JPH11240577A - 容器におけるガス抜き用シール蓋材 - Google Patents

容器におけるガス抜き用シール蓋材

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JPH11240577A
JPH11240577A JP6230798A JP6230798A JPH11240577A JP H11240577 A JPH11240577 A JP H11240577A JP 6230798 A JP6230798 A JP 6230798A JP 6230798 A JP6230798 A JP 6230798A JP H11240577 A JPH11240577 A JP H11240577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
plastic
ventilation control
outside
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP6230798A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Yamada
大機 山田
Kenichi Kato
健一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIDAIKI KK
Ichimura Sangyo Co Ltd
Original Assignee
NIDAIKI KK
Ichimura Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by NIDAIKI KK, Ichimura Sangyo Co Ltd filed Critical NIDAIKI KK
Priority to JP6230798A priority Critical patent/JPH11240577A/ja
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  • Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス抜きが良好で、空気及び雑菌の侵入を防
止でき、嵩張らずに自動貼りできる安価量産の容器用シ
ール蓋材を提供する。 【解決手段】 二枚の蓋用ポリエステルシートを、夫々
端部から少し離した位置で短い巾のプラスチック不織布
(2)を介在して重ねて断続位置に熱溶着することで、
その非溶着部に該不織布(2)の非溶着残存部(21)を
介在して内外に連通して成る排気孔部(3)を熱着部(1
4)に残存形成すると共に、該排気孔部(3)の外端とな
る熱着部(14)の外側に、該二枚のシートの端縁部を断
続位置で熱溶着して密着させた通気制御部(4)を配す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種容器の蓋材とし
てのガス抜き用シール蓋材に関し、容器内で発生した袋
内のガスを排気し、且つ酸素や雑菌の侵入を防止し、殊
に内部が負圧状態では一層空気の吸入を防止できて収容
物を良好に保持するもので、味噌等の発酵食品或いは固
形薬品等の分野に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来のガス抜きを必要とする収容物の容
器のシール蓋材は、容器の内圧でガスを排気できる排気
弁を備える弁器材を取り付けたものが多く、製造に手間
がかかってコスト高となると共に、排気弁が嵩張るため
重ねた状態での移送や取り扱いが難しく作業性が悪いこ
とから容器へのシール貼りに人手がかかり、自動機械貼
りが円滑にできない問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、プラ
スチックシール材と一体に構成できて安価に量産できる
と共に、貼着機への装着が簡単にできて自動シール貼り
が円滑にでき、ガス抜きが良好であり、空気及び雑菌の
侵入を防止できると共に、内部が負圧状態では一層空気
の吸入を防止できて容器用シール蓋材を提供するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、二枚
の蓋用プラスチックフイルム又はプラスチックシート
を、夫々端部から少し離した位置で短い巾のプラスチッ
ク不織布を介在して重ねて断続位置に熱溶着すること
で、その非溶着部に該不織布の非溶着残存部を介在して
内外に連通して成る排気孔部を熱着部に残存形成すると
共に、該排気孔部の外端となる熱着部の外側に、該二枚
のプラスチックフイルム又はプラスチックシートの端縁
部を密着させた通気制御部を配した構成としている。な
お、二枚のプラスチックフイルム又はプラスチックシー
トの端縁部の通気制御部を断続位置で熱溶着してもよ
い。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示した形
態例で説明する。図1乃至図3で示すシール蓋材Sの形
態例は、まず二枚のポリエステルフイルムを基材として
シーラント用フイルムを貼り合わせた複合フイルム1
1,12を、夫々端部から少し離した位置で短い巾のプ
ラスチック不織布2を介在して重ねる。即ち、不織布2
を配置した側の端部には不織布2を配置していない。
【0006】次に、不織布2の内側端縁部20を除き不
織布2の外端縁部にかけて二枚のポリエステルフイルム
11,12をヒートシールで断続位置に熱溶着すること
で、熱着部14での不織布2は溶解してフイルム11,
12と一体に溶着するが、ヒートシールを施さない非溶
着部は孔状態となって排気孔部3となり、その間の不織
布2も溶解することなく、フイルム11,12の間に非
溶着残存部21として介在するのである。
【0007】なお、排気孔部3は途中で屈曲させてZ字
形とするもので、フイルム11,12の両面から圧着す
るヒートシールの加熱型に排気孔部3の形状に応じた凹
溝を形成して圧着しないようにすることでヒートシール
を回避する非溶着部とすることができるのである。
【0008】また不織布2の内端縁部20はヒートシー
ルされないため、フイルム11,12に溶着されずに内
側に長く臨んで配置されると共に、その外端31は熱着
部14の外端に開口している。
【0009】そして、該排気孔部3を設けた熱着部14
の外側に、さらにフイルム11,12の接合端部が密着
した通気制御部4を形成している。即ち、不織布2の配
置部位から端部側の部位には不織布2が配置していない
ため二枚のフイルム11,12が相互に密着するのであ
る。このため、排気孔部3の外端31、即ち、排気孔部
3における不織布2の非溶着残存部21の外端面が通気
制御部4のプラスチックフイルム11,12の間に開口
することになる。
【0010】なお、通気制御部4における二枚のプラス
チックフイルム11,12には、通気空部を制御するた
めに、その両端部をヒートシールし、また端部側に少し
の排気開口部40を残して溶着帯部15にヒートシール
すると共に、該溶着帯部15と排気孔部3形成用の熱着
部14との間に溶着点部16を散在できるようヒートシ
ールが施されている。これらのヒートシールは介在した
不織布2とのヒートシールと同時に行えばよい。
【0011】その使用は、排気孔部3形成用の熱着部1
4の内端で折曲し、図1のように広げて排気部が一方の
プラスチックフイルムに重なった状態とし、プラスチッ
ク容器の上端フランジ面等に熱着すればよい。
【0012】この形態例によると、通気制御部4の重合
したフイルム11,12の密着閉塞によって空気や雑菌
が外から侵入することが極めて少なく、容器内の収容物
の酸化等を防止できると共に、内部が負圧状態では通気
制御部4のフイルム11,12の密着閉塞が強くなって
空気の吸入を防止できるのである。
【0013】かりに通気制御部4内に雑菌が侵入して
も、排気孔部3に介在された不織布2の非溶着残存部2
1の細かな網目体に係着されてそれ以上の前進が阻止さ
れることから袋内へ侵入することがないのである。この
際、排気孔部3が屈曲しているため雑菌がその屈曲部で
係留されるのであり、その屈曲部で反転して前進するこ
とがないのである。
【0014】そして、容器内への収容物がガスを放出す
るものにあっては、発生したガスによる昇圧によって、
ガスが容器の内側に長く臨んだ不織布2の内端縁部20
から排気孔部3を通って通気制御部4内に抜け排気開口
部40から外気に放出されるのである。即ち、ガスが排
気孔部3における不織布2の非溶着残存部21の網目体
を通過し、図3のように、通気制御部4の接合したフイ
ルム11,12の間を押し開いて放出されるのである。
ガス圧の加減で通気制御部4の排気開口部40も自動的
に開閉制御されるものであり、ガス放出後は密着状態と
なり空気の侵入を遮断するのである。
【0015】このように、本形態例によると、シールを
施した容器内からのガス抜きができ、密着状態の通気制
御部4によって空気や雑菌の侵入を防止できるのであ
る。しかも排気孔部3及び密着状態の通気制御部4の構
成は一体に形成できて安価に量産できるのである。
【0016】なお、容器に収納する収容物品としては、
炭酸ガス等のガスを発生し、酸素や雑菌を嫌う物が望ま
しく、味噌、ヨーグルトや漬け物等の発酵食品、コーヒ
ー豆や各種飲料用品、野菜やキノコ類或いは薬品等の粉
末や顆粒状のものでもよい。また、ガス抜きできるため
電子レンジでの使用も可能である。
【0017】本形態例は上記の構成としたが、本発明に
おいてはこれに限定されない。例えば、二枚のプラスチ
ックフイルム及びプラスチックシートの材質は問わず、
複合フイルムを用いてもよい。また、プラスチック不織
布の材質も限定されず、二枚のプラスチックフイルムと
熱溶着できればよい。さらに、排気孔部の配置部位、形
状、数や巾も適宜である。
【0018】また、排気孔部を有する熱着部の外側に形
成する通気制御部の形状、巾や構成も問わず、単に相互
に密着するフイルム又はシート、或いは静電密着し易い
プラスチックフイルム又はプラスチックシートを用いて
自然に密着閉塞させる構成でもよく、或いは部分的に熱
溶着させる場合はその熱溶着の形状も適宜であって図4
のように形成してもよい。なお、使用する容器の形状、
及び容器への接着手段は問わない。
【0019】
【発明の効果】本発明の請求項1によると、排気孔部を
通過し通気制御部を開いて容器内からのガス抜きがで
き、閉塞状態の通気制御部によって外部からの空気や雑
菌の侵入を防止できて収容物を良好に保持できるのであ
る。また、排気孔部及び通気制御部は一体に形成できて
安価に量産でき、平面状態のため嵩張らないことから容
器への機械による自動貼りも円滑にでき省力化できるの
である。請求項2では、通気制御部の閉塞を強くできる
ことから一層空気の侵入を極小にでき、酸化防止等に効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の一部切欠した斜視図であ
る。
【図2】その要部の拡大斜視図である。
【図3】その一方のプラスチックフイルムを除いた状態
の要部の平面図である。
【図4】通気制御部の別例を示す一方のプラスチックフ
イルムを除いた状態の要部の平面図である。
【符号の説明】
11,12 フイルム 14 熱着部 2 不織布 20 内端縁部 21 非溶着残存部 3 排気孔部 4 通気制御部 40 排気開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二枚の蓋用プラスチックフイルム又はプ
    ラスチックシートを、夫々端部から少し離した位置で短
    い巾のプラスチック不織布(2)を介在して重ねて断続
    位置に熱溶着することで、その非溶着部に該不織布
    (2)の非溶着残存部(21)を介在して内外に連通して
    成る排気孔部(3)を熱着部(14)に残存形成すると共
    に、該排気孔部(3)の外端となる熱着部(14)の外側
    に、該二枚のプラスチックフイルム又はプラスチックシ
    ートの端縁部を密着させた通気制御部(4)を配したこ
    とを特徴とする容器におけるガス抜き用シール蓋材。
  2. 【請求項2】 二枚のプラスチックフイルム又はプラス
    チックシートの端縁部の通気制御部(4)を断続位置で
    熱溶着した請求項1のシール蓋材。
JP6230798A 1998-02-25 1998-02-25 容器におけるガス抜き用シール蓋材 Pending JPH11240577A (ja)

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JPH11240577A true JPH11240577A (ja) 1999-09-07

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