JPH11237791A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11237791A
JPH11237791A JP3991198A JP3991198A JPH11237791A JP H11237791 A JPH11237791 A JP H11237791A JP 3991198 A JP3991198 A JP 3991198A JP 3991198 A JP3991198 A JP 3991198A JP H11237791 A JPH11237791 A JP H11237791A
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JP
Japan
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image forming
developer
mesh
electrostatic latent
latent image
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JP3991198A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Watanabe
光由 渡▲なべ▼
Kazuyuki Miyaki
和行 宮木
Kenjiro Nishiwaki
健次郎 西脇
Kazuo Kobayashi
和夫 小林
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光体ドラム上の静電潜像の静電力によっ
て、現像剤保持ローラに保持される液体現像剤が前記感
光体ドラムの表面に容易に吸引されて付着し、現像効率
に優れる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム2の表面上に付着させる液
体現像剤4を現像剤保持ローラ3が保持する。現像剤保
持ローラ3は、内側に位置するスリーブ8と、その外側
に位置し多数の貫通した微細孔9a,・・を有するメッ
シュ9とを備える。メッシュ9が、微細孔9a,・・に
て液体現像剤4を分離して保持する。メッシュ9は、裏
面側に一定の高さを有する突起部9b,・・を部分的に
有する。かかる突起部9bは、メッシュ9とスリーブ8
との間に空間を形成する。メッシュ2は、多数の貫通し
た矩形状の微細孔9a,・・を格子状に形成したもの
で、その格子部に突起部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体現像剤(いわ
ゆる液体トナー)を用いて、高精細の画像を現像する画
像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体トナーを用いた画像形成
装置として、脂肪族飽和炭化水素等の絶縁性液体キャリ
ア中に分散されたトナー微粒子を、静電潜像が形成され
た誘電体表面に電気泳動によって選択的に付着させる方
式のものが知られている。
【0003】この方式のものは、粉体トナーを用いる現
像装置に比べて、トナー粒子を小さく設定できるため、
高解像度の画像を得るのに適しており、液体トナーは定
着に必要なエネルギが粉体トナーに比べて少ないという
利点がある反面、液体キャリアとして用いられる脂肪族
飽和炭化水素は、好ましくない臭気が発生するため、オ
フィスや家庭での使用には不向きであるという欠点があ
る。
【0004】そこで、臭気の問題を解決し、コスト的に
も有利となるように、水を主成分とする液体現像剤を用
いる画像形成装置が提案されている(例えば、特公平1
−40985号公報参照)。この装置は、タンク内に充
填した導電性現像液中に一部を浸漬させて内外に貫通し
た多数の孔を周面に有するスリーブ(以下メッシュとい
う)で筒状に形成されたものを回転可能に設置し、前記
現像液の液面上に露出するメッシュの周面を回転する感
光体表面に接触させることなく対面させたものであり、
感光体の表面に形成された静電潜像が徐々にメッシュに
接近すると、メッシュとの間に静電界が働き、メッシュ
と同電位で孔に表面張力により保持されている現像液が
静電気力を受け、その両者のギャップが狭くなると静電
気力がさらに強くなり、粘性、表面張力、重力に逆らっ
て現像液が感光体表面に吸引され液滴となって付着して
感光体表面に可視像が形成されるようになっている。
【0005】しかしながら、このように内外に貫通した
多数の孔を周面に有する筒状のメッシュを、液体現像剤
を保持する現像材保持手段として用いる場合は、高精細
化のためにメッシュの目を細かく薄くすると、強度が低
下し、耐久性に問題が生じる。
【0006】そこで、例えば特開平1−237578号
公報に記載されるように、現像領域において、貫通孔が
規則正しく一面に形成されたフィルム(メッシュ)であ
るトナー搬送担体の裏面側を現像電極にて支持させるよ
うにしたものが知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うなものでは、現像領域においてのみ部分的に支持する
だけであるので、耐久性の改善に十分とは言えない。
【0008】そこで、メッシュの裏面側を、全体に亘っ
て、一定の強度を有する支持部材にて支持することによ
り、メッシュの目を細かくしたことによる強度の低下を
防止することが考えられるが、そのようにメッシュを裏
面側から支持する構造においては、図11に示すよう
に、メッシュ101の微細孔101a,・・に保持され
ている液体現像剤102が支持部材103の表面103
aに広がってしまい、液体現像剤102が、現像領域に
おいて、感光体上の静電潜像の静電力によって、メッシ
ュ101の微細孔101a,・・から感光体の表面に吸
引されにくくなるという課題がある。
【0009】さらに詳述すると、メッシュ101の裏面
側に支持部材103が密着していると、メッシュ101
の微細孔101a,・・内において分離されている液体
現像剤102が、支持部材103の表面に接触して液膜
を形成することになり、メッシュ101の微細孔101
a,・・に保持されている液体現像剤102には大きな
負圧が作用し、感光体上の静電潜像の静電力で液体現像
剤102を吸引するには、大きな電界が必要になる。
【0010】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、静電潜像形成部材(感光体)上の静電潜像の静電力
によって、現像剤保持手段にて保持される液体現像剤が
静電潜像形成部材の表面に容易に吸引されて付着し、現
像効率に優れる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体に染料、
顔料等の着色成分を溶解若しくは分散させた液体現像剤
を保持する現像剤保持手段と、静電潜像が表面に形成さ
れる静電潜像形成部材とを備え、各微細孔に液体現像剤
を保持した現像剤保持手段を静電潜像形成部材に近接若
しくは接触させ、静電潜像による静電引力で選択的に液
体現像剤を前記静電潜像形成部材上に付着させることに
より画像を形成する画像形成装置を前提とするものであ
る。
【0012】そして、請求項1の発明は、前述した画像
形成装置において、前記現像剤保持手段が、多数の貫通
した微細孔を有し表面側に位置する表面部材と、該表面
部材の裏面側に位置し前記表面部材を支持する支持部材
とを備えるものであり、前記表面部材と支持部材との間
に、空間を形成する空間形成手段が設けられているもの
である。
【0013】請求項1の発明によれば、空間形成手段に
よって、表面部材と支持部材との間に空間が形成され、
その空間によって、表面部材の微細孔にて分離されて保
持される液体現像剤と支持部材の表面との接触が回避さ
れる。よって、前記表面部材の微細孔に保持される液体
現像剤が裏面側において液膜を形成して大きな負圧が作
用するということがなくなり、静電潜像形成部材の表面
に形成された静電潜像による静電引力によって、液体現
像剤は無理なく吸引されて、静電潜像形成部材上に選択
的に付着せしめられる。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記空間形成手段が、表面部材の裏面側に
形成され一定高さを有する突部である。
【0015】請求項2の発明によって、表面部材の裏面
側に形成された突部の先端が支持部材の表面に接触する
ことで、表面部材の裏面と支持部材の表面との間に、突
部の一定高さに相当する間隔の空間が形成される。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の画像形成装
置において、前記突部が、表面部材に部分的に設けられ
ている。
【0017】請求項3の発明によれば、突部が表面部材
に部分的に設けられているので、表面部材の裏面と支持
部材の表面との間に形成される空間は大気に開放されて
おり、静電潜像による静電引力の作用時に、表面部材の
微細孔にて分離されて保持される液体現像剤に大きな負
圧が作用することはない。
【0018】請求項4の発明は、請求項3の画像形成装
置において、前記表面部材が、多数の貫通した微細孔が
格子状に形成され、前記突部が、表面部材のクロス部に
設けられた突起部である。
【0019】請求項4の発明によれば、表面部材のクロ
ス部に設けられた突起部によって、表面部材の裏面と支
持部材の表面との間に、大気に開放された空間が形成さ
れる。
【0020】請求項5の発明は、請求項2〜4のいずれ
か画像形成装置において、さらに、前記表面部材の表面
側に、静電潜像形成部材との間に空間を形成する別の突
部が設けられている。
【0021】請求項5の発明によれば、別の突部によっ
て、表面部材の表面と静電潜像形成部材との距離が常に
一定に保たれ、表面部材の微細孔に保持される液体現像
剤に作用する静電引力が安定し、非画像部において静電
潜像形成部材側に液体現像剤が付着しにくくなる。
【0022】請求項6の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記空間形成手段が、前記支持部材に設け
られ表面部材の裏面に部分的に接触する突部である。
【0023】請求項6の発明によれば、突部が支持部材
に設けられ表面部材の裏面に部分的に接触するので、表
面部材の裏面と支持部材の表面との間に大気に開放され
た空間が形成され、静電潜像による静電引力の作用時
に、表面部材の微細孔にて分離されて保持される液体現
像剤に大きな負圧が作用することはない。
【0024】請求項7の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記空間形成手段が、前記支持部材のうち
に形成された凹部であり、前記表面部材が、前記支持部
材に摺動可能に支持されており、さらに、前記表面部材
を、前記支持部材上を摺動するように移動させる移動手
段を備える。
【0025】請求項7の発明によれば、微細孔にて液体
現像剤を保持する表面部材が、移動手段によって、支持
部材上を摺動せしめられる。静電潜像による静電引力が
作用する、静電潜像形成部材と対向する部位付近におい
ては、表面部材の裏面側に支持部材の凹部が位置し空間
が形成されることとなり、静電潜像による静電引力の作
用時に、表面部材の微細孔にて分離されて保持される液
体現像剤に大きな負圧が作用することがなく、液体現像
剤は無理なく吸引されて、静電潜像形成部材上に選択的
に付着せしめられる。
【0026】請求項8の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記表面部材が、周方向の長さが支持部材
の周方向の長さより、若干長いベルト形状であり、前記
空間形成手段が、前記支持部材のうち静電潜像形成部材
と対向する部位付近において、表面部材を支持部材より
浮かせて前記静電潜像形成部材に接触させるものであ
る。この場合は、表面部材と支持部材とが一体的に移動
してもよいし、請求項7の発明と同様に、表面部材が支
持部材上を摺動して移動するようにしてもよい。
【0027】請求項8の発明によれば、表面部材がベル
ト形状で、周方向の長さ(ベルト長さ)が支持部材の周
方向の長さより若干長いことから、その長さの差によ
り、空間形成手段によって、前記支持部材のうち静電潜
像形成部材と対向する部位付近において、表面部材を支
持部材より浮かせられ、表面部材の微細孔にて分離され
て保持される液体現像剤に大きな負圧が作用することが
ないようにされる。この浮かせられた表面部材の部分
は、前記静電潜像形成部材に接触せしめられるととに液
体現像剤に対し裏面側から大きな負圧が作用することも
ないので、静電潜像による静電引力によって、静電潜像
形成部材上に選択的に付着せしめられる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。
【0029】図1は本発明に係る画像形成装置の概略構
成図である。図1において、画像形成装置1は、静電潜
像が表面に形成されそれを保持可能である静電潜像形成
部材を構成する感光体ドラム2(OPCドラム)と、該
感光体ドラム2に対向する位置に配設され液体現像剤を
保持する現像剤保持手段である現像剤保持ローラ3とを
備え、各微細孔3a,・・に液体現像剤4を保持した現
像剤保持ローラ3を感光体ドラム2に近接若しくは接触
させ、静電潜像による静電引力で、静電潜像と逆極性に
帯電した液体現像剤4を選択的に感光体ドラム2の表面
上に付着させることにより画像(可視像)を形成するも
のである。
【0030】そして、前記現像剤保持ローラ3の下側に
は、現像剤保持ローラ3に接触しつつ回転するように現
像剤供給ローラ5が配設され、該現像剤供給ローラ5に
よって、液体現像剤4を収容する現像剤容器6から液体
現像剤4が取り出され、現像剤保持ローラ3に供給され
るようになっている。また、現像剤供給ローラ5によっ
て液体現像剤4が供給される位置より、回転方向下流側
にスクレーパ7が配設され、該スクレーパ7の先端部が
現像剤保持ローラ3の表面に接触した状態で現像剤保持
ローラ3が回転し、前記スクレーパ7によって現像剤保
持ローラ3上の液体現像剤4の液量を適量に調整するよ
うになっている。
【0031】前記感光体ドラム2に対しては、前述した
もののほか、感光体ドラム2に近接して設置され表面を
一様に帯電する帯電器11と、感光体ドラム2の表面を
画像情報に基づいて選択的に露光する選択露光器12
と、感光体ドラム2に形成された液体現像剤4による画
像を記録紙13に転写する転写ローラ14と、記録紙1
3に転写されずに残留した液体現像剤4を除去し、感光
体ドラム2の表面をクリーニングするクリーニングロー
ラ15とが、一定の位置関係で配設されている。
【0032】前記画像形成装置1において用いる液体現
像剤4は、液体(例えば純水)に染料、顔料等の着色成
分を溶解若しくは分散させたものであって、導電性を有
するものである。この液体現像剤4の導電性は108Ω
・cm程度以下であれば足りる。また、液体現像剤4
は、画像形成装置1の仕様からは、水性に限定されない
が、環境上の問題及び製造コストを考慮すると、水性の
液体現像剤4の方が望ましい。また、染料、顔料等の着
色成分の粒径は、0.1μm〜1μmとすることがで
き、一般的な粉体現像剤(粉砕等により製造されるもの
であって粒径は6μm〜10μm)よりも格段に小さ
い。このように、着色成分の粒径が小さいので、高解像
度の画像形成に好適である。なお、液体現像剤4は、水
性であり、水を主成分とした溶液を用いることが可能で
あるので、脂肪族飽和炭化水素を主成分とする従来の液
体現像剤に対して、臭気等がないという環境面、あるい
は材料費が安価であるという工業面において有利であ
る。
【0033】前記感光体ドラム2は、その表面に静電潜
像21(図4(a)参照)を保持することが可能であ
り、その表面2aの液体現像剤4に対する濡れ性が、現
像剤保持ローラ3の濡れ性よりも高い材料を用いてい
る。しかし、あまり濡れ性が高いと、液体現像剤4が付
着した際に、その液滴が広がってしまい、画像が乱れる
原因となるため、接触角が30〜80°程度のものが適
している。感光体ドラム2を形成する材料としては、一
般にレーザプリンタに利用されている有機光導電体材料
を用いることができる。
【0034】前記現像剤保持ローラ3は、感光体ドラム
2の表面2a上の静電潜像に対応して、その表面2a上
に液体現像剤4を適量だけ供給するために設けられてい
る。具体的な構造は、内側に位置する支持部材としての
円筒状のスリーブ8の外側に、図2に示すように多数の
貫通した正方形状の微細孔9a,・・を有する表面部材
としてのローラ形状のメッシュ9が設けられてなり、該
メッシュ9の微細孔9a,・・が、図3に示すように、
現像剤供給ローラ5によって供給される液体現像剤4を
分離して保持するようになっている。
【0035】そして、メッシュ9の裏面側には、一定の
高さを有する突起部9b,・・(突部)が形成され、メ
ッシュ9の裏面側とスリーブ8の表面側との間に空間S
を形成するように構成されている。かかる突起部9b
は、メッシュ9の裏面側とスリーブ8の表面側との間に
形成される空間Sが大気に開放され液体現像剤4に負圧
が確実に作用しないようにするために部分的に設けられ
る。例えば、メッシュ9が、図2に示すように、多数の
貫通した正方形状の微細孔9a,・・が格子状に形成さ
れたものである場合には、その微細孔9a,・・を形成
する縦要素と横要素とが交叉するクロス部に設けられ
る。
【0036】また、前記メッシュ9としては、高精細の
スクリーン印刷用のものを使用することができ、1イン
チ当たり200線以上のものが高精細の画像形成には適
している。また、エレクトロフォーミングで作成した金
属製のメッシュとすれば、織り目がなく、均質で高精細
かつ開口率を高くできるため、現像剤保持ローラ3の表
面部材に用いるのには適している。ところで、このよう
にエレクトロフォーミングで、多数の貫通した微細孔を
有するメッシュを作成する方法は、例えば特公平1−2
0740号公報等に詳細に説明されている。このメッシ
ュを構成する材料としては、主として銅やニッケルが用
いられ、エレクトロフォーミングによって200線以上
のメッシュを作成することが可能である。
【0037】このようなメッシュ9を表面部材として有
する現像剤保持ローラ3を用いる場合には、1ドット分
の画像を形成する液体現像剤4が、メッシュ9の各微細
孔9aにそれぞれ保持される。従って、メッシュ9のピ
ッチが細かいほど、高精細の画像形成が可能となる。ま
た、メッシュ9の膜厚を調整することにより、1ドット
当たりに必要な液体現像剤4の量を調整することができ
る。但し、メッシュの膜厚があまり薄くなると、メッシ
ュ9の耐久性が低下し、破損しやすくなるので、メッシ
ュ9のハンドリングを考慮して、膜厚は少なくとも10
μm以上とすることが望ましい。
【0038】前記メッシュ9の微細孔9aに保持される
液体現像剤4は、図3に示すように、液面が、微細孔9
aの周囲のメッシュ9(現像剤保持ローラ3)の表面で
あって、図中最上点よりも下方(感光体ドラム2との接
触点よりも離れた位置)にあり、メッシュ9の表面の最
上点の部分に液体現像剤4が付着しないように保持され
ている。これは、前記スクレーパ7(ドクターブレー
ド)によって、余分な液体現像剤4が掻き取られると、
現像剤保持ローラ3の表面から液体現像剤4が除去さ
れ、前記微細孔9a中のみに液体現像剤4が保持される
こととなり、液体現像剤4の表面張力により、その液面
が前記表面(接触面)よりも離れた位置になるからであ
る。
【0039】特に、前記メッシュ9の微細孔9aは、表
面(接触面)に近づくに従って、孔径が大きくなる略ラ
ッパ形状の湾曲面構造を備えるので、微細孔9aに保持
された表面近くの余分の液体現像剤4を除去しやすい。
これは、孔径が大きいことによってスクレーパ7が微細
孔9aの接触面内方近傍に侵入しやすく、しかも、接触
面に対しては前記湾曲面構造の表面のなす角度が90°
よりも小さいので、液体現像剤4はその表面張力の作用
により湾曲面構造の表面に沿って大きな液滴のままスク
レーパ7により微細孔9aから除去されるからである。
この結果、微細孔9a内に残留した液体現像剤4の液面
は、感光体ドラム2に対して接触する現像剤保持ローラ
3の表面より内方側になる。なお、メッシュ9の微細孔
を、略ラッパ形状の湾曲面構造に代えて、表面に近づく
に従って孔径が大きくなるテーパ構造(傾斜構造)とす
ることによっても同様の効果が得られる。
【0040】また、メッシュ9の微細孔9aの孔径に対
する線幅は小さいほど、余分な液滴が表面に付着しにく
くなる。本実施の形態の液体現像剤4での実験による
と、開孔率が20%以上であれば、十分な液量を確保し
つつ、余分な液滴の除去が可能であることが確認され
た。
【0041】さらに、メッシュ9(現像剤保持ローラ
3)の表面を撥水性とすることにより、余分な液体現像
剤4をより一層付着しにくくすることができる。この撥
水性を施す手段としては、ニッケルフッ素メッキ等の撥
水性メッキが適しており、簡単に安定性の高い撥水効果
が得られる。また、シリコン樹脂等の撥水樹脂を、メッ
シュ9の表面にコーティングすることにより、撥水性を
付加することも可能である。
【0042】前記現像剤供給ローラ5としては、ローラ
状のスポンジが用いられ、液体現像剤4にその一部を浸
漬することにより、液体現像剤4が浸透保持される。
【0043】前記現像剤容器6は、液体現像剤4を保存
し、現像剤供給ローラ5に供給するための部材であり、
現像剤供給ローラ5が浸漬する部分以外は、気密性を有
することが望ましい。
【0044】前記スクレーパ7は、現像剤保持ローラ3
と接触しつつ摺動して、液体現像剤4の液面を調整する
ものであり、例えばシリコン樹脂等を用いて形成するこ
とができる。
【0045】前記帯電器11としては、通常のレーザプ
リンタに用いられるスコロトロン帯電器を用いることが
でき、帯電電位は400〜600V程度に設定できる。
【0046】前記選択露光器12は、半導体レーザとポ
リゴンスキャナ等で構成された光走査装置を備え、前記
帯電器11によって帯電された感光体ドラム2の表面
を、光走査装置によって、感光体ドラム2の表面を走査
しながら、画像情報に基づいた変調を行うことにより、
静電潜像を形成するものである。
【0047】前記転写ローラ14としては、シリコンゴ
ム若しくはウレタンゴム等で形成されたゴムローラが用
いられている。また、これらのゴムにカーボンを含有さ
せることによって導電性を向上させ、バイアス電圧を印
加することで転写を促進することもできる。
【0048】前記クリーニングローラ15としては、液
体現像剤4を吸収しやすいスポンジローラが用いられ
る。
【0049】続いて、現像剤保持ローラ3から感光体ド
ラム2上に形成された静電潜像に液体現像剤4が選択的
に付着する原理について、図4(a)〜(c)に沿って
説明する。
【0050】まず、現像剤容器6より現像剤供給ローラ
5にて現像剤保持ローラ3に供給された液体現像剤4
は、図4(a)に示すように、その液面が、接地された
金属製のメッシュ9の微細孔9a中に、メッシュ9の表
面より内側に位置するように保持されている。
【0051】それから、感光体ドラム2及び現像剤保持
ローラ3が回転すると、メッシュ9の微細孔9aに保持
された液体現像剤4と感光体ドラム2上に形成された静
電潜像21との距離が徐々に小さくなり、現像剤保持ロ
ーラ3の表面(メッシュ9の表面)と感光体ドラム2の
表面2aとは接触する。この最も接近したときの液体現
像剤4と静電潜像21との間の距離は数μm程度なる。
この距離は、微細孔9aの形状や、液体現像剤4の微細
孔9aに対する濡れ性や、スクレーパ7の調整(例えば
スクレーパ7の硬度や現像剤保持ローラ3との接触角度
等)等によって決定され、微細孔9a間のばらつきや経
時的なばらつきは小さい。
【0052】そして、静電潜像21の電荷が存在する領
域に近接した液体現像剤4は、その静電力によって吸引
されて、図4(b)に示すように、感光体ドラム2の表
面2aに接触する。また、このとき、メッシュ9の裏面
側の突起部9bによってメッシュ9の裏面とスリーブ8
の表面との間に空間Sが形成され、液体現像剤4がスリ
ーブ8の表面に接触して液膜を形成するのが確実に回避
されるので、メッシュ9の裏面側において液体現像剤4
に負圧が作用することなく、静電潜像21による吸引引
力によって、液体現像剤4が、感光体ドラム2の表面2
aに吸引されて無理なく付着する。
【0053】それから、感光体ドラム2及び現像剤保持
ローラ3がさらに回転すると、感光体ドラム2の表面
は、メッシュ9の微細孔9aの周面よりも、液体現像剤
4に対して濡れ性に優れる材料で形成されているため、
現像剤保持ローラ3の表面が感光体ドラム2の表面2a
から離れる際に、液体現像剤4は、図4(c)に示すよ
うに、感光体ドラム2に付着したまま残る。これに対
し、電荷が存在しない領域に近接した液体現像剤4は、
静電力の影響を受けず、微細孔9aに保持されたままで
ある。よって、非画像部においては、液体現像剤4が感
光体ドラム2の表面に接触しないため、汚れやかぶりを
生じにくい。
【0054】以上の説明から明らかなように、メッシュ
9の微細孔9a中に、保持された液体現像剤4は、静電
潜像21に選択的に付着し、感光体ドラム2上に画像を
形成する。
【0055】次に、前記画像形成装置1の動作について
説明する。
【0056】画像形成装置1に用いられる液体現像剤4
は現像剤容器6に収納されており、その現像剤容器6中
の液体現像剤4に現像剤供給ローラ5の一部が浸漬して
設置されているので、液体現像剤4が現像剤供給ローラ
5のスポンジ部に浸透し保持される。現像剤供給ローラ
5は、現像剤保持ローラ3(メッシュ9)と接触しつつ
相対的に回転することにより、現像剤保持ローラ3にお
いてメッシュ9の微細孔9aに液体現像剤4が供給され
保持される。
【0057】それから、現像剤保持ローラ3が回転し、
スクレーパ7と接触することによって、その表面から、
余分な液体現像剤4が除去される。これにより、液体現
像剤4が、メッシュ9の微細孔9aに適量だけ保持され
る。
【0058】一方、感光体ドラム2は、帯電器11によ
って、その表面2aが一様に帯電せしめられた後、選択
露光器12によって、選択的に露光され、その表面2a
上に静電潜像21(図4(a)参照)が形成される。
【0059】前記感光体ドラム2と現像剤保持ローラ3
とは、互いに接触しつつ回転することにより、前述した
ように、静電潜像21上に液体現像剤4が選択的に付着
することになる。これによって、感光体ドラム2上に、
液体現像剤4による画像が形成される。
【0060】その後、図示しない搬送手段によって、記
録紙13が感光体ドラム2と転写ローラ14とのニップ
部に搬送され、このニップ部において、感光体ドラム2
上の液体現像剤4による画像が記録紙13に転写され、
記録紙13に最終画像が形成される。ここで、記録紙1
3に転写されずに感光体ドラム2上に残留した液体現像
剤4はクリーニングローラ15によって除去され、感光
体ドラム2の表面2aは初期状態に戻される。これら
の、一連の作業が繰り返し行われることによって、所望
の画像が記録紙13上に形成され、画像形成装置1内の
定着部により画像の定着が行われた後、記録紙13は画
像形成装置1の外部に排出される。
【0061】前記実施の形態においては、突起部を、表
面部材であるメッシュ9の裏面側に設けているが、本発
明はそれに限定されるものではなく、メッシュ9とスリ
ーブ8との間に空間が形成されればよいのであるから、
図5に示すように、スリーブ8の表面側に突起部8a,
・・を設けるようにすることも可能である。この場合に
は、例えば図示しない位置決め手段(例えば画像非形成
部における凹凸の係合関係)により、スリーブ8上にメ
ッシュ9が装着された状態で、突起部8a,・・がメッ
シュ9の裏面(例えば縦要素と横要素が交叉するクロス
部)に接触するようになっている。
【0062】前記実施の形態においては、液体現像剤4
は、その液面が現像剤保持ローラ3の表面であるメッシ
ュ9の表面より内側に位置し、表面に液体現像剤4が付
着しないように保持されていることが必要であることか
ら、スクレーパ7によって、余分な液体現像剤4を除去
し、液体現像剤4の液面を適正な位置となるように調整
しているが、そのほか、例えば図6に示すように、メッ
シュ9の表面側に、突起部9c,・・を設けることによ
り、液体現像剤4の液面と感光体ドラム2の表面との距
離を一定に保つようにしても、同様の効果を得ることが
できる。
【0063】このようにすれば、メッシュ9(現像剤保
持ローラ3)の表面と突起部9cの先端の距離を距離D
とすると、突起部9cの先端が感光体ドラム2の表面に
接触するとき、感光体ドラム2の表面と現像剤保持ロー
ラ3の表面との距離は常に距離Dに保持される。その結
果、液体現像剤4に作用する静電力が安定し、非画像部
に液体現像剤4がより付着しにくくなる。なお、前述の
ように、エレクトロフォーミングで作成した金属製のメ
ッシュを現像剤保持ローラの表面部材として用いる場合
には、突起部9cは、突起部9bと同様にメッシュ9の
クロス部に一体的に作成すればよい。
【0064】前記実施の形態においては、現像剤保持手
段の表面部材としてのメッシュ9を格子状に形成し、そ
の格子点に突部としての突起部9bを設けるようにして
いるが、本発明においては、現像剤保持手段の表面部材
は格子状のメッシュに限定されず、また、突起部9b
も、すべての格子点に設ける必要はなく、液体現像剤4
に負圧が作用しないように空間Sを形成できればよく、
メッシュ9の裏面側に部分的に設けるだけで、同様の効
果が得られる。それに加えて、空間を形成する突部とし
ては、突起部に限らず、一定の幅や長さを有するもので
あっても差し支えない。そのほか、支持部材側のメッシ
ュを撥水性を有するものとする一方、表面部材としての
メッシュ9が親水性を有するようにして、スリーブ8と
メッシュ9との間に撥水性メッシュを設けることによっ
ても、撥水性メッシュの暑さに相当する空間を、表面部
材であるメッシュ9とスリーブ8との間に形成すること
ができ、前述したものと同様の効果を得ることができ
る。
【0065】前記実施の形態においては、空間Sを形成
する空間形成手段を突部(突起部9b)で構成している
が、本発明はそれに限定されるものではなく、例えば図
7及び図8に示すように、スリーブ8Aに設けた凹部8
bで空間S1を形成するようにしてもよいし、図9及び
図10に示すように、スリーブ8Bとメッシュ9Bとの
周方向の長さを変えてそれらの間に空間S2(空隙)を
形成するようにしてもよい。なお、図7及び図8並びに
図9及び図10に示す実施の形態は、図1に示す実施の
形態と基本的な構造は同一であるので、同一の構成要素
については同一の符号を用い、その詳細な説明を省略す
る。
【0066】まず、スリーブ8Aに設けた凹部8bにて
空間S1を形成する場合について、図7及び図8に沿っ
て説明する。この場合は、支持部材である円筒状のスリ
ーブ8Aのうち、感光体ドラム2に対向する部位に軸方
向に延びる凹部8b(凹溝)を形成すると共に、表面部
材であるメッシュ9Aが、前記スリーブ8Aの外側に摺
動可能に支持されている。この場合には、微細孔にて液
体現像剤4を保持するメッシュ9Aが、スクレーパ4の
下流側に設けられたメッシュ搬送ローラ31によって、
スリーブ8A上に押圧されつつ摺動せしめられること
で、スリーブ8A上を移動する。そして、感光体ドラム
2と対向する部位付近において、静電潜像による静電引
力が作用する際には、メッシュ9Aの裏面側にスリーブ
8Aの凹部8bが位置し空間S1が形成されることとな
るので、静電潜像による静電引力の作用時に、メッシュ
9Aの微細孔にて分離されて保持されている液体現像剤
4に大きな負圧が作用することがなく、液体現像剤4は
無理なく吸引されて、感光体ドラム2上に選択的に付着
せしめられる。
【0067】次いで、表面部材であるメッシュ9Bと筒
状スリーブ8Bとの周方向の長さを変えて、それらの間
に空間S2を形成する場合について説明する。この場合
は、図9及び図10に示すように、前記メッシュ9B
が、周方向の長さがスリーブ8Bの周方向の長さより、
若干長いベルト形状とされ、前記スリーブ8Bのうち感
光体ドラム2と対向する部位とは反対側の部位において
メッシュ搬送ローラ32にてメッシュ9Bをスリーブ8
Bに押し付けることで、前記感光体ドラム2と対向する
部位付近において、メッシュ9Bをスリーブ8Bの表面
より浮かせて空間S2を形成させ、前記感光体ドラム2
に接触させると共に、メッシュ9Bをスリーブ8B上で
周方向において搬送するようになっている。
【0068】前記実施の形態においては、現像剤保持手
段である現像剤保持ローラが、格子状の織り目のない金
属製のメッシュを表面部材として有する構造としている
が、平面性を高めるためのカレンダー仕上げが施された
織り目のあるメッシュを用いることもできる。また、メ
ッシュの微細孔の形状は、正方形に限定されるものでは
なく、円形、楕円形その他の形状でも差し支えない。
【0069】前記実施の形態においては、環境面を考慮
して水性の液体現像剤4を用いているが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、有機溶剤を主成分とする液
体現像剤4を用いることができるのは勿論である。
【0070】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0071】請求項1の発明は、現像剤保持手段が、多
数の貫通した微細孔を有し表面側に位置する表面部材
と、該表面部材の裏面側に位置し前記表面部材を支持す
る支持部材とを備えるようにし、液体現像剤を微細孔に
て分離して保持する表面部材とそれの裏面側の支持部材
との間に、空間形成手段にて空間を形成するようにして
いるので、空間形成手段によって形成される空間によっ
て、表面部材の微細孔にて保持される液体現像剤と支持
部材の表面との接触を回避し、静電潜像による静電引力
が作用する時に、前記液体現像剤の裏面側に大きな負圧
が作用するのをなくすことが可能となる。よって、液体
現像剤を負圧が生じない状態となるので、静電潜像によ
る小さな静電引力によって、液体現像剤を無理なく吸引
して、静電潜像形成部材上に選択的に付着させることが
でき、静電潜像形成部材上の静電潜像での製御性が向上
し、現像効率を高めることができる。
【0072】請求項2の発明は、表面部材の裏面側に形
成した突部の先端を支持部材の表面に接触させること
で、表面部材と支持部材との間に空間を形成するように
しているので、突部という簡単な構造によって、数μm
から数十μmの空間を形成する空間形成手段を構成する
ことができる。
【0073】請求項3の発明は、突部を表面部材に部分
的に設けているので、表面部材と支持部材との間に形成
される空間を大気に開放して、静電潜像による静電引力
の作用時に、表面部材の微細孔に分離されて保持される
液体現像剤に大きな負圧が作用するのを回避できる。
【0074】請求項4の発明は、表面部材のクロス部に
設けた突起部によって、表面部材の裏面と支持部材の表
面との間に、大気に開放された空間を形成するようにし
ているので、表面部材の裏面側において一様に支持部材
にて支持された状態で、すべての微細孔に対して空間を
形成することができる。
【0075】請求項5の発明は、前記表面部材の表面側
に、静電潜像形成部材との間に空間を形成する別の突部
を設けているので、前記別の突部によって、表面部材の
表面と静電潜像形成部材との距離を常に一定に保ち、表
面部材の微細孔に保持される液体現像剤に作用する静電
引力を安定させると共に、非画像部に液体現像剤が付着
しにくくなるようにすることが可能となる。
【0076】請求項6の発明は、突部が支持部材に設け
られ表面部材の裏面に部分的に接触する突部を、支持部
材に設けるようにしているので、微細孔が形成されてい
る表面部材に設ける場合に比べて、数μmから数十μm
の空間を形成する突部を簡単に形成することができる。
【0077】請求項7の発明は、微細孔にて液体現像剤
を保持する表面部材を、移動手段によって支持部材上を
摺動するようにし、静電潜像形成部材と対向する部位付
近においては、表面部材の裏面側に支持部材の凹部が位
置し空間を形成するようにしているので、静電潜像によ
る静電引力の作用時に、表面部材の微細孔にて保持され
る液体現像剤に大きな負圧が作用することがなく、液体
現像剤を無理なく吸引させて、静電潜像形成部材上に選
択的に付着することができ、その他の部位では支持部材
にて表面部材を安定して支持することができる。また、
表面部材や支持部材に突部を設ける場合に比べて、製造
も安価かつ容易であり、微細な制御も必要としない。
【0078】請求項8の発明は、表面部材を、ベルト形
状とすると共に周方向の長さ(ベルト長さ)を支持部材
の周方向の長さより若干長くし、その長さの差を利用し
て、前記支持部材のうち静電潜像形成部材と対向する部
位付近において、表面部材を支持部材より浮かせて、表
面部材に保持される液体現像剤に大きな負圧が作用する
ことがないようにしているので、表面部材や支持部材に
突部を形成する場合に比べて、製造も安価かつ容易とな
り、微細な制御を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】本発明に係る現像剤保持ローラに用いられるメ
ッシュの概略構成を示す図である。
【図3】同断面図である。
【図4】(a)〜(c)は液体現像剤が選択的に付着す
る原理の説明図である。
【図5】別の実施の形態についての図3と同様の図であ
る。
【図6】他の実施の形態についての図3と同様の図であ
る。
【図7】さらに他の実施の形態についての図1と同様の
図である。
【図8】さらに他の実施の形態についての要部拡大図で
ある。
【図9】さらに別の実施の形態についての図1と同様の
図である。
【図10】さらに別の実施の形態についての要部拡大図
である。
【図11】従来例についての図3と同様の図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 感光体ドラム 3 現像剤保持ローラ 4 液体現像剤 5 現像剤供給ローラ 6 現像剤容器 7 スクレーパ 8 スリーブ 8A スリーブ 8B スリーブ 8b 凹部 9 メッシュ 9A メッシュ 9B メッシュ 11 帯電器 12 選択露光器 13 記録紙 14 転写ローラ 21 静電潜像 31 メッシュ搬送ローラ 32 メッシュ搬送ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 和夫 愛知県名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブ ラザー工業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体に染料、顔料等の着色成分を溶解若
    しくは分散させた液体現像剤を保持する現像剤保持手段
    と、静電潜像が表面に形成される静電潜像形成部材とを
    備え、各微細孔に液体現像剤を保持した現像剤保持手段
    を静電潜像形成部材に近接若しくは接触させ、静電潜像
    による静電引力で選択的に液体現像剤を前記静電潜像形
    成部材上に付着させることにより画像を形成する画像形
    成装置において、 前記現像剤保持手段は、多数の貫通した微細孔を有し表
    面側に位置する表面部材と、該表面部材の裏面側に位置
    し前記表面部材を支持する支持部材とを備え、 前記表面部材と支持部材との間に、空間を形成する空間
    形成手段が設けられていることを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 前記空間形成手段は、表面部材の裏面側
    に形成され一定高さを有する突部であるところの請求項
    1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記突部は、表面部材に部分的に設けら
    れているところの請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記表面部材は、多数の貫通した微細孔
    が格子状に形成され、 前記突部は、表面部材のクロス部に設けられた突起部で
    あるところの請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 さらに、前記表面部材の表面側に、静電
    潜像形成部材との間に空間を形成する別の突部が設けら
    れているところの請求項2〜4のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記空間形成手段は、前記支持部材に設
    けられ表面部材の裏面に部分的に接触する突部であると
    ころの請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記空間形成手段は、前記支持部材のう
    ち静電潜像形成部材と対向する部位付近に形成された凹
    部であり、 前記表面部材は、前記支持部材に摺動可能に支持されて
    おり、 さらに、前記表面部材を、前記支持部材上を摺動するよ
    うに移動させる移動手段を備えるところの請求項1記載
    の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記表面部材は、周方向の長さが支持部
    材の周方向の長さより、若干長いベルト形状であり、 前記空間形成手段は、前記支持部材のうち静電潜像形成
    部材と対向する部位付近において、表面部材を支持部材
    より浮かせて前記静電潜像形成部材に接触させるもので
    あるところの請求項1記載の画像形成装置。
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