JP2003140461A - 現像装置 - Google Patents

現像装置

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JP2003140461A
JP2003140461A JP2001336926A JP2001336926A JP2003140461A JP 2003140461 A JP2003140461 A JP 2003140461A JP 2001336926 A JP2001336926 A JP 2001336926A JP 2001336926 A JP2001336926 A JP 2001336926A JP 2003140461 A JP2003140461 A JP 2003140461A
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developing roll
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JP2001336926A
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Tetsuo Maeda
哲郎 前田
Noriyoshi Nagamine
紀好 長峰
Yukihiro Okada
幸宏 岡田
Hiroshi Kawarazuka
浩 河原塚
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像ロールや像担持体を長尺化することな
く、簡易な構成で、現像ロールの軸方向に均一な現像特
性を実現することができる現像装置を提供する。 【解決手段】 静電潜像が形成される像担持回転体と対
向する現像領域に現像剤を搬送する現像ロールと、当該
現像領域において開口し当該現像ロールを回転自在に収
容する現像容器と、当該現像領域よりも搬送方向上流側
において当該現像ロールと所定間隔で対峙し当該現像領
域に搬送する現像剤層の厚さを規制する層厚規制部材と
を備える現像装置において、当該現像ロールと層厚規制
部材との間隔が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部
領域と端部領域とで異なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機等の電子写真方式を
用いた画像形成装置の現像装置に関し、より詳しくは、
現像ロール上の現像剤層の層厚を規制する技術に係る。
【0002】
【従来の技術】従来から、電子写真方式(静電転写方
式)を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置で
は、像担持体上の静電潜像を顕像化するための現像装置
を備える。このような現像装置では、現像領域において
像担持体に対峙する現像ロールを有し、この現像ロール
上に現像剤を保持・搬送させ、現像領域において像担持
体上の静電潜像部分に対して選択的に現像剤を付着させ
る。また、このような現像装置では現像領域における現
像剤層の層厚を一定にするため、現像ロールに対して所
定間隔で対峙する層厚規制部材を備える。
【0003】ここで、特開2000−98738号公報
や、特開2000−122415号公報には、現像ロー
ルの現像領域に搬送する現像剤の層厚を一定にする技術
が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現像
ロール内のマグネットロールによる磁界、像担持体に
静電潜像を書き込む露光光の光量、像担持体の露光感
度などは、現像ロールの端部、像担持体の端部において
ばらつく傾向(一般には中央部に比べて弱く、小さくな
る傾向)がある。したがって、これらのばらつきによる
現像特性のばらつきを避けるため、現像ロールや像担持
体を長尺化して現像領域の両端部にマージンを確保する
ことが必要となる。
【0005】本発明は、このような技術的な課題に鑑み
てなされたものであり、その目的は、現像ロールや像担
持体を長尺化することなく、簡易な構成で、現像ロール
の軸方向に均一な現像特性を実現することができる現像
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、静電
潜像が形成される像担持回転体と対向する現像領域に現
像剤を搬送する現像ロールと、当該現像領域において開
口し当該現像ロールを回転自在に収容する現像容器と、
当該現像領域よりも搬送方向上流側において当該現像ロ
ールと所定間隔で対峙し当該現像領域に搬送する現像剤
層の厚さを規制する層厚規制部材とを備える現像装置に
おいて、当該現像ロールと層厚規制部材との間隔が、当
該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端部領域とで
異なるものである。さらに、前記現像ロールと層厚規制
部材との間隔が、前記現像領域に相当する領域内におい
て当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端部領域
とで異なるものでもある。このように現像装置を構成す
ると、前記現像領域に搬送される現像剤の層厚が、当該
現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端部領域とで異
なる。
【0007】より具体的には、前記現像ロールと層厚規
制部材との間隔が、当該現像ロールの回転軸方向の中央
部領域よりも端部領域で広くすることができる。言い換
えれば、前記現像ロールと層厚規制部材との間隔が、当
該現像ロールの回転軸方向の端部領域よりも中央部領域
で狭くすることができる。このように現像装置を構成す
ると、前記現像領域に搬送される現像剤の層厚が、当該
現像ロールの回転軸方向の端部領域よりも中央部領域で
薄くなる。言い換えると、前記現像領域に搬送される現
像剤の層厚が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領
域よりも端部領域で厚くなる。
【0008】さらにその一態様として、前記現像ロール
と層厚規制部材との間隔が、当該現像ロールの回転軸方
向の中央部領域において一定であり、端部領域において
端部に近い程(断続的又は連続的に)広がるよう構成す
ることもできる。ここで、当該現像ロールと層厚規制部
材との間隔が、当該現像ロールの回転軸方向の両端部領
域において対称に構成してもよいし、非対称に構成して
もよい。
【0009】また、当該現像ロールと層厚規制部材との
間隔を、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端
部領域とで異なるように構成するより具体的な態様とし
て、次のようなものが挙げられる。つまり、前記層厚規
制部材は、前記現像ロールの回転軸と略平行に取り付け
られるバー状のトリマーバーを備え、前記現像ロールと
層厚規制部材との間隔が、前記現像領域に相当する領域
内において当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と
端部領域とで異なるように当該トリマーバーの形状を構
成することができる。
【0010】また、前記現像剤が磁性を備え、前記現像
ロールは、外周面に複数の磁極を有する固定支持される
磁石ロールと、当該磁石ロールの外周を回転する現像ス
リーブとを備え、前記層厚規制部材は、前記現像ロール
の回転軸と略平行に取り付けられるバー状の非磁性トリ
マーバーと、当該非磁性トリマーバーの内側に現像ロー
ルの回転軸と略平行に取り付けられる磁性板とを備える
ように構成することもできる。
【0011】また本発明を画像形成装置の発明としてと
らえることもできる。つまり、本発明はこれらいずれか
の現像装置を備える画像形成装置でもある。そして、前
記静電潜像を形成するレーザー光量、前記像担持体の露
光感度、前記磁石ロールによる磁界の少なくとも一つの
特性に応じて、当該現像ロールと層厚規制部材との間隔
が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端部領
域とで異なるよう構成することができる。さらに、前記
静電潜像を形成するレーザー光量、前記像担持体の露光
感度、前記磁石ロールによる磁界の少なくとも一つの特
性に応じて、当該現像ロールと層厚規制部材との間隔
が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域と端部領
域とで異なるよう当該トリマーバーの形状を構成するこ
ともできる。
【0012】図1は、本発明を説明するものであり、図
1(a)は本発明を適用した現像装置の一部を、図1
(b)は比較のための従来の現像装置の一部をそれぞれ
示している。従来の現像装置では、現像ロールと層厚規
制部材との間隔が現像領域を含め一定(間隔g)である
のに対し、本発明を適用した現像装置では現像ロールの
回転軸方向の現像領域に対応する領域において、その中
央部領域と端部領域と現像ロールと層厚規制部材との間
隔(間隔gと間隔G)が異なる。そのため、現像ロール
や像担持体を長尺化することなく、簡易な構成で、現像
ロールの軸方向に均一な現像特性を実現することができ
る。
【0013】
【発明の実施による形態】実施例 図2はこの発明の実施例に係る現像装置を適用した画像
形成装置としてのフルカラープリンタ装置を示すもので
ある。
【0014】図2において、1は像担持体としての感光
体ドラムを示すものであり、この感光体ドラム1は、図
示しない駆動手段で矢印2方向に沿って所定の速度で回
転駆動される。上記感光体ドラム1の表面は、帯電器と
しての帯電ロール3によって所定の電位に一様に帯電さ
れた後、ROS(Raster Output Scan
ner)等からなる露光装置4によって、フルカラーの
画像を形成する場合には、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、黒(K)の4色の画像が順次露
光され、各色に対応した静電潜像が形成される。
【0015】上記感光体ドラム1の表面に形成された所
定の色の静電潜像は、回転式現像装置5の対応する色の
現像器(現像装置)5Y、5M、5C、5Kによって現
像され、所定の色のトナー像となる。この回転式現像装
置5は、フルカラーの現像を行うため、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)の4
色の現像器5Y、5M、5C、5Kを備えており、各現
像器5Y、5M、5C、5Kは、それぞれ感光体ドラム
1上の潜像をイエロー色、マゼンタ色、シアン色及び黒
色のトナーで現像する。
【0016】各色のトナーを現像する際には、図示しな
いモータによって回転式現像装置5を矢印R方向(時計
回り方向)に回転させ、該当する色の現像器5Y、5
M、5C、5Kが、感光体ドラム1と対向する現像位置
に位置決めされる。なお、上記感光体ドラム1上には、
プロセスコントロールモードにおいて、テストチャート
が形成され、このテストチャートの濃度が濃度センサ6
によって検出されるようになっている。また、上記感光
体ドラム1上に現像された各色のトナー像は、一次転写
ロール7によって中間転写体としての中間転写ベルト9
上に順次転写され、4色のトナー像が互いに重ね合わさ
れる。上記中間転写ベルト9は、駆動ロール10と、ア
イドルロール11と、バックアップロール12と、アイ
ドルロール13とによって、回動可能に張架されてい
る。駆動ロール10は、図示しない定速性に優れた駆動
モータによって駆動され、中間転写ベルト9を所定の速
度で回転駆動するものである。
【0017】上記中間転写ベルト9上に多重に転写され
た4色のトナー像は、記録媒体としての記録用紙P上
に、バックアップロール12と中間転写ベルト9を介し
て圧接する二次転写ロール14によって一括して転写さ
れる。この記録用紙Pは、プリンタ装置本体内の下部に
設けられた2つの給紙カセット16、17のうちの何れ
かから、給紙ロール18又は19によって給紙され、複
数の搬送ロール対20、21を介して、レジストロール
対22へと搬送され、一旦停止される。
【0018】その後、上記記録用紙Pは、中間転写ベル
ト9上に転写されたトナー像と同期して回転を開始する
レジストロール対22によって、バックアップロール1
2と二次転写ロール14が中間転写ベルト9を介して互
いに圧接する2次転写位置へと搬送される。そして、上
記記録用紙P上には、2次転写位置において中間転写ベ
ルト9上から4色のトナー像が一括して転写された後、
記録用紙Pは、定着器23で熱及び圧力によって定着処
理を受け、装置本体側面の排出トレイ24、あるいは装
置本体上部に設けられた排出トレイ25上に、図示しな
い切り替えゲートによって切り替えられ、排出される。
【0019】なお、トナー像の転写工程が終了した後の
感光体ドラム1は、クリーニングブレード等からなるク
リーニング装置8によって残留トナーが除去され、次の
画像形成工程等に備える。また、トナー像の転写工程が
終了した後の中間転写ベルト9は、アイドルロール13
と対向するベルトクリーナー15によって残留トナーが
除去され、次の画像形成工程に備えるようになってい
る。なお、ベルトクリーナー15は、通常、中間転写ベ
ルト9の表面から離間している。
【0020】上記感光体ドラム1又は中間転写ベルト9
からクリーニング装置8及びベルトクリーナー15で掻
き落とされた廃トナーは、廃トナー回収容器26に回収
される。特に、ベルトクリーナー15から回収された廃
トナーは、輸送管27内をオーガや搬送スクリュー等か
らなる搬送手段によって廃トナー回収容器26まで搬送
される。
【0021】次に、図3、図4を用いて回転式現像装置
5の構成及びその動作を説明する。
【0022】図3は、前記回転式現像装置5の一具体例
を示す断面図である。この回転式現像装置5は、図3に
示すように、中央に位置する回転軸32を中心にして、
時計回り方向に回転可能な回転体30を備えている。こ
の回転体30は、略正方形状に形成された中央部33
と、この中央部33から略半径方向に伸び、互いに90
度の角度を成すように設けられた4本のアーム31とを
備えている。上記回転体30のアーム31には、後述す
るように、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、黒(K)の4つの現像器(現像装置)5Y、5
M、5C、5Kが実装されている。
【0023】図4は、各現像器5Y、5M、5C、5K
の一具体例を示す断面図である。これらの現像器5Y、
5M、5C、5Kは、すべて同様に構成されているの
で、ここでは、イエロー(Y)の現像器5Yを例にして
説明すると、このイエロー(Y)の現像器5Yは、大き
く分けて、現像器本体(現像容器)40と現像剤カート
リッジ50とから構成されている。
【0024】現像器本体40の内部には、紙面に垂直な
方向に長尺な現像スリーブ(現像ロール)41と、この
現像スリーブ41の背面側に位置し、当該現像スリーブ
41と平行に延びる2本のスパイラルオーガ42、43
が配設されている。ここで、現像スリーブ41が回転す
ると、スパイラルオーガ42は、現像器40内に収容さ
れている現像剤44を紙面と垂直な一方向に攪拌しなが
ら搬送するものである。一方、スパイラルオーガ43
は、スパイラルオーガ42の搬送方向とは逆方向に現像
剤44を攪拌しながら搬送して、現像剤44を現像スリ
ーブ41に均等に供給するものである。
【0025】現像ロール41は、内部に配設される図示
しないマグネットロール(磁石ロール:現像ロール)に
よって、現像剤44中に含まれるキャリアを磁力で吸着
し、当該現像スリーブ41の表面に現像剤44の磁気ブ
ラシを形成し、キャリアに吸着したトナーを感光体ドラ
ム1と対向する現像領域へと搬送する。そして、感光体
ドラム1上に形成された静電潜像は、現像スリーブ41
の表面に形成されたキャリアとトナーとからなる現像剤
44の磁気ブラシによって顕像化されるようになってい
る。
【0026】現像剤カートリッジ50は、紙面に垂直な
方向に長尺な円筒状の容器からなり、当該現像剤カート
リッジ50の内部は、新しい現像剤の収容室と、劣化し
た現像剤の回収室とに区分されている。新しい現像剤の
収容室には、図示されていない供給口が設けられてお
り、当該供給口は、新現像剤を現像器本体40に導くた
めの略円筒状のケーシング51と連通している。この円
筒状のケーシング51は、現像器本体40の背面側の上
部に設けられている。
【0027】上記ケーシング51内には、スパイラルオ
ーガ52が配設されており、現像剤カートリッジ50か
ら補給される現像剤44は、このスパイラルオーガ52
によって、現像器本体40の背面側の上面に設けられた
供給口53へと導かれ、現像器本体40内に供給され
る。上記現像器本体40の供給口53の下端部に位置す
る出口には、フラップ54が開閉自在に設けられてお
り、現像器5Yが図3の現像位置Dにあるときは開いて
いる。一方、上記フラップ54は、現像器5Yが図3の
位置F又は位置Gにあるときは、自重で閉じるようにな
っている。
【0028】現像剤カートリッジ50の劣化現像剤回収
室55には、周回する回収通路56が設けられており、
該回収通路56には、略L字形状に折曲された排出管5
7が接続されている。上記排出管57は、現像器本体4
0の略中央の上部に配設されており、当該排出管57の
先端(図3中、下端)に位置する回収口58は、現像器
本体40内に位置している。この回収口58は、新現像
剤の供給口53より前面側に位置しており、しかも現像
器本体40の天井壁の部分に開口されている。そして、
上記供給口53から供給される新現像剤44は、スパイ
ラルオーガ42、43によって攪拌・搬送され、現像器
本体40内を循環する間に、現像スリーブ41へ供給さ
れて現像に寄与する。また、上記現像器本体40内を循
環する間に現像工程に寄与した旧現像剤44は、現像器
本体40が図3中の位置E又は位置Fにあるときに、回
収口58によって現像剤カートリッジ50の劣化現像剤
回収室55内に回収通路56を介して回収されるように
なっている。
【0029】このように構成される現像器5Yと同様に
構成された現像器5M、5C、5Kを有する回転式現像
装置5は、現像器本体40が感光体ドラム1と対向する
現像位置であるD位置に来たときに、フラップ54は、
自重で供給口53を開放しており、スパイラルオーガ5
2を回転駆動することにより、必要に応じて新現像剤4
4が現像器本体40内に補給される。そして、現像器本
体40による感光体ドラム1上の静電潜像の現像が終了
し、回転体30が時計回り方向に回転して、現像器本体
40がD位置から右下のE位置に来ると、図示されてい
るようにフラップ54は半開きになると共に、回収口5
8が上方を向き、排出管57によって搬送される旧現像
剤が現像器本体40内へ逆流せずに、回収通路56の方
に流れる。この劣化現像剤Cは、現像器本体40が左下
のF位置から左上のG位置に至るまでに、回収通路56
を通って劣化現像剤回収室55へと回収される。このよ
うに、周回する回収通路56を設けることによって、回
収される現像剤Cが現像器本体40内へ逆流するのを防
止することができる。
【0030】一方、現像器本体40が左上のG位置から
右上の現像位置であるD位置に至る途中で、現像剤カー
トリッジ50内に設けられた図示されていないアジテー
タの作用により、新現像剤44は、ケーシング51へと
送られ、該ケーシング51内のスパイラルオーガ52に
よって供給口53へと導かれる。このとき、フラップ5
4は、再び供給口53を開放しているので、新現像剤4
4は、供給口53を通って現像器本体40内に補給され
るようになっている。
【0031】ところで、各現像器の現像スリーブ41上
には現像剤44の磁気ブラシ層が形成されるが、その層
の厚さを規制する層厚規制部材60として、非磁性のス
テンレス板により構成されるトリマーバー61、ゴムや
プラスチックにより構成されトリマーバー61の窪みに
現像剤44が滞留するのを防止する固化防止部材62、
トリマーバー61の内側に取り付けられ磁性ステンレス
板により構成される磁性板63とを備えている。
【0032】図5は、図4の矢印V方向から眺めたトリ
マーバー61の構成を説明するものである。図6は、現
像器本体40への層厚規制部材60の取り付けを説明す
るものである。このトリマーバー61は、現像スリーブ
41の回転軸方向と水平に取り付けられている。取り付
けは、図6に示すようにトリマーバー61の両端部に形
成されるねじ穴61a、bと、それに対応する現像器本
体40のねじ穴40a、bとをねじ止めすることにより
行う。
【0033】そして、トリマーバー61の現像スリーブ
41と対峙する側において、トリマーバー61の両端部
領域lR、lL(lR:右側端部領域、lL:左側端部領
域)は、中央部領域lCに比べて狭く(右側端部領域lR
において最大ΔgR、左側端部領域lLにおいて最大Δg
Lだけ狭く)構成されている。その結果、取り付け状態
において現像スリーブ41とトリマーバー61との間隔
gが、現像スリーブ41の回転軸方向の中央部領域にお
いて一定であり、端部領域において端部に近い程直線的
に広がる。そして、現像領域(画像領域)に対応する領
域Dは、少なくとも両端部領域lR、lLを含んでいる。
【0034】ここで、トリマーバー61の長手方向長さ
Lに対する端部領域lR、lLの比率としては(1/5)
×L≦lR、lL≦(1/3)×L程度とすることができ
る。また、幅の最大差ΔgR、ΔgLとしては、0.05
〔mm〕≦ΔgR、ΔgL≦0.5〔mm〕程度とするこ
とができる。さらに、両端部領域lR、lLは左右対称
(lR=lLかつΔgR=ΔgL)とすることもできるし、
左右非対称(lR≠lL及び/又はΔgR≠ΔgL)とする
こともできる。
【0035】これら端部領域lR、lLの長さ、幅の最大
差ΔgR、ΔgLを設定する際には、当該フルカラープ
リンタの感光体ドラム1の長手方向(回転軸方向)にお
ける感度分布、当該フルカラープリンタの露光装置4
から感光体ドラム1に照射されるレーザー光の長手方向
(回転軸方向)における光量分布、現像装置のマグネ
ットロールの長手方向における磁力分布などに基いて決
定することが望ましい。
【0036】図7(a)はこの感度分布を、図7(b)
は光量分布を、図7(c)は磁力分布をそれぞれ示して
いる。これらの図に示すように、何れの分布のその中央
部領域においては略一定値で安定しているが、端部領域
では中央部領域に比べてその値が小さくなっていること
が分かる。したがって、このような各分布の特性に応じ
て端部領域lR、lLの長さ、幅の最大差ΔgR、ΔgL
設定することが望ましい。
【0037】また、画像を常に感光体ドラム1の中央部
に作成するセンターレジスト方式の画像形成装置では両
端部領域lR、lLは左右対称(lR=lLかつΔgR=Δ
L)とすることが好ましく、画像を常に感光体ドラム
1の端部に作成するサイドレジスト方式の画像形成装置
では画像を作成する端部側領域を大きく(lR、lL及び
ΔgR、ΔgLを反対端部領域のそれよりも大きく)する
ことが好ましい。
【0038】なお、本実施例では、L=325〔m
m〕、D=320〔mm〕、lR=lL=85〔mm〕、
C=176〔mm〕、ΔgR=ΔgL=0.1〔mm〕
としている。
【0039】このように現像器やフルカラープリンタを
このように構成することで、現像スリーブ41及びマグ
ネットロールや感光体ドラム1を長尺化することなく、
トリマーバー61の形状を変更するのみで、当該フル
カラープリンタの感光体ドラム1の長手方向(回転軸方
向)における感度分布、当該フルカラープリンタの露
光装置4から感光体ドラム1に照射されるレーザー光の
長手方向(回転軸方向)における光量分布、現像装置
のマグネットロールの長手方向における磁力分布感光体
ドラム1の長手方向感度分布の各ばらつきを補償するこ
とができ、安価かつ装置の大型化を招くことなく、現像
ロールの軸方向に均一な現像特性を実現することができ
る。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、現像ロールや像担持体を長尺化することなく、簡
易な構成で、現像ロールの軸方向に均一な現像特性を実
現することができる現像装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基本的な構成を説明するもの
である。
【図2】図2は、実施例に係る現像装置を適用した画像
形成装置の構成を説明する断面概略図である。
【図3】図3は、実施例に係る現像装置の構成を説明す
る断面概略図である。
【図4】図4は、図4の現像装置の一部である現像器の
構成を説明する断面概略図である。
【図5】図5は、図4の現像器のトリマーバーの構成を
説明するものである。
【図6】図6は、図4の現像器のトリマーバーの取り付
けを説明するものである。
【図7】図7は、感度分布、光量分布、磁力分布をそれ
ぞれ説明するものである。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(像担持回転体)、40…現像器本体
(現像容器)、41…現像スリーブ(現像ロール)、4
4…現像剤、60…層厚規制部材、61…トリマーバー
(層厚規制部材)、62…固化防止部材(層厚規制部
材)、63…磁性板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡田 幸宏 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号、富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 河原塚 浩 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号、富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2H077 AD06 AD13 AD18 DB14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される像担持回転体と対
    向する現像領域に現像剤を搬送する現像ロールと、当該
    現像領域よりも搬送方向上流側において当該現像ロール
    と所定間隔で対峙し当該現像領域に搬送する現像剤層の
    厚さを規制する層厚規制部材とを備える現像装置におい
    て、 当該現像ロールと層厚規制部材との間隔が、当該現像ロ
    ールの回転軸方向の中央部領域と端部領域とで異なるこ
    とを特徴とする現像装置。
  2. 【請求項2】 前記現像ロールと層厚規制部材との間隔
    が、前記現像領域に相当する領域内において当該現像ロ
    ールの回転軸方向の中央部領域と端部領域とで異なる請
    求項1に記載の現像装置。
  3. 【請求項3】 前記現像ロールと層厚規制部材との間隔
    が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域よりも端
    部領域で広い請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 【請求項4】 前記現像ロールと層厚規制部材との間隔
    が、当該現像ロールの回転軸方向の中央部領域において
    一定であり、端部領域において端部に近い程広がる請求
    項1〜3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 【請求項5】 前記層厚規制部材は、前記現像ロールの
    回転軸と略平行に取り付けられるバー状のトリマーバー
    を備え、前記現像ロールと層厚規制部材との間隔が、前
    記現像領域に相当する領域内において当該現像ロールの
    回転軸方向の中央部領域と端部領域とで異なるように当
    該トリマーバーの形状を構成する請求項1〜4のいずれ
    かに記載の現像装置。
  6. 【請求項6】 前記現像剤が磁性を備え、 前記現像ロールは、外周面に複数の磁極を有する固定支
    持される磁石ロールと、当該磁石ロールの外周を回転す
    る現像スリーブとを備え、 前記層厚規制部材は、前記現像ロールの回転軸と略平行
    に取り付けられるバー状の非磁性トリマーバーと、当該
    非磁性トリマーバーの内側に現像ロールの回転軸と略平
    行に取り付けられる磁性板とを備える請求項1〜5のい
    ずれかに記載の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014085655A (ja) * 2012-10-29 2014-05-12 Konica Minolta Inc 板状部材の取付け構造
US9223245B2 (en) 2012-04-19 2015-12-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Developing device to form a uniform developer layer on a developing member and electrophotographic image forming apparatus using the same

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