JPH11239190A - プリディストーション歪補償機能付送信装置及び送信装置におけるプリディストーション歪補償方法 - Google Patents

プリディストーション歪補償機能付送信装置及び送信装置におけるプリディストーション歪補償方法

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JPH11239190A
JPH11239190A JP5617798A JP5617798A JPH11239190A JP H11239190 A JPH11239190 A JP H11239190A JP 5617798 A JP5617798 A JP 5617798A JP 5617798 A JP5617798 A JP 5617798A JP H11239190 A JPH11239190 A JP H11239190A
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Ritsu Miura
律 三浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補償ベクトルの振幅が最大値である複素
補償データの制限値を最大限に利用できるようにするこ
とによって、歪補償特性の劣化を低減すること。 【解決手段】 送信信号を増幅する増幅器112の歪補
償演算を行う場合に、位相シフト部108により、ベー
スバンド信号I,Qに乗算される増幅器112の歪の補
償ベクトルを同相成分・直交成分に分解した複素補償デ
ータCI,CQにあって、その補償ベクトルの振幅が最大時
の位相がπ/4となるように、複素補償データCI,CQ
位相特性全体にオフセットをかけ、このオフセットされ
た複素補償データCI1,CQ1を歪補償演算部105でベー
スバンド信号I,Qに乗算することによって、増幅器1
12により発生する歪を正確に補償し、歪補償特性の劣
化を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル変調方式
を用いた移動体通信システム等に適用されるプリディス
トーション歪補償機能付送信装置及び送信装置における
プリディストーション歪補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル変調方式を用いた移動
体通信システムにおいては、無線端末機である送信装置
の省電力化を図るため送信系の増幅器に高効率のものが
用いられている。高効率の増幅器を用いると、歪(非線
形歪)が多く発生しやすくなる。
【0003】このように歪が発生すると、送信スペクト
ラムが広がり、隣接チャネルに干渉するなどの悪影響が
ある。そこで、プリディストーション歪補償を行う機能
が送信装置に適用されている。
【0004】図3は、従来のプリディストーション歪補
償機能付送信装置のブロック図を示す。
【0005】この図3に示す送信装置は、ベースバンド
部301及び無線部302を備えて構成されている。ベ
ースバンド部301は、Ichベースバンド信号Iが入
力される入力端子303と、Qchベースバンド信号Q
が入力される入力端子304と、歪補償演算部305
と、電力計算部306と、複素補償データテーブル30
7と、D/Aコンバータ308,309とを備えて構成
されている。
【0006】無線部302は、直交変調器310と、送
信用の増幅器311と、RF信号が出力される出力端子
312とを備えて構成されている。但し、出力端子31
2から出力されるRF信号をRF出力312と表現する
場合もある。
【0007】このような構成の送信装置の動作を説明す
る。但し、簡単にするため、歪補償対象を増幅器311
とし、増幅器311以外では歪は発生しないものとす
る。また、各信号はベースバンドに置き換えて取り扱
う。
【0008】増幅器311の入出力特性は、送信信号電
力値pを用いて次式(1)のように表される。 A・g(p)・ejq(p) …(1) ここで、Aは増幅器311の線形動作時の利得、g(p)は
同振幅非線形歪(線形動作時は1)、q(p)は同位相回転
量である。
【0009】プリディストーション歪補償機能付送信装
置では、歪補償演算部305において、下式(2)で示
される増幅器311の入出力特性の逆特性(補償ベクト
ル)を、ベースバンド信号I,Qに直交座標で複素乗算
することによってRF出力312における歪を低減しよ
うとするものである。
【0010】e-jq(p)/g(p) …(2) 歪補償演算部305の入力信号、即ち各ベースバンド信
号I,Q(複素)をSin、増幅器311のRF出力312
をSoutとすると、 Sout は次式(3)のように表さ
れ、入力信号の線形増幅出力が得られる。
【0011】 Sout=Sin・(e-jq(p)/g(p))・A・g(p)・ejq(p)=A・Sin …(3) なお、複素補償データテーブル307には、補償ベクト
ルを同相成分・直交成分に分解した複素補償データ(CI,
CQ)が、次式(4)及び(5)で示すように、電力計算
部306で計算される送信信号電力値pをアドレスとし
て格納されている。
【0012】CI=cos(q(p))/g(p) …(4) CQ=-sin(q(p))/g(p) …(5) ここで歪補償演算部305への入力ベースバンド信号I
をIin、入力ベースバンド信号QをQin、歪補償演算部3
05の出力をそれぞれIout,Qoutとすると、歪補償演算
部305での演算は、次式(6)及び(7)のように表
される。
【0013】Iout=CI・Iin-CQ・Qin …(6) Qout=CQ・Iin+CI・Qin …(7) つまり、歪補償演算部305において、例えば複素補償
データCIをベースバンド信号I及びQに乗算すると共
に、複素補償データCQをベースバンド信号I及びQに乗
算し、複素補償データCIをベースバンド信号Iに乗算し
た結果から複素補償データCQをベースバンド信号Qに乗
算した結果を減算してD/Aコンバータ208へ出力
し、また、複素補償データCQをベースバンド信号Iに乗
算した結果から複素補償データCIをベースバンド信号Q
に乗算した結果を加算してD/Aコンバータ209へ出
力し、ここで、アナログ信号に変換した後、直交変調器
310へ出力して直交変調を行い、増幅器311で増幅
していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のプ
リディストーション歪補償機能付送信装置においては、
複素補償データテーブル307に格納される複素補償デ
ータがディジタル値であるため量子化誤差が発生してい
た。例えば、図4に示すように、補償ベクトル401の
場合、この時の複素補償データの制限値を越えたもの
は、単純に制限値通り切り捨てて補償ベクトル402と
していたので、補償ベクトルの振幅が最大値である複素
補償データCImax,CQmaxの制限値を最大限に利用するこ
とができず、誤差を含む補償ベクトルとなり、増幅器2
11で発生する歪を正確に補償することができなかっ
た。
【0015】この量子化誤差を軽減するためにはデータ
のビット数の増加が必要であるが、これは複素補償デー
タテーブル307の容量増大、歪補償演算部305の回
路規模の増大を招き、送信装置の小型化・低消費電力化
の妨げとなっていた。
【0016】本発明は、補償ベクトルの振幅が最大値で
ある複素補償データの制限値を最大限に利用できるよう
にすることによって、歪補償特性の劣化を低減すること
ができるプリディストーション歪補償機能付送信装置及
び送信装置におけるプリディストーション歪補償方法を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の構成とした。
【0018】請求項1記載のプリディストーション歪補
償機能付送信装置は、送信信号を増幅する増幅手段の歪
補償演算を行う場合に、ベースバンド信号に乗算される
前記増幅手段の歪の補償ベクトルを同相成分・直交成分
に分解した複素補償データにあって、その補償ベクトル
の振幅が最大時の位相がπ/4となるように、前記複素
補償データの位相特性全体にオフセットをかけ、このオ
フセットされた複素補償データが前記歪補償演算に用い
られるようにする機能、を具備する構成とした。
【0019】この構成により、補償ベクトルの振幅が最
大値の時に、複素補償データの制限値を最大限に利用す
ることができ、よって、複素補償データの最大値制限を
受けにくくなり、歪補償特性の劣化を低減することがで
きる。
【0020】また、請求項2記載のプリディストーショ
ン歪補償機能付送信装置は、増幅手段で増幅される送信
信号の電力値を求める電力計算手段と、前記電力値に対
応付けられ、前記増幅手段の歪の補償ベクトルを同相成
分・直交成分に分解した複素補償データが記憶された記
憶手段と、前記記憶された複素補償データを、その補償
ベクトルの振幅が最大時の位相がπ/4となるように、
前記複素補償データの位相特性全体にオフセットをかけ
る位相シフト手段と、前記オフセットされた複素補償デ
ータを前記ベースバンド信号に乗算する歪補償演算手段
と、を具備する構成とした。
【0021】この構成により、位相シフト手段によっ
て、複素補償データの位相特性全体にオフセットがかけ
られるので、補償ベクトルの振幅が最大値の時に、複素
補償データの制限値を最大限に利用することができ、よ
って、複素補償データの最大値制限を受けにくくなり、
歪補償特性の劣化を低減することができる。
【0022】請求項3記載の送信装置におけるプリディ
ストーション歪補償方法は、送信信号を増幅する増幅手
段の歪補償演算にあって、ベースバンド信号に乗算され
る前記増幅手段の歪の補償ベクトルを同相成分・直交成
分に分解した複素補償データにあって、その補償ベクト
ルの振幅が最大時の位相がπ/4となるように、前記複
素補償データの位相特性全体にオフセットをかけ、この
オフセットされた複素補償データが前記歪補償演算に用
いるようにした。
【0023】この方法により、補償ベクトルの振幅が最
大値の時に、複素補償データの制限値を最大限に利用す
ることができ、よって、複素補償データの最大値制限を
受けにくくなり、歪補償特性の劣化を低減することがで
きる。
【0024】また、請求項4記載の送信装置におけるプ
リディストーション歪補償方法は、増幅手段で増幅され
る送信信号の電力値を求め、この電力値に対応づけら
れ、前記増幅手段の歪の補償ベクトルを同相成分・直交
成分に分解された複素補償データを、その補償ベクトル
の振幅が最大時の位相がπ/4となるように、前記複素
補償データの位相特性全体にオフセットをかけ、このオ
フセットされた複素補償データを前記ベースバンド信号
に乗算して歪補償を行うようにした。
【0025】この方法により、補償ベクトルの振幅が最
大値の時に、複素補償データの制限値を最大限に利用す
ることができ、よって、複素補償データの最大値制限を
受けにくくなり、歪補償特性の劣化を低減することがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明のプリディストーシ
ョン歪補償機能付送信装置の実施の形態を図面を用いて
具体的に説明する。
【0027】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るプリディストーション歪補償機能付送信装
置のブロック図を示す。
【0028】本実施の形態1のプリディストーション歪
補償機能付送信装置は、複素補償データの補償ベクトル
の振幅が最大時の位相がπ/4となるように、複素補償デ
ータの位相特性全体にオフセットをかけ、このオフセッ
トされた複素補償データを歪補償演算に用いることで、
増幅器の位相特性により発生する歪を正確に補償するこ
とができるように構成したものである。
【0029】図1に示す実施の形態1の送信装置は、ベ
ースバンド部101及び無線部102を備えて構成され
ている。ベースバンド部101は、Ichベースバンド
信号Iが入力される入力端子103と、Qchベースバ
ンド信号Qが入力される入力端子104と、歪補償演算
部105と、電力計算部106と、複素補償データテー
ブル107と、位相シフト部108と、D/Aコンバー
タ109,110とを備えて構成されている。
【0030】無線部102は、直交変調器111と、送
信用の増幅器112と、RF信号が出力される出力端子
113とを備えて構成されている。但し、出力端子11
3から出力されるRF信号をRF出力113と表現する
場合もある。
【0031】このような構成の送信装置における歪補償
の基本的な動作は、従来例で説明したと同様である。違
いは複素補償データテーブル107に格納された複素補
償データCI,CQの位相を、後述するようにシフトする位
相シフト部108を設けたことにある。
【0032】最初に、複素補償データ補正部108で複
素補償データCI,CQの補正を行わない歪補償の基本的な
動作を説明する。
【0033】増幅器112の入出力特性は、送信信号電
力値pを用いて上記(従来例で説明)式(1)のように
表される。プリディストーション歪補償機能付送信装置
では、歪補償演算部105において、上記式(2)で示
される増幅器112の入出力特性の逆特性(補償ベクト
ル)を、ベースバンド信号I,Qに直交座標で複素乗算
することによってRF出力113における歪を低減しよ
うとするものである。
【0034】歪補償演算部105の入力信号、即ち各ベ
ースバンド信号I,Q(複素)をSin、増幅器112のR
F出力113をSoutとすると、 Sout は上記式(3)
のように表され、入力信号の線形増幅出力が得られる。
【0035】なお、複素補償データテーブル107に
は、補償ベクトルを同相成分・直交成分に分解した複素
補償データ(CI,CQ)が、上記式(4)及び(5)で示す
ように、電力計算部106で計算される送信信号電力値
pをアドレスとして格納されている。
【0036】ここで歪補償演算部105への入力ベース
バンド信号IをIin、入力ベースバンド信号QをQin、歪
補償演算部105の出力をそれぞれIout,Qoutとすると、
歪補償演算部105での演算は、上記式(6)及び
(7)のように表される。
【0037】つまり、歪補償演算部105において、例
えば複素補償データCIをベースバンド信号I及びQに乗
算すると共に、複素補償データCQをベースバンド信号I
及びQに乗算し、複素補償データCIをベースバンド信号
Iに乗算した結果から複素補償データCQをベースバンド
信号Qに乗算した結果を減算してD/Aコンバータ10
9へ出力し、また、複素補償データCQをベースバンド信
号Iに乗算した結果から複素補償データCIをベースバン
ド信号Qに乗算した結果を加算してD/Aコンバータ1
10へ出力し、ここで、アナログ信号に変換した後、直
交変調器111へ出力して直交変調を行い、増幅器11
2で増幅していた。
【0038】このような基本的な動作では、送信信号電
力をpとし、歪補償対象の増幅器112の入出力特性を
上記式(1)とすると、図2(a)に示すように、補償
ベクトルの振幅特性は1/g(p)、位相特性は-θ(p)で表さ
れる。
【0039】これに対して本実施の形態1においては、
位相シフト部108によって、図2(b)に示すよう
に、複素補償データCI,CQの補償ベクトルの振幅・位相
特性において、補償ベクトルの振幅が最大値(このとき
の送信信号電力をPmaxとする)のときの位相がπ/4 [ra
d]となるように、位相特性全体にオフセット(+φ [ra
d])をかけ、このオフセットされた複素補償データCI1,C
Q1を歪補償演算部105で用いるようにした。
【0040】これによって図4のベクトル403に示すよ
うに、補償ベクトルの振幅が最大値の時に、複素補償デ
ータの制限値を最大限に利用することができる。また、
補償ベクトル振幅最大値以外の場合、位相はπ/4 [ra
d]とはならないが、同時に補償ベクトルの振幅も減少す
る。よって、複素補償データの最大値制限を受けにくく
なり、歪補償特性の劣化を低減することができる。
【0041】このように位相操作(+φ [rad])を行った
場合のRF出力113をSoutとすると、次式(8)のよ
うに表される。
【0042】 Sout=Sin・(e-j( θ (p)- φ )/g(p))・A・g(p)・ej θ (p)=A・ej φ・Sin…(8) この式(8)を従来の場合の上記式(3)と比較する
と、位相回転の項(ej φ)が乗算された形となっている
が、fは入力信号の電力値pに依存せず一定値をとるの
で、歪の原因とはなりえない。
【0043】今回は例として補償ベクトルの振幅最大時
の位相をπ/4 [rad]としているが、この値は(2n-1)・
π/4(n=±1,±2,…) [rad]でも同様の効果が得ら
れ、また厳密にこれらの値にしなくとも近い値に設定す
ることでも改善効果が得られる。
【0044】このように、実施の形態1によれば、位相
シフト部108によって、送信信号電力が最大値Pmax
時に、複素補償データテーブル107から出力される補
償ベクトルの振幅が最大時の複素補償データCI,CQの位
相がπ/4 [rad]となるように、複素補償データCI,CQ
位相特性全体にオフセット(+φ [rad])をかけ、このオ
フセットされた複素補償データCI1,CQ1を歪補償演算部
105で用いることによって、増幅器112の位相特性
により発生する歪を正確に補償し、歪補償特性の劣化を
低減することができる。
【0045】また、このように歪補償特性の劣化を低減
することができるので、従来のように、量子化誤差を軽
減するためのデータのビット数の増加が必要でなくな
り、これによって、複素補償データテーブル107の容
量増大、歪補償演算部105の回路規模の増大を招き、
送信装置の小型化・低消費電力化の妨げとなることがな
くなる。言い換えれば、従来と比較してより小型・低消
費電力の送信装置で同等の歪補償特性を得ることができ
る。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、位相シフト手段によって、複素補償データの
補償ベクトルの振幅が最大時の位相がπ/4となるよう
に、複素補償データの位相特性全体にオフセットをか
け、このオフセットされた複素補償データを歪補償演算
に用いるようにしたので、増幅手段の位相特性により発
生する歪を正確に補償し、歪補償特性の劣化を低減する
ことができる。
【0047】また、従来と比較してより小型・低消費電
力の装置で同等の歪補償特性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプリディストーシ
ョン歪補償機能付送信装置のブロック図
【図2】(a)従来の複素補償データの補償ベクトルの
振幅・位相特性図 (b)上記実施の形態1における複素補償データの補償
ベクトルの振幅・位相特性図
【図3】従来のプリディストーション歪補償機能付送信
装置のブロック図
【図4】複素補償データの補償ベクトル振幅最大時の複
素補償データ分解図
【符号の説明】
105 歪補償演算部 106 電力計算部 107 複素補償データテーブル 108 位相シフト部 118 増幅器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歪補償対象の増幅手段の歪補償演算を行
    う場合に、ベースバンド信号に乗算される前記増幅手段
    の歪の補償ベクトルを同相成分・直交成分に分解した複
    素補償データにあって、その補償ベクトルの振幅が最大
    時の位相がπ/4となるように、前記複素補償データの
    位相特性全体にオフセットをかけ、このオフセットされ
    た複素補償データが前記歪補償演算に用いられるように
    する機能、を具備することを特徴とするプリディストー
    ション歪補償機能付送信装置。
  2. 【請求項2】 増幅手段で増幅される送信信号の電力値
    を求める電力計算手段と、前記電力値に対応付けられ、
    前記増幅手段の歪の補償ベクトルを同相成分・直交成分
    に分解した複素補償データが記憶された記憶手段と、前
    記記憶された複素補償データを、その補償ベクトルの振
    幅が最大時の位相がπ/4となるように、前記複素補償
    データの位相特性全体にオフセットをかける位相シフト
    手段と、前記オフセットされた複素補償データを前記ベ
    ースバンド信号に乗算する歪補償演算手段と、を具備す
    ることを特徴とするプリディストーション歪補償機能付
    送信装置。
  3. 【請求項3】 送信信号を増幅する増幅手段の歪補償演
    算にあって、前記ベースバンド信号に乗算される前記増
    幅手段の歪の補償ベクトルを同相成分・直交成分に分解
    した複素補償データにあって、その補償ベクトルの振幅
    が最大時の位相がπ/4となるように、前記複素補償デ
    ータの位相特性全体にオフセットをかけ、このオフセッ
    トされた複素補償データが前記歪補償演算に用いること
    を特徴とするプリディストーション歪補償機能付送信装
    置。
  4. 【請求項4】 増幅手段で増幅される送信信号の電力値
    を求め、この電力値に対応づけられ、前記増幅手段の歪
    の補償ベクトルを同相成分・直交成分に分解された複素
    補償データを、その補償ベクトルの振幅が最大時の位相
    がπ/4となるように、前記複素補償データの位相特性
    全体にオフセットをかけ、このオフセットされた複素補
    償データを前記ベースバンド信号に乗算して歪補償を行
    うことを特徴とする送信装置におけるプリディストーシ
    ョン歪補償方法。
JP5617798A 1998-02-19 1998-02-19 プリディストーション歪補償機能付送信装置及び送信装置におけるプリディストーション歪補償方法 Withdrawn JPH11239190A (ja)

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