JPH11238353A - ねじりコイルばねの組込装置 - Google Patents

ねじりコイルばねの組込装置

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Publication number
JPH11238353A
JPH11238353A JP3920098A JP3920098A JPH11238353A JP H11238353 A JPH11238353 A JP H11238353A JP 3920098 A JP3920098 A JP 3920098A JP 3920098 A JP3920098 A JP 3920098A JP H11238353 A JPH11238353 A JP H11238353A
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JP
Japan
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torsion coil
coil spring
positioning
gripping
holding
Prior art date
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Application number
JP3920098A
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English (en)
Inventor
Yoichi Hayashi
洋一 林
Shinji Watanabe
真司 渡邊
Hiroyuki Kitamura
広行 北村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送されてくるねじりコイルばねの方向等を
揃えたまま、従来困難とされていた磁気テープカートリ
ッジ内に自動組み込みを行うねじりコイルばねの組込み
装置を提供する。 【解決手段】 搬送手段3に整列したねじりコイルばね
153を、ガイド板16等により両脚部153A,15
3B等の向きを変えることなく位置決め手段11の段差
部18に保持し、次いで位置決め手段11を回動させて
ねじりコイルばね153の向きを変えることなく把持位
置に位置決めを行い、把持手段31を構成する一対の爪
により把持して磁気テープカートリッジ101等の装着
対象位置に運び、一対の爪による把持を解除して装着を
行う。前記搬送手段3から装着までの作用は全て自動的
に行われ、作業効率の向上や信頼性向上を図ることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじりコイルばね
の組込装置に関し、特に磁気テープカートリッジ等の機
器にねじりコイルばねを自動的に組み込む際に好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピューター等の記録媒体とし
て使用されている磁気テープカートリッジには、いわゆ
るワンリールタイプと呼ばれているものがある。図7に
この磁気テープカートリッジの一般的構成を示す。この
磁気テープカートリッジ101は、上リール104と下
リール105とが超音波溶着されている単一のリール1
03に磁気テープ120を巻装し、前記リール103を
上カートリッジ102aと下カートリッジ102bとが
ビス119により締結されたカートリッジケース内に回
動自在に収容した構成である。
【0003】前記上リール104はガラスファイバー入
のポリカーボネート樹脂からなり、上フランジ104a
を有し、その中心部分に凹状をなして逆側に突出するボ
ス部104bが設けられている。前記上フランジ104
aの外周にはギヤ部104cが形成されている。また、
前記凹部104b内に形成された筒状リブ内にリング状
のベアリング106が圧入固定され、ベアリング中心部
の穴にスプリングプラグ107が圧入固定されている。
そして、前記スプリングプラグ107にリールバネ10
8が取りつけられて、前記リール103を下方に押圧す
ると共に回転自在に保持している。また、下リール10
5は、ポリカーボネート樹脂からなり、その下フランジ
105aの中心に明けられた孔の周囲に超音波溶着用の
リブ105bを形成したものであり、この部分が前記ボ
ス部104bの肩部に超音波溶着される。
【0004】前記リール103は、カートリッジの不使
用時においては、ねじりコイルばねからなるリールロッ
クばね153にて適宜付勢されたリールロック150,
151により不測の回動をしないように係止されてい
る。また、前記磁気テープカートリッジ101は、その
不使用時においては、前記磁気テープ120が完全に前
記リール103に巻き込まれた状態で、磁気テープ端に
取り付けられたリーダーテープ121(コンピュータの
装置が前記磁気テープ120をテープ路に導入するため
の手段)がカートリッジ側面寄りに組み込まれたフック
118の先端部分に係止されている。
【0005】前記磁気テープ120を引き出す開口部分
には、カートリッジ平面方向に開閉可能なリッド130
がねじりコイルばねからなるリッド付勢ばね115にて
適宜付勢されて取り付けらている。そして、カートリッ
ジ不使用時には、前記リッド130は圧縮ばね116に
より適宜付勢されたロック部材140により回動できな
いように係止されている。また、前記リッド113とは
反対側にはライトプロテクト117が組み込まれてい
る。記録再生装置のテープ路に前記磁気テープ120を
導入するための係合手段と係合するリーダーテープ12
1は、例えばスプライスにより前記磁気テープ120に
繋げられている。
【0006】以下、図8を参照して磁気テープカートリ
ッジ101の要部構造を説明すると、上カートリッジ1
02aの一端にボス152が形成され、このボス152
にねじりコイルばねからなるリールロックばね153の
胴体部153Aを挿通させる。そして、リールロックば
ね153の一方の脚部153Bを係止部材154に係止
させ、他方の脚部153Cで図8では図示を省略したリ
ールロック150,151を付勢する構成になってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれらワンリ
ールタイプの磁気テープカートリッジ101は小型軽量
化が進み、上下カートリッジに組み込まれる部材も小型
化され、内部は狭隘になっている。また、リールロック
等も小型部品であるうえに、カートリッジには種々の目
的で突起や枠部等が形成されているので、従来は止むな
く手作業で組み立てを行っていた。しかし、手作業では
非効率である。そこで、従来から自動組み立てが検討さ
れていたのであるが、前記実情および下記のような制約
から未だに自動組み立てが行われていない。自動組み立
てに際しては、リールロックばね153の周方向の向き
を正確に位置決めし、両脚部153B,153Cを決め
られた方向に正確に位置決めしないと、組み込み不可で
あるうえに、無理に装着したとしてもリールロックを付
勢することができない。このため、自動組み立てに際し
ては、リールロックばね153を決められた向きに保持
し、次いで装着する技術が必要であるが、従来はリール
ロックばね153を決められた向きに保持して装着する
技術が無く、したがって自動組み立ても行われていなか
った。
【0008】本発明は、前記状況に鑑みてなされたもの
であり、上記のような磁気テープカートリッジ等の機器
へのねじりコイルばねの組み込みを自動化し得るねじり
コイルばねの組込装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、ねじりコイルばねを整列状態で搬送する搬送手段
と、前記搬送手段から搬送される前記ねじりコイルばね
を保持するとともに所定の位置に位置決めする位置決め
手段と、前記位置決め手段により位置決めされた前記ね
じりコイルばねを把持して所望の機器に装着する把持手
段とを備え、前記搬送手段は、前記ねじりコイルばねの
胴体部をその溝部に収容し、前記胴体部から周方向に突
出する脚部を上面部に露呈させた状態で整列させる構成
であり、前記位置決め手段は、往復回動する扇形状の回
動部材と、該回動部材の周面に設けられ前記ねじりコイ
ルばねを保持する段差部と、前記段差部が前記搬送手段
による搬送路と連通した位置で前記ねじりコイルばねの
脚部を位置規制するガイド板と、前記ねじりコイルばね
を前記段差部に保持した位置から前記把持手段により把
持される位置まで移動させる際に後続の前記ねじりコイ
ルばねの移動を阻止する円弧面とを備えた構成であり、
前記把持手段は、前記位置決め手段により位置決め保持
された前記ねじりコイルばねの胴体部を開閉自在の一対
の爪により把持する構成であることを特徴とするねじり
コイルばねの組込装置により達成される。
【0010】前記ねじりコイルばねの組込装置は、搬送
手段にねじりコイルばねを整列した段階で、ねじりコイ
ルばねの胴体部が溝に収納され、円周方向に形成された
両脚部は上面に露呈した状態で整列させられる。そし
て、位置決め手段はガイド板の作用によってねじりコイ
ルばねを整列した状態のまま段差部に1個ずつ保持し、
回動部材を回動させて、ねじりコイルばねを保持した状
態のままで位置と胴体の軸心方向を変換させる。把持手
段は、前記位置決めされたねじりコイルばねを一対の爪
を閉じることにより両側から把持し、機器の所定位置に
運んで爪を開くことにより、把持を解除してボスに装着
する。この構成によれば、搬送手段上に整列したねじり
コイルばねは、整列状態のまま順次位置決め、把持、装
着が行われることになり、ねじりコイルばねの自動組込
みという本発明の目的を達成することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明に係
るねじりコイルばねの組込装置(以下、単に組込装置と
略称する)の実施形態を説明する。図1はねじりコイル
ばねの組込工程と組込装置の一部構成を示す斜視図、図
2は搬送手段の構成を示す断面図、図3は組込装置の構
成を示す側面図、図4は位置決め手段の作用を示す斜視
図、図5は把持手段の構成を示す側面図、図6はねじり
コイルばねの把持状態を示す平面図である。なお、実施
形態の説明にあたっては、従来例で参照した部材等を適
宜援用する。
【0012】組込装置1は、図1に示すようにねじりコ
イルばね153を整列状態で搬送する搬送手段3と、搬
送されたねじりコイルばね153を搬送手段3の端部で
一定状態に保持するとともに所定位置まで移動して位置
決めを行う位置決め手段11と、位置決め手段11によ
って位置決めされたねじりコイルばね153を把持して
磁気テープカートリッジ101に組み込む把持手段31
とを備えている。ねじりコイルばね153は、図1の左
方上部に斜視で示したようにコイル状に巻回された胴体
153Aから両脚部153B,153Cが延びた構成に
なっている。例示したねじりコイルばね153は、両脚
部153B,153Cが互いに逆方向に水平状に延びて
いるが、この形状に限定されるものではなく、巻き数も
限定されない。
【0013】搬送手段3は長手状の板材によって構成さ
れ、その長さはねじりコイルばね153の整列数や組み
立てラインのレイアウトによって設定される。搬送手段
3の上面中央部には、長手方向に沿ってU字状のガイド
溝4が形成されている。ガイド溝4の深さや幅は、図2
に示すようにねじりコイルばね153の胴体153Aを
収容できるように設定されている。ガイド溝4を図示の
ように構成することにより、胴体部153Aをガイド溝
4に落とし込めば、両脚部153B,153Cが言わば
自動的に搬送手段3の両上面3A,3Bに並び状態で露
呈される。したがって、搬送手段3へのねじりコイルば
ね153の供給に伴い、位置決め手段11による保持の
ための整列が行われることになる。
【0014】搬送手段3は、整列したねじりコイルばね
153を振動により位置決め手段11へ向けて搬送する
ように構成されている。そして、搬送手段3の端部に
は、搬送手段3に連接するようにして固定ガイド部5が
設けられている。固定ガイド部5の上面中央部には、前
記ガイド溝4に連通するようにして横断面U字型のガイ
ド溝6が形成されている。この構成によれば、ガイド溝
4上を搬送されてきたねじりコイルばね153は、固定
ガイド部5の寸法設定により、例えば本実施形態では1
個ずつガイド溝6上に受容されることになる。なお、固
定ガイド部5は振動せず、ガイド溝6上に受容されたね
じりコイルばね153は、後続するねじりコイルばね1
53(振動により付勢されている)に付勢されて、位置
決め手段11の方向に押し出される。この固定ガイド部
5は、搬送手段3の一部に含まれる。
【0015】位置決め手段11は、搬送手段3から供給
されるねじりコイルばね153を真空吸着により保持
し、後述する把持手段31による把持位置まで移動して
位置決めする機能を有している。位置決め手段11は、
軸受け部12により回転自在に支持された回転軸13に
固定された回動部材14、吸着部15、ねじりコイルば
ね153の回転を防止する等の機能を有するガイド板1
6等により構成されている。
【0016】回動部材14の後端側には割り溝14Aが
形成され、この割り溝14Aの基部に形成された挿通孔
に回転軸13を挿通し、図1および図3に示すようにネ
ジ17により締め付け固定する。回動部材14の端部に
は、吸着部15が一体に固定されている。吸着部15の
端面は、図3に示すように約90°の範囲に渡って円弧
状に形成され、一方の端部に1個のねじりコイルばね1
53を収納する段差部18が形成され、その内部にねじ
りコイルばね153を吸着する際の位置ずれを防止する
段付きセンタリングピン19が設けられている。なお、
吸着部15は、回動部材14と一体に回動し、その側面
が円弧面に形成されている。また、段差部18であって
段付きセンタリングピン19の周囲には、ねじりコイル
ばね153を真空吸着するための吸着孔(図示省略)が
形成され、段差部18の近傍には真空切替孔21が設け
られている。この真空切替孔21は通常は真空と接続さ
れているが、適宜圧空に切り替えられる。例えば、装置
停止時に圧空と接続され、ごみを排出させるクリーニン
グが実行される。段差部18の上部には、段差部18の
一面を閉塞するようにしてガイド板16がネジ22によ
り固定されている。
【0017】ところで、ガイド板16の下面と搬送手段
3の両上面3A,3Bとの間には、図2に示すように隙
間Gが形成されている。この隙間Gは、ねじりコイルば
ね153の両脚部153A,153Bの直径に対しやや
大に設定されている。したがって、1個のねじりコイル
ばね153が固定ガイド部5上に搬送されてくると、吸
着部15によって段差部18内に吸い込まれるが、吸い
込み時にはねじりコイルばね153の胴体部153A内
に段付きセンタリングピン19が挿通する。そのうえ、
ねじりコイルばね153の両脚部153A,153Bと
が前記隙間Gの設定によりガイド板16の下側面に沿う
ようになり、ねじりコイルばね153が回動不可にな
る。この結果、搬送手段3上に整列させられたねじりコ
イルばね153は、整列通りの姿勢で吸着部15に吸着
される。
【0018】前記吸着作用が終了すると、図示を省略し
た制御装置によって回転軸13が駆動され、図1および
図3に実線で示した状態から想像線で示す位置にほぼ9
0°回転駆動される。この結果、ねじりコイルばね15
3は実線で示したように真横方向で吸着された後、想像
線で示すようにほぼ90°回転して真上方向に位置決め
される。ここで注目すべきは、搬送手段3上に整列させ
られたねじりコイルばね153は、前記のように真上方
向に位置決めされても整列時の姿勢が保持されることで
ある。
【0019】すなわち、ねじりコイルばね153の胴体
部153Aを段付きセンタリングピン19が挿通してい
るので、ねじりコイルばね153の横方向のずれが規制
される。そして、両脚部153A,153Bがガイド板
16に沿っているので、周方向のずれ(動き)が規制さ
れる。したがって、ねじりコイルばね153が図1およ
び図2に想像線で示すように位置決めされた段階では、
ねじりコイルばね153の位置および向きは常に一定に
なる。この状態で真空吸着を解除しても、ねじりコイル
ばね153の位置および向きは変わらず、しかも図4に
示すように段差部18の両側は空き状態になる。故に、
段差部18の両側からねじりコイルばね153を挟み付
けて把持すれば、ねじりコイルばね153を矢印Xに示
すように上方に簡単に抜き取るとともに、所定位置に持
ち運ぶことができる。
【0020】次に、図5および図6を参照して把持手段
31について説明する。把持手段31は、位置決め手段
11によって位置決めされたねじりコイルばね153を
把持するチャック32と、このチャック32を上下方向
に駆動する駆動部33とに大別され、把持手段31全体
が図示を省略した駆動機構によって位置決め手段11の
上部位置から磁気テープカートリッジ50の組み立てラ
インまで位置制御されるように構成されている。基板3
5の上部に、チャック32を駆動するシリンダー36
と、可動板37を上下方向に位置制御するシリンダー3
8A,38Bとが固定され、可動板37の下部にチャッ
ク32が固定されている。したがって、シリンダー38
A,38Bを駆動することにより、基板35を基準にし
て可動板37が上下に位置制御され、可動板37の下部
に固定されたチャック32も同時に位置制御されること
になる。そして、図示を省略した駆動機構により基板3
5を位置制御することにより、図5に示した把持手段3
1全体が位置決め手段11の上部から組み立てライン上
のねじりコイルばね153の装着位置まで位置制御され
る。なお、シリンダー36とチャック32との連結機構
の図示は省略してある。
【0021】チャック32は、ねじりコイルばね153
を胴体153Aの両側から挟み付けて把持する2種の爪
39A,39Bを備えている。爪39Aは、図6に示す
ように横断面形状が板状であるので、説明の便宜のため
平爪と称する。一方の爪39Bは、ねじりコイルばね1
53の胴体153Aに当接する面をV字型に切り込んだ
形状であるので、V爪と称する。平爪39A、V爪39
Bは、図5の拡大部分に矢印で示すように開閉自在に構
成されていて、ねじりコイルばね153を把持する際に
閉じられ、磁気テープカートリッジ101に装着する際
に開かれる。チャック32には平爪39AとV爪39B
との間に延びる位置決めピン40が設けられている。
【0022】次に、ねじりコイルばね153の整列から
磁気テープカートリッジ101への装着までの一連の作
用を説明する。ねじりコイルばね153を搬送手段3に
整列させる場合、胴体部153Aをガイド溝4に落とし
込むだけで、両上面3A,3B上に両脚部153B,1
53Cが図1および図4に示すように整列する。この整
列作業時に、例えば胴体部153Aを上にした場合は、
搬送手段3上に突出するので、上ガイド200で掻き落
とされる。搬送手段3上に整列したねじりコイルばね1
53は、搬送手段3の振動により位置決め手段11方向
に搬送される。そして、固定ガイド部5を介して段差部
18内への送り込みと真空吸着が行われるが、本実施形
態では段差部18の深さがねじりコイルばね153の1
個分に設定されているので、2個以上を吸着することは
ない。
【0023】また、搬送手段3の上面3A,3Bとガイ
ド板16との間隔が、両脚部153A,153Bを通過
させる程度の間隔Gに設定されているので、整列不良で
あったり、両脚部153A,153Bが変形している場
合は、この段階で検出することができる。したがって、
正規にねじりコイルばね153を吸着した場合は、両脚
部153A,153Bが必ずガイド板16に沿った状態
になる。ねじりコイルばね153の吸着作業が終了する
と、回動部材14が図1および図3に実線で示した位置
から想像線で示すように回動され、ねじりコイルばね1
53は搬送手段3に連通した位置からほぼ90°移動し
た位置に位置決めされる。この段階におけるねじりコイ
ルばね153の周囲を見ると、図4に示すように両脚部
153A,153B側と、これらに対向する面とは閉塞
されている。しかし、胴体部153Aのうち段差部18
の開口側に面した位置は閉塞されていない。この位置に
おいて、ねじりコイルばね153の上方に把持手段31
を位置させ、平爪39A、V爪39Bを開いた状態でチ
ャック32を垂下させ位置決めピン40を胴体部153
Aに挿入してその周面でねじりコイルばね153を位置
決めする。次いで平爪39A、V爪39Bを閉じると、
図6に示すように胴体部153Aを挟み付けて、ねじり
コイルばね153全体を把持するようになる。
【0024】次いで、可動板37と一体にチャック32
を上方に持ち上げると、チャック32とねじりコイルば
ね153とが段差部18から抜き出され、そのまま横行
して磁気テープカートリッジ50に装着できるようにな
る。以上の把持作用が行われている間、固定ガイド部5
の端部は図4に示したように回動部材14に形成した円
弧面14Aにより閉塞されている。したがって、固定ガ
イド部5上に搬送されてきたねじりコイルばね153
は、円弧面14Aに当接して搬送不可になり待機状態に
なる。そして、前記把持作用が終了すると、回動部材1
4は再び元の位置、即ち想像線で示す位置から実線で示
す位置に復動され、待機していたねじりコイルばね15
3を吸着し、前記同様の作用を繰り返すことになる。
【0025】前記のように、本発明を適用したねじりコ
イルばねの組み込み装置は、搬送手段上に整列させたね
じりコイルばねを全く自動的に、確実に磁気テープカー
トリッジに装着することができ、組み立て時の作業効率
を大幅に向上させることができる。また、本発明は前記
実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能
である。例えば、ねじりコイルばねの両脚部により形成
される形状は直線状に限定されず、V字型等であってよ
く、またいずれか一方を円周方向に延ばし、他方を胴体
部内に曲げた形状であってもよい。このようなねじりコ
イルばねに適用する場合、搬送手段は両上面を両脚部の
形状に合わせて変形され、ガイド板もV字等に変形され
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明に係るねじりコイル
ばねの組み込み装置は、ねじりコイルばねを整列させる
ことにより、ねじりコイルばねの胴体部を溝に収納し、
円周方向に形成された両脚部を上面に露呈させる搬送手
段と、ガイド板の作用によって整列した状態のままのね
じりコイルばねを段差部に1個ずつ保持し、回動部材を
回動させて吸着した状態のまま位置と胴体の軸心方向と
を変換させる位置決め手段と、前記位置決めされたねじ
りコイルばねを一対の爪を閉じることにより両側から把
持し、磁気テープカートリッジの所定位置に運んで爪を
開くことにより、把持を解除してボスに装着する把持手
段とを備えたものである。この構成によれば、搬送手段
上に整列したねじりコイルばねは、整列状態のまま順次
位置決め、把持、装着が行われることになり、従来困難
と言われていたねじりコイルばねの自動組込みを行うこ
とができる。また、作業工数の削減、信頼性の向上等を
一挙に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したねじりコイルばねの組み込み
装置の構成を示す斜視図である。
【図2】搬送手段の構成を示す断面図である。
【図3】位置決め手段の構成を示す一部拡大側面図であ
る。
【図4】位置決め手段の作用を示す斜視図である。
【図5】把持手段の構成を示す一部拡大側面図である。
【図6】把持手段の把持作用を示す平面図である。
【図7】磁気テープカートリッジの分解斜視図である。
【図8】磁気テープカートリッジの構成を示す要部の平
面図である。
【符号の説明】
1 ねじりコイルばね組込装置 3 搬送手段 3A,3B 上面 4,6 ガイド溝 5 固定ガイド部 11 位置決め手段 14 回動部材 16 ガイド板 18 段差部 19 段付きセンタリングピン 31 把持手段 32 チャック 39A 平爪 39B V爪 153 ねじりコイルばね 153A 胴体 153B,153C 脚部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ねじりコイルばねを整列状態で搬送する
    搬送手段と、前記搬送手段から搬送される前記ねじりコ
    イルばねを保持するとともに所定の位置に位置決めする
    位置決め手段と、前記位置決め手段により位置決めされ
    た前記ねじりコイルばねを把持して所望の機器に装着す
    る把持手段とを備え、 前記搬送手段は、前記ねじりコイルばねの胴体部をその
    溝部に収容し、前記胴体部から周方向に突出する脚部を
    上面部に露呈させた状態で整列させる構成であり、 前記位置決め手段は、往復回動する扇形状の回動部材
    と、該回動部材の周面に設けられ前記ねじりコイルばね
    を保持する段差部と、前記段差部が前記搬送手段による
    搬送路と連通した位置で前記ねじりコイルばねの脚部を
    位置規制するガイド板と、前記ねじりコイルばねを前記
    段差部に保持した位置から前記把持手段により把持され
    る位置まで移動させる際に後続の前記ねじりコイルばね
    の移動を阻止する円弧面とを備えた構成であり、 前記把持手段は、前記位置決め手段により位置決め保持
    された前記ねじりコイルばねの胴体部を開閉自在の一対
    の爪により把持する構成であることを特徴とするねじり
    コイルばねの組込装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN110355546A (zh) * 2019-07-29 2019-10-22 浙江理工大学 一种扭簧的定位输送机
CN110844544A (zh) * 2019-11-26 2020-02-28 赣州东峰自动化设备有限公司 一种铁丝自动分料输送装置

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CN110355546B (zh) * 2019-07-29 2020-06-16 浙江理工大学 一种扭簧的定位输送机
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