JPH11239311A - 投写型画像表示装置 - Google Patents

投写型画像表示装置

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Publication number
JPH11239311A
JPH11239311A JP10253760A JP25376098A JPH11239311A JP H11239311 A JPH11239311 A JP H11239311A JP 10253760 A JP10253760 A JP 10253760A JP 25376098 A JP25376098 A JP 25376098A JP H11239311 A JPH11239311 A JP H11239311A
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JP
Japan
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light
blue
dichroic mirror
green
incident
Prior art date
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Pending
Application number
JP10253760A
Other languages
English (en)
Inventor
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
Atsushi Hatayama
淳 畑山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP10253760A priority Critical patent/JPH11239311A/ja
Publication of JPH11239311A publication Critical patent/JPH11239311A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイクロイックミラーへの入射角の差による
色むらを除去でき、しかも光利用効率の低下のない3板
式の投写型画像表示装置を得る。 【解決手段】 光源部(101)からの光を赤、青、緑に分
離する色光分離手段と、分離された各色光を変調する変
調手段と、変調光束をスクリーン(115)上に拡大投写す
る投写光学系(114)とからなる投写型画像表示装置にお
いて、前記色光分離手段は、青色光を透過し、緑色光を
反射するダイクロイックミラー(105)を有し、透過した
青色光のP偏光成分を青色光変調手段(109)で利用し、
反射された緑色光のS偏光成分を緑色光変調手段(119)
で利用する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラーの画像
表示を可能とする投写型画像表示装置に関するものであ
る。
【0002】更に詳しくは、本発明は、光源からの白色
光を赤、緑、青の色光に分解した後、この各色光毎に光
の偏光方向を利用して、外部信号に応じて画像表示可能
なライトバルブを用いて入射光を変調し、得られた変調
光束を投射レンズを用いてスクリーン上に投射する投写
型画像表示装置に関するものである。ここで、変調光束
の合成は、各色光毎に投射レンズを設けスクリーン上で
合成する方法、及び、各色光の変調光束を色合成手段で
合成した後投射レンズで投射する方法のいずれをも含
む。
【0003】
【従来の技術】ビデオプロジェクターとして液晶パネル
をライトバルブとして用いた投写型画像表示装置が特に
携帯型を中心に市場を形成している。
【0004】この液晶パネルをライトバルブに用いた装
置は、構成上、単板式と3板式とがある。
【0005】単板式は、1枚の液晶パネルで赤、緑、青
用の各信号に応じて入射光を変調でき、それぞれの画素
に対応してカラーフィルターを備えた液晶パネルをライ
トバルブとし、液晶パネル上の画像を投写手段で拡大投
射する方式である。
【0006】また、3板式は、赤、緑、青の各色光の光
路上にそれそれ液晶パネルを設けて各色光に応じた入力
信号によりそれぞれ変調を行い、ライトバルブである各
液晶パネル上の画像を投写手段でスクリーン上に拡大投
写することでフルカラー映像を得る方式である。各色光
の変調光束の合成は、各色光毎に投射手段を設け、スク
リーン上で合成する方法と、装置内で各色光の変調光束
を合成した後に投写手段で拡大投射する方法とがある。
【0007】前者の単板式は、カラーフィルターを用い
た場合、色分解手段が不要、液晶パネルが1枚でよい、
色合成を行う必要がない等の理由から比較的低価格、小
型化を実現できる。一方では、後者の3板式に比べ解像
度が落ちる、光利用効率が低いと言った短所がある。こ
のような特徴から民生用でも特に画質を問わない低価格
プロジェクターとして供給されている。
【0008】後者の3板式は、前者に比べ構造が複雑に
なるため大型、高価格になってしまう。しかし、高解像
度化、高効率化と高輝度化を兼ね備えることから、現在
のパソコンのモニターとしてプレゼンテーション機器市
場で大きく需要が伸びているプロジェクターはこの方式
を採るものが主流となっている。
【0009】以下、図5を用いて従来の3板式構成の液
晶プロジェクターについて説明する。
【0010】図に示す投写型画像表示装置200は、ラ
ンダムな偏光光を一方向に出射する光源部201を有
し、この光源部201から出射されたランダムな偏光光
はリフレクター202でリフレクター開口側に出射さ
れ、インテグレーター光学系203を経ることで照明範
囲を矩形に変形された後、色分解光学系204に入射す
る。
【0011】入射した光は、まず青透過ダイクロイック
ミラー205において青色光が透過して赤、緑色光は反
射せしめられる。青色光は反射ミラー206で反射さ
れ、第1の液晶ライトバルブ207に達する。
【0012】一方、赤色光及び緑色光のうち、緑色光は
緑反射ダイクロイックミラー208によって反射され、
第2の液晶ライトバルブ209に達する。
【0013】赤色光は、緑反射ダイクロイックミラー2
08を透過した後、入射側レンズ210、リレーレンズ
211,及び出射側レンズ212からなるリレーレンズ
系に、反射ミラー213,及び反射ミラー214を加え
て構成された導光手段215により第3の液晶ライトバ
ルブ216に導かれる。
【0014】ここで第1、第2、第3の液晶ライトバル
ブ207、209、216は、それぞれ各色光を各色に
対応した映像信号にあわせて変調する。変調された各色
光はダイクロイックプリズム217(色合成手段)に入
射する。
【0015】ダイクロイックプリズム217は青反射の
誘電体多層膜と赤反射の誘電体多層膜を十字状に有して
おり、それぞれの変調光束を合成する。ここで合成され
た光束は投写レンズ218(投写手段)を透過してスク
リーン219上に映像を形成する。
【0016】上記第1、第2、第3の液晶ライトバルブ
207、209、216は、図6に示したように、或る
任意の偏光方向の光のみを透過し、透過する偏光方向の
光と直交する方向の偏光光は吸収する入射側偏光板22
0と、入力信号に基づいて透過すべき場合は入射側偏光
板220を透過してくる偏光方向の光を旋光して直交す
る方向の偏光光として出射する液晶パネル本体221
と、入射側偏光板220で透過する偏光方向の光を吸収
し、これと直交する方向の偏光光は透過するよう設けら
れた出射側偏光板222とからなっている。ここで入射
側偏光板220の透過する偏光方向は液晶パネル本体2
21のラビング方向で決まる。第1、第2、第3の液晶
ライトバルブ207、209、216の液晶パネル本体
は全て同じものであることから、入射側偏光板220及
び出射側偏光板222も、赤、緑、青用とも同じものを
用いている。
【0017】上述した説明で明らかなように、第1、第
2、第3の液晶ライトバルブ207、209、216へ
の入射光のうち、実際に投写に必要な光の偏光方向は
赤、緑、青用とも同じとなる。従って前記色分解光学系
204のダイクロイックミラー類、及びミラー類は偏光
方向により分光特性は異なるが、必要な偏光方向の光に
合わせて分光特性を備えるよう設計されている。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記青透過ダイクロイ
ックミラー205の分光透過率データを図7に示す。さ
らにここで反射される緑+赤の色光は図8に示すような
分光特性となっている。
【0019】しかし、インテグレーター光学系203か
ら第1、第2、第3の液晶ライトバルブ207、20
9、216に至る光束は平行光でなく、絞られた光束で
ある。よって、青透過ダイクロイックミラー205に入
射する角度が場所(光軸からの距離)によって変わるこ
とから、分光特性がこれに伴って変化する。従ってこの
まま青透過ダイクロイックミラー205だけで色決めを
すると画面上で色ムラを生じてしまい画質を損ねる。
【0020】この問題に対し、従来は、青透過ダイクロ
イックミラー205を前述のインテグレーター光学系2
03からの入射角に合わせて場所により分光特性を変え
たウエッジ型とする方法、又は、インテグレーター光学
系203から第1、第2、第3の液晶ライトバルブ20
7、209、216に至るいずれかの地点に光軸に直交
してダイクロイックフィルターを配置することにより、
ダイクロイックミラー205への入射角差で生じたムラ
成分をカットする方法などを採用することにより、色ム
ラを改善していた。
【0021】しかし、前者の青透過ダイクロイックミラ
ー205を前記ウエッジ型とする方法は、ダイクロイッ
クミラー205の蒸着時の工程が複雑となりコストアッ
プを伴う。また、後者の方法では図7の透過率50%前
後の波長の光を捨てることになり光利用率の低下につな
がってしまうという問題点があった。
【0022】本発明は、上記の従来の問題を解決し、ダ
イクロイックミラーへの入射角の差による色むら成分を
除去でき、しかもそれによって光利用効率の低下のない
ために、高画質と高効率とを両立することができる投写
型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成とする。
【0024】即ち、本発明の第1の構成にかかる投写型
画像表示装置は、偏光方向のランダムな白色の光を一方
向に射出する光源部と、前記光源部からの光を赤、青、
緑の3つの色光に分離する色光分離手段と、前記色光分
離手段からの光束に含まれる偏光光を変調して入力信号
に応じて画像表示を行う液晶ライトバルブを備えた変調
手段と、前記変調手段によって変調された変調光束をス
クリーン上に拡大投写する投写光学系とを有し、前記色
光分離手段は、第1のダイクロイックミラーを含む少な
くとも2枚のダイクロイックミラーからなり、前記第1
のダイクロイックミラーは青色光を透過し、緑色光を反
射する特性を備え、前記第1のダイクロイックミラーを
透過する前記青色光のうち前記第1のダイクロイックミ
ラーに対しP偏光成分が前記変調手段で利用され、前記
第1のダイクロイックミラーで反射される前記緑色光の
うち前記第1のダイクロイックミラーに対しS偏光成分
が前記変調手段で利用されることを特徴とする。
【0025】上記の第1の構成にかかる投写型画像表示
装置によれば、色分解光学系に於いて青色光を透過し、
緑色光を反射する第1のダイクロイックミラーを用い、
透過された青色光はP偏光、反射された緑+赤色光はS
偏光で利用する。このときの分光特性は後に詳述するよ
うに図2のようになり、透過率50%の波長は透過と反
射で異なる。この結果、ダイクロイックフィルターで色
決めをする際に入射角の差による色ムラ成分をカットし
ても実際の絵づくりに用いる光は減らないため、明るさ
のロスがない。従って、高画質と高効率を両立すること
ができる。
【0026】更に変調手段で用いる青光の偏光方向はP
偏光とすることで、図2に示したように、前記ダイクロ
イックミラーを透過するが変調手段で利用されず入射側
の偏光板で吸収される青色光S偏光成分はP偏光よりも
短波長側の成分となり、光量が少ない。この結果、入射
側偏光板に与える熱的負担を軽減することが可能とな
る。これにより、信頼性向上、冷却ファンの小型化・静
音化を実現することが出来る。
【0027】上記の第1の構成において、緑色光用の前
記変調手段、及び青色光用の前記変調手段の入射側に、
入射光光軸に対し直交するようにダイクロイックフィル
ターが設けられていることが好ましい。かかる好ましい
構成によれば、第1のダイクロイックミラーにおける入
射角の違いによって生じる色むら成分の光を除去できる
ので、色むらのない高画質の画像を得ることができる。
【0028】また、本発明の第2の構成にかかる投写型
画像表示装置は、偏光方向のランダムな白色の光を一方
向に射出する光源部と、前記光源部からの光を赤、青、
緑の3つの色光に分離する色光分離手段と、前記色光分
離手段からの光束に含まれる偏光光を変調して入力信号
に応じて画像表示を行う液晶ライトバルブを備えた変調
手段と、前記変調手段によって変調された変調光束をス
クリーン上に拡大投写する投写光学系とを有し、前記色
光分離手段は、第1のダイクロイックミラーを含む少な
くとも2枚のダイクロイックミラーからなり、前記第1
のダイクロイックミラーは青色光を反射し、緑色光を透
過する特性を備え、前記第1のダイクロイックミラーで
反射される前記青色光のうち前記第1のダイクロイック
ミラーに対しS偏光成分が前記変調手段で利用され、前
記第1のダイクロイックミラーを透過する前記緑色光の
うち前記第1のダイクロイックミラーに対しP偏光成分
が前記変調手段で利用されることを特徴とする。
【0029】上記の第2の構成にかかる投写型画像表示
装置によれば、色分解光学系に於いて青色光を反射し、
緑色光を透過する第1のダイクロイックミラーを用い、
反射された青色光はS偏光、透過された緑+赤色光はP
偏光で利用する。このときの分光特性は後に詳述するよ
うに図4のようになり、この場合も透過率50%の波長
は透過と反射で異なる。この結果、上記第1の構成と同
様に、ダイクロイックフィルターで色決めをする際に入
射角の差による色ムラ成分をカットしても実際の絵づく
りに用いる光は減らないため、明るさのロスがない。従
って、高画質と高効率を両立することができる。
【0030】更に変調手段で用いる青光の偏光方向はS
偏光とすることで、図4に示したように、前記ダイクロ
イックミラーでは反射されるが変調手段で利用されず入
射側の偏光板で吸収される青色光P偏光成分はS偏光よ
りも短波長側の成分となり、光量が少ない。この結果、
上記第1の構成と同様に、入射側偏光板に与える熱的負
担を軽減することが可能となる。これにより、信頼性向
上、冷却ファンの小型化・静音化を実現することが出来
る。
【0031】上記の第2の構成において、緑色光用の前
記変調手段、及び青色光用の前記変調手段の入射側に、
入射光光軸に対し直交するようにダイクロイックフィル
ターが設けられていることが好ましい。かかる好ましい
構成によれば、第1のダイクロイックミラーにおける入
射角の違いによって生じる色むら成分の光を除去できる
ので、色むらのない高画質の画像を得ることができる。
【0032】また、上記第1及び第2の構成において、
前記変調手段の入射側に位相差板が設けられていること
が好ましい。かかる好ましい構成によれば、各変調手段
に入射する光の偏光方向が全ての色光で同じになるよう
に位相差板を設けることにより、全ての色光に対して同
一の液晶ライトバルブを使用することができる。また、
各色の偏光方向に合わせて位相差板を設けることによ
り、ラビング方向が45度に設定してある液晶ライトバ
ルブにも対応することができる。
【0033】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は、実施の
形態1の投写型画像表示装置の概略構成図である。
【0034】図に示す投写型画像表示装置100は、ラ
ンダムな偏光光を一方向に出射する光源部を有し、光源
101から出射されたランダムな偏光光はリフレクター
102でリフレクター開口側に出射され、インテグレー
ター光学系103を経ることで照明範囲を矩形に変形さ
れた後、色分解光学系104に入射する。
【0035】入射した光のうち、まず青透過ダイクロイ
ックミラー(第1のダイクロイックミラー)105にお
いて、青色光が透過して赤、緑色光は反射する。
【0036】この青透過ダイクロイックミラー105は
入射光に対し斜めに備えられている。青透過ダイクロイ
ックミラー105の傾きは、図2に示したように、光軸
上を透過する青色光のP偏光に対して波長520nmで
透過率が50%となるように設定されている。その後青
色光は青色P偏光光に最適化された反射ミラー106で
反射され、青用入射側偏光板107に入射する。
【0037】この青用入射側偏光板107は前記青透過
ダイクロイックミラー105に対しP偏光の光を透過
し、S偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、青用入射側偏光板107の入射側には505nmで
透過率50%となる特性を有する青透過ダイクロイック
フィルター108が設けられており、青透過ダイクロイ
ックミラー105における入射角の違いによって生じる
色ムラの原因となる余分の光をカットしている。
【0038】青用入射側偏光板107を透過した光は、
液晶パネル109に入射する。液晶パネル109は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0039】液晶パネル109を透過した光は、液晶パ
ネル109の出射側に配置された出射側偏光板110に
入射する。出射側偏光板110は、入射側偏光板107
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル109で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0040】このようにして入射光を変調し形成された
青色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11は青反射の誘電体多層膜112と赤反射の誘電体多
層膜113とを十字状に交叉して有しており、各色光の
変調光束を合成する。ここで前記青色光は青反射の誘電
体多層膜112で反射せしめられ、投写レンズ114
(投写手段)を透過してスクリーン115上に映像を形
成する。
【0041】緑、赤色光としては、青透過ダイクロイッ
クミラー105で反射された光のうち、青透過ダイクロ
イックミラー105に対しS偏光光を使用する。S偏光
光は図2から波長500nmで透過率50%となり、
緑、赤色光はここより長い波長成分の光となる。
【0042】青透過ダイクロイックミラー105で反射
された緑、赤色光のうち、緑色光はS偏光光に対し58
5nmで透過率50%となる赤透過ダイクロイックミラ
ー116で反射され、緑用入射側偏光板117に入射す
る。
【0043】この緑用入射側偏光板117は前記青透過
ダイクロイックミラー105に対しS偏光の光を透過
し、P偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、緑用入射側偏光板117の入射側には515nm及
び565nmで透過率50%となる特性を有する緑透過
ダイクロイックフィルター118が設けられており、青
透過ダイクロイックミラー105における入射角の違い
によって生じる色ムラの原因となる余分の光をカットし
ている。
【0044】緑用入射側偏光板117を透過した光は、
液晶パネル119に入射する。液晶パネル119は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0045】液晶パネル119を透過した光は、液晶パ
ネル119の出射側に配置された出射側偏光板120に
入射する。出射側偏光板120は、入射側偏光板117
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル119で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0046】このようにして入射光を変調し形成された
緑色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11に入射した緑色光は、青反射の誘電体多層膜112
と赤反射の誘電体多層膜113を透過し、投写レンズ1
14(投写手段)を透過して、スクリーン115上に映
像を形成する。
【0047】赤色光は赤透過ダイクロイックミラー11
6を透過した後、入射側レンズ121、リレーレンズ1
22,及び出射側レンズ123からなるリレーレンズ系
に、反射ミラー124,及び反射ミラー125を加えて
構成された導光手段により赤用入射側偏光板126に入
射する。
【0048】この赤用入射側偏光板126は前記青透過
ダイクロイックミラー105に対しS偏光の光を透過
し、P偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、赤用入射側偏光板126の入射側には600nmで
透過率50%となる特性を有する赤透過ダイクロイック
フィルター127が設けられており、赤透過ダイクロイ
ックミラー116における入射角の違いによって生じる
色ムラの原因となる余分の光をカットしている。
【0049】赤用入射側偏光板126を透過した光は、
液晶パネル128に入射する。液晶パネル128は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0050】液晶パネル128を透過した光は、液晶パ
ネル128の出射側に配置された出射側偏光板129に
入射する。出射側偏光板129は、入射側偏光板126
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル128で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0051】このようにして入射光を変調し形成された
赤色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11に入射した赤色光は、赤反射の誘電体多層膜113
で反射せしめられ、投写レンズ114(投写手段)を透
過して、スクリーン115上に映像を形成する。
【0052】但し、以上に示した波長の値は参考値であ
り何ら本発明を制限するものでない。
【0053】以上の構成による本実施の形態では、青透
過ダイクロイックミラー105を透過することによりP
偏光において軸上で520nmでカットされた青色光
は、青透過ダイクロイックフィルター108にて505
nmでカットされる。また、青透過ダイクロイックミラ
ー105で反射されることによりS偏光において軸上で
500nmでカットされた緑色光は、緑透過ダイクロイ
ックフィルター118にて515nmでカットされる。
この青透過ダイクロイックフィルター108及び緑透過
ダイクロイックフィルター118が更にカットする波長
幅15nm(520−505,515−500)は、青
透過ダイクロイックミラー105における中心(軸上)
に対する周辺の入射角の差による色ムラ分を除去するた
めのものである。このように本発明によれば、色ムラの
ない画像を得ながらも、最終的に使えない光の波長帯域
を515−505=10nm分で抑えることが出来、光
利用高効率を上げることが出来る。本発明によらず同等
の高画質化を図った前記の従来例の場合には、15×2
=30nm分の光が利用でき無くなることは明らかであ
る。但しここで示した15nmの幅は入射光の平行度や
ダイクロイックミラーの構成により変わるものであるか
ら必ずしもこの数字に限定されるものでなく、システム
に合わせて適宜変更しうる数値である。
【0054】上記と同じことが緑と赤の分離についても
言えるが、緑赤間の黄色成分の波長は緑、赤単色の色純
度を低下させてしまい絵づくりに不要な光であることか
ら、本発明による必要はない。したがって本実施の形態
では赤色光をS偏光で利用できる構成としたがこれに限
定されるものではない。
【0055】また、上記実施の形態では、青色光成分と
して青透過ダイクロイックミラー105によりP偏光に
おいて520nmでカットしたが、このカット波長を更
に短い波長、たとえば510nmとし、青透過ダイクロ
イックフィルター108でカットする波長を500nm
とすることもでき、このとき実際使う光であるP偏光の
光は500nmでカットされた光となる。
【0056】上記のいずれの場合であっても、青用入射
側偏光板107が吸収する不要光としてのS偏光の光
は、図2に一例を示したように、P偏光のカット波長よ
り20nm程度短波長側でカットされた光となることか
ら、青用入射側偏光板107が吸収する光が減り、青用
入射側偏光板107の熱的負担を軽減することが可能に
なる。
【0057】上記実施の形態では色によって液晶パネル
に入射する光の偏光方向が異なることから、偏光方向に
応じた液晶パネルを用いる必要がある。しかしながら、
入射側偏光板の入射側に位相差板を配置して偏光方向を
変え、各液晶パネルに入射する光の偏光方向を同一にす
れば、全て同じ液晶パネルを使用することができる。ま
た液晶パネルのラビング方向が45度に設定してある場
合でも、各色の光路に於いて各偏光方向に合わせた位相
差板を設定することで対応することが出来る。
【0058】また、ここでは透過型液晶パネルを用いて
説明したが、偏光を用いたライトバルブであればこれに
制限されず、反射型液晶パネルに対しても適用可能であ
る。
【0059】本発明は色分解ダイクロイックミラーの特
性と用いる光の偏光方向、最終的に必要な波長の関係に
特徴を有する。従って、上記実施の形態に於いては色合
成手段にプリズムを用いて赤、緑、青の画像を合成して
いるが必ずしもこの構成に限定されるものではない。例
えば、ダイクロイックミラーをクロス状に配置した構成
や、あるいは色分解、色合成を平行に配置したダイクロ
イックミラー等で行う構成とした場合にも本発明は応用
可能であることは言うまでもない。また本発明に於いて
は必ずしも色合成光学系は必要なく、各色の画像に最適
配置した投写光学系をそれぞれ設けてスクリーン上で合
成する構成も可能である。
【0060】更に、上記実施の形態に於いては色分解光
学系で緑赤分離の前に青緑間の分離を行ったが、先に緑
赤分離を行っても構成可能であることは言うまでもな
い。
【0061】(実施の形態2)図3は、実施の形態2の
投写型画像表示装置の概略構成図である。
【0062】図に示す投写型画像表示装置100は、ラ
ンダムな偏光光を一方向に出射する光源部を有し、光源
101から出射されたランダムな偏光光はリフレクター
102でリフレクター開口側に出射され、インテグレー
ター光学系103を経ることで照明範囲を矩形に変形さ
れた後、色分解光学系104に入射する。
【0063】入射した光のうち、まず青反射ダイクロイ
ックミラー(第1のダイクロイックミラー)130にお
いて、青色光が反射され赤、緑色光は透過する。
【0064】この青反射ダイクロイックミラー130は
入射光に対し斜めに備えられている。青反射ダイクロイ
ックミラー130の傾きは、図4に示したように、光軸
上で反射される青色光のS偏光に対して波長520nm
で反射率が50%となるように設定されている。その後
青色光は青色S偏光光に最適化された反射ミラー131
で反射され、青用入射側偏光板132に入射する。
【0065】この青用入射側偏光板132は前記青反射
ダイクロイックミラー130に対しS偏光の光を透過
し、P偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、青用入射側偏光板132の入射側には505nmで
透過率50%となる特性を有する青透過ダイクロイック
フィルター133が設けられており、青反射ダイクロイ
ックミラー130における入射角の違いによって生じる
色ムラの原因となる余分の光をカットしている。
【0066】青用入射側偏光板132を透過した光は、
液晶パネル134に入射する。液晶パネル134は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0067】液晶パネル134を透過した光は、液晶パ
ネル134の出射側に配置された出射側偏光板135に
入射する。出射側偏光板135は、入射側偏光板132
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル134で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0068】このようにして入射光を変調し形成された
青色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11は青反射の誘電体多層膜112と赤反射の誘電体多
層膜113とを十字状に交叉して有しており、各色光の
変調光束を合成する。ここで前記青色光は青反射の誘電
体多層膜112で反射せしめられ、投写レンズ114
(投写手段)を透過してスクリーン115上に映像を形
成する。
【0069】緑、赤色光としては、青反射ダイクロイッ
クミラー130を透過した光のうち、青反射ダイクロイ
ックミラー130に対しP偏光光を使用する。P偏光光
は図4から波長500nmで透過率50%となり、緑、
赤色光はここより長い波長成分の光となる。
【0070】青反射ダイクロイックミラー130を透過
した緑、赤色光のうち、緑色光はP偏光光に対し585
nmで透過率50%となる赤透過ダイクロイックミラー
136で反射され、緑用入射側偏光板137に入射す
る。
【0071】この緑用入射側偏光板137は前記青反射
ダイクロイックミラー130に対しP偏光の光を透過
し、S偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、緑用入射側偏光板137の入射側には515nm及
び565nmで透過率50%となる特性を有する緑透過
ダイクロイックフィルター138が設けられており、青
反射ダイクロイックミラー130における入射角の違い
によって生じる色ムラの原因となる余分の光をカットし
ている。
【0072】緑用入射側偏光板137を透過した光は、
液晶パネル139に入射する。液晶パネル139は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0073】液晶パネル139を透過した光は、液晶パ
ネル139の出射側に配置された出射側偏光板140に
入射する。出射側偏光板140は、入射側偏光板137
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル139で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0074】このようにして入射光を変調し形成された
緑色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11に入射した緑色光は、青反射の誘電体多層膜112
と赤反射の誘電体多層膜113を透過し、投写レンズ1
14(投写手段)を透過して、スクリーン115上に映
像を形成する。
【0075】赤色光は赤透過ダイクロイックミラー13
6を透過した後、入射側レンズ121、リレーレンズ1
22,及び出射側レンズ123からなるリレーレンズ系
に、反射ミラー124,及び反射ミラー125を加えて
構成された導光手段により赤用入射側偏光板141に入
射する。
【0076】この赤用入射側偏光板141は前記青反射
ダイクロイックミラー130に対しP偏光の光を透過
し、S偏光の光を吸収するよう位置決めされている。ま
た、赤用入射側偏光板141の入射側には600nmで
透過率50%となる特性を有する赤透過ダイクロイック
フィルター142が設けられており、赤透過ダイクロイ
ックミラー136における入射角の違いによって生じる
色ムラの原因となる余分の光をカットしている。
【0077】赤用入射側偏光板141を透過した光は、
液晶パネル143に入射する。液晶パネル143は、外
部信号により制御されており、パネル表示部の透過した
い部分に入射した光はその偏光方向を90度変換して、
また、遮光したい部分に入射した光はその偏光方向を変
換せずに、出射する。
【0078】液晶パネル143を透過した光は、液晶パ
ネル143の出射側に配置された出射側偏光板144に
入射する。出射側偏光板144は、入射側偏光板141
と直交した方向に透過軸を持つよう配置されている。こ
の結果、液晶パネル143で偏光方向が変換されずに透
過した光はここで吸収され、偏光方向が90度変換され
て透過した光はここを透過する。
【0079】このようにして入射光を変調し形成された
赤色光による画像は、ダイクロイックプリズム111
(色合成手段)に入射する。ダイクロイックプリズム1
11に入射した赤色光は、赤反射の誘電体多層膜113
で反射せしめられ、投写レンズ114(投写手段)を透
過して、スクリーン115上に映像を形成する。
【0080】但し、以上に示した波長の値は参考値であ
り何ら本発明を制限するものでない。
【0081】この実施の形態2においても実施の形態1
と同様に、青反射ダイクロイックミラー130で反射さ
れることによりS偏光において軸上で520nmでカッ
トされた青色光は、青透過ダイクロイックフィルター1
33にて505nmでカットされる。また、青反射ダイ
クロイックミラー130を透過することによりP偏光に
おいて軸上で500nmでカットされた緑色光は、緑透
過ダイクロイックフィルター138にて515nmでカ
ットされる。この青透過ダイクロイックフィルター13
3及び緑透過ダイクロイックフィルター138が更にカ
ットする波長幅15nm(520−505,515−5
00は、青反射ダイクロイックミラー130における中
心(軸上)に対する周辺の入射角の差による色ムラ分を
除去するためのものである。このように本発明によれ
ば、実施の形態1と同様に、色ムラのない画像を得なが
らも、最終的に使えない光の波長帯域を515−505
=10nm分で抑えることが出来、光利用高効率を上げ
ることが出来る。本発明によらず同等の高画質化を図っ
た前記の従来例の場合には、15×2=30nm分の光
が利用でき無くなることは明らかである。但しここで示
した15nmの幅は入射光の平行度やダイクロイックミ
ラーの構成により変わるものであるから必ずしもこの数
字に限定されるものでなく、システムに合わせて適宜変
更しうる数値である。
【0082】緑と赤の分離については実施の形態1と同
様に本発明による必要はない。また、赤色光の偏光方向
は限定されるものではない。
【0083】また、この実施の形態2でも実施の形態1
と同様に、熱的負担を軽減することが可能なことは言う
までもない。
【0084】本実施の形態2に於いても実施の形態1と
同様に、位相差板を設置することにより、全て同じ液晶
パネルを使用することもでき、また、ラビング方向が4
5度の液晶パネルにも対応することが出来る。
【0085】また、本実施の形態2でも透過型液晶パネ
ルを用いて説明したが、偏光を用いたライトバルブであ
ればこれに限定されず、反射型液晶パネルに対しても適
用可能である。
【0086】本発明は色分解ダイクロイックミラーの特
性と用いる光の偏光方向、最終的に必要な波長の関係に
特徴を有する。従って、本実施の形態に於いても色合成
手段にプリズムを用いて赤、緑、青の画像を合成してい
るが必ずしもこの構成に限定されるものではない。例え
ば、ダイクロイックミラーをクロス状に配置した構成
や、あるいは色分解、色合成を平行に配置したダイクロ
イックミラー等で行う構成とした場合にも本発明は応用
可能であることは言うまでもない。また本実施の形態に
於いても必ずしも色合成光学系は必要なく、各色の画像
に最適配置した投写光学系をそれぞれ設けてスクリーン
上で合成する構成も可能である。
【0087】更に、上記実施の形態に於いても色分解光
学系で緑赤分離の前に青緑間の分離を行ったが、先に緑
赤分離を行っても構成可能であることは言うまでもな
い。
【0088】
【発明の効果】本発明にかかる投写型画像表示装置によ
れば、ダイクロイックフィルターで色決めをする際に入
射角の差による色ムラ成分をカットしても実際の絵づく
りに用いる光は減らないため、明るさのロスがない。従
って、高画質と高効率を両立することができる。
【0089】また、入射側偏光板に与える熱的負担を軽
減することができるので、信頼性向上、冷却ファンの小
型化・静音化を実現することが出来る。
【0090】以上のように、本発明の投写型画像表示装
置は、画質と光利用効率がともに優れ、信頼性が高く、
冷却ファンの小型化・静音化が可能であることから、液
晶パネルをライトバルブとして用いた画像表示装置に広
く使用することができる。例えば、高解像度化、高効率
化、高輝度化が要求されるプレゼンテーション用のパソ
コンのモニターとして使用することができる。また、小
型化、軽量化が要求される携帯型のビデオプロジェクタ
ーとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる投写型画像表
示装置の構成図である。
【図2】 図1の装置に使用される青透過ダイクロイッ
クミラーの分光特性を示した図である。
【図3】 本発明の実施の形態2にかかる投写型画像表
示装置の構成図である。
【図4】 図2の装置に使用される青反射ダイクロイッ
クミラーの分光特性を示した図である。
【図5】 従来の3板式液晶投写型画像表示装置の構成
図である。
【図6】 従来の液晶ライトバルブの具体的な構成図で
ある。
【図7】 従来の青透過ダイクロイックミラーの分光特
性を示した図である。
【図8】 従来の緑光、赤光の分光特性を示した図であ
る。
【符号の説明】
100,200 投写型画像表示装置 101,201 光源部 102,202 リフレクター 103,203 インテグレーター光学系 104,204 色分解光学系 105,205 青透過ダイクロイックミラー 106,124,125,131,206,213,2
14 反射ミラー 107,132 青用入射側偏光板 108,133 青透過ダイクロイックフィルター 109,119,128,134,139,143 液
晶パネル 110,120,129,135,140,144 出
射側偏光板 111 ダイクロイックプリズム 112 青反射の誘電体多層膜 113 赤反射の誘電体多層膜 114,218 投写レンズ 115,219 スクリーン 116,136 赤透過ダイクロイックミラー 117,137 緑用入射側偏光板 118,138 緑透過ダイクロイックフィルター 121,210 入射側レンズ 122,211 リレーレンズ 123,212 出射側レンズ 126,141 赤色用入射側偏光板 127,142 赤透過ダイクロイックフィルター 130 青反射ダイクロイックミラー 207 第1の液晶ライトバルブ 208 緑反射ダイクロイックミラー 209 第2の液晶ライトバルブ 215 導光手段 216 第3の液晶ライトバルブ 217 ダイクロイックプリズム 220 入射側偏光板 221 液晶パネル本体 222 出射側偏光板
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G09F 9/00 360 G09F 9/00 360D H04N 9/31 H04N 9/31 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏光方向のランダムな白色の光を一方向
    に射出する光源部と、 前記光源部からの光を赤、青、緑の3つの色光に分離す
    る色光分離手段と、 前記色光分離手段からの光束に含まれる偏光光を変調し
    て入力信号に応じて画像表示を行う液晶ライトバルブを
    備えた変調手段と、 前記変調手段によって変調された変調光束をスクリーン
    上に拡大投写する投写光学系とを有し、 前記色光分離手段は、第1のダイクロイックミラーを含
    む少なくとも2枚のダイクロイックミラーからなり、 前記第1のダイクロイックミラーは青色光を透過し、緑
    色光を反射する特性を備え、 前記第1のダイクロイックミラーを透過する前記青色光
    のうち前記第1のダイクロイックミラーに対しP偏光成
    分が前記変調手段で利用され、 前記第1のダイクロイックミラーで反射される前記緑色
    光のうち前記第1のダイクロイックミラーに対しS偏光
    成分が前記変調手段で利用されることを特徴とする投写
    型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 緑色光用の前記変調手段、及び青色光用
    の前記変調手段の入射側に、入射光光軸に対し直交する
    ようにダイクロイックフィルターが設けられている請求
    項1に記載の投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 偏光方向のランダムな白色の光を一方向
    に射出する光源部と、 前記光源部からの光を赤、青、緑の3つの色光に分離す
    る色光分離手段と、 前記色光分離手段からの光束に含まれる偏光光を変調し
    て入力信号に応じて画像表示を行う液晶ライトバルブを
    備えた変調手段と、 前記変調手段によって変調された変調光束をスクリーン
    上に拡大投写する投写光学系とを有し、 前記色光分離手段は、第1のダイクロイックミラーを含
    む少なくとも2枚のダイクロイックミラーからなり、 前記第1のダイクロイックミラーは青色光を反射し、緑
    色光を透過する特性を備え、 前記第1のダイクロイックミラーで反射される前記青色
    光のうち前記第1のダイクロイックミラーに対しS偏光
    成分が前記変調手段で利用され、 前記第1のダイクロイックミラーを透過する前記緑色光
    のうち前記第1のダイクロイックミラーに対しP偏光成
    分が前記変調手段で利用されることを特徴とする投写型
    画像表示装置。
  4. 【請求項4】 緑色光用の前記変調手段、及び青色光用
    の前記変調手段の入射側に、入射光光軸に対し直交する
    ようにダイクロイックフィルターが設けられている請求
    項3に記載の投写型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記変調手段の入射側に位相差板が設け
    られている請求項1又は3に記載の投写型画像表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記変調手段から出射された各光束は色
    光合成手段によって合成された後、前記投写光学系によ
    りスクリーン上に拡大投写される請求項1又は3に記載
    の投写型画像表示装置。
JP10253760A 1997-09-18 1998-09-08 投写型画像表示装置 Pending JPH11239311A (ja)

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JP10253760A JPH11239311A (ja) 1997-09-18 1998-09-08 投写型画像表示装置

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JP25315497 1997-09-18
JP9-350450 1997-12-19
JP9-253154 1997-12-19
JP35045097 1997-12-19
JP10253760A JPH11239311A (ja) 1997-09-18 1998-09-08 投写型画像表示装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10508779B2 (en) 2015-10-16 2019-12-17 Seiko Epson Corporation Projector

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