JPH11239958A - ワイヤブラシ研磨装置 - Google Patents

ワイヤブラシ研磨装置

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JPH11239958A
JPH11239958A JP5889198A JP5889198A JPH11239958A JP H11239958 A JPH11239958 A JP H11239958A JP 5889198 A JP5889198 A JP 5889198A JP 5889198 A JP5889198 A JP 5889198A JP H11239958 A JPH11239958 A JP H11239958A
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polishing
wire brush
polished
feed
fixed holding
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Hiroshi Kono
博 河野
Junichi Usui
淳一 臼井
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IHI Corp
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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 タービン翼などのワイヤブラシによる研磨作
業を機械化することで省力化などを図ることができるワ
イヤブラシ研磨装置を提供すること。 【解決手段】 研磨対象物を固定保持機構20で保持し
て固定保持機構20ごと往復送り機構30で送り、送り
方向両側のホイルブラシ41,41で両側を研磨すると
ともに、回転ワイヤブラシ51で上方から研磨するよう
に制御装置60で制御しており、研磨対象物を1往復す
る間にワイヤブラシ41,41,51による研磨を行う
ことができるようになる。これにより、タービンの翼の
マスキング材の除去を機械化することができ、作業時間
の短縮や省力化を図ることができるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤブラシ研
磨装置に関し、ワイヤブラシによる研磨作業を自動化で
きるようにしたものであり、特に翼部材のマスキング材
の除去に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から機械部品の製造工程においてワ
イヤブラシを用いて研磨しなければならない場合も多
い。
【0003】このようなワイヤブラシによる研磨の必要
な部品の一つに、例えば図6(a),(b)に示すよう
なタービン翼1やコンプレッサ翼2などの翼があり、デ
ィスクなどへの取付部分1aや可変ベーン2の回動支持
部分2aなどの必要な部分にのみ表面処理を行うため、
表面処理の不要な部分をマスキング材で覆うようにする
が、マスキング材の塗布作業中に表面処理の必要なディ
スクなどへの取付部分1aや可変ベーン2の回動支持部
分2aなどにマスキング材が付着する場合も多く、余分
なマスキング材をワイヤブラシで研磨除去する必要があ
る。
【0004】従来、翼1,2のマスキング材の除去は、
作業者が翼1,2を1個ずつ水に漬けて回転させながら
ディスクなどへの取付部分1aや可変ベーン2の回動支
持部分2aなどのマスキング材をワイヤブラシで落して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、作業者によ
る手作業では、作業能率に限界があるとともに、多くの
翼のマスキング材を除去しようとすると疲労を伴い日程
確保も難しいという問題がある。
【0006】この発明は、かかる従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、翼などのワイヤブラシによる研磨作
業を機械化することで省力化などを図ることができるワ
イヤブラシ研磨装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の請求項1記載のワイヤブ
ラシ研磨装置は、ワイヤブラシで研磨される研磨対象物
を固定保持する固定保持機構と、この固定保持機構ごと
前記研磨対象物を送り移動する往復送り機構と、この往
復送り機構による送り方向前方にこの送り方向を挾んで
設けられる1対のホイルブラシを備えた第1研磨機構
と、前記往復送り機構による送り方向の上方に上下動可
能に設けられる回転ワイヤブラシを備えた第2研磨機構
と、前記往復送り機構による送り、前記第1研磨機構に
よる研磨、前記第2研磨機構の上下動および研磨を制御
する制御装置とを備えたことを特徴とするものである。
【0008】このワイヤブラシ研磨装置によれば、研磨
対象物を固定保持機構で保持して固定保持機構ごと往復
送り機構で送り、送り方向両側のホイルブラシで両側を
研磨するとともに、回転ワイヤブラシで上方から研磨す
るように制御装置で制御しており、研磨対象物を1往復
する間にワイヤブラシによる研磨を行うことができるよ
うになる。
【0009】これにより、翼のマスキング材の除去を機
械化することができ、作業時間の短縮や省力化を図るこ
とができるようになる。
【0010】また、この発明の請求項2記載のワイヤブ
ラシ研磨装置は、請求項1記載の構成に加え、前記固定
保持機構と前記往復送り機構との間に前記研磨対象物を
垂直軸回りに往復回動する往復回動機構を設けたことを
特徴とするものである。
【0011】このワイヤブラシ研磨装置によれば、固定
保持機構と往復送り機構との間に往復回動機構を設ける
ようにしており、固定保持機構に保持された研磨対象物
を垂直軸回りに往復回動しながら送ることができるよう
になり、軸部分などの突出部に対するワイヤブラシによ
る研磨もできるようになる。これにより、可変ベーンの
回動支持部分の研磨も可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき詳細に説明する。図1〜図4はこの発明のワ
イヤブラシ研磨装置の一実施の形態にかかり、図1は概
略構成を示す斜視図、図2は一部分を破断して示す正面
図、図3は右側面図および部分平面図、図4は一部分を
省略した横断面図である。
【0013】このワイヤブラシ研磨装置10は、タービ
ン翼およびコンプレッサ翼のディスクへの取付部分など
のマスキング材の除去を行うものである。
【0014】このワイヤブラシ研磨装置10は、研磨対
象物であるタービン翼を固定保持する固定保持機構20
を備えている。
【0015】この固定保持機構20は、平断面形状が略
U字状の支持枠21を備え、この支持枠21内に送り方
向前後に2分割されたゴムなどの弾性支持部材22が装
着され、これら弾性支持部材22の間に形成した凹部2
3にタービン翼が研磨対象部を上にして装着されるよう
になっている。
【0016】そして、この支持枠21の送り方向基端側
の開放部分に押さえ板24が配置され、この押さえ板2
4をトグル機構で構成された固定機構25で送り方向前
方に押し付けて弾性支持部材22を介して固定保持する
ようになっている。
【0017】この固定機構25は、支持枠21の両側に
支持アーム26が取付けられ、この支持アーム26に操
作アーム27が回動可能に支持されて水平位置と垂直位
置との間を回動するようにおり、操作アーム27の先端
(下端)に回動可能にロッド28が連結され、ロッド2
8の先端に押さえ板24が連結してある。
【0018】したがって、操作アーム27を垂直状態か
ら水平状態にすると、ロッド28が前方に突き出され、
押さえ板24が前方に押出され、これによってタービン
翼が固定保持される。
【0019】また、この固定保持機構20には、固定保
持状態の自動開放のため、図1及び図4に示すように、
送り方向基端部の装置フレーム11に上向きにエアシリ
ンダで構成した解除シリンダ29が設けられ、ロッドを
伸長することで操作アーム27を水平状態から垂直状態
に戻すことができるようにしてある。
【0020】次に、このワイヤブラシ研磨装置10に
は、固定保持機構20ごと研磨対象物であるタービン翼
を送り移動する往復送り機構30が設けてある。
【0021】この往復送り機構30は、送りねじ機構で
構成され、送りねじ31が装置フレーム11に軸受32
を介して回転可能に支持され、速度調整可能な送り駆動
用モータ33で回転駆動されるようになっている。この
送りねじ31の上下にガイドロッド34が配置され、こ
の送りねじ31とねじ結合されるナットを備えた略U字
状の送り台35の一端部が2本のガイドロッド34にガ
イドされて往復駆動されるようになっている。
【0022】そして、送り台35の他端部上に固定保持
機構20が取付けられ、送り台35を往復送り機構30
で往復駆動することで固定保持機構20ごと研磨対象物
であるガスタービン翼を送り速度を調整しながら送り移
動することができる。
【0023】このような往復送り機構30で固定保持機
構20ごと往復移動される研磨対象物であるタービン翼
をワイヤブラシで研磨するため、まず第1研磨機構40
として送り方向を挾んで垂直軸回りに回転駆動される1
対のホイルブラシ41,41が設けられる。
【0024】この第1研磨機構40のホイルブラシ4
1,41は、円盤状のホイルの周囲に放射状にワイヤが
植設されて構成されたワイヤブラシであり、それぞれが
モータ取付板42,42に取付けられたモータ43,4
3で回転駆動され、往復送り機構30の送り方向に応じ
て回転方向を変えて駆動できるようにしてある。
【0025】また、装置フレーム11に4本の高さ調整
ねじ12を介して水平に支持板13が取付けてあり、こ
の支持板13に取付けた2つのブラケット14,14に
送り方向を挾んで対向する2つの押付シリンダ44,4
4が取付けてある。そして、それぞれの押付シリンダ4
4,44のロッドが第1研磨機構40のそれぞれのモー
タ取付板42,42に連結されるとともに、各ブラケッ
ト14にモータ取付板42に取付けられた2本のガイド
シリンダ45のロッドが連結され、モータ取付板42ご
と1対のホイルブラシ41,41を送り方向を挾んで互
いを接近させるように押付力を与えて2つのホイルブラ
シ41,41の間で研磨対象物の両側の研磨ができるよ
うにしてある。
【0026】この第1研磨機構40の前方には、第2研
磨機構50が設けられ、カップ状の回転ワイヤブラシ5
1を備え、研磨対象物であるタービン翼の上面を研磨で
きるようにしてある。
【0027】この第2研磨機構50の回転ワイヤブラシ
51はカップ状の本体に略下向きのワイヤが植設されて
構成されており、モータ取付板52に取付けられた回転
ワイヤブラシ駆動モータ53で回転駆動され、往復送り
機構30の送り方向に応じて回転方向を変えて駆動でき
るようにしてある。
【0028】また、装置フレーム11の天井部分に昇降
用シリンダ54が設けられてモータ取付板52にロッド
が連結されるとともに、2本のガイドシリンダ55が装
置フレーム11の天井部分に取付けられてそれぞれのロ
ッドがモータ取付板52に連結され、モータ取付板52
ごと回転ワイヤブラシ51を昇降できるようにしてあ
り、下降させてカップ状の回転ワイヤブラシ51内を通
過させて研磨対象物の上表面を研磨し、上昇させて研磨
しない退避状態にできるようにしてある。
【0029】このようなワイヤブラシ研磨装置10の固
定保持機構20の開放、往復送り機構30による送り、
第1研磨機構40による両側面を主とする研磨、第2研
磨機構50の回転ワイヤブラシ51の昇降および上表面
を主とする研磨をそれぞれ運転制御するため運転制御装
置60が装置フレーム11の前面に設けれるとともに、
自動運転による研磨を可能とするため送り位置検出セン
サなどのセンサや各機構の運転状態を表示するランプが
設けてある。
【0030】この運転制御装置60には、手動運転と自
動運転の切替スイッチが設けられ、その切り替え状態を
ランプで表示するようにしてある。
【0031】そして、自動運転で研磨する場合には、運
転制御装置60の切替スイッチを自動運転に切り替えて
次のようにして自動研磨が行われる。
【0032】まず、固定保持装置20の操作アーム27
を垂直にした状態で2つの弾性支持部材22の凹部23
の間に研磨対象物であるタービン翼の研磨部分を上にし
て差し込み、支持枠21に装着した後、操作アーム27
を水平に倒して押さえ板24で固定保持する。
【0033】この後、スタートスイッチを入れ(O
N)、自動研磨を開始する。すると、往復送り機構30
の送り方向基端部に位置した送り台35が送り駆動用モ
ータ33の高速回転により高速で前進され、固定保持機
構20ごと研磨対象物が高速で前方に送られる。
【0034】そして、第1研磨機構40の手前に達する
と、その位置が位置検出センサで検出され、送り速度が
低速とされる一方、第1研磨機構40の1対のホイルブ
ラシ41,41がモータ43,43で前進方向に回転駆
動されるとともに、第2研磨機構50の回転ワイヤブラ
シ51が回転ワイヤブラシ駆動モータ53で前進方向に
回転駆動され、研磨対象物が低速で送られながらホイル
ブラシ41,41の間で両側面を主とする研磨が行われ
たのち、さらに前方に送られて回転ワイヤブラシ51で
上表面を主とする研磨が行われる。
【0035】こうして第2研磨機構50を通過したこと
が位置検出センサで検出されると、往復送り機構30の
送り駆動用モータ33が停止された後、後退方向に低速
で送られる。
【0036】この往復送り機構30の送り方向の反転と
ともに、第1研磨機構40の1対のホイルブラシ41,
41および第2研磨機構50の回転ワイヤブラシ51が
それぞれ後退方向に回転駆動される。
【0037】そして、後退方向でも研磨対象物が第2研
磨機構50の回転ワイヤブラシ51で主として上表面が
研磨されたのち、第1研磨機構40のホイルブラシ4
1,41の間で両側面が主として研磨される。
【0038】こうして後退方向での第1研磨機構40に
よる研磨が終了したことが、位置検出センサで検出され
ると、往復送り機構30の送り駆動用モータ33が高速
回転され、高速で研磨開始位置に送り台35を戻す。
【0039】この研磨開始位置に送り台35が戻ったこ
とが位置検出センサで検出されると、解除シリンダ29
のロッドが伸長され、固定保持機構20の操作アーム2
7を垂直に押し戻して研磨対象物の固定状態を開放す
る。
【0040】こうして研磨された研磨対象物を固定保持
機構20から取り外し、1つの研磨対象物の研磨が終了
する。
【0041】このようなワイヤブラシ研磨装置10によ
れば、従来、手作業によってワイヤブラシで行っていた
タービン翼のマスキング材の除去作業を固定保持機構2
0に装着固定するだけで、一往復の間に自動的に研磨す
ることができる。
【0042】これにより、作業者の疲労を軽減できると
ともに、研磨作業の効率を大巾に向上でき、省力化を図
ることもできる。
【0043】なお、上記実施の形態では、第2研磨機構
50により研磨対象物の主として上表面を研磨する場合
で説明したが、可変ベーンの回動支持部分のように突き
出した軸部分のみの研磨を行う場合には、第1研磨機構
40のホイルブラシ41,41による研磨だけで研磨で
きる場合もあり、この場合には、第2研磨機構50の昇
降用シリンダ54でモータ取付板52ごと回転ワイヤブ
ラシ51を上昇させて退避させるようにすれば良い。
【0044】次に、この発明のワイヤブラシ研磨装置の
他の一実施の形態について図5により説明するが、既に
説明したワイヤブラシ研磨装置10と同一部分には同一
番号を記し、説明は省略する。
【0045】このワイヤブラし研磨装置100では、可
変ベーンのような回動支持部分が突き出した軸部分であ
る場合に、第1研磨機構40の1対のホイルブラシ4
1,41の間を通過させただけでは、送り方向前後の側
面の研磨が不十分となる場合もあることから、研磨対象
物を垂直軸回りに往復回動させながら研磨するようにし
ている。
【0046】このため、固定保持機構70と往復送り機
構30との間にこの固定保持機構70に取付けられた研
磨対象物を垂直軸回りに往復回動させる往復回動機構8
0が設けてある。
【0047】この往復回動機構80は、送り台35の他
端部にロータリアクチュエータ81が取付けられ、回転
台82を垂直軸回りに270度ずつ往復回転できるよう
にしてあり、この回転台82上に固定保持機構70が取
付けられる。
【0048】この固定保持機構70は、既に説明した固
定保持機構20を用いると、操作アーム27とトグル機
構による固定機構25では操作アーム27が水平方向に
大きく突き出し、大きな回動スペースが必要となること
から、エアーハンド71を用いて構成され、エアの供給
・排出により研磨対象物の固定・開放ができるようにし
てある。
【0049】なお、この実施の形態では、第2研磨機構
50を設置してあり、研磨対象物の突き出した軸部分の
わずかな上表面の研磨を行うようにしているが、この第
2研磨機構50を取り除き、第1研磨機構40のホイル
ブラシ41,41だけで研磨するようにしても良い。
【0050】このようなワイヤブラシ研磨装置100で
は、固定保持機構70のエアーハンド71に研磨対象物
を装着した後、エアを供給して固定保持状態にする。
【0051】この後、自動研磨開始のスタートスイッチ
を入れる。すると、高速で第1研磨機構40の手前まで
送られた後、低速の送りに切り替えられると同時に、第
1研磨機構40の運転とともに、ロータリアクチュエー
タ81の回転台82が270度ずつ往復回動される。
【0052】これにより、第1研磨機構40の1対のホ
イルブラシ41,41の間で往復回動されながら低速で
送られる研磨対象物の周囲が研磨される。
【0053】この第1研磨機構40を通過した後、折り
返し点まで送られると、送り方向が反転されるととも
に、1対のホイルブラシ41,41の回転方向も反転さ
れ、再び第1研磨機構40で往復回動されながら低速で
送られる研磨対象物の周囲が研磨される。
【0054】こうして研磨が終わると、高速で研磨開始
位置に送り台35が戻され、エアーハンド71による研
磨対象物の固定が開放され、研磨が終了した研磨対象物
を取り外して1つの研磨対象物の研磨が完了する。
【0055】このようなワイヤブラシ研磨装置100に
よれば、回動軸などが突き出た研磨対象物であってもそ
の周囲を完全に研磨することができる。
【0056】また、このワイヤブラシ研磨装置100に
よっても、従来、手作業によってワイヤブラシで行って
いたタービン翼のマスキング材の除去作業を固定保持機
構70に装着固定するだけで、一往復の間に自動的に研
磨することができる。
【0057】これにより、作業者の疲労を軽減できると
ともに、研磨作業の効率を大巾に向上でき、省力化を図
ることもできる。
【0058】
【発明の効果】以上実施の形態とともに具体的に説明し
たように、この発明の請求項1記載のワイヤブラシ研磨
装置によれば、研磨対象物を固定保持機構で保持して固
定保持機構ごと往復送り機構で送り、送り方向両側のホ
イルブラシで両側を研磨するとともに、回転ワイヤブラ
シで上方から研磨するように制御装置で制御するので、
研磨対象物を1往復する間にワイヤブラシによる研磨を
行うことができる。
【0059】これにより、タービンの翼のマスキング材
の除去を機械化することができ、作業時間の短縮や省力
化を図ることができるようになる。
【0060】また、この発明の請求項2記載のワイヤブ
ラシ研磨装置によれば、固定保持機構と往復送り機構と
の間に往復回動機構を設けるようにしたので、固定保持
機構に保持された研磨対象物を垂直軸回りに往復回動し
ながら送ることができ、軸部分などの突出部に対するワ
イヤブラシによる研磨もできるようになる。これによ
り、可変ベーンの回動支持部分の研磨も可能になる。
【0061】さらに、これら発明のワイヤブラシ研磨装
置により、タービンの翼だけでなく、ワイヤブラシによ
る研磨が必要な機械部品などの研磨が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワイヤブラシ研磨装置の一実施の形
態にかかる概略構成を示す斜視図である。
【図2】この発明のワイヤブラシ研磨装置の一実施の形
態にかかる一部分を破断して示す正面図である。
【図3】この発明のワイヤブラシ研磨装置の一実施の形
態にかかる右側面図および部分平面図である。
【図4】この発明のワイヤブラシ研磨装置の一実施の形
態にかかる一部分を省略した横断面図である。
【図5】この発明のワイヤブラシ研磨装置の他の一実施
の形態にかかる概略構成を示す斜視図である。
【図6】この発明の研磨対象物の一例にかかるタービン
翼の斜視図およびコンプレッサ翼の斜視図である。
【符号の説明】
10,100 ワイヤブラシ研磨装置 11 装置フレーム 13 支持板 20,70 固定保持機構 21 支持枠 22 弾性支持部材 24 押さえ板 27 操作アーム 29 解除シリンダ 30 往復送り機構 31 送りねじ 33 送り駆動用モータ 35 送り台 40 第1研磨機構 41 ホイルブラシ 43 モータ 44 押付シリンダ 50 第2研磨機構 51 回転ワイヤブラシ 53 回転ワイヤブラシ駆動モータ 60 運転制御装置 71 エアーハンド 80 往復回動機構 81 ロータリアクチュエータ 82 回転台

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワイヤブラシで研磨される研磨対象物を固
    定保持する固定保持機構と、 この固定保持機構ごと前記研磨対象物を送り移動する往
    復送り機構と、 この往復送り機構による送り方向前方にこの送り方向を
    挾んで設けられる1対のホイルブラシを備えた第1研磨
    機構と、 前記往復送り機構による送り方向の上方に上下動可能に
    設けられる回転ワイヤブラシを備えた第2研磨機構と、 前記往復送り機構による送り、前記第1研磨機構による
    研磨、前記第2研磨機構の上下動および研磨を制御する
    制御装置とを備えたことを特徴とするワイヤブラシ研磨
    装置。
  2. 【請求項2】前記固定保持機構と前記往復送り機構との
    間に前記研磨対象物を垂直軸回りに往復回動する往復回
    動機構を設けたことを特徴とする請求項1記載のワイヤ
    ブラシ研磨装置。
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