JP4759771B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、圧縮機構の吸入、圧縮、吐出行程において生じる脈動波を防止する構成を具備した圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の圧縮機として、特開平11−351142号公報は、エバポレータからの冷媒ガスを吸入する吸入口と、この吸入口から流入した冷媒ガスを収容する吸入空間と、回転軸に摺動且つ傾斜可能に装着され、前記回転軸と一体に回転する斜板と、この斜板の揺動運動によって往復動するピストンと、該ピストンが摺動自在に挿入され、前記吸入空間及び吐出空間と適宜連通するシリンダとを少なくとも具備し、回転軸の回転を斜板によってピストンの往復動に変換し、シリンダ内で往復動するピストンによって変化するシリンダの容積変化により、吸入空間の冷媒ガスを吸引して圧縮し、吐出空間に吐出する圧縮機を開示する。
【0003】
また、この圧縮機は、負荷が最小となった場合に、クランク室の圧力を上昇させて斜板の傾きを最小にして吐出容量を最小限にすると同時に、吸入口を閉じて冷媒ガスの吸入を停止させ、冷媒ガスをコンプレッサ内で循環させてエバポレータの凍結を防止するクラッチレス機構を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようないわゆるピストン往復型圧縮機では、斜板の回転に伴い、ピストンが往復運動するもので、圧縮室の圧力変動に応じて吸入弁及び吐出弁が開閉し、吸入、圧縮及び吐出が繰り返される。この時、弁の開閉遅れや弁自体のばたつきなどが発生するため、吸入ポート又は吐出ポートと圧縮室の間に設けられる吸入空間又は吐出空間(圧力空間)内に圧力波が放出され、さらに室内の共鳴周波数が誘起されて非常に強い脈動波として成長する場合がある。
【0005】
特に、シリンダヘッド内に圧力空間を同心円状に区画形成する場合、外側の圧力空間は、標準的な圧縮機では220〜320mmの周長となるため、300Hz〜700Hzの範囲内に共鳴周波数を持ち、熱交換器の持つ固有値(共鳴周波数)とあいまって、熱交換器本体を振動させ、不快な騒音となって車室内に伝わり問題となっていた。また、この問題を解決するために、従来では、吸入脈動を減衰させるために配管上に減衰マフラを設置したり、コンプレッサの吸入通路を絞ったりしていたが、コストアップとなったり、性能低下を招いたりするという問題点があった。また、コンデンサをヒータコアの代わりに用いるタイプの空調装置の場合には、コンデンサが車室内に配されるために、圧縮機の吐出脈動によって生じる脈動波によりコンデンサにも振動が生じて、騒音の原因となっていた。
【0006】
このため、この発明は、脈動波に起因する振動や騒音を簡易な構造で減衰させることのできる圧縮機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
よって、この発明は、フロントヘッド、シリンダブロック及びリアヘッドからなるハウジングと、該ハウジング内に設けられ、前記フロントヘッドを貫通して設けられる駆動軸の回転によって駆動される圧縮機構と、前記リアヘッドの中央に位置し、前記圧縮機構の吸入側又は吐出側の一方と連通する第1の圧力空間と、該第1の圧力空間の外側に形成され、前記圧縮機構の吸入側又は吐出側の他方と連通する第2の圧力空間とを少なくとも具備する圧縮機において、前記第2の圧力空間には、該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部近傍に、所定の長さを有するマフラ空間を画成したことにある。
【0008】
したがって、この発明によれば、第1の圧力空間の外側に形成される第2の圧力空間に、この第2の圧力空間と連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部(具体的には、前記第2の圧力空間が吐出空間である場合には吐出ポートの開口部であり、前記第2の圧力空間が吸入空間である場合には吸入ポートの開口部)近傍に所定の長さを有するマフラ空間を形成するようにしたので、前記圧縮機構によって第2の圧力空間の生じる脈動波、特に前記第2の圧力空間の持つ共鳴周波数の脈動波を所定の長さを有するマフラ空間で減衰することができるので、圧縮機の吐出ポート又は吸入ポートからでる脈動波や振動を抑制でき、熱交換器(吐出側ではコンデンサ、吸入側ではエバポレータ)での共振を防止し、車室内の騒音を防止することができる。論理的には、閉鎖管によってマフラ空間を形成した場合には、管端は脈動特性の山となり、開放端は谷となるため、所定の長さがL、冷媒の音速がCの場合、(2n−1)・C/4L(nは自然数)となる周波数で減衰が最大となる。具体的には、冷媒の音速がC=150m/sであり、L=75mmである場合、500,1500,2500・・・Hz付近の脈動を減衰させることができる。また、減衰特性は、マフラ空間のリブなどの凹凸形状によ低周波側又は高周波側にずれることがあるため、正確には、有限要素法で解析することが望ましい。
【0009】
また、前記マフラ空間は、前記開口部近傍から周方向に所定の長さを画成する一対の周方向遮蔽部と、該一対の周方向遮蔽部の軸方向端部に固着される軸方向遮蔽部とによって画成され、該マフラ空間と前記第2の圧力空間とは、前記軸方向遮蔽部に形成されたガス通路孔によって連通することが望ましい。
【0010】
さらに、前記軸方向遮蔽部は、前記周方向遮蔽部と共に前記リアヘッドに一体に形成されるものであっても、前記周方向遮蔽部は、前記リアヘッドに一体に形成されると共に、前記軸方向遮蔽部は前記周方向遮蔽部の軸方向端部に固着される遮蔽プレートであってもよい。これによって、マフラ空間の形成を容易に行うことができると共に、下記するガス通路孔の形成も容易に行うことができるものである。
【0011】
さらに、前記マフラ空間の周縁には、前記遮蔽プレートが当接する段部が形成されることが望ましい。また、前記遮蔽プレートの周囲には、前記遮蔽プレートの周囲を密閉する弾性部材がコーティングされることことが望ましく、前記遮蔽プレートと前記段部との間には弾性部材からなるシール材を挟持固定するようにしても良いものである。これによって、前記遮蔽プレートの周縁部での密閉性を向上させることができ、脈動波の減衰性をさらに向上させることができるものである。
【0012】
さらにまた、該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とは、前記マフラ空間の略中央に開口するものであってもよく、該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とは、前記マフラ空間の一方の端部に開口するものであってもよい。これによって、第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とを前記マフラ空間の略中央に設定した場合には、前記所定の長さLを短く設定することが可能となり、第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とを前記マフラ空間の一方の端部に設定した場合には、前記所定の長さLを長く設定することが可能となるものである。また、逆に、減衰したい帯域の周波数が存在する場合には、この周波数にあわせて吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔の位置を設定することも可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面により説明する。
【0014】
図1に示す圧縮機1は、フロントヘッド2、シリンダブロック3及びリアヘッド4からなるハウジング5を有する。また、回転軸6は、前記フロントヘッド2を貫通すると共に、フロントヘッド2及びシリンダブロック3に回転自在に軸支され、プーリ7を介して図示しない走行用エンジンの回転が伝達されて回転されるようになっている。また、前記フロントヘッド2内には、クランク室8が画成され、このクランク室8の開口部分は前記シリンダブロック3によって閉塞される。さらに、前記シリンダブロック3と前記リアヘッド4との間には、弁プレート9が挟持固定される。
【0015】
前記シリンダブロック3には、前記回転軸6の周囲に、この回転軸6の軸方向に延出して形成された複数のシリンダ10が形成され、このシリンダ10には前記弁プレート9に形成された吸入口11及び吐出口12が開口する。また吐出口12は弁体13によって開閉されるものである。そして、それぞれのシリンダ10には、ピストン14が摺動自在に挿入され、それぞれのピストン14のクランク室8側の端部は回転斜板15に摺動自在に噛合し、前記回転斜板15は、連結機構16を介して前記回転軸6に固着される回転プレート17によって回転されるものである。また、前記回転斜板15は、前記回転軸6に対してその角度が変更自在であるように、前記回転軸6に装着されている。
【0016】
この実施の形態に係る圧縮機1では、図1、図2及び図4に示すように、前記リアヘッド4の中央部分には、前記弁プレート9に形成された吸入口11と連通する吸入空間(第1の圧力空間)18が形成され、この吸入空間18は、吸入ポート20と連通する。また、前記吸入空間18の外周部分には吐出空間(第2の圧力空間)19が環状に形成される。この吐出空間19は、前記リアヘッド4の前記吸入空間18を形成する凹部25の周囲に環状に形成された環状溝部21内に形成されるものである。
【0017】
また、前記環状溝部21には、この環状溝部21の吐出ポート22の開口部22a近傍を周方向に所定の範囲(所定の長さ)に分割してマフラ空間形成用溝部23を画成する一対の周方向遮蔽部24が設けられる。そして、前記一対の周方向遮蔽部24の軸方向端部に、図3で示すような軸方向遮蔽プレート26を固着することによって、マフラ空間27を画成するものである。また、このマフラ空間27は、前記吐出空間19と軸方向遮蔽プレート26に形成されたガス通路孔28を介して連通するものである。
【0018】
この実施の形態では、前記軸方向遮蔽プレート26は、前記周方向遮蔽部24の軸方向端部に形成されたねじ孔40にねじ29が螺合することによって前記周方向遮蔽部24に固定されるが、前記リアヘッド4の成形時にリアヘッド4と一体に成形するようにしても良いものである。
【0019】
尚、この実施の形態では、前記吐出ポート22の開口部22a及び前記ガス通路孔28から前記周方向遮蔽部24までの距離が、前記吐出空間19に生じる脈動波を減衰可能な長さLに設定されるものである。論理的には、閉鎖管にてマフラ空間27を形成した場合には、管端は脈動特性の山となり、開放端は谷となるため、(2n−1)・C/4Lとなる周波数で減衰がピークとなる。具体的には、冷媒の音速C=150m/sとなる時、片側若しくは両側の前記周方向遮蔽部24から前記ガス通路孔28及び吐出ポート22の開口部22aまで長さを75mm(L)とすると、500,1500,2500・・・Hz付近の脈動を減衰させることができる。また、減衰特性はマフラ空間27のリブなどの凹凸形状によって減衰周波数が低周波若しくは高周波側にずれることがあり、正確には有限要素法で解析して最適な減衰周波数を求めることが望ましい。
【0020】
以上の構成の圧縮機1において、図示しない走行用エンジンの回転に伴って回転軸6が回転すると、前記回転軸6に固定される前記回転プレート17が同時に回転し、連結機構16を介して回転斜板15を回転且つ揺動させる。そして、この回転斜板15の回転及び揺動に伴って、この回転斜板15に一端が摺動自在に固定されるピストン14がシリンダ10に対して往復動し、ピストン14及びシリンダ10によって画成される圧縮室30の容積を変化させる。この圧縮室30の変化に伴って、吸入空間18から冷媒ガスを吸引して圧縮し、吐出空間19に吐出するものである。これによって、冷凍サイクルの前行程であるエバポレータで蒸発された冷媒ガスは、吸入ポート20から吸入空間18を介して圧縮室30に吸入され、圧縮されて、吐出空間19に吐出され、ガス通路孔28を介してマフラ空間27を経て吐出ポート22から次なる行程、例えばコンデンサに送出されるものである。
【0021】
以上のように、圧縮機1の吸入、圧縮、吐出行程により、冷媒ガスが吸入、圧縮され吐出されるが、吸入行程を取ってみても複数のピストン14において断続的に実行されることから、吐出空間19において圧力変動が生じ、脈動波として前記吐出空間19で共鳴するが、マフラ空間27において前記脈動波を減衰することができるものである。特に、高圧側のコンデンサをヒータコアの代わりとして用いるタイプの空調装置においては、コンデンサでの共振が騒音として問題となるため、この発明を用いることによってコンデンサでの共振を防止できるので、車室内での騒音の発生を防止することができるものである。
【0022】
また、エバポレータでの共振が問題となる場合には、圧縮機を前記吐出空間を第1の圧力空間とし前記吸入空間を第2の圧力空間とするような構成とすることによって、吸入空間(第2の圧力空間)で発生する脈動波をマフラ空間で減衰できるので、エバポレータでの騒音の発生を防止することができるものである。
【0023】
以下、この発明の他の実施の形態について説明するが、共通の個所及び同様の効果を奏する個所には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0024】
図5乃至図7に示す本願発明の第2の実施の形態は、吐出ポート22がリアヘッド4の外周面から径方向に延出して形成されている点及び吐出ポート22の開口部22a及びガス通路孔28がマフラ空間27の一方の端部近傍に位置する点において、前述して第1の実施の形態と異なっている。この構成としたことによって前述した第1の実施の形態よりもマフラ空間27の周方向の長さLを長く設定することができるものである。これによって、第1の実施の形態よりも減衰可能な周波数を低周波側に設定することが可能となるものである。
【0025】
尚、吐出ポート22がリアヘッド4の外周面から径方向に延出して形成される構造は、前記第1の実施の形態で示した吐出ポート22がマフラ空間27の略中央に開口する場合にも採用することができると共に、前記第1の実施の形態に開示したような吐出ポート22が軸方向に延出する構造を、吐出ポート22がマフラ空間27の一方の端部に開口する場合にも採用することができる。
【0026】
図8乃至図10で示される第3の実施の形態は、前記マフラ空間23の軸方向を閉鎖する軸方向遮蔽プレート26Aの周囲にゴム、合成ゴム、合成樹脂等の弾性部材からなるシール材50をコーティングしたことを特徴とするもので、前記軸方向遮蔽プレート26Aの周縁部における密閉性を向上させたものである。
【0027】
また、図11で示す第4の実施の形態は、前記軸方向遮蔽プレート26Aの周縁部に弾性部材からなるシール材51を嵌め込んだことを特徴とするものである。これによって、軸方向遮蔽プレート26Aとシール材51を別々に形成することができるので、シール材51が劣化した場合にも、簡単に交換することができるものである。
【0028】
図12乃至図14に示す第5の実施の形態は、前記マフラ空間23の周縁に、軸方向遮蔽プレート26Bの周縁部が当接する段部60を形成し、さらにこの段部60と前記軸方向遮蔽プレート26Bとの間に弾性部材からなるシール材を介在させてその間をシールするようにして軸方向のシール性を向上させたことを特徴とするものである。これによって軸方向密閉プレート26Bの製造精度をある程度ラフにできるので、作業性を向上させ、コストダウンを達成することができるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、吸入側若しくは吐出側とそれに対応するポート近傍に周方向に所定の長さを有するマフラ空間を設けるようにしたので、吸入側若しくは吐出側に発生する問題の脈動波を効果的に減衰させることができ、車室内での不快な騒音を防止できるものである。
【0030】
また、マフラ空間をリアヘッド内部に形成するようにしたので、マフラを設けてもコンプレッサ自体の大型化を抑制できる。
【0031】
さらに、マフラ空間の周縁に前記遮蔽プレートが当接する段部を形成したことによって、マフラ空間の密閉性を簡易な構造で向上させることができるので、脈動波の減衰性を向上させることができるものである。また、遮蔽プレートとマフラ空間の周縁又は遮蔽プレートと段部の間に、弾性部材からなるシール部材を設けたことによってさらに密閉性を向上させることができ、脈動波の減衰性を向上させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態に係る圧縮機の側面断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの正面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態に係る軸方向遮蔽プレートの平面図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの側面断面図である。
【図5】本願発明の第2の実施の形態に係る圧縮機の側面断面図である。
【図6】本願発明の第2の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの正面図である。
【図7】本願発明の第2の実施の形態に係る軸方向遮蔽プレートの平面図である。
【図8】本願発明の第3の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの正面図である。
【図9】本願発明の第3の実施の形態に係るマフラ空間のA−A部の説明断面図である。
【図10】本願発明の第3の実施の形態に係るマフラ空間のB−B部の説明断面図である。
【図11】本願発明の第4の実施の形態に係るマフラ空間のB−B部の説明断面図である。
【図12】本願発明の第5の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの遮蔽プレートを装着した状態を示した正面図である。
【図13】本願発明の第5の実施の形態に係る圧縮機のリアヘッドの遮蔽プレート装着前の正面図である。
【図14】本願発明の第5の実施の形態に係るマフラ空間のC−C部の説明断面図である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 フロントヘッド
3 シリンダブロック
4 リアヘッド
5 ハウジング
6 回転軸
10 シリンダ
14 ピストン
18 吸入空間
19 吐出空間
20 吸入ポート
22 吐出ポート
24 周方向遮蔽部
26、26A,26B 軸方向遮蔽プレート
27 マフラ空間
28 ガス通路孔
30 圧縮室

Claims (8)

  1. フロントヘッド、シリンダブロック及びリアヘッドからなるハウジングと、該ハウジング内に設けられ、前記フロントヘッドを貫通して設けられる駆動軸の回転によって駆動される圧縮機構と、前記リアヘッドの中央に位置し、前記圧縮機構の吸入側又は吐出側の一方と連通する第1の圧力空間と、該第1の圧力空間の外側に形成され、前記圧縮機構の吸入側又は吐出側の他方と連通する第2の圧力空間とを少なくとも具備する圧縮機において、
    前記第2の圧力空間には、該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部近傍に、所定の長さを有するマフラ空間を画成すること、且つ
    該マフラ空間が、前記開口部近傍から周方向に所定の長さを画成する一対の周方向遮蔽部と、該一対の周方向遮蔽部の軸方向端部に固着される軸方向遮蔽部とによって画成され、該マフラ空間と前記第2の圧力空間とは、前記軸方向遮蔽部に形成されたガス通路孔によって連通することを特徴とする圧縮機。
  2. 前記軸方向遮蔽部は、前記周方向遮蔽部と共に前記リアヘッドに一体に形成されることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  3. 前記周方向遮蔽部は、前記リアヘッドに一体に形成されると共に、前記軸方向遮蔽部は前記周方向遮蔽部の軸方向端部に固着される遮蔽プレートであることを特徴とする請求項1記載の圧縮機。
  4. 前記マフラ空間の周縁には、前記遮蔽プレートが当接する段部が形成されることを特徴とする請求項3記載の圧縮機。
  5. 前記遮蔽プレートの周囲には、弾性部材がコーティングされることを特徴とする請求項3又は4記載の圧縮機。
  6. 前記遮蔽プレートと前記段部の間には弾性部材からなるシール材が挟持されることを特徴とする請求項4記載の圧縮機。
  7. 該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とは、前記マフラ空間の略中央に開口することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の圧縮機。
  8. 該第2の圧力空間に連通する吸入ポート又は吐出ポートの開口部と前記ガス通路孔とは、前記マフラ空間の一方の端部に開口することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の圧縮機。
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