JPH11240548A - こぼれ止めピースを備えた容器及びこぼれ止めピース - Google Patents

こぼれ止めピースを備えた容器及びこぼれ止めピース

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JPH11240548A
JPH11240548A JP10362363A JP36236398A JPH11240548A JP H11240548 A JPH11240548 A JP H11240548A JP 10362363 A JP10362363 A JP 10362363A JP 36236398 A JP36236398 A JP 36236398A JP H11240548 A JPH11240548 A JP H11240548A
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JP
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container
spill
piece
stop piece
bottle
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JP10362363A
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English (en)
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Jean-Louis Gueret
ルイ ギュエール ジャン
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LOreal SA
Original Assignee
LOreal SA
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D23/00Details of bottles or jars not otherwise provided for
    • B65D23/001Supporting means fixed to the container

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 液体の中身を収容するのに適したリザー
バを形成する本体部とアプリケータとを備えた容器であ
って、前記本体部には上部に開口部が設けられている。
容器は、前記本体部の外側に取付けられた少なくとも1
つのこぼれ止めピースを備えており、前記ピースは、容
器が水平面に載せられたときに容器の本体部中の液体の
高さよりも容器の本体部の開口部が高くなるように保持
するのに適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部に開口を有す
る容器に関し、限定する意図ではないが特に、軸の一端
に封止キャップを構成するハンドル部材を有すると共に
他端にはアプリケータエレメントを有するようなアプリ
ケータを備えた容器に関する。そのような容器は、例え
ば、マニキュアのような液体を納めるのに用いられる。
【0002】
【従来の技術】米国特許第3,146,806号は、容器の首部
にシャッターを挿入することを提案しており、かかるシ
ャッターは放射状に切込みを入れられた円板により構成
され、アプリケータを引抜いたときには容器の開口部を
閉じるような可撓性の扇体を形成しており、この閉鎖は
偶発的に容器がひっくり返った場合において容器中の液
体がこぼれ出るのを防止することを目的としている。そ
れにもかかわらず、アプリケータエレメントを拭うこと
を避けたい場合においては、または実際にアプリケータ
エレメントを拭うことが望ましいときであっても、もし
アプリケータエレメントが上述したようなシャッターを
通り抜けることが必要なら達成することのできない特別
なやり方で、そのようにすることが望ましいなら、その
ようなシャッターを用いることはあり得ない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、容器
が偶発的にひっくり返った場合でも、容器の中身がこぼ
れ出ることを防止しつつ、しかも、そのことでアプリケ
ータによって中身を取出す方法に影響を与えることのな
い容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、アプリ
ケータとリザーバを形成する本体部とからなる新規なタ
イプの容器によって上述の目的が達成され、液体の中身
を収容するのに適しており、上部には開口部が設けら
れ、容器の前記本体部の外側に少なくとも1つのこぼれ
止めピースが取付けられていることによって容器が特徴
づけられ、前記ピースは容器を水平面に置いたときに容
器の本体部中の液体の高さよりも容器の本体部の開口部
を上に保持するのに適している。特定の実施形態におい
ては、こぼれ止めピースは少なくとも外側面が凸状にな
っており、内側の面は容器本体の曲面と密着して固定さ
れるようになっている。特定の実施形態においては、こ
ぼれ止めピースは馬蹄形であって、その上部には容器の
首部を受入れるための孔が貫設されている。
【0005】他の特定の実施形態では、こぼれ止めピー
スはリングの形状であって、容器の周囲に係合するよう
に形成されている。特定の実施形態では、こぼれ止めピ
ースは、軸線の断面において、前記水平面上をころがる
ことができると共に、前記水平面から働く反力が容器の
重心を通る垂直な平面に対して容器の開口部と同じ側に
位置しており、液体の高さよりも開口部が高くなるよう
な釣合位置に向けて、容器を戻そうとする相互力を生じ
させるような輪郭に選ばれている。特定の実施形態で
は、こぼれ止めピースは前記開口部の付近を除いて、容
器本体部の側壁部分の全体を取囲むようになっている。
さらに別の特定の実施形態では、こぼれ止めピースは容
器の本体部のまわりに組立てられる2つの部分を備えて
いる。
【0006】これら2つの部分は、容器の本体部の底部
の付近のヒンジによって互いに結合されている。いった
ん、2つの部分をひとつに組立てると、こぼれ止めピー
スは容器の本体部を取囲むケージを形成し、容器が偶発
的にひっくり返ったり、容器が水平な平面に横たわった
りしたときにおいて、容器の中身がこぼれ出るのを防止
しつつ、容器を衝撃からも保護する。こぼれ止めピース
は、容器に対して回転しないように固定するのが有利で
あって、それにより、容器がネジ付首部を有する場合に
おいて、アプリケータをねじ込んだりゆるめたりするの
を容易にすることができる。本発明によるこぼれ止めピ
ースが取付けられた容器は、マニキュアや他の化粧品を
収容することができ、100mlと等しいかそれよりも
少ない容量を有し、好ましくは25mlと等しいかそれ
よりも少ない容量であり、さらに好ましくは10mlと
等しいかそれよりも少ない容量である。
【0007】本発明はまた、マニキュアを収容する容器
であって、容器は少ない容量のリザーバを形成する本体
部を有しており、前記本体部はネジ付首部で取巻かれた
上部開口部を備え、容器はさらに、前記首部にねじ込む
ための封止キャップを一端に備えると共に他端にはアプ
リケータエレメントを備えてなるアプリケータを備え、
前記容器は前記本体部の外側に取付けられた少なくとも
1つのこぼれ止めピースを備えており、前記ピースは容
器が水平面上に載せられたときに容器の本体部中の液体
の高さよりも容器の本体部の開口部が高くなるように保
持するのに適しており、前記ピースはまた同ピースが容
器の本体部に対して回転しないように容器の本体部に取
付けられており、容器の本体部を少なくとも部分的に見
ることができると共に同本体部は透明な材料でできてい
て、ユーザが容器中の液体の高さを観察することができ
る容器を提供する。
【0008】本発明はまた、ボトルとは独立して販売さ
れるアクセサリとなるこぼれ止めピースを提供し、かか
るこぼれ止めピースはアプリケータを備えたボトルに取
付けられるようにデザインされており、ボトルが少なく
ともその底面と前記こぼれ止めピースとを介して水平面
に載せられたとき、とりわけボトルが偶発的にひっくり
返った場合でも、中身がこぼれ出ることを防止すべく、
こぼれ止めピースはボトルに取付けられており、前記こ
ぼれ止めピースはこぼれ止めピースをユーザがボトルに
取付けることのできる手段を備えている。ユーザは本発
明による1又は複数のこぼれ止めピースを既存のボトル
に容易に取付けることができる。本発明のこぼれ止めピ
ースの製造及び販売は、それを取付けるべきボトルとは
独立しているため、数多くの利点を有し、特に: ・こぼれ止めピースはボトルが販売のために展示されて
いるときに、その外観を損うことがない。
【0009】・ボトルに表示された情報が隠されること
がない。 ・ボトルの製造コストを増加させることがなく、つま
り、そのようなこぼれ止めピースは経済的な利点を有す
る。 こぼれ止めピースは衝撃を吸収し、ボトルを保護するの
に好適な材料及び/又は形状に作るのが有利である。こ
ぼれ止めピースは特に、圧縮により任意の形状に形作ら
れるエラストマー又は多孔性材料から作ることができ
る。本発明はまた、上述したような容器のための支持具
を提供し、かかる支持具は、容器の本体部が挿入される
ための開口部を有する支持体を備え、こぼれ止めピース
が前記支持体に載せられるように開口部の寸法が選択さ
れていることで特徴づけられる。
【0010】本発明の他の特徴及び利点は、本発明を制
限するものではない実施形態についての以下の詳細な説
明を添付図面を参照しつつ読むことで明らかになる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
によるこぼれ止めピース1を示している。ピース1は馬
蹄形であって、2つの側部2及び3が上部4によって結
合されており、図2に示すように、同上部を貫通する孔
部5を通ってボトル7の首部6が受入れられる。ボトル
7は概略平たい形状であって、プラスチック材料又はガ
ラスでできている。ボトル7には、好ましくはボトルが
偶発的にひっくり返った場合でも飛散ることのないよう
な粘性を有する中身が含まれている。側部2及び3の対
向する面は、ボトル7の対向する主面8及び9の曲面に
密着するような形状にされている。
【0012】こぼれ止めピース1は、例えば接着剤によ
ってボトル7に固定され、またはそれに代えて、単に摩
擦によってこぼれ止めピースを保持することができる。
首部6には封止目的のためのねじ込みキャップ(図示せ
ず)を受入れるようにネジが設けられ、かかるキャップ
はブラシのようなアプリケータのためのハンドルとして
の役目も有し、例えば、そのアプリケータは蓋を閉じた
ときにボトル7の内側に受入れられる。ボトル7は平ら
な底部10を有しており、これにより、水平面S上に置
いたとき、ボトルはその軸線を垂直にして直立すること
ができる。ボトル7が偶発的にひっくり返ったとき、こ
ぼれ止めピース1はボトル中の液体が首部6の開口11
を通ってこぼれ出すのを防止することができる。
【0013】そのために、こぼれ止めピース1の側部2
及び3は、水平面Sにもたれかかるように形成されてお
り、たとえボトルが満杯のときであってもボトル7の軸
線が十分に上向きに傾斜して保持されて、ボトル7の中
の液体の高さが開口部11の縁よりも下方に維持される
ようになっている。当業者はこぼれ止めピース1の形状
を、ボトル7の形状の相関関係に従い、また、ボトルに
通常含まれる液体の量の相関関係に従い、容易に定める
ことができる。こぼれ止めピース1はあらゆる好適な材
料で作ることができる。特に、こぼれ止めピースは弾性
的に変形可能な及び/又は多孔性の材料から作ることが
できる。
【0014】多孔性の材料を用いたときには、こぼれ止
めピースは所定の位置にて圧縮されて、こぼれ止めピー
スとして望ましい形状となる。こぼれ止めピースは、衝
撃を吸収することができる形状及び材料で作るのが有利
であり、特に、ボトルがガラスでできているときにボト
ル7が落下した場合の破損を防止する。こぼれ止めピー
ス1はまた、それがボトル7に与える外観という観点か
ら選んだ材料で作ることもできる。こぼれ止めピース1
は好ましくは、ボトル7とは独立したアクセサリとして
ユーザに提供され、ユーザがこぼれ止めピースをボトル
7に装着して、本発明の容器を構成する。
【0015】変形例としては、こぼれ止めピースを既に
取付けた状態でボトル7をユーザに提供することもでき
る。図1乃至図3の例では、ボトル7は平たい形状なの
で、ボトルが偶発的にひっくり返った場合でも、その幅
狭の側面を上にすることはほとんどありえない。従っ
て、こぼれ止めピース1はボトル7の幅狭の側部を覆う
必要はない。こぼれ止めピース1は、こぼれ止めピース
により例えばユーザが2本の指の間にボトル7をつかむ
ことが容易となり、ボトルがユーザの指から滑り落ちる
のを防止する。特に、こぼれ止めピース1はアプリケー
タをねじ込んだりゆるめたりする妨げとはならない。
【0016】図4に示したこぼれ止めピース14は、外
面側は実質的に半球状であって、内面側は実質的に平面
であって、この平面には接着剤フィルムが設けられてい
て、保護シート15を剥離してボトル7の所定の位置に
取付けるまで保護されている。こぼれ止めピース14の
数とそれを取付けるべき位置とは、ボトルの形状に依存
する。ここで述べる例では、ユーザは2個のこぼれ止め
ピース14をボトル7の首部6に近い各表面8及び9に
取付けて、前述の実施形態と同一の結果を得る。すなわ
ち、容器が偶発的に水平面S上にひっくり返ったときに
おいて、液体の高さよりも開口部11の縁の方が高くな
るように保持される。
【0017】図6乃至図8は、本発明の第3の実施形態
による容器20を示している。この容器20では、本体
部21の一端にはネジ付首部22が設けられ、他端には
外向きに凸状の底部23が設けられている。こぼれ止め
ピース24は本体部21における首部22の付け根に取
付けられている。こぼれ止めピース24は、例えば、容
器の本体部21に嵌め付けられている。封止キャップ2
5は首部22にねじ込まれて、容器を閉じる。封止キャ
ップ25はまた、アプリケータのハンドルとしての役目
ももち、軸26の一端がキャップ25に固定されると共
に、この軸の他端にはブラシ27のようなアプリケータ
部材が備えられている。
【0018】本体部21には、1又は複数のビーズ28
を入れておき、例えば、指の爪に塗布するのに先立っ
て、中身を均一に撹拌できるようにしてもよい。こぼれ
止めピース24は、外向きに放射状に突出するリングの
形状になっており、その表面は概略凸状である。底部2
3は容器20が直立しないようになっている。容器20
を水平面Sに置いたとき、こぼれ止めピース24のため
に容器は軸線を上方へ向けて置かれる。容器20の軸線
は、それゆえ、十分に上向きに傾斜して、本体部21中
の液体の高さが首部22の開口部の縁に至らないように
なっている。キャップ25の上部は切詰められており、
それにより、図7に示すように、容器20を逆さまに直
立させることができるようになっている。
【0019】容器20は、図9に示すように、容器20
の本体部21を受入れることができる開口部32が設け
られた支持体31を備えた展示スタンド30に載せて販
売するのが有利である。支持体31は、本体部21の高
さよりも長い脚部33に載っている。各開口部32の直
径は、こぼれ止めピース24の外径よりも小さくなって
いて、こぼれ止めピースを介して容器20は支持体31
上に載置される。図10に示すような1個の容器20だ
けを保持する展示スタンドを用いることも可能であり、
このスタンドでは実質的に半球状である外壁40に上部
開口41が設けられていて、そこに容器20の本体部2
1を挿入する。容器20のこぼれ止めピース24は展示
スタンド40に支持される。
【0020】図11は、本発明の別の実施形態を示して
いる。この容器は略円形の円筒形のボトル51を備えて
おり、環状のリム52によって囲まれた平らな底部を備
え、その他端にはネジ付首部53が設けられている。こ
ぼれ止めピース54は首部53に近接して配置され、ボ
トル51の円筒形の本体部に取付けられたリングのよう
に形成され、液体の高さを首部53の開口部の縁よりも
低くなるように保持する。図11の例においては、こぼ
れ止めピース54は例えば接着剤によってボトル51の
本体部に固定される。変形例としては、図12に示すよ
うに、ボトルの本体部に起伏55及び56を設けて、両
者の間にこぼれ止めピース54を受入れるようにしても
よく、こぼれ止めピースは弾性変形によってボトルの所
定の位置に取付けられる。ボトルには、一連の起伏部分
を設けてもよく、ユーザは例えばボトルがどの程度いっ
ぱいかに応じて、ユーザがこぼれ止めピースをボトルの
開口部から様々な距離に取付けることができる。
【0021】こぼれ止めピース54は、ボトルの本体部
に対して十分にきつく保持されており、互いに回転しな
いようになっており、それにより、ユーザはこぼれ止め
ピースだけをにぎってアプリケータをゆるめることがで
きる。図13の実施形態では、こぼれ止めピース60は
例えばボトルに嵌め込まれるなどしてボトル61を完全
に取囲んでいる。このこぼれ止めピース60は実質的に
半球状であって、水平面S上をころがるような形状の外
向きに凸状の外底面62を有している。水平面Sからこ
ぼれ止めピース60に働く反力Fは、容器の重心Gと相
互に作用して、容器の軸線の傾きが十分に上を向いて、
ボトル61中の液体の高さが首部63の縁よりも低くな
るようにしている。 より詳しくは、反力Fは重心Gを
含む垂直な平面において、首部63と同じ側に位置して
いる。
【0022】一般的には、こぼれ止めピースはボトルの
すべての部分ないし主要な部分を覆っており、こぼれ止
めピースを透明な材料で作ったり、開口部を設けたりす
るのが有利であって、ユーザはボトル中の液体の高さを
見ることができる。これによりまた、ユーザはボトルが
ほとんど空であるときに中身を取出すのが容易になる。
図14及び図15は、本発明の他の実施形態による容器
70を示している。容器70はボトル71を含み、同ボ
トルの本体部は円形かつ円筒形であって、同ボトルの一
端は平らな底部72であり、他端にはネジ付首部73が
設けられている。こぼれ止めピース74は環状の形状を
とり、その外面は外向きに凸状になっている。
【0023】こぼれ止めピースの内面は円形かつ円筒形
であって、ボトル71の形状と一致している。こぼれ止
めピース74は例えば摩擦力により十分にしっかりとボ
トル71に保持されており、ユーザはこぼれ止めピース
をにぎって容易にボトルのアプリケータをねじ込んだり
ゆるめたりすることができる。軸線を含む断面におい
て、図14に示すように、こぼれ止めピース74の外面
は、反力Fが容器の重心に対して両者の相互力により容
器を釣合位置に戻すように形成されており、この位置に
おいて容器の軸線は十分に上向きに傾いていて、ボトル
71中の液体の高さが首部73の縁よりも低くなるよう
になっている。容器がひっくり返ったとき、図15に示
すように、容器の自重Pは容器を上述した釣合位置に戻
すように働く。
【0024】図16は、本発明の第8の実施形態による
こぼれ止めピース80を示している。このこぼれ止めピ
ース80は例えば上述のボトル7のようなボトルの周囲
に組立てられる2つの部分81及び82を備えている。
部分81及び82は、その一端においてヒンジ83にて
互いに結合されており、両者はヒンジ83から離れた端
部に結合部84及び85を有している。結合部84及び
85は、図17に示すように、部分81及び82が互い
に組合わされたときにボトル7の首部6のまわりを囲む
形状にデザインされている。結合部84及び85は、部
分81のためのバー86と部分82のためのバー87と
のそれぞれの組によってヒンジ83に結合される。
【0025】部分81及び82がボトル7を取囲んで閉
じたとき、こぼれ止めピース80のバー86及び87は
ボトル7を衝撃から保護するケージを形成し、所定の高
さに満たされたボトル7の液体の高さよりも首部6の開
口部が高く保持される。こぼれ止めピース80は金属又
はプラスチック材料で作ることができる。結合部84及
び85と同じ高さになるようにエラストマー材料のウェ
ブないしリムを設けることもでき、異なる直径の首部の
まわりに密着させることができる。バー86及び87は
曲っており、ボトル7の軸線を十分に上向きに傾けて維
持することができ、こぼれ止めピース80が水平面に載
置されたときに液体が首部6からこぼれ出るのを防止す
る。
【0026】部分81及び82はあらゆる手段によって
互いに組立てることができるが、例えば、結合部84及
び85に近接させて相補型の固定手段(図示せず)を設
けることができる。本発明は、上述した実施形態に制限
されるものではない。容器には追加的にアプリケータを
拭うためのワイパー部材を設けてもよい。本発明のこぼ
れ止めピースを用いることにより、例えばマニキュアを
含む容器を、旅行の際に例えば座席に取付けられた折畳
式トレーのような比較的不安定な平面に載せて、安心し
て使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるこぼれ止めピー
スが取付けられた容器を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるこぼれ止めピー
スが取付けられた容器を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるこぼれ止めピー
スが取付けられた容器を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態によるこぼれ止めピー
スを示す図である。
【図5】図4のこぼれ止めピースを両面に取付けたボト
ルを示す図である。
【図6】本発明による第3の実施形態を示す図である。
【図7】本発明による第3の実施形態を示す図である。
【図8】本発明による第3の実施形態を示す図である。
【図9】図6乃至図8の容器を受入れるための1つの展
示スタンドを示す図である。
【図10】図6乃至図8の容器を受入れるための他の展
示スタンドを示す図である。
【図11】本発明による第4の実施形態を示す図であ
る。
【図12】本発明による第5の実施形態を示す図であ
る。
【図13】本発明による第6の実施形態を示す図であ
る。
【図14】本発明による第7の実施形態を示す図であ
る。
【図15】本発明による第7の実施形態を示す図であ
る。
【図16】本発明による第8の実施形態を示す図であ
る。
【図17】本発明による第8の実施形態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 こぼれ止めピース 2 側部 3 側部 4 上部 5 孔部 6 首部 7 ボトル 8 主面 9 主面 10 底部 11 開口 14 こぼれ止めピース 24 こぼれ止めピース 54 こぼれ止めピース 60 こぼれ止めピース 74 こぼれ止めピース

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体の中身を収容するのに好適なリザー
    バを形成する本体部とアプリケータとを備えた容器であ
    って、前記本体部には上部に開口部が設けられ、容器
    は、本体部(7;21;61;71)の外側に取付けら
    れた少なくとも1つのこぼれ止めピース(1;14;2
    4;54;60;74)を備えており、前記ピースは、
    本体部が水平面に載せられたときに容器の本体部の開口
    部が容器の本体部中の液体の高さよりも高く保持される
    ようになっていることを特徴とする容器。
  2. 【請求項2】 前記こぼれ止めピースは、容器の本体部
    を衝撃から確実に保護するように選択された形状及び材
    料でできていることを特徴とする請求項1に記載の容
    器。
  3. 【請求項3】 前記こぼれ止めピース(1;14;2
    4;54;60;74)は、少なくとも1つの凸状の外
    側面を有すると共に、内側面は容器の本体部の起伏と合
    致する形状になっていることを特徴とする請求項1又は
    2いずれか1項に記載の容器。
  4. 【請求項4】 容器の本体部は首部を有しており、容器
    は、前記こぼれ止めピース(1)が馬蹄形であって、容
    器の首部(6)を受入れるための孔(5)が馬蹄形の上
    端に貫設されていることを特徴とする請求項1乃至3い
    ずれか1項に記載の容器。
  5. 【請求項5】 前記こぼれ止めピースはリング(54)
    に形成され、容器の本体部(51)のまわりに係合する
    形状であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1
    項に記載の容器。
  6. 【請求項6】 前記こぼれ止めピース(60;74)
    は、軸線の断面において、前記水平面上をころがること
    ができると共に、前記水平面から働く反力が容器の重心
    (G)を通る垂直な平面に対して容器の開口部と同じ側
    に位置しており、容器の本体部中の液体の高さよりも開
    口部が高くなるような釣合位置に向けて、容器を戻そう
    とする相互力を生じさせるような輪郭に選ばれているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の容
    器。
  7. 【請求項7】 前記こぼれ止めピースは、前記開口部の
    付近(74)を除いて、容器の側壁全体を取囲んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の
    容器。
  8. 【請求項8】 容器は、容器の本体部のまわりに組立て
    られる2つの部分(81,82)を備えていることを特
    徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載の容器。
  9. 【請求項9】 2つの部分(81,82)はヒンジ(8
    3)を介して相互に結合されていることを特徴とする請
    求項8に記載の容器。
  10. 【請求項10】 2つの部分は互いに組合わされたとき
    にケージを形成することを特徴とする請求項8又は9い
    ずれか1項に記載の容器。
  11. 【請求項11】 容器の本体部(21)の底部は外向き
    に凸状の形状を有していることを特徴とする請求項1乃
    至10いずれか1項に記載の容器。
  12. 【請求項12】 前記こぼれ止めピースは弾性変形可能
    な材料でできていることを特徴とする請求項1乃至11
    いずれか1項に記載の容器。
  13. 【請求項13】 前記こぼれ止めピースは多孔性の材料
    でできていることを特徴とする請求項1乃至12いずれ
    か1項に記載の容器。
  14. 【請求項14】 前記多孔性の材料は所定の位置におい
    て圧縮され前記こぼれ止めピースの形状になることを特
    徴とする請求項13に記載の容器。
  15. 【請求項15】 こぼれ止めピースは透明な材料ででき
    ていることを特徴とする請求項1乃至14いずれか1項
    に記載の容器。
  16. 【請求項16】 こぼれ止めピースは容器の本体部に対
    して相互に回転することがないように取付けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至15いずれか1項に記載
    の容器。
  17. 【請求項17】 容器は、アプリケータをねじ込むため
    のネジ付首部を備えていることを特徴とする請求項1乃
    至16いずれか1項に記載の容器。
  18. 【請求項18】 容器の容量は、100mlと等しいか
    それよりも少なく、好ましくは25mlと等しいかそれ
    よりも少なく、最も好ましくは10mlと等しいかそれ
    よりも少ないことを特徴とする請求項1乃至17いずれ
    か1項に記載の容器。
  19. 【請求項19】 こぼれ止めピースは透明な材料ででき
    ていることを特徴とする請求項1乃至18いずれか1項
    に記載の容器。
  20. 【請求項20】 請求項1乃至19のいずれかにより定
    義された、容器の本体部に取付けるべくデザインされた
    こぼれ止めピース。
  21. 【請求項21】 アプリケータを含むボトルに取付ける
    ようにデザインされたこぼれ止めピースであって、こぼ
    れ止めピースは、少なくともボトル自体の底部と前記こ
    ぼれ止めピースとを介してボトルが水平面に載せられた
    ときに中身がこぼれ出るのを防止するように選ばれた位
    置において、同こぼれ止めピースをボトルに取付けるこ
    とを可能にする手段を備えていることを特徴とするこぼ
    れ止めピース。
  22. 【請求項22】 こぼれ止めピースはそのひとつの表面
    に接着剤フィルムを備えていることを特徴とする請求項
    21に記載のこぼれ止めピース。
  23. 【請求項23】 こぼれ止めピースはボトルを取囲む形
    状になっていることを特徴とする請求項21又は22い
    ずれか1項に記載のこぼれ止めピース。
  24. 【請求項24】 開口部が貫設された支持体(31;4
    0)を備え、同開口部内には容器の本体部が部分的に挿
    入され、前記開口部の寸法はこぼれ止めピースが前記支
    持体に載るように選ばれていることを特徴とする請求項
    1乃至19いずれか1項により定義された容器のための
    支持体。
  25. 【請求項25】 マニキュアを収容する容器であって、
    容器は少ない容量のリザーバを形成する本体部を有して
    おり、前記本体部はネジ付首部で取巻かれた上部開口部
    を備え、容器はさらに、前記首部にねじ込むための封止
    キャップを一端に備えると共に他端にはアプリケータエ
    レメントを備えてなるアプリケータを備え、前記容器は
    前記本体部の外側に取付けられた少なくとも1つのこぼ
    れ止めピースを備えており、前記ピースは容器が水平面
    上に載せられたときに容器の本体部中の液体の高さより
    も容器の本体部の開口部が高くなるように保持するのに
    適しており、前記ピースはまた同ピースが容器の本体部
    に対して回転しないように容器の本体部に取付けられて
    おり、容器の本体部を少なくとも部分的に見ることがで
    きると共に同本体部は透明な材料でできていて、ユーザ
    が容器中の液体の高さを観察することができることを特
    徴とする容器。
JP10362363A 1997-12-19 1998-12-21 こぼれ止めピースを備えた容器及びこぼれ止めピース Pending JPH11240548A (ja)

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