JPH1123823A - カラーフィルタの製造方法 - Google Patents

カラーフィルタの製造方法

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JPH1123823A
JPH1123823A JP18364997A JP18364997A JPH1123823A JP H1123823 A JPH1123823 A JP H1123823A JP 18364997 A JP18364997 A JP 18364997A JP 18364997 A JP18364997 A JP 18364997A JP H1123823 A JPH1123823 A JP H1123823A
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color
pixel
pixels
coating film
colored
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JP18364997A
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English (en)
Inventor
Hideki Hayashi
秀樹 林
Munehiro Hatai
宗宏 畠井
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透明基板上の着色塗膜にレーザー光照射法に
よってカラーフィルタを製造する方法であって、各色の
画素の厚みを揃えることにより、より平坦性に優れたカ
ラーフィルタの製造方法を提供すること。 【解決手段】 (1)透明な基板上に第1色目の着色塗
膜層を形成し、次いで、レーザー光を第1色目の画素と
なる領域以外の部分に照射して、被照射部分の塗膜を蒸
散させることにより、第1色目の画素を形成する工程、
(2)第1色目の画素が形成された基板の全面に、第1
色目の画素を被覆するようにして第2色目の着色塗膜層
を形成し、次いで、レーザー光を第2色目の画素となる
領域以外の部分に照射して、被照射部分の塗膜を蒸散さ
せることにより、第2色目の画素を形成し、その際、レ
ーザー光の出力を制御して、第1色目の画素を残して、
その上に被覆された第2色目の塗膜を蒸散させる工程、
及び同様の工程を繰り返すことにより、少なくとも3色
の画素が形成されたカラーフィルタの製造方法におい
て、第1色目の着色塗膜を青色とするカラーフィルタの
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶表示装
置のカラーフィルタを製造する方法に関し、更に詳しく
は、各着色画素の厚みが均一で、平坦性に優れたカラー
フィルタの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー液晶表示装置には、透明な基板上
に3色の画素を形成したカラーフィルタが用いられてい
る。3色としては、一般に、赤、青、緑の3原色が使用
されている。所望により、色相の異なる第4色目以上の
画素を形成してもよい。従来、カラーフィルタの製造方
法として、透明な基板上に、第1の色相の顔料を分散さ
せた感光性樹脂組成物の塗膜を形成し、該塗膜上からマ
スクパターンを介して露光し、次いで、現像することに
より、第1のパターン状の透明着色画素を形成し、更
に、その上に同様の工程を繰り返すことにより、第2、
第3の色相のパターン状の透明着色画素を形成する方法
が提案されている(特開平6−67010号公報)。ま
た、粒径1μm以上の顔料粒子が全顔料粒子の10重量
%以下の粒径分布を有する顔料が分散された感光性樹脂
組成物を用いたカラーフィルタが提案されている(特開
昭60−129707号公報)。
【0003】より具体的に、これらの感光性樹脂組成物
を用いるカラーフィルタの製造工程では、着色感光性樹
脂組成物を基板に塗布し、マスクを介し水銀灯等の光源
を用いてパターンを露光し、次いで、水または有機溶媒
等の現像液で現像することにより、非露光部を除去し、
着色画素を得ている。以上の工程を複数回繰り返すこと
により、3色の画素を備えたカラーフィルタを形成させ
ている。しかし、感光性樹脂を用いたカラーフィルタの
製造方法は、現像工程を必要とするため、現像液の廃液
処理を行わねばならず、しかも、着色画素中に現像液か
らの未溶解物、ダスト等の混入があり、画素欠陥の原因
となる。
【0004】また、感光性樹脂を用いる従来の方法で
は、各着色画素の光透過率特性に応じて感度及び解像度
に差が生じるため、感光性樹脂やバインダー樹脂の含有
量を調整するなどして、感度及び解像度を調整する必要
がある。ところが、このような調整を行うと、各着色画
素の膜厚が異なってしまい、コントラストの低下などの
不都合を招く原因となる。すなわち、各着色画素の膜厚
が異なって段差が生じると、カラーフィルタの平坦性が
損なわれ、実装時に電極間に電圧をかけると、かかる電
圧に差を生じて表示不良を引き起こす。液晶ディスプレ
イでは、液晶に電圧をかけて液晶分子を配向させるが、
カラーフィルタの各着色画素の膜厚が異なり段差が生じ
ると、セルギャップが変わり、色ごとに最適な電圧が変
わってしまい、そのため、コントラストの低下やオフ時
の色バランスが崩れるという問題を生じる。また、カラ
ーフィルタに段差があると、ラビング処理時に、画素境
界部分がラビングされずに、液晶に配向不良を生じ、コ
ントラストが低下する。
【0005】最近、本発明者らは、基板上に形成した着
色塗膜層を、その画素となる部分を残して、レーザー光
の照射により蒸散させて取り去ることにより、カラーフ
ィルタを製造する方法に想到した。この方法では、
(1)基板上に第1色目の着色塗膜層を形成し、第1色
目の画素となる領域以外の部分にレーザー光を照射して
被照射部分のみを蒸散させることにより第1色目の着色
画素を形成し、(2)次いで、第2色目の着色塗膜層を
第1色目の画素の上から形成し、レーザー光を第2色目
の着色画素となる領域以外の部分に照射すると共に、レ
ーザー光の出力(照射エネルギー量)を制御して、第1
色目の着色画素を残して第2色目の着色塗膜層の被照射
部分のみを蒸散させることにより第2色目の画素を形成
し、(3)以下同様にして、第3色目の画素を形成して
いる。
【0006】このレーザー光照射法を採用すれば、感光
性樹脂を使用することに伴う前記の如き問題点は解消さ
れ、しかも高精細な着色画素が形成されたカラーフィル
タを製造することができる。しかし、各色の着色塗膜が
同一系の着色組成物から形成されているような場合、簡
便のため、同一の塗布条件で塗布して本方法を用いる
と、第2色目の画素を形成する際に、被照射部分の第2
色目の着色塗膜のみならず、その下にある第1色目の画
素の上部も飛散することがある。同様に、第3色目の画
素を形成する際にも、被照射部分の第3色目の着色塗膜
のみならず、その下にある第1色目と第2色目の画素の
上部も飛散することがある。そのため、完成したカラー
フィルタの画素の厚みが、第3色目、第2色目、及び第
1色目の順に薄くなり、段差が生じてしまい、優れた色
調と高コントラストを得るのが困難であることが判明し
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、透明
基板上の着色塗膜にレーザー光を照射して画素を形成す
るレーザー光照射法によってカラーフィルタを製造する
方法であって、各色の画素の厚みを揃えることにより、
より平坦性に優れたカラーフィルタの製造方法を提供す
ることにある。本発明者らは、鋭意研究を行った結果、
レーザー光照射法によるカラーフィルタの製造工程にお
いて、第1色目となる着色塗膜のレーザー光に対する蒸
散速度を、第2及び第3色目となる着色塗膜の蒸散速度
より小さくすることにより、カラーフィルタの平坦性を
向上させ得ることを見出した。より具体的に、第1色目
となる着色塗膜の色調を青色とすることにより、当該着
色塗膜のレーザー光に対する蒸散速度を、容易に、第2
及び第3色目となる着色塗膜の蒸散速度より小さくでき
ることを見出した。本発明は、この知見に基づいて完成
するに至ったものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(1)
透明な基板上に第1色目の着色塗膜層を形成し、次い
で、レーザー光を第1色目の画素となる領域以外の部分
に照射して、被照射部分の塗膜を蒸散させることによ
り、第1色目の画素を形成する工程、(2)第1色目の
画素が形成された基板の全面に、第1色目の画素を被覆
するようにして第2色目の着色塗膜層を形成し、次い
で、レーザー光を第2色目の画素となる領域以外の部分
に照射して、被照射部分の塗膜を蒸散させることによ
り、第2色目の画素を形成し、その際、レーザー光の出
力を制御して、第1色目の画素を残して、その上に被覆
された第2色目の塗膜を蒸散させる工程、及び、(3)
第1色目と第2色目の画素が形成された基板の全面に、
第1色目と第2色目の画素を被覆するようにして第3色
目の着色塗膜層を形成し、次いで、レーザー光を第3色
目の画素となる領域以外の部分に照射して、被照射部分
の塗膜を蒸散させることにより、第3色目の画素を形成
し、その際、レーザー光の出力を制御して、第1色目と
第2色目の画素を残して、その上に被覆された第3色目
の塗膜を蒸散させる工程を含む、少なくとも3色の画素
が形成されたカラーフィルタの製造方法において、第1
色目の着色塗膜を青色とすることを特徴とするカラーフ
ィルタの製造方法が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】 〈カラーフィルタ用着色組成物〉本発明では、各色目の
着色塗膜を形成するために、着色組成物を使用する。着
色組成物とは、これを塗膜にして、カラーフィルタの画
素として用いた場合、充分な色特性を持っているもので
あり、通常、顔料を、分散剤を用いて適当な溶媒に分散
させたものである。ここでいう分散剤とは、顔料を微細
化し、安定に分散させるものである。
【0010】顔料としては、有機顔料では、アゾレーキ
系、不溶性アゾ系、縮合アゾ系、フタロシアニン系、キ
ナクリドン系、ジオキサジン系、イソインドリノン系、
アントラキノン系、ペリノン系、チオインジコ系、ペリ
レン系、カーボンがあり、無機顔料として、鉄黒、酸化
チタン、ミロリブルー、酸化鉄、コバルト紫、マンガン
紫、群青、紺青、コバルトブルー、セルリアンブルー、
ビリジアンがある。これらの顔料は、単独で用いてもよ
く、2種以上の混合物を用いてもよい。また、顔料表面
を表面処理し、顔料の分散性を向上させた修飾顔料も使
用することができる。
【0011】分散剤としては、界面活性剤が好ましく使
用される。界面活性剤には、イオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤があり、イオン性界面活性剤には、カ
チオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、及び両性
界面活性剤がある。カチオン性界面活性剤の例として、
脂肪族アミン類、第4アンモニウム塩類、アルキルピリ
ジウム塩類等がある。アニオン性界面活性剤の例とし
て、脂肪酸塩類、硫酸エステル類、スルホン酸塩類、燐
酸エステル類等がある。両性界面活性剤の例として、ア
ミノ酸塩類等がある。ノニオン性界面活性剤の例とし
て、ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルエステル類、ソルビタンアルキルエステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル
類等がある。
【0012】また、分散剤として、界面活性剤以外に、
市販されている顔料分散用の樹脂も使用することができ
る。この例として、水溶性の樹脂として、ブチラール樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ2−ヒドロキシ
エチルアクリレート、ポリ2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ポリ2−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト、ポリアクリルアミド等がある。また、これらの共重
合体も用いられる。溶剤系の樹脂として、アルキド樹
脂、アクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、イソシアネ
ート、マレイン酸樹脂等がある。
【0013】分散剤として、上記界面活性剤と顔料分散
用の樹脂の併用も可能である。そして、上記界面活性
剤、顔料分散用の樹脂のどちらか一方で分散を行い、残
りの一方を顔料を分散した後、添加することも可能であ
る。着色組成物に用いられる溶媒としては、通常の塗料
に用いられている溶媒を使用することができ、例えば、
水、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコー
ル、ブタノール、トルエン、キシレン、メチルエチルケ
トン、ジグライム、乳酸エステル、エチルセロソルブ、
エチルセロソルブアセテート、酢酸エステル等が挙げら
れる。
【0014】上記着色組成物には、塗膜の耐久性を向上
させるために、各種のバインダー樹脂を使用することが
できる。バインダー樹脂としては、上記顔料分散用の樹
脂として挙げた樹脂も用いることができる。また、樹脂
(有機)バインダーの他にも金属アルコキシドのような
無機バインダー、シリコーン樹脂のような有機/無機ハ
イブリッドバインダーも用いることができる。上記組成
物から適当なものを選択し、通常の分散機により、顔料
を溶媒中に分散する。溶媒中には分散剤が予め溶解して
ある。分散機には、サンドミル、ボールミル、ホモジナ
イザー等が使用される。
【0015】〈カラーフィルタの作製方法〉上記着色組
成物を用いて、カラーフィルタを作製する。図1には、
本発明のカラーフィルタの製造工程がフロー図として示
されている。そこで、以下、本発明の製造方法につい
て、図1を参照しながら説明する。
【0016】(1)第1工程 基板1に、第1色目の着色塗膜層2を形成する。ここで
基板は、通常、透明であり、ガラス、合成樹脂からなる
透明な薄板、シート、フィルムなどである。基板とし
て、予めブラックマトリクスが形成されているものも使
用できる。ブラックマトリクスとは、各着色画素の隙間
を遮光性物質で埋め、あるいは被覆したものであり、カ
ラーフィルタのコントラストを向上させる役割を果た
す。ブラックマトリクスの材質としては、例えば、クロ
ム、酸化クロムの薄膜、カーボンブラック、黒鉛、遮光
性物質を混入した樹脂組成物等がある。また、基板は、
透明な基板を用い、ブラックマトリクスは2色以上の画
素の重ね合わせで形成してもよい。ここで言う、第1色
目とは、カラーフィルタに必要な3原色の1つで、以降
第2色目、第3色目は、それぞれ残りの色である。通常
は、3原色として赤、緑、青(R、G、B)が用いられ
る。
【0017】着色塗膜層の形成は、着色組成物を基板に
塗布し、乾燥することにより行う。塗膜形成方法とし
て、スピンコート、ロールコート、バーコート、ディッ
ピング等がある。塗膜の膜厚は、顔料の濃度により異な
るが、通常0.5〜2μmである。塗布後、塗膜を乾燥
させ、硬化させる。通常、塗膜をベークし、塗膜を乾燥
させる。その方法の例として、ホットプレート上に置く
か、あるいはオーブン中に入れる方法等が挙げられる。
塗膜を乾燥させる条件としては、溶媒の蒸気圧やポリマ
ーの耐熱性により適宜選択されるが、ベークの温度とし
て、常温以上300℃以下、好適な範囲として50〜1
00℃である。こうして得られた塗膜2に、第1色目の
着色画素5が形成される領域以外の部分にレーザー光3
を照射し、レーザー光が照射された部分を蒸散させるこ
とにより、第1色目着色画素5を形成する。
【0018】ここで使用するレーザーとしては、レーザ
ー光が塗膜に照射されて蒸散を起こすように、充分に短
い波長でなければならない。従って、波長が紫外線領域
にあるエキシマーレーザーが好適である。エキシマーレ
ーザーとしては、XeCl、KrF、ArFがある。し
かしながら、CO2、YAGレーザーのように、波長が
赤外光であっても、非線形光学材料を用い、第2、第3
高調波により、その波長を得ることも可能である。しか
し、この場合、レーザー光が充分なエネルギー密度を持
っていなければならない。
【0019】レーザー光のエネルギー密度は、通常、
0.2〜3J/cm2であり、好ましくは0.5〜2J
/cm2である。エネルギー密度が大きすぎると、塗膜
だけでなく、その下にある基板まで蒸散してしまう。逆
に、小さすぎると塗膜が蒸散を起こさない。レーザー光
は、第2色目以降の画素の形成のために、レーザー光の
出力を制御する必要がある。出力を制御するには、レー
ザー光がパルス光であることが望ましい。パルス光のシ
ョット数により、塗膜の深さ方向の加工制御が可能とな
るからである。
【0020】各色調の着色組成物は、耐熱性の観点か
ら、通常は、緑、赤、青の順番に用いられる。本発明で
は、第1色目の着色塗膜の色調として青を用いる。本発
明者らの検討結果によれば、レーザー光の照射量が同じ
場合、青色の着色塗膜は、赤や緑の着色塗膜に比べて、
蒸散量(エッチング深さ)が小さく、プロセス上好まし
いことが見出された。その理由は、以下のとおりである
と推定される。着色剤以外の組成を揃えた系で、赤
(R)、緑(G)、青(B)の各色の吸収特性を測定し
てみると、図2に示すようになり、レーザー光の波長領
域で(紫外領域)では、全般に青による吸収が最も大き
く、レーザー光を照射した場合に着色塗膜の内部にまで
レーザー光が入り込みにくいので、蒸散量が赤や緑に比
べて小さくなるのである。第1色目の着色塗膜は、単に
レーザー光を照射し、被照射部分を蒸散させることによ
り着色画素を形成するので、エッチング深さをコントロ
ールする必要はない。
【0021】形成される着色画素の大きさは、目的に応
じて適宜選定することができるが、通常、およそ100
×300μmであり、画素間隔はおよそ30μmであ
る。レーザー光を照射して、着色画素を得るのに2つの
方法がある。1つは、図1(b)に示すようにフォトマ
スク4を介した面露光による方法であり、ある領域にレ
ーザー光を照射して一括で画素を形成し、次いで、XY
ステージ等により基板を移動し、レーザー光を照射して
画素を形成する。この工程を繰り返すことにより、基板
の全面に着色画素を得る。この方法では、1回の照射面
積は、できる限り大面積の方が加工時間が短くなり有利
だが、面積を広げすぎると、レーザー光のエネルギー密
度が小さくなり、蒸散を起こさなくなってしまう。最低
限蒸散するようなエネルギー密度で、レーザー光の領域
を広げるのが好ましい。この方法では1回に画素を形成
する領域が広いために、全体の加工時間が短くなる。
【0022】もう1つの方法は、レーザー光を小さく絞
り込み、走査することにより着色画素を形成する方法で
ある。レーザー光のスポットの大きさは、通常、スポッ
トの縦、横のどちらかが少なくとも30μm以下にする
必要がある。レーザー光を走査する方法として、XYス
テージ等により基板自体を移動するか、あるいはレーザ
ー光を光学系により走査する方法がある。この方法で
は、フォトマスクは不要であり、特に微細加工には有利
である。このようにして、第1色目の着色画素5を形成
する。
【0023】(2)第2工程 図1(d)に示すように、第2色目の着色組成物を第1
色目の画素5が形成された基板の上から塗布し、乾燥さ
せて第2色目の塗膜を形成する。このとき、塗液の流動
性から第1色目の画素5上の第2色目の塗膜61の厚さ
は、必ず凹部である基板上の第2色目の塗膜6の厚さよ
り薄くなる。この場合、第2色目の基板上での塗膜厚さ
2を、第1色目の塗膜厚さd1より若干薄くした方が、
画素厚さを揃えやすいが、通常は、工程管理の容易さか
ら、第1色目と第2色目の塗液の粘度を揃えて同一条件
で塗布することが多い。よって、通常は、第1色目と第
2色目の塗膜厚さは等しい。
【0024】次に、第1色目の着色画素を形成したとき
と同様にして、レーザー光を第2色目の着色画素を形成
させる領域以外のところに照射し、第2色目の着色画素
7を形成する。ここで、レーザー光のパルス1ショット
当たりの蒸散の深さ、すなわちエッチレートを予め測定
しておき、第2色目の塗膜の膜厚を測定することによ
り、基板上の第2色目の塗膜6を蒸散させるのに必要な
ショット数を求め、そのショット数だけレーザー光パル
スを照射し、基板上の不要な第2色目の塗膜を蒸散させ
る。例えば、エッチレートr2を予め測定しておき、第
2色目の塗膜の膜厚d2 を測定することにより、基板上
の第2色目の塗膜6を蒸散させるのに必要なショット数
nを式(1) n=d2/r2 (1) から求め、そのショット数だけレーザー光パルスを照射
する。
【0025】この際、第1色目の画素の上の第2色目の
塗膜厚さd2’は、基板上の第2色目の塗膜厚さd2より
も薄いため、上記レーザー光パルスが全ショット照射さ
れる前に第1色目の画素が露出する。ここで、第1色目
の着色塗膜のレーザー光に対する蒸散速度を、第2色目
の着色塗膜の蒸散速度より充分小さくすることにより、
第1色目の画素の蒸散量を最小限にすることができ、そ
の結果、第1色目と第2色目の画素の厚みを揃えること
ができる。このときの画素の厚みは、第2色目がd2
第1色目は、式(2)で表されるd1’となり、当初の
1より若干小さくなる。 d1’=d1−(d2−d2’)・(r1/r2) (2)
【0026】ここで、第1色目の着色塗膜のレーザー光
に対する蒸散速度は、第2色目の着色塗膜の蒸散速度の
10分の1以上10分の6以下が好ましく、5分の1以
上3分の1以下がより好ましい。この比率が10分の6
より大きいと、露出した第1色目の画素の蒸散量が大き
く、第1色目と第2色目の画素の段差を小さくすること
が困難になる。逆に、この比率が10分の1より小さい
と、第1色目と第2色目の画素の段差は充分小さくなる
が、第1工程で第1色目の画素を形成するときに蒸散さ
せにくく、多大なレーザー照射量を要する。
【0027】一方、加工後の第1色目と第2色目の画素
の厚さを揃えるためには、式(2)において、d1’=
2と代入すればよく、第1色目の着色塗膜の厚さd1
式(3) d1=d2+(d2−d2’)・(r1/r2) (3) のように設定すればよい。この場合も、第1色目の着色
塗膜のレーザー光に対する蒸散速度r1を、第2色目の
着色塗膜の蒸散速度r2より充分小さくすることによ
り、第1色目の着色塗膜厚さを最低限に抑えられること
から、材料コストを低減することができる。
【0028】(3)第3工程 最後に、図1(g)〜(i)に示すように、第3色目の
着色塗膜8を、第1及び第2色目の着色塗膜と同様にし
て形成し、第2色目着色画素を形成したときと同様にし
て、レーザー光を第3色目の着色画素を形成させる領域
以外のところに照射し、第3色目の着色画素9を形成す
る。ここで蒸散させるのは、通常、第1色目及び第2色
目の着色画素の上の第3色目の着色塗膜81のみであ
り、その厚みd3’は、塗液の流動性から第3色目の基
板上の塗膜厚さd3よりも必ず小さくなる。従って、d3
を第1色目や第2色目の着色画素の厚みに合わせること
により、容易に3色の画素の厚みを揃えることができ
る。そのためには、レーザーのパルス1ショット当たり
の蒸散の深さ、すなわちエッチレートを予め測定してお
き、第3色目の塗膜の膜厚を測定することにより、3色
の画素厚みを揃えるのに必要なショット数を求め、その
ショット数だけパルスを照射し、第1色目及び第2色目
の上にある第3色目の着色塗膜のみ、あるいは、場合に
よっては第1色目及び第2色目の着色画素の上部の一部
を蒸散させる。
【0029】ここで、第3色目にエッチレートの小さい
青色の着色塗膜を用いることが考えられるが、エッチレ
ートが小さい分、多大なレーザー光の照射量を要した
り、混色を防ぐために、第1色目及び第2色目の画素の
一部に食い込むように蒸散させた場合、第1色目及び第
2色目の画素の目減りが大きく、画素間に段差がつきや
すくなったりするので、得策ではない。上記のようにし
て、厚みがほぼd3に揃った3色の着色画素を形成する
ことができるので、平坦性に優れたカラーフィルタを作
製することができる。
【0030】(作用)本発明では、第1色目の着色塗膜
は、単にレーザー光を照射し、被照射部分を蒸散させる
ことにより着色画素を形成し、第2色目以降は、レーザ
ー光の出力を制御することによりエッチング深さをコン
トロールしながら、不要な塗膜のみを蒸散させることに
より着色画素を形成し、カラーフィルタを製造する。レ
ーザー光による蒸散は、レーザー光の波長領域に吸収の
ある物質ならば、ほとんど行われるので、着色塗膜の材
料選択性が広くなる。レーザー光を用いるために、ドラ
イプロセスにより画素形成を行うことができる。第1色
目の着色塗膜のレーザー光に対する蒸散速度が他色に比
べて小さいので、容易に3色の画素厚さが揃っていて、
平坦性に優れたカラーフィルタを作製することができ
る。
【0031】
【実施例】本発明を以下の実施例及び比較例により更に
詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例に限定され
るものではない。
【0032】〈着色組成物の作製〉最初にRGBの着色
組成物を作製する。ここでRGBとは、カラーフィルタ
の画素における3原色で、R、G、Bは、それぞれ赤、
緑、青である。RGBの着色組成物を作製するために、
赤、緑、青の3色に加えて、色調整用として、黄、紫の
2色の顔料を分散する。顔料分散液の配合組成は、顔料
15重量%、ポリビニルアルコール(ゴーセノール:K
P08(日本合成化学工業(株)製)3重量%、ノニオ
ン系界面活性剤(ノイゲンEA170(第一工業製薬
(株)製)3重量%、及び水79重量%とした。各色に
おける顔料は、以下のとおりである。
【0033】 赤:クロモフタールレッド 緑:フタロシアニングリーン 青:フタロシアニンブルー 黄:ジスアゾイエロー 紫:ジオキサジンヴァイオレット これをサンドミルにより分散する。色調整として、以下
の組成比(重量比)で混合し、RGBの顔料分散液を得
た。 R=赤:黄(85:15) G=緑:黄(61:39) B=青:紫(78:22) 次に、上記顔料分散液と、バインダー溶液としてRW−
301〔積水ファインケミカル(株)製〕とを重量比
3:2で混合した。混合は、ホミジナイザーにより行っ
た。こうして、各色の着色組成物RW−301R
(赤)、RW−301G(緑)、及びRW−301B
(青)を得た。
【0034】[実施例1]10cm角の無アルカリガラ
ス基板に、第1色目として、青色の着色組成物RW−3
01Bをスピンコーターにより塗布し、これを150℃
のホットプレートの上に10分間置き、乾燥させて塗膜
を作製した。塗膜の膜厚は、0.95μmであった。得
られたBの着色塗膜をKrFのエキシマレーザー(L5
837:浜松ホトニクス(株))により蒸散させ、Bの
着色画素を形成した。このとき、レーザー光のスポット
サイズをレンズ系により10×150μmに縮小し、X
Yステージにより基板を移動させながらレーザー光を照
射することにより100×300μmのRの画素を形成
した。このときのレーザー光のエネルギー密度は、2.
5J/cm2であった。
【0035】次に、Gの着色組成物としてRW−301
Gを、このBの画素が形成されている基板の上から同様
の塗布条件で塗布し、100℃のホットプレートの上に
3分間置き、乾燥させてGの塗膜を得た。このときGの
塗膜厚さは、基板上では0.8μm、Bの画素上では
0.5μmであった。すなわち、重なった部分では、B
とGの2層で1.45μmであると分かった。予め、G
及びBの塗膜の単位パルス当たりの蒸散する深さ、すな
わちエッチレートを測定したところ、Gは0.1μm/
パルス、Bは0.05μm/パルスであった。従って、
Gの画素が形成される領域以外の部分を蒸散させるため
には、レーザー光のパルスを走査し8ショット照射すれ
ばよいことが分かった。このようにして、レーザー光を
Bと同様にGの画素が形成される領域以外の部分に、X
Yステージを移動させながら、各部分8ショットずつ照
射した。こうして、Bと同様に100×300μmのG
の画素を形成した。このとき各画素の厚みは、B及びG
ともに0.8μmであった。
【0036】最後に、Rの着色組成物としてRW−30
1RをGと同様の条件で形成した。このとき、Rの塗膜
厚さは、基板上では0.8μm、B及びGの塗膜上では
いずれも0.5μmであった。すなわち、重なった部分
では、BとRの2層及びGとRの2層でともに1.3μ
mであるとわかった。Rのエッチレートは、Gと同様
0.1μm/パルスであったので、不要なRを蒸散させ
るためには、レーザー光のパルスを5ショット照射すれ
ばよいことが分かった。このようにして、レーザー光の
パルスをRの画素が形成される領域以外の部分に、XY
ステージを移動しながら、各部分5ショットずつ照射し
て、基板全体に100×300μmのRの画素を形成し
た。このようにして作製したカラーフィルタの各画素厚
みは、R、G、Bのすべてが0.8μmであった。
【0037】[実施例2]10cm角の無アルカリガラ
ス基板に、第1色目のBの着色組成物としてRW−30
1Bをスピンコーターにより塗布し、これを100℃の
ホットプレートの上に3分間置き、乾燥させ塗膜を作製
した。このとき、塗膜の膜厚は0.9μmであった。得
られたBの着色塗膜をKrFのエキシマレーザー〔L5
837:浜松ホトニクス(株)〕により蒸散させ、Bの
着色画素を形成した。このときレーザー光にフォトマス
クを介し、スポットサイズをレンズ系により7×7mm
に縮小し、この領域内にレーザー光を照射し画素を形成
した。次に、XYステージで基板を移動し、次の領域の
Bの画素を形成するという動作を繰り返し、基板全体に
100×300μmのBの画素を形成した。このときの
レーザーのエネルギー密度は、2J/cm2であった。
【0038】次に、Gの着色組成物としてRW−301
Gを、このBの画素が形成されている基板の上から同様
の塗布条件で塗布し、100℃のホットプレートの上に
3分間置き、乾燥させてGの塗膜を得た。このとき、G
の塗膜厚さは、基板上では0.9μm、画素B上では
0.6μmであった。すなわち、重なった部分のBとG
の2層で1.5μmであると分かった。予め、G及びB
の塗膜の単位パルス当たりの蒸散する深さ、すなわちエ
ッチレートを測定したところ、Gは0.1μm/パル
ス、Bは0.05μm/パルスであった。従って、Gの
画素が形成される領域以外の部分を蒸散させるために
は、レーザー光のパルスを9ショット照射すればよいこ
とが分かった。このようにして、レーザー光をBと同様
にフォトマスクを介し、9ショット照射したら次の領域
にXYステージで移動させる動作を繰り返し、基板全体
に100×300μmのGの画素を形成した。このとき
画素の厚みは、Gが0.9μm、Bは0.75μmであ
った。
【0039】最後に、Rの着色組成物としてRW−30
1Rを、Gより若干薄く塗布する以外はGと同様の条件
で形成した。このとき、Rの塗膜厚さは、基板上では
0.8μm、B及びGの塗膜上では、いずれも0.5μ
mであった。すなわち、BとRの2層で1.25μm、
GとRの2層で1.4μmであるとわかった。Rのエッ
チレートは、Gと同様0.1μm/パルスであったの
で、不要なRを蒸散させるためにはレーザー光のパルス
を5ショット照射すればよいことが分かった。このよう
にして、レーザー光をGと同様にフォトマスクを介し、
5ショット照射したら次の領域にXYステージで移動さ
せる動作を繰り返し、基板全体に100×300μmの
Rの画素を形成した。このようにして作製したカラーフ
ィルタの各画素厚みは、それぞれBが0.75μm、G
が0.8μm、Rが0.9μmであった。
【0040】[比較例1]10cm角の無アルカリガラ
ス基板に、第1色目として、Rの着色組成物としてRW
−301Rをスピンコーターにより塗布し、これを10
0℃のホットプレートの上に3分間置き、乾燥させ塗膜
を作製した。このとき、塗膜の膜厚は0.8μmであっ
た。得られたRの着色塗膜をKrFのエキシマレーザー
(L5837:浜松ホトニクス(株))により蒸散さ
せ、Rの着色画素を形成した。このときレーザー光にフ
ォトマスクを介し、スポットサイズをレンズ系により7
×7mmに縮小し、この領域内にレーザー光を照射し画
素を形成した。次に、XYステージで基板を移動し、次
の領域のRの画素を形成するという動作を繰り返し、基
板全体に100×300μmのRの画素を形成した。こ
のときのレーザーのエネルギー密度は、1.5J/cm
2であった。
【0041】次に、Bの着色組成物としてRW−301
Bを、このRの画素が形成されている基板の上から同様
の塗布条件で塗布し、100℃のホットプレートの上に
3分間置き、乾燥させてBの塗膜を得た。このときBの
塗膜厚さは、基板上では0.8μm、Rの画素上では
0.5μmであった。すなわち、重なったRとBの2層
で1.3μmであると分かった。予め、R及びBの塗膜
の単位パルス当たりの蒸散する深さ、すなわちエッチレ
ートを測定したところ、Rは0.1μm/パルスで、B
は0.05μm/パルスあった。従って、Bの画素が形
成される領域以外の部分を蒸散させるためには、レーザ
ー光のパルスを16ショット照射すればよいことが分か
った。このようにして、レーザー光をRと同様にフォト
マスクを介し、16ショット照射したら次の領域にXY
ステージで移動させる動作を繰り返し、基板全体に10
0×300μmのBの画素を形成した。このとき画素の
厚みは、それぞれBが0.8μm、Rは0.2μmであ
った。
【0042】最後に、Gの着色組成物としてRW−30
1GをBと同様の条件で形成した。このとき、Gの塗膜
厚さは、基板上では0.8μmで、R及びBの塗膜上で
はいずれも0.5μmであった。すなわち、重なった部
分では、それぞれRとGの2層で0.7μm、BとGの
2層で1.3μmであるとわかった。Gのエッチレート
は、Rと同様0.1μm/パルスであったので、不要な
Gを蒸散させるためには、レーザー光のパルスを5ショ
ット照射すればよいことが分かった。このようにして、
レーザー光をBと同様にフォトマスクを介し、5ショッ
ト照射したら次の領域にXYステージで移動させる動作
を繰り返し、基板全体に100×300μmのGの画素
を形成した。このようにして作製したカラーフィルタの
各画素厚みは、それぞれRが0.2μm、B及びGが
0.8μmであり、Rの画素と他の画素との間の段差が
著しかった。
【0043】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、以下のよう
な顕著な効果を奏することができる。 着色画素形成工程がドライプロセスであるので、廃液
処理を必要としない。また、ウエットプロセスにおける
現像液からの不純物の混入もなく、画素欠陥を少なくす
ることが可能となる。その結果、カラーフィルタの歩留
まりを向上することが可能となる。 着色画素に感光性を必要としないので、廉価な材料に
より着色画素を形成することができ、かつレーザーによ
り画素形成を行うので、高精細なカラーフィルタを製造
することができる。 レーザーを光源に用いているために、レーザーのもつ
コヒーレント性から、マスクを塗膜から離したプロキシ
ミティ露光でも回折が無く、マスク通りのパターンが作
製できる。 各色の画素厚みが揃っており、高品質のカラーフィル
タが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例のうち、フォトマスク
を用いた面露光によるカラーフィルタの製造工程を模式
的に表した図である。図1中の(a)〜(i)は、各工
程を示す。
【図2】図2は、本発明に用いる赤(R)、緑(G)、
青(B)の各着色塗膜の吸収スペクトルである。
【符号の説明】
1:基板 2:第1色目着色塗膜 3:レーザー光 4:フォトマスク 5:第1色目画素 6:第2色目着色塗膜(基板上) 61:第2色目着色塗膜(画素上) 7:第2色目画素 8:第3色目着色塗膜(基板上) 81:第3色目着色塗膜(画素上) 9:第3色目画素 B:青の着色塗膜の吸収スペクトル R:赤の着色塗膜の吸収スペクトル G:緑の着色塗膜の吸収スペクトル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)透明な基板上に第1色目の着色塗
    膜層を形成し、次いで、レーザー光を第1色目の画素と
    なる領域以外の部分に照射して、被照射部分の塗膜を蒸
    散させることにより、第1色目の画素を形成する工程、
    (2)第1色目の画素が形成された基板の全面に、第1
    色目の画素を被覆するようにして第2色目の着色塗膜層
    を形成し、次いで、レーザー光を第2色目の画素となる
    領域以外の部分に照射して、被照射部分の塗膜を蒸散さ
    せることにより、第2色目の画素を形成し、その際、レ
    ーザー光の出力を制御して、第1色目の画素を残して、
    その上に被覆された第2色目の塗膜を蒸散させる工程、
    及び、(3)第1色目と第2色目の画素が形成された基
    板の全面に、第1色目と第2色目の画素を被覆するよう
    にして第3色目の着色塗膜層を形成し、次いで、レーザ
    ー光を第3色目の画素となる領域以外の部分に照射し
    て、被照射部分の塗膜を蒸散させることにより、第3色
    目の画素を形成し、その際、レーザー光の出力を制御し
    て、第1色目と第2色目の画素を残して、その上に被覆
    された第3色目の塗膜を蒸散させる工程を含む、少なく
    とも3色の画素が形成されたカラーフィルタの製造方法
    において、第1色目の着色塗膜を青色とすることを特徴
    とするカラーフィルタの製造方法。
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