JPH1123667A - 回路装置の試験方法 - Google Patents

回路装置の試験方法

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JPH1123667A
JPH1123667A JP9178726A JP17872697A JPH1123667A JP H1123667 A JPH1123667 A JP H1123667A JP 9178726 A JP9178726 A JP 9178726A JP 17872697 A JP17872697 A JP 17872697A JP H1123667 A JPH1123667 A JP H1123667A
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浩幸 山元
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芳則 鍋田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブル論理素子を含んだ回路試験を
簡単にする。 【解決手段】 回路装置200内において、試験対象素
子204の周辺のFPGA202a〜202dの演算論
理を原回路の構成から書き換える。具体的には、回路装
置200の入出力端子206と試験対象素子204との
間の信号が素通りするように、周辺のFPGA内にスル
ーパスが構成されるように書き換えを行う。これによ
り、試験対象となる回路の構成をプローブ針等を用いる
ことなく簡単にすることができ、テストパターンの削減
による試験時間の短縮等が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラムにより
外部から論理回路構成を書き換え可能なプログラマブル
論理素子を含んで構成される回路装置の回路試験を行う
試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プログラマブル論理素子としては、例え
ば、FPGA(Field Programmable Gate Array)があ
る。FPGAは、ANDやORのエレメントのアレイを
含んでおり、端子から所定の電流パルスを印加すること
によりアレイ状の配線の交点を溶断したりすることによ
り、チップ内に所望の論理回路構成をプログラミングす
ることができる。配線を溶断する種類のものは、一旦書
き込んだ内容を書き換えることは困難であるが、他にフ
ローティングゲートなどを用いて繰り返し電気的に書き
換え可能とした構成を有するものがある。
【0003】この書き換え可能なFPGAを含んで構成
される回路装置を試験する回路試験方法の従来技術とし
て、特開平7−198784号公報に開示される「演算
論理診断装置」がある。これを以下、説明する。図13
は、FPGAデバイスの内部を構成する基本論理ブロッ
クの一般的なブロック構成図である。基本論理ブロック
2は、少なくとも一つの入力信号4を入力され、出力信
号6を出力する。基本論理ブロック2内には、入力信号
4の値“a”、“b”、“c”に基づいて論理演算“x
=f(a,b,c)”を行う論理セル8が含まれる。こ
の論理セル8の出力xは、レジスタ10とセレクタ12
に渡される。セレクタ12は、論理セル8から直接渡さ
れる当該論理セル8の出力と、一旦レジスタ10に保持
された論理セル8の出力とを入力され、これらのいずれ
かを選択して、基本論理ブロック2の出力信号6として
出力する。図13に示す構成は、一般形であり、実際に
はレジスタ10やセレクタ12を含まない構成もあり得
る。
【0004】図14は、このような基本論理ブロック2
が9個含まれて構成されるFPGAの一例の概略の回路
構成図である。図において、FPGA20は、点線で区
切られる縦3列、横3行の9個の基本論理ブロック2か
らなることが示されている。ここで述べる従来技術は、
この原回路にスキャンレジスタを内蔵させて、故障箇所
の特定を図るものである。図15は、スキャンレジスタ
が内蔵されたFPGAの一例の概略の回路構成図であ
る。従来技術は、FPGAのプログラミングを行うに際
して、原回路の回路情報に基づいて、スキャンレジスタ
30を組み込む修正処理を行い、スキャンレジスタ30
を含んだ回路情報を生成する。そしてその生成された回
路情報によってFPGAのプログラミングが行われる。
スキャンレジスタ30は、FPGA20の信号端子3
2、34の間でチェーン状に接続される。これらスキャ
ンレジスタ30は、各基本論理ブロック2の演算結果を
一時保持して、FPGA外部で観測するために用いられ
る。またスキャンレジスタ30は、例えば信号端子32
から制御信号にて指定され値を設定されたり、信号端子
34へ値を読み出されたりする。
【0005】このようにスキャンレジスタ30を各基本
論理ブロック2間に配置することにより、各基本論理ブ
ロック2の入力側のスキャンレジスタ30に既知の値を
設定し、それに対する基本論理ブロック2の出力をその
出力側のスキャンレジスタ30にて観測することができ
る。すなわち、これにより、FPGA内の故障箇所の特
定が容易となる。
【0006】なお、故障箇所が回路の信号経路上に一つ
のみ存在する単一縮退故障を検出できるような入出力デ
ータのパターンは例えばATPG(Auto Test Pattern
Generator)で生成される。このATPGのアルゴリズ
ムについては、例えば渡部誠:編著「超LSI設計」株
式会社企画センター:発行(昭和58年)p.198〜
207に示されている。
【0007】図16は、上記従来技術の回路試験方法の
手順を示すフロー図である。まず、図14に示す原回路
(S100)を構成する各基本論理ブロック2の出力側
にスキャンレジスタを挿入し(S102)、第2の回路
を得る(S104)。
【0008】このスキャンレジスタにおいて、各基本論
理ブロックの出力結果を観測することができるので、こ
のスキャンレジスタはあたかも出力値を観測するための
ピンと見立てられる。よって、スキャンレジスタをピン
と見立てる変換を回路構成情報に対して行い(S10
6)、第3の回路の回路構成情報を得る(S108)。
この第3の回路に対して、単一縮退故障を仮定してテス
トパターンを生成し(S110)、入力試験データ(S
112)とそれに対する期待値(S114)とを得る。
【0009】レジスタを挿入された第2の回路の回路構
成情報は、FPGAに書き込まれる(S116)。この
FPGAのレジスタに、上記入力試験データが設定され
S118)、論理演算を1クロック進める(S12
0)。その結果、レジスタに出力データが格納され、こ
れが読み出される(S122)。この出力データと上記
期待値とが比較され(S124)、不一致であればその
基本論理ブロックに関して故障が存在することになる
(S126)。処理S118〜S124は、入力データ
が残っている限り(S128)、繰り返され、入力デー
タが無くなれば試験が終了する(S130)。上述した
従来方法によれば、FPGA内部の故障箇所を特定する
ことができる。
【0010】また、他の従来技術は、複数の素子が配置
された基板上の特定の素子を試験対象素子とするもので
ある。これは、試験対象素子の信号端子につながる当該
素子の周辺の配線にプローブ針を配置、接触させ、この
プローブ針を介して試験のための信号の入出力を行うと
いうものである。これには、例えば各端子ごとにプロー
ブ針の位置調整を行う方法と、信号端子の配置が同一で
ある試験を多数行う場合によく用いられるプローブカー
ドによる方法とがある。後者のプローブカードは、単一
の基板にプローブ針が試験対象素子の信号端子配列に合
わせて予め取り付けられているので、プローブ針の位置
調整の手間が削減される。
【0011】複数の素子が配置された基板の回路試験を
行う他の従来技術として、基板全体を対象としてファン
クション試験を行うという方法と、境界スキャン法によ
り試験する方法がある。このうち前者は、回路装置の基
板上の全素子に対応して考えられる様々なテストパター
ンを入力し、その出力によって故障箇所を特定するもの
である。後者の境界スキャン法は、試験対象素子のなる
べく近傍に配置されるスキャンレジスタ等を介してテス
トパターンの入力及びその出力の取り出しを行うもので
ある。
【0012】また、FPGAの外部の故障、つまりFP
GAが取り付けられる基板配線の不良などの検出に関連
する従来技術として、特開昭60−167554号公報
に開示される「導通試験方式」がある。この導通試験方
式は、時分割交換機のサービス呼ごとの、通話路に発生
し得る障害箇所を発見するためのものであるが、FPG
Aに適用することができる。
【0013】図17、図18は、上記導通試験方式を説
明する伝送システムの概略の構成図である。図におい
て、個別終端回路40a、40bは、各種の回線に係る
加入者電話機42a、42bにて使用されるデータと、
伝送路に適用される伝送方式に適した信号とを変換する
装置である。個別終端回路40a、40b内には、それ
ぞれ導通試験機能部48a、48bが設けられる。個別
終端回路40a、40bと伝送路との間には通信端末イ
ンターフェース44a、44bが設けられ、これにより
所定のプロトコル変換が行われる。伝送路上には交換機
が存在し、交換機の時間スイッチ46a〜46cを介し
て、個別終端回路40a、40bは相互に接続される。
【0014】サービス発呼側の加入者電話機と被呼側の
加入者電話機とは、各時間スイッチにおいて、図に示す
点線矢印の接続によって、相互に接続される。上記従来
技術は、この実際の通話接続をする前に、各時間スイッ
チにおいて図17又は図18に示す幅広空白矢印の接続
によって実現される折り返し接続を行う。例えば、図1
7に示す例では、発呼側の導通試験機能部48aが、通
話に使用するチャネルにデジタル試験パターンを送出す
る。この試験パターンは時間スイッチ46aで折り返し
て、導通試験機能部48aに戻る。導通試験機能部48
aは、送出したパターンと受信したパターンとを比較し
て伝送路50a、50bの導通を確認する。伝送路50
a、50bの導通を確認すると、時間スイッチ46aと
時間スイッチ46aの次に接続される時間スイッチ46
bとの間の伝送路52a、52bの導通が確認される。
これは、伝送路50a、50bについての上記導通試験
と同様に、時間スイッチ46bにおいて折り返し接続を
形成して行われる。このようにして、順次発呼側から被
呼側までの伝送路の導通が確認される。もしある時間ス
イッチでの折り返し接続試験において異常が検出された
場合には、その時間スイッチを含んだ折り返し伝送路に
異常があることが特定される。
【0015】図18も、折り返し接続による導通試験の
順序が図17と異なるのみで、基本的に同様である。こ
の技術を用いれば、ある素子からFPGAへの2線につ
いて、FPGA内で折り返し接続を構成して、それら2
線に関する配線の異常を検出することが可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】このように、特開平7
−198784号公報に示される従来技術は、FPGA
を構成する基本論理ブロック内に起こる縮退故障を検出
することに対しては有効であるが、FPGAが搭載され
た基板やマルチチップモジュール(以下、MCMと略
す。)において部品実装時、並びに装置使用時の振動な
どで発生し得る部品接合部や基板上でのオープン故障、
ショート故障の検出には適していないという問題点があ
った。また、FPGAを含んで構成される回路装置に
は、FPGA以外の部品も使用されるため、上述したF
PGA内部の縮退故障を検出する回路試験方法は、FP
GA以外の部品で発生する不良の検出に適したものでは
ないという問題点もあった。
【0017】また、プローブ針を用いるプロービングで
は、プローブ針の位置合わせが大変であるという問題が
あった。特にこの問題は素子の集積度が高い場合など、
その信号端子数が多くなるほど重大となる。一方、プロ
ーブカード等の治具を用いるプロービングでは、治具を
制作する必要があるため、そのための制作時間やコスト
を要し、回路試験を簡単に行うことができないという問
題があった。プローブカードのメリットは同じ端子配列
に対する試験を繰り返し行う場合には発揮されるが、そ
うでない場合にはこの問題点によるデメリットの方が大
きくなる。
【0018】次に、基板全体を対象としてファンクショ
ン試験を行う方法では、試験対象を特定の素子に絞り込
むことができないという問題がある。よって、試験対象
が基板上の全素子となり、対象が複雑となるのに応じて
級数的にテストパターンの数が増大する。そのため、テ
ストパターンの生成やそれを用いた試験の実施に長時間
を要するという問題があった。
【0019】また、境界スキャン法による方法は、試験
対象素子が境界スキャンを内蔵していない場合には適用
できないという問題があった。なお。その場合でも、試
験対象素子の周辺の素子が境界スキャンを有している場
合には、それを介してテストパターンの入出力を行うこ
とができる。しかし、その場合、境界スキャンにより定
義される範囲内には試験対象素子以外の部分も含まれる
ことになり、その分、対象が複雑となる。よって、上記
基板全体を対象とする場合ほどではないが、同種の問題
を生じる。
【0020】特開昭60−167554号公報に開示さ
れる「導通試験方式」を用いた試験方法では、FPGA
内での折り返しにより接続される2信号線のいずれに異
常があるのかまでは特定できないという問題があった。
【0021】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、FPGA等のプログラマブル論理素子を含
んで構成される回路装置において発生し得る故障の箇所
の特定を簡単に行うことができる回路試験方法を提供す
ることを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】第1の本発明に係る回路
試験方法は、外部からのアクセスによりその内部の演算
論理を書き換え可能なプログラマブル論理素子を含んで
構成される回路装置を試験する回路試験方法であって、
前記回路装置に含まれる試験対象素子の試験を行う際
に、当該試験対象素子と前記回路装置の入出力端子との
間に介在する前記プログラマブル論理素子の前記演算論
理を書き換えて、当該プログラマブル論理素子内に前記
試験対象素子と前記入出力端子との間の信号を透過させ
るスルーパスを形成するものである。
【0023】第2の本発明に係る回路試験方法は、第1
の発明に係る回路試験方法を、前記回路装置の基板配線
にプローブ針を接触させプロービングによる回路試験を
行うことができ、前記プロービングを制御するプローブ
制御部を備えた回路装置の試験装置に適用するものであ
り、前記試験対象素子の信号端子のうち前記回路装置の
前記入出力端子との間で直接、前記信号を伝達できない
ものについては、前記プローブ制御部が、前記スルーパ
スの形成情報及び前記回路装置の基板配線情報に基づい
て、当該信号端子につながる前記基板配線に前記プロー
ブ針を接触させ、前記回路装置の前記入出力端子及び前
記プローブ針と前記試験対象素子との間で前記信号を伝
達させて前記試験対象素子の前記回路試験を行うもので
ある。
【0024】第3の本発明に係る回路試験方法は、第1
の発明に係る回路試験方法において、前記試験対象素子
の信号端子の少なくとも一部に関して、当該信号端子と
前記回路装置の前記入出力端子との間に介在する前記プ
ログラマブル論理素子のうち、信号経路上、当該信号端
子に最も近い近傍プログラマブル論理素子を選択し、前
記近傍プログラマブル論理素子の前記演算論理を書き換
えて、当該近傍プログラマブル論理素子内に、前記入出
力端子から当該信号端子への入力データ又は当該信号端
子から前記入出力端子への出力データを一時保持するス
キャンレジスタを構成するというものである。
【0025】第4の本発明に係る回路試験方法は、第3
の発明に係る回路試験方法において、前記回路装置に含
まれる試験対象素子の試験を行う際に、前記プログラマ
ブル論理素子には、前記入力データを一時保持する前記
スキャンレジスタの後段に複数の前記信号端子に対応し
てその出力を振り分け可能なデコーダが形成され、前記
スキャンレジスタには複数の前記入力データが一つにま
とめられた符号化データが前記入出力端子から入力され
て格納され、前記デコーダは、前記符号化データを読み
出し、複数の前記入力データを復元し、それら前記入力
データをそれぞれ対応する前記信号端子へ向けて出力す
るというものである。
【0026】第5の本発明に係る回路試験方法は、第3
の発明に係る回路試験方法において、前記回路装置に含
まれる試験対象素子の試験を行う際に、前記プログラマ
ブル論理素子には、前記出力データを一時保持する前記
スキャンレジスタの前段に複数の前記信号端子に対応す
る前記出力データを受け付け可能なコーダが形成され、
前記コーダは受け付けた複数の前記出力データを一つの
符号化データに統合し、前記スキャンレジスタは、前記
符号化データを一時保持するというものである。
【0027】第6の本発明に係る回路試験方法は、第3
の発明に係る回路試験方法において、前記回路装置に含
まれる試験対象素子の試験を行う際に、前記プログラマ
ブル論理素子には、前記入力データを一時保持する前記
スキャンレジスタの後段に、前記信号端子にそれぞれ対
応した複数の出力線の一つを選択するセレクタが形成さ
れ、前記セレクタは、選択した前記出力線に前記スキャ
ンレジスタから読み出した前記入力データを出力すると
いうものである。
【0028】第7の本発明に係る回路試験方法は、第3
の発明に係る回路試験方法において、前記回路装置に含
まれる試験対象素子の試験を行う際に、前記プログラマ
ブル論理素子には、前記出力データを一時保持する前記
スキャンレジスタの前段に、前記信号端子にそれぞれ対
応した複数の入力線の一つを選択するセレクタが形成さ
れ、前記セレクタは、選択した前記入力線から得られる
前記出力データを前記スキャンレジスタに出力するとい
うものである。
【0029】第8の本発明に係る回路試験方法は、外部
からのアクセスによりその内部の演算論理を書き換え可
能なプログラマブル論理素子を含んで構成される回路装
置を試験する回路試験方法であって、前記プログラマブ
ル論理素子の2つの信号端子を選択して、当該プログラ
マブル論理素子の前記演算論理を書き換えて当該2信号
端子間を接続し、当該2信号端子間での信号の導通の有
無に基づいて、当該2信号端子に関わる基板配線の不良
を検知し、前記2信号端子の一方と当該2信号端子以外
の前記信号端子とからなる2信号端子の組合せを生成
し、前記プログラマブル論理素子の前記演算論理を書き
換えて当該2信号端子間を接続し、当該2信号端子間で
の信号の導通の有無に基づいて、いずれの信号端子に関
わる基板配線が不良であるかを特定するというものであ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0031】[実施の形態1]図1は、第1の実施の形
態に係るFPGAを含んだ回路装置の原回路の一例を示
す模式的な回路構成図である。この回路装置200は、
基板に4つの書き換え可能なFPGA202a〜202
dと試験対象素子204が搭載されて構成される。試験
対象素子204は、FPGAであってもよいし、そうで
なくても構わない。基板には、この回路装置への入出力
端子206を集めたコネクタ208a、208bが設け
られている。一般に、試験対象素子204の信号端子の
少なくとも一部は、他の部品を介在して入出力端子20
6と接続される。ここで実施される本発明は、その介在
する部品にFPGA等のプログラマブル論理素子が含ま
れる場合に効力を発揮するものである。
【0032】図に示す例では、試験対象素子204の各
信号端子はそれぞれFPGA202a〜202dのいず
れかを介して入出力端子206に接続されている。FP
GA202a〜202d内には、演算論理がプログラム
されている。つまり、試験対象素子204の信号端子と
入出力端子206との間には、それら演算論理が介在す
るので、一般には入出力端子206から入力されたテス
トデータは直接、試験対象素子204の信号端子には届
かないし、試験対象素子204から出力された出力結果
も直接、入出力端子206に届かない。そのため、試験
対象素子204の試験を行うことが難しい。すなわち、
基板全体が試験対象とされる場合における上述した問題
が生じる。
【0033】図2は、第1の実施の形態に係る回路試験
方法を適用した回路装置の一例を示す模式的な回路構成
図である。本方法では、試験対象素子204の周辺に存
在するFPGA202a〜202dの演算論理を、当該
試験対象素子204の試験に際して書き換え、各FPG
A202a〜202d内に、試験対象素子204の信号
端子と入出力端子206との間の信号を透過させるスル
ーパスを形成する。ここで、「信号を透過させる」と
は、FPGAのある信号端子から入力された入力信号が
そのまま他の信号端子から出力される、いわばFPGA
がバイパスされることをいう。このFPGAの書き換え
は、入出力端子206からの入力信号によって行われ
る。
【0034】このFPGAをバイパスする書き換えによ
り、試験対象素子204への入力信号端子の可制御性、
及び出力信号端子の可観測性が向上し、試験対象素子2
04の試験が容易となる。
【0035】図2に示す例では、試験対象素子204の
各信号端子が、入出力端子206と一対一対応で直接接
続される。つまり、テストパターンは試験対象素子20
4のみを対象としたものでよいので、その数が必要最小
限に限定される。通常、各素子は一つの基板に搭載され
る前に、個々に試験を行われる。図2に示す例では、そ
のような試験対象素子204単体での試験に用いられた
テストパターンを用いて、試験対象素子204に関する
試験を行うことができる。ここで、試験対象素子204
に関する試験とは、基板への組み付け後に生じる試験対
象素子204自体の不良だけでなく、試験対象素子20
4と基板との接続不良や、試験対象素子204周辺の配
線の不良をも検知対象とするものである。
【0036】なお、試験対象素子204の信号端子と入
出力端子206との間に、プログラマブル論理素子以外
の部品も存在する場合には、試験対象素子204の信号
端子と入出力端子206とを直接接続することはできな
い。しかし、プログラマブル論理素子を上記のようにバ
イパスする書き換えを行うことによって、原回路に比べ
て回路構成は単純化されるので、この場合においても上
記入力端子の可制御性、出力端子の可観測性の向上は図
られ、原回路全体を試験対象とする場合よりも少ないテ
ストパターンで試験を実施することができる。
【0037】試験対象素子が複数ある場合には、それら
を一つずつ対象として上記試験を行う。全試験が終了し
たら、入出力端子206から入力信号を与えてFPGA
202a〜202dの内容を原回路の演算論理に復元す
る処理が行われる。このように、試験においては、他に
新たな部品を追加する必要がなく、基板上のFPGAが
有効に活用される。
【0038】本実施の形態の回路試験方法は、例えば、
回路装置200の全体の回路構成情報、また各部品ごと
の回路構成情報を記憶した電子計算機を用いて実現する
ことができる。そのような電子計算機は、例えばインタ
ーフェースを介して入出力端子206に接続され、回路
構成情報に基づいてFPGAの書き換えのための入力信
号を生成したり、書き換えられFPGAがバイパスされ
た回路構成におけるテストパターンの生成及びそのパタ
ーンを回路装置200にインターフェースを介して入力
することなどを行うように構成される。
【0039】[実施の形態2]本発明の第2の実施の形
態は、プローブ針の移動装置を備えた試験装置(プロー
バー)に関するものである。図3は、第2の実施の形態
に係る試験装置の概略の構成を示す模式図である。試験
対象となる基板220上には、複数の素子222が配置
されている。基板220は試験台224上に載置され、
その入出力端子が試験台224に設けられた、例えばコ
ネクタ等に接続される。
【0040】一方、基板220上には、これら素子22
2を相互に接続する配線が設けられる。プローブ針23
0は、プローブ移動装置232に取り付けられ、これに
より移動されて基板220上の配線に位置合わせされた
後、降下され当該配線にコンタクトされる。
【0041】制御装置234は、プローブ移動装置23
2の制御や、試験台224及びプローブ針230と基板
220との間のテストパターンの入出力の制御を行う。
制御装置234には入力装置236と表示装置238と
が接続される。入力装置236は制御装置234へのテ
ストパターンデータや基板220の配線パターンデータ
等の入力を行うために用いられる。表示装置238は、
テスト結果の表示を行う。制御装置234は、例えばプ
ローバーに接続された、又はプローバーに内蔵されたコ
ンピュータである。
【0042】図4は、本実施の形態に係る回路試験方法
を適用した回路装置の一例を示す模式的な回路構成図で
ある。図に示す構成でのFPGA242a〜242d
は、実施の形態1で説明したように、原回路の演算論理
が、入出力端子206と試験対象素子244との間の信
号をスルーパスするような論理に書き換えられたもので
ある。
【0043】本実施の形態が上記実施の形態1と異なる
のは、試験対象素子244が入出力端子206に通じて
いない信号端子246a、246bを有している点にあ
る。つまり、これらの信号端子246a、246bに
は、基板220の配線248a、248bを介して素子
250a、250bが接続されているが、これらの素子
250a、250bは、入出力端子206に接続されて
いない。そのため、入出力端子206を介したテストパ
ターンの入出力では、配線248a、248bの断線や
当該配線と信号端子246a、246bとの接触不良を
検出することができない。
【0044】本実施の形態では、このような信号端子2
46a、246bに関わる故障検出をも行うため、2つ
のプローブ針230をそれぞれ配線248a、248b
に移動させ、これら配線にコンタクトさせる。なお、プ
ローブ針230は必ずしもこのような場合のみだけでな
く、入出力端子206からの信号の入出力が可能な試験
対象素子244の信号端子に対しても用いることができ
る。例えば、設計上は入出力端子206からの入出力が
可能であっても、試験対象素子244の周辺の素子、図
に示す例ではFPGA242a〜242dに関する故障
等があり、実際には入出力端子206からの入出力が困
難となっているような場合に、プローブ針230を用い
てその故障箇所を回避した試験を行うことができる。
【0045】図5は、本実施の形態の試験方法の処理の
流れを示すフロー図である。まず、制御装置234は、
FPGA242a〜242dに書き込まれた原回路を試
験回路に書き換える(S300〜S304)。試験回路
は基本的に、実施の形態1で説明したように、信号のス
ルーパスを行うように構成される。制御装置234は、
基板220の配線パターン情報や、すでに行われた試験
により得られた故障箇所情報に基づいて、プローブ針2
30をコンタクトさせる位置を決定する。そしてこの決
定された位置へ、プローブ移動装置232を制御してプ
ローブ針230の位置を変更する(S306)。
【0046】さらに制御装置234は、このように構成
された試験回路に対してテストパターンを生成する(S
308)。ここでは、既検出の故障箇所を考慮してプロ
ーブ針230の配置を決定することにより試験回路が定
められるので、一般にテストパターンも、既得の試験結
果に応じて変更される。
【0047】ここでテストパターンは、試験回路への入
力のパターンと、それに対してシミュレートされた出力
のパターンとから構成される。制御装置234は、入力
のパターンを試験回路に入力し、それに対する出力を、
テストパターンに含まれる出力のパターンと比較する
(S310)。
【0048】比較の結果が不一致の場合は、故障が存在
する可能性が示されたことになるので、その故障箇所の
特定を行う(S312)。故障箇所を特定できない場合
には、制御装置234は、さらにその絞り込みを行うこ
とができるようなテストパターンを生成したり、プロー
ブ針230の配置を変更したりして、処理S308又は
S306に戻り、故障箇所の特定を試みる。
【0049】試験はさまざまな箇所について行われる。
予定された箇所についての試験が残っている場合には
(S314)、試験回路を変更して(S316)処理S
304に戻り試験を続行する。全ての試験箇所について
の試験が終了した場合には、回路試験処理を終了する
(S318)。
【0050】[実施の形態3]図6は、第3の実施の形
態に係る回路試験方法を適用した回路装置の一例を示す
模式的な回路構成図である。図に示す構成でのFPGA
332a〜332dは、基本的には実施の形態1で説明
したように、原回路の演算論理が、入出力端子206と
試験対象素子244との間の信号をスルーパスするよう
な論理に書き換えられたものである。但し、本実施の形
態では、試験対象素子334の信号端子の全てに対し
て、入出力端子206との間で信号をスルーパスさせる
回路をFPGA332a〜332dに書き込むわけでは
ない点で、第1の実施の形態と相違する。つまり、試験
対象素子334の信号端子の一部に対しては、FPGA
332a〜332d内にスキャンレジスタ(境界スキャ
ンレジスタ)を構成する。図に示す例では、試験対象素
子334の信号端子336a、336bに対して、それ
ぞれスキャンレジスタ338a、338bがFPGA3
32b、332dに書き込まれる。
【0051】例えば、FPGA332a〜332dの信
号端子のうち、コネクタ208に接続されている本数
が、試験対象素子334の信号端子の数より少ないよう
な場合、コネクタ208に用意される入出力端子206
のみでは、試験対象素子334の全信号端子を独立に制
御することができない。
【0052】このような場合、実施の形態2のようにプ
ローブ針230を備えたプローバーでは、入出力端子2
06が不足する分は、プローブ針230で補って回路試
験を行うこともできる。しかし、プローブ針230を基
板220に立てるための機構を有していない試験装置で
は、それは不可能である。また、プローブ針230の位
置を自動制御するためのプローブ移動装置232及び制
御装置234を有していない装置では、プローブ針23
0を手動で調整しなければならず、これは多数のテスト
パターンによる試験において現実的な困難をもたらす。
【0053】本実施の形態の回路試験方法は、これらプ
ローブ針230を用いた試験を行うことができないよう
な試験装置に適用可能な方法である。つまり、FPGA
332a〜332d内に、入出力端子206が不足する
分に応じた数のスキャンレジスタを構成し、それらをチ
ェーン状に接続する。チェーンは1つの場合もあるし、
複数の場合もある。スキャンレジスタと基板220外の
制御装置との間の入出力のために、各チェーン端に通常
それぞれ一つの入出力端子206が割り当てられる。こ
のチェーン端の入出力端子206から、そのチェーン上
のスキャンレジスタに一つずつデータが設定される。設
定されたデータは、そのチェーン端の入出力端子からの
制御信号によって一斉に試験対象素子334へ出力され
る。また、試験対象素子334からスキャンレジスタに
設定されたデータは、そのチェーン端の入出力端子20
6から一つずつ読み出すことができる。このように各ス
キャンレジスタへのデータの設定、読み出しはスキャン
レジスタの数より少ない入出力端子で制御することがで
き、上記入出力端子206の不足という問題を、プロー
ブ針230やその移動装置を用いることなく回避するこ
とができる。
【0054】[実施の形態4]本実施の形態は、上記実
施の形態3と同様の場合に適用される回路試験方法であ
る。つまり、本方法は、入出力端子206の本数が不足
する場合に、スキャンレジスタを用いてその不足を補う
方法の一つである。図7、図8は本実施の形態と実施の
形態3との差異を説明するための模式図である。図7
は、実施の形態3での試験対象素子からの出力とスキャ
ンレジスタの対応関係を示す模式図である。図におい
て、試験対象素子からの出力350a〜350dに対し
てはそれぞれ別個のスキャンレジスタ352a〜352
dが設けられるのが、実施の形態3で説明した形態であ
った。
【0055】これに対して、図8は本実施の形態での試
験対象素子からの出力とスキャンレジスタの対応関係を
示す模式図である。本実施の形態では、試験対象素子か
らの出力350a〜350dはそれぞれ、まずコーダ3
54に入力される。コーダ354は、入力された出力3
50a〜350dを一つの符号化データに統合して出力
する。このコーダ354に対して、スキャンレジスタ3
56は一つだけ用意され、コーダ354から出力される
符号化データ358を格納する。基板からはこの符号化
データが読み出される。
【0056】これらコーダ354とスキャンレジスタ3
56は試験対象素子の周辺のFPGA内の演算論理を書
き換えて構成される。このような書き換えを行うことに
より、スキャンレジスタの個数を減少することができ
る。
【0057】上述したのは、試験対象素子の出力側での
例であるが、同様に試験対象素子の入力側においても類
似のことを行うことができる。この場合には、試験対象
素子への入力が通過する周辺FPGA内に、複数の入力
データを統合した符号化データを格納するスキャンレジ
スタとこれに対応したデコーダとが構成される。そし
て、基板の入出力端子からは符号化データが入力され、
これはスキャンレジスタに格納される。そして試験開始
のトリガ制御信号を受けてデコーダに読み出され、この
デコーダで、試験対象素子の複数の信号端子への入力デ
ータにデコードされ、これが試験対象素子に入力され
る。
【0058】これにより、やはり、入力データを保持す
るためのスキャンレジスタの個数を減少することができ
る。
【0059】このようにデコーダ、コーダを用いてスキ
ャンレジスタを減少することにより、スキャンレジスタ
へのデータの格納や逆に読み出しの動作のオーバーヘッ
ドを軽減することができる。
【0060】[実施の形態5]本実施の形態は、上記実
施の形態3と同様の場合に適用される回路試験方法であ
る。つまり、本方法は、入出力端子206の本数が不足
する場合に、スキャンレジスタを用いてその不足を補う
方法の一つである。図9は本実施の形態での試験対象素
子からの出力とスキャンレジスタの対応関係を示す模式
図である。これに対応する実施の形態3での図は、上記
実施の形態4で用いた図7である。ここでは、図7を援
用しつつ、説明を行う。
【0061】本実施の形態では、試験対象素子からの出
力350a〜350dはそれぞれ、まずセレクタ370
に入力される。セレクタ370は、制御信号372a、
372bにより入力信号のうちの一つを選択して出力す
る。このセレクタ370に対して、スキャンレジスタ3
74は一つだけ用意され、セレクタ370からの出力さ
れるデータ376を格納する。スキャンレジスタ374
に対して読み出し動作を行うことにより、基板からはこ
のデータ376が読み出される。
【0062】これらセレクタ370とスキャンレジスタ
374は試験対象素子の周辺のFPGA内の演算論理を
書き換えて構成される。このような書き換えを行うこと
により、スキャンレジスタの個数を減少することができ
る。なお、セレクタ370に入力される4つのデータそ
れぞれを読み出すには、同じ入力データのテストパター
ンを用いて4回試験を行えばよい。これにより、試験に
要する時間すなわちクロック数は4倍になるが、逆にス
キャンレジスタからの読み出し動作は単純化され、その
オーバーヘッドが減少する。
【0063】上述したのは、試験対象素子の出力側での
例であるが、同様に試験対象素子の入力側においても類
似のことを行うことができる。この場合には、試験対象
素子への入力が通過する周辺FPGA内に、一つの入力
データを格納するスキャンレジスタとこれに対応したセ
レクタとが構成される。セレクタは、その切り換えを行
う制御信号に応じて、スキャンレジスタから読み出した
データの出力先となる試験対象素子の信号端子を切り換
える。
【0064】これにより、やはり、入力データを保持す
るためのスキャンレジスタの個数を減少することができ
る。
【0065】このようにセレクタを用いてスキャンレジ
スタを減少することにより、スキャンレジスタへのデー
タの格納や逆に読み出しの動作のオーバーヘッドを軽減
することができる。
【0066】[実施の形態6]図10、図11は、それ
ぞれ本発明の第6の実施の形態である回路試験方法を説
明するためのFPGAの接続例を示す模式図である。
【0067】図において左側が基板の入出力端子に近い
側である。また、図に示す例では入出力端子に近いFP
GA400とその後段に位置するFPGA402とが接
続されている。まず、FPGA400の信号端子のうち
基板の入出力端子につながる2つの信号端子404a、
404b間で折り返し接続がされるように、FPGA4
00の演算論理を書き換える(図10(a))。この状
態で、基板の入出力端子につながる信号端子404a〜
404c等にテストパターンを与える。これにより特に
信号端子404a、404bを中心としたFPGAの信
号端子に係わる故障の有無が検知される。
【0068】その故障とは、例えば、FPGA内部の故
障も含まれるが、むしろFPGA400を基板に搭載す
る際に発生し得るオープン故障、ショート故障であるこ
とが多いと思われる。もし、図10(a)に示す接続に
おいて故障がなければ、信号端子404a−404b間
は導通し、その他の信号端子404a−404c間や4
04b−404c間は非導通となるはずである。従っ
て、信号端子404a−404b間が非道通の場合に
は、信号端子404a又は404bのいずれかに関して
基板と端子との接触不良等のオープン故障があることが
推定される。しかし、そのどちらの端子に関係するかま
では、この接続パターンだけでは特定できない。また、
信号端子404a−404c間が導通状態となる場合に
は、これらの端子間又はそれらに関係する配線間にショ
ート故障がある可能性が示される。しかし、信号端子4
04aと404bとがFPGA内で接続されているた
め、この場合には通常、信号端子404b−404c間
も期待に反して導通状態となるはずである。よって、や
はりこの接続パターンだけでは、信号端子404a−4
04c間と信号端子404b−404c間のどちらにシ
ョート故障の原因があるのかまでは特定できない。
【0069】本実施の形態に係る回路試験方法の特徴
は、さらにFPGA内の接続パターンを変えて、上述し
たような故障の原因箇所を特定する点にある。図10
(b)、(c)は故障箇所の特定を行う回路試験手続を
説明する図である。
【0070】図10(b)は、信号端子404a、40
4c間で折り返し接続がされるように、FPGA400
の演算論理を書き換えた状態を示している。また図10
(c)は、信号端子404b、404c間で折り返し接
続がされるように、FPGA400の演算論理を書き換
えた状態を示している。それぞれこの状態で、信号端子
404a〜404c等にテストパターンが与えられる。
【0071】例えば、図10(a)に示す試験で信号端
子404a−404b間でオープン故障が検知された場
合には、図10(b)での信号端子404a−404c
間、図10(c)での信号端子404b−404c間の
いずれかでオープン故障が検知されることが予想され
る。もし、信号端子404a−404c間でそれが検知
されたならば、そのオープン故障は信号端子404aに
関係するものであると特定される。一方、信号端子40
4b−404c間で検知されたならば、信号端子404
bに関係するものと特定される。
【0072】また、図10(a)に示す試験で信号端子
404a−404c間が導通状態となる場合について
も、図10(b)、(c)に示す異なる接続パターンで
の様々な信号端子間での導通/非導通の情報からショー
ト故障の箇所が特定される。
【0073】このようにして、入出力端子とそれに直接
接続されるFPGA400との間でのオープン故障やシ
ョート故障が特定される。その上で本回路試験方法は、
FPGA400とその後段に位置するFPGA402と
の間でのオープン故障やショート故障の特定する回路試
験を行う。図11(a)〜(c)は、その方法を説明す
る模式図である。ここでは、FPGA400での回路試
験では、故障はなかった例を示している。その場合、F
PGA400の入出力端子側の信号端子とFPGA40
2側の信号端子との間にスルーパスが形成される。これ
により入出力端子からFPGA402に直接、テストパ
ターンを供給することができ、そのテストパターンを用
いて、FPGA400について行ったと同様の回路試験
が行われる。
【0074】以下、同様にして、対象を配線上、入出力
端子から遠いFPGAへ順次、進めることができ、基板
上の広範な部分に対してこの回路試験を行うことができ
る。
【0075】図12は、本実施の形態の試験方法の処理
の流れを示すフロー図である。まず、この回路試験を行
う回路試験装置の制御装置は、例えば図10、図11に
示すFPGA400、402に書き込まれた原回路を書
き換え、折り返し接続を含んだ試験回路を構成する(S
500〜S504)。
【0076】さらに制御装置は、このように構成された
試験回路に対して入力されるテストパターンを生成する
(S506)。また、テストパターンに対する出力パタ
ーンを生成し、これと実際の出力とを比較して、両者が
相違する場合には、故障箇所の特定を試みる(S50
8、S510)。
【0077】故障箇所が特定されていない場合には(S
512)、さらに別の接続パターンへの回路変更やテス
トパターンの変更を行って(S514)、処理S504
からの処理を繰り返す。故障箇所が特定され、さらに他
の予定された箇所についての試験が残っている場合には
(S516)、試験回路を変更して(S518)、処理
S504に戻り試験を続行する。全ての試験箇所につい
ての試験が終了した場合には、回路試験処理を終了する
(S520)。
【0078】
【発明の効果】第1の発明によれば、試験対象素子の周
辺のプログラマブル論理素子にスルーパスが形成され、
回路装置の入出力端子と試験対象素子との間の信号に対
して透過が図られる。これにより、試験対象となる回路
構成を単純化することができるので、テストパターンの
種類が削減され、回路試験が簡単になるという効果が得
られる。また、試験にプローブ針やプローブカードとい
った治具、それらの移動手段等を必要としないので、試
験自体が簡単に行えるようになるとともに、試験装置の
構成が簡単となり低い経費での回路試験が可能となると
いう効果も得られる。
【0079】第2の発明によれば、試験対象素子の信号
端子のうち入出力端子との間で直接信号を伝達できない
ものについては、プローブ針を用いて、試験対象素子と
の信号の伝達が行われる。これにより、プローブ針の使
用本数が減少し、それらの相互位置の調整が容易となっ
たり、その移動装置の構成が容易となるという効果が得
られる。また、プローブカードを作成する場合において
も、それに取り付けられるプローブ針の本数が少ないこ
とにより、低価格での作成が可能となり、回路試験を容
易に行えるようになるという効果が得られる。
【0080】第3の発明によれば、試験対象素子への入
力データ、又はそれからの出力データを一時保持するス
キャンレジスタが、試験対象素子周辺のプログラマブル
論理素子に構成される。1つのプログラマブル論理素子
内に設けられる複数のスキャンレジスタはチェーン状に
接続され、それらへのデータの設定、又は読み出しには
レジスタ数より少ない数の信号端子しか必要としない。
これにより、例えば、回路装置への入出力端子が、試験
対象素子の信号端子より少ない場合等においても、試験
対象素子の各信号端子に独立の信号を供給したり、逆に
試験対象素子の各信号端子からの独立の信号を読み出す
ことが可能になるという効果が得られる。
【0081】第4の発明によれば、1つのスキャンレジ
スタに対して、プログラマブル論理素子内にデコーダ、
コーダが設けられる。デコーダはスキャンレジスタに格
納される複数の入力データを符号化した符号化データを
デコードし、試験対象素子の対応する各信号端子へ出力
し、コーダは試験対象素子からの複数の出力データを符
号化してスキャンレジスタに格納する。これにより、ス
キャンレジスタの数を減少させることができ、プログラ
マブル論理素子内に構成されるこれらスキャンレジスタ
に関するデータの入出力処理のオーバーヘッドが低減す
るという効果が得られる。
【0082】第5の発明によれば、1つのスキャンレジ
スタに対して、プログラマブル論理素子内にセレクタが
設けられる。スキャンレジスタに保持されたデータは、
セレクタによりその複数の出力端にそれぞれ接続され
た、試験対象素子の信号端子のうちの一つに供給され
る。または試験対象素子からの複数の出力データのうち
の一つがセレクタにより選択され、そのデータがスキャ
ンレジスタに格納される。これにより、スキャンレジス
タの数を減少させることができ、プログラマブル論理素
子内に構成されるこれらスキャンレジスタに関するデー
タの入出力処理のオーバーヘッドが低減するという効果
が得られる。
【0083】第6の発明によれば、プログラマブル論理
素子の演算論理を書き換えて、その2信号端子の間を折
り返し接続する。折り返し接続箇所を変える等により、
当該2信号端子のいずれにオープン故障、ショート故障
があるのかまで故障箇所を特定することができるという
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施の形態に係るFPGAを含んだ回
路装置の原回路の一例を示す模式的な回路構成図であ
る。
【図2】 第1の実施の形態に係る回路試験方法を適用
した回路装置の一例を示す模式的な回路構成図である。
【図3】 第2の実施の形態に係る試験装置の概略の構
成を示す模式図である。
【図4】 第2の実施の形態に係る回路試験方法を適用
した回路装置の一例を示す模式的な回路構成図である。
【図5】 第2の実施の形態の試験方法の処理の流れを
示すフロー図である。
【図6】 第3の実施の形態に係る回路試験方法を適用
した回路装置の一例を示す模式的な回路構成図である。
【図7】 第3の実施の形態での試験対象素子からの出
力とスキャンレジスタの対応関係を示す模式図である。
【図8】 第4の実施の形態での試験対象素子からの出
力とスキャンレジスタの対応関係を示す模式図である。
【図9】 第5の実施の形態での試験対象素子からの出
力とスキャンレジスタの対応関係を示す模式図である。
【図10】 第6の実施の形態である回路試験方法を説
明するためのFPGAの接続例を示す模式図である。
【図11】 第6の実施の形態である回路試験方法を説
明するためのFPGAの接続例を示す模式図である。
【図12】 第6の実施の形態の試験方法の処理の流れ
を示すフロー図である。
【図13】 FPGAデバイスの内部を構成する基本論
理ブロックの一般的なブロック構成図である。
【図14】 基本論理ブロックが9個含まれて構成され
るFPGAの一例の概略の回路構成図である。
【図15】 スキャンレジスタが内蔵されたFPGAの
一例の概略の回路構成図である。
【図16】 第1の従来技術の回路試験方法の手順を示
すフロー図である。
【図17】 第2の従来技術の導通試験方式を説明する
伝送システムの概略の構成図である。
【図18】 第2の従来技術の導通試験方式を説明する
伝送システムの概略の構成図である。
【符号の説明】
200 回路装置、202,242,332,400,
402 FPGA、204,244,334 試験対象
素子、206 入出力端子、208 コネクタ、220
基板、222 素子、230 プローブ針、232
プローブ移動装置、234 制御装置、352,35
6,374 スキャンレジスタ、354コーダ、370
セレクタ。
フロントページの続き (72)発明者 千葉 一雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からのアクセスによりその内部の演
    算論理を書き換え可能なプログラマブル論理素子を含ん
    で構成される回路装置を試験する回路試験方法であっ
    て、 前記回路装置に含まれる試験対象素子の試験を行う際
    に、当該試験対象素子と前記回路装置の入出力端子との
    間に介在する前記プログラマブル論理素子の前記演算論
    理を書き換えて、当該プログラマブル論理素子内に前記
    試験対象素子と前記入出力端子との間の信号を透過させ
    るスルーパスを形成することを特徴とする回路装置の試
    験方法。
  2. 【請求項2】 前記回路装置を試験する試験装置が、前
    記回路装置の基板配線にプローブ針を接触させプロービ
    ングによる回路試験を行うことができ、前記プロービン
    グを制御するプローブ制御部を備えた装置であり、 前記試験対象素子の信号端子のうち前記回路装置の前記
    入出力端子との間で直接、前記信号を伝達できないもの
    については、前記プローブ制御部が、前記スルーパスの
    形成情報及び前記回路装置の基板配線情報に基づいて、
    当該信号端子につながる前記基板配線に前記プローブ針
    を接触させ、前記回路装置の前記入出力端子及び前記プ
    ローブ針と前記試験対象素子との間で前記信号を伝達さ
    せて前記試験対象素子の前記回路試験を行うことを特徴
    とする請求項1記載の回路装置の試験方法。
  3. 【請求項3】 前記試験対象素子の信号端子の少なくと
    も一部に関して、当該信号端子と前記回路装置の前記入
    出力端子との間に介在する前記プログラマブル論理素子
    のうち、信号経路上、当該信号端子に最も近い近傍プロ
    グラマブル論理素子を選択し、 前記近傍プログラマブル論理素子の前記演算論理を書き
    換えて、当該近傍プログラマブル論理素子内に、前記入
    出力端子から当該信号端子への入力データ又は当該信号
    端子から前記入出力端子への出力データを一時保持する
    スキャンレジスタを構成すること、 を特徴とする請求項1記載の回路装置の試験方法。
  4. 【請求項4】 前記回路装置に含まれる試験対象素子の
    試験を行う際に、前記プログラマブル論理素子には、前
    記入力データを一時保持する前記スキャンレジスタの後
    段に複数の前記信号端子に対応してその出力を振り分け
    可能なデコーダが形成され、 前記スキャンレジスタには複数の前記入力データが一つ
    にまとめられた符号化データが前記入出力端子から入力
    されて格納され、 前記デコーダは、前記符号化データを読み出し、複数の
    前記入力データを復元し、それら前記入力データをそれ
    ぞれ対応する前記信号端子へ向けて出力すること、 を特徴とする請求項3記載の回路装置の試験方法。
  5. 【請求項5】 前記回路装置に含まれる試験対象素子の
    試験を行う際に、前記プログラマブル論理素子には、前
    記出力データを一時保持する前記スキャンレジスタの前
    段に複数の前記信号端子に対応する前記出力データを受
    け付け可能なコーダが形成され、 前記コーダは受け付けた複数の前記出力データを一つの
    符号化データに統合し、 前記スキャンレジスタは、前記符号化データを一時保持
    すること、 を特徴とする請求項3記載の回路装置の試験方法。
  6. 【請求項6】 前記回路装置に含まれる試験対象素子の
    試験を行う際に、前記プログラマブル論理素子には、前
    記入力データを一時保持する前記スキャンレジスタの後
    段に、前記信号端子にそれぞれ対応した複数の出力線の
    一つを選択するセレクタが形成され、 前記セレクタは、選択した前記出力線に前記スキャンレ
    ジスタから読み出した前記入力データを出力すること、 を特徴とする請求項3記載の回路装置の試験方法。
  7. 【請求項7】 前記回路装置に含まれる試験対象素子の
    試験を行う際に、前記プログラマブル論理素子には、前
    記出力データを一時保持する前記スキャンレジスタの前
    段に、前記信号端子にそれぞれ対応した複数の入力線の
    一つを選択するセレクタが形成され、 前記セレクタは、選択した前記入力線から得られる前記
    出力データを前記スキャンレジスタに出力すること、 を特徴とする請求項3記載の回路装置の試験方法。
  8. 【請求項8】 外部からのアクセスによりその内部の演
    算論理を書き換え可能なプログラマブル論理素子を含ん
    で構成される回路装置を試験する回路試験方法であっ
    て、 前記プログラマブル論理素子の2つの信号端子を選択し
    て、当該プログラマブル論理素子の前記演算論理を書き
    換えて当該2信号端子間を接続し、 当該2信号端子間での信号の導通の有無に基づいて、当
    該2信号端子に関わる基板配線の不良を検知し、 前記2信号端子の一方と当該2信号端子以外の前記信号
    端子とからなる2信号端子の組合せを生成し、前記プロ
    グラマブル論理素子の前記演算論理を書き換えて当該2
    信号端子間を接続し、 当該2信号端子間での信号の導通の有無に基づいて、い
    ずれの信号端子に関わる基板配線が不良であるかを特定
    すること、 を特徴とする回路装置の試験方法。
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