JPH1124139A

JPH1124139A - 監視用カメラ装置

Info

Publication number: JPH1124139A
Application number: JP17465997A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Nakatsuka; 均中塚
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1997-06-30
Filing date: 1997-06-30
Publication date: 1999-01-29

Abstract

(57)【要約】【課題】画像データの加工処理が容易であり、画像デ
ータが経時的に劣化せず、より小型化でき、小さなシス
テムによる構成が可能な監視用カメラ装置の提供。【解決手段】撮像した画像データをディジタル信号と
して出力するカメラ１と、監視対象を検知する検知器２
と、カメラ１からの監視対象が位置する方向を検出する
方向検出手段２と、方向検出手段２が検出した方向へ、
カメラ１を自動的に操向する操向手段５と、カメラ１が
出力した画像データを記録する記録装置４とを備え、検
知器２が監視対象を検知したときに、カメラ１が監視対
象を撮像し、記録装置４がその撮像した画像データを記
録する構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、撮像した画像デー
タをディジタル信号として出力するカメラを使用した監
視用カメラ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、防犯カメラ等の監視用カメラ装置
は、焦電素子及び超音波素子等を使用した検知器が監視
対象を検知したときに、カメラがその監視対象を撮像
し、その撮像した画像データをアナログ信号として出力
し、ＶＴＲがその出力した画像データを記録するように
なっている。また、インタホーン等のシステムにおいて
は、来訪者があったときのみ、記録装置が作動するよう
になっているものもある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の監視用
カメラ装置であって、画像データをアナログ信号として
処理するものは、拡大、縮小、分割、輝度調整等の画像
データの加工処理が容易でなく、また、ビデオテープに
記録するので、経時的に劣化する可能性があり、また、
小型化するにも限界があった。

【０００４】また、デジタル信号として処理するもので
は、データの加工は行い易いが、被監視対象（例えば
人）を、来訪者自身の呼び出し行為及び検出器等により
検出しても、監視中のカメラの動きを制御できなかった
ので、監視区域全域をカバーする為に、カメラの台数を
増加させたり、カメラのサーチ動作を常時行わせなけれ
ばならず、機器数の増加又は記録容量の増大は避けられ
なかった。本発明は、上述したような事情に鑑みてなさ
れたものであり、画像データの加工処理が容易であり、
画像データが経時的に劣化せず、より小型化でき、小さ
なシステムによる構成が可能な監視用カメラ装置を提供
することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】第１発明に係る監視用カ
メラ装置は、撮像した画像データをディジタル信号とし
て出力するカメラと、監視対象を検知する検知器と、前
記カメラからの監視対象が位置する方向を検出する方向
検出手段と、該方向検出手段が検出した方向へ、前記カ
メラを自動的に操向する操向手段と、前記カメラが出力
した画像データを記録する記録装置とを備え、前記検知
器が監視対象を検知したときに、前記カメラが該監視対
象を撮像し、前記記録装置がその撮像した画像データを
記録すべくなしてあることを特徴とする。

【０００６】この監視用カメラ装置では、検知器が監視
対象を検知したときに、カメラが、その監視対象を撮像
し、撮像した画像データをディジタル信号として出力す
る。また、方向検出手段が検出した、カメラからの監視
対象が位置する方向へ、操向手段がカメラを操向する。
そして、記録装置が、カメラが出力した画像データを記
録する。

【０００７】これにより、画像データをディジタル信号
として扱えるので、画像処理が容易となり、アナログＶ
ＴＲを使用しないので、画像データの経時的な劣化が生
じない。また、監視対象が撮像されていない画像データ
は記録されず、監視対象が移動したときでも、監視対象
を撮像し続けることができ、記録装置にメモリーを使用
できるので、全体をより小型化でき、より安価に製造す
ることができ、データベース化が容易である。また、デ
ィジタルの無線通信と組み合わせることにより、データ
転送を高速、大量に行うことが可能であり、従来とは比
較にならない何百地点といった大量の多地点監視が安価
なシステムにより１箇所で行える。

【０００８】第２発明に係る監視用カメラ装置は、前記
カメラが撮像した時刻を出力する時刻出力手段を有し、
前記記録装置は、該時刻出力手段が出力した時刻を記録
することを特徴とする。

【０００９】この監視用カメラ装置では、時刻出力手段
は、カメラが撮像した時刻を出力し、記録装置は、時刻
出力手段が出力した時刻を記録するので、カメラが撮像
した時刻を、その撮像した画像データと共に記録するこ
とができ、データベース化及び事件発生時の事後処理等
に便利である。

【００１０】

【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。実施の形態１．図１は、本発明に係る監視用カメラ装置
の実施の形態１の構成を示すブロック図である。この監
視用カメラ装置は、撮像した画像データをディジタル信
号として出力するディジタルスチルカメラであるＣＣＤ
カメラ１と、監視対象から発生する赤外線を検知する検
知器２と、ＣＣＤカメラ１が出力した画像データを記録
する記録装置であるメモリー４とを備えている。検知器
２は、監視対象区域が細分化された各小区域を、フレネ
ルレンズと焦電素子アレーとで識別可能となるように構
成してあり、監視対象が位置する方向を検出する。

【００１１】この監視用カメラ装置は、また、検知器２
が検出した方向へＣＣＤカメラ１を、互いに垂直方向に
回転する２つのモータにより、３次元的に操向する操向
装置５と、ＣＣＤカメラ１が出力した画像のデータ又は
メモリー４が記録している画像データを表示するモニタ
７と、ＣＣＤカメラ１、メモリー４、操向装置５及びモ
ニタ７とバス６により接続され、これらを制御するＣＰ
Ｕ３とを備えている。ＣＰＵ３には、検知器２と、ＣＣ
Ｄカメラ１が撮像した時刻を出力する時計回路３ａとが
接続されている。

【００１２】このような構成の監視用カメラ装置の動作
を以下に説明する。検知器２は、監視対象区域に入った
監視対象（例えば人）を検知したとき、監視対象が存在
する小区域を識別し、その方向を３次元的に検出してＣ
ＰＵ３に通知する。ＣＰＵ３は、通知された方向へ操向
装置５によりＣＣＤカメラ１を操向し、監視対象を撮像
させる。ＣＣＤカメラ１はオートフォーカスにより監視
対象を撮像し、その画像データはディジタル信号とし
て、バス６経由でメモリー４へ伝送され記録される。ま
た、外部からの指示に応じて、画像データはモニタ７へ
伝送され表示される。検知器２が監視対象を検知してい
る間、ＣＰＵ３は周期的にＣＣＤカメラ１に監視対象を
撮像させる。

【００１３】ＣＰＵ３はＣＣＤカメラ１に監視対象を撮
像させたときの時刻を時計回路３ａから読み込み、その
画像データの中に組み込む。また、ＣＰＵ３は、必要に
応じて、メモリー４に記録される前の画像データの拡
大、縮小、輝度調整等の加工処理も行う。監視対象が移
動したときも、検知器２は、監視対象が移動して入った
小区域を識別し、その方向を３次元的に検出してＣＰＵ
３に通知する。ＣＰＵ３は、通知された方向へ操向装置
５によりＣＣＤカメラ１を操向し、監視対象を撮像させ
る。ＣＰＵ３は、外部から指示があれば、指定された画
像データをメモリー４から読出し、モニタ７へ伝送す
る。モニタ７は、伝送されて来た画像データを、図示し
ない変換器により画像信号に変換して表示する。

【００１４】実施の形態２．図２は、本発明に係る監視
用カメラ装置の実施の形態２であり、スーパーマーケッ
ト及びコンビニエンスストア等の入口に使用された場合
を説明する為の説明図である。この監視用カメラ装置
は、自動ドア１９の外側の天井の下側に設けられた検知
器１６と、自動ドア１９の内側の天井の下側に設けられ
たＣＣＤカメラ１７と、検知器１６が検出した方向へＣ
ＣＤカメラ１７を操向する操向装置１８とを備えてい
る。検知器１６は、上述した検知器２と同様のものであ
る。

【００１５】この監視用カメラ装置は、検知器１６が監
視対象である人２０を検知したとき、自動ドア１９が開
き、自動ドア１９が開いた後、ＣＣＤカメラ１７が人２
０を撮像する。この場合、閉店時間帯では、所定の範囲
で検知器１６が、人２０が存在する方向を検出し、その
検出した方向へＣＣＤカメラ１７を操向して、人２０を
周期的に撮像するようにしても良い。このような防犯目
的以外にも、日時を一緒に記録すれば、顧客のデータベ
ースとして使用することもできる。その他の構成及び動
作は、上述した実施の形態１と同様であるので、説明を
省略する。

【００１６】上述した実施の形態の他にも、監視対象を
自動車のナンバープレートとその運転者とし、スピード
ガンを検出器として、通行車両の監視記録に使用するこ
とも考えられる。また、ビルその他の施設における特定
区域の監視カメラ、小売店内の防犯カメラ等にも使用す
ることができる。また、メモリーにＤＶＤ（Digital Vi
deo Disc）その他の大容量のものを使用すれば、スチー
ルではなく動画としても記録、監視に使用することがで
きる。また、常時撮像して所定の遅延時間後に消去する
ようにしておき、警報機器の検知器からのトリガーが掛
かったときに、その消去を中止するようにすれば、異常
事態発生以前の画像を記録することもできる。

【００１７】

【発明の効果】第１発明に係る監視用カメラ装置によれ
ば、画像データをディジタル信号として扱えるので、画
像処理が容易となり、アナログＶＴＲを使用しないの
で、画像データの経時的な劣化が生じない。また、監視
対象が撮像されていない画像データは記録されず、記録
装置にメモリーを使用できるので、全体をより小型化で
き、より安価に製造することができ、データベース化が
容易である。また、ディジタルの無線通信と組み合わせ
ることにより、データ転送を高速、大量に行うことが可
能であり、従来とは比較にならない何百地点といった大
量の多地点監視が安価なシステムにより１箇所で行え
る。さらに、監視対象が移動したときでも、監視対象を
撮像し続けることができるので、広範囲に及ぶ監視を、
何台ものカメラを必要とせずにカメラ１台により行うこ
とができ、小システム化が可能である。

【００１８】第２発明に係る監視用カメラ装置によれ
ば、カメラが撮像した時刻を、その撮像した画像データ
と共に記録することができ、データベース化及び事件発
生時の事後処理等に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る監視用カメラ装置の実施の形態１
の構成を示すブロック図である。

【図２】本発明に係る監視用カメラ装置の実施の形態２
を説明する為の説明図である。

【符号の説明】

１，１７ＣＣＤカメラ（カメラ）２，１６検知器（方向検出手段）３ＣＰＵ３ａ時計回路（時刻出力手段）４メモリー（記録装置）５，１８操向装置（操向手段）７モニタ１９自動ドア２０人（監視対象）

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】撮像した画像データをディジタル信号と
して出力するカメラと、監視対象を検知する検知器と、
前記カメラからの監視対象が位置する方向を検出する方
向検出手段と、該方向検出手段が検出した方向へ、前記
カメラを自動的に操向する操向手段と、前記カメラが出
力した画像データを記録する記録装置とを備え、前記検
知器が監視対象を検知したときに、前記カメラが該監視
対象を撮像し、前記記録装置がその撮像した画像データ
を記録すべくなしてあることを特徴とする監視用カメラ
装置。
【請求項２】前記カメラが撮像した時刻を出力する時
刻出力手段を備え、前記記録装置は、該時刻出力手段が
出力した時刻を記録する請求項１記載の監視用カメラ装
置。