JPH11234550A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JPH11234550A
JPH11234550A JP10048594A JP4859498A JPH11234550A JP H11234550 A JPH11234550 A JP H11234550A JP 10048594 A JP10048594 A JP 10048594A JP 4859498 A JP4859498 A JP 4859498A JP H11234550 A JPH11234550 A JP H11234550A
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英寿 福田
Minoru Kakinuma
実 柿沼
Osamu Inagaki
修 稲垣
Kuniaki Saito
邦昭 斎藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光量比の異なる2つの撮像信号を生成し合
成して広ダイナミックレンジ画像を得る機能を有する電
子カメラにおいて、閃光発光を併用した場合において
も、画面全体に亘って所定の露光量比となる2つの撮像
信号を容易に生成できるようにする。 【解決手段】 露光量比の異なる2つの撮像信号を、そ
れぞれ閃光発光を用いた2回の撮影により生成すると共
に、2回の撮影における閃光発光手段からの光以外の通
常光による露光比と、閃光発光手段からの光による発光
量比とを等しくなるように、撮像素子の電子シャッタと
遮光手段の少なくともいずれか一方と、閃光発光手段の
発光を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単一の撮像素子
から露光量の異なる複数の撮像信号を生成し合成するこ
とにより、広ダイナミックレンジ画像を得るようにした
電子カメラ(デジタルスチルカメラと呼ばれている)に
関し、特に閃光発光手段を併用した場合に高精度の広ダ
イナミックレンジ画像が得られるようにした電子カメラ
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレビカメラ、ビデオカメラ、
電子カメラ等の撮像装置においては、CCD撮像素子等
の固体撮像素子が用いられているが、固体撮像素子は高
輝度に対しては飽和しやすく、一方低輝度に対しては低
S/Nのため、銀塩写真フィルムに比べてダイナミック
レンジは極めて狭いという問題点がある。
【0003】従来、この問題点を解消するため、単一の
撮像素子から露光量の異なる2つの撮像信号を読み出
し、合成を行うことによって拡大されたダイナミックレ
ンジを有する画像を得る手法が提案されており、例えば
特開平4−207581号公報には、次のような構成の
ものが開示されている。
【0004】すなわち、光情報を光電変換する複数の受
光素子からなる受光部と、該受光部からの信号を転送す
る手段とを有する撮像素子を備え、前記受光部で第1露
光を行い、該第1露光による信号を前記転送手段に送っ
た後、直ちに前記第1露光より露光時間が長い第2露光
を開始し、前記第1露光による信号を撮像素子より出力
した後、前記第2露光による信号を前記転送手段に送
り、第2露光による信号を撮像素子より出力させるよう
にし、これにより第1露光による信号を撮像素子から出
力させる期間に、第2露光を行い、複数回の露光による
撮像時間のずれを小さくした2つの撮像信号を生成し、
これを合成して広ダイナミックレンジの合成画像を得る
ようにしたものが開示されている。また、この際、第1
露光時間を、受光部から転送手段へ露光による信号を送
る動作で制御し、すなわち電子シャッタ機能で制御し、
第2露光時間を撮像素子の露光時間を制御する遮光手段
で制御するようにし、第2露光時間を第1露光信号の転
送動作とは独立して制御できるようにしたものについて
も、開示がなされている。
【0005】また、特開昭62−108678号公報に
は、露光量の異なる2つの撮像信号を合成して広ダイナ
ミックレンジ画像を得る際に、一方の撮像信号は自然光
のみで撮影し、他方の撮像信号はストロボ光を用いて撮
影して生成し、これらの撮像信号を比較して大きい信号
部分を出力させ、合成画像を得るようにした手法が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被写体の輝
度が低レベルの場合、ストロボ光を併用して撮影が行わ
れるが、露光量の異なる2つの撮像信号を合成して広ダ
イナミックレンジの合成画像を形成する場合に、一方の
撮像信号は自然光のみで、他方の撮像信号はストロボ光
を併用して生成し、得られた2つの撮像信号を単に合成
しようとすると、ストロボ光はもともとばらつきが大き
いので、露光時間を定めて発光させても、2つの撮像信
号が予め定められた露光量比となるように高精度で対応
させることは困難である。また、ストロボ光を用いた場
合、画面内でストロボ光が当たった部分では、自然光の
みでの撮影による撮像信号に対して所定の露光量比の撮
像信号を得ることはできるが、ストロボ光が到達しない
部分では、自然光のみで撮影したときと同じ露光量の撮
像信号しか生成されず、所定の露光量比が得られないと
いう問題点がある。更には、自然光による撮像信号とス
トロボ光による撮像信号とを合成する場合、それぞれホ
ワイトバランスが異なる撮像信号なので、合成時には部
分的に色バランスがくずれてしまうという問題点があ
る。
【0007】本発明は、露光量の異なる2つの撮像信号
を生成し合成して広ダイナミックレンジ画像を得る機能
を有する電子カメラにおいて、閃光発光を用いた場合に
おける上記問題点を解消するためになされたもので、請
求項1記載の発明は、閃光発光を用いた場合においても
画面全体に亘って所定の露光量比となる撮像信号を容易
に生成することができ、また画面全体に亘って均一なホ
ワイトバランスのとれた広ダイナミックレンジの合成画
像が得られるようにした電子カメラを提供することを目
的とする。また請求項2記載の発明は、閃光発光を用い
た2回の撮影時において、通常光による露光が支配的な
領域と、閃光発光による露光が支配的な領域の露光量比
が変わらず、高画質の合成画像が得られるようにした電
子カメラを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、撮影対象である被写体の光
学像を結像する光学手段と、該光学手段で結像された被
写体像を撮影し光電変換することにより撮像信号を生成
する撮像手段と、被写体に対し光を照射する閃光発光手
段と、前記撮像手段における露光条件を特定する露光条
件特定手段と、該露光条件特定手段で特定された露光条
件により前記撮像手段で別々に2回撮影した2つの撮像
信号を合成する撮像信号合成手段と、前記2回の撮影の
際に各撮影に関する露光条件に連係して前記閃光発光手
段の発光を制御する閃光発光制御手段とを設けて電子カ
メラを構成するものである。このように2回の撮影時に
いずれも閃光発光を用いることにより、画面全体に亘っ
て通常光による露光量比と閃光発光による発光量比とを
同じにすることが可能となり、また合成画像におけるホ
ワイトバランスも容易に均一化することが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
子カメラにおいて、前記露光条件特定手段は、前記撮像
手段の光電荷蓄積を制御して露光量を任意に制御する電
子シャッタ手段、及び前記撮像手段の受光面を遮光する
遮光手段の少なくともいずれか一方を有し、前記2回の
撮影における前記閃光発光手段からの光以外の通常光に
よる露光量比と、前記閃光発光手段からの光による発光
量比とを等しくするように、前記電子シャッタ手段及び
前記遮光手段の少なくともいずれか一方と前記閃光発光
手段を制御することを特徴とするものである。このよう
に構成することにより、2つの撮像信号において、通常
光による露光が支配的な領域及び閃光発光手段の閃光発
光による露光が支配的な領域における露光量比を等しく
することができ、画質を向上させた合成画像を得ること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、実施の形態について説明す
る。まず、本発明を適用した電子カメラの第1の実施の
形態の全体構成を、図1に示すブロック構成図に基づい
て説明する。図1において、1は光信号を電気的な信号
に光電変換する単板カラーCCD撮像素子で、電子シャ
ッタ機能をもつものであり、該CCD撮像素子1には、
レンズ2及び絞り・シャッタ機構3を通って、被写体光
が入力されるようになっている。CCD撮像素子1の出
力は、相関二重サンプリング回路等でノイズを除去され
たのちアンプ4で増幅される。5はアナログデータであ
るアンプ4の出力をデジタルデータに変換するA/D変
換器で、6はCCD撮像素子1からの信号を映像データ
として処理するカメラ信号処理回路である。7は、本来
の撮影に先立ってCCD撮像素子1からの撮像信号等を
用いて、フォーカスを制御するAF(オートフォーカ
ス)情報を取り出すAF検波回路、露出を制御するAE
(オートアイリス)情報を取り出すAE検波回路及びホ
ワイトバランスを設定するAWB(オートホワイトバラ
ンス)情報を取り出すAWB検波回路であり、このA
F,AE,AWB検波回路7からの出力信号はCPU8
を介して、レンズ2へAF情報を、絞り・シャッタ機構
3へAE情報を、カメラ信号処理回路6へAWB情報を
与えるようになっている。
【0011】9はデータ量を圧縮処理する圧縮回路(J
PEG)で、該圧縮回路9で圧縮処理された画像データ
が、メモリカードI/F14を介してメモリカード15へ記
録されるようになっている。10はメモリコントローラ
で、11はDRAMであり、これらは映像データの色処理
等を行う際に作業用メモリとして用いられるものであ
る。12は表示回路で、13はLCD表示部であり、これら
はメモリカード15に記録されたデータを読み出し表示さ
せ、撮影状態の確認などに用いられる。16はメモリカー
ド15に記録されているデータをパソコン17へ転送するた
めに用いるパソコンI/Fである。なお、図1におい
て、18はCCD撮像素子1を駆動するタイミングパルス
を発生するタイミングジェネレータであり、CPU8の
制御にしたがってCCD撮像素子1を駆動するものであ
る。19はストロボ機構で、本来の撮影に先立って得られ
るAE情報により、CPU8を介して制御され、ストロ
ボ発光をする/しないの制御及びストロボ発光の光量制
御が行われる。20はCPUの入力キーで、各種撮影モー
ドの設定、トリガースイッチの駆動等が行えるようにな
っている。
【0012】次に、上記の構成の電子カメラの動作の概
要について説明する。CCD撮像素子1を用いて異なる
露光条件の2回の撮影により生成された撮像信号は、そ
れぞれA/D変換器5でデジタル信号に変換され、カメ
ラ信号処理回路6により所定の信号処理が行われたの
ち、一旦DRAM11に画像データとして記憶される。次
に、CPU8による制御に従って、上記2つの画像デー
タのうち露光量の少ない画像データからは被写体の高輝
度領域の画像データが選択され、露光量の多い画像デー
タからは被写体の低輝度領域の画像データが選択され、
該選択された両画像データを用いて所定の合成演算処理
が行われることにより、全体として広ダイナミックレン
ジの単一の合成画像データが得られる。該合成画像デー
タは圧縮回路9において圧縮処理され、メモリカード15
へ記録される。
【0013】次に、図1に示した第1の実施の形態にお
けるストロボ機構19の概略構成を図2に基づいて説明す
る。図2において、21はキセノン発光管、22は該キセノ
ン発光管21へ発光エネルギーを供給する発光制御回路、
23はキセノン発光管の発光エネルギーを蓄積する電荷蓄
積手段であり、該電荷蓄積手段23には電源25から充電回
路24を介して充電が行われるようになっている。そし
て、この充電回路24を介した電荷蓄積手段23への充電
は、電荷蓄積手段23を構成するメインコンデンサの充電
電圧を監視しているCPU8からの制御信号により制御
され、充電電圧は一定電圧になるように制御されてお
り、一定電圧に達した時点で充電動作が完了するように
なっている。一方、キセノン発光管21の発光開始及び発
光停止動作は、発光制御回路22へ外部入力キーの操作に
よりCPU8を介して制御信号を出力させることにより
行われる。
【0014】上記電荷蓄積手段23としては、図3の
(A)に示すように、単一のメインコンデンサ23−1で
構成したものばかりでなく、図3の(B)に示すよう
に、メインコンデンサ23−1a,23−1b,23−1c,23−1
d,・・・を複数個並列に接続して構成したものを用い
ることができる。なお、各メインコンデンサの容量はそ
れぞれ同じ場合と異なる場合がある。以下、次に述べる
各実施の形態における電荷蓄積手段としては、特にこと
わらない限り、図3の(A),(B)に示す構成のもの
が選択的に用いられるものとする。
【0015】次に、本発明に係る電子カメラの基本的な
第1の実施の形態の動作を、図4に示すフローチャート
に基づいて説明する。この実施の形態においては、1個
の電荷蓄積手段により、2回の撮影時における2回の発
光の発光量を設定して(ステップ101 )、2回の撮影時
にそれぞれ発光を行わせるものである。その際、2回の
発光とも正確に発光量を数値的に設定し、その合計が1
個の電荷蓄積手段の容量に対応する発光量内に収まるよ
うにしてもよいし、2回の発光量の合計が1個の電荷蓄
積手段の容量値に対応する範囲内に入るように制約を設
けるだけでもよい。その設定後、1回目の撮影における
ストロボ発光と(ステップ102 )、2回目の撮影におけ
るストロボ発光を行って(ステップ103 )、2つの撮像
信号を生成する。
【0016】なお、上記2回の撮影時における2回の発
光量の設定は、本来の撮影に先立ってCCD撮像素子か
ら得られる撮像信号を用いてAE検波回路を介して出力
されるAE情報、すなわちプリ測光情報を用いて、2回
のキセノン発光管の発光量を設定するようにしてもよ
い。このように実際の被写体の明るさに対応するプリ測
光情報を用いることにより、被写体の明るさに応じた光
量の発光量を設定することができる。また、ストロボ発
光をする/しないの制御及びストロボ発光の光量制御を
行うためのAE情報(プリ測光情報)は撮像信号の代わ
りに、外部測光素子を設けて、該外部測光素子からの積
分情報を用いてもよい。更に、本来の撮影に先立って、
ストロボ機構19においてプリ発光を行わせ、その際CC
D撮像素子あるいは外部測光素子から得られる被写体情
報をプリ測光情報とし、このプリ測光情報を用いて、発
光量の設定を行わせることもできる。これにより、実際
のストロボ機構の発光を伴ったプリ測光情報に基づいて
発光量を設定できるので、より高精度の発光量を設定す
ることができる。
【0017】このように、発光量を設定して2回の発光
を行わせることにより、2回の撮影において1つの電荷
蓄積手段の充電電荷を有効に利用して、2回の発光を行
わせることができる。そして、上記2回の発光を行わせ
るとき、発光量比を1:1に設定して2回の各発光量を
同じにする場合、あるいは発光量比を1:N(Nは任意
の実数)で設定し、2回の各発光量を変えて設定する場
合とがあり、発光量比を1:Nとする場合には、1回目
及び又は2回目の発光を複数回に分けて行わせて、1:
Nの発光量比を得るようにしてもよい。各発光を複数回
の単位発光の集合で行う場合は、各単位発光の発光量を
一定にすることによって、発光単位数の比で必要とする
任意の発光量比となり、発光量比の管理が容易になる。
【0018】また、更に発光量測定手段を設けて、複数
の単位発光の集合の中の各単位発光毎に発光量を測定
し、合計の発光量を調整制御することで精度のよい発光
量比を得ることができる。
【0019】同様に、電荷蓄積手段を構成するメインコ
ンデンサにおいて、各メインコンデンサの容量を同じに
して、1回目及び2回目のそれぞれに使用するメインコ
ンデンサ数の比を、発光量比(露光量比)と等しくすれ
ば、同じ発光時間で必要とする発光量比を制御すること
ができるので、制御が簡単になる。以上においては、メ
インコンデンサを1単位として説明したが、メインコン
デンサの代わりに、そのいくつかの集合体である電荷蓄
積手段を1単位としても、同様の効果が得られる。
【0020】ところで、ストロボ発光の発光量比を変え
て2回の撮影を行ったとき、ストロボ発光を用いた撮影
により得られた撮影画像の中で、ストロボ光が届いてい
ない部分、つまり通常光のみで露光されている部分と、
ストロボ光が当たって露光された部分とにおいて、2回
の撮影で得られた撮影画像の露光量比が変わってしま
い、合成画像の画質が劣化してしまう問題が生じる。
【0021】そこで、この問題点を解決するように構成
したのが、次に説明する第2の実施の形態である。この
第2の実施の形態では、通常光のみで撮影された部分の
2回の撮影の露光量比と、2回の撮影時におけるストロ
ボ光の発光量比とを等しく設定するものである。すなわ
ち、ストロボ光が届かない通常光による露光が支配的な
領域における2回の撮影による露光量比と、ストロボ光
による露光が支配的な領域における2回の撮影による発
光量比(露光量比)を等しくするものであり、これによ
り画質を向上させた合成画像を得ることができる。
【0022】このように、通常光の露光量比とストロボ
光の発光量比とを等しくして2回の撮影を行う際、2回
の撮影時における通常光による露光量比は、2回の撮影
時における撮像素子の光電荷蓄積時間比で設定するよう
に構成する。これにより通常光による露光量比を容易に
設定することができる。
【0023】一方、2回の撮影時におけるストロボ光の
発光量比は、ストロボ光の発光時間を変えて設定する。
すなわち、ストロボの発光量比と発光時間との関係は、
予め実験的に求められているので、その関係を示すテー
ブルを内蔵させておいて、それを利用することによって
発光量比を発光時間の設定により容易に設定することが
できる。また発光量比は、実際の発光量又は電荷蓄積手
段の電圧値を測定し、その測定結果に基づいて所定の発
光量比となるように発光を制御するようにして設定して
もよい。
【0024】また、このように発光時間を変えて、ある
いは実際に測定する発光量又は電荷蓄積手段の電圧値を
定めてストロボ光の発光量比を設定する場合には、1回
目に小発光を用い、2回目に大発光を用いて撮影を行う
ように設定する。つまり短時間露光を先に、長時間露光
を後に行うと、それぞれの発光が電荷蓄積手段を構成す
るメインコンデンサの充電電圧が高い状態からスタート
させることができるので、より制御しやすく、比較的精
度よく発光量比を制御することができる。これに反し、
1回目の撮影に大発光を用いると、2回の発光時におけ
る電荷蓄積手段を構成するメインコンデンサの充電電圧
値の差が大きくなって、発光量比の制御がしづらくな
る。
【0025】また、小発光と大発光の2回の発光は、図
2に示す基本構成のように、単一のキセノン発光管と単
一の電荷蓄積手段とを用いて行うことができるが、図5
に示すように、小発光と大発光に対してそれぞれ専用の
キセノン発光管21a,21bを設けて、単一の電荷蓄積手
段23に対してキセノン発光管切替え手段30とそれぞれの
発光制御回路22a,22bを介して発光させるように構成
することもできる。単一のキセノン発光管を用いて2回
連続して発光させる場合には、2回の発光に相互に影響
が現れる場合が生じ、2回の発光間隔を広げるなどの制
約を設ける等の対策が必要となるが、上記のように専用
のキセノン発光管を用いることにより、2回の連続発光
の相互影響が全くなくなり、それぞれ高精度の発光量で
発光させることができる。なお、キセノン発光管は2つ
に限らず、3個以上配置してその中から1つ又は複数の
キセノン発光管を選択的に使用するように構成してもよ
い。
【0026】以上の各実施の形態では、2回の閃光発光
の各発光時にそれぞれ単一の電荷蓄積手段の充電電荷の
一部を使い、それぞれの発光が所定の発光量比となるよ
うに設定していた。しかしながら、例えば、キセノン発
光管は発光開始可能な電圧範囲は限られており、2回の
発光を同じ電荷蓄積手段で行うためには、1回目の発光
量に制約を設けて、2回目の発光開始時の電荷蓄積手段
を構成するメインコンデンサの電圧がキセノン発光管発
光可能電圧以上に保持する必要がある。また、ストロボ
発光においては、メインコンデンサに蓄積されている充
電電荷を1回の発光動作で全て使い切るフル発光が、簡
単な構成で高精度に制御できる。よって、第3の実施の
形態においては、上記小発光と大発光とを、それぞれ専
用の1つ又は複数の電荷蓄積手段を用いて発光させるよ
うに構成するものである。このように、各発光に専用の
電荷蓄積手段を用いることにより、上記制約は必要なく
なり、また専用の電荷蓄積手段をもつことにより、2回
の撮影時における少なくともいずれか1回の発光をフル
発光させることができ、精度を向上させることができ
る。すなわち、2回の発光(小発光及び大発光)をいず
れも発光時間の制御などにより発光量を制御(調光)し
て撮影を行うばかりでなく、いずれか一方の発光(小発
光又は大発光)をフル発光とし他方の発光(大発光又は
小発光)を発光時間の制御などで発光量を制御して撮影
を行うことができる。また両方の発光ともフル発光と
し、極めて高精度な発光量比で撮影を行うことができ
る。
【0027】このように各発光に専用の電荷蓄積手段を
用いる場合、図6に示すように、2つのキセノン発光管
21a,21bを設け、発光制御回路22a,22bを介してそ
れぞれ別個の電荷蓄積手段23a,23bを組み合わせ、小
発光及び大発光に対応させるように構成する場合と、図
7に示すように、1個のキセノン発光管21に対して2つ
の電荷蓄積手段23a,23bを、切り替えスイッチ26を介
して切り替えて用いるようにした構成とすることもでき
る。このように単一のキセノン発光管を共用する場合
は、回路規模の縮小化を図ることができる。
【0028】上記図6及び図7には、2つのキセノン発
光管と2つの電荷蓄積手段とを、発光制御回路を介して
組み合わせたもの、あるいは1個のキセノン発光管と2
つのキセノン発光管とを、発光制御回路と切り替えスイ
ッチを介して組み合わせたものとを示したが、小発光と
大発光とを、それぞれ任意のキセノン発光管と任意の電
荷蓄積手段とを組み合わせて行うように構成してもよ
い。例えば、図8に示すように、複数の電荷蓄積手段の
中の一部のみが1個のキセノン発光管に接続することが
できるようにした構成としてもよい。すなわち、2つの
キセノン発光管21a,21bと、4つの電荷蓄積手段23
a,23b,23c,23dとを用い、2つの電荷蓄積手段23
a,23bは電荷蓄積手段切り替えスイッチ26aと発光制
御回路22aを介してキセノン発光管21aへ接続し、残り
の2つの電荷蓄積手段23c,23dは電荷蓄積手段切り替
えスイッチ26bと発光制御回路22bを介してキセノン発
光管21bへ接続し、キセノン発光管と任意の電荷蓄積手
段とを組み合わせて、それぞれ発光するように構成して
もよい。
【0029】また、図9に示すように、複数のキセノン
発光管の中の一部のみが1つの電荷蓄積手段に接続する
ことが可能なような構成としてもよい。すなわち、例え
ば4つのキセノン発光管21a,21b,21c,21dと、2
つの電荷蓄積手段23a,23bとを備え、キセノン発光管
21a,21bにはそれぞれ発光制御回路22a,22bと、キ
セノン発光管切り替えスイッチ30aを介して電荷蓄積手
段23aと接続し、キセノン発光管21c,21dにはそれぞ
れ発光制御回路22c,22dと、キセノン発光管切り替え
スイッチ30bを介して電荷蓄積手段23bと接続し、キセ
ノン発光管21a,21bのいずれか及びキセノン発光管21
c,21dのいずれかを選択的に発光させるように構成し
てもよい。
【0030】また、図10に示すように、複数のキセノン
発光管のうちのどのキセノン発光管と複数の電荷蓄積手
段のうちのどの電荷蓄積手段とも任意に組み合わせるこ
とが可能な構成としてもよい。すなわち、例えば4つの
キセノン発光管21a,21b,21c,21dと4つの電荷蓄
積手段23a,23b,23c,23dとを備え、各キセノン発
光管には、それぞれ発光制御回路22a,22b,22c,22
dと、キセノン発光管切り替えスイッチ30と電荷蓄積手
段切り替えスイッチ26とを介して、4つの電荷蓄積手段
を接続し、各キセノン発光管をいずれの電荷蓄積手段に
も任意に選択接続できるような構成としてもよい。
【0031】更に、図11に示すように、複数のキセノン
発光管と複数の電荷蓄積手段との組み合わせを特定して
限定した場合においても、その組み合わせを3つ以上用
意し、小発光用に対応するものと大発光用に対応するも
のを限定せず、上記3つ以上の組み合わせの中から小発
光用及び大発光用の組み合わせをそれぞれ選択的に用い
るような構成としてもよい。すなわち、例えば4つのキ
セノン発光管21a,21b,21c,21dと4つの電荷蓄積
手段23a,23b,23c,23dとを用意し、各キセノン発
光管をそれぞれ発光制御回路22a,22b,22c,22dを
介して各電荷蓄積手段にそれぞれ接続し、発光制御回路
をCPUからの制御信号により制御してキセノン発光管
を選択的に発光するような構成としてもよい。
【0032】次に、第4の実施の形態について説明す
る。ストロボ光を用いて2つの露光量の異なる撮像信号
を生成する場合、上記のように予め設定された発光量比
となるようにストロボ光の発光量の調整が行われるが、
その際、実際の発光量を測光するダイレクト測光という
手法を用いると、被写体の反射率に基づいた発光量が得
られ、発光量比の精度を向上させることができる。
【0033】すなわち、図12に示すように、外部測光素
子27と該測光素子27による測光量を積分する積分回路28
とを設け、CPU8よりの制御信号により、発光及び積
分を開始し、該積分回路28の測光積分出力を発光制御回
路22に入力して、キセノン発光管21の発光開始と発光停
止のタイミングを制御するように構成されている。他の
方法として、積分回路28の積分出力をCPU8に入力
し、キセノン発光管21の発光開始及び発光停止のタイミ
ングをCPU8からの制御信号に従って行ってもよい。
次に、このように構成されている第4の実施の形態にお
けるストロボ発光の制御動作を、図13に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、外部測光素子27のダイ
レクト測光開始動作の制御が行われる(ステップ201
)。次いで、キセノン発光管によるストロボ発光開始
動作の制御が行われ(ステップ202 )、積分回路28にお
いて測光素子27の測光値の積分動作が行われる(ステッ
プ203 )。そして積分測光値に対応する積分電圧値が予
め設定された発光量に対応する閾値電圧と比較されて比
較検出信号が出力され(ステップ204 )、その出力によ
り積分電圧値が閾値電圧より上か下かの判断がなされる
(ステップ205 )。積分電圧値が閾値電圧より上と判断
されると、発光制御回路22へ発光停止信号が送出され、
キセノン発光管21の発光終了制御が行われ(ステップ20
6 )、次いで、測光素子27のダイレクト測光動作終了制
御がなされる(ステップ207 )。
【0034】ところで、このように実際の被写体の反射
光を測光して発光量を制御する場合において、その発光
量を小さな値に制御する場合には、やや精度がでないと
いう問題点がある。第5の実施の形態は、この問題点を
解消するためになされたもので、図14に示すように、別
個に距離情報を得るための測距素子29を設けて、距離情
報をCPU8に与えてやることにより、高精度で発光量
の絶対値を設定することができる。また特に、小さい方
の発光をその距離情報に基づいて制御し、更に精度よく
小発光量を設定することができる。すなわち、被写体ま
での距離に応じて最適な発光量が予め実験的に定められ
ているので、距離情報を得ることにより発光時間等の制
御によって、小発光の発光量を精度よく設定することが
できる。
【0035】次に、第6の実施の形態について説明す
る。この実施の形態は、図15に示すように、1回目の撮
影時のストロボ光の発光量を、外部測光素子27と積分回
路28を用いてダイレクト測光により測定し、その測定結
果をフィードバックして、2回目のストロボ光の発光量
を決定するように構成するものであり、これにより1回
目のストロボ光の発光量のばらつきを吸収した発光量で
2回目のストロボ光の発光ができるので、これによって
も発光量比の設定の精度を改善することができる。この
際の2回目のストロボ光の発光量は、発光時間又は電荷
蓄積手段の電圧で制御してもよいし、また1回目のスト
ロボ光の発光と同様に測光素子によりダイレクト測光を
行って制御してもよい。
【0036】次に、第6の実施の形態の動作を、図16に
示すフローチャートに基づいて更に詳細に説明する。ま
ず、外部測光素子27によるダイレクト測光の開始制御を
行う(ステップ301 )。次いで、1回目のキセノン発光
管21によるストロボ発光の制御(調光制御)を開始し、
キセノン発光管の発光時間の制御、あるいは積分回路28
の積分電圧の変化の検出、更には電荷蓄積手段を構成す
るメインコンデンサの充電電圧の変化の検出などによ
り、キセノン発光管によるストロボ発光を終了する(ス
テップ302 )。しかし、キセノン発光管21は発光停止制
御後の短期間に引き続き発光を続ける余剰発光特性を持
つので、発光停止制御後にも更に測光素子27のダイレク
ト測光を続ける。タイマーにより定めた任意の時間が経
過し発光がほぼ終了した時点で、あるいは積分回路28の
積分電圧がほぼ一定になった時点で、更には電荷蓄積手
段を構成するメインコンデンサの充電電圧がほぼ一定に
なった時点などで発光終了を検出する(ステップ303
)。次いで、測光素子27のダイレクト測光動作の終了
制御を行い(ステップ304 )、積分回路の最終積分電圧
値を検出する(ステップ305 )。次いで、その検出値に
基づいて2回目のキセノン発光管によるストロボ発光量
の設定を行い(ステップ306 )、2回目のキセノン発光
管によるストロボ発光制御を行う(ステップ307 )。
【0037】次に、第7の実施の形態について説明す
る。先に、2回の撮影時における2回のストロボ発光量
を、1個の電荷蓄積手段の容量に対応する発光量に収ま
るように、2回の発光量の比率を定めて発光させる手法
を示したが、予めそのような設定を行わないで、1回目
の発光エネルギー量の測定に基づいて2回目の発光量を
設定する場合、設定された2回目の発光の発光量に対し
て電荷蓄積手段の充電電荷量の残量が不足になって、本
来設定されるべき発光量比が得られなくなる状態が生じ
る場合がある。本実施の形態は、このような状態が生じ
た場合でも、通常光による露光量比とストロボ光の発光
量比を等しく設定できるようにするものである。
【0038】この実施の形態は、図17に示すように、1
回目の撮影後の電荷蓄積手段23の残留電圧をCPU8へ
入力し、この電圧に基づく2回目の発光が予め設定され
た発光量比より少なくなる場合には2回目の発光はその
まま行い、新たに設定される発光量比に基づく新たな露
出量比で2回目の露光量を制御する。2回目の露光量の
設定はCPU8よりシャッタ3を制御して行う。電荷蓄
積手段23の残留電圧の過不足判断は、CPU8内に予め
用意した、発光量とコンデンサ電圧の対応データに基づ
いて行う。残留の電荷蓄積手段電圧が予め設定された2
回目の発光量に対応するコンデンサ電圧より小さい場合
には、不足と判断する。あるいは1回目の発光の前と後
で電荷蓄積手段23の電圧を測り、その値をCPU8に入
力し所定の演算を実行することにより、1回目の発光の
前と後の電圧の差に対応したエネルギー量と残留電圧
(1回目の発光の後の電圧)に基づく発光に対応したエ
ネルギー量の比を求め、該エネルギー量比と予めCPU
8により設定された発光量比を比較して、エネルギー量
の比が小さい場合に不足と判断してもよい。
【0039】次に、第7の実施の形態の動作を図18に示
すフローチャートに基づいて詳細に説明する。まず、1
回目の撮影におけるストロボ光の発光が行われる。2回
目の発光量は、予め定めた任意の値に設定される。ある
いは測光素子を用いて行った1回目の発光のダイレクト
測光による発光量に基づいて算出される(ステップ401
)。次に、1回目の発光後の電荷蓄積手段の充電電荷
の残量値を、電荷蓄積手段の電圧出力などにより測定し
(ステップ402 )、その残量値に対応する発光量が、1
回目の前記ダイレクト測光値に基づいて算出された本来
の2回目の発光量より少ないか多いかの判断が行われる
(ステップ403 )。そして、残量値に対応する発光量
が、1回目の測光値に基づいて算出された2回目の発光
量より少ない場合には、2回目の撮影時には、その電荷
蓄積手段の残量値を全て使って発光させるようにし、そ
の場合の発光量比を新たに算出して設定し、その再設定
された発光量比に対応して、2回目の撮影における遮光
手段(メカシャッタ)などによる露光時間を調整して露
光量比が等しくなるように設定して(ステップ404 )、
2回目のストロボ発光を行う(ステップ405 )。なお、
上記ステップ403 の判断において、電荷蓄積手段残量値
に対応する発光量が、1回目の測光値に基づいて算出さ
れた2回目の発光量より多い場合には、上記第6の実施
の形態と同様に、1回目の測光値に基づいて算出された
2回目の発光量で、2回目のストロボ発光を行うように
する。
【0040】なお、上記第7の実施の形態においては、
2回目の撮影におけるストロボ光の発光量を、測光素子
を用いて行った1回目の発光のダイレクト測光による発
光量に基づいて算出するようにしたもの、すなわち1回
目の撮影時の発光のみを実測し2回目の撮影時の発光は
計算により算出するようにしたものを示したが、1回目
及び2回目の発光を実測し、その実測発光量比に対応さ
せて通常光による露光量比を等しく設定することもでき
る。すなわち、キセノン発光管を予め設定された発光量
比に設定して1回目の撮影時の後半のタイミング及び2
回目の撮影時の前半のタイミングで発光させ、測光素子
により2回のストロボ発光量比を測定し、その実測発光
量比に対応するように、2回目の撮影時における撮像素
子の光電荷蓄積時間を設定する。これによりストロボ発
光量のばらつきによる影響を一層低減することができ
る。
【0041】上記各実施の形態において、キセノン発光
管の発光量を実測するステップを含む実施の形態におい
ては、キセノン発光管の発光量は外部測光素子による測
定ばかりでなく、電荷蓄積手段の電圧値の実測値に基づ
いて測定することが可能であり、この場合は、外部測光
素子を設ける必要がなく、電荷蓄積手段の充電回路の電
圧測定手段を兼用できる。また、上記各実施の形態にお
いて、キセノン発光管の発光量を制御するステップ(調
光制御)を含む実施の形態においては、いずれの調光制
御もキセノン発光管の発光時間の制御や、外部測光素子
によるダイレクト測光制御や、電荷蓄積手段の電圧測定
による制御を選択に用いて行うことができるものであ
る。
【0042】更に、上記各実施の形態において、キセノ
ン発光管又は電荷蓄積手段の少なくとも一方が複数であ
る実施の形態においては、1回の発光で複数のキセノン
発光管又は複数の電荷蓄積手段を制御して発光すること
が可能であり、また1回目に使用したキセノン発光管又
は電荷蓄積手段を再度使用することも可能である。
【0043】以上実施の形態について説明したが、請求
項1及び2に示した態様以外の本発明の態様をまとめて
示すと、次の通りである。 (1)請求項2記載の電子カメラにおいて、前記2回の
撮影における通常光による露光量比は、該2回の撮影に
おける前記撮像手段の光電荷蓄積時間比で設定されるよ
うに構成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、2回の撮影における通常光による露光
量比と閃光発光手段の光による発光量比を等しく設定す
る場合において、通常光による露光量比を容易に設定す
ることができる。 (2)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は該閃光発光手段の発光エネルギーを蓄積
する単一の電荷蓄積手段を備え、該閃光発光手段の2回
の撮影における発光の発光量の合計が、前記単一の電荷
蓄積手段の発光エネルギー総和以下に設定されているこ
とを特徴とする。これにより、2回の撮影に閃光発光手
段による光を用いる場合に、単一の電荷蓄積手段の充電
電荷を有効に利用することができる。 (3)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は該閃光発光手段の発光エネルギーを蓄積
する容量値を異にする複数の電荷蓄積手段を備え、2回
の撮影において、複数の電荷蓄積手段をそれぞれ使用す
る合計の容量値を異にするように選択的に用いて、いず
れも閃光発光手段をフル発光させるように構成されてい
ることを特徴とする。このように2回の撮影において、
閃光発光手段をフル発光させることにより、発光量制御
(調光制御)を必要とすることなく精度のよい発光量比
の撮像信号を得ることができる。 (4)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は該閃光発光手段の発光エネルギーを蓄積
する複数の電荷蓄積手段を備え、一方の単一又は複数の
電荷蓄積手段を用いたフル発光による小発光で一方の撮
影を行い、他方の単一又は複数の電荷蓄積手段を用いた
調光制御された発光による大発光で他方の撮影を行うよ
うに構成されていることを特徴とする。このように構成
することにより、小発光はフル発光で調光制御の必要が
なく精度よく発光させることができ、大発光は調光発光
させるようにしているので発光量比を任意に設定するこ
とができる。 (5)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は該閃光発光手段の発光エネルギーを蓄積
する複数の電荷蓄積手段を備え、一方の単一又は複数の
電荷蓄積手段を用いた調光制御された発光による小発光
で一方の撮影を行い、他方の単一又は複数の電荷蓄積手
段を用いたフル発光による大発光で他方の撮影を行うよ
うに構成されていることを特徴とする。これにより、小
発光は調光発光させるようにしているので発光量比を任
意に設定することができ、大発光はフル発光で調光制御
の必要がなく精度よく発光させることができる。 (6)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は該閃光発光手段の発光エネルギーを蓄積
する少なくとも1つの電荷蓄積手段を備え、2回の撮影
をいずれも調光制御された発光による小発光及び大発光
を照射して行うように構成されていることを特徴とす
る。このように2回の撮影にいずれも調光発光を用い、
フル発光を用いていないので個別の閃光発光手段を必ず
しも必要とせず、発光量比をより自由な値に設定するこ
とができる。 (7)前記(4)〜(6)記載の電子カメラにおいて、
前記調光制御は、前記閃光発光手段の発光時間の制御に
より行われるように構成されていることを特徴とする。
このようにして調光制御を行うことにより、測光手段を
必要とせずに精度のよい発光量の設定を行うことかでき
る。 (8)前記(4)〜(6)記載の電子カメラにおいて、
測光手段を備え、前記調光制御は、前記測光手段のダイ
レクト測光による所定発光量の検知に基づいて行われる
ように構成されていることを特徴とする。このようにし
て調光制御を行う場合は、実際の発光量を測定すること
ができ、被写体の反射率に応じた必要な発光量に調光す
ることができる。 (9)前記(4)〜(6)記載の電子カメラにおいて、
前記調光制御は、電荷蓄積手段の所定電圧の測定検知に
基づいて行われることを特徴とする。このように構成す
ることにより、測光手段を用いることなく調光制御を行
うことができ、また調光制御のための電荷蓄積手段の電
圧測定手段は電荷蓄積手段の充電回路の電圧測定手段と
兼用することができる。 (10)前記(4)〜(6)記載の電子カメラにおいて、
2回目の撮影において閃光発光手段の調光を行う場合、
1回目の撮影の閃光発光手段の光の発光量を測定し、測
定された発光量に基づいて、予め設定された2回の撮影
における閃光発光手段の発光量比に対応するように、2
回目の閃光発光手段の調光発光量を設定するように構成
されていることを特徴とする。このように構成すること
により、閃光発光手段の1回目の発光量のばらつきを実
測し、そのばらつきを2回目の調光発光量の設定におい
て補正して吸収できるので、発光量比の精度を向上させ
ることができる。 (11)前記(10)記載の電子カメラにおいて、測光手段
を備え、1回目の撮影における閃光発光手段の発光量
は、前記測光手段によるダイレクト測光により測定され
るように構成されていることを特徴とする。このように
構成することにより、1回目の閃光発光手段による実際
の発光を測定することができ、被写体の反射率に応じた
必要発光量を得て、精度よく2回目の発光量を設定する
ことができる。 (12)前記(10)記載の電子カメラにおいて、1回目の
撮影における閃光発光手段の発光量は、前記電荷蓄積手
段の電圧測定により求めるように構成されていることを
特徴とする。このように構成することにより、測光手段
を用いることなく1回目の閃光発光手段の発光量を測定
することができ、また発光量測定のための電荷蓄積手段
の電圧測定手段は、該電荷蓄積手段の充電回路の電圧測
定手段と兼用することができる。 (13)請求項2記載の電子カメラにおいて、前記閃光発
光手段の発光量を測定し、その発光量に基づいて発光量
比を求め、その発光量比に等しくなるように通常光によ
る露光量比を設定することを特徴とする。このように構
成することにより、閃光発光手段の発光量のばらつきを
吸収して正確な発光量比を求めることができ、その発光
量比に等しく露光量比を設定することにより、発光量比
と露光量比とを正確に一致させた高画質の合成画像が得
られる。 (14)前記(13)記載の電子カメラにおいて、1回目の
撮影における閃光発光手段の発光量を測定し、2回目の
発光量は1回目の発光量に基づいて計算により算出し、
発光量比を求めることを特徴とする。1回目の発光量の
みの測定で発光量比を求めることができ、2回目の発光
前に露光量比を決定することができる。 (15)前記(13)記載の電子カメラにおいて、1回目及
び2回目の撮影における閃光発光手段の発光量を測定し
て発光量比を求めることを特徴とする。このように構成
することにより、実際の発光結果に基づいたより正確な
発光量比が得られる。 (16)前記(13)〜(15) 記載の電子カメラにおいて、
測光手段を備え、前記閃光発光手段の発光量は、前記測
光手段によるダイレクト測光により測定されるように構
成されていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、閃光発光手段による実際の発光を容易に測定
することができ、被写体の反射率に応じた必要な発光量
を得て、精度よく発光量比を求めることができる。 (17)前記(13)〜(15) 記載の電子カメラにおいて、
前記閃光発光手段の発光量は、前記電荷蓄積手段の電圧
測定により求めるように構成されていることを特徴とす
る。このように構成することにより、測光手段を用いる
ことなく閃光発光手段の発光量を測定することができ、
また発光量測定のための電荷蓄積手段の電圧測定手段
は、該電荷蓄積手段の充電回路の電圧測定手段と兼用す
ることができる。 (18)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は1個のキセノン発光管と1個の電荷蓄積
手段とからなり、1個のキセノン発光管と1個の電荷蓄
積手段とを用いて、2回の撮影時に発光させるように構
成されていることを特徴とする。このように構成するこ
とにより、回路規模の小さい閃光発光手段を構成するこ
とができる。 (19)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は1個のキセノン発光管と複数の電荷蓄積
手段と電荷蓄積手段切替え手段とからなり、1個のキセ
ノン発光管と電荷蓄積手段切替え手段により切り替え選
択された少なくとも1個の電荷蓄積手段を用いて、2回
の撮影時に発光させるように構成されていることを特徴
とする。このように構成した場合、電荷蓄積手段が複数
個設けられているので、小発光又は大発光のそれぞれに
専用の電荷蓄積手段を用いて個別に制御が可能であり、
各発光を独立して行えるので相互の影響を受けずに、高
精度の発光制御を行うことができる。 (20)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は複数のキセノン発光管と1個の電荷蓄積
手段とキセノン発光管切替え手段とで構成され、前記キ
セノン発光管切替え手段により切り替え選択された少な
くとも1個のキセノン発光管と、1個の電荷蓄積手段を
用いて、2回の撮影時に発光させるように構成すること
を特徴とする。このように構成することにより、キセノ
ン発光管が複数個設けられているので、2回の撮影にお
ける連続発光の相互影響が全くなく、したがって発光間
隙を考慮せずにそれぞれ高精度の発光を行うことができ
る。 (21)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、前記
閃光発光手段は複数のキセノン発光管と複数の電荷蓄積
手段とキセノン発光管切替え手段と電荷蓄積手段切替え
手段とで構成され、前記キセノン発光管切替え手段によ
り切り替え選択された少なくとも1個のキセノン発光管
と、電荷蓄積手段切替え手段により切り替え選択された
少なくとも1個の電荷蓄積手段を用いて、2回の撮影時
に発光させるように構成することを特徴とする。このよ
うに構成することにより、電荷蓄積手段が複数個設けら
れているので、小発光又は大発光のそれぞれに専用の電
荷蓄積手段を用いて個別に制御が可能であり、各発光を
独立して行えるので相互の影響にとらわれない。またキ
セノン発光管を複数個備えているので、2回の連続発光
の相互影響が全くなく、発光間隔を考慮せずにそれぞれ
高精度の発光を行うことができる。 (22)前記(18)〜(21) 記載の電子カメラにおいて、
前記電荷蓄積手段は一個のメインコンデンサで構成され
ていることを特徴とする。このように構成することによ
り回路規模を小さくすることができる。 (23)前記(18)〜(21) 記載の電子カメラにおいて、
前記電荷蓄積手段は並列接続された複数のメインコンデ
ンサで構成されていることを特徴とする。このように構
成することにより単一のメインコンデンサの容量を小さ
くでき、製造が容易であり、また例えばそれぞれのメイ
ンコンデンサ容量を同じ容量のものにして、小発光用に
使用するコンデンサ数と大発光用に使用するコンデンサ
数の比を発光量比(=露光量比)と等しくすれば、同じ
発光時間で必要とする発光量比を制御できるので、制御
が簡単になる。 (24)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、2回
の撮影における閃光発光手段の各発光は、それぞれ単一
の発光であることを特徴とする。このように2回の撮像
における各発光をそれぞれ単一の発光で行うことによ
り、発光制御が容易で発光量のばらつきを低減すること
ができる。 (25)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、2回
の撮影における閃光発光手段の各発光は、1回の単位発
光と複数回の単位発光の集合、あるいはそれぞれ複数回
の単位発光の集合であることを特徴とする。このように
構成することにより、各単位発光の発光量を一定にする
ことで、発光単位数の比が必要とする任意の発光量比
(露光量比)となるので、発光量比を発光単位数で管理
できるという利点が得られる。また、更に発光量測定手
段を設けて、複数の単位発光の集合の中の各単位発光毎
に発光量を測定し、合計の発光量を調整制御すること
で、精度のよい発光量比を得ることができる。 (26)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、2回
の撮影における閃光発光手段の各発光は、小発光と大発
光の順に行われるように構成されていることを特徴とす
る。このように小発光を先に行うことにより、大発光開
始時の電荷蓄積手段を構成するメインコンデンサの電圧
低下が比較的少なく、大発光の発光量の管理が容易であ
り、その結果発光量比の精度を向上させることができ
る。また、2回の発光を同じ閃光発光手段で連続的に行
う場合には、2回の発光に相互の影響が若干現れるが、
この影響は発光絶対値が大きいほど大きな影響として現
れるので、先に小発光を行うことにより、その影響を極
力小さく抑えることが可能となる。 (27)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、測距
手段を備え、前記閃光発光手段の発光は、前記測距手段
により得られた距離情報に対応する最適発光量に制御さ
れるように構成されていることを特徴とする。このよう
に、距離情報を用いることにより、発光量をより高精度
に設定することができる。 (28)前記(27)記載の電子カメラにおいて、前記距離
情報に対応させて制御する発光は小発光であることを特
徴とする。小発光は測光素子のダイレクト測光や電荷蓄
積手段の電圧測定等に基づくリアルタイム発光制御で
は、発光のばらつきが抑えづらいが、距離情報に基づい
て発光量絶対値を設定して一義的な発光を行うことによ
り、比較的精度よく発光させることができる。 (29)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、プリ
測光手段を備え、前記閃光発光手段の発光は前記プリ測
光手段により得られたプリ測光情報を用いて制御される
ように構成されていることを特徴とする。このように実
際の被写体の明るさを測定するプリ測光情報を用いるこ
とにより、被写体の明るさに応じた光量の発光量の絶対
値が得られ、距離情報を用いることなく高精度で発光量
の絶対値を設定することができる。 (30)請求項1又は2記載の電子カメラにおいて、プリ
測光手段を備え、前記閃光発光手段をプリ発光させるこ
とにより前記プリ測光手段で得られるプリ測光情報を用
いて、前記閃光発光手段の発光を制御するように構成さ
れていることを特徴とする。このように更に実際に閃光
発光手段の発光を伴ったプリ測光情報に基づいて発光量
を設定するようにしているので、より高精度の発光量の
絶対値を得ることができる。 (31)前記(29)又は(30) 記載の電子カメラにおい
て、前記プリ測光手段は外部測光手段で構成することを
特徴とする。このように構成することにより、実際の被
写体の測光情報を用いて被写体の明るさに応じた光量の
発光量の絶対値を得ることができ、またプリ測光手段の
外部測光手段は、閃光発光手段の発光の測光手段と兼用
することができる。 (32)前記(29)又は(30) 記載の電子カメラにおい
て、前記プリ測光手段は前記撮像手段を兼用しているこ
とを特徴とする。このように構成することにより、別個
の外部測光手段を必要とせず、実際の被写体の測光情報
を用いて被写体の明るさに応じた光量の発光量の絶対値
を得ることができる。
【0044】
【発明の効果】以上実施の形態に基づいて説明したよう
に、請求項1記載の発明によれば、閃光発光を用いた場
合においても、画面全体に亘って所定の露光量比の2つ
の撮像信号を容易に生成することができ、また画面全体
に亘って均一なホワイトバランスのとれた合成画像が得
られるようにした電子カメラを実現することができる。
請求項2記載の発明によれば、2つの撮像信号におい
て、通常光による露光が支配的な領域、及び閃光発光に
よる露光が支配的な領域における露光量比が変わらず、
高画質の合成画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カメラの第1の実施の形態の
全体構成を示すブロック構成図である。
【図2】図1におけるストロボ機構の概略構成を示すブ
ロック構成図である。
【図3】図2に示したストロボ機構における電荷蓄積手
段の構成例を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の動作を説明するた
めのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に用いるストロボ機
構の構成例を示すブロック構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に用いるストロボ機
構の構成例を示すブロック構成図である。
【図7】第3の実施の形態に用いるストロボ機構の他の
構成例を示すブロック構成図である。
【図8】第3の実施の形態に用いるストロボ機構の更に
他の構成例を示すブロック構成図である。
【図9】第3の実施の形態に用いるストロボ機構の更に
他の構成例を示すブロック構成図である。
【図10】第3の実施の形態に用いるストロボ機構の更に
他の構成例を示すブロック構成図である。
【図11】第3の実施の形態に用いるストロボ機構の更に
他の構成例を示すブロック構成図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態に用いるストロボ機
構関連部分の構成例を示すブロック構成図である。
【図13】第4の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態に用いるストロボ機
構関連部分の構成例を示すブロック構成図である。
【図15】本発明の第6の実施の形態に用いるストロボ機
構関連部分の構成例を示すブロック構成図である。
【図16】第6の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図17】本発明の第7の実施の形態に用いるストロボ機
構関連部分の構成例を示すブロック構成図である。
【図18】第7の実施の形態の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】 1 CCD撮像素子 2 レンズ 3 絞り・シャッタ機構 4 アンプ 5 A/D変換器 6 カメラ信号処理回路 7 AE,AF,AWB検波回路 8 CPU 9 圧縮回路 10 メモリコントローラ 11 DRAM 12 表示回路 13 LCD 14 メモリカードI/F 15 メモリカード 16 パソコンI/F 17 パソコン 18 タイミングジェネレータ 19 ストロボ機構 21,21a,21b,21c,21d キセノン発光管 22,22a,22b,22c,22d 発光制御回路 23,23a,23b,23c,23d 電荷蓄積手段 24 充電回路 25 電源 26,26a,26b 電荷蓄積手段切り替えスイッチ 27 外部測光素子 28 積分回路 29 測距素子 30,30a,30b キセノン発光管切り替えスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 修 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斎藤 邦昭 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影対象である被写体の光学像を結像す
    る光学手段と、該光学手段で結像された被写体像を撮影
    し光電変換することにより撮像信号を生成する撮像手段
    と、被写体に対し光を照射する閃光発光手段と、前記撮
    像手段における露光条件を特定する露光条件特定手段
    と、該露光条件特定手段で特定された露光条件により前
    記撮像手段で別々に2回撮影した2つの撮像信号を合成
    する撮像信号合成手段と、前記2回の撮影の際に各撮影
    に関する露光条件に連係して前記閃光発光手段の発光を
    制御する閃光発光制御手段とを有することを特徴とする
    電子カメラ。
  2. 【請求項2】 前記露光条件特定手段は、前記撮像手段
    の光電荷蓄積を制御して露光量を任意に制御する電子シ
    ャッタ手段、及び前記撮像手段の受光面を遮光する遮光
    手段の少なくともいずれか一方を有し、前記2回の撮影
    における前記閃光発光手段からの光以外の通常光による
    露光量比と、前記閃光発光手段からの光による発光量比
    とを等しくするように、前記電子シャッタ手段及び前記
    遮光手段の少なくともいずれか一方と前記閃光発光手段
    を制御することを特徴とする請求項1記載の電子カメ
    ラ。
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