JPH11235230A - 化粧用筆毛およびその製造方法 - Google Patents

化粧用筆毛およびその製造方法

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JPH11235230A JP3938798A JP3938798A JPH11235230A JP H11235230 A JPH11235230 A JP H11235230A JP 3938798 A JP3938798 A JP 3938798A JP 3938798 A JP3938798 A JP 3938798A JP H11235230 A JPH11235230 A JP H11235230A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 束ねて化粧用筆あるいは化粧用刷毛とし
たときに塗布部の先端部分が広がった状態となり、粉末
状化粧料を塗布するのに適した状態となるような合成繊
維製の化粧用筆毛およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 合成繊維、特にポリエチレンテレフタレ
ート(PET)またはポリブチレンテレフタレート(P
BT)を用いて毛先を細く尖った状態にするとともに、
天然の獣毛と同じように僅かな捲縮を有するものとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧用塗布具、特
に化粧用筆または化粧用刷毛に使用する筆毛に関するも
のである。特に、粉末状化粧料を塗布するのに適した化
粧用筆または化粧用刷毛に使用する筆毛に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧用塗布具としては筆状のもの
或いは刷毛状のものが使用されている。これらの塗布部
となる筆毛は天然の獣毛を使ったものや合成繊維のもの
を使用したものがある。天然の獣毛の化粧用筆毛は、例
えば山羊、馬、リス、鼬、豚、セーブル等の動物の毛を
利用するものが殆どであった。また、海外では大型の化
粧用筆が極めて多く使用されているが、これには微妙な
捲縮を持った山羊毛や馬毛が多く使用されている。
【0003】これら動物の毛は微妙に捲縮しているた
め、筆毛を束ねた状態では筆先が広がった状態となり、
粉末状化粧料を塗布するのに適している。特に頬紅や、
粉末状化粧料のシャドー類などをぼかした状態で塗布す
るのに適している。
【0004】一方、合成繊維の筆毛は合成繊維が直線状
であるので、この筆毛を束ねたときも筆先は広がらずに
ストレートな状態である。このため、アイライナーや口
紅等の固形状、練状または液状の化粧料を塗布するのに
適している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】化粧料をぼかして描く
ための化粧用筆や化粧用刷毛では筆毛が大量に使用され
る。しかし、天然の獣毛の化粧用筆毛は供給に限りがあ
るため、その代替可能な合成繊維の筆毛の開発が望まれ
ている。従来、使用されている合成繊維からなる化粧用
筆毛は、化粧料をぼかして描くための化粧用筆や化粧用
刷毛の筆毛には向いていないものであった。
【0006】すなわち、従来の合成繊維を用いた化粧用
筆毛は束ねて化粧用筆または化粧用刷毛とした場合、束
ねた筆毛の先端部が広がらないので、粉末状化粧料を塗
布するには適していない。特に、化粧料をぼかした状態
で皮膚に塗布することが必要な、頬紅、シャドー類、ハ
イライトやパール感などを得るための化粧料を塗布する
のには、従来の合成繊維を用いた化粧用筆毛で作られた
化粧用具は適していないものであった。
【0007】
【発明の目的】本発明は、束ねて化粧用筆あるいは化粧
用刷毛としたときに塗布部の先端部分が広がった状態と
なり、粉末状化粧料を塗布するのに適した状態となるよ
うな合成繊維製の化粧用筆毛を提供することを目的とす
るものである。また、本発明はこのような合成繊維製の
化粧用筆毛の製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するするための手段】本発明においては、
合成繊維からなる化粧用筆毛であって、該筆毛は波型に
捲縮しており、その一端が尖った状態であることを特徴
とする化粧用筆毛により上記の目的を達成する。本発明
の化粧用筆毛に用いる合成繊維としては、ポリエチレン
テレフタレート繊維またはポリブチレンテレフタレート
繊維が好ましく、その直径が0.02mm以上で長さが2
5mm以上であることが好ましい。この化粧用筆毛は好ま
しくは波長が10mm以下の波型に捲縮している。このよ
うにして得られた化粧用筆毛を用いて化粧用筆または化
粧用刷毛とすることができる。
【0009】すなわち、本発明に係る化粧用筆毛におい
ては、合成繊維、特にポリエチレンテレフタレート(P
ET)またはポリブチレンテレフタレート(PBT)を
用いて毛先を細く尖った状態にするとともに、天然の獣
毛と同じように僅かな捲縮を有するものとしているの
で、束ねて化粧用筆あるいは化粧用刷毛としたときに塗
布部の先端部分が広がった状態となり、粉末状化粧料を
塗布するのに適した状態となる。
【0010】また、本発明は、ポリエチレンテレフタレ
ートまたはポリブチレンテレフタレートからなる直径
0.02mm以上の太さの繊維を2本以上撚り合わせ、ま
たは該繊維と他の繊維とを撚り合わせて、加熱セット
し、該加熱セットした繊維を長さ25mm以上に切断し、
その一端を尖らせることを特徴とする化粧用筆毛の製造
方法を提供する。この場合に、切断した繊維を加水分解
液にその一端から中央部付近まで浸漬し、その後徐々に
引き上げながら繊維を加水分解させて溶解することによ
り一端を尖った構造にすることが好ましい。なお、ポリ
エチレンテレフタレートまたはポリブチレンテレフタレ
ート繊維と他の繊維とを撚り合わせた場合には、一端を
尖った構造にした後、他の繊維を分離除去することが好
ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の化粧用筆毛の材料として
は、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチ
レンテレフタレート(PBT)からなり、直径0.02
mm〜0.2mm、好ましくは、直径0.05mm〜0.2mm
の繊維を用いる。
【0012】本発明の化粧用筆毛は山羊毛や馬毛に見ら
れるように直線状でなく、繊維の長さ方向に0.2mm〜
10mm、好ましくは0.5mm〜5mm波長で波打っている
形状に捲縮されている。筆毛の長さは25mm以上で、通
常は100mm以下であり、繊維の一端が尖った形のテー
パードブリッスルとなっている。ここで、波長とは捲縮
した繊維における長さ方向に隣接する捲縮の対応する位
置間の距離、例えば隣接する山の頂点と隣りの山の頂点
との間の距離をいう。
【0013】本発明の化粧用筆毛に用いる合成繊維は、
その断面構造が丸断面であってもよく、或いは丸断面以
外であってもよい。丸断面以外のうち、特に、繊維の長
さ方向に微細な縦溝があるような構造であると、丸断面
よりも粉末化粧料の含みを増すことができ、好ましい。
【0014】本発明の化粧用筆毛は次のようにして製造
する。図1(a)または図2(b)に示すように、直径
が0.02mm〜0.2mm太さのポリエチレンテレフタレ
ート(PET)またはポリブチレンテレフタレート(P
BT)の繊維11を2本以上を撚り合せる(図1は2
本、図2は3本の繊維を撚り合せたものを示す)。撚数
は100T/m以上、好ましくは300T/m以上、更
に好ましくは500〜600T/mである。また、もっ
と強撚であってもよい。
【0015】次に、この撚り合せた繊維1を融点以下の
温度で加熱し、熱セットする。熱セットの時間は温度に
よるが数分間、例えば185℃で5分間、程度である。
そして加熱セットした繊維1を長さ25mm以上、好まし
くは50〜100mm程度に切断する。この切断した繊維
1を図3に示すように、ほぼ一定の厚み(約3〜5mm)
で並べて、それらの一端をステンレススチール角材(ク
リップ)2に挟む。
【0016】このように繊維束とした繊維1を、強いア
ルカリ溶液(例えばカセイソーダ)に加水分解促進用の
触媒を添加し、一定温度条件に保った加水分解溶液3に
その一端から中央部付近まで浸漬する。そして、繊維束
1を徐々に引き上げる。引き上げ速度は触媒の量にもよ
るが、例えば溶液の温度が80℃であれば、約3〜6時
間かけながら、ゆっくりと引き上げる。また、繊維の太
さや触媒の量により1時間半程度で引き上げるようにす
ることもできる。この際、加水分解溶液3に浸漬してい
る繊維1の部分は加水分解されて表面から溶解する。こ
のため、加水分解溶液3に浸漬している時間が長い程、
その繊維の部分は大きく溶解する。すなわち、繊維束の
自由端の先端部に向かう程、長時間加水分解溶液3に浸
漬しており、従って、繊維の先端が尖ったものとなる。
【0017】次いで、この繊維束を水洗し、乾燥する。
そして、繊維束を梳いて、撚り合せた繊維1を1本1本
の繊維11とする。このようにして、得られた繊維11
は熱セットされた撚りの跡が残り、図1(b)および図
2(b)にそれぞれ示したように波打った捲縮した状態
となる。
【0018】なお、前記説明では撚り合せた繊維1を1
本1本の繊維11に分離することを加水分解溶液3に浸
漬した後に行っているが、加水分解溶液3に浸漬する前
に予め繊維11を1本1本に分離することを行ってもよ
い。
【0019】そして、この捲縮した繊維を化粧用筆毛と
して用いる。すなわち、この繊維を束ねて、通常の化粧
用筆或は化粧用刷毛の塗布部とする。本発明の化粧用筆
或は化粧用刷毛では、天然の獣毛を用いた場合と同様
に、塗布部の先端部分が広がった状態となり、粉末状化
粧料を塗布するのに適している。
【0020】次に、前述した化粧用筆毛の製造方法とは
別の製造方法を説明する。
【0021】図4(a)および図5(a)に示すように
直径が0.02mm〜0.2mm太さのポリエチレンテレフ
タレート(PET)またはポリブチレンテレフタレート
(PBT)の繊維11を他の繊維12を撚り合せる。こ
の他の繊維12としては、ナイロン、レーヨン、アクリ
ル、綿、ガラス繊維等の加水分解し難い繊維であればよ
い。図4(a)および図5(a)に示した実施例では、
他の繊維12はポリエチレンテレフタレート(PET)
またはポリブチレンテレフタレート(PBT)の繊維1
1よりも細いものである。
【0022】この撚り合せた繊維1に前記実施例と同様
の処理を施す。すなわち、撚り合せた繊維1を加熱セッ
トし、この加熱セットした繊維を長さ25mm以上に切断
し、図3に示すように、均一な厚みに並べてクリップで
挟み、この繊維束の一端から中央部位まで加水分解溶液
に浸漬し、そして徐々に引き上げながら繊維11を加水
分解させて、繊維11を溶解させ、先端を尖ったものと
する。この場合、他の繊維12は加水分解しないもので
あるので、この他の繊維12と接触している繊維11の
部分は加水分解溶液の影響を受けず、または影響が少な
く、そのため、その部分は溶解されずに図4(b)およ
び図5(b)に示すように凸状に残る。その後、繊維束
を水洗、乾燥し、その後、繊維束を梳って繊維11と繊
維12との撚り合わせを解し、そして他の繊維12を分
離除去する。この製造方法によって得られる繊維11は
加熱セットされた撚の影響により波打つとともに、螺旋
状の凸条部がある先細りの形状となっている。
【0023】また、この製造方法において撚り合わせに
使用する他の繊維12の種類、太さ、撚数等を変化させ
ることにより捲縮の波の構造を種々作ることができる。
例えば、図4の実施例と図5の実施例とを比較すると、
繊維の太さ等は同じであるが、図5の実施例の方が撚数
が多いものであり、そのため外観が異なったものが得ら
れる。従って、種々の化粧料にマッチしたものを提供す
ることができるものである。次にその具体的な実施例を
示す。
【0024】
【実施例】〔実施例1〕ポリブチレンテレフタレート
(PBT)の直径0.07mmの太さの合成繊維3本を6
00回/mの回数撚り合せ、張力を2kg/本かけ、19
0℃で5分間加熱セットし、長さ50mmの長さに切断し
た。この加熱セットした繊維を3mm厚さに均一に広げて
繊維束とし、その一端をステンレススチール角材に挟
む。そして、苛性ソーダ15%o.w.f.の強いアル
カリ溶液に、加水分解促進用のカチオン活性剤のネオテ
ックスPAN{日華化学(株)の製品}を0.8%添加
した80℃の加水分解液に前記繊維束の一端を35mmま
で浸漬した。次いで、3時間かけて徐々に引き上げなが
らPBT繊維を加水分解させて一端を尖った形状とた。
次いで水洗乾燥して、繊維の撚り合せを梳って1本1本
の繊維にほぐして、図2(b)に示すような筆毛を製造
した。
【0025】この筆毛は捲縮は波長(捲縮の山と山との
間隔)が1.8mm程度のものであり、この筆毛を束ねる
と束の先端部は良好な広がりを持つものとなった。頬紅
のぼかし化粧を行ったところ、綺麗にぼかし化粧がで
き、化粧用塗布具として優れたものであった。
【0026】〔実施例2〕ポリブチレンテレフタレート
(PBT)の0.08mm直径の太さの繊維1本とナイロ
ンの繊維の15dtexの1本を400回/mの回数撚
り合せ、500g/本の張力をかけながら195℃で2
分間、加熱セットし、長さ50mmの長さに切断し、その
束を3mm厚さに均一に広げて長さ30cm長さのステンレ
ススチール角材に挟み、苛性ソーダ8%o.w.f.の
強いアルカリ溶液に、加水分解促進用のカチオン活性剤
のネオテックスPAN{日華化学(株)の製品}を0.
3%添加してなる加水分解液に一端から35mm浸漬し、
80℃で、3時間かけて徐々に引き上げながら一端を尖
った形状になるまで加水分解させて溶解し、次いで水洗
乾燥した後、梳って撚りを戻し、ナイロンの繊維を分離
し、図4に示すような筆毛とした。
【0027】この筆毛は波長が2.6mm程度の捲縮をも
ったものとなり、束ねると良好な広がりを持っており、
ぼかし化粧に優れた効果を発揮した。
【0028】〔実施例3〕捲縮の更に細かいものは、最
初の撚り回数を800回/m位にすれば図5に示すよう
に捲縮の波長が1.3mm程度となった。同様にぼかし化
粧に適した、優れた化粧用塗布具となった。
【0029】
【発明の効果】本発明の化粧用筆毛は波状に捲縮されて
いるため、束ねると筆先が広がった形状を持ち、また一
端が尖っているため、接触感は極めて柔らかな感触を与
え、ぼかしの化粧をするのに極めて優れた効果を発揮す
るものである。
【0030】本発明の製造方法によれば、ポリエチレン
テレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)のアルカリ溶液で加水分解する繊維を複数
本撚り合せ、または前記繊維とアルカリ溶液では加水分
解しない他の繊維とを撚り合わせ、加熱セットして捲縮
を固定している。従って、その後、加水分解溶液に浸漬
して、前記PET繊維またはPBT繊維の一端を尖るま
で溶解しても、捲縮はなくならない。本発明の方法によ
れば、PET繊維またはPBT繊維の太さ、他の繊維の
種類、太さ、撚数等を変化させることにより捲縮の波の
構造を種々作ることができる。従って、種々の化粧料に
マッチした化粧用筆毛を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧用筆毛の1実施例を示す斜視図で
ある。図1(a)は繊維を撚り合わせた状態を示し、図
1(b)は繊維の先端を尖らせ、撚り合せをほぐした状
態を示す。
【図2】本発明の化粧用筆毛の別の実施例を示す斜視図
である。図2(a)は繊維を撚り合わせた状態を示し、
図2(b)は繊維の先端を尖らせ、撚り合せをほぐした
状態を示す。
【図3】本発明の方法を実施する際の1工程における装
置の正面図である。
【図4】本発明の化粧用筆毛の更に別の実施例を示す斜
視図である。図4(a)は繊維を撚り合わせた状態を示
し、図4(b)は繊維の先端を尖らせ、撚り合せをほぐ
した状態を示す。
【図5】本発明の化粧用筆毛の別の実施例を示す斜視図
である。図5(a)は繊維を撚り合わせた状態を示し、
図5(b)は繊維の先端を尖らせ、撚り合せをほぐした
状態を示す。
【符号の説明】
1 撚り合せた繊維 11 加水分解性のある繊維 12 加水分解しない繊維 2 クリップ 3 加水分解溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久山 貞迪 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 中村物産株式会社淡路工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維からなる化粧用筆毛であって、
    該筆毛は波型に捲縮しており、その一端が尖った状態で
    あることを特徴とする化粧用筆毛。
  2. 【請求項2】 化粧用筆毛がポリエチレンテレフタレー
    ト繊維またはポリブチレンテレフタレート繊維からな
    り、該化粧用筆毛は波長が10mm以下の波型に捲縮して
    おり、その一端が尖った状態であることを特徴とする化
    粧用筆毛。
  3. 【請求項3】 化粧用筆毛がポリエチレンテレフタレー
    ト繊維またはポリブチレンテレフタレート繊維からな
    り、該化粧用筆毛は直径が0.02mm以上で長さが25
    mm以上であり、波長が10mm以下の波型に捲縮してお
    り、その一端が尖った状態であることを特徴とする化粧
    用筆毛。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の化粧用筆毛を用いたことを特徴とする化粧用筆。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項3の何れか1項に
    記載の化粧用筆毛を用いたことを特徴とする化粧用刷
    毛。
  6. 【請求項6】 ポリエチレンテレフタレートまたはポリ
    ブチレンテレフタレートからなる直径0.02mm以上の
    太さの繊維を2本以上撚り合わせ、または該繊維と他の
    繊維とを撚り合わせて、加熱セットし、該加熱セットし
    た繊維を長さ25mm以上に切断し、その一端を尖らせる
    ことを特徴とする化粧用筆毛の製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリエチレンテレフタレートまたはポリ
    ブチレンテレフタレートからなる直径0.02mm以上の
    太さの繊維を2本以上撚り合わせて、加熱セットし、該
    加熱セットした繊維を長さ25mm以上に切断し、該切断
    した繊維を加水分解液にその一端から中央部付近まで浸
    漬し、その後徐々に引き上げながら繊維を加水分解させ
    て溶解することにより一端を尖った構造にすることを特
    徴とする化粧用筆毛の製造方法。
  8. 【請求項8】 ポリエチレンテレフタレートまたはポリ
    ブチレンテレフタレートからなる直径0.02mm以上の
    太さの繊維と、他の繊維とを撚り合わせて、加熱セット
    し、該加熱セットした繊維を長さ25mm以上に切断し、
    該切断した繊維を加水分解液にその一端から中央部付近
    まで浸漬し、その後徐々に引き上げながら繊維を加水分
    解させて溶解することによって一端を尖った構造にした
    後、他の繊維を分離除去することを特徴とする化粧用筆
    毛の製造方法。
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