JPH11238776A - 基板製造ラインおよび基板製造方法 - Google Patents

基板製造ラインおよび基板製造方法

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JPH11238776A
JPH11238776A JP3921598A JP3921598A JPH11238776A JP H11238776 A JPH11238776 A JP H11238776A JP 3921598 A JP3921598 A JP 3921598A JP 3921598 A JP3921598 A JP 3921598A JP H11238776 A JPH11238776 A JP H11238776A
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JP
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substrate
processing
robot device
drying
cooling
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JP3921598A
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English (en)
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Eijiro Sakamoto
英二郎 坂本
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Hirata Corp
Original Assignee
Hirata Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】製造ライン内に配設した基板検査装置により、
早期にその不良を発見することで、不良数を減らし不良
率低下とコスト低減の寄与ができる基板製造ラインおよ
び基板製造方法の提供。 【解決手段】 基板の処理面を上にしてカセット搬入出
装置2から、基板の取り出しと搬送を行う自走式のロボ
ット装置3、5、6、7、9により1枚毎に搬送し、ク
リーンルーム40内に配設される複数の処理装置により
所定処理を処理面に施した後にカセット搬入出装置2に
戻すように構成される基板製造ライン1において、所定
処理後の状態を検査する検査装置30をカセット搬入出
装置2と現像後乾燥・冷却を行なう処理装置の間に設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基板製造ラインおよ
び基板製造方法に係り、特にプラズマ、液晶ディスプレ
イ等の矩形平板状の塗布対象物(以下、主に基板Wと言
う)を洗浄した後に、レジスト液、スラリー等の各種液
状塗布液を均一な薄膜状態で塗布し、乾燥、パターン露
光後に、現像する各処理装置を、基板搬送路に対して一
列(インライン状)に配設した基板製造ラインに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体用ウエハー及び液晶などのガラス
基板の製造設備ラインの一つとして、フォトリソ工程設
備があるが、この工程設備によると、基板の塗布前洗
浄、洗浄後の乾燥、冷却、レジスト液の塗布、塗布後の
ソフト乾燥、冷却、露光、露光後の現像、現像後の乾
燥、冷却の一連の処理を行う工程が挙げられる。
【0003】従来は、上記の各処理工程を行なうために
ガラス基板をガラス基板搬送ロボット装置で各処理装置
へ運ぶように構成している。このためにガラス基板を運
ぶ際はロボット装置の脚に移動体(ガイドレール及びラ
ックピニオンとモーター)を設けておき、上下に並んだ
二つのフォークの一方にガラス基板を載せて搬送し、目
的の処理装置まで移動し、一方のフォーク上のガラス基
板を処理装置へ渡して、所定処理の完了したガラス基板
を他方のフォークで受け取り、次の目的の処理装置へ移
動する一連の動きを繰り返し実行するように構成されて
いる。
【0004】一方、フォトリソ工程設備は防塵対策が重
要であることから、クリーンルーム内に配設されるが、
このクリーンルームの容積はその維持のために直接製造
コストに反映されるために、フォトリソ設備工程の占め
る床面積については狭い程理想的であるとされている。
このような要求を満たすために、各処理装置や搬送ロ
ボット装置のレイアウトとそれらによるより効率的な基
板搬送が種々提案されている。
【0005】しかしながら、上記のように構成される基
板製造ラインによれば、露光装置における露光後に行わ
れる現像後の基板検査工程が含まれていない。この基板
検査工程は、フォトリソ工程全部の最終検査であり塗布
や現像不良を検出する検査工程として、従来はフロアー
外もしくはライン外に設け、集中的にバッチ処理するよ
うに構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一方で、特に液晶基板
の基板製造ラインでは、他の製造ライン同様に各工程を
流れ作業方式で多数のガラス基板が順番に通過するが、
一旦、製造ライン中のどこか一個所で不良が発生し始め
るとその不良は継続して発生し続け、ラインを止めない
限りその不良が続くことになる。このために、上記のよ
うに製造ライン外に設けられた基板検査装置により、集
中的にバッチ処理する方法では、多くの支障を来すこと
になる。すなわち、早期にその不良を発見し改善するこ
とが、不良数を減らし不良率低下とコスト低減に寄与す
ることになるが、別工程としているので、対策の手だて
がない問題があった。
【0007】したがって、本発明は上記問題に鑑みなさ
れたものであり、製造ライン内に配設した基板検査装置
により、早期にその不良を発見することで、不良数を減
らし不良率低下とコスト低減の寄与ができる基板製造ラ
インおよび基板製造方法の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために本発明によれば、基板の処理面を
上にして基板出入部から、基板の取り出しと搬送を行う
自走式のロボット装置により取り出し搬送し、クリーン
ルーム内に配設される複数の処理装置により所定処理を
前記処理面に施した後に前記基板出入部に戻すように構
成される基板製造ラインにおいて、前記所定処理後の状
態を検査する検査装置を前記基板出入部と現像後の現像
後乾燥・冷却を行なう処理装置の間に設けることを特徴
としている。
【0009】また、前記所定処理は、基板の洗浄、加熱
乾燥、密着増強剤の付与、一定温度化、レジスト液を含
む所定塗布流体の塗布、所定塗布流体の塗布後の塗布後
乾燥・冷却(ソフト乾燥、ソフト冷却)、露光、現像、
現像後の現像後乾燥・冷却(ハード乾燥、ハード冷却)
が含まれるとともに、前記現像後乾燥・冷却の後に、前
記検査を行なうことで良品の選別を行うように構成する
ことを特徴としている。
【0010】また、基板の処理面を上にして基板出入部
から1枚毎に取り出してから搬送し、クリーンルーム内
に配設される複数の処理装置を経て所定処理を前記処理
面に施し、複数分が配設される基板出入部に戻すように
構成される基板製造ラインであって、前記基板出入部か
ら基板の取り出しと搬送を行う自走式の第1ロボット装
置と、前記第1ロボット装置の走行路に略直交するよう
に配設されるとともに端部に露光装置を配設した共通走
行路を走行して、基板の取り出しと搬送を行う自走式の
第2ロボット装置と、前記第2ロボット装置の下流側に
位置する第3ロボット装置と、前記第3ロボット装置の
下流側に位置する第4ロボット装置と、前記共通走行路
を挟んで配設される前記処理装置の内、洗浄後の基板へ
の加熱乾燥、密着増強剤の付与、一定温度化を行うため
の第1多段式ベーク炉を、上下方向に分離構成される複
数の多段式の処理室と、前記第2ロボット装置から搬送
される基板の出し入れ及び位置決めを行う基板出入室
と、前記処理室に配設される開閉式の開口部を介して、
前記基板出入室との間で基板を出し入れする昇降機能を
備える第1基板交換ロボット装置とから構成し、前記共
通走行路を挟んで配設される前記処理装置の内、所定塗
布流体の塗布後の基板への塗布後乾燥・冷却(ソフト乾
燥、ソフト冷却)を行うための第2多段式ベーク炉を、
上下方向に分離構成される複数の多段式の処理室と、前
記第3ロボット装置から搬送される基板の出し入れ及び
位置決めを行なう基板出入室と、前記処理室に配設され
る開閉式の開口部を介して、前記基板出入室との間で基
板を出し入れするために昇降機能を備える第2基板交換
ロボット装置とから構成し、前記露光装置で露光され、
現像後の基板への現像後乾燥・冷却(ハード乾燥、ハー
ド冷却)を行うための第3多段式ベーク炉を、上下方向
に分離構成される複数の多段式の処理室と、前記第4ロ
ボット装置から搬送される基板の出し入れ及び位置決め
を行なう基板出入室と、前記処理室に配設される開閉式
の開口部を介して、前記基板出入室との間で基板を出し
入れするために昇降機能を備える第3基板交換ロボット
装置とから構成し、前記現像後乾燥・冷却後に前記所定
処理後の状態を検査するために前記基板出入部との間に
配設される検査装置とを具備することを特徴としてい
る。
【0011】そして、基板の処理面を上にして基板出入
部から、基板の取り出しと搬送を行う自走式のロボット
装置により取り出し搬送し、クリーンルーム内に配設さ
れる複数の処理装置により所定処理を前記処理面に施し
た後に前記基板出入部に戻す各工程を備える基板製造方
法において、前記所定処理後の状態を検査するために前
記基板出入部に搬送する前に、検査を行うための工程を
設けることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態につい
て、添付の図面を参照して述べる。先ず、図1は、基板
製造ライン1の全体構成を示しており、左手前上から見
た外観斜視図である。
【0013】本図において、基板製造ライン1には、基
板の処理面を上にして、複数分が収容されたカセットを
着脱するための基板出入部としてのカセット搬入出装置
2が装填される。このカセット搬入出装置2は、図示の
ように基板製造ライン1の左側において縦一列に4機分
が配設される。また、基板製造ライン1の右側にはパタ
ーン露光装置23が配設されており自走式のロボットに
より基板を搬送し、再びカセット搬入出装置2に処理後
の基板を戻すように構成される。そして、図示のように
中央に配設される共通搬送レール8を挟み、基板の洗浄
処理と、レジスト液、スラリー等の各種液状塗布液を均
一な薄膜状態で塗布する塗布処理と、乾燥処理と、パタ
ーン露光装置23における所望パターンの露光後に、現
像を行うための各処理装置を一列(インライン状)に配
置するようにして、主に省スペース化及びメンテナンス
の容易化を実現している。
【0014】図2は、図1の動作説明図を兼ねる外観斜
視図であって、図中の二点鎖線で図示のクリーンルーム
40は、クラス100以上のクリーン度となるように防
塵空調される。このために、上記のように共通搬送レー
ル8を挟んで各処理装置を図示のように対称となる位置
に配置し、かつパターン露光装置23をカセット搬入出
装置2に対向する位置に配置することで、クリーンルー
ム40内の空間を無駄なく有効利用できるように配慮さ
れている。また、メンテナンス要員などがクリーンルー
ム40内において後述する制御盤16や多段式べーク炉
14、21、28の各処理室他へアクセスするときに、
比較的に容易にアクセスできるようにしている。
【0015】さらに、基板の洗浄後の洗浄後加熱・乾燥
と塗布流体塗布前に基板濡れを高めるための密着増強剤
の付与のための噴霧と、基板塗布面全体にわたる一定温
度化とを行うための第1多段式ベーク炉14と、レジス
ト液を含む所定塗布流体の塗布後の塗布後乾燥・冷却で
あってソフト乾燥、ソフト冷却と呼ばれる処理を行うた
めの第2多段式ベーク炉21と、露光装置23と周辺露
光装置25とにより露光された後に、現像装置27によ
り現像されて露光パターンが基板上に形成された後の現
像後乾燥・冷却であってハード乾燥、ハード冷却と呼ば
れる処理を行うための第3多段式ベーク炉28は、図示
のように共通走行レール8の片側に全て位置するように
して、これらに接続されるヒータ電源、空調関係の配
管、信号線類の接続が複雑にならないようにする一方
で、第3多段式ベーク炉28の右隣りに配設されるユー
ティリティ装置35から電力、空気圧、冷却水などの供
給を受けることができるように思慮されている。
【0016】再度、図1を参照して、上記のカセット搬
入出装置2に隣接して、基板の1枚毎の取り出しと処理
後の基板を戻すための自走式の第1ロボット装置3が、
走行レール4上において矢印Y方向に往復駆動され、所
定位置で停止できるように設けられており、カセット搬
入出装置2のいずれかに対向する位置に移動後に、カセ
ットから基板を移載するように構成されている。このた
めに、この第1ロボット装置3は、後述するフォークを
上下に配置するとともに、各フォークがカセット搬入出
装置2のカセット内に高速度で進入及び後退し、かつ矢
印Z方向に上下駆動され、かつまた矢印R方向に旋回駆
動する機能を備えている。後述の第2ロボット装置5、
第3ロボット装置6、第4ロボット装置7、第5ロボッ
ト装置9についても、この第1ロボット装置3と同様の
機能を備えている。したがって、各ロボット装置の共通
化ができるようにして、運転時のメンテナンス性を高め
るようにしている。
【0017】この第1ロボット装置の走行路である走行
レール4に略直交するようにして、共通走行路である走
行レール8が、図示のように基板製造ライン1の全長に
渡るように設けられている。この走行レール8上を第2
ロボット装置5と、この第2ロボット装置5の下流側の
第3ロボット装置6と、さらに下流側の第4ロボット装
置7が所定プログラムにより走行レール8上で矢印X方
向に個別に自走するように構成されている。また、各ロ
ボット装置に設けられたフォークが各処理装置の基板位
置決め部または基板位置決めテーブルに高速度で進入及
び後退し、矢印Z方向にフォークが上下駆動され、かつ
矢印R方向に旋回駆動するようにして、走行レール8上
において走行する各ロボット装置により各処理装置の間
で基板を自在に移載できるように構成されている。換言
すれば、共通走行路である走行レール8の長手方向に沿
う対称位置に夫々配設される各種処理装置に対する基板
の移載動作を、走行レール8上を走行するロボット装置
により実現できるようにしている。
【0018】この走行レール8の右側端部には、図中に
おいてハッチングで示す一対のバッファ部20が配設さ
れている。これらのバッファ部20に隣接し、かつ走行
レール8に略直交するように走行レール10が図示のよ
うに配設されており、この走行レール10上を第5ロボ
ット装置9が走行する。バッファ部20は通常は使用せ
ず、装置のトラブル発生時において基板の一時的な待避
場所として用いられる。以上が基板移載のための構成で
ある。
【0019】次に、各処理装置の配置構成について図1
を参照して述べ、各処理装置の詳細及び機能については
図1の(イ)から(ト)矢視図に基づき後述する。
【0020】先ず、左側の走行レール4に隣接及び対向
して、位置決めテーブル19と図中のハッチングで示す
バッファ部20と、低圧紫外線洗浄装置11とが上下方
向に配設されている。また、共通走行レール8を挟んで
この低圧水銀紫外線洗浄装置11に対向して、2機のス
ピンスクラバー装置12が配設されている。また、共通
走行レール8を挟んで、下流側に配設される一方のスピ
ンスクラバー装置12に対向して、2機のスピンスクラ
バー装置12のいずれかにより洗浄後の基板の洗浄後加
熱・乾燥と塗布流体塗布前に基板濡れを高めるための密
着増強剤の付与のための噴霧と、基板塗布面全体にわた
る一定温度化とを行う第1多段式ベーク炉14が配設さ
れており、この第1多段式ベーク炉14にはさらに第1
基板交換ロボット装置15が併設されている。この第1
基板交換ロボット装置15の右隣りにはメンテナス用空
間17からアクセス可能にされる制御盤16が配設され
ている。
【0021】共通走行レール8を挟んで、第1基板交換
ロボット装置15に対向して、塗布ヘッドを基板に対し
て相対移動しつつ塗布流体を均一に塗布するための塗布
装置13が配設されている。また、この塗布装置13の
右隣りには基板位置決めテーブル19を備えた減圧乾燥
装置18が配設されている。この減圧乾燥装置18の右
隣りには、後述する現像後に形成される基板パターンを
非接触で光電変換により検査し画像処理により異常個所
を自動的に検査する検査装置30が配設される。
【0022】また、共通走行レール8を挟んで、減圧乾
燥装置18と検査装置30に対向して、塗布装置13に
よりレジスト液を含む所定塗布流体が塗布された後の塗
布後乾燥・冷却を上記のようにソフト乾燥、ソフト冷却
する第2多段式ベーク炉21が配設されている。さらに
この第2多段式ベーク炉21には第2基板交換ロボット
装置22が併設されている。この第2基板交換ロボット
装置22の右隣りには、上記のようにハード乾燥、ハー
ド冷却と呼ばれる処理を行う第3多段式ベーク炉28が
配設され、さらにこの第3多段式ベーク炉28には第3
基板交換ロボット装置29が併設されている。
【0023】第3基板交換ロボット装置29に隣接して
上記のユーティリティ装置35が配設され、さらに位置
決めテーブル19とバッファ部20とが図示のように配
設されており、メンテナス用空間17からアクセス可能
にされる制御盤16が図示のように対向して配設されて
いる。また、共通走行レール8の右端部近くには、制御
盤16に囲まれるようにして2機の位置決めテーブル1
9が共通走行レール8の長手方向に沿うように配設され
ており、共通走行レール8の右端部に配設される2機の
バッファ部20との間で基板位置決めを行うことで第4
ロボット装置7により基板の出し入れを行うとともに、
バッファ部20において基板を待機させ、走行レール1
0上を走行する第5ロボット装置9により露光装置23
に設けられる出入部24との間で、基板のやり取りがで
きるように構成されている。ここで、第4ロボット装置
7の横の位置決めテーブル19は、位置決めの機能を有
しているが、図1のA位置とB位置の間で基板を移動す
る移行機能をさらに備えている。
【0024】さらに、共通走行レール8を挟んで、第3
多段式ベーク炉28と第3基板交換ロボット装置29に
対向して、3機のスピン現像装置27が配設されてい
る。また、共通走行レール8を挟んで、ユーティリティ
装置35に対向してi線露光装置26が配設されてい
る。そして、このi線露光装置26の右隣りには基板周
辺部の露光を行うための周辺露光装置25が配設されて
いる。
【0025】以上説明の配置構成において、図2に図示
のように、走行レール4上を自走する第1ロボット装置
3と、共通走行レール8上を自走する第2ロボット装置
5の下流側に位置する第3ロボット装置6と、この第3
ロボット装置6の下流側に位置する第4ロボット装置7
と、走行レール10上を自走する第5ロボット装置9が
矢印X,Y、Z,R方向に移動及び旋回して各多段式ベ
ーク炉14、21、28に設けられた基板出入室62
(図6参照)に対して開口部(破線図示)33を介して
移載する。また、第1基板交換ロボット装置15と第2
基板交換ロボット装置22と第3基板交換ロボット装置
29に設けられたフォークが矢印X,Z方向に移動して
基板出入室62に移載された基板を上下の各処理室6
1、62、63、64、65、82、85(図7参照)
他に搬入後に再び基板出入室62に戻し、この後に、第
2ロボット装置5と第3ロボット装置6による移載を行
うようにして、移載のときの熱影響がなく、かつ各多段
式ベーク炉14、21、28における基板処理による待
機時間に影響されない連続運転を可能にしている。
【0026】次に、図1における(イ)から(ト)矢視
図に基づき各処理装置について述べる。図3は図1の
(イ)矢視図であり、カセット搬入出装置2の外観斜視
図を示したものである。本図において、上記のように4
機分が搬送レール4に沿うように配設されるカセット搬
入出装置2はラインの基部となるフレーム100上に設
けられており、複数枚数の基板Wを多段式に収納した二
点鎖線で図示されるカセット31を交換単位として、上
流工程から不図示のロボット装置により搬送される。搬
送されたカセット31は位置決め装置102により所定
位置にセットされ、カセット31に内蔵された状態の基
板Wの位置決めを行い、カセットに設けられた基板の種
別認識符号を読み取り、光通信ユニットを中継して制御
部に送信し、シャッター101を開くことでクリーンル
ーム内に基板Wを搬送可能な状態にする。搬送が終了す
るとシャッター101が閉じられ、処理後の基板が搬送
されてくるとシャッター101が開き第1ロボット装置
3に設けられたフォークがカセット31内に潜入するこ
とでカセットに移載する。カセット31が処理済みの基
板で満杯になると、次工程に不図示のロボット装置によ
り搬送される。
【0027】続いて、図4は図1の(ロ)矢視図であ
り、バッファ部20と位置決めテーブル19を省略して
低圧紫外線洗浄装置11の外観を図示した斜視図であ
る。本図において装置11はフレーム100上に設けら
れたガイドレール103上を矢印方向に移動する容器1
05を備えており、この容器105の開口部105aか
ら基板Wを挿入することで、ロボット装置自体の昇降動
作により基板Wの移載を行うとともに容器105にセッ
トされた基板Wに紫外線を照射することで、有機物を有
機化合物化し、前工程においてプラズマCVDやスパッ
タリング装置により基板上に形成された金属膜が均一に
現れる状態にするとともに有機化合物化することで、次
のスピンスクラバー装置12における洗浄作用が容易に
なるようにしている。また、メンテナンスを考慮して容
器105は破線図示と実線図示の位置に移動可能となっ
ており、開閉蓋を設けて随時内部へアクセスできるよう
に構成されている。
【0028】この低圧紫外線洗浄装置11で紫外線が照
射されると、図5の図1の(ハ)矢視図であるスピンス
クラバー装置12に搬送される。この装置12は、上下
する受け渡しユニットに投入された基板Wを図5(a)
で示される槽109に開口部106を介して収納すると
ともに図5(b)に示される回転テーブル110上に吸
着保持しモータ108の回転駆動しつつ基板の表面にリ
ンス液を3回路から流出する。これに続き、先端に回転
するブラシを設けたアーム107がせり出し、リンス液
を流出させながら基板の表面を中心から外側に向けて回
動移動しつつブラッシングすることで10ミクロン以上
の大きさのゴミを取り除く。このアーム107の移動速
度は相対移動速度が中心部と外周部とで一定になるよう
にコンピュータ制御され、またブラッシング時間は任意
に設定できる。これに続き、超音波発振器を先端に設け
たアームがせり出し、1メガヘルツ以上の周波数の超音
波振動を印加した純水を基板表面上に中心から外周に向
けて付与することでサブミクロンの粒子までの洗浄を行
う。この時、基板の裏面側にもリンス液を噴射する。こ
れに続き、カップを降下させ、約2000RPMで回転
することで、基板表面の洗浄液を振り切りつつ裏面に窒
素ガスを噴射し、制圧板によりミストの飛散を防止しつ
つ基板を乾燥させる。以上のように構成されるスピンス
クラバー装置12のほかには、高圧水に空気を混入させ
基板に噴射することで洗浄する洗浄装置、スリット状の
開口部から高圧空気を基板表面に噴射するエアーナイフ
方式の洗浄装置が適宜使用可能である。
【0029】続いて、図6は図1の(ニ)矢視図であ
り、また、図7は図1の(ホ)矢視図であって、第1多
段式ベーク炉14の外観斜視図を夫々示したものである
が、後述する第2、第3多段式ベーク炉22、28と各
処理室を除くと略共通する構成であるので、この第1多
段式ベーク炉14で代表して述べる。先ず、図6におい
て、製造ラインの基部となるフレーム100上には上述
した共通走行レール8が併設される一方で、フィルター
装置44がレール間において略連続するように配設され
ており、クリーンルーム内をダウンフローのエアーが本
フロアーより下方のフロアーに排気することによりクリ
ーンに保持するようにしている。また、第1多段式ベー
ク炉14は、フレーム100上に固定されるとともに、
ロボット装置による基板の移載を行う開口部33(破線
図示)を設けた基板出入室62を図示の位置に設けてい
る。また、第1多段式ベーク炉14の右側面側には、エ
アシリンダ装置により開閉される開閉蓋体を設けた開口
部66が各室に設けられており、第1基板交換ロボット
装置15による基板の出し入れを開口部66を介して行
うように構成されている。さらに、共通走行レール8の
反対側の側面において第1多段式ベーク炉14には、主
にメンテナンスを行うときに開閉される蓋体111が夫
々の室に個別に設けられており、蓋体111を図示のよ
うに開いた状態から処理室の装置を図示のように外部に
引き出せるように構成されている。
【0030】次に、図7において、第1多段式ベーク炉
14の有する機能は、洗浄後の基板への温度処理、乾燥
処理及び下地処理を行うものである。このために、上段
からホットプレート上に設けたルビー球により空隙を設
けるようにして基板を加熱するプロキシミティ加熱を行
うようにした2機のホットプレート室65と、密着増強
剤であるヘキサ・メチル・ジチラザンの噴霧により塗布
前の基板の濡れ性を向上させる処理を行う下地処理室6
4と、空冷により基板を冷却する空冷プレート室63
と、第2ロボット装置5と第1基板交換ロボット装置1
5との間で基板の出し入れ及び位置決めを専用に行う基
板出入室62と、液冷により基板全体を均一に冷却する
ことで温度分布をなくして、塗布装置における塗布状態
に変動がないようにする液冷プレート室61とを図示の
ように上下に多段式になるように設けている。このよう
に各室を設けることで占用空間を少なくできるようにし
ている。
【0031】一方、処理室65、64、62、61に配
設される開閉式の開口部66を介して、基板出入室63
との間で基板Wを出し入れする第1基板交換ロボット装
置15は、後述するソフト乾燥・冷却、ハード乾燥・冷
却を行う第2基板交換ロボット装置22、第3基板交換
ロボット装置29と同様の機能を備えているので、この
第1基板交換ロボット装置15で代表して説明すると、
フレーム100上にはベース板60が固定されており、
このベース板60に右角部位からは起立支柱70が共通
走行レール8に隣接するように設けられている。この起
立支柱70はベーク炉14と略同じ高さを備えるととも
に、昇降基部69を矢印Z方向に駆動することで、この
昇降基部69に設けられた上下フォーク71、72を上
下方向に移動可能にして、上下フォーク71、72が開
口部66を介して各処理室内に潜入することで基板の交
換を行えるように構成されている。この昇降基部69に
はさらに基板Wの左右縁部の位置決めを行うための横方
向矯正装置79が一対分搭載されている。
【0032】また、共通走行レール8上を自走する第2
〜第4ロボット装置5、6、7は略同様に構成されてい
るので、図7に図示の第2ロボット装置5で代表して述
べると、ロボット装置5はモータを内蔵する移動基部5
4と、この基部54に搭載されるとともに上下方向に昇
降旋回基部50を昇降させかつスピンスクラバー装置1
2との間で基板を旋回させる機能を備える昇降基部53
と、昇降旋回基部50に搭載されるとともに上下フォー
ク51、52を処理室に潜入させることで各上下フォー
ク51、52上に搭載された基板の移載を行う駆動部と
から構成されている。
【0033】図8は、図7の(リ)矢視図であり、第1
基板交換ロボット装置15の要部を破断して示した外観
斜視図である。本図において、図6、7により既に説明
済みの構成部品については同様の符号を附して説明を割
愛すると、起立支柱70の上方にはボールネジ74の上
端部位を回動自在に支持した落下防止用電磁プレーキ7
3が固定される一方、このボールネジ74の下端側はベ
アリングで軸支されており、歯付きプーリ75を固定し
ている。また、モータ77は起立支柱70に固定されて
おりその回動駆動力を歯付きベルト76を介して歯付き
プーリ75に伝達することでボールネジ74を正逆駆動
するように構成されている。このボールネジ74には不
図示のボールナットが歯合しており、このボールナット
を上記の昇降基部69に固定することで、昇降駆動する
ようにしている。また、万が一の事故発生のときは、電
磁ブレーキ73が緊急作動することでボールネジ74の
回転を緊急停止することで昇降基部69が自重落下する
ことを防止する。また、ボールネジ74には長手方向に
沿うようにカバー80が設けられており、駆動にともな
い発生するゴミをカバー80で遮蔽するとともに、下方
のフィルター装置78により外部にゴミが出ないように
配慮している。
【0034】一方、上下フォーク71、72には特殊樹
脂からなる爪体71a、72aが基板の幅寸法にクライ
アランス分を設けた位置になるように夫々一対分が固定
されており、基板を爪体の間で保持して移載を行うよう
にしている。
【0035】さらに、図9は、走行レール4、8、10
上を自走する第1〜第5ロボット装置の外観斜視図であ
って、既に説明済みの構成部品については同様の符号を
附して説明を割愛すると、図8との比較から分かるよう
に昇降基部69と、昇降旋回基部50は略同じに形成さ
れている。この昇降旋回基部50は、回転軸55を旋回
中心として矢印R方向に旋回するとともに、上下方向に
駆動される。また、図示のようにロボット装置の上下フ
ォーク51、52にも基板交換ロボット装置に設けたも
のと略同様の爪体51a、52aが固定されており、移
動体56に搭載されるモータ57、58により矢印Y方
向に独立駆動したときに爪体51a、52aの間で基板
を保持するように構成されている。
【0036】以上説明したように構成されるロボット装
置5と基板交換ロボット装置により行われる基板の移載
動作について図1のX−X線矢視断面図である図10
と、図1のY−Y線矢視断面図である図12の要部断面
図であって上下ピンの昇降により移載する場合をそれぞ
れ説明する。
【0037】先ず、図10(a)において、スピンスク
ラバー装置12による洗浄が終了した破線図示の基板W
は、上フォーク51の爪体51aの間において搭載され
た後に旋回して図示のように開口部33に対向する位置
に移動(自走)されて停止する。これに前後して、横方
向矯正装置79で基板の横方向の矯正が行なわれる。
【0038】その後、上フォーク51がベーク炉の開口
部33を介して基板出入室62内に潜入して図10
(b)に図示のように上下ピン90上に位置して停止す
る。下フォーク52も同様に、図3、4で説明したよう
に往復駆動する駆動部を備えている。 共通基部103
は、昇降旋回基部50に搭載されるとともに、この共通
基部103も駆動部を備えることで、第1、第2移動体
と同じ方向に同時に駆動することで和分の速度を得るよ
うにしている。このために基板Wを上述のように載置し
て保持を行なう上フォーク51を最大ストロークY1で
往復駆動するための第1駆動部は、共通基部103に固
定されたモータから駆動力を得るボールネジに歯合する
ボールナットを底面に固定するとともにリニアガイドに
より水平移動される第1移動体111を搭載するように
構成されている。また、下フォーク52を最大ストロー
クY2で往復駆動するための第2駆動部は、共通基部1
03に固定されたモータから駆動力を得るボールネジに
歯合するボールナットを底面にブラケットを介して固定
するとともにリニアガイドにより水平移動される第2移
動体107とから構成されており、下フォーク52を図
示のように左右に移動するようにしている。
【0039】一方、共通基部103は、昇降旋回基部5
0上に固定されるモータから動力を得るボールネジに歯
合するボールナットをブラケットを介して固定するとと
もに、基部50との間に設けられるリニアガイドにより
図示のように最大ストロークY3で左右に移動するよう
に構成されている。
【0040】以上の構成において、図10(a)に図示
のようにロボット装置5が、第1ベーク炉14の基板出
入室62の開口部33の位置に移動して、処理済みの基
板Wをベーク炉14から取り出し、同時に処理前の基板
を上下ピン90上に載置する場合について述べる。ロボ
ット装置5の上フォーク51の爪部51aの間には基板
Wが載置されており、上下フォーク51、52は図示の
ように待機位置に位置している。
【0041】この状態から、図10(b)に図示のよう
に、共通基部103と第2移動体107が同時に駆動さ
れることで、両者の移動速度を足した最大速度の毎秒
2.25mで下フォーク52が移動されて、ベーク炉内
において上下ピン90上に載置されている基板Wの下方
に移動して停止する。このとき、上フォーク51は駆動
されず、図示のように開口部33側に共通基部103の
移動分のみ移動されることになる。
【0042】これに続き、図10(c)に図示のよう
に、ロボット装置5が矢印Z方向に上昇されることによ
り、上下ピン90上に載置されていた基板Wを下フォー
ク上に移載する状態にする。このとき、フォーク52の
可動範囲は、共通基部103が移動することにより、ロ
ボット装置の寸法に比べて大きく設定できるようにな
る。
【0043】これに続き、図11(a)に図示のよう
に、共通基部103が停止したままで、第2移動体10
7が矢印方向に移動される。これに前後して、第1移動
体111が矢印方向に駆動されて上フォーク51に載置
されている基板Wを上下ピン90上に移載する準備をす
る。これに続き、図11(b)に図示のように昇降旋回
基部50が矢印Z方向に降下されて、上下ピン90上に
基板Wを移載する。この後に、共通基部103と第1移
動体111とが同時に駆動されることで、両者の移動速
度を足した最大速度の毎秒2.25mで上フォーク51
が移動してベーク炉内への移載を終了する。
【0044】次に、図12は、上下ピン90が不図示の
エアシリンダにより上方に駆動されることで上下ピン9
0上に基板を載置する様子を示した動作説明図である。
【0045】本図において、先ず図12(a)におい
て、基板交換ロボット装置15、22、29は、ベーク
炉14、21、28の基板出入室62に基板が移載され
ると、昇降基部69が基板出入室62の位置に昇降し
て、下フォーク72が開口部66を介して潜入して、上
下ピン90の下方に潜入して図12(a)の状態にす
る。
【0046】これに続き、図12(b)に図示のように
上下ピン90が下方に移動されて下フォークに基板を移
載する。これと略同時に上フォーク71が潜入すること
で処理済み基板を基板出入室62内に載置する。この
後、図12(c)に図示のように基板交換ロボット装置
が所望の処理室まで昇降されて開閉式の開口部66の蓋
体67がエアシリンダにより開かれると基板の交換を行
う。
【0047】以上のように基板出入室62において、自
走式ロボット装置と昇降のみ行う専用の基板交換ロボッ
ト装置による基板移載を個別に行うようにすることで、
処理室における処理終了を待つ待機時間をなくすか、最
小にできることから処理時間の短縮化(高速化)が実現
可能となる。また、多段式ベーク炉にすることで処理時
間を要する処理室を上下方向に多数設けるようにできる
ので、占有面積を最小にできる。また、基板出入室62
を設けたことにより、各ロボット装置は、他のロボット
装置の動作終了を待って夫々が動作するようにする必要
がなくなった。
【0048】さらに、ベーク炉の処理室においてソフト
乾燥、ハード乾燥を行うと基板交換ロボット装置の上下
フォーク71、72への熱影響が通常は回避できない
が、上記のように基板出入室62において、自走式ロボ
ット装置と昇降のみ行う専用の基板交換ロボット装置に
よる基板移載を個別に行うことで、少なくとも他の処理
装置間で基板をやり取りする自走式のほかの第1〜第4
ロボット装置への熱伝達は完全に遮断できることにな
る。
【0049】次に、図13は以上のように基板の移載を
行う動作説明であり、図14は図13のA−A線矢視断
面図であって、基板出入室62において基板のセンタリ
ングを行なう様子を示した図である。上記のように起立
支柱70はベース60上において共通走行レール8の近
傍に配設されている。開口部33から基板出入室62に
潜入移載される基板の中心位置CL1と、開口部66か
ら基板出入室62に潜入移載される基板の中心位置CL
2との間にズレ分Dが発生する。そこで、基板出入室6
2内において基板の対角線上にはセンタリングを行なわ
せるために不図示のエアシンンダにより駆動されるセン
タリング装置44が設けられており、共通位置での基板
のやり取りができるようにしている。
【0050】図15は、ベーク炉に内蔵される空冷プレ
ート室63の外観斜視図であり、他の処理室に共通する
構成を代表して述べると、上記の開口部66にはエアシ
リンダ95の作動にともない開閉される開閉蓋体67が
夫々設けられており、室内を処理温度または所定雰囲に
維持できるようにしている。また、基板Wは基本的には
4辺を取り囲む状態で処理が行われることでケーブルガ
イド99に連通するブロアー98、不図示のヒータによ
る乾燥ないし下地処理剤の噴霧を行なうように構成され
ている。
【0051】図16は上記のように基板の移載を行なう
ために上下方向に駆動されるピン昇降タイプの場合にお
ける上下ピン90の駆動機構を図示している。この駆動
機構は、図15の基板Wの下方に位置するように固定さ
れて、貫通孔から上下ピン90が上下するように構成さ
れている。このために、上下ピン90は共通のプレート
91上に図示のように多数が植設されており、モータ9
3の回動駆動にともないリンク92を介してモータ駆動
力がプレート91における上下運動に変換されるように
している。即ち、図17の外観斜視図に図示のように上
下ピン90が基板Wの下方から出るようにして基板を載
置する。
【0052】再度、図1において、レジスト液などの所
定塗布流体を塗布装置13で塗布された基板は塗布後の
基板への温度の低いソフト温度処理及びソフト冷却処理
を行うための第2多段式ベーク炉21に移載されるが、
このために第2多段式ベーク炉21にはソフトホットプ
レートを設けたソフトホットプレート室82が上4段に
また、基板出入室62の下方にソフトクールプレートを
設けたソフトクールプレート室83が設けられている。
【0053】一方、下流側の露光装置23で露光された
後の基板への温度の高いハード温度処理及びハード冷却
を行うための第3多段式ベーク炉28は、第4ロボット
装置7から搬送される基板の出し入れ及び位置決めを基
板出入室62で行なうとともに、処理室に配設される開
閉式の開口部66を介して、第3基板交換ロボット装置
29により移載を行なうように構成されており、ハード
ホットプレートを設けたハードホットプレート室85が
上4段にまた、基板出入室62の下方にハードクールプ
レートを設けたハードクールプレート室86が設けられ
ている。
【0054】さらに、図18は図1の(ヘ)矢視図であ
り、塗布装置13の外観斜視図である。この塗布装置1
3は、フォトレジスト液や絶縁材料、はんだレジストな
どの各種塗布流体を塗布するためのものであるが、従来
は基板の中央部位にノズルから塗布液を滴下するか、あ
るいはノズルを中央から外周方向に移動しつつ渦巻き状
の軌跡を描いた後に、基板を高速回転させ、回転による
遠心力の作用で滴下された塗布液を周囲に拡散すること
で均一な薄膜を形成するスピンコート法によるものであ
ったが、この方法によれば実際必要量の3倍以上が無駄
になることから、塗布対象が矩形形状の基板の場合にお
いては、基板の短辺に該当する幅寸法の全長を有するス
リット状の開口部を備える塗布ヘッド120を用いて、
開口部から一定量の塗布液を吐出しつつ塗布ヘッド12
0を上下方向に駆動し、基板側を吸着盤121に吸着保
持しモータ123の駆動により塗布ヘッド120に対し
て相対移動することで均一な薄膜を形成するようにして
いる。ちなみに、基板移動タイプより、塗布ヘッド移動
タイプが主流となりつつある。
【0055】図19は図1の(ト)矢視図であり、i線
露光装置26の一部を破断して図示したものである。こ
の装置26は現像後に残ったレジストによるパターンの
全面に対して再度紫外線を照射して、パターンを焼き付
けるためのものである。上下ピン90の上下動作により
基板Wの移載を行なうように構成されている。
【0056】また、図20は図1の(チ)矢視図であ
り、3機分が配設される現像装置27の一部を破断して
図示したものである。この装置27は、露光装置23に
よりレジストの感光されていない部分を現像液により溶
かし、レジストによるパターンを形成するためのもので
あり、上記の上下フォークを有する第4ロボット装置7
から基板を受け取り、槽内の吸着盤129により基板を
収納保持し、フラットノズル125を設けた移動機構1
26をレール130上で移動することにより基板の全面
に現像液を塗布し、表面を濡らす状態にする。これに続
き、フラットノズル125を中央に移動させ、かつ吐出
流量を切換え、かつ基板を回転させながら現像を行な
う。これと同時に基板の裏面から水洗ノズルユニット1
27による洗浄を行なう。次に、フラットノズル125
を待機位置に移動させ、水洗ノズルを中央に移動させ、
基板表面の洗浄を行なうために、回転数を上げ、カップ
洗浄を行なった後に、カバー128を降下させてから高
速回転によるスピン乾燥を行なう。その後、回転を中止
して乾燥ノズルから乾燥空気を送り乾燥し、現像を行な
う。
【0057】図21は、検査装置30の平面図、また図
22は図21のX−X線矢視図である。両図において、
検査装置30はフレーム100上に固定されるベース1
40上に設けられるとともに、図示の矢印方向に基板を
移動するために不図示のモータから駆動力を得るように
構成された移動ステージ143と、ベース140を跨ぐ
ようにして設けられた部材141と、この部材141の
下方において基板に対する全面的な照明を行なう照明装
置142と、部材141の略中央部位に固定されるミク
ロパターン検査ヘッド145と、照明装置142からの
光であって基板上で反射された画像を反射することで高
SN比を有するラインイメージセンサカメラ146に入
光させる反射鏡147と、プローブ144とから構成さ
れている。
【0058】上記の構成において、ロボット装置で移載
された基板が移動ステージ143の移動に伴い、移動さ
れつつラインイメージセンサカメラ146により読み取
られ、画像処理部(不図示)に画像信号として送られ、
所望のパターンとの照合が行われる。その検査結果が異
常なしと判断されると、減圧乾燥装置18上の位置決め
テーブル19へ移載され、次に第2ロボット装置5によ
り、低圧紫外線洗浄装置11上の位置決めテーブル19
へ移載されて、第1ロボット装置3によりカセット搬入
出装置2のいずれかのカセット31に戻される。一方、
検査装置30により不良品が検出されると、その基板は
リワークストッカー(不図示)に移載される。
【0059】次に、図23、24、25、26は上記の
ように構成される基板製造ラインの動作説明フローチャ
ートであって、第1〜第5ロボット装置と、第1〜第3
基板交換ロボット装置とともに併記した図である。
【0060】先ず、図1及び図23において、製造ライ
ン1が起動されて準備が整い、最初に行なわれる工程
は、カセット搬入出装置2にカセット31が供給される
と第1ロボット装置3が走行レール4上を自走で移動
し、基板Wを一枚取り出して、ステップS2において洗
浄装置11に移載する。その後、洗浄装置11で洗浄後
に、ステップS3で位置決めテーブル19上に移載し待
機する。
【0061】次に、ステップS4に進み、共通走行レー
ル8上を走行する第2ロボット装置5が、待機状態の基
板を取り出し、第2ロボット装置5の昇降旋回基部50
が旋回することで2機分が配設されているスピンスクラ
バー装置12に基板を対向させてから、いずれかのスピ
ンスクラバー装置12に搬送及び移載して洗浄終了を待
つ。起動直後は双方ともスタンバイ状態にあるが、例え
ば24時間連続運転途中では、洗浄後にスタンバイ状態
となっている装置側に基板を移載する。上記のように複
数分が配設される装置についても同様であって、このよ
うに同じ装置を複数分配設する理由は、処理時間が他の
処理装置に比較してより多くかかることによる。洗浄が
終了すると、第2ロボット装置5は基板を取り出し、昇
降旋回基部50が旋回された後に、第1多段式ベーク炉
14の基板出入室62に設けられた開口部33に対向す
る位置に移動し移載動作を図10で説明したように行な
う。
【0062】次に、ステップS6において、図13に示
すように第1多段式ベーク炉14に併設された第1基板
交換ロボット装置15により第1多段式ベーク炉14の
基板出入室62から基板を取り出し、ホットプレート室
65のいずれかに移載し、乾燥後に、ステップS7にお
いて、第1基板交換ロボット装置15により下段の空冷
プレート室63に移載し、冷却を待ち、ステップS8に
おいて、下地処理室64に移載して密着増強剤の噴霧を
行なう。続く、ステップS9では、密着増強剤の噴霧さ
れた基板の塗布面の温度均一化を図るために最下段の液
冷プレート室61に移載して、塗布前に備える。
【0063】ここで、温度均一化を十分に行なわないと
温度の高い部位では例えばレジスト膜形成用の塗料の粘
度が低くなることで塗膜が薄くなり、また温度の低い部
位では粘度が高くなることで塗膜が厚く形成されること
になるので、十分な温度均一化を図る必要がある。この
ために、液冷プレートの複数の所定部位において温度セ
ンサを設け、かつ冷却水路を温度検出によるフィードバ
ック制御するようにしている。以上のように構成される
液冷プレート室61において温度均一化が終了すると、
第1基板交換ロボット装置15によりステップS10に
おいて、基板を再び第1多段式ベーク炉14の基板出入
室62に移載する。
【0064】次に、ステップS11に進み、第2ロボッ
ト装置5が基板出入室62に移載された基板を塗布装置
13に移載し、塗布ヘッドの相対移動に伴う基板へのレ
ジスト液の均一塗布終了を待つ。この移載のときに、基
板出入室62において熱的に完全に分離されるので、各
ロボット装置に設けられた上下フォーク間での熱伝導が
完全に防止される。
【0065】続いて、図24のフローチャートのステッ
プS12において、塗布装置13による均一塗布の終了
後に第2ロボット装置5が基板を減圧乾燥装置18に移
載し、減圧乾燥の終了を待つ。減圧乾燥が終了すると第
2ロボット装置5は、位置決めテーブル19に基板を移
載して、ステップS14において、、第2ロボット装置
5は基板を取り出し、昇降旋回基部50が旋回された後
に、第2多段式ベーク炉21の基板出入室62に設けら
れた開口部33に対向する位置に移動し、移載動作を図
10、図11で説明したように行なう。
【0066】次に、ステップS15において、図13に
示すように第2多段式ベーク炉21に併設された第2基
板交換ロボット装置22により第2多段式ベーク炉21
の基板出入室62から基板を取り出し、上段の4段に設
けたソフトホットプレート室82のいずれかに移載し、
ソフト乾燥後に、ステップS16において、第2基板交
換ロボット装置22により下段のソフトクールプレート
室83に移載し、冷却を待ち、ステップS17において
基板を再び第2多段式ベーク炉21の基板出入室62に
移載する。
【0067】次に、ステップS18において、共通走行
レール8上を自走走行する第3ロボット装置6は、図1
においてユーティリティ装置35の右隣りの位置決めテ
ーブル19に基板を搬送、移載する。次に、ステップS
19でバッファ部20に基板を移載し、続く処理を待つ
状態にする。
【0068】続く、ステップS20では、共通走行レー
ル8上を自走走行する第4ロボット装置7は、図1にお
いて共通走行レール8の最下流に配設された2機の移行
装置19に基板を搬送、移載する。次に、ステップS2
1では、共通走行レール8に直交するように自走する第
5ロボット装置9が露光装置23の出入部24に基板を
移載して、露光装置23による所定パターンの露光を待
つ。
【0069】続いて、図25のフローチャートのステッ
プS22において、露光が終了すると、第5ロボット装
置5が基板を移行装置19に移載する。次に、第4ロボ
ット装置7は基板を周辺露光装置25に移載するため
に、移行装置19から露光済みの基板を取り出し、昇降
旋回基部50が旋回された後に、周辺露光装置25に移
載して周辺露光を待つ。ステップS24では、、第4ロ
ボット装置7は周辺露光後の基板をユーティリティ装置
35の右隣りの位置決めテーブル19に移載して、隣接
するバッファ部20において待機させる。
【0070】続いて、ステップS25に進み第3ロボッ
ト装置6は、3機分が配設されるスピン現像装置27の
いずれかに移載し、現像を待ち、現像後にステップS2
6において、i線露光装置26に移載して紫外線照射を
行なう。その後に、ステップS27に進み第3ロボット
装置6は、ハード乾燥、冷却を行なうための第3多段式
ベーク炉28の開口部33から基板を基板出入室62へ
移載する。
【0071】次に、第3多段式ベーク炉28に併設され
た第3基板交換ロボット装置29により第3多段式ベー
ク炉28の基板出入室62から基板を取り出し、上段の
4段に設けたハードホットプレート室85のいずれかに
移載し、ハード乾燥後に、ステップS29において、第
3基板交換ロボット装置29により下段のハードクール
プレート室86に移載し、冷却を待ち、ステップS30
において基板を再び第3多段式ベーク炉28の基板出入
室62に移載する。
【0072】次に、図26のフローチャートのステップ
S31において、共通走行レール8上を自走走行する第
3ロボット装置6は、検査装置30に基板を搬送、移載
する。検査後に良品であると判断されると、第3ロボッ
ト装置6はステップS32で、基板を減圧乾燥装置18
に位置する位置決めテーブル19に移載する。
【0073】次に、ステップS33で第2ロボット装置
5は、第1ロボット装置3に隣接する位置決めテーブル
19に移載する。その後、第1ロボット装置3は、カセ
ット搬入出装置2に基板を移載して終了する。
【0074】以上の一連の処理により基板上への所定パ
ターンの形成が行なわれる。ここで、各ロボット装置及
び各処理装置は待機時間(アイドル時間)をなくすか、
極力少なくするように平行分散処理される。
【0075】図27はこのような平行分散処理の様子を
示したタイミングチャートであり、縦軸に上記のロボッ
ト装置を示し、横軸に経過時間を示した図である。
【0076】本図において、各ロボット装置は、上記の
ステップS1〜34を夫々行なうことで、基板1枚毎の
処理を行なう。これらステップS1〜34は、図示のよ
うに平行処理されることで、待機時間(アイドル時間)
をなくすように集中制御されている。
【0077】さらに、図28は図26のステップS31
において不良品であると判断された後のフローチャート
であって、ステップS40において良品であると判断さ
れると上記のようにステップS32に進んでリターンす
る。また、ステップS40で欠陥が検出されて不良品で
あると判断されるとステップS41に進み、不図示のリ
ワークストッカーに移載される。その後に、ステップS
42においてレジスト膜の剥離が行われて、図23のス
テップS4に再度進み、再度搬送される。不良品が発生
した場合は、ラインを止めメンテナンス要員による装置
点検と復旧対策が取られる。レジスト剥離は、本製造ラ
インとは別のラインで行われる。
【0078】以上説明したように、基板製造ラインを配
設することでクリーンルーム内の占有面積を極力抑える
ことにより、クリーンルーム設置及びこれの維持のため
のコストを大幅に削減でき、かつまた基板を移載するた
めの専用の基板交換ロボット装置をベーク炉に併設する
ことにより、ベーク炉における処理終了後に他の処理工
程に基板を移載を行なうロボット装置の到来を待ち時間
をなくすようにでき、大幅な処理時間の短縮が実現可能
となる基板製造ラインとすることができる。
【0079】換言すれば従来は、タクトタイムを稼ぐた
めに、搬送ロボットから水平移動体への上下方向の受け
渡し位置を多数設定する必要があり、そのためのロボッ
ト装置の制御が複雑でコストアップとなる不都合が生じ
ていましたが、その問題も同時に解決される。特に、フ
ォトリソ工程設備内の各処理装置においては、搬送用の
第1から第5ロボット装置とのガラス基板の受け渡し高
さが極力同じ高さになるように設定されており、ベーク
炉のパスエリアである基板出入室もその高さに設定され
ているため、搬送ロボット自体の昇降動作を極力不要に
してタクトタイムの短縮化が図られるように配慮してい
る。特に、基板出入室と基板交換ロボット装置を設ける
ことによって、搬送ロボット装置の負担が大幅に軽減さ
れて、全体としての高速化が実現可能となった。尚、基
板製造ラインは上記の構成に限定されず、特許請求項の
範囲に規定される範囲において、種々の構成が可能であ
ることはいうまでもなく、例えば、ソフトベークを行な
うまでの工程、露光を行なう工程、ハードベークを行な
うまでの工程を別フロアまたは別棟に設けるなどがあ
る。
【0080】以上のように、基板検査工程をフォトリソ
工程の設備のフロア内またはライン内に設置し、かつ基
板を次の工程に搬送する個所に近い位置に設けることに
より、フォトリソ工程設備から検査装置へのガラス基板
の移動時間が無くなるとともに、フォトリソ工程の最終
工程の後で、搬送ロボットとの関係を考慮して最も近い
位置に検査工程を設置することで、検査工程までの時間
を最短にすることができる。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ガラス基板及びウエハーを含む基板上に所定処理を行な
う基板製造ラインにおいて、製造ライン内に配設した基
板検査装置により、早期にその不良を発見することで、
不良数を減らし不良率低下とコスト低減の寄与ができる
基板製造ラインおよび基板製造方法を提供できる。
【0082】
【図面の簡単な説明】
【図1】製造ライン1の全体構成を示す外観斜視図であ
る。
【図2】製造ライン1の動作説明図である。
【図3】カセット搬入出装置2の外観斜視図である。
【図4】低圧紫外線洗浄装置11の外観斜視図である。
【図5】スピンスクラバー装置12の要部破断外観斜視
図である。
【図6】多段式ベーク炉14の外観斜視図である。
【図7】多段式ベーク炉14と第2ロボット装置5とを
示した外観斜視図である。
【図8】第1基板交換ロボット装置を一部破断して示し
た外観斜視図である。
【図9】ロボット装置の動作説明を示す外観斜視図であ
る。
【図10】ロボット装置で基板の移載を行なう動作説明
を示す図1のX−X線矢視断面図である。
【図11】ロボット装置で基板の移載を行なう動作説明
を示す図1のX−X線矢視断面図である。
【図12】上下ピンの昇降により基板の移載を行なうた
めに動作説明を示す図1のY−Y線矢視断面図である。
【図13】多段式ベーク炉14と第2ロボット装置5と
を示した外観斜視図である。
【図14】図13のA−A線矢視断面図であり、基板出
入室62の動作説明を兼ねた図である。
【図15】ベーク炉の処理室の外観斜視図である。
【図16】処理室の上下ピン機構の外観斜視図である。
【図17】上下ピン機構とともに示したベーク炉の処理
室の外観斜視図である。
【図18】塗布装置13の外観斜視図である。
【図19】i線露光装置26の外観斜視図である。
【図20】現像装置27の外観斜視図である。
【図21】検査装置30の平面図である。
【図22】図21のX−X線矢視図である。
【図23】製造ライン1の動作説明のための初期段階の
フローチャートである。
【図24】製造ライン1の動作説明のための途中段階の
フローチャートである。
【図25】製造ライン1の動作説明のための露光後のフ
ローチャートである。
【図26】製造ライン1の動作説明のための終盤のフロ
ーチャートである。
【図27】製造ライン1の分散処理説明のためのフロー
チャートである。
【図28】製造ライン1の検査後のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 基板製造ライン 2 カセット搬入出装置 3 第1ロボット装置 4 走行レール 5 第2ロボット装置 6 第3ロボット装置 7 第4ロボット装置 8 共通走行レール 9 第5ロボット装置 10 走行レール 11 低圧紫外線洗浄装置 12 スピンスクラバー装置 13 塗布装置 14 第1多段式ベーク炉 15 第1基板交換ロボット装置 16 制御盤 18 減圧乾燥装置 19 位置決めテーブル、移行装置 20 バッファ部 21 第2多段式ベーク炉 22 第2基板交換ロボット装置 23 露光装置 25 周辺露光装置 26 i線露光装置 27 スピン現像装置 28 第3多段式ベーク炉 29 第3基板交換ロボット装置 30 検査装置 31 カセット 33 開口部 40 クリーンルーム 48 モータ 50 昇降旋回基部 51 上フォーク 51a爪体 52 下フォーク 52a爪体 61 液冷プレート室 62 基板出入室 63 空冷プレート室 64 下地処理室 65 ホットプレート室 66 開口部 67 開閉蓋 69 昇降基部 70 起立支柱 71 上フォーク 71a爪体 72 下フォーク 72a爪体 73 電磁ブレーキ 74 ボールネジ 77 モータ 79 横矯正装置 82 ソフトホットプレート室 83 ソフトクールプレート室 85 ハードホットプレート室 86 ハートクールプレート室 90 上下ピン 91 プレート 92 リンク 93 モータ 100 フレーム 120 塗布ヘッド W 基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の処理面を上にして基板出入部か
    ら、基板の取り出しと搬送を行う自走式のロボット装置
    により取り出し搬送し、クリーンルーム内に配設される
    複数の処理装置により所定処理を前記処理面に施した後
    に前記基板出入部に戻すように構成される基板製造ライ
    ンにおいて、 前記所定処理後の状態を検査する検査装置を前記基板出
    入部と現像後の現像後乾燥・冷却を行なう処理装置の間
    に設けることを特徴とする基板製造ライン。
  2. 【請求項2】 前記所定処理は、基板の洗浄、洗浄後の
    洗浄後加熱乾燥、加熱乾燥、密着増強剤の付与、一定温
    度化、レジスト液を含む所定塗布流体の塗布、所定塗布
    流体の塗布後の塗布後乾燥・冷却、露光、現像、現像後
    の現像後乾燥・冷却が含まれるとともに、 前記現像後
    乾燥・冷却の後に、前記検査を行なうことで良品の選別
    を行うように構成することを特徴とする請求項1に記載
    の基板製造ライン。
  3. 【請求項3】 基板の処理面を上にして基板出入部から
    1枚毎に取り出してから搬送し、クリーンルーム内に配
    設される複数の処理装置を経て所定処理を前記処理面に
    施し、複数分が配設される基板出入部に戻すように構成
    される基板製造ラインであって、 前記基板出入部から基板の取り出しと搬送を行う自走式
    の第1ロボット装置と、 前記第1ロボット装置の走行路に略直交するように配設
    されるとともに端部に露光装置を配設した共通走行路を
    走行して、基板の取り出しと搬送を行う自走式の第2ロ
    ボット装置と、 前記第2ロボット装置の下流側に位置する第3ロボット
    装置と、 前記第3ロボット装置の下流側に位置する第4ロボット
    装置と、 前記共通走行路を挟んで配設される前記処理装置の内、
    洗浄後の基板への加熱乾燥、密着増強剤の付与、一定温
    度化を行うための第1多段式ベーク炉を、 上下方向に分離構成される複数の多段式の処理室と、前
    記第2ロボット装置から搬送される基板の出し入れ及び
    位置決めを行う基板出入室と、前記処理室に配設される
    開閉式の開口部を介して、前記基板出入室との間で基板
    を出し入れする昇降機能を備える第1基板交換ロボット
    装置とから構成し、 前記共通走行路を挟んで配設される前記処理装置の内、
    所定塗布流体の塗布後の基板への塗布後乾燥・冷却を行
    うための第2多段式ベーク炉を、 上下方向に分離構成される複数の多段式の処理室と、前
    記第3ロボット装置から搬送される基板の出し入れ及び
    位置決めを行なう基板出入室と、前記処理室に配設され
    る開閉式の開口部を介して、前記基板出入室との間で基
    板を出し入れするために昇降機能を備える第2基板交換
    ロボット装置とから構成し、 前記露光装置で露光され、現像後の基板への現像後乾燥
    ・冷却を行うための第3多段式ベーク炉を、 上下方向に分離構成される複数の多段式の処理室と、前
    記第4ロボット装置から搬送される基板の出し入れ及び
    位置決めを行なう基板出入室と、前記処理室に配設され
    る開閉式の開口部を介して、前記基板出入室との間で基
    板を出し入れするために昇降機能を備える第3基板交換
    ロボット装置とから構成し、 前記現像後乾燥・冷却後に前記所定処理後の状態を検査
    するために前記基板出入部との間に配設される検査装置
    とを具備することを特徴とする基板製造ライン。
  4. 【請求項4】 基板の処理面を上にして基板出入部か
    ら、基板の取り出しと搬送を行う自走式のロボット装置
    により取り出し搬送し、クリーンルーム内に配設される
    複数の処理装置により所定処理を前記処理面に施した後
    に前記基板出入部に戻す各工程を備える基板製造方法に
    おいて、 前記所定処理後の状態を検査するために前記基板出入部
    に搬送する前に、検査を行うための工程を設けることを
    特徴とする基板製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100937082B1 (ko) * 2002-01-11 2010-01-15 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 기판처리장치 및 기판처리방법
JP2011523224A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 アプライド マテリアルズ イタリア エス. アール. エル. 基板上に電子回路を形成するためのプラント
JP2012084611A (ja) * 2010-10-07 2012-04-26 Hirata Corp 基板搬送装置

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