JPH11240680A - エレベータ装置 - Google Patents
エレベータ装置Info
- Publication number
- JPH11240680A JPH11240680A JP6403398A JP6403398A JPH11240680A JP H11240680 A JPH11240680 A JP H11240680A JP 6403398 A JP6403398 A JP 6403398A JP 6403398 A JP6403398 A JP 6403398A JP H11240680 A JPH11240680 A JP H11240680A
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- Japan
- Prior art keywords
- door
- sill
- car
- cover
- end side
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- Granted
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
- Elevator Door Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速エレベータのかご走行時に発生する振
動，騒音を減少させるとともに、安定したドアの開閉動
作を実現する。 【解決手段】 シル１０及びかご床１６の戸袋側に切り
欠き部３０を設けるとともにかご３側に第２のシル３１
を設ける。また、かごドア１４の戸開端部側にはカバー
３３を設け、このカバー３３には第２のシル３１の溝３
２に案内される案内具３４を固定する。更に、かごドア
１４の戸閉端部側にシル１０の溝１１に案内される案内
具１５ａを固定することにより、かご３と乗場２１との
間隔を大きくし、かご３走行時の空気の流れをスムーズ
にする。
動，騒音を減少させるとともに、安定したドアの開閉動
作を実現する。 【解決手段】 シル１０及びかご床１６の戸袋側に切り
欠き部３０を設けるとともにかご３側に第２のシル３１
を設ける。また、かごドア１４の戸開端部側にはカバー
３３を設け、このカバー３３には第２のシル３１の溝３
２に案内される案内具３４を固定する。更に、かごドア
１４の戸閉端部側にシル１０の溝１１に案内される案内
具１５ａを固定することにより、かご３と乗場２１との
間隔を大きくし、かご３走行時の空気の流れをスムーズ
にする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、高速エレベータの
かご走行時に発生する振動，騒音を減少させる装置に関
するものである。
かご走行時に発生する振動，騒音を減少させる装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の高速エレベータの振動，騒音防止
対策として、特公昭４７−４６３７４号に記載されたも
のがある。この従来例を昇降路の概略縦断面図である図
３、及びその要部概略横断面図である図４により説明す
る。
対策として、特公昭４７−４６３７４号に記載されたも
のがある。この従来例を昇降路の概略縦断面図である図
３、及びその要部概略横断面図である図４により説明す
る。
【０００３】図において、１は昇降路の壁、２は両端に
かご３とカウンターウエイト４を連結した主ロープ、５
はコンペンロープ、６はコンペンシーブ、７は機械室８
に設置した巻上機のシーブ、９はそらせシーブである。
１０はかごのシル、１１はシル１０の溝、１２は出入口
１３の両側に立設された出入口柱、１４は出入口１３を
開閉するかごドア、１５ａ、１５ｂはシル溝１１内に挿
入されるようにドア１４の下端に固定されドア１４の開
閉を案内する案内具、１６はかご床である。２０は乗場
２１のシル、２２はシル溝、２３は出入口三方枠の竪
枠、２４は乗場の出入口２５を開閉する乗場ドア、２６
ａ、２６ｂはドア２４の案内具である。
かご３とカウンターウエイト４を連結した主ロープ、５
はコンペンロープ、６はコンペンシーブ、７は機械室８
に設置した巻上機のシーブ、９はそらせシーブである。
１０はかごのシル、１１はシル１０の溝、１２は出入口
１３の両側に立設された出入口柱、１４は出入口１３を
開閉するかごドア、１５ａ、１５ｂはシル溝１１内に挿
入されるようにドア１４の下端に固定されドア１４の開
閉を案内する案内具、１６はかご床である。２０は乗場
２１のシル、２２はシル溝、２３は出入口三方枠の竪
枠、２４は乗場の出入口２５を開閉する乗場ドア、２６
ａ、２６ｂはドア２４の案内具である。
【０００４】高速エレベータでは、図３に示すように、
例えばかご３が下降する場合、かご３と昇降路壁１との
間で下から上へ空気の流れが生じる。特に、かご３の乗
場側の流れｑ１は、かご３の位置により大きく変動す
る。すなわち、図３のようにかごシル１０が乗場シル２
０と対向しない位置にあるときは流れｑ１は比較的スム
ーズであるが、かごシル１０が乗場シル２０と対向する
位置に来ると、流れｑ１はシル１０，２０に遮られて急
激に小さくなる。したがって、かご３の走行により流れ
ｑ１は大きく変動することになって、かごドア１４及び
乗場ドア２４が振動し、騒音を発生する原因になる。ま
た、かご３が上昇するときも上記と流れの方向が逆にな
るのみで同様に振動，騒音が発生する。
例えばかご３が下降する場合、かご３と昇降路壁１との
間で下から上へ空気の流れが生じる。特に、かご３の乗
場側の流れｑ１は、かご３の位置により大きく変動す
る。すなわち、図３のようにかごシル１０が乗場シル２
０と対向しない位置にあるときは流れｑ１は比較的スム
ーズであるが、かごシル１０が乗場シル２０と対向する
位置に来ると、流れｑ１はシル１０，２０に遮られて急
激に小さくなる。したがって、かご３の走行により流れ
ｑ１は大きく変動することになって、かごドア１４及び
乗場ドア２４が振動し、騒音を発生する原因になる。ま
た、かご３が上昇するときも上記と流れの方向が逆にな
るのみで同様に振動，騒音が発生する。
【０００５】そこで、流れｑ１の変動を小さくするため
に、図４に二点鎖線で示すように、戸袋部分のシル１０
及びかご床１６の一部を切り欠いた切り欠き部１７を設
けることにより、流れｑ１の変動を小さくし、振動，騒
音を減少させるようにしていた。
に、図４に二点鎖線で示すように、戸袋部分のシル１０
及びかご床１６の一部を切り欠いた切り欠き部１７を設
けることにより、流れｑ１の変動を小さくし、振動，騒
音を減少させるようにしていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置では、戸
袋部分のシル１０及びかご床１６を切り欠いているた
め、ドア１４が開いたとき、戸開端部側の案内具１５ｂ
がフリーの状態になり、ドア１４の開閉動作が不安定に
なるという問題があった。
袋部分のシル１０及びかご床１６を切り欠いているた
め、ドア１４が開いたとき、戸開端部側の案内具１５ｂ
がフリーの状態になり、ドア１４の開閉動作が不安定に
なるという問題があった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、戸袋部分のシ
ル及びかご床を切り欠く構成に加え、切り欠き部の前記
シルよりも反乗場側に第２のシルを設けるとともに、か
ごドアの戸閉端部側には前記シルに案内される案内具を
設け、前記ドアの戸開端部側には前記第２のシルに案内
される案内具を設けたものである。
ル及びかご床を切り欠く構成に加え、切り欠き部の前記
シルよりも反乗場側に第２のシルを設けるとともに、か
ごドアの戸閉端部側には前記シルに案内される案内具を
設け、前記ドアの戸開端部側には前記第２のシルに案内
される案内具を設けたものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図により説
明する。図１は要部概略横断面図、図２は要部斜視図で
あり、図４と同一符号は同一のものを示している。図に
おいて、３０はシル１０及びかご床１６の一部を切り欠
いた切り欠き部、３１はシル１０よりも反乗場側に設置
した第２のシル、３２はその溝、３３はかごドア１４の
戸開端部側に固定され戸閉時にはドア１４と出入口柱１
２との間を塞ぐカバー、３４はシル溝３２内に挿入され
るようにカバー３３の下端に固定されドア１４の開閉を
案内する案内具である。
明する。図１は要部概略横断面図、図２は要部斜視図で
あり、図４と同一符号は同一のものを示している。図に
おいて、３０はシル１０及びかご床１６の一部を切り欠
いた切り欠き部、３１はシル１０よりも反乗場側に設置
した第２のシル、３２はその溝、３３はかごドア１４の
戸開端部側に固定され戸閉時にはドア１４と出入口柱１
２との間を塞ぐカバー、３４はシル溝３２内に挿入され
るようにカバー３３の下端に固定されドア１４の開閉を
案内する案内具である。
【０００９】本実施形態は上記のような構成であるか
ら、ドア１４の開閉にかかわらず、戸閉端は案内具１５
ａによってシル１０の溝１１に案内され、戸開端はカバ
ー３３を介して案内具３４によって第２のシル３１の溝
３２に案内されるため、ドア１４の開閉動作がスムーズ
に行える。また、カバー３３は戸閉時に、ドア１４と出
入口柱１２との間及びシル溝１１の端部を塞ぐようにな
っているため、かご３の走行中に昇降路からかご内への
騒音の侵入を防止する効果がある。
ら、ドア１４の開閉にかかわらず、戸閉端は案内具１５
ａによってシル１０の溝１１に案内され、戸開端はカバ
ー３３を介して案内具３４によって第２のシル３１の溝
３２に案内されるため、ドア１４の開閉動作がスムーズ
に行える。また、カバー３３は戸閉時に、ドア１４と出
入口柱１２との間及びシル溝１１の端部を塞ぐようにな
っているため、かご３の走行中に昇降路からかご内への
騒音の侵入を防止する効果がある。
【００１０】上記の実施形態では、かご３側のシル１０
及びかご床１６を切り欠いているが、乗場側も同様の構
成にしてもよい。すなわち、上記実施形態と同様に、乗
場シル２０及び建物の一部を切り欠いた切り欠き部４０
を設けて第２のシルを設置し、乗場ドア２４の戸開端に
カバー及び案内具を配置すれば、かご３と乗場２１との
間隔を更に大きく取ることができ、一層振動，騒音を減
少させることができる。
及びかご床１６を切り欠いているが、乗場側も同様の構
成にしてもよい。すなわち、上記実施形態と同様に、乗
場シル２０及び建物の一部を切り欠いた切り欠き部４０
を設けて第２のシルを設置し、乗場ドア２４の戸開端に
カバー及び案内具を配置すれば、かご３と乗場２１との
間隔を更に大きく取ることができ、一層振動，騒音を減
少させることができる。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エレベータ走行時における空気の流れの変動を小さくで
きる効果に加え、ドアの開閉動作がスムーズに行うこと
ができる。
エレベータ走行時における空気の流れの変動を小さくで
きる効果に加え、ドアの開閉動作がスムーズに行うこと
ができる。
【図１】本発明の実施の形態を示す図である。
【図２】図１の要部斜視図である。
【図３】従来のエレベータの昇降路の概略縦断面図であ
る。
る。
【図４】図３の要部概略横断面図である。
３ かご １０，２０ シル １１，２２，３２ シルの溝 １２ かごの出入口柱 １４ かごドア １５ａ，１５ｂ，２６ａ，２６ｂ，３４ 案内具 １６ かご床 １７，３０，４０ 切り欠き部 ２１ 乗場 ２３ 乗場の出入口枠 ２４ 乗場ドア ３１ 第２のシル ３３ カバー
Claims (5)
- 【請求項１】 ドアの開閉を案内するシルを備えたエレ
ベータにおいて、 戸袋部の前記シル及びかご床の一部を切り欠いた切り欠
き部、前記シルよりも反乗場側で出入口柱よりも戸袋側
に設けた第２のシル、前記ドアの戸閉端部側に設けた前
記シルに案内される案内具、前記ドアの戸開端部側に設
けた前記第２のシルに案内される案内具を備えたことを
特徴とするエレベータ装置。 - 【請求項２】 前記第２のシルに案内される案内具は、
カバーによって前記ドアの戸開端部側に取り付けられて
おり、戸閉時にこのカバーが前記ドアと出入口柱との間
を塞ぐ構成であることを特徴とする請求項１記載のエレ
ベータ装置。 - 【請求項３】 ドアの開閉を案内するシルを備えたエレ
ベータにおいて、 戸袋部の前記シル及び建物の一部を切り欠いた切り欠き
部、前記シルよりも反かご側で出入口三方枠よりも戸袋
側に設けた第２のシル、前記ドアの戸閉端部側に設けた
前記シルに案内される案内具、前記ドアの戸開端部側に
設けた前記第２のシルに案内される案内具を備えたこと
を特徴とするエレベータ装置。 - 【請求項４】 前記第２のシルに案内される案内具は、
カバーによって前記ドアの戸開端部側に取り付けられて
おり、戸閉時にこのカバーが前記ドアと出入口三方枠と
の間を塞ぐ構成であることを特徴とする請求項３記載の
エレベータ装置。 - 【請求項５】 前記カバーは、戸閉時に前記シルの溝の
端部を塞ぐ構成であることを特徴とする請求項２又は４
記載のエレベータ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06403398A JP3379428B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | エレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP06403398A JP3379428B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | エレベータ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11240680A true JPH11240680A (ja) | 1999-09-07 |
| JP3379428B2 JP3379428B2 (ja) | 2003-02-24 |
Family
ID=13246420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP06403398A Expired - Fee Related JP3379428B2 (ja) | 1998-02-26 | 1998-02-26 | エレベータ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3379428B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101172003B1 (ko) | 2010-07-26 | 2012-08-08 | 현대엘리베이터주식회사 | 엘리베이터 카의 밀폐를 위한 카도어 구조 |
| CN104310182A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 康力电梯股份有限公司 | 一种隔音轿门 |
| CN111824903A (zh) * | 2019-04-18 | 2020-10-27 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其轿厢装置 |
-
1998
- 1998-02-26 JP JP06403398A patent/JP3379428B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101172003B1 (ko) | 2010-07-26 | 2012-08-08 | 현대엘리베이터주식회사 | 엘리베이터 카의 밀폐를 위한 카도어 구조 |
| CN104310182A (zh) * | 2014-10-29 | 2015-01-28 | 康力电梯股份有限公司 | 一种隔音轿门 |
| CN111824903A (zh) * | 2019-04-18 | 2020-10-27 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其轿厢装置 |
| CN111824903B (zh) * | 2019-04-18 | 2021-11-19 | 株式会社日立制作所 | 电梯及其轿厢装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3379428B2 (ja) | 2003-02-24 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
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