JPH11239298A - 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体 - Google Patents

電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体

Info

Publication number
JPH11239298A
JPH11239298A JP10075126A JP7512698A JPH11239298A JP H11239298 A JPH11239298 A JP H11239298A JP 10075126 A JP10075126 A JP 10075126A JP 7512698 A JP7512698 A JP 7512698A JP H11239298 A JPH11239298 A JP H11239298A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
defective pixel
pixels
information
defective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10075126A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeatsu Takizawa
成温 滝澤
Atsushi Takayama
淳 高山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP10075126A priority Critical patent/JPH11239298A/ja
Publication of JPH11239298A publication Critical patent/JPH11239298A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/667Camera operation mode switching, e.g. between still and video, sport and normal or high- and low-resolution modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】露光時間に応じて増減する白キズに対して適宜
補正することのできる電子カメラを提供する。 【解決手段】画素欠陥検出用の被写体を撮像したとき
に、前記撮像によって得られた画素毎の画像データを、
露光時間をパラメータとして、基準データと比較するこ
とにより、制御回路8が欠陥画素を決定するようになっ
ているので、露光時間が短い場合には、制御回路8が決
定する欠陥画素の数を少なくすることができ、それによ
り出力信号の補正処理を迅速に行うことができる。一
方、露光時間が短い場合には、制御回路8が決定する欠
陥画素の数を必要な程度に高めることができ、それによ
り画質の向上を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像素子を備
えた電子カメラにおいて、前記固体撮像素子の欠陥画素
を検出し、かかる欠陥画素からの出力信号を補正する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラに備えられた固体撮像素子
は、二次元に並んだ多数の画素により、画素上に結像し
た被写体の光学像を、電荷量(電気的信号)に変換して
出力する機能を有している。ところで、かかる画素の中
には、ダストの付着や結晶欠陥等に基づく欠陥(画素欠
陥)を有するために、正常な信号を出力し得ないものも
ありえる。このような画素欠陥には、被写体の輝度に対
応して出力されるはずの出力信号に対し余分な信号成分
を加算した信号を出力してしまい、画像を白っぽくして
しまう白キズと、被写体の輝度に対応して出力されるは
ずの出力信号に対しある信号成分を減算した信号を出力
してしまい、画像を黒っぽくしてしまう黒キズとがあ
る。
【0003】画素欠陥が多く生じると、かかる固体撮像
素子を用いて撮像した画像を再生する場合、著しく画質
が低下する恐れがある。一方、近年用いられるようにな
った固体撮像素子は、少なくとも数十万以上の画素を有
するので、全く画素欠陥のない固体撮像素子を製造する
ことは、実際には困難といえる。従って、ある程度の画
素欠陥は常に存在するとの前提に立った上で、固体撮像
素子を使用することが要求されている。
【0004】かかる前提に基づき、画素欠陥のある画素
から出力された電気的信号を、後処理により補正する補
正回路を備え、画質の向上を図るようにした電子カメラ
が既に開発されている。このような電子カメラによれ
ば、工場出荷時に画素欠陥検査装置を用いて固体撮像素
子の画素欠陥のある画素(欠陥画素)を検出し、その位
置を、たとえば電子カメラに付随するROMに情報とし
て記憶させることにより、実際の撮像時に、かかる欠陥
画素からの出力信号を適宜補正するという手法をとって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した白
キズは結晶欠陥に基づく画素欠陥であるため、固体撮像
素子の使用環境に応じて増大する場合があることが判明
した。たとえば、固体撮像素子周囲の温度が上昇した場
合、あるいは露光時間が長くなることに応じて、白キズ
は増加する傾向にある。かかる場合、工場出荷時に一定
の条件の下に検出した欠陥画素の位置と異なる位置に、
新たな欠陥画素が生じることとなるため、十分な補正が
できないことも起こりうる。そこで、長時間もしくは高
温で露光を行い、欠陥画素情報を得ておき、常にこの情
報に基づき欠陥画素の信号を補正することも考えられ
る。
【0006】しかしながら、露光時間が長くなった場合
に生じる白キズは、短時間の露光時には現れないもので
あり、かかる白キズに関して常に補正処理を行うこと
は、処理時間の遅れを招き好ましくない。また、かかる
白キズにかかる画素は、通常の撮像時には正常な画素と
して機能するのであるから、かかる画素からの正常な出
力信号に補正を加えることは却って画質の低下を招く恐
れもある。
【0007】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
み、露光時間に応じて増減する白キズに対して適宜補正
することのできる電子カメラ、画素信号補正方法及び記
録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明の電子カメラは、複数の画素を有する固体撮
像素子と、露光時間に対応した前記固体撮像素子の欠陥
画素の情報を記憶する記憶手段と、撮影時の露光時間の
情報と前記欠陥画素情報とに基づいて欠陥画素を決定す
る決定手段とを有することを特徴とする。
【0009】更に、本発明の電子カメラは、複数の画素
を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の温度に対
応した前記固体撮像素子の欠陥画素の情報を記憶する記
憶手段と、撮影時の前記固体撮像素子の温度情報と前記
欠陥画素情報とに基づいて欠陥画素を決定する決定手段
とを有することを特徴とする。
【0010】一方、本発明の画素信号補正方法は、複数
の画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応し
た欠陥画素の情報と、撮像時の露光時間の情報とに基づ
いて撮像時の欠陥画素を決定するステップと、前記決定
された欠陥画素からの出力信号を補正するステップと、
を有することを特徴とする。
【0011】又、本発明の画素信号補正方法は、複数の
画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応した
欠陥画素の情報と、撮像時の固体撮像素子の温度の情報
とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定するステップと、
前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正するステ
ップと、を有することを特徴とする。
【0012】更に、本発明の画素信号補正方法は、複数
の画素を有する固体撮像素子により、露光時間を変えつ
つ撮像を行うことにより、各露光時間に対応した欠陥画
素の情報を求めるステップと、撮像時の露光時間の情報
と前記求められた欠陥画素の情報とに基づいて撮像時の
欠陥画素を決定するステップと、前記決定された欠陥画
素からの出力信号を補正するステップと、を有すること
を特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の電子カメラによれば、複数の画素を有
する固体撮像素子と、露光時間に対応した前記固体撮像
素子の欠陥画素の情報を記憶する記憶手段と、撮影時の
露光時間の情報と前記欠陥画素情報とに基づいて欠陥画
素を決定する決定手段とを有するので、たとえば露光時
間が短い場合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の
数を少なくすることができ、それにより出力信号の補正
処理を迅速に行うことができる。一方、露光時間が長い
場合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数を必要
な程度に高めることができ、それにより画質の向上を図
ることができる。
【0014】本発明の電子カメラによれば、複数の画素
を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の温度に対
応した前記固体撮像素子の欠陥画素の情報を記憶する記
憶手段と、撮影時の前記固体撮像素子の温度情報と前記
欠陥画素情報とに基づいて欠陥画素を決定する決定手段
とを有するので、たとえば固体撮像素子の温度が低い場
合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数を少なく
することができ、それにより出力信号の補正処理を迅速
に行うことができる。一方、固体撮像素子の温度が高い
場合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数を必要
な程度に高めることができ、それにより画質の向上を図
ることができる。
【0015】本発明の画素信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応し
た欠陥画素の情報と、撮像時の露光時間の情報とに基づ
いて撮像時の欠陥画素を決定するステップと、前記決定
された欠陥画素からの出力信号を補正するステップと、
を有するので、たとえば露光時間が短い場合には、欠陥
画素の数を少なく決定することができ、それにより出力
信号の補正処理を迅速に行うことができる。一方、露光
時間が長い場合には、欠陥画素の数を必要な程度に高め
て決定することができ、それにより画質の向上を図るこ
とができる。
【0016】本発明の画素信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応し
た欠陥画素の情報と、撮像時の固体撮像素子の温度の情
報とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定するステップ
と、前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正する
ステップと、を有するので、たとえば固体撮像素子の温
度が低い場合には、欠陥画素の数を少なく決定すること
ができ、それにより出力信号の補正処理を迅速に行うこ
とができる。一方、固体撮像素子の温度が高い場合に
は、欠陥画素の数を必要な程度に高めて決定することが
でき、それにより画質の向上を図ることができる。
【0017】本発明の画像信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子により、露光時間を変えつ
つ撮像を行うことにより、各露光時間に対応した欠陥画
素の情報を求めるステップと、撮像時の露光時間の情報
と前記求められた欠陥画素の情報とに基づいて撮像時の
欠陥画素を決定するステップと、前記決定された欠陥画
素からの出力信号を補正するステップと、を有するの
で、露光時間の長短により欠陥画素数が変化する場合
に、露光時間に応じて、出力信号を補正すべき欠陥画素
の数を増減することにより、出力信号の迅速な補正処理
を確保しつつも、画質の向上を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による第1の実施の
形態を、図面を参照して説明する。図1は、第1の実施
の形態にかかる電子カメラとしてのデジタルスチルカメ
ラの構成を示す図である。図1において、固体撮像素子
としてのCCD(Charge Coupled De
vice)イメージセンサ1は、その画素上に結像され
た被写体の光学像を電気的信号に変換する(電荷を生成
する)、いわゆる光電変換を行うものであり、駆動回路
2は、転送パルスを生成して、CCD1に供給する回路
である。CCD1は、駆動回路2によって生成された転
送パルスに基づいて、アナログ電気信号を出力する。
【0019】CDS(相関二重サンプリング)回路3は
ノイズを低減するための回路であり、駆動回路2から出
力された駆動パルスに基づいて駆動される。A/D変換
回路4は、入力されたアナログ信号をディジタル信号に
変換して出力するものである。尚、本実施の形態にかか
るA/D変換回路4においては、CCD1上の画素に入
射した光の強度が高いほど、大きな値のディジタル信号
に変換されるものとする。かかるA/D変換回路4を介
して得られたCCD1の画素毎の画像データは、一旦、
画像用メモリ5に記憶される。
【0020】画像用メモリ5に記憶された画像データ
は、CPU6によって各種の画像処理が施され、最終的
には、メモリカード、光磁気ディスク等の記録媒体から
なる記録部7に記憶される。
【0021】ここで、各種の画像処理には、CCD1の
欠陥画素の画像データを補正する処理が含まれる。後述
するように、CPU6は欠陥画素の検出を行って、欠陥
画素の位置情報(座標)を、制御回路8に備えられたメ
モリ9に記憶させるようになっており、欠陥画素の画像
データの補正処理においては、メモリ9から、かかる位
置情報を読み出して補正を行うようになっている。尚、
欠陥画素の検出に用いる各種のデータも、メモリ9に記
憶されている。
【0022】液晶表示装置10は、撮像された画像や必
要な操作情報等を表示するものである。CCD1の前面
には、被写体からの光を画素上に結像させるためのレン
ズ11と、入射光の光量を調節する絞り12と、CCD
1の温度を検出する温度センサ13とが備えられてお
り、温度センサ13の検出信号は制御回路8に入力され
るようになっている。
【0023】更に、被写体までの測距手段(不図示)が
備えられ、かかる測距手段からの信号により、制御回路
8は、レンズ駆動回路14を駆動し、合焦位置にレンズ
11を移動させるようになっている。また、電源スイッ
チ15及び、画素欠陥の検出を行わせる検出モードを選
択するためのモードスイッチ16(モード選択手段)が
備えられ、かかるスイッチの動作に基づく信号が制御回
路8に入力されるようになっている。一方、タイマ17
が制御回路8に接続されている。タイマ17は、CCD
1の撮像時における露光時間を検出して、かかる露光時
間に対応する信号を制御回路8に出力するようになって
いる。尚、拡散板21は、黒キズ検出時に用いられるも
のであり、白キズ検出時には用いられないため、以下そ
の説明を省略する。
【0024】次に、欠陥画素として、白キズの検出につ
いて説明する。尚、経時的に増大する白キズに対応すべ
く、モードスイッチ16がオンとなっている場合には、
電源投入毎にその検出が実行されるようになっている。
【0025】モードスイッチ16がオンとなった状態
で、ユーザーにより電源スイッチ15が投入されると、
かかるスイッチ信号が制御回路8に入力され、制御回路
8によって絞り12(光量調節手段)を全閉に制御し、
この状態でCCD1により入射光を制限した状態で1画
面分撮像を行う(制御手段)。かかる撮像によるCCD
1からの出力は、画像用メモリ5に蓄積され、CPU6
は予めメモり9に記憶されている白キズ判定用の閾値
(基準データ)と各画素毎の画像データすなわち出力信
号とをそれぞれ比較する。尚、この基準データは、撮像
した画像データを用い、検出する画素の周辺データから
平均等により求めるようにしても良い。
【0026】基準データの求め方を、図面を参照して以
下に説明する。まず、図10に示すような4色の色フィ
ルタが画素毎に配置されている場合を考える。図11
は、この色フィルタが2次元的に並べられている状態を
示す図であるが、理解しやすくするためA色のみを表示
している。
【0027】図11において、注目画素AAに対して、
周囲9画素四方のエリア内の注目画素における24個の
同じ色(A色)の画素のデータを用いて、基準データを
計算するものとする。まず、24個の画素のデータ平均
値を求める。この平均値をこの画素に対する第1の基準
データとする。注目画素のデータと、この第1の基準デ
ータとを比較し、差を求め、この差をキズレベルとす
る。キズレベルが所定の範囲を超える場合、キズとして
認識し、その位置情報をメモリに記憶する。他の色
(B、C、D色)についても、同様の処理を行う。また
全ての画素について、同様の処理を行う。
【0028】このとき検出するキズレベルについて、画
像データ全てに対して同じ範囲とするのではなく、ある
エリアを区切って、そのエリア毎に異なる基準で検出し
ても良い。たとえば、画面中央部と周辺部とに分けて、
中央部は5%以下、周辺部は10%以下というように、
キズ検出の条件を変えることができる。このときのパー
センテージは、注目画素の周辺24画素のデータ平均値
に対するキズレベルの比である。
【0029】色フィルタとして、単色フィルタを複数枚
使用した場合は、白黒のイメージセンサの場合と同様
で、注目画素に対して隣接する画素を全て利用すること
ができる。図12は、この例を示す図である。たとえ
ば、注目画素BBに対してBの部分全てを利用できる。
計算については同様に、周辺画素のデータ平均値を求
め、これを第1の基準データとすればよい。
【0030】上述した撮像によればCCD1の画素上に
は、入射光が到達しないのであるから、画素が正常であ
る限り、かかる画素からの出力信号は閾値未満となる。
従って、その出力信号が閾値以上である場合、白キズに
相当する欠陥があると判断する。かかる比較により白キ
ズが検出されることとなる。白キズが検出されれば、そ
れに対応する欠陥画素の位置情報(二次元座標)が、制
御回路8のメモリ9(記憶手段)に記憶されることとな
る。
【0031】かかる構成によれば、電源スイッチ15の
投入毎に、白キズの検出が自動的に行われて、最新の白
キズの位置情報が前記メモリ9に記憶されるため、経時
的な白キズの変化に対応した補正が可能となる。
【0032】ところで白キズは、入射光の光量に基づく
電荷に加え、画素内にある量の電荷が付加されて蓄積さ
れてしまうという画素欠陥であるが、露光時間が長けれ
ば長いほど、そのようにして蓄積される電荷量が増大す
る傾向がある。従って、短時間の露光時には欠陥となら
ない画素であっても、長時間の露光時には画質を低下さ
せる白キズを生じさせることがある。このような画素
は、固体撮像素子の出力信号を補正する上で、その取り
扱いが問題となる。かかる問題を、より具体的に説明す
る。
【0033】図2は、ある画素における、真っ暗な中で
露光を行った際に蓄積される電荷量(キズレベル)を、
露光時間と共に求めたグラフである。たとえば、かかる
画素において20%以上、電荷が蓄積された場合、再生
された画像においてユーザーがその部分を白キズと認識
できると仮定する。すると、実際の撮像において露光時
間が5秒未満であるならば、かかる画素の出力信号につ
いては補正は必要ない。一方、実際の撮像において露光
時間が5秒以上であるならば、かかる画素の出力信号を
補正対象とし、再生画像の画質を確保する必要がある。
【0034】図3は、あるCCDにおいて出力信号を補
正する必要のある画素の数を、露光時間と共に求めたグ
ラフである。図3によれば、露光時間が1秒であれば補
正の必要な画素は、50個であるが、露光時間が4秒に
なるとその数が200個に増大することを示している。
このように、出力信号を補正する必要のある欠陥画素
は、露光時間と共に増加する傾向がある。尚、図2,3
に示すグラフは、一例として示すものであり、画素の種
類によっては、図2,3のグラフと異なる特性を示すも
のもあり得る。
【0035】本発明においては、画質及び処理時間の調
和を図るため、露光時間または温度と共に増加する白キ
ズについては、露光時間又は温度に応じて補正を行う。
かかる補正のために、被写体の撮像前に白キズにかかる
画素の位置、露光時間もしくは温度をパラメータとして
予め求めておく。かかる画素の位置を求める態様につ
き、以下に露光時間の例にて説明する。
【0036】まず、工場出荷時あるいは被写体撮像前の
検査時において、モードスイッチ16をオンにした状態
で、デジタルスチルカメラの電源スイッチ15を投入す
ることにより、スイッチ信号が制御回路8に入力され
る。かかる制御回路8は、絞り12(光量調節手段)を
全閉に駆動制御し、入射光を制限した状態で不図示のシ
ャッタを駆動して、CCD1に真っ暗な画像を、露光時
間を変えながら複数画面分撮像する。
【0037】更に、この真っ暗画像(画素欠陥検出用の
画像)を撮像したCCD1の出力信号は、画像用メモリ
5に蓄積される。CPU6は、予めメモり9に記憶され
ている白キズ判定用の閾値(たとえば全蓄積量の20
%)と、各画素の出力信号とを、露光時間毎に比較す
る。更にCPU6は、露光時間毎に、かかる閾値を超え
る信号を出力する欠陥画素の位置(二次元座標)を検出
して、制御回路8のメモリ9(記憶手段)に記憶する。
この記憶する欠陥画素のデータの例を、表1に示す。各
露光時間に対して、欠陥画素の位置情報(1−1,1−
10等)が記憶される。本例では、露光時間1/8、
1、2、4secについて、欠陥画素の情報を求めてい
る。温度をパラメータとした場合も、同様に求めればよ
い。
【0038】
【表1】
【0039】尚、上記検査を電源スイッチ投入毎に行え
ば、経時劣化により増大する白キズについても補正の対
象とすることができ、それにより画質の向上をより図る
ことができる。又、白キズは温度上昇によっても増大す
る傾向があるので、白キズ検査時に温度センサ13を用
いて測定した雰囲気温度をパラメータとして、欠陥画素
の位置(二次元座標)を決定しても良い。
【0040】上述したようにして検出され、メモリ9に
記憶された欠陥画素の位置は、実際の被写体撮像時に読
み出され、画像にかかる出力信号の補正処理に用いられ
る。以下に、その態様を説明する。
【0041】図4は、本実施の形態にかかる電子カメラ
を用いて、実際に被写体を撮像する場合の処理を示すフ
ローチャートであり、図5は、補正処理の必要な画素を
決定するサブルーチンである。
【0042】まず、図4のステップS101において、
ユーザーが電源スイッチ15を投入(パワーON)する
ことにより、フローが開始する。なお、ユーザーが不図
示のシャッタボタンを半押しすることにより、スイッチ
SW1が投入(オン)され、全押しすることによりスイ
ッチSW2が投入(オン)されるものとする。
【0043】ステップS102において、スイッチSW
1が投入されない場合には、電子カメラは待機状態に維
持されるが、スイッチSW1が投入されたとき、続くス
テップS103において、制御回路8による露出制御が
行われ、必要な絞り値とシャッタ速度から、露光時間が
決定される。
【0044】更に、ステップS104において、出力信
号を補正すべき画素を決定する。より具体的には、制御
回路8は、図5のサブルーチンのステップS104aに
おいて、露光時間Tを入力する。かかる露光時間Tは、
ステップS103(図4)において決定された制御目標
値でも良いし、タイマ17(図1)が計測した実際の露
光時間で良い。
【0045】図5のステップS104aにおいて露光時
間Tが入力された後、制御回路8は、ステップS104
bにおいて、露光時間Tが1/8秒以下か否か判断す
る。T≦1/8秒と判断された場合には、ステップS1
04cにおいて、制御回路8は、補正の必要な画素の情
報をメモリ9から読み出す。一方、ステップS104b
において、T≦1/8秒でないと判断された場合には、
フローはステップS104dへ進行する。
【0046】ステップS104dにおいて、制御回路8
は露光時間Tが1秒以下か否か判断する。T≦1秒と判
断された場合には、ステップS104eにおいて、制御
回路8は、補正の必要な画素の情報をメモリ9から読み
出す。一方、ステップS104dにおいて、T≦1秒で
ないと判断された場合には、フローはステップS104
fへ進行する。
【0047】ステップS104fにおいて、制御回路8
は露光時間Tが2秒以下か否か判断する。T≦2秒と判
断された場合には、ステップS104gにおいて、制御
回路8は、補正の必要な画素の情報をメモリ9から読み
出す。一方、ステップS104fにおいて、T≦2秒で
ないと判断された場合には、本実施の形態において、露
光時間Tは最大4秒であるため補正の必要な画素の情報
をメモリ9から読み出す(ステップS104h)。その
後、フローはこのサブルーチンからリターンする。
【0048】図4に戻り、続くステップS105におい
て、制御回路8は、不図示の測距回路により被写体まで
の距離を求めて、レンズ駆動回路14によりレンズ11
を合焦位置へと駆動する。
【0049】続くステップS106において、スイッチ
SW2が投入されない(すなわち、シャッタボタンが全
押しされない)場合には、電子カメラは待機状態に維持
されるが、スイッチSW2が投入されたとき、続くステ
ップS107において、制御回路8によりシャッタが駆
動され、露光時間Tで露出が行われる。
【0050】かかる露出によりCCD1に電荷が蓄積さ
れた後、ステップS109において、電荷の転送が行わ
れる。このように転送された電荷は、A/D変換後画像
用メモリ5に画素毎に、画像データとして記憶される。
【0051】ステップS110において、制御回路8
は、メモリ9に記憶された補正すべき画素の情報に基づ
き、画像用メモリ5に記憶された電荷に対して、白キズ
の補正を行う。尚、この補正の態様については、後述す
る。かかる補正の後、制御回路8は、ステップS111
においてCPU6により他の信号処理を行い、ステップ
S112においてかかる信号を圧縮する。制御回路8
は、最終的にステップS113において記録部7に画像
を記録し、その後フローをステップS102へと戻すよ
うになっている。
【0052】次に、上述したステップS110における
白キズの補正の態様について述べる。まず、制御回路8
は、露光時間Tに基づき選択された補正すべき画素を、
メモリ9から読み出し、画像用メモリ5に記憶された画
像データにおける、かかる画素に対応する電荷量に補正
処理を加える。
【0053】尚、本実施の形態における画像データの補
正においては、欠陥を有する画素に隣接する画素の電荷
量を平均することによって、かかる欠陥を有する画素の
電荷量を新たに求めるようにしている。しかしながら、
欠陥を有する画素からの電荷量に対して補正値を加減乗
除したり、補正項の乗除を行うことによっても、画像デ
ータの補正を行うことは可能である。
【0054】まず、図6に示すように予めCCD1に設
けられたカラーモザイクフィルタが、A,B,C,D
(たとえばYe、Cy、G、Mg)の4色のカラーフィ
ルタの場合、制御回路8が、欠陥画素である画素An、n
の電荷量を求めるときは、以下のいずれかの計算式に基
づき計算を行う。尚、後述する符号An、nは、n列n行
目の画素のフィルタ色A(すなわちYe)にかかる電荷
量を意味する。
【0055】 (i)第1の計算式 An、n=(An-2、n-2+An-2、n+An-2、n+2+An、n-2 +An、n+2+An+2、n-2+An+2、n+An+2、n+2)/8 (1) (ii)第2の計算式 An、n=(An-2、n+An、n-2+An、n+2+An+2、n)/4 (2) (iii)第3の計算式 An、n=(An、n-2+An、n+2)/2 or (An-2、n+An+2、n)/2 (3)
【0056】上記(1)式の平均によれば、欠陥画素を
中心とする5×5画素領域内で、欠陥画素と同じ色のカ
ラーフィルタが設けられた8画素の電荷量の平均値を、
欠陥画素の電荷量に置き換えるため、かかる画素の電荷
量と隣接する画素の電荷量の変化が自然となり、それに
より画質の向上を図ることができる。
【0057】上記(2)式の平均によれば、欠陥画素を
中心とする5×5画素領域内で、欠陥画素と同じ色のカ
ラーフィルタが設けられた画素であって、欠陥画素と同
じ列及び同じ行の4画素の電荷量の平均値を、欠陥画素
の電荷量に置き換えており、画質の向上と処理速度の向
上との調和を図ることができる。
【0058】上記(3)式の平均によれば、欠陥画素を
中心とする5×5画素領域内で、欠陥画素と同じ色のカ
ラーフィルタが設けられた画素であって、欠陥画素と同
じ列又は同じ行の2画素の電荷量の平均値を、欠陥画素
の電荷量に置き換えており、処理速度の向上を図ること
ができる。尚、A以外のフィルタ色B、C、Dについて
も、同様に補正処理を行う。
【0059】一方、図7に示すように、カラーモザイク
フィルタがA,B,C(たとえばR、G、B)の3色の
フィルタであり、かつフィルタ色B、Cにかかる画素が
欠陥画素であった場合にも、前記(1)乃至(3)式を
用いて、電荷量の置き換えを行うことができる。一方、
フィルタ色Aにかかる画素が欠陥画素であった場合、以
下のいずれかの計算式に基づき計算を行うことができ
る。
【0060】 (i)第1の計算式 An、n=(An-1、n-1+An-1、n+1+An+1、n-1+An+1、n+1)/4 (4) (ii)第2の計算式 An、n=(An-2、n-2+An-2、n+An-2、n+2+An-1、n-1 +An-1、n+1+An、n-2+An、n+2+An+1、n-1 +An+1、n+1+An+2、n-2+An+2、n+An+2、n+2)/12 (5)
【0061】上記(4)式の平均によれば、欠陥画素を
中心とする3×3画素領域内で、欠陥画素と同じA色の
カラーフィルタが設けられた4隅の4画素の電荷量の平
均値を、欠陥画素の電荷量に置き換えており、画質の向
上と処理速度の向上との調和を図ることができる。
【0062】一方、上記(5)式の平均によれば、欠陥
画素を中心とする5×5画素領域内で、欠陥画素と同じ
A色のカラーフィルタが設けられた12画素の平均値
を、欠陥画素の電荷量に置き換えており、画質の向上を
図ることができる。
【0063】更に、図8に示すような3板式のCCDを
用いる場合には、A、B、C(たとえばR、G、B)の
カラーフィルタが、各CCDに設けられているため、欠
陥画素である画素An、nの電荷量を補正するときは、以
下のいずれかの計算式に基づき計算を行うことができ
る。
【0064】 (i)第1の計算式 An、n=(An-1、n-1+An-1、n+An-1、n+1+An、n-1 +An、n+1+An+1、n-1+An+1、n+An+1、n+1)/8 (6) (ii)第2の計算式 An、n=(An-1、n-1+An-1、n+1+An+1、n-1+An+1、n+1)/4 (7) (iii)第3の計算式 An、n=(An-1、n+An、n-1+An、n+1+An+1、n)/4 (8) (iv)第4の計算式 An、n=(An-1、n+An+1、n)/2 (9) (v)第5の計算式 An、n=(An、n-1+An、n+1)/2 (10) (vi)第6の計算式 An、n=(An-1、n-1+An+1、n+1)/2 (11) (vii)第7の計算式 An、n=(An-1、n+1+An+1、nー1)/2 (12)
【0065】(6)式に基づく計算は、欠陥画素に隣接
する8画素の電荷量の平均値を求めるものであり、
(7)式に基づく計算は、欠陥画素を中心とした3×3
画素領域内の4隅の4画素の電荷量の平均値を求めるも
のである。
【0066】(8)式に基づく計算は、欠陥画素に隣接
する上下左右4画素の電荷量の平均値を求めるものであ
り、(9)式に基づく計算は、欠陥画素に隣接する上下
2画素の電荷量の平均値を求めるものである。
【0067】(10)式に基づく計算は、欠陥画素に隣
接する左右2画素の電荷量の平均値を求めるものであ
り、(11)式に基づく計算は、欠陥画素に隣接する左
上及び右下の2画素の電荷量の平均値を求めるものであ
り、(12)式に基づく計算は、欠陥画素に隣接する右
上及び左下の2画素の電荷量の平均値を求めるものであ
る。かかる計算式は、要求される画質と処理速度とから
適宜選択すればよい。
【0068】以上述べたように本実施の形態によれば、
露光時間を考慮して、補正すべき欠陥画素の数を決定す
るようにしているので、露光時間が短いときは、補正す
べき欠陥画素の数を小さくすることにより処理速度の向
上を図り、露光時間が長いときは、補正すべき欠陥がそ
の数を大きくすることにより画質の向上を図ることがで
きる。また、本実施の形態によれば、露光時間が長い以
前の撮像時において、欠陥と判定された画素であって
も、露光時間が短い場合には正常な画素として取り扱う
ことができ、それによりCCDの性能をフルに使用する
ことができる。
【0069】図9は、デジタルスチルカメラの第2の実
施の形態を示す図である。図9に示す構成によっても、
第1の実施の形態と同様にして、欠陥画素の検出及び欠
陥画素に対応する電荷量の補正を行うことが可能とな
る。尚、第2の実施の形態においては、図1の構成と同
一の要素には同一符号を付して説明を省略する。
【0070】図9において、A/D変換回路4で変換さ
れたディジタル信号が出力される信号処理部41には、
信号処理回路42と、画素欠陥検出手段としての画素欠
陥検出回路43と、画素欠陥補正手段としての画素欠陥
補正回路44とが備えられている。
【0071】信号処理回路42は、輝度処理や色処理を
施して、たとえば輝度信号と色差信号としてのディジタ
ルビデオ信号に変換する回路である。画素欠陥検出回路
43は、第1の実施の形態と同様にして白キズの欠陥画
素を検出する回路であり、この画素欠陥検出回路43で
検出された欠陥画素の位置情報(二次元座標)がメモリ
9に記憶されるようになっている。
【0072】画素欠陥補正回路44は、メモリ9に記憶
されている欠陥画素の位置情報(二次元座標)に基づい
て、欠陥画素にかかる電荷量を補正し、補正された電荷
量に基づく画像データを信号処理回路42に出力するよ
うになっている。
【0073】以上、本発明を実施の形態を参照して説明
してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈さ
れるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることは
もちろんである。たとえば、露光時間と欠陥画素の数と
の関係式を予め求めておき、実際の露光時間を、かかる
関係式に当てはめることにより、撮像時の欠陥画素数を
求めるようにしても良い。かかる態様によれば、たとえ
ばユーザーの要求により露光時間を無段階に変化できる
ようにした場合であっても、欠陥画素の出力に対して適
切な補正処理を行うことが可能となる。尚、本実施の形
態にかかる画素信号補正方法を実行するプログラムは、
情報媒体であるFD等に記憶することができる。
【0074】
【発明の効果】本発明の電子カメラによれば、複数の画
素を有する固体撮像素子と、露光時間に対応した前記固
体撮像素子の欠陥画素の情報を記憶する記憶手段と、撮
影時の露光時間の情報と前記欠陥画素情報とに基づいて
欠陥画素を決定する決定手段とを有するので、たとえば
露光時間が短い場合には、前記決定手段が決定する欠陥
画素の数を少なくすることができ、それにより出力信号
の補正処理を迅速に行うことができる。一方、露光時間
が長い場合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数
を必要な程度に高めることができ、それにより画質の向
上を図ることができる。
【0075】本発明の電子カメラによれば、複数の画素
を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子の温度に対
応した前記固体撮像素子の欠陥画素の情報を記憶する記
憶手段と、撮影時の前記固体撮像素子の温度情報と前記
欠陥画素情報とに基づいて欠陥画素を決定する決定手段
とを有するので、たとえば固体撮像素子の温度が低い場
合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数を少なく
することができ、それにより出力信号の補正処理を迅速
に行うことができる。一方、固体撮像素子の温度が高い
場合には、前記決定手段が決定する欠陥画素の数を必要
な程度に高めることができ、それにより画質の向上を図
ることができる。
【0076】本発明の画素信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応し
た欠陥画素の情報と、撮像時の露光時間の情報とに基づ
いて撮像時の欠陥画素を決定するステップと、前記決定
された欠陥画素からの出力信号を補正するステップと、
を有するので、たとえば露光時間が短い場合には、欠陥
画素の数を少なく決定することができ、それにより出力
信号の補正処理を迅速に行うことができる。一方、露光
時間が長い場合には、欠陥画素の数を必要な程度に高め
て決定することができ、それにより画質の向上を図るこ
とができる。
【0077】本発明の画素信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子に関する露光時間に対応し
た欠陥画素の情報と、撮像時の固体撮像素子の温度の情
報とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定するステップ
と、前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正する
ステップと、を有するので、たとえば固体撮像素子の温
度が低い場合には、欠陥画素の数を少なく決定すること
ができ、それにより出力信号の補正処理を迅速に行うこ
とができる。一方、固体撮像素子の温度が高い場合に
は、欠陥画素の数を必要な程度に高めて決定することが
でき、それにより画質の向上を図ることができる。
【0078】本発明の画像信号補正方法によれば、複数
の画素を有する固体撮像素子により、露光時間を変えつ
つ撮像を行うことにより、各露光時間に対応した欠陥画
素の情報を求めるステップと、撮像時の露光時間の情報
と前記求められた欠陥画素の情報とに基づいて撮像時の
欠陥画素を決定するステップと、前記決定された欠陥画
素からの出力信号を補正するステップと、を有するの
で、露光時間の長短により欠陥画素数が変化する場合
に、露光時間に応じて、出力信号を補正すべき欠陥画素
の数を増減することにより、出力信号の迅速な補正処理
を確保しつつも、画質の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態にかかる電子カメラとしての
デジタルスチルカメラの構成を示す図である。
【図2】ある画素における、入射光の光量と無関係に蓄
積される電荷量(キズレベル)を、露光時間と共に求め
たグラフである。
【図3】あるCCDにおいて出力信号を補正する必要の
ある画素の数を、露光時間と共に求めたグラフである。
【図4】本実施の形態にかかる電子カメラを用いて、実
際に被写体を撮像する場合の処理を示すフローチャート
である。
【図5】補正処理の必要な画素を決定するサブルーチン
である。
【図6】CCDに取り付けられるカラーモザイクフィル
タを、模式的に示す図である。
【図7】図6とは異なるカラーモザイクフィルタを、模
式的に示す図である。
【図8】3板式CCDに取り付けられるカラーモザイク
フィルタを、模式的に示す図である。
【図9】デジタルスチルカメラの第2の実施の形態を示
す図である。
【図10】4色のフィルタの例を示す図である。
【図11】図10のフィルタを2次元的に配置した状態
を示す図である。
【図12】単色フィルタを配置した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 CCD 2 駆動回路 3 CDS回路 4 A/D変換回路 5 画像用メモリ 6 CPU 7 記憶部 8 制御回路 9 メモリ 10 液晶表示装置 11 レンズ 12 絞り 13 温度センサ 14 レンズ駆動回路 15 電源スイッチ 16 モードスイッチ 17 タイマ 21 拡散板 41 信号処理部 42 信号処理回路 43 画素欠陥検出回路 44 画素欠陥補正回路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素を有する固体撮像素子と、 露光時間に対応した前記固体撮像素子の欠陥画素の情報
    を記憶する記憶手段と、 撮影時の露光時間の情報と前記欠陥画素情報とに基づい
    て欠陥画素を決定する決定手段とを有することを特徴と
    する電子カメラ。
  2. 【請求項2】 複数の画素を有する固体撮像素子と、 前記固体撮像素子の温度に対応した前記固体撮像素子の
    欠陥画素の情報を記憶する記憶手段と、 撮影時の前記固体撮像素子の温度情報と前記欠陥画素情
    報とに基づいて欠陥画素を決定する決定手段とを有する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 前記決定された欠陥画素からの出力信号
    を補正する補正手段を有することを特徴とする請求項1
    又は2に記載の電子カメラ。
  4. 【請求項4】 複数の露光時間において撮像により得ら
    れた各画素のデータを、所定のデータと比較することに
    より、前記欠陥画素の情報を求める欠陥画素情報検出手
    段を有することを特徴とする請求項1又は3に記載の電
    子カメラ。
  5. 【請求項5】 複数の固体撮像素子において撮像により
    得られた各画素のデータを、所定のデータと比較するこ
    とにより、前記欠陥画素の情報を求める欠陥画素情報検
    出手段を有することを特徴とする請求項2又は3に記載
    の電子カメラ。
  6. 【請求項6】 前記所定のデータは、注目する画素の周
    辺画素のデータより求められることを特徴とする請求項
    4又は5に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】 複数の画素を有する固体撮像素子に関す
    る露光時間に対応した欠陥画素の情報と、撮像時の露光
    時間の情報とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定するス
    テップと、 前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正するステ
    ップと、を有することを特徴とする画素信号補正方法。
  8. 【請求項8】 複数の画素を有する固体撮像素子に関す
    る温度に対応した欠陥画素の情報と、撮像時の固体撮像
    素子の温度の情報とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定
    するステップと、 前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正するステ
    ップと、を有することを特徴とする画素信号補正方法。
  9. 【請求項9】 複数の画素を有する固体撮像素子によ
    り、露光時間を変えつつ撮像を行うことにより、各露光
    時間に対応した欠陥画素の情報を求めるステップと、 撮像時の露光時間の情報と前記求められた欠陥画素の情
    報とに基づいて撮像時の欠陥画素を決定するステップ
    と、 前記決定された欠陥画素からの出力信号を補正するステ
    ップと、を有することを特徴とする画素信号補正方法。
  10. 【請求項10】 前記出力信号の補正は、前記決定され
    た欠陥画素の近傍の画素からの出力信号に基づき決定さ
    れることを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに記載
    の画素信号補正方法。
  11. 【請求項11】 請求項7乃至10のいずれかに記載の
    画素信号補正方法を実行するためのプログラムを記載し
    た記録媒体。
JP10075126A 1998-02-19 1998-02-19 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体 Pending JPH11239298A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075126A JPH11239298A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10075126A JPH11239298A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11239298A true JPH11239298A (ja) 1999-08-31

Family

ID=13567205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10075126A Pending JPH11239298A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11239298A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002330355A (ja) * 2001-05-07 2002-11-15 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JP2003046871A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
EP1387574A1 (en) * 2001-09-20 2004-02-04 Sony Corporation Imaging device and method for removing noise
JP2005318565A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Magnachip Semiconductor Ltd イメージセンサの暗欠陥隠蔽方法
US7133072B2 (en) 2000-06-30 2006-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having an image correction circuit and its processing method
JP2007037199A (ja) * 2006-11-13 2007-02-08 Sony Corp 撮像装置およびノイズ除去方法
JP2007129339A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
US7301572B2 (en) 2002-03-08 2007-11-27 Canon Kabushiki Kaisha Pixel correction processing apparatus, image processing apparatus, pixel correction processing method, program, and storage medium
EP1903780A1 (en) * 2004-05-17 2008-03-26 Sony Corporation Method and apparatus for detecting defective pixels in accordance with readout method
US7375749B2 (en) 2003-08-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Method of correcting pixel defect in image sensing element, and image sensing apparatus using the same
JP2009278639A (ja) * 2009-07-13 2009-11-26 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
US7853097B2 (en) 2002-12-27 2010-12-14 Nikon Corporation Image processing apparatus and image processing program
KR101119969B1 (ko) 2004-11-09 2012-02-22 삼성전자주식회사 디지털 카메라에서 고정 패턴 노이즈 제거 장치 및 방법
JP2012235536A (ja) * 2012-09-04 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2013211636A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nikon Corp 撮像装置及び撮像プログラム

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7133072B2 (en) 2000-06-30 2006-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus having an image correction circuit and its processing method
JP2002330355A (ja) * 2001-05-07 2002-11-15 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JP2003046871A (ja) * 2001-08-01 2003-02-14 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
EP1387574A1 (en) * 2001-09-20 2004-02-04 Sony Corporation Imaging device and method for removing noise
EP1387574A4 (en) * 2001-09-20 2006-08-02 Sony Corp IMAGING DEVICE AND METHOD OF NOISE REMOVAL
KR100880085B1 (ko) * 2001-09-20 2009-01-23 소니 가부시끼 가이샤 촬상 장치 및 노이즈 제거 방법
US7479993B2 (en) 2001-09-20 2009-01-20 Sony Corporation Image device and method for removing noise
US7301572B2 (en) 2002-03-08 2007-11-27 Canon Kabushiki Kaisha Pixel correction processing apparatus, image processing apparatus, pixel correction processing method, program, and storage medium
US7853097B2 (en) 2002-12-27 2010-12-14 Nikon Corporation Image processing apparatus and image processing program
US8369651B2 (en) 2002-12-27 2013-02-05 Nikon Corporation Image processing apparatus and image processing program
US8031968B2 (en) 2002-12-27 2011-10-04 Nikon Corporation Image processing apparatus and image processing program
US7375749B2 (en) 2003-08-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Method of correcting pixel defect in image sensing element, and image sensing apparatus using the same
USRE43853E1 (en) 2004-04-27 2012-12-11 Intellectual Ventures Ii Llc Method for concealing dark defect in image sensor
JP2005318565A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Magnachip Semiconductor Ltd イメージセンサの暗欠陥隠蔽方法
EP1903780A1 (en) * 2004-05-17 2008-03-26 Sony Corporation Method and apparatus for detecting defective pixels in accordance with readout method
US7532240B2 (en) 2004-05-17 2009-05-12 Sony Corporation Imaging apparatus and imaging methods
KR101119969B1 (ko) 2004-11-09 2012-02-22 삼성전자주식회사 디지털 카메라에서 고정 패턴 노이즈 제거 장치 및 방법
JP2007129339A (ja) * 2005-11-01 2007-05-24 Canon Inc 撮像装置及び撮像装置の制御方法
JP2007037199A (ja) * 2006-11-13 2007-02-08 Sony Corp 撮像装置およびノイズ除去方法
JP2009278639A (ja) * 2009-07-13 2009-11-26 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法
JP2013211636A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nikon Corp 撮像装置及び撮像プログラム
JP2012235536A (ja) * 2012-09-04 2012-11-29 Canon Inc 撮像装置及びその制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3785520B2 (ja) 電子カメラ
US8482618B2 (en) Reduction of motion-induced blur in images
JP3762725B2 (ja) 撮像システムおよび画像処理プログラム
JP3934506B2 (ja) 撮像システムおよび画像処理プログラム
JP5616442B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JPH11239298A (ja) 電子カメラ、画素信号補正方法及び記録媒体
WO2012057277A1 (ja) 撮像装置及びその暗電流補正方法
JP2000092397A (ja) 固体撮像素子の画素欠陥検出装置
JP4167200B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法及びデジタルカメラ
JP2004282686A (ja) 撮像装置
JP2003319407A (ja) 撮像装置
US20060209198A1 (en) Image capturing apparatus
JP3767188B2 (ja) 電子カメラ及び信号補正方法
JP2005318126A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2001057645A (ja) 電子カメラ
JP5299159B2 (ja) 撮像装置およびプログラム
JP4871664B2 (ja) 撮像装置及び撮像装置の制御方法
KR20100027943A (ko) 촬상장치 및 촬상방법
JP5251700B2 (ja) 撮像装置
JP3938098B2 (ja) 補正装置、及び撮像装置
JP2002218485A (ja) 画像データ補正方法及び電子カメラ
JP4498086B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2001211388A (ja) 画像信号処理装置
JP4191967B2 (ja) デジタルカメラ
JP2006005500A (ja) 撮像装置及び撮像方法、撮像素子

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060131