JPH11238202A - 磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法 - Google Patents
磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法Info
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- JPH11238202A JPH11238202A JP3873598A JP3873598A JPH11238202A JP H11238202 A JPH11238202 A JP H11238202A JP 3873598 A JP3873598 A JP 3873598A JP 3873598 A JP3873598 A JP 3873598A JP H11238202 A JPH11238202 A JP H11238202A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 サーマルアスペリティーによるリードエラー
に対して、不要なリトライ動作を回避し、なおかつ磁気
ディスクの非使用領域も低減する。 【解決手段】 本発明に係るサーマルアスペリティー対
処方法は、サーマルアスペリティーが生じた場合(ステ
ップ101)、データアクセスを行なうシークモードを
停止して(ステップ102)一定時間待機し(ステップ
103)、その後シークモードを再開するものである
(ステップ104)。これにより、MR素子の温度が下
がってからリトライ動作ができるので、不要なリトライ
動作を回避できるとともに、非使用領域として誤って登
録されることも防止できる。
に対して、不要なリトライ動作を回避し、なおかつ磁気
ディスクの非使用領域も低減する。 【解決手段】 本発明に係るサーマルアスペリティー対
処方法は、サーマルアスペリティーが生じた場合(ステ
ップ101)、データアクセスを行なうシークモードを
停止して(ステップ102)一定時間待機し(ステップ
103)、その後シークモードを再開するものである
(ステップ104)。これにより、MR素子の温度が下
がってからリトライ動作ができるので、不要なリトライ
動作を回避できるとともに、非使用領域として誤って登
録されることも防止できる。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、詳しくはサーマルアスペリティーに対する信頼
性を向上できるサーマルアスペリティー対処方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の面密度は、M
R(磁気抵抗効果)ヘッドの採用により大きく向上して
きている。このMRヘッドは、磁気記録媒体からの磁界
をMR素子で検知し、それに伴うMR素子の抵抗値変化
を信号処理することによって、再生を行なうものであ
る。このMRヘッドを用いた場合、MR素子が磁気記録
媒体又はコンタミネーション等と接触することにより、
MR素子が局所的に温度上昇し、これによりMR素子の
基準出力値が変化することがある。この現象を「サーマ
ルアスペリティー」という。サーマルアスペリティーを
原因として、リードエラーが発生する。 【0003】従来の磁気ディスク装置では、サーマルア
スペリティーによるリードエラーに対して、リトライ処
理を行なっている(図3のステップ201〜203)。
リトライ処理とは、リードエラーが起きるともう一度再
生動作(リトライ動作)を行うことである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リトラ
イ動作をしてもMR素子の基準出力値が元に戻らないこ
とがある。この場合は、基準出力値が元に戻るまで何回
もリトライ動作をすることになる。又は、一定回数以上
のリトライ動作をすると、その部分を非使用領域として
登録することになる。 【0005】 【発明の目的】本発明の目的は、サーマルアスペリティ
ーによるリードエラーに対して、不要なリトライ動作を
回避でき、なおかつ磁気ディスクの非使用領域も低減で
きる、サーマルアスペリティー対処方法を提供すること
にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために研究を重ねた結果、従来技術では、MR
素子の温度上昇分の熱が十分に拡散しないうちに、リト
ライ動作を何回も続けていたことに気付いた。そのた
め、MR素子の温度が下がるまで、何回もリトライ動作
を続けていたのである。また、本来ならば使用できる領
域でも、何回もリトライ動作をしたために、非使用領域
として登録していたのである。本発明は、この知見に基
づいてなされたものである。 【0007】すなわち、本発明に係るサーマルアスペリ
ティー対処方法は、サーマルアスペリティーが生じた場
合、データアクセスを行なうシークモードを停止して一
定時間待機し、その後前記シークモードを再開するもの
である。また、シークモードを再開するとき、始めにサ
ーマルアスペリティーが生じているか否かを判断し、サ
ーマルアスペリティーが生じていなければ正常復帰し、
サーマルアスペリティーが生じていれば再び前記シーク
モードを停止して一定時間待機するようにしてもよい。 【0008】サーマルアスペリティーによるリードエラ
ーが生じた場合、一定時間待機中に、MR素子の温度上
昇分の熱が経時的にMR素子近傍に拡散する。これによ
り、MR素子の過熱が緩和されるので、MR素子の抵抗
値が基準値に戻る。この基準値(初期設定値)を中心と
した抵抗値範囲に入ったことが確認されると、記録再生
動作に復帰する。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るサーマルア
スペリティー対処方法の一実施形態を示すフローチャー
トである。以下、この図面に基づき説明する。 【0010】本発明に係るサーマルアスペリティー対処
方法は、サーマルアスペリティーが生じた場合(ステッ
プ101)、データアクセスを行なうシークモードを停
止して(ステップ102)一定時間待機し(ステップ1
03)、その後シークモードを再開するものである(ス
テップ104)。続いて、サーマルアスペリティーが生
じているか否かを判断し、サーマルアスペリティーが生
じていなければ正常復帰し、サーマルアスペリティーが
生じていればステップ102へ戻る(ステップ10
5)。 【0011】図2は、図1のサーマルアスペリティー対
処方法を説明するための、磁気ディスク装置の概略構成
図である。以下、図1のサーマルアスペリティー対処方
法を図2に基づき更に詳しく説明する。 【0012】MRヘッド10は、MR素子12及び記録
ヘッド(図示せず)を内蔵している。MRヘッド10を
支持しているアーム14は、駆動モータ16によって回
動される。磁気ディスク18に記録されている情報は、
MR素子12によって抵抗値の変化として読み取られ、
制御部(MPU)20へ出力される。 【0013】磁気ディスク18上には、異常突起、デプ
リー(潤滑剤劣化生成物)、コンタミネーションなどの
異物22が存在する。MR素子12が異物22に衝突
(ヒット)すると、MR素子12の温度が上昇する。こ
の温度上昇によって、MR素子12の抵抗の基準値も大
きく変化してしまう。そのため、制御部20がMR素子
12の出力波形を信号処理しようとしても、リードエラ
ーとなってしまう。すなわち、MR素子12の出力信号
が異常となることから、制御部20ではリードエラーが
発生したと判断し、シーク動作を停止する。続いて、制
御部20は、駆動モータ16を介して待機ゾーン(最外
周18a)へMRヘッド12を移動させる。続いて、制
御部20は、待機ゾーンにMRヘッド12を置いたまま
一定時間アイドリングモードに入った後、シークモード
を再開し、再びMRヘッド12で記録・再生を行う。こ
のとき、再度サーマルアスペリティーを検出した場合
は、シークモードを停止しアイドリングモードに入る。
サーマルアスペリティーを検出しなかった場合は、正常
復帰となる。アイドリングモードにおける一定時間は、
上位装置24によって任意に設定可能である。 【0014】また、シーク動作を停止する前に、媒体異
常突起であることを想定して、ヘッドトレーリングエッ
ジ部でバーニッシュシークをしてもよい。つまり、MR
ヘッド10の角で異常突起をゴシゴシと削ぎ落とすので
ある。 【0015】更に、待機ゾーンは、MRヘッド10と磁
気ディスク18との不必要な接触を避けるために、ヘッ
ド浮上量の最も大きい位置とすることが好ましい。この
位置は、磁気ヘッドの浮上特性の半径依存性に基づく
が、一般的には周速が最も大きくなる最外周18aであ
る。本実施形態では、磁気ヘッドスライダーにTPCス
ライダーを用い、その浮上量が最外周で最も高くなるよ
うに設計したため、ヘッド・媒体の間欠的接触による温
度上昇をも避けるために最外周18aのゼロシリンダー
を待機ゾーンとした。但し、サーマルアスペリティーか
ら正常復帰するまでの時間を短縮する目的で、中周領域
18bを待機ゾーンとしてもよい。 【0016】図3は、図1のサーマルアスペリティー対
処方法における、待機ゾーンでのアイドリング時間とM
R素子の基準出力値との関係を示すグラフである。以
下、この図面に基づき説明する。 【0017】図3から明らかなように、待機ゾーンにお
けるMRヘッドのアイドリング時間は、250ms以上
が必要となる。また、アイドリング時間において、23
8msで初期基準値の±5%以内に復帰しており、1.
5sでほぼ初期値まで復帰している。 【0018】 【発明の効果】本発明に係るサーマルアスペリティー対
処方法によれば、サーマルアスペリティーが生じた場
合、データアクセスを行なうシークモードを停止して一
定時間待機し、その後前記シークモードを再開するよう
にしたので、MR素子の温度が下がってからリトライ動
作ができるので、不要なリトライ動作を回避できるとと
もに、非使用領域として誤って登録されることも防止で
きる。 【0019】議求項3記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、サーマルアスペリティーが生じた場
合、ヘッドトレーリングエッジ部でバーニッシュシーク
を行うことにより、異常突起を削ぎ落とすことができ
る。 【0020】議求項4又は5記載のサーマルアスペリテ
ィー対処方法によれば、浮上量が一番高くなるゾーンで
磁気ヘッドを待機させることにより、MRヘッドと磁気
ディスクとの不必要な接触を避けることができる。 【0021】議求項6記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、シリンダの中周領域で磁気ヘッドを待
機させることにより、サーマルアスペリティーから正常
復帰するまでの時間を短縮できる。 【0022】議求項7記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、磁気ヘッドが待機する一定時間を25
0ms以上としたことにより、MR素子の温度を十分に
下げることができる。 【0023】議求項8記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、磁気ヘッドが待機する一定時間を任意
に設定可能としたことにより、磁気ディスク装置の経時
変化や磁気ディスク装置の種類にも対応して最適な一定
時間を設定することができる。
に関し、詳しくはサーマルアスペリティーに対する信頼
性を向上できるサーマルアスペリティー対処方法に関す
る。 【0002】 【従来の技術】近年、磁気ディスク装置の面密度は、M
R(磁気抵抗効果)ヘッドの採用により大きく向上して
きている。このMRヘッドは、磁気記録媒体からの磁界
をMR素子で検知し、それに伴うMR素子の抵抗値変化
を信号処理することによって、再生を行なうものであ
る。このMRヘッドを用いた場合、MR素子が磁気記録
媒体又はコンタミネーション等と接触することにより、
MR素子が局所的に温度上昇し、これによりMR素子の
基準出力値が変化することがある。この現象を「サーマ
ルアスペリティー」という。サーマルアスペリティーを
原因として、リードエラーが発生する。 【0003】従来の磁気ディスク装置では、サーマルア
スペリティーによるリードエラーに対して、リトライ処
理を行なっている(図3のステップ201〜203)。
リトライ処理とは、リードエラーが起きるともう一度再
生動作(リトライ動作)を行うことである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リトラ
イ動作をしてもMR素子の基準出力値が元に戻らないこ
とがある。この場合は、基準出力値が元に戻るまで何回
もリトライ動作をすることになる。又は、一定回数以上
のリトライ動作をすると、その部分を非使用領域として
登録することになる。 【0005】 【発明の目的】本発明の目的は、サーマルアスペリティ
ーによるリードエラーに対して、不要なリトライ動作を
回避でき、なおかつ磁気ディスクの非使用領域も低減で
きる、サーマルアスペリティー対処方法を提供すること
にある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために研究を重ねた結果、従来技術では、MR
素子の温度上昇分の熱が十分に拡散しないうちに、リト
ライ動作を何回も続けていたことに気付いた。そのた
め、MR素子の温度が下がるまで、何回もリトライ動作
を続けていたのである。また、本来ならば使用できる領
域でも、何回もリトライ動作をしたために、非使用領域
として登録していたのである。本発明は、この知見に基
づいてなされたものである。 【0007】すなわち、本発明に係るサーマルアスペリ
ティー対処方法は、サーマルアスペリティーが生じた場
合、データアクセスを行なうシークモードを停止して一
定時間待機し、その後前記シークモードを再開するもの
である。また、シークモードを再開するとき、始めにサ
ーマルアスペリティーが生じているか否かを判断し、サ
ーマルアスペリティーが生じていなければ正常復帰し、
サーマルアスペリティーが生じていれば再び前記シーク
モードを停止して一定時間待機するようにしてもよい。 【0008】サーマルアスペリティーによるリードエラ
ーが生じた場合、一定時間待機中に、MR素子の温度上
昇分の熱が経時的にMR素子近傍に拡散する。これによ
り、MR素子の過熱が緩和されるので、MR素子の抵抗
値が基準値に戻る。この基準値(初期設定値)を中心と
した抵抗値範囲に入ったことが確認されると、記録再生
動作に復帰する。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るサーマルア
スペリティー対処方法の一実施形態を示すフローチャー
トである。以下、この図面に基づき説明する。 【0010】本発明に係るサーマルアスペリティー対処
方法は、サーマルアスペリティーが生じた場合(ステッ
プ101)、データアクセスを行なうシークモードを停
止して(ステップ102)一定時間待機し(ステップ1
03)、その後シークモードを再開するものである(ス
テップ104)。続いて、サーマルアスペリティーが生
じているか否かを判断し、サーマルアスペリティーが生
じていなければ正常復帰し、サーマルアスペリティーが
生じていればステップ102へ戻る(ステップ10
5)。 【0011】図2は、図1のサーマルアスペリティー対
処方法を説明するための、磁気ディスク装置の概略構成
図である。以下、図1のサーマルアスペリティー対処方
法を図2に基づき更に詳しく説明する。 【0012】MRヘッド10は、MR素子12及び記録
ヘッド(図示せず)を内蔵している。MRヘッド10を
支持しているアーム14は、駆動モータ16によって回
動される。磁気ディスク18に記録されている情報は、
MR素子12によって抵抗値の変化として読み取られ、
制御部(MPU)20へ出力される。 【0013】磁気ディスク18上には、異常突起、デプ
リー(潤滑剤劣化生成物)、コンタミネーションなどの
異物22が存在する。MR素子12が異物22に衝突
(ヒット)すると、MR素子12の温度が上昇する。こ
の温度上昇によって、MR素子12の抵抗の基準値も大
きく変化してしまう。そのため、制御部20がMR素子
12の出力波形を信号処理しようとしても、リードエラ
ーとなってしまう。すなわち、MR素子12の出力信号
が異常となることから、制御部20ではリードエラーが
発生したと判断し、シーク動作を停止する。続いて、制
御部20は、駆動モータ16を介して待機ゾーン(最外
周18a)へMRヘッド12を移動させる。続いて、制
御部20は、待機ゾーンにMRヘッド12を置いたまま
一定時間アイドリングモードに入った後、シークモード
を再開し、再びMRヘッド12で記録・再生を行う。こ
のとき、再度サーマルアスペリティーを検出した場合
は、シークモードを停止しアイドリングモードに入る。
サーマルアスペリティーを検出しなかった場合は、正常
復帰となる。アイドリングモードにおける一定時間は、
上位装置24によって任意に設定可能である。 【0014】また、シーク動作を停止する前に、媒体異
常突起であることを想定して、ヘッドトレーリングエッ
ジ部でバーニッシュシークをしてもよい。つまり、MR
ヘッド10の角で異常突起をゴシゴシと削ぎ落とすので
ある。 【0015】更に、待機ゾーンは、MRヘッド10と磁
気ディスク18との不必要な接触を避けるために、ヘッ
ド浮上量の最も大きい位置とすることが好ましい。この
位置は、磁気ヘッドの浮上特性の半径依存性に基づく
が、一般的には周速が最も大きくなる最外周18aであ
る。本実施形態では、磁気ヘッドスライダーにTPCス
ライダーを用い、その浮上量が最外周で最も高くなるよ
うに設計したため、ヘッド・媒体の間欠的接触による温
度上昇をも避けるために最外周18aのゼロシリンダー
を待機ゾーンとした。但し、サーマルアスペリティーか
ら正常復帰するまでの時間を短縮する目的で、中周領域
18bを待機ゾーンとしてもよい。 【0016】図3は、図1のサーマルアスペリティー対
処方法における、待機ゾーンでのアイドリング時間とM
R素子の基準出力値との関係を示すグラフである。以
下、この図面に基づき説明する。 【0017】図3から明らかなように、待機ゾーンにお
けるMRヘッドのアイドリング時間は、250ms以上
が必要となる。また、アイドリング時間において、23
8msで初期基準値の±5%以内に復帰しており、1.
5sでほぼ初期値まで復帰している。 【0018】 【発明の効果】本発明に係るサーマルアスペリティー対
処方法によれば、サーマルアスペリティーが生じた場
合、データアクセスを行なうシークモードを停止して一
定時間待機し、その後前記シークモードを再開するよう
にしたので、MR素子の温度が下がってからリトライ動
作ができるので、不要なリトライ動作を回避できるとと
もに、非使用領域として誤って登録されることも防止で
きる。 【0019】議求項3記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、サーマルアスペリティーが生じた場
合、ヘッドトレーリングエッジ部でバーニッシュシーク
を行うことにより、異常突起を削ぎ落とすことができ
る。 【0020】議求項4又は5記載のサーマルアスペリテ
ィー対処方法によれば、浮上量が一番高くなるゾーンで
磁気ヘッドを待機させることにより、MRヘッドと磁気
ディスクとの不必要な接触を避けることができる。 【0021】議求項6記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、シリンダの中周領域で磁気ヘッドを待
機させることにより、サーマルアスペリティーから正常
復帰するまでの時間を短縮できる。 【0022】議求項7記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、磁気ヘッドが待機する一定時間を25
0ms以上としたことにより、MR素子の温度を十分に
下げることができる。 【0023】議求項8記載のサーマルアスペリティー対
処方法によれば、磁気ヘッドが待機する一定時間を任意
に設定可能としたことにより、磁気ディスク装置の経時
変化や磁気ディスク装置の種類にも対応して最適な一定
時間を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサーマルアスペリティー対処方法
の一実施形態を示すフローチャートである。 【図2】図1のサーマルアスペリティー対処方法を説明
するための、磁気ディスク装置の概略構成図である。 【図3】図1のサーマルアスペリティー対処方法におけ
る、待機ゾーンでのアイドリング時間とMR素子の基準
出力値との関係を示すグラフである。 【図4】従来のサーマルアスペリティー対処方法の一実
施形態を示すフローチャートである。 【符号の説明】 10 MRヘッド 12 MR素子 14 アーム 16 駆動モータ 18 磁気ディスク 18a 最外周 18b 中周領域 20 制御部 22 異物 24 上位装置
の一実施形態を示すフローチャートである。 【図2】図1のサーマルアスペリティー対処方法を説明
するための、磁気ディスク装置の概略構成図である。 【図3】図1のサーマルアスペリティー対処方法におけ
る、待機ゾーンでのアイドリング時間とMR素子の基準
出力値との関係を示すグラフである。 【図4】従来のサーマルアスペリティー対処方法の一実
施形態を示すフローチャートである。 【符号の説明】 10 MRヘッド 12 MR素子 14 アーム 16 駆動モータ 18 磁気ディスク 18a 最外周 18b 中周領域 20 制御部 22 異物 24 上位装置
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【議求項1】 サーマルアスペリティーが生じた場合、
データアクセスを行なうシークモードを停止して一定時
間待機し、その後前記シークモードを再開する、磁気デ
ィスク装置のサーマルアスペリティー対処方法。 【議求項2】 前記シークモードを再開する際、始めに
サーマルアスペリティーが生じているか否かを判断し、
サーマルアスペリティーが生じていなければ正常復帰
し、サーマルアスペリティーが生じていれば再び前記シ
ークモードを停止して一定時間待機する、請求項1記載
の磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方
法。 【議求項3】 前記サーマルアスペリティーが生じた場
合、ヘッドトレーリングエッジ部でバーニッシュシーク
を行う、請求項1又は2記載の磁気ディスク装置のサー
マルアスペリティー対処方法。 【請求項4】 前記一定時間中における磁気ヘッドは、
当該磁気ヘッドの浮上量が一番高くなるゾーンで待機す
る、請求項1,2又は3記載の磁気ディスク装置のサー
マルアスペリティー対処方法。 【議求項5】 前記一定時間中における磁気ヘッドは、
シリンダの最外周で待機する、請求項1,2又は3記載
の磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方
法。 【議求項6】 前記一定時間中における磁気ヘッドは、
シリンダの中周領域で待機する、請求項1,2又は3記
載の磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方
法。 【請求項7】 前記一定時間が250ms(ミリ秒)以
上である、請求項1,2,3,4,5又は6記載の磁気
ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法。 【請求項8】 前記一定時間を任意に設定可能とした、
請求項1,2,3,4,5又は6記載の磁気ディスク装
置のサーマルアスペリティー対処方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3873598A JPH11238202A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3873598A JPH11238202A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11238202A true JPH11238202A (ja) | 1999-08-31 |
Family
ID=12533595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3873598A Pending JPH11238202A (ja) | 1998-02-20 | 1998-02-20 | 磁気ディスク装置のサーマルアスペリティー対処方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11238202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761845B1 (ko) | 2006-05-02 | 2007-09-28 | 삼성전자주식회사 | 탐색 루틴 수행 방법 및 이 방법을 채용한 하드 디스크드라이브 |
JP2011216183A (ja) * | 2011-07-14 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置、制御方法および情報処理装置 |
US8693130B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk device and control method thereof, and information processor |
-
1998
- 1998-02-20 JP JP3873598A patent/JPH11238202A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100761845B1 (ko) | 2006-05-02 | 2007-09-28 | 삼성전자주식회사 | 탐색 루틴 수행 방법 및 이 방법을 채용한 하드 디스크드라이브 |
US8693130B2 (en) | 2010-01-29 | 2014-04-08 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Magnetic disk device and control method thereof, and information processor |
JP2011216183A (ja) * | 2011-07-14 | 2011-10-27 | Toshiba Corp | 磁気ディスク装置、制御方法および情報処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010626 |