JPH11240429A - データ分析通信装置、データ分析通信方法及びデータ分析通信プログラムを記録した媒体 - Google Patents

データ分析通信装置、データ分析通信方法及びデータ分析通信プログラムを記録した媒体

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JPH11240429A
JPH11240429A JP4153598A JP4153598A JPH11240429A JP H11240429 A JPH11240429 A JP H11240429A JP 4153598 A JP4153598 A JP 4153598A JP 4153598 A JP4153598 A JP 4153598A JP H11240429 A JPH11240429 A JP H11240429A
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裕 海邊
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率で精度の高い保守点検を可能としたデ
ータ分析通信装置及びデータ分析通信方法を提供する。 【解決手段】 自動車側データ分析通信装置1とサービ
スセンター側データ分析通信装置2が、通信回線3を介
して接続されている。この自動車側データ分析通信装置
1には、センサ群11とこのセンサ群より送出された検
出値に異常があるか否かを分析・判定する車載用異常判
定手段13が設けられている。一方、サービスセンター
側データ分析通信装置2には、自動車側データ分析通信
装置1より、「異常あり」との通知がなされたデータに
ついて、独自の分析・判定を行うサービスセンター側異
常判定手段23が設けられている。また、サービスセン
ター側データ分析通信装置2には、さらに端末25が設
けられ、より専門的な判断を加味することができるよう
に構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の遠隔保
守点検サービスに用いられる、通信回線を利用したデー
タ分析通信装置及びデータ分析通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車等には、その安全性を
確保するために、一定期間ごとに定期点検が義務づけら
れている。しかしながら、定期点検の対象項目以外の部
分に故障が生じたり、定期点検が終了した直後に故障が
生じる可能性も高い。また、オイル漏れ等の早急に対応
しなければならない異常が発生する場合もある。このよ
うに一定期間ごとの定期点検システムでは、実際の車の
状態に基づいた的確な保守整備が実現できないという問
題があった。
【0003】また、自動車等の保守点検を行うサービス
センターでは、各顧客の自動車の走行状態や保守整備の
状況を、常時、正確に把握することはできないため、適
切な保守・点検を実施していれば未然に防ぐことができ
た故障や、その故障に起因する事故の発生を回避するこ
とができなかった。
【0004】このような問題点を解決すべく、特開平7
−223516号公報に記載された発明が提案されてい
る。すなわち、前記公報に示された自動車保守サービス
通信装置は、自動車に設けられた自動車通信サービス装
置によって、まず、自動車側のデータを収集し、これを
サービスセンター側のデータ分析装置に送信するように
構成されている。なお、この発明は、自動車の走行中に
だけ送信を行い、自動車が走行していない時には送信を
行わないように構成されている。
【0005】また、前記自動車通信サービス装置本体
は、前記公報に示されているように、装置全体の制御を
行うCPUと、一時的な記憶装置であるRAMと、プロ
グラミング等を記憶しているROMと、入出力インター
フェースと、これらを相互に接続するバスから構成され
ている。この自動車通信サービス装置は、自動車の各部
に取り付けられたセンサからのデータを、前記RAMに
一時的に記憶し、このデータを所定時間ごとに更新し、
データが更新されるたびに更新データを記録するように
構成されている。そして、サービスセンターへの送信が
可能である場合には、所定時間ごとに前記記録したデー
タをサービスセンターに設けられたデータ分析装置に送
信するように構成されている。
【0006】一方、サービスセンターには、自動車から
送られたデータを分析し、その分析結果を自動車に知ら
せる必要があるか否かを判断するデータ分析装置が設け
られている。このデータ分析装置は、自動車側から送信
されてきた各種データを所定値と比較したり、各種デー
タの経時変化を調べることによって、分析するように構
成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の自動車保守サービス通信装置には、以下
に述べるような問題点があった。すなわち、従来の自動
車保守サービス通信装置は、走行中の自動車の異常の検
出と、その旨の通知を主目的としているため、自動車の
走行中以外は送信を行わない。従って、長期間の駐車等
によるバッテリ上がりや、エンジンオイルの劣化等の異
常を検出することはできなかった。
【0008】また、従来の自動車保守サービス通信装置
においては、自動車の各部に取り付けられたセンサから
送られた情報を、車内の記憶装置に一時的に蓄積し、蓄
積された情報を定期的に(例えば、30分間隔で)サー
ビスセンターに送信するように構成されているため、異
常の発生の有無にかかわらず、定期的に通信回線を使用
する必要があった。
【0009】さらに、サービスセンターへの通信は定期
的になされるので、前回の通信の直後に異常が発生した
場合には、その情報がサービスセンターへ送信されるま
でに時間がかかり、迅速な対応ができないという欠点も
あった。また、一つのサービスセンターに多数の車が契
約している場合には、そのサービスセンターへの定常的
なアクセス数が膨大な量となるため、サービスセンター
のデータ分析装置にかかる負荷が増大していた。
【0010】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解消するために提案されたもので、その目的は、常
に変化するデータを的確に把握し、異常の有無の一次判
断をデータの採取側に設けた第1の判定手段によって行
い、異常があると判断した場合にのみ、第2の判定手段
による判断を仰ぐことによって、高効率で精度の高い保
守点検を可能としたデータ分析通信装置及びデータ分析
通信方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載のデータ分析通信装置は、分析対
象となるデータを収集し、そのデータについて一次判定
を行う第1の判定手段を有する第1のデータ分析通信装
置と、前記第1の判定手段による判定結果について、独
自の判定を行う第2の判定手段を有する第2のデータ分
析通信装置を備え、前記第1のデータ分析通信装置と第
2のデータ分析通信装置とが、通信回線を介して接続さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】また、請求項6に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、分析対象となるデータを収集し、そのデータについ
て一次判定を行う第1の判定ステップを含む第1のデー
タ分析通信処理と、前記第1の判定ステップにおける判
定結果について、独自の判定を行う第2の判定ステップ
を含む第2のデータ分析通信処理を含み、前記第1のデ
ータ分析通信処理による分析結果と、第2のデータ分析
通信処理による分析結果とが、通信回線を介して送受信
されることを特徴とするものである。
【0013】さらに、請求項10に記載の発明は、上記
請求項6に記載のデータ分析通信方法を実行するための
プログラムを記録した媒体に関するものであって、前記
プログラムが、分析対象となるデータを収集させ、その
データについて一次判定を行う第1の判定ステップを含
む第1のデータ分析通信処理と、前記第1の判定ステッ
プにおける判定結果について、独自の判定を行う第2の
判定ステップを含む第2のデータ分析通信処理を含み、
前記第1のデータ分析通信処理による分析結果と、第2
のデータ分析通信処理による分析結果とを、通信回線を
介して送受信させることを特徴とするものである。
【0014】上記の様な構成を有する請求項1に記載の
データ分析通信装置及び請求項6に記載のデータ分析通
信方法によれば、第1のデータ分析通信装置において収
集したデータについて、まず、データ収集側に設けられ
た第1の判定手段によって一次判定がなされ、その判定
結果が第2のデータ分析通信装置に送信される。次に、
この一次判定に対し、第2の判定手段によってさらに分
析がなされ、その結果が第1のデータ分析通信装置に返
信される。これにより、精度の高いデータ分析が可能と
なる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のデータ分析通信装置において、前記第1のデータ分析
通信装置が、所定の部位に取り付けられたセンサと、前
記第1の判定手段と、この第1の判定手段によって所定
の判断がなされた場合に、その結果を前記第2のデータ
分析通信装置に送信する送信手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0016】また、請求項7に記載の発明は、上記請求
項2に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項6に記載のデータ分析通信方法において、前
記第1のデータ分析通信処理が、前記第1の判定ステッ
プと、この第1の判定ステップによって所定の判断がな
された場合に、その結果を前記第2のデータ分析通信処
理の対象とするために送信する送信ステップを含むこと
を特徴とするものである。
【0017】上記の様な構成を有する請求項2に記載の
データ分析通信装置及び請求項7に記載のデータ分析通
信方法によれば、第1のデータ分析通信装置に設けられ
たセンサによる検出データについて、第1の判定手段に
よって異常の有無が判断され、異常があると判断された
場合にのみ、その判定結果を第2のデータ分析通信装置
に送信するので、通信回線の使用頻度が大幅に低減され
る。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のデータ分析通信装置において、前記第
2のデータ分析通信装置が、前記第1のデータ分析通信
装置から送信された情報を受信する受信手段と、前記第
2の判定手段と、この第2の判定手段によって所定の判
断がなされた場合に、その結果を前記第1のデータ分析
通信装置に返信する送信手段を備えたことを特徴とする
ものである。
【0019】また、請求項8に記載の発明は、上記請求
項3に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項6または請求項7に記載のデータ分析通信方
法において、前記第2のデータ分析通信処理が、前記第
1のデータ分析通信処理による分析結果を受信する受信
ステップと、前記第2の判定ステップと、この第2の判
定ステップによって所定の判断がなされた場合に、その
結果を返信する送信ステップを含むことを特徴とするも
のである。
【0020】上記の様な構成を有する請求項3に記載の
データ分析通信装置及び請求項8に記載のデータ分析通
信方法によれば、第1のデータ分析通信装置から送信さ
れた一次判定の結果について、さらに第2の判定手段に
よって独自の分析・判断を加味することができ、その結
果を第1のデータ分析通信装置に返信することにより、
より精度の高いデータ分析が可能となる。また、第2の
データ分析通信装置から返信された分析結果に基づい
て、適切な対応が可能となる。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
のデータ分析通信装置において、前記第2のデータ分析
通信装置が、前記第2の判定手段による判定結果に、所
定の情報を加味するための入力手段をさらに備えたこと
を特徴とするものである。
【0022】また、請求項9に記載の発明は、上記請求
項4に記載の発明を方法の観点から捉えたものであっ
て、請求項8に記載のデータ分析通信方法において、前
記第2のデータ分析通信処理が、前記第2の判定ステッ
プによって得られた判定結果に、所定の情報を加味する
ための入力ステップをさらに含むことを特徴とするもの
である。
【0023】上記の様な構成を有する請求項4に記載の
データ分析通信装置及び請求項9に記載のデータ分析通
信方法によれば、第2の判定手段による判定結果に、さ
らに専門家の判断を加味することができるので、より精
度の高い判断結果を得ることができる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか一に記載のデータ分析通信装置におい
て、前記第1のデータ分析通信装置が自動車に搭載さ
れ、また、前記第2のデータ分析通信装置が、前記自動
車の保守点検サービスを行うサービスセンターに配設さ
れていることを特徴とするものである。
【0025】上記の様な構成を有する請求項5に記載の
データ分析通信装置によれば、自動車に搭載された第1
のデータ分析通信装置によって、自動車の走行中及び駐
停車中に発生した異常を検出した場合に、直ちにその情
報がサービスセンターに配設された第2のデータ分析通
信装置に送られ、サービスセンターにおいてさらに独自
の判断がなされ、その結果が自動車の運転者等に返信さ
れるので、異常の発生に迅速に対処できる。
【0026】請求項11に記載のデータ分析通信装置
は、自動車の所定の部位に取り付けられたセンサと、こ
のセンサによる検出値について一次判定を行う第1の判
定手段と、前記第1の判定手段によって「異常あり」と
認められた判定結果を、通信回線を介して、第2のデー
タ分析通信装置に送信する送信手段と、前記第2のデー
タ分析通信装置より送信される判定結果を受信する受信
手段を有する第1のデータ分析通信装置が自動車に搭載
され、前記第1のデータ分析通信装置から送信された判
定結果を受信する受信手段と、受信された判定結果につ
いて独自の判定を行う第2の判定手段と、前記第2の判
定手段の判定結果を、前記第1のデータ分析通信装置に
送信する送信手段を有する第2のデータ分析通信装置
が、前記自動車の保守点検を行うサービスセンターに配
設されていることを特徴とするものである。
【0027】上記の様な構成を有する請求項11に記載
のデータ分析通信装置によれば、自動車の所定の部位に
取り付けられたセンサによる検出値について、自動車に
搭載された第1の判定手段によって「異常あり」と判定
された場合にのみ、その判定結果がサービスセンターに
配設された第2のデータ分析通信装置に送られ、第2の
判定手段によって独自の判断がなされ、その結果が自動
車の運転者等に返信されるので、自動車の走行中及び駐
停車中の如何にかかわらず、異常の発生に迅速に対処で
きる。また、自動車に搭載された第1の判定手段による
一次判定で、「異常あり」と判定された場合にのみ、サ
ービスセンターに配設された第2のデータ分析通信装置
に送信されるので、通信回線にかかる負荷、及び第2の
データ分析通信装置にかかる負荷が大幅に低減される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。なお、以下に示す実施
の形態の各機能は、所定のソフトウェアがコンピュータ
及び周辺機器を制御することで実現されるものであり、
本明細書では、発明及び実施の形態を、各機能や各処理
に対応する「〜手段」などの仮想的回路ブロックを想定
して説明している。このため、各ブロックに対して、各
ハードウェア要素やソフトウェア要素は1対1には対応
しない。
【0029】[1.構成]図1は、本発明のデータ分析
通信装置の全体構成を示す概略図である。すなわち、自
動車側に搭載される自動車側データ分析通信装置1(請
求項1における第1のデータ分析通信装置に対応)と、
サービスセンター内に配設されるサービスセンター側デ
ータ分析通信装置2(請求項1における第2のデータ分
析通信装置に対応)が、通信回線3を介して、データの
送受信が可能に構成されている。また、前記通信回線3
を介して、自動車の所有者の端末4及び携帯電話5にも
送信可能に構成されている。
【0030】また、前記自動車側データ分析通信装置1
には、後述するように、車の所定の部位に取り付けられ
たセンサ群11と、このセンサ群より送出された検出値
に異常があるか否かを分析・判定する車載用異常判定手
段13(請求項1における第1の判定手段に対応)が設
けられている。
【0031】一方、前記サービスセンター側データ分析
通信装置2には、後述するように、自動車側データ分析
通信装置1より、「異常あり」との通知がなされたデー
タについて、このデータが真に「異常」であるか否かに
ついて、サービスセンター側で独自の分析・判定を行う
サービスセンター側異常判定手段23(請求項1におけ
る第2の判定手段に対応)が設けられている。また、前
記サービスセンター側データ分析通信装置2には、さら
に端末25が設けられ、より専門的な判断を加味するこ
とができるように構成されている。
【0032】[1−1.自動車側データ分析通信装置の
構成]図2は、図1に示したデータ分析通信装置のう
ち、自動車側に搭載される自動車側データ分析通信装置
1の構成を示す機能ブロック図である。すなわち、図2
に示したように、自動車の所定の部位に取り付けられた
センサ群11によって検出されたデータは、制御手段1
2を介して、車載用異常判定手段(以下、第1の異常判
定手段という)13及び記録手段14に送出されるよう
に構成されている。
【0033】また、前記第1の異常判定手段13によっ
て、「異常あり」と認められた分析結果が、送信手段1
6により、所定の通信回線3を介して、所定のサービス
センター等へ随時送信されるように構成されている。さ
らに、前記第1の異常判定手段13による分析結果は、
緊急性判断手段17に送られ、この緊急性判断手段17
によって、急を要する異常が発生していると判断された
場合には、出力手段18によって、直ちに運転者に危険
を通知するように構成されている。また、前記通信回線
3を介して、所定のサービスセンター等から返送された
情報を受信する受信手段19が設けられ、受信した情報
が前記出力手段18によって運転者に通知されるように
構成されている。
【0034】なお、前記センサ群11のうち、自動車の
状態を調べるセンサとしては、例えば、タイヤの摩耗・
劣化、潤滑油の劣化・減少、ブレーキパッドの摩耗、ク
ラッチのへたり、バッテリの充電状況等を調べるための
センサが挙げられる。また、自動車の走行状態を調べる
センサとしては、例えば、車の走行速度、エンジンの回
転速度、アクセルやブレーキの踏み具合、燃料の残量等
を調べるためのセンサが挙げられる。
【0035】また、前記制御手段12は、前記センサ群
11の情報に基づいて、エンジンの制御等を行ったり、
前記センサ群11の情報や車の制御情報を、車内LAN
(図示せず)へ流すものである。前記記録手段14は、
車の走行時における経時的なデータである走行ログや、
センサの検出値を経時的に記録する検出記録のログ等を
随時記録するものである。
【0036】また、前記第1の異常判定手段13は、前
記制御手段12からの情報と、前記記録手段14に蓄え
られているログや、各自動車ごとに予め設定されている
判断ルール15に基づいて車の状態を分析し、異常があ
るか否かを判定するものである。さらに、前記出力手段
18としては、カーナビのディスプレイ、音声による警
報、警告灯の点灯等を用いることができる。また、前記
通信回線としては、衛星通信網、電話回線、携帯電話等
を利用することができる。
【0037】[1−2.サービスセンター側データ分析
通信装置の構成]図3は、図1に示したデータ分析通信
装置のうち、サービスセンター側に配設されるサービス
センター側データ分析通信装置2の構成を示す機能ブロ
ック図である。すなわち、図3に示したように、前記通
信回線3を介して、複数の車から送られる異常の可能性
がある旨の情報を受信する受信手段21が設けられ、こ
の受信手段21によって受信された情報が、受信データ
記録手段22及びサービスセンター側異常判定手段(以
下、第2の異常判定手段という)23に送出されるよう
に構成されている。
【0038】また、前記第2の異常判定手段23による
分析結果は、送信手段24により、前記通信回線3を介
して、判断対象となった車やその所有者等へ随時送信さ
れるように構成されている。さらに、前記第2の異常判
定手段23による判定結果は、サービスセンター内に設
置された端末25に送られ、サービスマン(整備士)の
判断を加味することができるように構成されている。す
なわち、前記端末25には、出力情報作成手段26が設
けられ、入力手段27を介して入力されたサービスマン
の判断内容を加味して、判断対象となった車やその所有
者等へ返送する情報を作成するように構成されている。
また、この情報は、前記通信回線3を介して送信される
だけでなく、表示手段28によって、サービスセンター
内の端末にも表示することができるように構成されてい
る。
【0039】なお、前記第2の異常判定手段23は、前
記受信手段21からの情報と、前記受信データ記録手段
22に蓄えられている受信データログ29、予め設定さ
れた判断ルール30、異常判定ログ31及び顧客情報3
2等に基づいて、判断対象となっている車の状態を分析
し、点検等が必要か否か、その異常が緊急性を有するも
のであるか否か、また、サービスマンの判断を必要とす
るか否かといった判定をするものである。
【0040】[2.作用]上述したような構成を有する
本実施形態のデータ分析通信装置は、以下に述べるよう
に作用する。 [2−1.自動車側データ分析通信装置の動作]図4
は、本実施形態の自動車側データ分析通信装置1の動作
を示すフローチャートである。なお、このフローチャー
トは、バッテリ液の残量を検出するセンサからのデータ
の処理を例にしたものである。すなわち、バッテリ液の
残量を検出するセンサから、バッテリ液の残量が通知さ
れると(ステップ41)、自動車側に設けられた第1の
異常判定手段によって、このバッテリ液の残量が保守・
点検を要する値であるか否か、すなわち、サービスセン
ターへ通知すべき状態であるか否かが判断される(ステ
ップ42)。
【0041】そして、バッテリ液の残量が正常であると
判断された場合には、サービスセンターへ通知する必要
はないので、そのまま終了する。一方、バッテリ液の残
量が所定のレベルより少なく、点検を要するものである
と判断された場合には、サービスセンターへ通知する必
要があるので、次のステップへ進む。
【0042】次に、このバッテリ液の残量の異常につい
て、すでにサービスセンターに通知済みであるか否かが
判断され(ステップ43)、通知済みの場合は、重複し
て通知する必要はないので、そのまま終了する。一方、
通知がされていない場合には、直ちに「バッテリ異常」
の通知をする必要があるので、通信回線が使用できるか
否かが判断され(ステップ44)、通信回線が使用でき
る場合には、通信回線を介して、サービスセンターへ送
信される(ステップ45)。また、通信回線が使用でき
ない場合には、再接続待機状態とされる。
【0043】[2−2.サービスセンター側データ分析
通信装置の動作]図5は、本実施形態のサービスセンタ
ー側データ分析通信装置2の動作を示すフローチャート
である。なお、このフローチャートも、図4に対応し
て、バッテリ液の残量を検出するセンサからのデータの
処理を例にしたものである。すなわち、図4のフローチ
ャートに示したようにして自動車側データ分析通信装置
1から、「バッテリ異常」の通知を受信すると(ステッ
プ51)、受信手段21によって、異常通知を受信した
か否かが判断される(ステップ52)。
【0044】異常通知を受信した場合には、サービスセ
ンター側に設けられた第2の異常判定手段によって、自
動車側で「異常である」と判断されたバッテリ液の残量
が、保守・点検を要する値であるか否か、すなわち、
「保守・点検を要する」旨の通知を車の所有者に通知す
べき状態であるか否かが判断される(ステップ53)。
【0045】そして、自動車側の第1の異常判定手段で
は「異常である」と判断されたものの、サービスセンタ
ー側の判断基準による判定では、「異常なし」と判断さ
れた場合には、保守・点検は必要ないので、車の所有者
に通知せずにそのまま終了する。一方、サービスセンタ
ー側の判断基準によっても「異常あり」と判断された場
合には、早急に保守・点検を行う必要があるので、その
旨を車の所有者に通知するために、通信回線が使用でき
るか否かが判断され(ステップ54)、通信回線が使用
できる場合には、通信回線を介して、車の所有者に送信
される(ステップ55)。また、通信回線が使用できな
い場合には、再接続待機状態とされる。
【0046】[3.効果]以上述べたように、本実施形
態によれば、まず、自動車側データ分析通信装置におい
て、走行データのログファイルや検出記録のログファイ
ル等に基づいて、各センサからの検出値に異常があるか
否かの一次判定がなされる。そして、この判定の結果、
問題がある可能性がある場合にだけ、通信回線を介し
て、その情報がサービスセンターへ通知される。従っ
て、定期的にサービスセンターに情報を送信していたの
に比べて、通信の回数を大幅に低減することができる。
また、異常の可能性があると判断されたときには、直ち
にサービスセンターへ通知することができるので、定期
的に送信していた場合に比べて、異常の検出までの所要
時間が短縮される。
【0047】さらに、走行時に限らず、駐停車時におい
ても、センサによる検出値をチェックすることができる
ので、長期間の駐車等によるバッテリ上がりや、エンジ
ンオイルの劣化等の異常を検出することも可能となる。
また、車の異常な移動を検出することにより、盗難等の
異常を所有者に通知することも可能となる。また、一つ
のサービスセンターに多数の車が契約している場合で
も、そのサービスセンターへの定常的なアクセス数が減
少するので、サービスセンター側のデータ分析通信装置
にかかる負荷が大幅に軽減される。
【0048】なお、自動車側のデータ分析通信装置では
詳細な分析や判定は行わず、最終的な判断は専門業者で
あるサービスセンターに任せることにより、自動車側に
設けられる第1の異常判定装置を簡略化することもでき
る。また、サービスセンターにおいては、必要に応じて
サービスマンの判断を加味することもできるので、より
正確な異常診断を実施できる。さらに、重大な事故につ
ながる異常の場合には、常にサービスマンの判断を仰ぐ
ように構成すれば、車載用異常判定装置及びサービスセ
ンター側の異常判定装置とも、その分析能力はある程度
の精度を有するもので十分である。また、部品の劣化に
よる部品交換の必要性等、経験の豊富なサービスマンの
判断が重要な場合には、サービスマンの判断を加味する
ことは非常に有効である。
【0049】以下には、本発明のより具体的な実施例に
ついて説明する。 [実施例1…車の遠隔点検サービス]本実施例は、無線
を利用して、サービスセンターに要点検警報を発するも
のである。すなわち、車の点検内容ごとに、車載センサ
の検出値が臨界点を超えるなどした場合に、その情報を
サービスセンターへ送ることにより、サービスセンター
側で、点検整備の要・不要を判定し、その分析結果を所
有者に伝えるサービスである。これにより、車の所有者
の日常的な点検が容易になる。
【0050】[実施例2…走行中の異常警報]本実施例
は、走行中の異常に対して直ちに運転者に警報を発する
ものである。すなわち、 (1)車載センサの情報をもとに、自動車に搭載された
第1の異常判定手段は、このセンサの検出値が臨界点を
超えるなどの状態になった時、サービスセンターへ無線
でその旨の情報を送る。 (2)サービスセンターでは、顧客の車両の履歴を持っ
ており、この履歴情報と第1の異常判定手段の結果とを
複合的に用いて、第2の異常判定手段によって、車の運
転者に警告を与えるべきか否かを判定する。 (3)(2)において、必要に応じてサービスマンの判
断を仰ぐ。 (4)車の運転者に警告を与える必要があると判断され
た場合、無線装置を用いて、自動車側データ分析通信装
置にその旨を伝える。 (5)自動車側データ分析通信装置は、サービスセンタ
ーからの情報を受けて、運転者に表示装置、音声などの
手段により警報を発する。
【0051】本実施例においては、車側の第1の異常判
定手段で分析した結果、「異常あり」とされた場合にの
み、サービスセンターにその分析結果を送信するため、
通信の頻度が少なくなる。また、自動車側で異常と判定
された直後に、すぐサービスセンターへ送信するため、
サービスセンター側で分析して警報を出すまでの時間を
短縮することができる。
【0052】さらに、異常が発生しているか否かの判断
を、すべて車側の異常判定手段だけで行う場合と比較し
て、サービスセンターの判断が加味されるので、車側の
異常判定手段の簡略化が可能となる。例えば、センサの
検出値と臨界点との比較程度で良くなる。一方、サービ
スセンター側では、車単位の警報や走行距離などの経年
変化に基づいて、複雑な分析も可能であり、また、専門
家による判定を行うことも可能である。
【0053】[実施例3…車の点検作業の遠隔化]本実
施例は、車の所有者の点検作業の簡素化を目的とするも
ので、無線を利用して、車の所有者に要点検警報を発す
るものである。すなわち、バッテリの電圧や比重計等を
もとに、それらの値が臨界点を超えるなどした際に、車
の所有者のコンピュータ等へ警報を送ることにより、バ
ッテリ上がりなどの異常を遠隔から監視することができ
る。
【0054】[実施例4…車の盗難対策]本実施例は、
無線を利用して、車の所有者にドアのインロック情報な
どを伝えるものである。すなわち、車の所有者のコンピ
ュータ、携帯端末、携帯電話、ポケベルなどに、ドアの
インロック状態などを送ることにより、盗難の防止が可
能となる。
【0055】[2.他の実施形態]本発明は、上述した
実施形態に限定されるものではなく、以下の態様が考え
られる。すなわち、図2に示したログを記録する手段は
必ずしも必要ではない。走行ログ等のデータを必要とせ
ずに判別できる異常の場合には、走行ログからのデータ
は不要だからである。
【0056】一方、走行ログに基づいて判断できる場合
も多い。例えば、オイルの劣化や残量は走行距離に比例
して進むものであるが、新しいオイルを入れたにもかか
わらず、非常に短い走行距離でオイルの残量が少なくな
るという現象が起きた場合には、オイル漏れなどの早急
に保守点検が必要な異常が発生した可能性が高い。一
方、車の走行距離に対応して、オイルが徐々に減少して
いる場合には、緊急を要する異常ではないので、所有者
への通知には緊急性がないことが判明する。
【0057】また、レンタカーのように走行ログを採っ
ておけば、ナビゲータの信号から車両がどの位置を走行
しているかは簡単に分かるので、予め決められた貸し出
し範囲を超えて車両が運用された場合、このような不法
な運行も「異常」と判定して、所有者に通報することも
できる。同様なことは、タクシーやトラックの運行につ
いても適用できる。
【0058】さらに、走行ログを採ることは車両の走行
状態を監視することになるので、ブレーキをかけてから
所定のスピードに減速するまでの記録をとっておき、こ
れを適当な間隔で比較することにより、ブレーキパッド
の摩耗や、ブレーキオイルの減少など、ブレーキ系統の
故障を早期に発見することもできる。
【0059】なお、走行ログの外にセンサの検出値を経
時的に記録する検出記録のログを採ることもできる。こ
のようにすると、センサの値それ自体の変化によって、
異常を検出することができる。
【0060】また、異常の有無を最終的に判定するに
は、以下の3つの態様が考えられる。すなわち、(a)
車載用の異常判定装置による一次判定の結果を受け取っ
たサービスセンター側の異常判定装置によって最終判定
する場合、(b)(a)の結果をサービスマンに提示し
て、サービスマンが最終判定する場合、(c)(b)の
結果をサービスマンが車の所有者に提示して、車の所有
者が最終判定する場合が考えられる。
【0061】また、サービスセンターがその判定結果を
知らせる対象としては、(a)車の所有者や管理者、
(b)車の運転者、(c)サービスセンターがそのまま
記録しておく等、(a)〜(c)の単独あるいは組み合
わせが考えられる。さらに、長期間の駐車等によるバッ
テリ上がりや盗難等の通知は、サービスセンターへ通知
するのではなく、車の所有者の家やオフィスにあるコン
ピュータに通知を行うように構成することもできる。ま
た、例えば、盗難・いたずら等、駐停車時のトラブルに
即時に対応できるように、車の所有者の携帯電話や、ポ
ケベル等に通知を行うように構成することもできる。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、常に変化
するデータを的確に把握し、異常の有無の一次判断をデ
ータの採取側に設けた第1の判定手段によって行い、異
常があると判断した場合にのみ、第2の判定手段による
判断を仰ぐことによって、高効率で精度の高い保守点検
を可能としたデータ分析通信装置及びデータ分析通信方
法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデータ分析通信装置の一実施形態
の全体構成を示す概略図
【図2】図1に示したデータ分析通信装置のうち、自動
車側に搭載される自動車側データ分析通信装置の構成を
示す機能ブロック図
【図3】図1に示したデータ分析通信装置のうち、サー
ビスセンター側に配設されるサービスセンター側データ
分析通信装置の構成を示す機能ブロック図
【図4】自動車側データ分析通信装置の動作を示すフロ
ーチャート
【図5】サービスセンター側データ分析通信装置の動作
を示すフローチャート
【符号の説明】
1…自動車側データ分析通信装置 2…サービスセンター側データ分析通信装置 3…通信回線 4…端末 5…携帯電話 11…センサ群 12…制御手段 13…車載用異常判定手段(第1の異常判定手段) 14…記録手段 15…判断ルール 16…送信手段 17…緊急性判断手段 18…出力手段 19…受信手段 21…受信手段 22…受信データ記録手段 23…サービスセンター側異常判定手段(第2の異常判
定手段) 24…送信手段 25…端末 26…出力情報作成手段 27…入力手段 28…表示手段 29…受信データログ 30…判断ルール 31…異常判定ログ 32…顧客情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 英昭 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分析対象となるデータを収集し、そのデ
    ータについて一次判定を行う第1の判定手段を有する第
    1のデータ分析通信装置と、 前記第1の判定手段による判定結果について、独自の判
    定を行う第2の判定手段を有する第2のデータ分析通信
    装置を備え、 前記第1のデータ分析通信装置と第2のデータ分析通信
    装置とが、通信回線を介して接続されていることを特徴
    とするデータ分析通信装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のデータ分析通信装置が、所定
    の部位に取り付けられたセンサと、前記第1の判定手段
    と、この第1の判定手段によって所定の判断がなされた
    場合に、その結果を前記第2のデータ分析通信装置に送
    信する送信手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
    載のデータ分析通信装置。
  3. 【請求項3】 前記第2のデータ分析通信装置が、前記
    第1のデータ分析通信装置から送信された情報を受信す
    る受信手段と、前記第2の判定手段と、この第2の判定
    手段によって所定の判断がなされた場合に、その結果を
    前記第1のデータ分析通信装置に返信する送信手段を備
    えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    データ分析通信装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のデータ分析通信装置が、前記
    第2の判定手段による判定結果に、所定の情報を加味す
    るための入力手段をさらに備えたことを特徴とする請求
    項3に記載のデータ分析通信装置。
  5. 【請求項5】 前記第1のデータ分析通信装置が自動車
    に搭載され、また、前記第2のデータ分析通信装置が、
    前記自動車の保守点検サービスを行うサービスセンター
    に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれか一に記載のデータ分析通信装置。
  6. 【請求項6】 分析対象となるデータを収集し、そのデ
    ータについて一次判定を行う第1の判定ステップを含む
    第1のデータ分析通信処理と、 前記第1の判定ステップにおける判定結果について、独
    自の判定を行う第2の判定ステップを含む第2のデータ
    分析通信処理を含み、 前記第1のデータ分析通信処理による分析結果と、第2
    のデータ分析通信処理による分析結果とが、通信回線を
    介して送受信されることを特徴とするデータ分析通信方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第1のデータ分析通信処理が、前記
    第1の判定ステップと、この第1の判定ステップによっ
    て所定の判断がなされた場合に、その結果を前記第2の
    データ分析通信処理の対象とするために送信する送信ス
    テップを含むことを特徴とする請求項6に記載のデータ
    分析通信方法。
  8. 【請求項8】 前記第2のデータ分析通信処理が、前記
    第1のデータ分析通信処理による分析結果を受信する受
    信ステップと、前記第2の判定ステップと、この第2の
    判定ステップによって所定の判断がなされた場合に、そ
    の結果を返信する送信ステップを含むことを特徴とする
    請求項6または請求項7に記載のデータ分析通信方法。
  9. 【請求項9】 前記第2のデータ分析通信処理が、前記
    第2の判定ステップによって得られた判定結果に、所定
    の情報を加味するための入力ステップをさらに含むこと
    を特徴とする請求項8に記載のデータ分析通信方法。
  10. 【請求項10】 データ分析通信プログラムを記録した
    媒体であって、 前記プログラムが、 分析対象となるデータを収集させ、そのデータについて
    一次判定を行う第1の判定ステップを含む第1のデータ
    分析通信処理と、 前記第1の判定ステップにおける判定結果について、独
    自の判定を行う第2の判定ステップを含む第2のデータ
    分析通信処理を含み、 前記第1のデータ分析通信処理による分析結果と、第2
    のデータ分析通信処理による分析結果とを、通信回線を
    介して送受信させることを特徴とするデータ分析通信プ
    ログラムを記録した媒体。
  11. 【請求項11】 自動車の所定の部位に取り付けられた
    センサと、このセンサによる検出値について一次判定を
    行う第1の判定手段と、前記第1の判定手段によって
    「異常あり」と認められた判定結果を、通信回線を介し
    て、第2のデータ分析通信装置に送信する送信手段と、
    前記第2のデータ分析通信装置より送信される判定結果
    を受信する受信手段を有する第1のデータ分析通信装置
    が自動車に搭載され、 前記第1のデータ分析通信装置から送信された判定結果
    を受信する受信手段と、受信された判定結果について独
    自の判定を行う第2の判定手段と、前記第2の判定手段
    の判定結果を、前記第1のデータ分析通信装置に送信す
    る送信手段を有する第2のデータ分析通信装置が、前記
    自動車の保守点検を行うサービスセンターに配設されて
    いることを特徴とするデータ分析通信装置。
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