JPH07269462A - 往復動型圧縮機 - Google Patents

往復動型圧縮機

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JPH07269462A
JPH07269462A JP6062942A JP6294294A JPH07269462A JP H07269462 A JPH07269462 A JP H07269462A JP 6062942 A JP6062942 A JP 6062942A JP 6294294 A JP6294294 A JP 6294294A JP H07269462 A JPH07269462 A JP H07269462A
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JP
Japan
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suction chamber
evaporator
suction
reciprocating compressor
cylinder block
Prior art date
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Pending
Application number
JP6062942A
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English (en)
Inventor
Masaki Ota
太田  雅樹
Hisakazu Kobayashi
久和 小林
Sokichi Hibino
惣吉 日比野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Priority to US08/373,194 priority patent/US5674054A/en
Priority to PCT/JP1994/000816 priority patent/WO1994028305A1/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】別途マフラを設けることなく、蒸発器を共振さ
せて車室で異音を発生させる原因となる吸入脈動を低減
する。 【構成】シリンダブロック1の外端に弁板4を挟んで接
合されるシリンダヘッド3内に蒸発器からの冷媒が吸入
通路3cを介して吸入される吸入室3aが形成されてい
る。シリンダブロック1及び弁板4の中央域に、吸入室
3aと軸方向に連設された副吸入室1cが設けられてい
る。吸入室3a及び副吸入室1の軸方向長さ:Lは、蒸
発器を共振させる吸入脈動を低減すべく蒸発器の共振周
波数に対応した長さに設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両空調装置に
好適な往復動型圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】シリンダブロックに複数のボアを形成
し、これら各ボアのそれぞれに収嵌されたピストンを斜
板を介してそれぞれ所定の位相差をもって往復動させる
形式の圧縮機は、揺動板型、斜板型等として周知であ
り、例えば車両空調装置に多用されている。
【0003】この種の圧縮機では、従来より、吸入圧力
の脈動が問題となっており、車両空調装置の場合、上記
吸入脈動は、圧縮機の吸入通路及び配管(吸入管路)を
介して蒸発器に伝達され、該蒸発器及びその周辺の配管
を振動させて、車室で異音を発生させる原因となる。こ
こで、車両空調装置においては、上記蒸発器における脈
動の共振周波数は500〜1000Hzであることが確
認されている。このため、上記蒸発器の振動に起因する
異音の発生を抑制するため、従来は、圧縮機の吸入室と
蒸発器とを結ぶ配管に500〜1000Hzの吸入脈動
を低減可能なマフラを設けることが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような配管に装備されるマフラは、車両への設置スペー
スを増加させ、高密度化された最近の車両におけるエン
ジンルームへの設置が困難になってきている。また、マ
フラによるコストアップも避けられない。本発明は、上
記実情に鑑みてなされたもので、別途マフラを設けるこ
となく、吸入脈動を低減させることを解決すべき課題と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の往復動型圧縮機は、軸心と平行に複数個のボアが並
設されたシリンダブロックと、弁板を挟んで該シリンダ
ブロックの外端を閉塞するシリンダヘッドとを備え、該
シリンダヘッドの中央域には蒸発器からの冷媒が吸入通
路を介して吸入される吸入室が凹設された往復動型圧縮
機において、前記シリンダブロック及び前記弁板に前記
吸入室と軸方向に連設された副吸入室を設け、該副吸入
室及び吸入室の軸方向長さLを前記蒸発器の共振周波数
に対応した長さに設定するという新規な手段を採用す
る。
【0006】一般の車両空調装置においては、上記蒸発
器における脈動の共振周波数は500〜1000Hz周
辺であることが確認されている。このため、500〜1
000Hz周辺の周波数で蒸発器を共振させる吸入脈動
を低減するためには、上記副吸入室及び吸入室の軸方向
長さLは、具体的には35〜80mmとすることが好ま
しい。なお、このLの値は、後述するように一般的な空
洞形のマフラにおける透過損失の最大値を示す式である
f=c/4lより算出することができる。
【0007】本発明の圧縮機は、後述するように、吸入
通路と、吸入室及び副吸入室により構成される空洞との
間における断面変化によるマフラ効果により吸入脈動を
低減させるもので、いわば空洞形のマフラを圧縮機に内
蔵させたものである。このような空洞形のマフラにおい
ては、特定周波数域の脈動成分の減衰を狙った場合、空
洞の断面形状がなるべく一定であることが望まれる。断
面形状が変化すると、断面の変化部において別の絞り効
果が生まれ、これにより減衰し得る脈動成分の周波数が
ずれるからである。このため、本発明の圧縮機では、吸
入室及び副吸入室内において、なるべく断面形状が一定
であることが望ましく、この観点から、前記副吸入室は
各ボア狭間へ延出して鎖車状に形成されてことが好まし
い。
【0008】また、前記往復動型圧縮機において、吸入
室の底壁には吸入通路を形成する筒状部が軸方向に向け
突設された態様とすることができる。この筒状部の長さ
は、副吸入室及び吸入室の軸方向長さLの略1/2とす
ることが好ましい。さらに、前記往復動型圧縮機におい
て、吸入室の底壁には、シリンダブロックの各ボアと副
吸入室との隔壁部に対応させて弁板を支持するリブが突
設された態様とすることができる。
【0009】
【作用】本発明の往復動型圧縮機では、蒸発器からの冷
媒が吸入通路から吸入室に導入される。このとき吸入通
路及び吸入室間における断面変化により、吸入脈動成分
が反射されて低減される。そして、本発明では、吸入室
と副吸入室とが軸方向に連設されており、しかも吸入室
及び副吸入室の軸方向長さ:Lが、蒸発器を共振させる
吸入脈動を低減すべく蒸発器の共振周波数に対応した長
さに設定されている。このため、蒸発器を共振させる特
定周波数域の吸入脈動を効果的に減衰させることができ
る。
【0010】また、本発明の往復動型圧縮機において、
副吸入室を各ボア狭間へ延出して鎖車状に形成された断
面形状とした場合、吸入室及び副吸入室間における断面
変化を減少させることができ、狙った特定周波数域の吸
入脈動を効果的に減衰させることが可能となる。さら
に、本発明の往復動型圧縮機において、一般の車両空調
装置での蒸発器における脈動の共振周波数が500〜1
000Hz周辺であることに対応させて、上記副吸入室
及び吸入室の軸方向長さLを35〜80mmとした場合
は、一般車両における蒸発器を共振させる特定周波数域
の吸入脈動を効果的に減衰させることができる。
【0011】なお、Lの設定は以下の如く行うことがで
きる。図6に示すような一般的な空洞形のマフラにおい
ては、マフラに入射した脈動成分は、断面積:S1 の通
路80から断面積:S2 の空洞81に至る断面の変化部
において反射されて低減する。そして、周波数:f〔H
z〕と透過損失〔dB〕との間には図7に示すような関
係がある。これより、周波数がf,3f,5f,……の
ときマフラの透過損失が最大となる。また、c:冷媒の
流速(m/s)、l:空洞の長さ(m)とした場合、 f=c/4l …(1)式 の関係式が成立し、マフラの透過損失が最大となる周波
数は、空洞の長さ:lによって決定される。なお、透過
損失の最大値:Mは、D1 :通路80の直径、D 2 :空
洞81の直径として、 M=(D2 /D1 )×4 により表される。
【0012】したがって、通路80を本発明の吸入通
路、空洞81を本発明の吸入室及び副吸入室として想定
すれば、蒸発器における脈動の共振周波数としての50
0〜1000Hz周辺にマフラの透過損失が最大となる
周波数を合致させるべく、L(l)の長さを設定すれば
よい。ところで、図6に示すように空洞形のマフラにお
いては、周波数が2f,4f,6f……のときマフラの
透過損失は0となり、この周波数域にある脈動を減衰さ
せることができない。
【0013】そこで、本発明の往復動型圧縮機におい
て、吸入室の底壁には吸入通路を形成する筒状部が軸方
向に向けて突設された態様とした場合は、上記2f、6
fの周波数におけるマフラの透過損失を0から増加させ
ることができ、減衰特性の向上を図ることができる。こ
のとき、上記筒状部の長さを略L/2に設定した場合
は、周波数:f〔Hz〕と透過損失〔dB〕とは図8の
実線に示すような関係となり、上記2f、6fの周波数
におけるマフラの透過損失をより効果的に増加させるこ
とができ、さらなる減衰特性の向上を図ることができ
る。
【0014】さらにまた、本発明の往復動型圧縮機にお
いて、吸入室の底壁にはシリンダブロックの各ボアと副
吸入室との隔壁部に対応させて弁板を支持するリブが突
設された態様とした場合には、弁板が圧縮行程時にボア
内圧力によりシリンダブロックから離れてボア及び副吸
入室間で圧力漏れが発生するおそれをなくすことができ
る。
【0015】
【実施例】
(第1実施例)本発明を具体化した回転斜板式圧縮機
を、図1及び図2に示す。ただし、本発明は、上記形式
の圧縮機にのみ適用されるものではなく、往復動型圧縮
機全般へ適用することができるものである。
【0016】図1において、圧縮機の外郭を構成するシ
リンダブロック1の前端には、クランク室2aが形成さ
れたハウジング2が結合され、同後端には、中央域に断
面円形状の吸入室3a、外周域に吐出室3bが形成され
たシリンダヘッド3が弁板4を介して結合されている。
また、シリンダヘッド3の側壁には、圧縮機と蒸発器と
を接続する配管としての吸入管路(図示せず)が接続さ
れる吸入通路3cが吸入室3aに通じるように設けられ
ている。
【0017】ハウジング2とともに駆動軸5を支承した
シリンダブロック1には、該駆動軸5の一端が嵌挿され
た中心軸孔1bと平行に5個のボア1aが形成され、各
ボア1a内には、ピストン6が往復摺動自在に収嵌され
ている。駆動軸5にはクランク室2a内において回転斜
板7が固着され、回転斜板7には一対のシュー8を介し
て上記ピストン6が係留されている。
【0018】また、上記弁板4には、ボア1aと吸入室
3a及び吐出室3bとをそれぞれ連通する吸入孔4a及
び吐出孔4bが形成されるとともに、前面側には吸入弁
13、後面側には吐出弁14が配設されている。そし
て、吸入孔4aはピストン6の往復動に呼応する吸入弁
13によって開閉され、同様に、吐出孔4bはピストン
6の往復動に呼応する吐出弁14によって開閉されるよ
うになっている。
【0019】以上は通常の回転斜板式圧縮機の構成であ
り、駆動軸5及び回転斜板7の回転運動がシュー8を介
してピストン6の直動運動に変換され、ピストン6がボ
ア1a内を往復動することにより、吸入室3aからボア
a内へ吸入された冷媒ガスが圧縮されつつ吐出室3bに
吐出される。ところで、本実施例の圧縮機では、シリン
ダブロック1及び弁板4に同一断面形状にて副吸入室1
cが形成されている。この副吸入室1cは、図2に示す
ように、中心軸孔1bが駆動軸5の終端により途中で閉
塞されて生じたシリンダブロック1の中央域から各ボア
1aの挟間域へと延出して鎖車状に形成されている。こ
れにより、副吸入室1cの断面積は、吸入室3aの断面
積に可及的に近似せしめられている。また、吸入室3a
と副吸入室1cとは同軸状に軸方向に連設されている。
そして、吸入室3a及び副吸入室1cの軸方向長さ:L
は、50mmに設定されている。なお、このLの値は、
後述するように蒸発器を共振させる吸入脈動を低減すべ
く蒸発器の共振周波数に対応した長さに設定されてい
る。
【0020】上記構成よりなる本実施例の圧縮機では、
蒸発器からの冷媒が吸入通路3cから吸入室3aに導入
される。このとき吸入通路3c及び吸入室3a間におけ
る断面変化により、吸入脈動成分が反射されて低減され
る。そして、本実施例では、副吸入室1cと吸入室3a
とが軸方向に連設されており、しかも吸入室3a及び副
吸入室1cの軸方向長さ:Lが50mmに設定されてい
る。ここで、吸入通路3cを流れる冷媒の流速を150
m/sと想定した場合、前述の(1)式により、 f=150〔m/s〕/(4×50×10-3〔m〕) =750〔Hz〕 が導き出せる。このため、吸入室3a及び副吸入室1c
により構成されるマフラ効果は、流速を150m/sと
想定した場合にf=750Hzの周波数で透過損失が最
大となる。したがって、本実施例の圧縮機では、f=7
50Hz周辺の周波数の吸入脈動を効果的に減衰させる
ことができ、蒸発器を共振させる吸入脈動の共振周波数
が750Hzである場合に、効果的に蒸発器の共振を抑
えることが可能となる。
【0021】なお、吸入通路3cを流れる冷媒の流速を
150m/sと想定した場合、吸入室3a及び副吸入室
1cにより構成されるマフラの透過損失を一般の車両空
調装置での蒸発器における脈動の共振周波数である50
0〜1000Hzに合わせるには、前述の(1)式によ
り、上記Lの値を37.5〜75mmとすればよい。し
たがって、一般の車両空調装置において、蒸発器を共振
させる500〜1000Hz周辺の吸入脈動を効果的に
減衰するには、上記Lの値を35〜80mmとすること
が好ましいことがわかる。
【0022】なお、副吸入室1cの断面形状を円形状と
することも可能である。また副吸入室の断面積として
は、吸入室の断面積に可及的に近似していることが好ま
しいが、吸入室3a及び副吸入室1c間での断面変化が
大きすぎると、該断面変化部における別の絞り効果によ
り減衰し得る脈動成分の周波数がずれてしまうので、蒸
発器を共振させる吸入脈動を低減させるという本発明本
来の効果を発揮し得る範囲内に上記断面変化を抑える必
要がある。
【0023】(第2実施例)図3に示す本実施例の圧縮
機では、吸入室3aの底壁中央には吸入通路3cを形成
する筒状部31が軸方向に向け突設されている。その他
の構成は、前記第1実施例の圧縮機と同様である。な
お、上記筒状部31の長さ(吸入室3aの底壁から突出
する長さ)は、吸入室3a及び副吸入室1cの軸方向長
さ:Lの1/2に設定されている。
【0024】この圧縮機では、L/2の長さの筒状部3
1を設けることにより、周波数と透過損失とは図8に示
すような関係となるので、f=750Hz周辺の周波数
の吸入脈動の他に、2f=1500Hz周辺の周波数の
吸入脈動も効果的に減衰させることができる。なお、上
記実施例では、L/2の長さの筒状部31を吸入室3a
の底壁中央から突設させる例について示したが、筒状部
31の長さや位置はこれに限定されるものではない。例
えば、吸入室3aの底壁の周辺部や吸入室3aの側面か
ら筒状部31を突設させたりすることも可能である。
【0025】(第3実施例)図4及び図5に示す本実施
例の圧縮機では、吸入室3aの底壁にはシリンダブロッ
ク1の各ボア1aと副吸入室1cとの隔壁部11に対応
させて弁板4を支持する環状のリブ32が突設されてい
る。なお、図5に示すように、リブ32の外周面は各ボ
ア1aの内周側端面を結んだ仮想円と一致し、リブ32
の内周面は副吸入室1cの最小内径を示す仮想円と一致
する。その他の構成は、前記第1実施例の圧縮機と同様
である。
【0026】シリンダブロック1の各ボア1aの内周域
に副吸入室1cを設けた前記第1及び第2の実施例で
は、圧縮行程時にボア内圧力によりシリンダブロック1
から弁板4が離れた場合、ボア1a及び副吸入室1c間
で圧力漏れが発生するおそれがある。しかし本実施例の
圧縮機では、シリンダブロック1の各ボア1aと副吸入
室1cとの隔壁部11に対応させて弁板4を支持するリ
ブ32が設けられているろ、リブ32と隔壁部11とに
より弁板4が挟持されているれているので、上記したよ
うなボア1a及び副吸入室1c間での圧力漏れを確実に
防ぐことができる。
【0027】なお、リブ32の形状としては、上記実施
例で示した環状のものに限られない。例えば、図5にお
いて、各ボア1aと副吸入室1cとの隔壁部11と、環
状のリブ32とが重なり合う部分(図5に斜線で示す部
分)のみに断片的に複数のリブを設けることもできる。
このようなリブは、弁板4が上記圧縮行程時のボア内圧
力に対抗し得る十分な剛性を有し、圧縮行程時にボア1
a及び副吸入室1c間で圧力漏れが発生するおそれがな
い場合は、不要となることは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の圧縮機は、
シリンダブロック内に吸入室と軸方向に連設された副吸
入室を設けるとともに、吸入室及び副吸入室の軸方向長
さ:Lの値を特定範囲に設定することにより、蒸発器を
共振させて異音発生の原因となる特定周波数域の吸入脈
動を効果的に減衰させることができる。このとき、副吸
入室の断面積を吸入室の断面積に可及的に近似せしめれ
ば、より確実に特定周波数域の吸入脈動を減衰させるこ
とができる。
【0029】また、本発明の往復動型圧縮機において、
吸入室の底壁に筒状部を軸方向に突設させた態様とした
場合は、上記特定周波数の2倍の周波数に相当する周波
数域の吸入脈動も効果的に減衰することが可能となる。
さらに、本発明の往復動型圧縮機において、吸入室の底
壁にシリンダブロックの各ボアと副吸入室との隔壁部に
対応させて弁板を支持するリブが突設された態様とした
場合には、弁板が圧縮行程時にボア及び副吸入室間で圧
力漏れが発生することによる圧縮効率の低減を防止する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る圧縮機の断面図である。
【図2】上記圧縮機のシリンダブロックの正面図であ
る。
【図3】第2実施例に係る圧縮機の断面図である。
【図4】第4実施例に係る圧縮機の断面図である。
【図5】上記圧縮機のシリンダブロックの正面図であ
る。
【図6】一般的な空洞形のマフラを説明する模式図であ
る。
【図7】上記空洞形のマフラにおける周波数と透過損失
との関係を示す線図である。
【図8】上記空洞形マフラに筒状部を設けた場合におけ
る周波数と透過損失との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 1a…ボア 1c…
副吸入室 3…シリンダヘッド 3a…吸入室、 3c…
吸入通路 31…筒状部 32…リブ 4
…弁板

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸心と平行に複数個のボアが並設されたシ
    リンダブロックと、弁板を挟んで該シリンダブロックの
    外端を閉塞するシリンダヘッドとを備え、該シリンダヘ
    ッドの内側中央域には蒸発器からの冷媒が吸入通路を介
    して吸入される吸入室が凹設された往復動型圧縮機にお
    いて、 前記シリンダブロック及び前記弁板に前記吸入室と軸方
    向に連設された副吸入室を設け、該副吸入室及び吸入室
    の軸方向長さLを前記蒸発器の共振周波数に対応した長
    さに設定したことを特徴とする往復動型圧縮機。
  2. 【請求項2】前記副吸入室は各ボア狭間へ延出して鎖車
    状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の往
    復動型圧縮機。
  3. 【請求項3】前記副吸入室及び吸入室の軸方向長さLは
    35〜80mmであることを特徴とする請求項1記載の
    往復動型圧縮機。
  4. 【請求項4】前記吸入室の底壁には、前記吸入通路を形
    成する筒状部が軸方向に向け突設されていることを特徴
    とする請求項1記載の往復動型圧縮機。
  5. 【請求項5】前記筒状部の長さは、前記副吸入室及び吸
    入室の軸方向長さLの略1/2であることを特徴とする
    請求項4記載の往復動型圧縮機。
  6. 【請求項6】前記吸入室の底壁には、前記シリンダブロ
    ックの各ボアと副吸入室との隔壁部に対応させて前記弁
    板を支持するリブが突設されていることを特徴とする請
    求項1記載の往復動型圧縮機。
JP6062942A 1993-05-21 1994-03-31 往復動型圧縮機 Pending JPH07269462A (ja)

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JP6062942A JPH07269462A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 往復動型圧縮機
DE4493590T DE4493590T1 (de) 1993-05-21 1994-05-20 Kompressor mit hin- und herbeweglichen Kolben
US08/373,194 US5674054A (en) 1993-05-21 1994-05-20 Reciprocating type compressor
PCT/JP1994/000816 WO1994028305A1 (fr) 1993-05-21 1994-05-20 Compresseur a piston
TW083104678A TW251335B (ja) 1993-05-21 1994-05-24

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003035263A (ja) * 2001-07-24 2003-02-07 Zexel Valeo Climate Control Corp 往復式冷媒圧縮機
US6579071B1 (en) 1999-10-20 2003-06-17 Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho Structure for suppressing pulsation in compressor
JP2007085209A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Sanden Corp 往復動圧縮機

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