JPH11236892A - 回転式圧縮機 - Google Patents
回転式圧縮機Info
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- JPH11236892A JPH11236892A JP3861798A JP3861798A JPH11236892A JP H11236892 A JPH11236892 A JP H11236892A JP 3861798 A JP3861798 A JP 3861798A JP 3861798 A JP3861798 A JP 3861798A JP H11236892 A JPH11236892 A JP H11236892A
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Abstract
吐出マフラー形状を提供する。 【解決手段】軸受板8のボス部8aの外周と吐出マフラ
ー15の開口15aの内周とが対向する環状領域40の
うち、吐出ポート8cを起点として放射状に延びる音線
が直接到達しない領域のみにおいて、ボス部8aの外周
と吐出マフラー15の開口15aの内周との間に、吐出
ポート8cから吐出されたガスを通過させるための開口
部20が設けられている。この構造によれば、吐出ポー
ト8cからガスが吐出する際の脈動により発生する音の
音線が、ボス部8bの外周面および吐出マフラー15の
内壁面の少なくともいずれか一方に当たって反射した後
に開口部20を通過するため、干渉による音の減衰がよ
り大きくなり、運転音が低減する。
Description
や冷凍機などに使用される回転式圧縮機に関し、特に、
シリンダの上端を閉塞するフロントヘッドの上面などに
取り付けられる吐出マフラーの構造に特徴を有する回転
式圧縮機に関するものである。
機の構造の一例を、図4および図5に示す。図4および
図5に示された従来の回転式圧縮機においては、密閉さ
れかつ内部が高圧に保持されたケーシング1内に、電動
要素となるモータ2と、このモータ2によって回転駆動
される圧縮要素とが配置されている。モータ2は、固定
子3と回転子4とを有する。固定子3は、ケーシング1
の内壁に取付けられかつ磁束線を通しやすい材料よりな
る筒状のステータコア3aと、このステータコア3aの
上下両端の各々に配設されたコイル3bとを有する。回
転子4は、固定子3の中央空間部にエアギャップ5を介
在して設けられている。回転子4にはクランク軸6が圧
入されており、このクランク軸6を介してモータ2と揺
動ピストン10とが連結される。
らなるシリンダ室7aを含むシリンダ7と、このシリン
ダ7を上下から挟んで、シリンダ室7aを閉塞する上部
軸受板8(通称「フロントヘッド」)および下部軸受板
9(通称「リアヘッド」)と、シリンダ室7aの内周に
沿って公転しながら揺動する円柱状の揺動ピストン10
とを含む。揺動ピストン10は、偏心部10aを介して
クランク軸6の外周に取付けられ、揺動ピストン10の
外周には、シリンダ室7aを高圧側と低圧側とに区画す
るブレード11が、径方向に延びるように、揺動ピスト
ン10と一体的に設けられている。
れた側のブレード11の端部近傍が収納されて、揺動ピ
ストン10の揺動とともにブレード11が揺動しながら
往復運動するための、ブレード背後空間12が形成され
ている。ブレード背後空間12においてブレード11
は、ブレード背後空間12とシリンダ室7aとの間に配
置される1対の揺動ブッシュ13a,13bによって、
進退自在に挟持される。また揺動ブッシュ13a,13
bは、ブレード11を挟持した状態で揺動可能に、シリ
ンダ7に嵌合して取付けられている。ケーシング1上部
には、高圧に圧縮されたガス冷媒を外部に吐出するため
の吐出管16が取付けられている。また、ケーシング1
の底部には、下部軸受板9等が浸される油溜17があ
る。
塞する平板部8aおよび回転駆動軸6を受け入れるボス
部8bを有しており、平板部8aの所定位置に、揺動ピ
ストン10により圧縮されたガスをシリンダ室7aから
吐出するための吐出ポート8cが設けられている。また
シリンダ7には、ガス冷媒をシリンダ室7a内に送り込
むための吸入管14が接続されている。上部軸受板8の
上端面には、ボス部8aを受け入れる開口15aを有
し、圧縮後のガス冷媒をケーシング1内に吐出する際の
騒音を抑制するための吐出マフラー15が取付けられて
いる(図6および図7参照)。
は、主として次の2つの要因がある。空間における各位
置において音が進行する方向の線を「音線」と定義した
場合、吐出ポート8cからガスが吐出する際の脈動によ
り発生する音の音線は、図6および図7に示す吐出ポー
ト8cの中心から発して放射状に延びる直線群で表され
る。このような音線は、吐出マフラー15が存在するこ
とにより、開口部20を通過する前に、吐出マフラー1
5の内壁および上部軸受板8のボス部bの外周壁にに当
たって反射を繰り返すことにより減衰する。これが第1
の要因である。
マフラー15内においてその流路面積が急激に拡大し、
その後、開口部20を通過する際に流路面積が絞られ
る。吐出マフラー15がこのような拡張室を構成するこ
とによる効果が第2の要因である。このような拡張室型
消音器による消音効果は、図8に示すような、流路断面
積がS1 ,S2 ,S3 (S2 >S1 ,S3 )に変化する
それぞれ長さがl1 ,l 2 ,l3 の一様管の基本モデル
を用いて、流路断面積Si とSj との比を下記の式1で
表すと、下記の式2のように表される。
/s)と音速c(m/s)との比、ATTは拡張室型消
音器による消音効果、ATTe は拡張室の効果である
(応用技術出版発行,白木万博監著,「騒音防止設計と
シミュレーション」,第5章参照)。
機においては、図6および図7に示すように、上部軸受
板8のボス部8aのボス部の外周と吐出マフラー15の
開口15aの内周とが対向する環状領域の全周におい
て、両者が間にほぼ均一な間隔をおいて対向することに
より、吐出ポート8cから吐出したガスが通過する開口
部20を形成している。
動により発生する音の音線は、図6および図7に示す吐
出ポート8cの中心から発して放射状に延びる直線群で
表される。図6および図7に示す従来の回転式圧縮機の
ように開口部20が全周に設けられていると、このよう
な音線群のうち、図6および図7において矢印を付して
示す音線のように、ボス部8bの外周面および吐出マフ
ラー15の内壁面のいずれにも当たることなく、直接開
口部20に達する音線が存在することになる。
マフラー効果の第1の要因は、音線が吐出マフラー15
の内壁に当たって減衰することにある。そのため、上述
のように、ボス部8bの外周面および吐出マフラー15
の内壁面のいずれにも当たることなく、したがって減衰
することなく開口部20から吐出される音線が存在する
と、回転式圧縮機の駆動運転時の運転音低減対策として
のマフラー効果が十分には得られないという問題があっ
た。
果のもう一つの要因としての拡張室の効果については、
上記従来の回転式圧縮機の吐出マフラー15の構造で
は、吐出ポート8cから出た吐出ガスのうち、開口部2
0の吐出ポート8cから見てボス部8bの前面側の領域
を通過する吐出ガスは、吐出マフラー15の絞り部21
を通過しないため、吐出ポート8cから吐出されてから
吐出マフラー15内において1回のみしか拡張されずに
開口部20を通過する。したがって、十分な拡張室型消
音器としての効果が得られないという問題もあった。
ため、吐出マフラー15のマフラー効果の第1の要因と
しての音線の反射,干渉による消音効果を改善する吐出
マフラー形状を提供することを目的とする。また、本発
明は、吐出マフラー15のマフラー効果の第2の要因と
しての拡張室による消音効果を改善する吐出マフラー形
状を提供することを目的とする。
項1に記載の本発明の回転式圧縮機は、密閉ケーシング
(1)内に回転駆動軸(6)を有する電動要素(2)
と、前記密閉ケーシング(1)内に配されるとともに、
シリンダ室(7a)を含み、上下端の少なくとも一方が
開口端をなすシリンダ(7)と、前記回転駆動軸(6)
によって駆動され、前記シリンダ室(7a)内に供給さ
れるガスを圧縮する回転圧縮要素(10)と、前記シリ
ンダ(7)の前記開口端を閉塞する平板部(8a)およ
び前記回転駆動軸(6)を受け入れるボス部(8a)を
有するとともに、前記平板部(8a)の所定位置に、前
記回転圧縮要素(10)により圧縮されたガスを前記シ
リンダ室(7a)から吐出するための吐出ポート(8
c)が設けられた軸受板(8)と、前記ボス部(8a)
を受け入れる開口(15a)を有し、前記上部軸受板
(8)の上面に取付けられる吐出マフラー(15)とを
備える。この回転式圧縮機の特徴は、前記ボス部(8
a)の外周と前記吐出マフラー(15)の前記開口(1
5a)の内周とが対向する環状領域(40)のうち、前
記吐出ポート(8c)を起点として放射状に延びる音線
が、前記ボス部の外周壁および前記吐出マフラー(1
5)の内壁に当たることなく直接到達する領域において
は、前記ボス部(8a)の外周と前記吐出マフラー(1
5)の前記開口(15a)の内周とが当接して対向し、
前記音線が直接到達しない領域のみにおいて、前記ボス
部(8a)の外周と前記吐出マフラー(15)の前記開
口(15a)の内周との間に、前記吐出ポート(8c)
から吐出されたガスを通過させるための開口部(20)
を設けた点にある。
明によれば、マフラー効果の上記第1の要因に関連し
て、吐出ポート(8c)からガスが吐出する際の脈動に
より発生する音の音線が、ボス部(8b)の外周面およ
び吐出マフラー(15)の内壁面の少なくともいずれか
一方に当たって反射した後に開口部(20)を通過する
ため、上記従来例の構造に比べて、干渉による音の減衰
がより大きくなり、運転音が低減する。
0)の形状は、より具体的には、請求項2に記載のよう
に、前記開口部(20)が、前記環状領域(40)のう
ちの、前記回転駆動軸(6)方向から平面的に見た時
に、前記吐出ポート(8c)の中心から前記環状領域
(40)に引いた2つの接線の前記環状領域(40)と
の2つの接点(40a,40b)を両端とする、前記回
転駆動軸(6)に対して前記吐出ポート(8c)とは反
対側の円弧状領域(30)内のみに設けることによって
実現される。このように開口部(20)を設ける位置を
設定することにより、吐出ポート(8c)を出てからボ
ス部(8b)の外周壁および吐出マフラー(15)の内
壁のいずれにも当たることなく開口部(20)を通過す
る音線が存在しなくなるため、干渉により運転音の低減
が図られることになる。
請求項3に記載のように、前記吐出マフラー(15)
が、前記吐出ポート(8c)から 前記開口部(20)
に至るガス流路の途中において、該ガス流路の流路面積
が急激に縮小されるとともに再び拡張する絞り部(2
1)を有することが好ましい。
より、マフラー効果の上記第2の要因に関連して、吐出
ポート(8c)を出た吐出ガスのすべてが、必ず絞り部
(21)を通過した後に開口部(20)から出ていくた
め、吐出ポート(8c)から出た吐出ガスは、吐出マフ
ラー(15)内において流路が一旦拡張された後、絞り
部(21)において流路が絞られ、その後再び流路が拡
張された後に開口部(20)で絞られることになる。し
たがって、吐出ガスの流れが拡張室を必ず2度通過する
ことになり、上記式2に示された拡張室型消音器として
の消音効果が向上し、運転音低減の効果がより顕著にな
る。
発明の実施の形態について説明する。
式圧縮機の、上部軸受板8の構造を示す。本実施の形態
の回転式圧縮機は、上部軸受板8および吐出マフラー1
5のの部分を除いて、図7および図8に示した従来の回
転式圧縮機と同様であるので、本実施の形態が適用され
る回転式圧縮機の全体構造の説明を省略する。また、図
1において、図7ないし図10に示した従来例の構造と
同一または相当の要素には、同一の参照番号を付して、
詳細な説明を省略する。
例の構造と異なるのは、まず、上部軸受板8のボス部8
bの外周と吐出マフラー15の開口15aの内周との対
向部における開口部20の形状である。すなわち、上記
従来例においては開口部20がほぼ均一な幅の環状であ
るのに対して、本実施の形態においては、上部軸受板8
のボス部8bの外周と吐出マフラー15の開口15aの
内周とが対向する環状領域のうち、吐出ポート8cから
見てボス部8bの背後側の領域のみに開口部20が設け
られている。また、吐出マフラー15の絞り部21と開
口部20とが、吐出ポート8cを出た吐出ガスが、図1
(a)(b)において太い実線および太い破線の矢印で
示すように、必ず絞り部21を通過した後に開口部20
から出ていくような位置関係になっている。
0aによって2つの領域に分割されており、突起20a
はボス部8cの外周壁に当接している。このような突起
20aを設けることにより、マフラーとしての効果を損
なうことなく、組立て時の上部軸受板8と吐出マフラー
15との相対的な位置決めを確実かつ容易に行なうこと
ができる。
施の形態によれば、マフラー効果の上記第1の要因に関
連して、吐出ポート8cからガスが吐出する際の脈動に
より発生する音の音線が、ボス部8bの外周面および吐
出マフラー15の内壁面の少なくともいずれか一方に当
たって反射した後に開口部20を通過するため、上記従
来例の構造に比べて、干渉による音の減衰がより大きく
なり、運転音が低減する。
位置は、図2に示す領域30、すなわち、上部軸受板8
のボス部8bの外周と吐出マフラー15の開口15aの
内周とが対向する環状領域40のうちの、回転駆動軸6
方向から平面的に見た時に、吐出ポート8cの中心から
環状領域40に引いた2つの接線の該環状領域との2つ
の接点40a,40bを両端とする、回転駆動軸6に対
して吐出ポート8cとは反対側の円弧状の領域30内の
みに設けられるように設定されればよい。このように設
定されることにより、吐出ポート8cを出てからボス部
8bの外周壁および吐出マフラー15の内壁のいずれに
も当たることなく開口部20を通過する音線が存在しな
くなるため、干渉により運転音の低減が図られることに
なる。
て、吐出ポート8cを出た吐出ガスのすべてが、必ず絞
り部21を通過した後に開口部20から出ていくため、
吐出ポート8cから出た吐出ガスは、吐出マフラー15
内において流路が一旦拡張された後、絞り部21におい
て流路が絞られ、その後再び流路が拡張された後に開口
部20で絞られることになる。したがって、1つの吐出
ガスの流れが拡張室を必ず2度通過することになり、上
記式2に示された拡張室型消音器としての消音効果が向
上し、運転音低減の効果がより顕著になる。
場合、および、上記従来例における吐出マフラー15を
用いた場合のそれぞれについて、1/3オクターブバン
ドと音圧との関係を実測したデータを図3に示す。実測
時の圧縮機の運転周波数は90Hzに設定した。図3か
らわかるように、音の強さの尺度となるオーバーオール
値は、本実施の形態の吐出マフラー15を用いた場合に
は75dBA、上記従来例における吐出マフラー15を
用いた場合には77dBAであり、本実施の形態によ
り、2dBAのオーバーオール値の低減が得られたこと
がわかる。このオーバーオール値を支配するのは、図3
中に一点鎖線の楕円Yで囲んだ、2kHz〜5kHzの
バンドの音であり、この音の音源は、シリンダ室7a内
でガスが圧縮される時に生じる高周波振動であると考え
られる。
シリンダ7のみを有し、その上部軸受板8にのみ吐出ポ
ート8cおよび吐出マフラー15を設けた、いわゆる1
シリンダタイプの回転式圧縮機に本発明を適用した場合
を述べたが、それに限られるものではなく、たとえば、
2つのシリンダが上下に重ねて設けられ、上側のシリン
ダの上端を覆う上部軸受板と、下側のシリンダの下端を
覆う下部軸受板との両方に吐出ポートが設けられた、い
わゆる2シリンダタイプの回転式圧縮機にも同様に適用
可能である。このような2シリンダタイプの回転式圧縮
機においては、上下軸受板の双方にマフラーを設けて、
その開口部の形状のそれぞれを、上記実施の形態の開口
部と同様にすることにより、上下軸受板のそれぞれの吐
出ポートから吐出されるガスによる運転音の発生を抑制
することができる。
は、図4および図5に示す揺動ピストン型のものに限ら
れず、吐出マフラーを用いて吐出ガスの脈動による運転
音を低減する機構を有するものであれば、スクロール圧
縮機のような他の方式の回転式圧縮機にも適用可能であ
る。
過ぎないものであって、本発明の範囲を制限するもので
はなく、本発明の範囲は特許請求の範囲によって示さ
れ、特許請求の範囲に均等の意味および範囲内でのすべ
ての変更が含まれることが意図される。
に記載の本発明の回転式圧縮機によれば、吐出ポート
(8c)からガスが吐出する際の脈動により発生する音
の音線が、ボス部(8b)の外周面および吐出マフラー
(15)の内壁面の少なくともいずれか一方に当たって
反射した後に開口部(20)を通過するため、上記従来
例の構造に比べて、干渉による音の減衰がより大きくな
り、運転音が低減する。
マフラー(15)が、前記吐出ポート(8c)から 前
記開口部(20)に至るガス流路の途中において、該ガ
ス流路の流路面積が急激に縮小されるとともに再び拡張
する絞り部(21)を有することにより、吐出ガスの流
れが拡張室を必ず2度通過することになり、拡張室型消
音器としての消音効果が向上し、干渉による音の減衰の
効果と併せて、運転音低減の効果がより顕著になる。
機の、上部軸受板および吐出マフラーの近傍を、吐出ガ
スの流れを矢印で表すとともに、吐出マフラーの一部を
破断して示す平面図、(b)は、(a)におけるIB−
O−IB線断面図である。
て、本発明の考え方を適用して開口部を設けることが可
能な領域を説明するための平面図である。
果を示すための、圧縮機運転周波数を90Hzに設定し
たときの1/3オクターブバンドと音圧との関係の実測
したデータを、実施の形態および従来技術の両者を対比
して示す図である。
を示す縦断面図である。
題点を説明するための、上部軸受板および吐出マフラー
の近傍を、吐出ポートから発して放射状に延びる音線と
ともに示す平面図である。
デル図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 密閉ケーシング(1)内に回転駆動軸
(6)を有する電動要素(2)と、 前記密閉ケーシング(1)内に配されるとともに、シリ
ンダ室(7a)を含むみ、上下端の少なくとも一方が開
口端をなすシリンダ(7)と、 前記回転駆動軸(6)によって駆動され、前記シリンダ
室(7a)内に供給されるガスを圧縮する回転圧縮要素
(10)と、 前記シリンダ(7)の前記開口端を閉塞する平板部(8
a)および前記回転駆動軸(6)を受け入れるボス部
(8a)を有するとともに、前記平板部(8a)の所定
位置に、前記回転圧縮要素(10)により圧縮されたガ
スを前記シリンダ室(7a)から吐出するための吐出ポ
ート(8c)が設けられた軸受板(8)と、 前記ボス部(8a)を受け入れる開口(15a)を有
し、前記上部軸受板(8)の上面に取付けられる吐出マ
フラー(15)とを備え、 前記ボス部(8a)の外周と前記吐出マフラー(15)
の前記開口(15a)の内周とが対向する環状領域(4
0)のうち、前記吐出ポート(8c)を起点として放射
状に延びる音線が、前記ボス部の外周壁および前記吐出
マフラー(15)の内壁に当たることなく直接到達する
領域においては、前記ボス部(8a)の外周と前記吐出
マフラー(15)の前記開口(15a)の内周とが当接
して対向し、前記音線が直接到達しない領域のみにおい
て、前記ボス部(8a)の外周と前記吐出マフラー(1
5)の前記開口(15a)の内周との間に、前記吐出ポ
ート(8c)から吐出されたガスを通過させるための開
口部(20)を設けた、回転式圧縮機。 - 【請求項2】 前記開口部(20)が、前記環状領域
(40)のうちの、前記回転駆動軸(6)方向から平面
的に見た時に、前記吐出ポート(8c)の中心から前記
環状領域(40)に引いた2つの接線の前記環状領域
(40)との2つの接点(40a,40b)を両端とす
る、前記回転駆動軸(6)に対して前記吐出ポート(8
c)とは反対側の円弧状領域(30)内のみに設けられ
た、請求項1記載の回転式圧縮機。 - 【請求項3】 前記吐出マフラー(15)が、前記吐出
ポート(8c)から前記開口部(20)に至るガス流路
の途中において、該ガス流路の流路面積が急激に縮小さ
れるとともに再び拡張する絞り部(21)を有する、請
求項1または2に記載の回転式圧縮機。
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