JP2012220125A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】羽根車とモータハウジングの固定部材との衝突を緩和または防止して、羽根車の損傷を抑制することができる空気調和機を提供する。
【解決手段】空気調和機1は、ケーシング11内において回転する羽根車20と、この羽根車20を回転させる電動モータ30とを備え、電動モータ30を構成するモータハウジング32の外側に、同モータハウジング32をケーシング11に対して固定するための固定部材であるボルト51およびナット52および座金53が設けられている。そして、モータハウジング32を囲むように、羽根車20が座金53に近づくように変位したときに同座金53よりも早く羽根車20に当接する環状部材70が設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】空気調和機1は、ケーシング11内において回転する羽根車20と、この羽根車20を回転させる電動モータ30とを備え、電動モータ30を構成するモータハウジング32の外側に、同モータハウジング32をケーシング11に対して固定するための固定部材であるボルト51およびナット52および座金53が設けられている。そして、モータハウジング32を囲むように、羽根車20が座金53に近づくように変位したときに同座金53よりも早く羽根車20に当接する環状部材70が設けられている。
【選択図】図1
Description
本願発明は、空気調和機に係り、より詳しくは送風機の固定側と回転側との間に設けられる環状部材に関する。
一般的に、空気調和装置の室内機である空気調和機は、ケーシング内において回転する羽根車と、この羽根車を回転させる電動モータとを備え、電動モータを構成するモータハウジングの外側には、同モータハウジングをケーシングに対して固定するための固定部材としてボルト、座金、およびナットが設けられる。すなわち、モータハウジングは、ボルト、座金、およびナット等の固定部材を用いてケーシングに対して固定されることが知られている。
また、電動モータにより生じる電磁振動音を低減するために、防振ゴムを介してケーシングにモータハウジングを固定することや、防振ゴムを介して電動モータと羽根車とを接続することが知られている(例えば、特許文献1参照)。
防振ゴムを備えた上記空気調和機について図6に基づいてより具体的に説明する。図6(a)に示すように、電動モータ130のモータハウジング132の外周にはフランジ部132aが形成され、このフランジ部132aに防振ゴム141が取り付けられている。ケーシング111には防振ゴム141に挿通されるボルト151が溶接により固定され、このボルト151に螺合するナット152が、座金153を介して防振ゴム141を締め付けることにより、ケーシング111に対してモータハウジング132が固定されている。また、羽根121が設けられている羽根車120のハブ122には、防振ゴム142を介して電動モータ130の出力軸131が固定されている。
ところで、空気調和機の移送時における衝撃などにより防振ゴム142が変形した場合には、図6(b)に示すように、羽根車120がナット152および座金153に近づくように変位するときがある。このとき、羽根車120が固定部材である座金153に衝突して、羽根車120が損傷するおそれがあった。このような、羽根車120の損傷は、座金153への衝突だけでなく同じく固定部材であるナット152に羽根車120が衝突することによっても発生し得る。また、防振ゴム142が設けられていない構成であっても、上記のように羽根車120の変位が許容された構成においては、羽根車120が損傷するおそれがある。また、特に、小型の羽根車120には、回転遠心力に対する強度を向上させるために、樹脂材料にガラス繊維等の補強添加剤を含有させることが行われるが、このような補強添加剤を含有する羽根車120は、強度は高くなるもののじん性が低くなるため、衝突により損傷が生じ易い。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、羽根車とモータハウジングの固定部材との衝突を緩和または防止して、羽根車の損傷を抑制することができる空気調和機を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、ケーシング内において回転する羽根車と、この羽根車を回転させる電動モータとを備え、前記電動モータを構成するモータハウジングの外側に、同モータハウジングを前記ケーシングに対して固定するための固定部材が設けられた空気調和機において、前記モータハウジングを囲むように、前記羽根車が前記固定部材に近づくように変位したときに同固定部材よりも早く前記羽根車に当接する環状部材が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、例えばモータハウジングや羽根車を支持する防振ゴムが変形して、羽根車が、モータハウジングを固定するための固定部材に近づくように変位したとき、モータハウジングを囲む環状部材に固定部材よりも早く羽根車が当接する。このため、羽根車が環状部材に当接せずにモータハウジングの固定部材に衝突する場合に比べて、モータハウジングの固定部材と羽根車との衝突が緩和されるか、またはその衝突が防止される。なぜならば、羽根車が環状部材に当接せずにモータハウジングの固定部材に衝突する場合に比べて、羽根車を遅い衝突速度で環状部材に衝突させるとともに、羽根車を広い面積で環状部材に衝突させることが可能であるからである。このように、羽根車とモータハウジングの固定部材との衝突が緩和または防止されるため、羽根車の損傷が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の空気調和機において、前記環状部材における前記羽根車が当接可能な部分は、湾曲させて形成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、環状部材における羽根車が当接可能な部分は、湾曲させて形成されているため、羽根車と環状部材との衝突がより緩和される。
上記構成によれば、環状部材における羽根車が当接可能な部分は、湾曲させて形成されているため、羽根車と環状部材との衝突がより緩和される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の空気調和機において、前記環状部材と前記羽根車とが当接可能な部分において、前記環状部材と前記羽根車との間隔が、同環状部材の円周方向の全周にわたって等間隔となるように設定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、環状部材と羽根車とが当接可能な部分において、環状部材と前記羽根車との間隔が、環状部材の円周方向の全周にわたって等間隔となるように設定されているため、羽根車の損傷がより確実に抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機において、前記環状部材は、前記固定部材により前記モータハウジングとともに前記ケーシングに対して固定されていることを特徴とする。
上記構成によれば、環状部材は、共通の固定部材によりモータハウジングとともにケーシングに対して固定されているため、環状部材とモータハウジングとが一体に変位するため、羽根車の損傷がより確実に抑制される。また、環状部材を固定するための専用の固定部材を設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の空気調和機において、前記環状部材は、前記モータハウジングに設けられた防振ゴムと前記固定部材との間に挟持されていることを特徴とする。
上記構成によれば、環状部材は、モータハウジングに設けられた防振ゴムと固定部材との間に挟持されているため、防振ゴムに固定部材がめり込むことを環状部材により防止することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の空気調和機において、前記環状部材は、前記固定部材と前記防振ゴムとの間に設けられる平らな平板部と、この平板部から前記羽根車の径方向外側に突出した状態で湾曲している湾曲部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、環状部材は、固定部材と防振ゴムとの間に設けられる平らな平板部と、この平板部から羽根車の径方向外側に突出した状態で湾曲している湾曲部とを有する。このため、平板部を防振ゴムと固定部材との間に挟持させることで、環状部材における湾曲部を、羽根車が当接可能な部分として配設することができる。
本発明によれば、モータハウジングを囲むように、羽根車が固定部材に近づくように変位したときに固定部材よりも早く羽根車に当接する環状部材が設けられるため、羽根車とモータハウジングの固定部材との衝突を緩和または防止して、羽根車の損傷を抑制することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の空気調和機1は、空気調和装置を構成する天井埋め込み型の室内機である。空気調和機1のケーシング11は下方に向けて開口するように設けられ、この開口は外装部材12により覆われる。
図1に示すように、本実施形態の空気調和機1は、空気調和装置を構成する天井埋め込み型の室内機である。空気調和機1のケーシング11は下方に向けて開口するように設けられ、この開口は外装部材12により覆われる。
外装部材12の中央部位には空気吸込口12aが形成され、この空気吸込口12aには外装部材12と一体に形成された格子12bが形成されている。また、外装部材12において左右方向の両端部位には空気吹出口12cが形成され、この空気吹出口12cには風向調整用の羽板12dが設けられている。
空気吸込口12aの上方には、同吸込口12aを覆うようにフィルタ13およびベルマウス14が設けられている。ベルマウス14を介して空気吸込口12aと対向する位置には、羽根車20と電動モータ30とを備える送風機2が設けられている。送風機2は、ターボファンであって、電動モータ30は遠心式の羽根車20を回転させる駆動源である。
羽根車20の回転遠心側には熱交換器15が設けられ、熱交換器15の下方にはドレンパン16が設けられる。熱交換器15が空気と熱交換を行うことにより、ケーシング11内に吸い込まれた空気の温度が調整される。ドレンパン16は、熱交換器15によって空気中の水分が凝縮されて生じるドレン水を受ける。
羽根車20の回転遠心側の空間は、空気吹出口12cに通じている。したがって、羽根車20は、左右方向において、空気調和機1の中央部からケーシング11内に空気を吸い込んで、空気調和機1の端部からケーシング11外に吹き出す。
羽根車20は、遠心方向(すなわち図中において左方および右方)に空気を送風する遠心式羽根車であって、羽根車20の回転方向に対して後ろ向きの羽根21を有するターボファンである。羽根車20は、電動モータ30の出力軸31が挿入されるハブ22と、このハブ22から遠心方向に延びる回転板23と、羽根21を介して回転板23に対向して設けられるシュラウド24とを有している。
回転板23の中心には、電動モータ30の出力軸31が挿入されている。回転板23は、空気調和機1の運転時においてケーシング11及びモータハウジング32と接触しないように、天井パネル11a及びモータハウジング32に対して、所定間隔をあけて設けられている。
回転板23および羽根21およびシュラウド24は、合成樹脂材料による成形体であって、この成型体には、回転遠心力に対する強度を向上させるために補強添加剤であるガラス繊維が添加されている。このように、羽根車20の回転板23には、羽根21およびシュラウド24が単一の材料により一体的に形成されている。
また、羽根車20は、回転板23とは別体のハブカバー20aを有している。ハブカバー20aは、回転板23の回転中心部に固定されるとともに、金属製のブッシュ61および防振ゴム42を介して、電動モータ30の出力軸31に取り付けられている。このように、本実施形態においては、回転板23と別体のハブカバー20aにより、ハブ22が構成されている。
ケーシング11を構成する天井パネル11aには、電動モータ30が設けられている。電動モータ30は、回転磁界を発生させる固定子(図示略)と、回転磁界により固定子に対して回転する回転子(図示略)とを収容するモータハウジング32と、モータハウジング32から突出した出力軸31とを有している。出力軸31は回転子に接続され、空気調和機1の運転時においては、出力軸31が回転することにより、羽根車20が回転する。
モータハウジング32は、防振ゴム41を介して、固定部材であるボルト51およびナット52および座金53を用いて、ケーシング11の天井パネル11aに対して固定されている。ボルト51は、例えば溶接により天井パネル11aに固定されている。
モータハウジング32の外周には、出力軸31を中心として環状に形成されている環状部材70が設けられている。すなわち、環状部材70は、モータハウジング32を囲んでいる。図1の環状部材70については、その断面が図示されている。
図2及び図3を参照しながら、ケーシング11への電動モータ30の取り付け構成をより詳しく説明する。なお、図2及び図3において、ケーシング11の図示は省略している。図2は、図1に示す電動モータ30を下方から見た図である。また、図3は、図2に示す電動モータ30から防振ゴム41や環状部材70を取り外した状態を図示する分解斜視図である。
図2に示すように、モータハウジング32の外周には、出力軸31に垂直な方向、すなわち、羽根車20の回転遠心方向である径方向外側に突出した3つのフランジ部32aが設けられている。複数のフランジ部32aは、出力軸31の周方向において等間隔に設けられている。フランジ部32aは、図3に示すようにモータハウジング32と一体的に形成され、円筒状の防振ゴム41を挟持する。
また、図3に示すように、防振ゴム41にはボルト51が挿通される。防振ゴム41の一端から挿入されたボルト51は防振ゴム41の他端から突出する。また、ボルト51は、環状部材70に形成された貫通孔71aに挿通される。防振ゴム41および環状部材70から突出したボルト51の軸部51aには。座金53付きのナット52が螺合される。このようにして、ナット52と防振ゴム41との間には、環状部材70と座金53とが設けられる。
次に、図4及び図5を参照しながら、モータハウジング32の外周に設けられた環状部材70についてさらに詳しく説明する。図4は、図2のA−A線に沿った断面図であって、図5は、図4のB−B線に沿った断面図である。
図4に示すように、合成樹脂材料により形成された環状部材70は、出力軸31および羽根車20の回転軸に対して垂直な方向に延びるリング型の薄い平板部71と、平板部71から回転遠心方向に向けて湾曲しながら突出する湾曲部72とを有している。環状部材70は、座金53よりも、羽根車20の径方向外側に突出している。
平板部71は、防振ゴム41の端面41aの全面を覆うように形成されている。貫通孔71aが形成された平板部71は、防振ゴム41と座金53とにより挟まれている。湾曲部72は、座金53から径方向外側に向かうにつれて、電動モータ30の先端方向から基端方向に折れ曲がるように形成されている。
図5に示すように、羽根車20の回転軸に対して垂直な断面、かつ、回転板23および湾曲部72を含む断面においては、環状部材70の全周にわたって、羽根車20と環状部材70との間隔Mが等間隔となるように設定されている。すなわち、羽根車20の回転軸に対して垂直な断面において、羽根車20の回転中心側周縁23aと環状部材70との最短距離は一定である。
本実施形態に係る空気調和機1が備える環状部材70の作用について説明する。
天井に埋め込まれる前における空気調和機1の移送時等において、空気調和機1を地面に落下させた場合などによって生じる衝撃により、防振ゴム41,42が変形したときに、図4に矢印Sで示すように、羽根車20が座金53に近づくように変位する。このとき、モータハウジング32を囲むように設けられた環状部材70により、座金53よりも早く羽根車20に当接する。このように、環状部材70により羽根車20の変位が規制される。
天井に埋め込まれる前における空気調和機1の移送時等において、空気調和機1を地面に落下させた場合などによって生じる衝撃により、防振ゴム41,42が変形したときに、図4に矢印Sで示すように、羽根車20が座金53に近づくように変位する。このとき、モータハウジング32を囲むように設けられた環状部材70により、座金53よりも早く羽根車20に当接する。このように、環状部材70により羽根車20の変位が規制される。
また、羽根車20が環状部材70に当接する部分は、湾曲させて形成されている湾曲部72である。このように、環状部材70において羽根車20が衝突する部分である湾曲部72が丸みを帯びているため、羽根車20の衝突時において環状部材70に発生する応力が分散する。
本実施形態に係る空気調和機1は、以上のように構成されているので、次のような効果を奏することができる。
(1)モータハウジング32を囲むように、羽根車20が固定部材である座金53に近づくように変位したときに同座金53よりも早く羽根車20に当接する環状部材70が設けられている。このような構成によれば、モータハウジング32や羽根車20を支持する防振ゴム41,42が変形して、羽根車20が、モータハウジング32を固定するための座金53に近づくように変位したとき、モータハウジング32を囲む環状部材70に座金53よりも早く羽根車20が当接する。このため、羽根車20が環状部材70に当接せずに座金53に衝突する場合に比べて、座金53と羽根車20との衝突が緩和されるか、またはその衝突が防止される。なぜならば、羽根車20が環状部材70に当接せずに座金53に衝突する場合に比べて、羽根車20を遅い衝突速度で環状部材70に衝突させるとともに、羽根車20を広い面積で環状部材70に衝突させることが可能であるからである。このように、羽根車20と座金53との衝突が緩和または防止されるため、羽根車20の損傷が抑制される。
(1)モータハウジング32を囲むように、羽根車20が固定部材である座金53に近づくように変位したときに同座金53よりも早く羽根車20に当接する環状部材70が設けられている。このような構成によれば、モータハウジング32や羽根車20を支持する防振ゴム41,42が変形して、羽根車20が、モータハウジング32を固定するための座金53に近づくように変位したとき、モータハウジング32を囲む環状部材70に座金53よりも早く羽根車20が当接する。このため、羽根車20が環状部材70に当接せずに座金53に衝突する場合に比べて、座金53と羽根車20との衝突が緩和されるか、またはその衝突が防止される。なぜならば、羽根車20が環状部材70に当接せずに座金53に衝突する場合に比べて、羽根車20を遅い衝突速度で環状部材70に衝突させるとともに、羽根車20を広い面積で環状部材70に衝突させることが可能であるからである。このように、羽根車20と座金53との衝突が緩和または防止されるため、羽根車20の損傷が抑制される。
(2)環状部材70における羽根車20が当接可能な部分(すなわち湾曲部72)は、湾曲させて形成されているため、羽根車20と環状部材70との衝突がより緩和される。
(3)環状部材70と羽根車20とが当接可能な部分において、環状部材70と羽根車20との間隔Mが、環状部材70の円周方向の全周にわたって等間隔となるように設定されているため、羽根車20の損傷がより確実に抑制される。
(3)環状部材70と羽根車20とが当接可能な部分において、環状部材70と羽根車20との間隔Mが、環状部材70の円周方向の全周にわたって等間隔となるように設定されているため、羽根車20の損傷がより確実に抑制される。
(4)環状部材70は、共通の固定部材であるボルト51、ナット52、および座金53によりモータハウジング32とともにケーシング11に対して固定されているため、環状部材70とモータハウジング32とが一体に変位する。したがって、羽根車20の損傷がより確実に抑制される。また、環状部材70を固定するための専用の固定部材を設ける場合に比べて、部品点数を削減することができる。
(5)環状部材70は、モータハウジング32に設けられた防振ゴム41と座金53およびとの間に挟持されているため、防振ゴム41に座金53がめり込むことを環状部材70により防止することができる。
(6)環状部材70は、座金53と防振ゴム41との間に設けられる平らな平板部71と、平板部71から羽根車20の径方向外側(すなわち回転遠心方向)に突出した状態で湾曲している湾曲部72とを有する。このため、平板部71を防振ゴム41と座金53との間に挟持させることで、環状部材70における湾曲部72を、羽根車20が当接可能な部分として配設することができる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよく、以下の変更を組み合わせて実施してもよい。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の設計変更をすることが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。例えば、上記実施形態を以下のように変更してもよく、以下の変更を組み合わせて実施してもよい。
・座金53が省略または小型化されて、座金53が羽根車20と接触しない構成であってもよい。この場合には、環状部材70は、羽根車20が固定部材であるナットに近づくように変位したときに同ナットよりも早く羽根車20に当接するものとして用いることができ、上記実施形態に準じた作用効果を得ることができる。
・ケーシング11を構成する天井パネル11aにナットを設けて、このナットに螺合されるボルトが下方から防振ゴム41に挿通される構成であってもよい。この場合には、環状部材70を、羽根車20が固定部材であるボルトに近づくように変位したときに同ボルトよりも早く羽根車20に当接するものとして用いることができ、上記実施形態に準じた作用効果を得ることができる。
・モータハウジング32を囲むように設けられた環状部材により、羽根車20がモータハウジング32の固定部材に近づくように変位したときに、同固定部材よりも早く羽根車20に当接することができれば、環状部材70の材料および形状を適宜変更してもよい。例えば、湾曲部72が、座金53から回転遠心方向に向かうにつれて、電動モータ30の先端方向から基端方向に直線状に延びるように形成されていてもよい。
1…空気調和機、2…送風機、11…ケーシング、11a…天井パネル、20…羽根車、21…羽根、23…回転板、30…電動モータ、32…モータハウジング、32a…フランジ部、41,42…防振ゴム、41a…端面、51…ボルト(固定部材)、51a…軸部、52…ナット(固定部材)、53…座金(固定部材)、70…環状部材、71…平板部、71a…貫通孔、72…湾曲部。
Claims (6)
- ケーシング(11)内において回転する羽根車(20)と、この羽根車(20)を回転させる電動モータ(30)とを備え、前記電動モータ(30)を構成するモータハウジング(32)の外側に、同モータハウジング(32)を前記ケーシング(11)に対して固定するための固定部材(51〜53)が設けられた空気調和機(1)において、
前記モータハウジング(32)を囲むように、前記羽根車(20)が前記固定部材(53)に近づくように変位したときに同固定部材(53)よりも早く前記羽根車(20)に当接する環状部材(70)が設けられている
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、
前記環状部材(70)における前記羽根車(20)が当接可能な部分(72)は、湾曲させて形成されている
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1または2に記載の空気調和機において、
前記環状部材(70)と前記羽根車(20)とが当接可能な部分において、前記環状部材(70)と前記羽根車(20)との間隔が、同環状部材(70)の円周方向の全周にわたって等間隔となるように設定されている
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の空気調和機において、
前記環状部材(70)は、前記固定部材(51〜53)により前記モータハウジング(32)とともに前記ケーシング(11)に対して固定されている
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項4に記載の空気調和機において、
前記環状部材(70)は、前記モータハウジング(32)に設けられた防振ゴム(41)と前記固定部材(53)との間に挟持されている
ことを特徴とする空気調和機。 - 請求項5に記載の空気調和機において、
前記環状部材(70)は、前記固定部材(53)と前記防振ゴム(41)との間に設けられる平らな平板部(71)と、この平板部(71)から前記羽根車(20)の径方向外側に突出した状態で湾曲している湾曲部(72)とを有する
ことを特徴とする空気調和機。
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JP2017129023A (ja) * | 2016-01-18 | 2017-07-27 | ダイキン工業株式会社 | 遠心ファン |
CN108194991A (zh) * | 2018-02-09 | 2018-06-22 | 青岛海尔空调器有限总公司 | 空调室内机 |
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2011
- 2011-04-11 JP JP2011087661A patent/JP2012220125A/ja not_active Withdrawn
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