JPH11238571A - セラミックヒータの製造方法および製造装置 - Google Patents

セラミックヒータの製造方法および製造装置

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JPH11238571A
JPH11238571A JP10040192A JP4019298A JPH11238571A JP H11238571 A JPH11238571 A JP H11238571A JP 10040192 A JP10040192 A JP 10040192A JP 4019298 A JP4019298 A JP 4019298A JP H11238571 A JPH11238571 A JP H11238571A
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JP
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ceramic
green sheet
molded body
alumina
manufacturing
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JP10040192A
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Katsuji Mino
勝司 三野
Satoru Nakano
悟 中野
Shinji Imazu
信二 今津
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Sumitomo Metal SMI Electronics Device Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品不良を低減して製造歩留りが向上可能な
セラミックヒータの製造方法および製造装置を提供す
る。 【解決手段】 上金型でアルミナ成形体10を下金型に
向かって押込み、グリーンシート積層体20を下金型で
受けることにより、アルミナ成形体10にグリーンシー
ト積層体20を巻付けるので、アルミナ成形体10とグ
リーンシート積層体20との間の空気が抜け易く、界面
に空隙が形成されるのを防止することができる。また、
グリーンシート積層体20の両端部26および27を横
金型で挟込むことにより、アルミナ成形体10に両端部
26および27を密着させるので、アルミナ成形体10
と両端部26および27との接着が良好となり、両端部
26および27がアルミナ成形体10から剥がれるのを
防止することができる。したがって、製品不良を低減し
て製造歩留りを向上することが可能であり、自動化が容
易で製造工数を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素センサ等の各
種センサや流体を加熱するための加熱用ヒータ等に利用
されるセラミックヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車用酸素センサにおい
て、コールドスタート時に酸素センサを作動温度まで急
速に加熱させるため、セラミックヒータで加熱すること
が行われている。近年、排ガス規制の強化にともなって
コールドスタート時の立ち上がり特性を向上させる必要
があり、800℃以上の高温でも使用可能な耐久性の高
いセラミックヒータが求められている。
【0003】上記のセラミックヒータとして、アルミナ
を主成分とするセラミックス中に、W、Mo等の高融点
金属からなる発熱体を埋設してなるアルミナ製のセラミ
ックヒータが一般的に用いられている。このようなアル
ミナ製のセラミックヒータとして、例えば図10に示す
ように、円柱状の芯部材1と、この芯部材1の外周に設
けられ、図示しない発熱抵抗体を有するヒータ部2とを
備えたセラミックヒータ3が知られている。
【0004】上記のような構成のセラミックヒータを製
造する場合、例えば図11に示すように、セラミックス
の円柱状成形体11とシート状成形体12とを用意し、
シート状成形体12の一方の面にW、Mo等の高融点金
属のペーストを印刷して発熱抵抗体13を形成した後、
この発熱抵抗体13を形成した面に接着剤を塗布し、そ
の上に円柱状成形体11を載置し、円柱状成形体11を
図11に示す矢印方向に回転することにより、発熱抵抗
体13が内側となるようにシート状成形体12を円柱状
成形体11の周囲に巻付ける。その後、全体を焼成し一
体化することによって、図10に示すセラミックヒータ
3を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法で製造されたセラミックヒータは、例えば図12に
示すように、円柱状成形体11の周囲にシート状成形体
12を巻付けるとき、円柱状成形体11とシート状成形
体12との密着性が悪く、円柱状成形体11とシート状
成形体12との界面に空隙19が形成される場合があ
る。また、円柱状成形体11とシート状成形体12との
間に接着不良が発生し、シート状成形体12の端部12
aが円柱状成形体11から剥がれる場合がある。
【0006】図12に示すように、円柱状成形体11と
シート状成形体12との界面に空隙19が形成された
り、シート状成形体12の端部12aが円柱状成形体1
1から剥がれた場合、焼成後のセラミックヒータは、機
械的強度が低下して使用中に破壊したり、発熱抵抗体が
部分的に酸化して抵抗値が変化し、局部的に温度が高く
なって発熱抵抗体が断線するという問題があった。
【0007】本発明は、このような問題を解決するため
になされたものであり、製品不良を低減して製造歩留り
が向上可能なセラミックヒータの製造方法および製造装
置を提供することを目的とする。本発明の他の目的は、
自動化が容易で製造工数が低減可能なセラミックヒータ
の製造方法および製造装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
セラミックヒータの製造方法によると、発熱抵抗体を有
するセラミックグリーンシートの上面に接着剤を塗布
し、セラミックグリーンシートの下部に凹凸部を有する
下金型を配置し、セラミックグリーンシートの上面の下
金型に対向する位置に筒状あるいは柱状のセラミック成
形体を載置し、セラミック成形体の上部に凹凸部を有す
る上金型を配置する。その後、上金型の凹凸部でセラミ
ック成形体を下金型に向かって押込み、セラミックグリ
ーンシートを下金型の凹凸部で受けることにより、セラ
ミック成形体にセラミックグリーンシートを巻付ける。
このとき、セラミック成形体とセラミックグリーンシー
トとの間の空気が抜け易く、密着性が良好となるので、
セラミック成形体とセラミックグリーンシートとの界面
に空隙が形成されるのを防止することができる。また、
セラミック成形体から上金型を離間させ、セラミック成
形体に巻付けたセラミックグリーンシートの両端部を中
心に凹凸部を有する一対の横金型を対向させ、セラミッ
クグリーンシートの両端部を横金型の凹凸部で挟込むこ
とにより、セラミック成形体にセラミックグリーンシー
トの両端部を密着させる。このとき、セラミックグリー
ンシートの両端部はセラミック成形体に向かって押さ
れ、セラミック成形体とセラミックグリーンシートの両
端部との接着が良好となるので、セラミックグリーンシ
ートの端部がセラミック成形体から剥がれるのを防止す
ることができる。したがって、製品不良を低減して製造
歩留りを向上することができる。
【0009】さらに、下金型、上金型および横金型を用
いることにより、セラミック成形体とセラミックグリー
ンシートとの界面に空隙がなく、セラミックグリーンシ
ートの両端部がセラミック成形体から剥がれないセラミ
ック体を得ることができるので、製造装置を容易に自動
化することが可能であり、製造工数を低減することがで
きる。
【0010】上記のセラミックス体を構成する材質とし
て、例えばアルミナ、ムライト、窒化珪素等を用いるこ
とができるが、90〜96重量%のアルミナを主成分と
し、残部がシリカ、マグネシア、カルシア等のガラス成
分からなるアルミナセラミックスが一般的である。セラ
ミックグリーンシートに発熱抵抗体を形成するには、セ
ラミックグリーンシートにスクリーン印刷等により発熱
抵抗体ペーストを塗布する厚膜法を採用することができ
る。
【0011】上記の発熱抵抗体は、高融点金属からなる
金属成分を主成分とする。金属成分としては、例えば
W、Mo、Re等の高融点金属、あるいは焼成時に分
解、還元されて金属化するような材料を用いることがで
きる。また、セラミックス体と同様なセラミックス成分
を高融点金属からなる金属成分に混合することも可能で
ある。金属成分とセラミックス成分とを混合することに
より、高温における発熱抵抗体の耐久性を向上すること
ができる。
【0012】上記の金属成分、あるいは金属成分とセラ
ミックス成分との混合物を溶剤等の液状成分を含有する
有機ビヒクル中に分散させて発熱抵抗体ぺーストを作製
することができる。発熱抵抗体ペーストの調整は、3本
ロールを使用する方法等で調整することができる。本発
明の請求項2記載のセラミックヒータの製造方法による
と、セラミックグリーンシートは、発熱抵抗体を有する
第1のセラミックグリーンシートと、ビアあるいはスル
ーホールを有する第2のセラミックグリーンシートとを
積層したグリーンシート積層体である。このため、発熱
抵抗体が内側となるように第1のセラミックグリーンシ
ートと第2のセラミックグリーンシートとを積層するこ
とにより、セラミック成形体とグリーンシート積層体と
の密着性がさらに良好となり、セラミック成形体とグリ
ーンシート積層体との界面に空隙が形成されたり、グリ
ーンシート積層体の端部がセラミック成形体から剥がれ
るのをさらに防止することができる。したがって、製品
不良をさらに低減し、製造歩留りをさらに向上すること
ができる。
【0013】また、第1のセラミックグリーンシートに
形成した発熱抵抗体の引出し部と、第2のセラミックグ
リーンシートに形成したビアあるいはスルーホールとを
対向させることにより、両者を電気的に接続することが
可能である。さらに、第2のセラミックグリーンシート
の反第1のセラミックグリーンシート側の面のビアある
いはスルーホールにNi等のめっきを施し、このめっき
層上にリード線をろう付けすることにより、外部から発
熱抵抗体に通電することが可能となる。
【0014】本発明の請求項3記載のセラミックヒータ
の製造装置によると、下金型、上金型および横金型の凹
凸部の合わせ面の形状は、セラミック成形体、あるいは
セラミック成形体にセラミックグリーンシートを密着さ
せたセラミック体の外周面の形状に合わせた形状となっ
ている。したがって、セラミック成形体とセラミックグ
リーンシートとの密着性がさらに良好となり、セラミッ
ク成形体とセラミックグリーンシートとの界面に空隙が
形成されたり、セラミックグリーンシートの端部がセラ
ミック成形体から剥がれるのを確実に防止することがで
きる。
【0015】さらに、セラミック成形体の形状が円柱
状、円筒状、角柱状、角筒状等さまざまな形状であって
も対応が可能であるので、さまざまな形状ならびに用途
のセラミックヒータ用の製造装置として用いることがで
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。本発明をアルミナ製のセラミックヒー
タの製造方法に適用した一実施例について、図1〜図9
を用いて説明する。まず、アルミナ製のグリーンシート
積層体の作製方法について述べる。
【0017】(1) アルミナ粉末にマグネシア、シリカ、
チタニア等の焼結助剤を少量加えた粉体に、ジオキシル
フタレート等の可塑剤、アクリル樹脂等のバインダおよ
びトルエン、キシレン、アルコール類等の溶剤を加え、
十分に混練して粘度2000〜4000cpsのスラリ
を作製し、ドクターブレード法によって例えば0.5m
m厚の2枚のアルミナ製のセラミックグリーンシートを
形成する。
【0018】(2) 図2(A)に示すように、打抜き型や
パンチングマシーン等を用いて所望の形状に打抜いた第
1のアルミナグリーンシート20aの一方の面に、例え
ばW、Mo、Re等の高融点金属からなる発熱抵抗体ペ
ーストを用いて発熱抵抗体23をスクリーン印刷等によ
り印刷する。この発熱抵抗体23は、線幅が狭く屈曲パ
ターン形状の発熱部21と、抵抗値が低くなるように幅
広形状の引出し部22とからなる。
【0019】(3) 図2(B)に示すように、打抜き型や
パンチングマシーン等を用いて図2(A)に示す第1の
アルミナグリーンシート20aと同様の形状に打抜いた
第2のアルミナグリーンシート20bに、打抜き型やパ
ンチングマシーン等を用いて一対のビアホールを打抜き
加工し、(2) の工程で用いたのと同じ発熱抵抗体ペース
トを各ビアホールに充填し、ビア30を形成する。
【0020】(4) 図3に示すように、発熱抵抗体23が
内側となるように第1のアルミナグリーンシート20a
と第2のアルミナグリーンシート20bとを積層し、こ
のグリーンシート積層体20を例えば80〜150℃、
50〜250kg/cm2 の条件で熱圧着して一体化す
る。このとき、第1のアルミナグリーンシート20aに
形成された引出し部22と、第2のアルミナグリーンシ
ート20bに形成されたビア30とは、対面し、電気的
に接続される。
【0021】次に、上記の(1) 〜(4) で作製したグリー
ンシート積層体と、別途用意したアルミナの水溶性スラ
リから製造されるアルミナ製の円柱状の押出し成形体と
を用い、このアルミナ成形体にグリーンシート積層体を
巻付ける方法について説明する。 (5) 図4に示すように、熱圧着されたグリーンシート積
層体20の上面25に有機系の接着剤を塗布し、グリー
ンシート積層体20の下部に凹凸部41を有する下金型
40を配置する。ここで、第1のアルミナグリーンシー
ト20aの反発熱抵抗体側の面が上面25であり、第2
のアルミナグリーンシート20bの反第1のアルミナグ
リーンシート側の面が下面24である。
【0022】(6) 図5に示すように、グリーンシート積
層体20の上面25の下金型40に対向する位置に円柱
状のアルミナ成形体10を載置し、このアルミナ成形体
10の上部に凹凸部51を有する上金型50を配置す
る。 (7) 図6に示すように、上金型50を矢印−Z方向に移
動し、上金型50の凹凸部51でアルミナ成形体10を
下金型40に向かって押込み、グリーンシート積層体2
0を下金型40の凹凸部41で受けることにより、アル
ミナ成形体10にグリーンシート積層体20を巻付け
る。ここで、上金型50の凹凸部51の合わせ面の形状
は、アルミナ成形体10の外周面に合わせた半円状の形
状となっており、下金型40の凹凸部41の合わせ面の
形状は、アルミナ成形体10にグリーンシート積層体2
0を密着させたセラミック体の外周面に合わせた半円状
の形状となっている。したがって、アルミナ成形体10
にグリーンシート積層体20を巻付けるとき、アルミナ
成形体10とグリーンシート積層体20との間の空気が
抜け易く、密着性が良好となるので、アルミナ成形体1
0とグリーンシート積層体20との界面に空隙が形成さ
れるのを防止することができる。
【0023】次に、アルミナ成形体に巻付けたグリーン
シート積層体の両端部をアルミナ成形体に密着させる方
法について説明する。 (8) 図7に示すように、上金型50を矢印Z方向に移動
し、アルミナ成形体10から上金型50を離間させ、ア
ルミナ成形体10に巻付けたグリーンシート積層体20
の両端部26および27を中心に凹凸部61および71
を有する一対の横金型60および70を対向させる。
【0024】(9) 図8に示すように、横金型60を矢印
−X方向に移動するとともに横金型70を矢印X方向に
移動し、グリーンシート積層体20の両端部26および
27を横金型60および70の凹凸部61および71で
挟込むことにより、アルミナ成形体10にグリーンシー
ト積層体20の両端部26および27を密着させる。こ
こで、横金型60および70の凹凸部61および71の
合わせ面の形状は、アルミナ成形体10にグリーンシー
ト積層体20を密着させたセラミック体の外周面に合わ
せた半円状の形状となっている。したがって、アルミナ
成形体10にグリーンシート積層体20の両端部26お
よび27を密着させるとき、この両端部26および27
はアルミナ成形体10に向かって押され、アルミナ成形
体10と両端部26および27との接着が良好となるの
で、両端部26および27がアルミナ成形体10から剥
がれるのを防止することができる。
【0025】次に、図9に示すように、横金型60を矢
印X方向に移動するとともに横金型70を矢印−X方向
に移動し、アルミナ成形体10にグリーンシート積層体
20の両端部26および27を密着させたセラミック体
100から横金型60および70を離間させ、下金型4
0を矢印Z方向に移動し、下金型40によりセラミック
体100を上方に押出す。
【0026】そして、図1に示すように、下金型からセ
ラミック体100を取出すことにより、アルミナ成形体
10とグリーンシート積層体20との界面に空隙がな
く、両端部26および27がアルミナ成形体10から剥
がれない円柱状のセラミック体100を得ることができ
る。このとき、ビア30は発熱抵抗体23に電気的に接
続されている。
【0027】次に、上記で得られたセラミック体を窒素
−水素混合ガス雰囲気中で1500〜1600℃で焼成
し、一体化することにより、アルミナ製のセラミックヒ
ータが得られる。最後に、焼成後のセラミックヒータの
ビアにNi等のめっきを施し、このめっき層上にリード
線をろう付けすることにより、外部から発熱抵抗体に通
電することが可能となる。
【0028】本実施例においては、上金型50の凹凸部
51でアルミナ成形体10を下金型40に向かって押込
み、グリーンシート積層体20を下金型40の凹凸部4
1で受けることにより、アルミナ成形体10にグリーン
シート積層体20を巻付けるので、アルミナ成形体10
とグリーンシート積層体20との間の空気が抜け易く密
着性が良好となり、界面に空隙が形成されるのを防止す
ることができる。また、グリーンシート積層体20の両
端部26および27を横金型60および70の凹凸部6
1および71で挟込むことにより、アルミナ成形体10
に両端部26および27を密着させるので、両端部26
および27はアルミナ成形体10に向かって押され、ア
ルミナ成形体10と両端部26および27との接着が良
好となり、両端部26および27がアルミナ成形体10
から剥がれるのを防止することができる。したがって、
アルミナ成形体10とグリーンシート積層体20との界
面に空隙がなく、両端部26および27がアルミナ成形
体10から剥がれないセラミック体100を得ることが
でき、製品不良を低減することが可能であり、製造歩留
りを向上することができる。また、このセラミック体1
00を焼成することにより、耐久性および耐熱性に優れ
たセラミックヒータが得られる。
【0029】以上説明した本実施例により得られるセラ
ミックヒータは、耐食性、耐久性に優れ、急速昇温が可
能であることから、酸素センサ等の各種センサや流体を
加熱するための加熱用ヒータ等に利用することができ、
特に酸素センサ加熱用ヒータとして最適である。本実施
例では、発熱抵抗体23を有する第1のアルミナグリー
ンシート20aと、ビア30を有する第2のアルミナグ
リーンシート20bとを積層したグリーンシート積層体
20をアルミナ成形体10に巻付け、密着させることに
より、セラミックヒータを製造したが、本発明では、一
方の面側に発熱抵抗体を有し、この発熱抵抗体の引出し
部にビアあるいはスルーホールを有するアルミナグリー
ンシートの発熱抵抗体側の面が内側となるように、この
アルミナグリーンシートをアルミナ成形体の周囲に巻付
け、密着させることによりセラミックヒータを製造して
もよい。
【0030】また本実施例では、円柱状のアルミナ成形
体10を用いて円柱状のセラミックヒータを製造した
が、本発明では、円筒状、角柱状、角筒状等さまざまな
形状のセラミック成形体を用いてさまざまな形状のセラ
ミックヒータを製造することが可能である。本発明で
は、アルミナ製のセラミックヒータに限らず、ムライ
ト、窒化珪素等のセラミックヒータに適用することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するためのものであって、セラミック体を
示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するためのものであって、(A)は第1の
アルミナグリーンシートを示す平面図であり、(B)は
第2のアルミナグリーンシートを示す平面図である。
【図3】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するためのものであって、グリーンシート
積層体を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図5】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図6】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図7】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図8】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図9】本発明の一実施例によるセラミックヒータの製
造方法を説明するための模式的正面図である。
【図10】従来のセラミックヒータを示す斜視図であ
る。
【図11】従来のセラミックヒータの製造方法を説明す
るための模式的正面図である。
【図12】従来のセラミックヒータの製造方法を説明す
るためのものであって、セラミック体を示す模式的正面
図である。
【符号の説明】
10 アルミナ成形体(セラミック成形体) 20 グリーンシート積層(セラミックグリーンシー
ト) 20a 第1のアルミナグリーンシート(第1のセラミ
ックグリーンシート) 20b 第2のアルミナグリーンシート(第2のセラミ
ックグリーンシート) 21 発熱体 22 引出し部 23 発熱抵抗体 24 下面 25 上面 26、27 端部 30 ビア 40 下金型 41、51、61、71 凹凸部 50 上金型 60、70 横金型 100 セラミック体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱抵抗体を有するセラミックグリーン
    シートの上面に接着剤を塗布し、前記セラミックグリー
    ンシートの下部に凹凸部を有する下金型を配置する工程
    と、 前記セラミックグリーンシートの上面の前記下金型に対
    向する位置に筒状あるいは柱状のセラミック成形体を載
    置し、前記セラミック成形体の上部に凹凸部を有する上
    金型を配置する工程と、 前記上金型の凹凸部で前記セラミック成形体を前記下金
    型に向かって押込み、前記セラミックグリーンシートを
    前記下金型の凹凸部で受けることにより、前記セラミッ
    ク成形体に前記セラミックグリーンシートを巻付ける工
    程と、 前記セラミック成形体から前記上金型を離間させ、前記
    セラミック成形体に巻付けた前記セラミックグリーンシ
    ートの両端部を中心に凹凸部を有する一対の横金型を対
    向させる工程と、 前記セラミックグリーンシートの両端部を前記横金型の
    凹凸部で挟込むことにより、前記セラミック成形体に前
    記セラミックグリーンシートの両端部を密着させる工程
    と、 前記セラミック成形体に前記セラミックグリーンシート
    の両端部を密着させたセラミック体から前記横金型を離
    間させ、前記下金型から前記セラミック体を取出す工程
    と、 前記セラミック体を焼成する工程と、 を含むことを特徴とするセラミックヒータの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記セラミックグリーンシートは、発熱
    抵抗体を有する第1のセラミックグリーンシートと、ビ
    アあるいはスルーホールを有する第2のセラミックグリ
    ーンシートとを積層したグリーンシート積層体であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のセラミックヒータの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の製造方法を実
    施するための装置であって、 前記下金型、前記上金型および前記横金型の凹凸部の合
    わせ面の形状は、前記セラミック成形体あるいは前記セ
    ラミック体の外周面の形状に合わせた形状となっている
    ことを特徴とするセラミックヒータの製造装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2174323A2 (en) * 2007-07-18 2010-04-14 Watlow Electric Manufacturing Company Thick film layered resistive device employing a dielectric tape
JP2010533980A (ja) * 2007-07-18 2010-10-28 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー サイクル時間が短縮された厚膜抵抗装置の製造方法
JP2011518435A (ja) * 2008-04-07 2011-06-23 ワトロウ エレクトリック マニュファクチュアリング カンパニー 積層ヒーター・システム内に層を位置決めするための方法及び装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2174323A2 (en) * 2007-07-18 2010-04-14 Watlow Electric Manufacturing Company Thick film layered resistive device employing a dielectric tape
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