及び上記ロ
ックボルト把持装置Dの詳細を示しており、穿孔機C
は、モータKと、中空ピストンMと、中空シヤンクロッ
ドLとを有している。またロックボルト把持装置Dは、
上記中空シヤンクロッドLに固定した中空軸Nと、同中
空軸Nに取付けたシリンダPと、同中空軸Nの先端ねじ
部に螺合するロックナットQとを有している。
【0005】前記図8〜図10に示す従来の中心軸中空
式穿孔機では、穿孔機Cのロックボルト把持装置Dのシ
リンダPにより、中空軸N内に挿入した中空ロックボル
トEの後端部を把持し、モータKを起動し、その回転を
中空シヤンクロッドLに伝えて、同中空シヤンクロッド
Lと中空軸Nと中空ロックボルトEとを回転するととも
に、ピストンMにより、中空シヤンクロッドLと中空軸
Nと中空ロックボルトEとを打撃する。
【0006】このとき、送水ポンプJにより、穿孔水を
穿孔ホースG→スイベルH→中空ロックボルトE→穿孔
ビッドGを経て穿孔へ噴射して、穿孔と穿孔した土砂の
除去とを併せ行う。なお穿孔水以外には、圧縮空気やセ
メントミルクを使用する場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記図8〜図10に示
す従来の中心軸中空式穿孔機では、ロックボルト把持装
置Dの中空軸Nの内径が中空ロックボルトEの外径より
も大きくて、互いの間に隙間があるため(図10参
照)、上向き穿孔の場合、穿孔から落下してくる穿孔
水、泥水、セメントミル等が中空ロックボルトEの外周
面を伝わって、穿孔機C内へ侵入し、穿孔機C内部のシ
ールが破損したり、穿孔機Cが錆び付いたり、セメント
ミルが穿孔機Cの内部で硬化したりして、穿孔機の信頼
性が低下するという問題があった。
【0008】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、穿孔機の信頼性を向上で
きる。またダストシールの交換を容易に行うことができ
る。さらに現用の穿孔機を防水型に容易に変更できる穿
孔機の防水装置を提供しようとする点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、中空ロックボルトの後端部をロックボ
ルト把持装置の中空軸内に挿入して、同後端部をロック
ボルト把持装置により把持し、穿孔機の中空シヤンクロ
ッドと同中空シヤンクロッドに固定した上記中空軸とを
介して上記中空ロックボルトを回転及び打撃するすると
ともに、穿孔水等を上記中空シヤンクロッドと上記中空
軸と上記中空ロックボルトとを経て穿孔内へ噴射して、
穿孔と穿孔した土砂の除去とを行う穿孔機において、前
記ロックボルト把持装置の中空軸の先端ねじ部にロック
ナットを螺合して、同ロックナットの内周面と前記中空
ロックボルトの外周面との間に弾力性と耐摩耗性とを有
するダストシールを介装している。
【0010】
【作用】本発明の穿孔機の防水装置は前記のように中空
ロックボルトの後端部をロックボルト把持装置の中空軸
内に挿入して、同後端部をロックボルト把持装置により
把持し、穿孔機の中空シヤンクロッドと同中空シヤンク
ロッドに固定した上記中空軸とを介して上記中空ロック
ボルトを回転及び打撃するするとともに、穿孔水等を上
記中空シヤンクロッドと上記中空軸と上記中空ロックボ
ルトとを経て穿孔内へ噴射し、上記回転及び打撃と相挨
って壁面の穿孔と穿孔した土砂の除去とを行うが、この
とき、ロックボルト把持装置の中空軸の先端ねじ部にロ
ックナットを螺合して、同ロックナットの内周面と中空
ロックボルトの外周面との間に弾力性と耐摩耗性とを有
するダストシールを介装しており、穿孔から落下してく
る穿孔水等を中空ロックボルトの外周面を経て穿孔機内
へ侵入させることがない。
【0011】
【実施例】
(第1実施例)次に本発明の穿孔機の防水装置を図1〜
図5に示す第1実施例により説明すると、図1の1が車
輛、2が同車輛1に取付けたスライド台、3が同スライ
ド台2により昇降可能に支持された穿孔機、4が同穿孔
機3に設けたロックボルト把持装置、5が同把持装置4
により把持された中空ロックボルト、6が同中空ロック
ボルト5の先端部に設けた穿孔ビッド、8が穿孔ホー
ス、9が同穿孔ホース8と上記ロックボルト5の下端部
とを接続するスイベル、7が送水ポンプである。
【0012】図2〜図5は、上記穿孔機3及び上記ロッ
クボルト把持装置4の詳細を示しており、穿孔機3は、
モータ10と、中空ピストン12と、中空シヤンクロッ
ド11とを有している。またロックボルト把持装置4
は、上記中空シヤンクロッド11に固定した中空軸13
と、同中空軸13に取付けたシリンダ14と、同中空軸
13の先端ねじ部に螺合するロックナット15とを有し
ている。
【0013】16が本発明で最も特徴とする硬質発泡プ
ラスチック製ダストシールで、同硬質発泡プラスチック
製ダストシール16は、弾力性と耐摩耗性とを有し、ロ
ックナット15の内周面と中空ロックボルト5の外周面
との間に介装される。次に前記図1〜図5に示す穿孔機
の防水装置の作用を具体的に説明する。中空ロックボル
ト5の後端部をロックボルト把持装置4の中空軸13内
に挿入し、ロックナット15を同中空部13の先端ねじ
部に螺合し、弾力性と耐摩耗性とを有する硬質発泡プラ
スチック製ダストシール16を中空ロックボルト5の外
周面とロックナット15の内周面とに密接させて、中空
軸13と中空ロックボルト5との間の隙間を外部に対し
て流体密にシールする。
【0014】次いで同中空ロックボルト5の後端部をロ
ックボルト把持装置4のシリンダ14により把持し、次
いでモータ10を起動し、その回転を中空シヤンクロッ
ド11に伝えて、同中空シヤンクロッド11と中空軸1
3と中空ロックボルト5とを回転するとともに、ピスト
ン12により、中空シヤンクロッド11と中空軸13と
中空ロックボルト5とを打撃する。
【0015】このとき、送水ポンプ7により、穿孔水を
穿孔ホース8→スイベル9→中空ロックボルト5→穿孔
ビッド6を経て穿孔へ噴射し、上記回転及び打撃と相挨
って壁面の穿孔と穿孔した土砂の除去とを併せ行う。そ
の際、弾力性と耐摩耗性とを有する硬質発泡プラスチッ
ク製ダストシール16により、中空軸13と中空ロック
ボルト5との間の隙間が外部に対して流体密にシールさ
れており、上向き穿孔時、穿孔から落下してくる穿孔
水、泥水、セメントミル等が中空ロックボルト5の外周
面を伝わって、穿孔機3内へ侵入することがない。
【0016】また弾力性と耐摩耗性とを有する硬質発泡
プラスチック製ダストシール16を中空ロックボルト5
の外周面に密接させるので、どのような形状の中空ロッ
クボルト5にも対応できる上に、中空ロックボルト5の
昇降時(前後進時)、常にシール性を保持できる。なお
ダストシール16の交換は、ロックナット15を取外
し、ダストシール16を引抜いて、新たなダストシール
16を挿入するだけでよい。
【0017】(第2実施例)図6、図7は、第2実施例
を示している。ロックナット15の取外しは、締付トル
クが大きくて、面倒なため、この実施例では、ロックナ
ット15の先端部にケース17をねじにより着脱自在に
取付けて、このケース17内にダストシール16を挿入
する。そしてこのケース17の脱着により、ダストシー
ル16の交換を可能にしている。
【0018】
【発明の効果】本発明の穿孔機の防水装置は前記のよう
に中空ロックボルトの後端部をロックボルト把持装置の
中空軸内に挿入して、同後端部をロックボルト把持装置
により把持し、穿孔機の中空シヤンクロッドと同中空シ
ヤンクロッドに固定した上記中空軸とを介して上記中空
ロックボルトを回転及び打撃するするとともに、穿孔水
等を上記中空シヤンクロッドと上記中空軸と上記中空ロ
ックボルトとを経て穿孔内へ噴射し、上記回転及び打撃
と相挨って壁面の穿孔と穿孔した土砂の除去とを行う
が、このとき、ロックボルト把持装置の中空軸の先端ね
じ部にロックナットを螺合して、同ロックナットの内周
面と中空ロックボルトの外周面との間に弾力性と耐摩耗
性とを有するダストシールを介装しており、穿孔から落
下してくる穿孔水等を中空ロックボルトの外周面を経て
穿孔機内へ侵入させることがなくて、穿孔機の信頼性を
向上できる。
【0019】またダストシールの交換時、ロックナット
を取り外せばよくて、ダストシールの交換を容易に行う
ことができる。またロックナットの内周面と中空ロック
ボルトの外周面との間にダストシールを介装するだけな
ので、現用の穿孔機を防水型に容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の穿孔機の防水装置の第1実施例を示す
側面図である。
【図2】同穿孔機及びロックボルト把持装置の詳細を示
す縦断側面図である。
【図3】同ロックボルト把持装置の詳細を示す縦断側面
図である。
【図4】ロックボルトとダストシールとの密接状態を示
す縦断側面図である。
【図5】その正面図である。
【図6】本発明の穿孔機の防水装置の第2実施例を示す
側面図である。
【図7】その正面図である。
【図8】従来の穿孔機を示す側面図である。
【図9】同穿孔機及びロックボルト把持装置の詳細を示
す縦断側面図である。
【図10】同ロックボルト把持装置の詳細を示す縦断側
面図である。
【符号の説明】
1 車輛 2 スライド台 3 穿孔機 4 ロックボルト把持装置 5 中空ロックボルト 6 穿孔ビッド 7 送水ポンプ 8 穿孔ホース 9 スイベル 10 モータ 11 中空シヤンクロッド 12 中空ピストン 13 中空軸 14 シリンダ 15 ロックナット 16 ダストシール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 下村 吾 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・ エイチ・アイさがみハイテック株式会社 内 審査官 峰 祐治 (56)参考文献 特開 平4−14590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E21C 1/12 E21C 7/08 B25D 17/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空ロックボルトの後端部をロックボル
    ト把持装置の中空軸内に挿入して、同後端部をロックボ
    ルト把持装置により把持し、穿孔機の中空シヤンクロッ
    ドと同中空シヤンクロッドに固定した上記中空軸とを介
    して上記中空ロックボルトを回転及び打撃するするとと
    もに、穿孔水等を上記中空シヤンクロッドと上記中空軸
    と上記中空ロックボルトとを経て穿孔内へ噴射して、穿
    孔と穿孔した土砂の除去とを行う穿孔機において、前記
    ロックボルト把持装置の中空軸の先端ねじ部にロックナ
    ットを螺合して、同ロックナットの内周面と前記中空ロ
    ックボルトの外周面との間に弾力性と耐摩耗性とを有す
    るダストシールを介装したことを特徴とする穿孔機の防
    水装置。
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KR100594742B1 (ko) * 2005-09-15 2006-07-03 (주)한울건축사사무소 콘크리트 구조물 수직벽 면처리 공법

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