JPH11237775A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

Info

Publication number
JPH11237775A
JPH11237775A JP5454198A JP5454198A JPH11237775A JP H11237775 A JPH11237775 A JP H11237775A JP 5454198 A JP5454198 A JP 5454198A JP 5454198 A JP5454198 A JP 5454198A JP H11237775 A JPH11237775 A JP H11237775A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
developing
latent image
unit
image carrier
development
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5454198A
Other languages
English (en)
Inventor
Hajime Maki
一 真木
Hiroo Soga
洋雄 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5454198A priority Critical patent/JPH11237775A/ja
Publication of JPH11237775A publication Critical patent/JPH11237775A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Cleaning In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃トナーを排出することなく、且つ、トナー
の混色による画像品質の低下を生じることのない現像装
置を提供する。 【解決手段】 一つの潜像担持体1の現像位置に順次対
向配置され、潜像担持体1上の各色成分の静電潜像を対
応する色の現像剤で選択的に現像する、複数の現像ユニ
ット2を備える現像装置において、前記複数の現像ユニ
ット2には夫々現像手段3を設ける以外に、少なくとも
一つの現像ユニット2aには潜像担持体1上の残留現像
剤が回収される回収手段4を設け、この現像ユニット2
aの現像手段3aが潜像担持体1上の静電潜像を現像し
た直後、この現像ユニット2aの次の現像ユニット2b
の現像手段3bが潜像担持体1上の静電潜像を現像する
間、前記回収手段4に残留現像剤の回収動作を行わせる
回収制御手段5を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を採
用したカラー複写装置・カラープリンタ等に用いられる
現像装置に関し、特に、潜像担持体上に残留した残留現
像剤が色毎に回収されて再使用される廃トナーレス方式
の現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスなど、静電潜像を経て
画像情報を可視化する方法は、現在様々な分野で利用さ
れている。従来この種の画像形成装置としては、帯電、
露光工程により潜像担持体上に静電潜像を形成し、トナ
ーを含む現像剤で静電潜像を現像し、転写、定着工程を
経てこの像を可視化するものが知られている。また、潜
像担持体上から記録媒体あるいは中間転写体上に像を転
写した後潜像担持体上に残った残留トナーは、次回の画
像形成に影響を与え画質を悪化させるため、通常は、潜
像担持体に設けられたブレード等のクリーニング装置に
よって廃トナー貯蔵部に回収・貯蔵されると共に、潜像
担持体表面はトナーが除去された状態で再び帯電工程以
降の同じ工程を繰り返すようになっている。
【0003】ところが、潜像担持体周囲にクリーニング
装置を設ける場合には、上記のように廃トナー貯蔵部を
も設ける必要があるため、装置の小型化が妨げられると
いう問題がある。また、地球環境の保全という観点か
ら、このような廃トナーを排出しない廃トナーレス方式
の画像形成装置が要求されるようになってきている。
【0004】従来、この種の画像形成装置において、廃
トナーレス方式の一例としては、例えば、反転現像方式
を用いた現像装置において、帯電工程での帯電極性とト
ナーの極性が同じであることを利用し、潜像担持体上に
残った残留トナーが現像装置に回収されるものが知られ
ている(例えば、特開平8−30507号公報参照)。
この方式を採用することにより、廃トナーがなくなりク
リーニング装置も不要となることから、クリーニング装
置のトラブル回避による信頼性の向上や、球形トナーな
どクリーニング装置によるクリーニングが困難であった
トナーの使用が可能となるため、モノクロのプリンタ等
には既に採用され始めている。
【0005】一方、近年、複写機及びプリンタに対して
カラー化の要求が高まってきている。従来の複写機また
はプリンタ等の画像形成装置において、カラー画像を得
るためには、複数色のトナーを現像する目的で複数の現
像器を配置し、複数色のトナーを記録媒体上に重ね合わ
せる方法が一般的に用いられている。これらを実現する
ための方式として、潜像担持体周囲に複数の現像器を配
置し現像する現像器のみを潜像担持体に近接させ他を離
間させる所謂リトラクト方式、回転ホルダ上に現像器を
保持させ回転動作により必要色の現像器を潜像担持体に
対向させる所謂ロータリー方式等、様々な方法が提案、
実用化されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の現像装置を備える画像形成装置に、上記の廃トナーレ
ス方式をそのまま適用すると、前色の現像後の残留トナ
ーを次色の現像器でクリーニングすることになってしま
い、残留トナーが完全に転写されない限り他色のトナー
が現像器に混入して混色を生じ、その結果、次第に画像
の色調再現性を劣化させてしまうという技術的課題を生
じる。
【0007】そこで、このような混色を防止するために
種々の方法が提案されている。これは、例えば、第一の
方法として、黒トナー現像器で複数の色トナーを回収す
るシステム(特開平8−328344号公報参照)を用
いるもの、第二の方法として、現像工程後露光せずに潜
像担持体上を現像器でクリーニングするサイクルを設け
る一方、他色が現像工程にあるときは現像器を非接触と
するもの、第三の方法として、トナー帯電量の設計から
現像器内の混色を回避するもの(特開平8−22720
2号公報参照)等である。
【0008】しかしながら、これら先行技術にあって
は、夫々に解決すべき問題点を有している。例えば、第
一の方法においては、夫々異なった色のトナーが異なっ
た割合で黒トナー現像器に混入してしまうため黒色の色
調再現性が徐々に悪化するおそれがある。また、第二の
方法にあっては、クリーニングのために潜像担持体を余
分に回転させる必要があることから、1枚のプリントに
必要な所要時間が増加してしまうという技術的課題があ
る。更に、第三の方法にあっては、トナーの帯電設計が
困難になるという問題がある。
【0009】本発明は、以上の技術的課題を解決するた
めになされたものであって、一つの潜像担持体に順次対
向配置され、潜像担持体上の各色成分の静電潜像を対応
する現像剤で現像する、複数の現像ユニットを備える現
像装置において、廃トナーを排出することなく、且つ、
トナーの混色による画像品質の低下を生じることのない
現像装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、一つの潜像担持体1の現像位置に順次
対向配置され、潜像担持体1上の各色成分の静電潜像を
対応する色の現像剤で選択的に現像する、複数の現像ユ
ニット2を備える現像装置において、前記複数の現像ユ
ニット2には夫々現像手段3を設ける以外に、少なくと
も一つの現像ユニット2aには潜像担持体1上の残留現
像剤が回収される回収手段4を設け、この現像ユニット
2aの現像手段3aが潜像担持体1上の静電潜像を現像
した直後、この現像ユニット2aの次の現像ユニット2
bの現像手段3bが潜像担持体1上の静電潜像を現像す
る間、前記回収手段4に残留現像剤の回収動作を行わせ
る回収制御手段5を備えることを特徴とする。
【0011】このような技術的手段において、回収手段
4は、複数の現像ユニット2のすべてに設けられること
が好ましいが、例えば、極めて潜像担持体1上に残留す
る現像剤量が少ないような態様においては、黒色の残留
現像剤が他色の現像剤に混入する場合に最も他色の画像
の色彩の変化に影響を与えることから、回収手段4は、
少なくとも黒色の現像手段3に設けられることが好まし
い。
【0012】また、回収手段4は、潜像担持体1上の残
留現像剤を回収できるものであれば、例えばブレード状
部材を潜像担持体1に圧接させて現像剤を掻き取るもの
や、現像剤の帯電極性を利用し電気的に潜像担持体1上
から転移させるもの等適宜選定して差し支えないが、圧
接による潜像担持体1の傷付けを防止するという観点か
らすれば、電気的手段を用いて残留現像剤を回収するこ
とが好ましい。
【0013】更に、回収手段4としては、潜像担持体1
上に形成された静電潜像の乱れや潜像担持体1の劣化を
防止するという観点からすれば、潜像担持体1に対し、
回収手段4を非接触に配置することが好ましい。
【0014】また、直前に現像行った現像ユニット2a
の残留現像剤を現像ユニット2bが現像する間にスムー
スに回収するという観点からすれば、直前に現像を行っ
た現像ユニット2aに設けられる回収手段4と現像を行
う現像ユニット2bに設けられる現像手段3bとが、同
時に潜像担持体1に対向配置されるように配設されるこ
とが好ましい。
【0015】ここで、本発明において、複数の現像ユニ
ット2は、例えば、潜像担持体1周囲に複数の現像ユニ
ット2を配置し、現像する現像ユニットのみを潜像担持
体1に近接させ他を離間させる所謂リトラクト方式、回
転ホルダに各現像ユニットを回転可能に保持させ、回転
動作により必要色の現像ユニットを潜像担持体1に対向
させるロータリー方式、複数の現像ユニット2が上下方
向に移動可能な支持部材によって保持されこの支持部材
の上下方向の動作に伴い潜像担持体1に対向する現像ユ
ニットが切り換えられるスライド方式等、現像に使用さ
れる現像ユニットが順次潜像担持体に対向配置されるも
のであれば適宜選定して差し支えない。ここで、直前に
現像を行った現像手段3aに設けられる回収手段4と現
像を行う現像手段3bとを同時に潜像担持体1に対向配
置させる構成を実現する容易さという観点からすれば、
各現像ユニット2を回転ホルダに搭載し、この回転ホル
ダを間欠的に回転させることにより潜像担持体1に対向
する位置に各現像ユニット2が選択的に配置させるロー
タリー方式を採用することが好ましい。
【0016】更に、ロータリー方式を採用する場合にお
いて、回収手段4により回収された現像剤を容易に同色
の現像手段3aへ搬送するという観点からすれば、各現
像ユニット2は、潜像担持体1と対向して現像を行った
後、回転ホルダにより上方に回転移動するものであっ
て、回収手段4によって回収された現像剤が重力により
落下して同色の現像手段3aに回収されるように構成す
ることが好ましい。更にまた、上記の態様にあっては、
直前に現像を行った現像ユニット2aに設けられる回収
手段4と現像を行う現像ユニット2bに設けられる現像
手段3bとを同時に潜像担持体1に対向配置させるため
に、潜像担持体1と前記回転ホルダとが、対向部におい
て互いに逆方向に回転するように配設することが好まし
い。
【0017】また、潜像担持体1上に形成される静電潜
像の長さが潜像担持体1の周長よりも長い場合には、一
つの静電潜像を形成するのに潜像担持体1を一周以上さ
せる必要がある。このとき、潜像担持体1上に残留する
残留現像剤は、現像開始から潜像担持体1が一周した後
は、すべて現像中の現像色のものとなり、この状態で直
前の現像色の残留現像剤を回収する回収手段4を動作さ
せ続けると、色の異なる残留現像剤までが当該回収手段
4に回収されることとなってしまう。このような不具合
を防止するという観点からすれば、回収制御手段5は、
直前に現像を行った現像ユニット2aに設けられた現像
手段3aによる潜像担持体1上の現像終了位置が直前に
現像を行った現像ユニット2aに設けられる回収手段4
との対向位置に到達した時点から、現像を行っている現
像ユニット2bに設けられた現像手段3bによる潜像担
持体1上の現像開始位置が当該回収手段4との対向位置
に到達するまでの間に、当該回収手段4による回収動作
を停止させることが好ましい。
【0018】また、上記の態様にあっては、直前に現像
を行った現像ユニット2aに設けられる回収手段4によ
る回収動作が停止された後は、現像を行っている現像手
段3bによって潜像担持体1上に残留する当該色の現像
剤を回収させることが好ましく、このような観点からす
れば、帯電工程での帯電極性と現像剤の極性が同じであ
る反転現像方式を採用し、且つ、回収手段4として電気
的手段を用い、潜像担持体1の非画像部の電位と現像ユ
ニット2bの現像手段3bに印加されるバイアス電位と
の電位差を利用して現像手段3bに回収させることが好
ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明が適用された現像装置の実施の一形態を
組み込んだ電子写真方式のフルカラー画像形成装置の概
略構成を示す。同図において、符号21は感光ドラム等
の潜像担持体、22は潜像担持体21を予め帯電する帯
電装置、23は帯電された潜像担持体21上に静電潜像
を書き込むレーザ走査装置等の露光装置、24は夫々の
色のトナーを有するブラック用現像器24Bk、イエロ
ー用現像器24Y、マゼンタ用現像器24M及びシアン
用現像器24Cが回転ホルダ41に回転可能に搭載さ
れ、前記潜像担持体21に対向する現像位置に所定の現
像器が間欠的に回転移動して配置される回転式(ロータ
リー)現像装置、25は潜像担持体21上の各色トナー
を用紙あるいは透明シート等の転写材26に転写させる
転写装置、27は潜像担持体21の残留電荷を除去する
除電装置、30は転写材26上の未定着トナー像を定着
する定着装置である。また、符号31、32は所定サイ
ズの転写材26を供給する転写材供給トレイ、33は転
写装置25への転写材26の供給タイミングを規制する
レジストレーションロール、34は転写工程が終了した
転写材26を定着装置30へ搬送案内する搬送ガイド部
材である。
【0020】更に、本実施の形態において、転写装置2
5は、周面に絶縁性シートが張設されて所定方向に回転
する転写ドラム251を有し、この転写ドラム251の
転写部位の回転方向上流側の吸着部位には転写材26が
転写ドラム251に静電吸着される吸着用帯電器25
2、吸着用帯電ロール253を転写ドラム251を挟ん
で配設し、また、前記転写部位に対応する転写ドラム2
51内には転写帯電器254を配設し、更に、前記転写
ドラム251の転写部位よりも回転方向下流側の剥離部
位には転写材26が転写ドラム251から剥離される剥
離除電器255を配設し、更にまた、転写ドラム251
の更に回転方向下流側には、一対の除電器256、25
7を転写ドラム251を挟んで配設し、また、転写ドラ
ム251の更に下流側には転写ドラム251上の残留紙
粉等を除去するクリーニング装置258を配設したもの
である。また、本実施の形態においては、転写ドラム2
51が一周する毎に図示外の位置センサから基準信号が
取り出されるようになっており、この基準信号を基準と
して回転ホルダ駆動装置(図示せず)が適宜タイミング
で駆動されるようになっている。
【0021】また、本実施の形態において、回転式現像
装置24は、図3に示すように、回転可能な回転ホルダ
41に各現像器24Bk、24Y、24M及び24Cを
搭載したものであり、回転式現像装置24が潜像担持体
21との対向部において逆方向に回転駆動されることに
より、各現像器24が潜像担持体21に対向する現像位
置に選択的に配置されるようになっている。
【0022】ここで、各現像器について、図4に示すブ
ラック現像器24Bkを例に説明する。同図において、
ブラック現像器24Bkは、潜像担持体21に対向する
部位が開口する現像ハウジング241Bkの開口部に、
回転可能に現像ロール242Bkを配設したものであ
る。ここで、現像ロール242Bkは、回転自在な非磁
性の現像スリーブ243Bk内に所定数の磁極が配列さ
れた磁石ロール244Bkを固定配設したものであり、
トナーとキャリヤとからなる二成分現像剤Tを担持し
て、潜像担持体21に対向する現像領域にて潜像担持体
21上の静電潜像を現像するようになっている。本実施
の形態において、磁石ロール244Bkは、N極及びS
極を交互に等間隔に配置した等磁力の8極の磁石から、
反発磁界を形成し現像剤の剥離を容易にするために1極
欠落させて7極として構成されている。また、現像ロー
ル242Bkには、図示しないバイアス印加装置が設け
られており、現像ロール242Bkに印加されるバイア
スが必要に応じて切り換えられるようになっている。そ
して、現像ロール242Bkの周囲のうち現像領域に至
る手前には、現像ハウジング241Bkに一端を固定さ
れ現像ロール242Bk周面の現像剤量を規制する規制
部材245Bkが設けられている。本実施の形態におい
て、規制部材245Bkとしては、非磁性材と磁性材か
らなる二重構造のものが用いられている。
【0023】また、現像ハウジング241Bkの現像ロ
ール242Bkの背面側には、現像ロール242Bkの
軸方向に沿う仕切り部材246Bkで上下に仕切られ且
つ当該仕切り部材246Bkの現像ロール242Bkの
軸方向両端部に連通孔が形成される上下二段構造の現像
剤搬送経路が形成されている。この現像剤搬送経路の上
下段経路内には二成分現像剤Tの搬送方向が互いに逆方
向に設定され、二成分現像剤Tを搬送循環させて二成分
現像剤Tのトナーとキャリヤとを充分攪拌混合した後に
現像ロール242Bkに送出する、オーガーなどからな
る現像剤搬送部材247Bk及び248Bkが現像ロー
ルの軸方向に沿って配設されている。
【0024】更に、本実施の形態では、潜像担持体21
上に残留したブラック残留トナーを回収するブラック回
収器28Bkが、ブラック現像器24Bkと一体的に設
けられている。ここで、ブラック回収器28Bkは、現
像ハウジング241Bkの回転方向下流側に設けられた
開口部に回転可能に配設される回収ロール281Bkを
備えている。回収ロール281Bkは、現像ロール24
2Bkと同様に回転自在な非磁性の回収スリーブ282
Bk内に所定数の磁極が配列された磁石ロール283B
kを固定配設したものであり、その表面には図示しない
磁性粉が配され、磁石ロール283Bkの磁力によって
回収ロール281Bk表面に担持されて磁気ブラシが形
成されている。また、回収ロール281Bkには、図示
しないバイアス印加装置が設けられており、回収ロール
281Bkに印加されるバイアスが必要に応じて切り換
えられるようになっている。
【0025】また、現像ハウジング241Bkの回収ロ
ール281Bkの背面には、回収ロール281Bkによ
って潜像担持体21表面から回収された残留トナーが転
移される転移ロール284Bkが設けられている。本実
施の形態では、転移ロール284Bkにも図示しないバ
イアス印加装置が設けられており、回収ロール281B
kとの電位差により転移ロール284Bk側に残留トナ
ーを転移させるようになっている。また、転移ロール2
84Bkの背面には、この転移ロール284Bkに圧接
配置されて転移ロール284Bk上の残留トナーが掻き
取られるスクレーパ285Bkが設けられている。更
に、スクレーパ285Bkの背面には、回収された残留
トナーをブラック現像器24Bkの現像剤搬送部材24
7Bk及び248Bk側へ送出する搬送手段286Bk
が設けられている。ここで、搬送手段286Bkとして
は、螺旋形状の搬送手段、ベルト状搬送手段、エアフロ
ー手段等より適宜選定して差し支えないが、本実施の形
態においては螺旋形状の搬送手段を設け、これを回転駆
動するようになっている。
【0026】また、本実施の形態では、直前に現像を行
った現像器と同色の回収器の回収ロールと、現像を行う
現像器の現像ロール、例えば図3に示すシアン現像器2
4Cの回収ロール281Cとブラック現像器24Bkの
現像ロール242Bkとが、同時に潜像担持体21に対
向配置されるように配設されている。
【0027】更に、本実施の形態に係る画像形成装置に
おいては、図3に示すように、露光装置23で潜像担持
体21上に潜像が書き込まれる位置により回転ホルダ4
1の回転、各現像器24の現像動作、及び各回収器28
の回収動作を制御する制御装置50が設けられている。
【0028】次に、本実施の形態に係るカラー画像形成
装置の画像形成プロセスについて説明する。尚、本プロ
セスでは、画像形成開始の時点で、潜像担持体21上に
は前の画像形成時のシアンの残留トナーが担持されてい
るものとする。図2において、まず、感光ドラム等の潜
像担持体21は、帯電装置22により、その表面にシア
ンの残留トナーが担持された状態で一様に帯電される。
次に、レーザ走査装置(露光装置)23により、一色
目、例えばブラック画像に対応する像露光がなされ、潜
像担持体21の表面にはブラック画像に対応する静電潜
像が形成される。ここで、本実施の形態では、現像方式
として反転現像方式が用いられており、潜像担持体21
が帯電装置22によって例えば−700V(VH)に一
様帯電された後、レーザ走査装置(露光装置)23によ
って画像部の電位が−300V(VL)に低下せしめら
れるようになっている。
【0029】そして、制御装置50は、前記ブラック画
像に対応する静電潜像の先端が現像位置に到達する以前
に回転式現像装置24を回転移動させ、ブラック現像器
24Bkを潜像担持体21に対向させる。このとき、ブ
ラック現像器24Bkの現像ロール242Bkが潜像担
持体21に対向する現像位置に到達するのと同時に、シ
アン回収器28Cの回収ロール281Cも、この現像ロ
ール242Bkよりも潜像担持体21の回転方向上流側
で潜像担持体21に対向する回収位置に到達する。
【0030】この状態で、制御装置50は、シアン回収
器28Cには回収動作を行わせ、また、ブラック現像器
24Bkには現像動作を行わせる。
【0031】ここで、シアン回収器28Cによる回収動
作は、次のようにして行われる。潜像担持体21がシア
ン回収器28Cとの対向位置に到達するときには、既に
レーザ走査装置によって潜像の書き込みが行われている
ため、潜像担持体21上の電位はブラック画像部がVL
=−300V、非画像部がVH=−700Vになってい
る。そして、制御装置50は、シアン回収器28Cの回
収ロール281Cに、図示しないバイアス印加装置によ
り−200Vのバイアス電圧を印加させる。これによ
り、負極性のトナーが回収ロール281Cに回収される
方向の電界が形成され、潜像担持体21上のシアンの残
留トナーは、回収ロール281C上の磁気ブラシへと転
移する。
【0032】次に回収ロール281C上に転移したシア
ンの残留トナーは、回収ロール281Cの回転に伴って
転移ロール284Cとの対向部まで移動する。ここで、
転移ロール284Cに、回収ロール281C上のシアン
の残留トナーが転移ロール284Cに転移せしめられる
方向の電界が形成されるバイアス電圧を図示しないバイ
アス印加手段によって印加することにより、回収ロール
281Cの磁気ブラシに保持されていたシアンの残留ト
ナーは、転移ロール284Cに転移する。更に、転移ロ
ール284Cに転移したシアンの残留トナーは、スクレ
ーパ285Cによって掻き取られ、搬送手段286Cに
よって現像剤搬送部材247C、248C側へ搬送され
て、同色の二成分現像剤Tと攪拌・混合され、次の現像
を待つこととなる。これら一連の回収動作により、潜像
担持体21上のシアンの残留トナーは、その下流側にあ
るブラック現像器24Bkに到達するまでに回収され
る。
【0033】一方、ブラック現像器24Bkによる現像
動作は、次のようにして行われる。ブラック現像器24
Bkでは、黒色トナーとキャリヤとからなる二成分現像
剤Tが現像剤搬送部材247Bk及び248Bkにより
攪拌・混合され、十分に摩擦帯電が行われた状態で現像
ロール242Bk側へ送出される。そして、現像ロール
242Bkの磁石ロール244Bkと二成分現像剤Tの
キャリヤとの間に働く磁力によって、二成分現像剤T
は、現像ロール242Bkの現像スリーブ243Bk上
に担持され、この現像スリーブ243Bkの回転に伴っ
て潜像担持体21との対向部付近まで移動する。そし
て、このブラックの静電潜像がブラック現像器24Bk
の現像ロール242Bkを通過する間、制御装置50
は、図示しないバイアス印加装置により、現像ロール2
42Bkに例えば−560V(Vbias)となるようにバ
イアス電圧を印加させる。このようにすることにより、
現像ロール242Bk上の黒色トナーは潜像担持体21
上の画像部に引き付けられ、潜像担持体21上の画像部
にはブラックトナー像が形成される。そして、現像に使
用されなかった二成分現像剤Tは、更に現像スリーブ2
43Bk上を搬送され、磁石ロール244Bkの同極性
の磁極同士が隣接する位置において、現像スリーブ24
3Bkから剥離して再び現像剤搬送部材247Bk及び
248Bkによって攪拌・混合され、次の現像を待つこ
ととなる。
【0034】一方、用紙あるいは透明シート等の転写材
26は、転写材供給トレイ31または32から搬送さ
れ、一度レジストレーションロール33で先端をせき止
められた後、所定のタイミングで転写ドラム251へと
送り出される。送り出された転写材26は吸着装置(吸
着用帯電器252,吸着用帯電ロール253)により転
写ドラム251へ静電的に保持され、転写ドラム251
と潜像担持体21とが対向する転写領域へ搬送される。
そこで、前記転写材26は潜像担持体21上のブラック
トナー像と密着し、転写帯電器254の作用でブラック
トナー像が転写材26上に転写され、前記転写ドラム2
51は転写材26を保持したまま次の工程に備える。ま
た、ブラックトナー像の転写を終えた潜像担持体21表
面には、転写しきれなかったブラックトナーが残留トナ
ーとなって残ることになる。
【0035】次に、二色目、例えばイエローの画像形成
を行うため、潜像担持体21は、その表面にブラックの
残留トナーが担持された状態で再び帯電装置22により
一様に帯電され、レーザ走査装置(露光装置)23によ
り、イエロー画像に対応する像露光がなされ、潜像担持
体21の表面にはブラック画像と同様に、イエロー画像
に対応する静電潜像が形成される。
【0036】一方、制御装置50は、前記ブラックトナ
ー像の形成を終了した後、イエロー画像に対応する静電
潜像の先端が現像位置に到達する以前に回転式現像装置
24を回転させて、ブラック回収部28Bkとイエロー
現像部24Yとを潜像担持体21に対向させて、上記と
同様の回収動作及び現像動作を実行させる。
【0037】そして、転写ドラム251上に保持されて
いた転写材26が再び転写領域へと搬送され、転写帯電
器254の作用で、今度はブラック画像の上にイエロー
画像が多重転写される。その後、イエローの画像形成工
程と同様にして、三色目、例えばマゼンタの画像形成工
程が行われ、最後に四色目、例えばシアンの画像形成工
程が行われる。このとき、最後のシアンの転写残りトナ
ーは、再びブラック現像器24Bkによる現像が行われ
る際に、シアン回収器28Cによって回収される。そし
て、四色目の転写を終えた転写材26は、剥離除電器2
55および搬送ガイド部材34の先端の図示しない剥離
フィンガにより、転写ドラム251から分離され、定着
装置30で多重トナー像が転写材26に定着された後、
画像形成装置の外へと搬出される。また、転写材26の
分離を終えた転写ドラム251においては、その表面が
除電器256、257で除電された後、クリーニング装
置258で表面のクリーニングが行われ、次の転写材2
6の供給を待つことになる。
【0038】よって、潜像担持体21上のブラックの残
留トナーのブラック回収器28Bkの回収ロール281
Bkへの回収を行った直後に、潜像担持体21上のイエ
ロー画像に対応する静電潜像のイエロー現像器24Yの
現像ロール242Yによる現像が行われることとなるた
め、ブラックの残留トナーがイエロー現像器24Yへ混
入することは防止される。
【0039】また、本実施の形態において、潜像担持体
21上に形成される静電潜像の長さが潜像担持体21の
周長よりも長い場合には、図5に示すような回収制御が
行われる。図5(a)は、ブラック現像器24Bkによ
り潜像担持体21上にブラック画像が一周以上形成さ
れ、そして潜像担持体21上の位置EBkにてブラックの
画像形成(現像)が終了した状態を示す。このとき、シ
アン回収器28Cが配置されている回収位置をブラック
の残留トナーTBkが通過しているため、回収位置にある
シアン回収器28Cには−700Vのバイアス電圧が印
加されてブラックの残留トナーTBkがシアン回収器28
Cに回収されないようになっている。
【0040】また、図5(b)は、イエロー現像器24
Yにより潜像担持体21上の位置SYからイエローの画
像形成が開始された状態を示す。このとき、回収位置に
あるブラック回収器28Bkには、−200Vのバイア
ス電圧が印加され、潜像担持体21上のブラックの残留
トナーTBkの回収が行われている。一方、現像位置にあ
るイエロー現像器24Yには、−560Vのバイアス電
圧が印加され、潜像担持体21上の静電潜像が現像され
ている。
【0041】更に、図5(c)は、ブラック現像器24
Bkによる潜像担持体21上の現像終了位置EBkが、回
収位置に到達した状態を示す。これ以降は、潜像担持体
21上にブラックの残留トナーTBkは存在せず、イエロ
ーの残留トナーTYのみとなるため、ブラック回収器2
8Bkには−700Vのバイアス電圧が印加されてイエ
ローの残留トナーTYが行われないようにする。
【0042】更にまた、図5(d)は、イエロー現像器
24Bkによる潜像担持体21上のイエロー現像開始位
置SYが、再び現像位置に到達した状態を示す。これ以
降は、潜像担持体21上の非画像部に残留するイエロー
残留トナーTYは、イエロー現像器24Yに印加される
−560Vのバイアス電圧により、イエロー現像器24
Yに回収されることとなる。
【0043】このようにすることにより、静電潜像の長
さが潜像担持体21の周長よりも長いような場合にも、
異なる色トナーの混入が防止される。
【0044】尚、本実施の形態では、回収ロール281
表面に磁気ブラシを形成し、潜像担持体21上の残留ト
ナーを回収するようにしていたが、これに限られるもの
ではなく、潜像担持体21に対して回収ロール281を
非接触配置するようにしてもよい。この場合には、特に
転移ロール284を設けることなく、回収ロール281
に転移した残留トナーを、直接スクレーパで掻き取るこ
とが可能となり装置構成が簡便になるほか、潜像担持体
21上に形成される静電潜像に与える影響も小さくな
る。また、本実施の形態では、現像剤として二成分現像
剤を用いたが、これに限られるものではなく、一成分現
像剤であってもよいことは勿論である。
【0045】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
6に示すように、回収器28と現像器24との間に支点
287を軸として現像ハウジング241に対して開閉自
在な二枚のシャッター288及び289を設け、回収器
28によって回収されたトナーが、重力を利用して現像
器24に回収されるように構成したものである。尚、図
3と同様の構成要素については、同様の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0046】次に、本実施の形態の作動を説明する。図
7において、現像ロール242による潜像担持体21上
の現像を終了した現像器24は90゜回転して回収位置
である位置aまで移動する。そして、位置aにおいては
現像器24と同色の現像剤を回収する回収ロール281
が潜像担持体21と対向して潜像担持体21上の残留ト
ナーを回収する。回収ロール281によって回収された
残留トナーTは、転移ロール284に転移した後スクレ
ーパ285によって掻き取られスクレーパ285の背面
側に滞留する。このとき、シャッター288及び289
の自由端側は現像ハウジング241に接触し、閉じられ
たままとなっている。
【0047】また、その次の現像が終了すると、当該現
像器24は90゜回転して位置bまで移動する。位置b
では、スクレーパ285の背面部に滞留していた残留ト
ナーTが、重力によってシャッター288側へと落下
し、このときシャッター288が開口して、落下した残
留トナーTはシャッター248及び249と現像ハウジ
ング241とによって形成された空間Sに滞留する。
【0048】更に、その次の現像が終了すると、当該現
像器24は90゜回転して位置cまで移動する。位置c
では、シャッター288の自由端が再び現像ハウジング
241に接触して閉じられ、残留トナーTの回収器28
側への逆流が防止される。また、空間Sに滞留していた
残留トナーTが、重力によってシャッター289側へと
落下し、このときシャッター289が開口して、落下し
てきた残留トナーTは現像器24内部に回収されること
となる。
【0049】更にまた、その次の現像が終了すると、当
該現像器24は90゜回転して現像位置である位置dに
移動する。位置dでは、シャッター289の自由端が再
び現像ハウジング241に接触して閉じられ、残留トナ
ーT及び現像剤の空間S内への逆流が防止される。
【0050】このように構成することにより、簡単な構
成で回収された残留トナーTが現像器側へ搬送される。
【0051】◎実施の形態3 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
8に示すように、各現像器24Bk、24Y、24M、
24C及び各回収器28Bk、28Y、28M、24C
を直線状に配列し、これらからなるユニットを上下方向
にスライドさせることにより、潜像担持体21上に形成
された静電潜像を順番に一色ずつ、例えばブラック、イ
エロー、マゼンタ、シアンの順で、現像するように構成
したものである。
【0052】本実施の形態において、各現像器24B
k、24Y、24C、24M及び各回収器28Bk、2
8Y、28C、28Mは、潜像担持体21に対向する側
が開口するハウジング29に一体的に設けられるように
なっている。そして、各現像器24Y、24M、及び2
4Cは、夫々回収器28Y、28M及び28Cをその下
部に備えるように配設され、内部において潜像担持体2
1から回収された残留トナーTが再び現像に使用される
ような構成となっており、また、その配列の仕方につい
ては、例えば図中に示すように、シアン現像器24Cが
潜像担持体21に対して現像を行う場合には、同時にそ
の直前の現像色であるマゼンタ回収器28Mが潜像担持
体21に対向するようになっている。
【0053】また、ブラック現像器24Bkは、シアン
回収器28Cの下部に設けられ、両者が同時に潜像担持
体21に対向配置されるようになっており、一方、ブラ
ック回収器28Bkは、イエロー現像器24Yの上部に
設けられ、上記と同様に両者が同時に潜像担持体21に
対向配置されるようになっている。更に、ブラック回収
器28Bkとブラック現像器24Bkとが搬送パイプ2
91で接続されており、ブラック回収器28Bkによっ
て回収された残留トナーがブラック現像器24Bkに搬
送されるようになっている。
【0054】このようにすることにより、現像を行う現
像器とその直前に現像を行った現像器と同色のトナーの
回収器とを隣接配置することが可能となり、実施の形態
1と同様の制御を行うことにより、異なる色トナーの混
入が防止される。
【0055】◎実施の形態4 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
9に示すように、中間転写方式を用いたフルカラー画像
形成装置に対し適用を行ったものである。尚、図3と同
様の構成要素については、同様の符号を付してその説明
を省略する。同図において、符号51は潜像担持体21
にその表面が圧接配置され支持ロール52、53、54
に回転自在に掛け渡された中間転写ベルト、符号55は
中間転写ベルト51を内面から潜像担持体21側に押圧
するように配設され潜像担持体21上のトナー画像を中
間転写ベルト51に一次転写する一次転写ロール、符号
56は中間転写ベルト51上に重ね転写されたトナー像
を転写材26に一括転写する二次転写ロール、符号57
は転写後の転写材26を定着装置30に搬送する搬送ベ
ルトである。尚、支持ロール54は、二次転写ロール5
6とともに二次転写部を構成するバックアップロールを
兼用している。
【0056】本実施の形態では、実施の形態1と同様に
潜像担持体21上に潜像が形成され、対応する現像器に
て現像が行われた後、一次転写ロール55によって中間
転写ベルト51上に転写される。まず、中間転写ベルト
の一周目では、例えばブラックのトナー画像が中間転写
ベルト51上に転写される。続いて中間転写ベルトの2
周目で、例えばイエローのトナー像がベルト上に転写さ
れ、例えばマゼンタとシアンが中間転写ベルト51上に
重ね転写される。一方、用紙あるいは透明シート等の転
写材26は、転写材供給トレイ31から搬送され、一度
レジストレーションロール33で先端をせき止められた
後、所定のタイミングで二次転写ロール56とバックア
ップロール54とのニップ域へと送り出される。そし
て、この重ね転写された四色トナー像は二次転写ロール
56とバックアップロール54とのニップ域において転
写材26上に一括転写され、搬送ベルト57で定着装置
30まで搬送された後、定着装置30によって定着され
る。
【0057】本実施の形態のように、中間転写方式を用
いた画像形成装置においても、現像装置については、実
施の形態1と同様の制御が可能であることから、異なる
色トナーの混色は防止される。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一つの潜像担持体に順次対向配置され、潜像担持体上の
各色成分の静電潜像を対応する現像剤で現像する、複数
の現像ユニットを備える現像装置において、複数のユニ
ットには現像手段を設ける以外に、少なくとも一つの現
像ユニットには潜像担持体上の残留現像剤が回収される
回収手段を設け、この現像ユニットの現像手段が潜像担
持体上の静電潜像を現像した直後、この現像ユニットの
次の現像ユニットの現像手段が潜像担持体上の静電潜像
を現像する間、前記回収手段に残留現像剤の回収動作を
行わせるようにしたので、廃トナーを排出することな
く、且つ、トナーの混色による画像品質の低下を生じる
ことのない現像装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る現像装置の構成を示す説明図で
ある。
【図2】 実施の形態1に係る現像装置を組み込んだフ
ルカラー画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1で用いられる画像形成装置の制
御系を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1で用いられる現像ユニットの具
体的構成を示す説明図である。
【図5】 (a)〜(d)は実施の形態1において潜像
担持体上に形成される静電潜像の長さが潜像担持体の周
長よりも長い場合の画像形成プロセスを説明する模式図
である。
【図6】 実施の形態2で用いられる現像器の具体的構
成を示す説明図である。
【図7】 実施の形態2における現像器の作動を示す説
明図である。
【図8】 実施の形態3で用いられる現像装置の具体的
構成を示す説明図である。
【図9】 実施の形態4に係る画像形成装置の概略構成
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…潜像担持体,2…複数の現像ユニット,3…現像手
段,4…回収手段,5…回収制御手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの潜像担持体の現像位置に順次対向
    配置され、潜像担持体上の各色成分の静電潜像を対応す
    る色の現像剤で選択的に現像する、複数の現像ユニット
    を備える現像装置において、 前記複数の現像ユニットには夫々現像手段を設ける以外
    に、少なくとも一つの現像ユニットには潜像担持体上の
    残留現像剤が回収される回収手段を設け、この現像ユニ
    ットの現像手段が潜像担持体上の静電潜像を現像した直
    後、この現像ユニットの次の現像ユニットの現像手段が
    潜像担持体上の静電潜像を現像する間、前記回収手段に
    残留現像剤の回収動作を行わせる回収制御手段を備える
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の現像装置において、 前記一つの現像ユニットで使用される現像剤が黒色であ
    ることを特徴とする現像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の現像装置におい
    て、 回収手段は、潜像担持体上の現像剤を電気的に回収する
    手段であることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3に記載の現像装置にお
    いて、 潜像担持体と回収手段とが非接触配置されることを特徴
    とする現像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4に記載の現像装置にお
    いて、 直前に現像を行った現像ユニットに設けられる回収手段
    と現像を行う現像ユニットに設けられる現像手段とが、
    同時に潜像担持体に対向配置されるように配設されるこ
    とを特徴とする現像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5に記載の現像装置にお
    いて、 各現像ユニットは、回転ホルダに搭載され、この回転ホ
    ルダを間欠的に回転させることにより潜像担持体に対向
    する位置に各現像ユニットが選択的に配置されるもので
    あることを特徴とする現像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の現像装置において、 各現像ユニットは潜像担持体と対向して現像を行った後
    回転ホルダにより上方に回転移動するものであって、回
    収手段によって回収された現像剤が重力により落下して
    同色の現像手段に回収されることを特徴とする現像装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7に記載の現像装置におい
    て、 潜像担持体と前記回転ホルダとが、対向部において互い
    に逆方向に回転することを特徴とする現像装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8に記載の現像装置にお
    いて、 回収制御手段は、直前に現像を行った現像ユニットに設
    けられた現像手段による潜像担持体上の現像終了位置が
    直前に現像を行った現像ユニットに設けられる回収手段
    との対向位置に到達した時点から、現像を行っている現
    像ユニットに設けられた現像手段による潜像担持体の現
    像開始位置が当該回収手段との対向位置に到達するまで
    の間に、当該回収手段による回収動作を停止させること
    を特徴とする現像装置。
JP5454198A 1998-02-19 1998-02-19 現像装置 Pending JPH11237775A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5454198A JPH11237775A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 現像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5454198A JPH11237775A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 現像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11237775A true JPH11237775A (ja) 1999-08-31

Family

ID=12973545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5454198A Pending JPH11237775A (ja) 1998-02-19 1998-02-19 現像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11237775A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162954A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置、現像剤カートリッジ及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009162954A (ja) * 2007-12-28 2009-07-23 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置、現像剤カートリッジ及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3598178B2 (ja) カラー画像形成方法
JP2008281689A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2001109332A (ja) 画像形成装置
JP4342752B2 (ja) 画像形成装置
JPH1152665A (ja) 画像形成装置
US6674987B2 (en) Image forming apparatus having intermediate transfer bodies, brush roller devices and transfer roll device having defined axial lengths
JPH04159569A (ja) 画像形成装置
JP3324388B2 (ja) 画像形成装置
JP2008089785A (ja) 画像形成装置
JPH11237775A (ja) 現像装置
JP4565055B2 (ja) 画像形成装置
JP2003228214A (ja) 画像形成装置
JP3848207B2 (ja) 画像形成装置
JPH1165218A (ja) 回転式現像装置
JP4721421B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3101270B2 (ja) カラー画像記録装置
JP2004020700A (ja) 画像形成装置
JP2000081742A (ja) カラ―画像記録装置とそれに用いる中間転写ベルトユニット
JPH10307453A (ja) 画像形成装置
JP3101273B1 (ja) カラー画像記録装置
JP3101272B1 (ja) 個別ユニット
JP3103556B1 (ja) 個別ユニット
JP2003140461A (ja) 現像装置
JPH11338262A (ja) 湿式画像形成装置
JP2001265187A (ja) 画像形成装置