JP2002225838A - 液体ボトル - Google Patents
液体ボトルInfo
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- JP2002225838A JP2002225838A JP2001017914A JP2001017914A JP2002225838A JP 2002225838 A JP2002225838 A JP 2002225838A JP 2001017914 A JP2001017914 A JP 2001017914A JP 2001017914 A JP2001017914 A JP 2001017914A JP 2002225838 A JP2002225838 A JP 2002225838A
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- Japan
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- bottle
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- liquid bottle
- liquid holding
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Abstract
する液体ボトルとして、耐溶剤性や透明性が高く、か
つ、落としたときに割れにくい合成樹脂製の液体ボトル
を提供する。 【解決手段】 ボトル本体を、ポリエチレンナフタレー
トを主成分とする合成樹脂で成形すると共に、前記ボト
ル本体の底部コーナー部の肉厚を0.5mm以上とした
ことを特徴とする液体ボトル。
Description
り、特に、化粧品や医薬品を収容する液体ボトルに関す
るものである。
ュアボトルの本体部分はガラス製となっていた。これ
は、マニキュアが溶剤性の強い液体であるため、プラス
チック製のボトルとすることができないという理由と、
ボトル内のマニキュアの色を、外から視認することが要
求されることから、透明性の高いものである必要がある
という理由などによるものである。
アボトルはガラス製であるため、重量が重くなり、持ち
運びに不便であるという問題がある。また、ガラス製で
あるため、床に落とした場合に割れるという問題もあ
る。
リエチレンテレフタレート(PET)によるボトルが採
用されるようになってきている。しかし、PETでは、
耐溶剤性や透明性の点でマニキュアボトルには不適当で
あるということが分かっている。
透明性の高い合成樹脂として知られているポリエチレン
ナフタレート(PEN)をボトル本体に使用することを
検討したが、PENは、PETよりも強度が劣って割れ
やすい性質を有するため、マニキュアボトルに採用する
には難点があるという問題が判明した。
く、かつ、落としたときに割れにくい合成樹脂製の液体
ボトルを提供することを目的とする。
になされた本発明の液体ボトルは、ボトル本体を、ポリ
エチレンナフタレートを主成分とする合成樹脂で成形す
ると共に、前記ボトル本体の底部コーナー部の肉厚を
0.5mm以上としたことを特徴とする。
割れやすい底部コーナー部の肉厚を0.5mm以上とす
ることにより、強度的に劣るPENを用いて成形したボ
トル本体を床に落とした場合に、割れの発生を有効に防
止することができる。なお、肉厚は厚ければ厚いほど強
度が増すが、実用上、1.5mm以下とすることが望ま
しい。また、ボトル本体をPENを主成分とする合成樹
脂で成形することにより、耐溶剤性が高く、かつ、透明
性の高い液体ボトルを得ることができる。この結果、ボ
トル内に収容した液体の色を外部から視認することがで
き、例えば、マニキュアボトルに適用することにより、
マニキュアの色を外部から視認できると共に、十分な耐
溶剤性により、マニキュアボトルに要求される条件を全
て満足することができる。また、PENの性質として、
PETに比べて耐熱性に優れており、PETよりも耐薬
品性が高く、酸素透過係数はPETの約1/5であると
共に、紫外線吸収性もPETよりも高い。この結果、高
温充填や高温滅菌等の必要な各種耐熱容器に使用した
り、耐溶剤性・耐薬品性の必要な医薬品や化粧品などの
容器としても優れており、さらに、ガスバリヤー性の必
要な各種容器に適すると共に、紫外線カットの必要な化
粧品等の各種容器に適している。
成樹脂が、ポリエチレンナフタレートと、該ポリエチレ
ンナフタレートの透明性を損なわない他の種類の合成樹
脂との混合組成物とすることが望ましい。
は、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)をあ
げることができる。これらの場合、PENの配合割合と
しては60mol%以上、望ましくは70mol%以
上、より望ましくは80mol%以上、さらに望ましく
は90mol%以上とすることが好ましい。なお、本発
明を実施するに当たっては、PEN100%でボトルを
成形しても構わないことはもちろんである。しかし、P
ENはそれ自体が高価であることから、上述の様にPE
T等と混合した合成樹脂を用いることが経済的に望まし
いのである。この様に、PENの配合比率を多くするの
は、耐溶剤性や透明性といったPENの性質を十分に発
揮させることができるからである。
は、ブロー成形法をあげることができる。ブロー成形を
採用することにより、容易に各種形状の液体ボトルを自
由自在に製造することができ、金型費用を低減すること
ができる。ここで、ブロー成形法としては、ダイレクト
ブロー成形、インジェクションブロー成形のいずれを用
いてもよい。また、コールドパリソン法、ホットパリソ
ン法のいずれであっても構わない。
る。実施例及び比較例としてのマニキュアボトルは、カ
ネボウ合繊株式会社製のポリエチレンナフタレート樹
脂、NG6(IV=0.63)を100%で使用し、タ
ハラ社製ダイレクトブロー成形機を用いて、外径20m
m、胴部高さ35mmで内容量約10mlの蓋のできる
容器を成形した。この容器に、10mlの水を充填して
蓋をした後、3mmの厚みの塩ビ製タイルを張ったコン
クリート床の上に、1mの高さから容器の底部が当たる
様にして、5回繰り返し落下させて、耐久性を評価し
た。その結果を、表1に示す。
ック社製の電磁式厚み計を使用し、表1には、底部のパ
ーティングラインに直角方向の2箇所のエッジ部分の薄
い側の厚みを測定した結果を表示している。また、評価
結果は、「○:割れなかった」、「△:クラックが生じ
たが割れなかった」、「×:割れた」を意味する。
m未満の場合には(比較例1,比較例2)、1回又は2
回の落下試験で割れが生じてしまい、実用性に欠けるこ
とが分かる。これに対し、肉厚が0.50mm以上の場
合には(実施例1〜実施例4)、5回の落下試験を行っ
てもクラックすら発生せず、十分な耐久性を有している
ことが分かる。
る。これら他の実施例及び他の比較例としてのマニキュ
アボトルは、カネボウ合繊株式会社製のポリエチレンナ
フタレート樹脂、NG7T05(IV=0.72)を1
00%で使用し、タハラ社製ダイレクトブロー成形機を
用いて、外径20mm、胴部高さ35mmで内容量約1
0mlの蓋のできる容器を成形した。この容器に、10
mlの水を充填して蓋をした後、3mmの厚みの塩ビ製
タイルを張ったコンクリート床の上に、1mの高さから
容器の底部が当たる様にして、5回繰り返し落下させ
て、耐久性を評価した。その結果を、表2に示す。
厚の測定には、日本パナメトリック社製の電磁式厚み計
を使用し、表1には、底部のパーティングラインに直角
方向の2箇所のエッジ部分の薄い側の厚みを測定した結
果を表示している。また、評価結果は、「○:割れなか
った」、「△:クラックが生じたが割れなかった」、
「×:割れた」を意味する。
m未満の場合には(比較例3,比較例4)、1回又は2
回の落下試験で割れが生じてしまい、実用性に欠けるこ
とが分かる。これに対し、肉厚が0.50mm以上の場
合には(実施例5〜実施例8)、5回の落下試験を行っ
てもクラックすら発生せず、十分な耐久性を有している
ことが分かる。
キュアボトルにおいても、十分な耐溶剤性が発揮される
ことから、内容物としてマニキュア原液を収容した場合
に、不具合が発生することがなく、しかも、高い透明性
により、外部から視認した場合に、内部のマニキュアの
色が鮮明に観察できる。
してきたが、本発明はこれに限られるものではない。
ニキュアボトル以外の化粧品容器として適用することが
可能であるし、医薬品用の容器としても適用が可能であ
る。
ては、PENを100%とした合成樹脂に限らず、PE
Nに対してPETを混合したものを用いてもよい。この
場合、PENはPETに比べて割れやすい性質を有する
ことから、より割れにくいPETを混合した場合には、
底部コーナー部の肉厚が0.5mm以上あれば、十分に
割れにくいものとなることが容易に予測できる。
ば、ガラスビンに代わって化粧品や医薬品を収容する液
体ボトルとして、耐溶剤性や透明性が高く、かつ、落と
したときに割れにくい合成樹脂製の液体ボトルを提供す
ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 ボトル本体を、ポリエチレンナフタレー
トを主成分とする合成樹脂で成形すると共に、前記ボト
ル本体の底部コーナー部の肉厚を0.5mm以上とした
ことを特徴とする液体ボトル。 - 【請求項2】 請求項1記載の液体ボトルにおいて、前
記合成樹脂が、ポリエチレンナフタレートと、該ポリエ
チレンナフタレートの透明性を損なわない他の種類の合
成樹脂との混合組成物であることを特徴とする液体ボト
ル。 - 【請求項3】 請求項2記載の液体ボトルにおいて、前
記他の種類の合成樹脂がポリエチレンテレフタレートで
あることを特徴とする液体ボトル。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれか記載の液
体ボトルにおいて、前記ボトル本体が、ブロー成形法に
より成形されていることを特徴とする液体ボトル。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれか記載の液
体ボトルがマニキュア原液を収容するためのものである
ことを特徴とする液体ボトル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017914A JP2002225838A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 液体ボトル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001017914A JP2002225838A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 液体ボトル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002225838A true JP2002225838A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18884019
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001017914A Pending JP2002225838A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | 液体ボトル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002225838A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05330535A (ja) * | 1992-05-27 | 1993-12-14 | Nissei Asb Mach Co Ltd | 再充填可能な合成樹脂製容器及びその成形方法 |
JPH083295A (ja) * | 1994-06-20 | 1996-01-09 | Nkk Corp | ポリエステル製包装容器 |
JPH11165723A (ja) * | 1997-12-04 | 1999-06-22 | Ueno Hiroshi | 延伸樹脂容器及びその製法 |
JPH11240548A (ja) * | 1997-12-19 | 1999-09-07 | L'oreal Sa | こぼれ止めピースを備えた容器及びこぼれ止めピース |
-
2001
- 2001-01-26 JP JP2001017914A patent/JP2002225838A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040106 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040223 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041104 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20041122 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20041224 |