JPH11236924A - 撓み継手および送風機 - Google Patents

撓み継手および送風機

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JPH11236924A
JPH11236924A JP4054898A JP4054898A JPH11236924A JP H11236924 A JPH11236924 A JP H11236924A JP 4054898 A JP4054898 A JP 4054898A JP 4054898 A JP4054898 A JP 4054898A JP H11236924 A JPH11236924 A JP H11236924A
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JP
Japan
Prior art keywords
ring
flexible joint
ring portion
section
flexible
Prior art date
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Pending
Application number
JP4054898A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiko Kameoka
輝彦 亀岡
Kazutoshi Kuwayama
和利 桑山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP4054898A priority Critical patent/JPH11236924A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 騒音または振動の小さい撓み継手を提供す
る。 【解決手段】 撓み部23および両フランジ部21、2
2を樹脂にて一体成形する。これにより、「遊び」や
「ガタ」等に起因する騒音または振動が発生しないの
で、電動モータ13が起動した直後等の回転力が大きく
変動する時であっても、滑らかに回転力をシャフト12
(ファン11)に伝達することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動軸の回転力を
従動軸に伝達する撓み継手に関するもので、複数個のフ
ァンを1本のシャフトで駆動する送風機に適用して有効
である。
【0002】
【従来の技術】撓み継手は、周知のごとく、駆動軸と従
動軸との軸心のずれを吸収しつつ、回転力を伝達するも
のである。このため、撓み継手の構造は、例えば特開昭
57−146919号公報に記載のごとく、駆動軸に接
続され駆動側接続部、従動軸に接続される従動側接続
部、および両接続部を連結する環状に形成された金属製
のリング部から形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載の撓み継手では、両接続部およびリング部を別体に
製作した後に、これらを組付け固定することにより構成
されているので、駆動軸を起動した直後等の回転力が大
きく変動する時に、組付け固定部の「遊び」や「ガタ」
等により騒音または振動が発生してしまう。
【0004】本発明は、上記点に鑑み、騒音または振動
の小さい撓み継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1〜
3に記載の発明では、両接続部(21、22)および撓
み部(23)は、樹脂にて一体成形されていることを特
徴とする。これにより、上記公報に記載の撓み継手のよ
うに「遊び」や「ガタ」等に起因する騒音または振動が
発生しないので、回転力が大きく変動する時であって
も、滑らかに回転力を従動軸(12)に伝達することが
できる。
【0006】請求項2に記載の発明では、両リング部
(23a、23b)および両接続部(21、22)は、
第1リング部(23a)の直径方向に略直列に並んで互
いに連結しているとともに、第2リング部(23b)
は、第1リング部(23a)に対して駆動軸(13a)
の回転方向にずれていることを特徴とする。両リング部
(23a、23b)が直径方向に略直列に並んで互いに
連結しているので、両リング部23a、23bが互いに
擦れ合わない。したがって、撓み部23が擦れ合うこと
に起因する騒音を低減することができる。
【0007】また、第2リング部(23b)は、第1リ
ング部(23a)に対して駆動軸(13a)の回転方向
にずれているので、後述するように、撓み部(23)の
主断面二次モーメントの最小値を大きくすることができ
る。したがって、撓み部(23)の捩じり剛性を向上さ
せることができるので、撓み継手(20)の耐久性およ
び信頼性を向上させることができる。
【0008】なお、両リング部(23a、23b)は、
請求項3に記載のごとく、互いに略90°ずらすことが
望ましい。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述す
る実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもので
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る撓み継手を適
用した送風機10の模式図である。送風機10は、3つ
の遠心式多翼ファン(以下、ファンと略す。)11を有
しており、これらファン11は、1本の金属製のシャフ
ト(従動軸)12に固定されている。そして、シャフト
12は、撓み継手20を介して電動モータ13(駆動手
段)より回転力を得てファン11を回転駆動する。
【0010】なお、13はファン11の径外方側から吹
き出す空気を集合させて、ファン11から吹き出す空気
の運動エネルギの一部を圧力に変換する渦巻き状のスク
ロールケーシングである。次に、撓み継手20につい
て、図2を用いて述べる。21は電動モータ13のモー
タシャフト(駆動軸)13a(図1参照)に接続固定さ
れる第1フランジ部(第1接続部)であり、22はシャ
フト12に接続固定される第2フランジ部(第2接続
部)である。
【0011】なお、本実施形態では、両フランジ部2
1、22には、各シャフト12、13aが挿入される挿
入穴21a、22aがそれぞれ形成されており、これら
挿入穴21 a、22aは、両シャフ12、13aが挿入
穴21 a、22aに挿入された状態で、両シャフ12、
13aがフランジ部21、22に対して回転することを
防止すべく、断面形状が略D字状に形成されている。
【0012】そして、両フランジ部21、22は弾性変
形可能な撓み部23を介して連結しており、この撓み部
23および両フランジ部21、22は、樹脂(本実施形
態ではポリプロピレン)にて一体成形されている。これ
により、両シャフト12、13aの軸心のずれは、両リ
ング部23a、23bが撓む(弾性変形)することによ
り吸収される。
【0013】また、撓み部23は、第1フランジ部21
に連結された略環状(Oの字状)の第1リング部23a
と、この第1リング部23aおよび第2フランジ部22
に連結された略環状(Oの字状)の第2リング部23b
とを有して構成されており、両リング部23a、23b
および両フランジ部21、22は、第1リング部23a
(第2リング部23b)の直径方向に略直列に並んで互
いに連結している。
【0014】そして、第2リング部23bは、第1リン
グ部23aに対してモータシャフト13aの回転方向に
90°ずれるように第1リング部23aに連結してい
る。次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施形態によ
れば、撓み部23および両フランジ部21、22が一体
成形されているため、上記公報に記載の撓み継手のよう
に「遊び」や「ガタ」等に起因する騒音または振動が発
生しない。したがって、電動モータ13が起動した直後
等の回転力が大きく変動する時であっても、滑らかに回
転力をシャフト12(ファン11)に伝達することがで
きる。
【0015】また、第2リング部23bと第1リング部
23aとが互いにモータシャフト13aの回転方向にず
れているので、第2リング部23bの主軸のうち主断面
二次モーメントが最小となる主軸と、第1リング部23
aの主軸のうち主断面二次モーメントが最小となる主軸
とがずれる(一致しない)こととなる。したがって、撓
み部23全体としての(両リング部23a、23bの合
成)主断面二次モーメントの最小値を大きくすることが
できるので、撓み部23(撓み継手20)の捩じり剛性
を向上させることができる。延いては、撓み継手20の
耐久性および信頼性を向上させることができる。
【0016】なお、ここで言う主軸または主断面二次モ
ーメントとは、図1に示すように、両シャフト12、1
3aの軸方向(z 軸)と直交する軸(x 、y 軸)周りの
曲げモーメントに対するものである。ところで、蛇腹状
のベローズを撓み部23とした一般的な撓み継手では
(図3参照)、両シャフト12、13aの軸心がずれた
状態で撓み継手(撓み部23)が回転すると、ベローズ
が擦れ合うので、比較的大きな騒音が発生する。
【0017】これに対して、本実施形態に係る撓み継手
20では、第1、2リング部23a、23bが直径方向
に略直列に並んで互いに連結しているので、両リング部
23a、23bが互いに擦れ合わない。したがって、ベ
ローズを撓み部23とした一般的な撓み継手に比べて騒
音を低減することができる。因みに、図4は、本実施形
態に係る撓み継手20の騒音(実線)と、ベローズを撓
み部とした一般的な撓み継ぎ手の騒音(破線)とを比較
試験した結果であり、図4から明らかなように、本実施
形態に係る撓み継手20では、電動モータ13の回転数
(モータ電圧)によらず全域に渡って、一般的な撓み継
ぎ手に比べて騒音低減を図ることができる。
【0018】なお、この試験は、両シャフト12、13
aの軸心のずれ量δを2mmとし、両シャフト12、1
3a間の曲げ角度θを10°とした場合の騒音試験結果
である。ところで、本発明に係る撓み継手20は、送風
機10にその適用が限定されるものではなく、その他の
回転力を伝達する機構を有するものにも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】送風機の模式図である。
【図2】(a)は本実施形態に係る撓み継手の正面図で
あり、(b)は(a)の下面図であり、(c)はの
(b)の左側面図である。
【図3】ベローズを撓み部とした一般的な撓み継ぎ手の
正面図である。
【図4】撓み継手の騒音とモータ電圧との関係を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
20…撓み継手、21…第1フランジ部(第1接続
部)、22…第2フランジ部(第2接続部)、23…撓
み部、23a…第1リング部、23b…第2リング部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸(13a)の回転力を従動軸(1
    2)に伝達する撓み継手であって、 前記駆動軸(13a)に接続される第1接続部(21)
    と、 前記従動軸(12)に接続される第2接続部(22)
    と、 前記両接続部(21、22)を連結する弾性変形可能な
    撓み部(23)とを有し、 前記両接続部(21、22)および前記撓み部(23)
    は、樹脂にて一体成形されていることを特徴とする撓み
    継手。
  2. 【請求項2】 前記撓み部(23)は、 前記第1接続部(21)に連結された略環状の第1リン
    グ部(23a)と、 前記第1リング部(23a)および前記第2接続部(2
    2)に連結された略環状の第2リング部(23b)とを
    有して構成されており、 前記両リング部(23a、23b)および前記両接続部
    (21、22)は、前記第1リング部(23a)の直径
    方向に略直列に並んで互いに連結し、 さらに、前記第2リング部(23b)は、前記第1リン
    グ部(23a)に対して前記駆動軸(13a)の回転方
    向にずれていることを特徴とする請求項1に記載の撓み
    継手。
  3. 【請求項3】 前記前記第2リング部(23b)は、前
    記第1リング部(23a)に対して前記駆動軸(13
    a)の回転方向に略90°ずれていることを特徴とする
    請求項2に記載の撓み継手。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1つに記載
    の撓み継手(20)を、複数個のファン(11)を有す
    る送風機に適用したものであって、 回転力を発生する駆動軸(13a)を有する駆動手段
    (13)と、 前記複数個のファン(11)が固定され、前記撓み継手
    (20)を介して前記駆動軸(13a)より回転力を得
    る1本の従動軸(12)とを有することを特徴とする送
    風機。
JP4054898A 1998-02-23 1998-02-23 撓み継手および送風機 Pending JPH11236924A (ja)

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JP (1) JPH11236924A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011033282A (ja) * 2009-08-03 2011-02-17 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置
JP2012207854A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Nippon Fruehauf Co Ltd 車両用冷凍装置
JP2013502540A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 ダス・ヴェルク・ピーティーワイ・リミテッド ローターカップリング

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JP2013502540A (ja) * 2009-08-21 2013-01-24 ダス・ヴェルク・ピーティーワイ・リミテッド ローターカップリング
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