JPH11234343A - ゲートウェイ装置を用いた通信ネットワークシステム - Google Patents

ゲートウェイ装置を用いた通信ネットワークシステム

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JPH11234343A
JPH11234343A JP10041036A JP4103698A JPH11234343A JP H11234343 A JPH11234343 A JP H11234343A JP 10041036 A JP10041036 A JP 10041036A JP 4103698 A JP4103698 A JP 4103698A JP H11234343 A JPH11234343 A JP H11234343A
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JP
Japan
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address
gateway device
sub
isdn
mail
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JP10041036A
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Inventor
Hiroshi Kakii
弘 柿井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDNの呼制御情報を使用し,電話器やフ
ァクシミリ装置を変更せずに相手を指定可能なシステム
を利用し,オフィス環境の資源を大幅に変更せずに,現
実的に有効な通信を実現し,マルチメディアデータ処理
を可能にする。 【解決手段】 ファクシミリ装置102が接続されたI
SDN110と,LAN100と,ISDN110とL
AN100とのプロトコル変換を行うメールゲートウェ
イ装置101とを設け,ISDN呼制御の呼設定メッセ
ージ内に予め設定したユーザのメールアドレスに対応し
たサブアドレスを付加し,該サブアドレスで特定ユーザ
を指定し,ファクシミリ装置102から電子メールを送
信するものであって,メールゲートウェイ装置101
が,ISDN110の回線上の呼設定に対し,サブアド
レスが付与されている場合に着信処理を実行し,ファク
シミリ装置102が,サブアドレスが付与されていない
場合に着信処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,ファクシミリ装置
が接続されたISDNとTCP/IPなどのインターネ
ット(あるいはPHSなど)とプロトコル変換を行うゲ
ートウェイ装置で接続し,ISDNの呼制御における呼
設定(Setup)メッセージ内に予め設定したユーザ
のメールアドレスに対応したサブアドレスを付加し,該
サブアドレスに基づいて特定ユーザを指定し,前記ファ
クシミリ装置から電子メールを送信するゲートウェイ装
置を用いた通信ネットワークシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりファクシミリ装置を複数台用意
することなく,通信網の回線数を極力節約しながら複数
の個人宛のフォクシミリデータの送信が可能なものとし
て,たとえば特開平4−111557号公報の『ファク
シミリ・電子メール変換通信装置』が開示されている。
ここでは,サブアドレスと電子メールアドレスの対応表
(ただし,具体例なし)を記憶装置に用意しておき,I
SDN(サービス総合ディジタル通信網)経由でファク
シミリ装置からの受信データをLAN上のユーザに電子
メールとして送信することで対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記に
示されるような従来の技術にあっては,まず,特開平4
−111557号公報の『ファクシミリ・電子メール変
換通信装置』では,従来可能であった記録紙へ出力する
ことができない。もし,ファクシミリ装置に出力するに
は,別の電話回線を新たに引かなければならず,オフィ
ス環境を大幅に変更しなければならないという問題点が
あった。また,送信側をファクシミリ装置に限っている
ため,音声やテキストといった,いわゆるマルチメディ
アデータの処理について考慮されていなかった。
【0004】また,TCP/IPを用いたインターネッ
トと,電話網やファクシミリ網といったそれ以外の通信
プロトコルを使用するネットワークとの融合は困難であ
る。特に,情報伝達(電子メール)を想定した場合,通
信プロトコルの違いを吸収するためには,両者の間にメ
ールゲートウェイ装置を繋ぐ必要がある。これまで,様
々な試みがなされてきたが,電話やファクシミリの通信
では,まず,LAN上の通信相手(メールアドレス)を
指定することが困難であった。
【0005】本発明は,上記に鑑みてなされたものであ
って,ISDNの呼制御情報を使うことにより,電話器
やファクシミリ装置そのものに変更を加えなくても相手
を指定することができるシステムを利用し,オフィス環
境の資源を大幅に変更せずに,現実的に有効な通信を実
現し,マルチメディアデータの処理を可能にすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係るゲートウェイ装置を用いた通信ネ
ットワークシステムにあっては,ファクシミリ装置が接
続されたISDNと,インターネットと,前記ISDN
と前記インターネットとのプロトコル変換を行うゲート
ウェイ装置とを設け,前記ISDNの呼制御における呼
設定(Setup)メッセージ内に予め設定したユーザ
のメールアドレスに対応したサブアドレスを付加し,該
サブアドレスに基づいて特定ユーザを指定し,前記ファ
クシミリ装置から電子メールを送信するゲートウェイ装
置を用いた通信ネットワークシステムであって,前記ゲ
ートウェイ装置が,前記ISDNの回線上の呼設定に対
し,前記サブアドレスが付与されている場合に着信処理
を実行し,前記ファクシミリ装置が,前記サブアドレス
が付与されていない場合に着信処理を実行するものであ
る。
【0007】すなわち,発信側は,従来通りサブアドレ
スを付加しなければファクシミリ装置に出力することが
でき,また,サブアドレスを付加すれば対応するユーザ
に電子メールとして送信することができる。また,この
本システムはISDN回線でのサービスを提供するもの
であるが,もし送信者のファクシミリ装置が従来の加入
者回線に接続されていても,サブアドレスが付けられな
いため,受信者のファクシミリ装置に対しては出力する
ことができる。
【0008】さらに,付言すると,システムがオフィス
の代表ファクシミリ装置に適用される場合,まず,加入
回線はISDNに変更するが,電話番号を変更しなけれ
ば,サブアドレスが付けられないため従来通りファクシ
ミリ装置に出力され,また,送信の場合も同様である。
一方,ゲートウェイ装置のサービスを利用する場合も,
利用条件は回線がISDNであるため,送信側のファク
シミリ装置の買換えなども不要となり,かつ相手の指定
方法も容易に行うことができる。
【0009】また,請求項2に係るゲートウェイ装置を
用いた通信ネットワークシステムにあっては,さらに,
前記ゲートウェイ装置は,前記サブアドレスが付加ある
いは付加されていないボイスメールを録音する音声録音
機能を有し,音声をボイスメールとして送信するもので
ある。
【0010】すなわち,高位レイヤ整合性がファクシミ
リ装置である場合,請求項1の処理を実行し,また,電
話の場合はボイスメールであると判断し,録音可能であ
ることをアナウンスし,送信者のメッセージを録音す
る。また,音声はディジタル処理し,マルチメディア拡
張した電子メールのプロトコル処理を行い,受信者へ電
子メールとして送信することにより,同一電話番号でマ
ルチメディア情報を取り扱うことができると同時に,相
手先の指定方法が請求項1におけるファクシミリ装置の
場合と同様に簡単に行え,かつ,受信側では,すべての
情報がユニファイド・メッセージとして扱うことができ
るので,簡単な処理となる。
【0011】また,請求項3に係るゲートウェイ装置を
用いた通信ネットワークシステムにあっては,さらに,
前記ISDNの呼制御情報内のユーザ・ユーザ情報に基
づいた文字受信機能を有するものである。
【0012】すなわち,請求項1と同様に,同一電話番
号でマルチメディア情報を取り扱うことができると同時
に,相手先の指定方法が請求項1におけるファクシミリ
装置の場合と同様に簡単に行え,かつ,受信側では,す
べての情報がユニファイド・メッセージとして扱うこと
ができるので,簡単な処理が実現する。
【0013】また,請求項4に係るゲートウェイ装置を
用いた通信ネットワークシステムにあっては,前記サブ
アドレスを特殊記号で区切り,複数指定するものであ
る。
【0014】すなわち,特殊記号で複数指定するという
一度の送信処理を行うことにより,同報機能(マルチキ
ャスト機能)が実現し,複数のユーザに対して配信する
ことが可能となり,送信側における通信コストの削減,
および操作に関わる時間を短縮させることができる。
【0015】また,請求項5に係るゲートウェイ装置を
用いた通信ネットワークシステムにあっては,前記サブ
アドレスを,ユーザに対応して予め桁数を設定し,複数
並列指定するものである。
【0016】すなわち,予め設定したユーザ毎の桁数を
用いて複数指定するという一度の送信処理を行うことに
より,同報機能(マルチキャスト機能)が実現し,複数
のユーザに対して配信することが可能となり,送信側に
おける通信コストの削減,および操作に関わる時間を短
縮させることができる。
【0017】また,請求項6に係るゲートウェイ装置を
用いた通信ネットワークシステムにあっては,前記イン
ターネットのメーリングリストあるいはエリア機能に基
づいて,仮想ユーザアドレスにサブアドレスを対応さ
せ,1つのユーザ指定で同報通信を実行するものであ
る。
【0018】すなわち,インターネットのメーリングリ
ストあるいはエリア機能に基づいて,仮想ユーザアドレ
スにサブアドレスを対応させて指定するという一度の送
信処理を行うことにより,同報機能(マルチキャスト機
能)が実現し,複数のユーザに対して配信することが可
能となり,送信側における通信コストの削減,および操
作に関わる時間を短縮させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下,本発明のゲートウェイ装置
を用いた通信ネットワークシステムについて添付図面を
参照し,詳細に説明する。
【0020】〔実施の形態1〕この実施の形態では,I
SDNの制御を利用し,Setup(呼設定)メッセジ
のサブアドレスで特定ユーザを指定し,通常のファクシ
ミリ端末より電子メールを送信するシステムを構築する
場合に,ISDN回線にメールゲートウェイ装置とファ
クシミリ装置をバス接続し,現在の通信環境を保持した
状態で,電子メールサービスを可能にする例について述
べる。
【0021】ここで,まず,ファクシミリ装置から,イ
ンターネット上のユーザに電子メールの形で情報を伝送
する場合について述べる。TCP/IP(ネットワーク
用の通信プロトコル,TCPがトランスポート層,IP
がネットワーク/インターネットワーク層のプロトコ
ル)を用いたインターネットと,T.30(一般電話交
換回線におけるファキシミリ伝送手順)などを用いたフ
ァクシミリ装置では,通信プロトコルが異なるため,そ
の違いを吸収するためににはメールゲートウェイ(Ma
il Gateway)装置が必要となる。
【0022】受信した画像に関しては,メールゲートウ
ェイ装置で,MR(modified Huffma
n:一次元符号化方式によるデータ圧縮/伸長),ある
いはMR(modified READ:二次元符号化
方式によるファクシミリの符号化)などから電子メール
として一般的なTIFF,GIF(GraphicsI
nterchange Format:Compuse
rveなどで使われている画像データのフォーマット)
などに変換してMINE(マルチメディア拡張した電子
メールのプロトコル),UUENCODEなどの変換を
行い,LAN上のユーザに送信すればよい。しかし,こ
の場合,それとは別に,送信先のアドレスをファクシミ
リの送信時にメールゲートウェイ装置側に知らせる必要
がある。
【0023】上述した送信先のアドレスをファクシミリ
の送信時にメールゲートウェイ装置側に知らせる方法と
しては,現在でもPBトーンによるオーダリングや,O
CR,OMRを利用したものなどいくつかあるが,もし
ISDNを利用しているならば,サブアドレスをメール
アドレスに対応させて使う方法が効果的である。このサ
ブアドレスとメールアドレスの対応例を図2に示す。
【0024】なお,TCP/IPは,アプリケーション
層,トランスポート層,インターネット層およびネット
ワークインタフェース層の4層から構成されるネットワ
ーク用の通信プロトコルである。特に,このTCP/I
Pは,OSI(開放形システム間相互接続)基本参照モ
デルのデータリンク層以下の通信方式に無関係に汎用的
に使用できるメリットがある。
【0025】また,ゲートウェイは,プロトコル体系の
異なるネットワーク間の相互接続を行うためのプロトコ
ル変換装置である。つまり,OSI(開放形システム間
相互接続)基本参照モデル7階層のすべてにわたってプ
ロトコルが異なっているシステムやネットワークを相互
接続するための変換装置である。また,ゲートウェイの
主な変換項目としては,メッセージのフォーマット変
換,アドレス変換,プロトコル変換がある。
【0026】ところで,オフィスにおいて実際に上述の
如くシステムを利用する場合,電子メールとして受信し
たいユーザもいれば,今まで通りファクシミリ装置に直
接出力したいユーザがいることも考えられる。
【0027】そこで,ISDN(サービス総合ディジタ
ル通信網)回線に上述したメールゲートウェイ装置とフ
ァクシミリ装置をバス接続する。このシステム構成を図
1に示す。図において,100はたとぺばTCP/IP
などのインターネットで成るLAN(ローカルエリアネ
ットワーク),110はISDN回線である。このIS
DN回線110には,後述するメールゲートウエイ装置
101と,たとえばG4ファクシミリ規格に準拠したフ
ァクシミリ装置(FAX)102がバス接続されてい
る。また,LAN100には単数あるいは複数台のパー
ソナルコンピュータ(PC)103やワークステーショ
ン(WS)104が分配配置されて接続されている。な
お,LANとしては,一般的なLANの他に,マルチメ
ディアLANなどの他のLANであってもよい。
【0028】メールゲートウエイ装置101は,G4フ
ァクシミリの場合,ISDN回線110上のSetup
(呼設定)に対してサブアドレスが存在する場合にのみ
着信する。他方,G3ファクシミリであれば,該ターミ
ナルアダプタを間に接続し,ターミナルアダプタに対し
てサブアドレスが存在しないときにのみ着信を設定す
る。
【0029】これにより,発信側は,従来通りサブアド
レスを付加しなければファクシミリ装置102に出力す
ることができる。また,サブアドレスを付加すれば対応
するユーザに電子メールとして送信することができる。
また,本システムはISDN回線でのサービスを提供す
るものであるが,もし送信者のファクシミリ装置が従来
の加入者回線に接続されていても,サブアドレスが付け
られないため,受信者のファクシミリ装置に対しては出
力することができる。
【0030】付言すれば,上述したシステムは,従来の
オフィス環境をそのまま保持した状態で実現することが
可能となる。具体的には,もし,システムがオフィスの
代表ファクシミリ装置に適用される場合,まず,加入回
線はISDNに変更するが,電話番号を変更しなけれ
ば,サブアドレスが付けられないため従来通りファクシ
ミリ装置に出力される。また,送信の場合も同様な効果
を奏する。一方,メールゲートウェイのサービスを利用
する場合も,利用条件は回線がISDNであるため,送
信側のファクシミリ装置の買換えなども不要となり,か
つ相手の指定方法も容易に行うことができる。
【0031】〔実施の形態2〕この実施の形態では,上
述した実施の形態1において,音声録音機能をメールゲ
ートウェイに追加し,ファクシミリ装置と同様に音声を
ボイスメールとして送信する例について述べる。
【0032】すなわち,この実施の形態2のシステム
は,上述した実施の形態1の機器接続形態および相手指
定方法と同様である。ただし,送信者は画像の代わりに
音声を録音することができる点が異なる。
【0033】ボイスメールの送信者は,メールゲートウ
ェイ相違101にサブアドレスを付加し電話をかける。
ISDNでは,Setup受信時に高位レイヤ整合性に
より,送信者が電話か,G3ファクシミリか,あるいは
G4ファクシミリであるかを判断することができる。
【0034】したがって,高位レイヤ整合性がファクシ
ミリ装置102である場合,上述の実施の形態1で述べ
た処理を実行する。また,電話の場合はボイスメールで
あると判断し,録音可能であることをアナウンスし,送
信者のメッセージを録音する。また,音声はディジタル
処理(たとえば,WAVフォーマットのファイル化)
し,MIME(マルチメディア拡張した電子メールのプ
ロトコル)処理を行い,受信者へ電子メールとして送信
する。
【0035】このように,上記実施の形態2では,同一
電話番号でマルチメディア情報を取り扱うことができる
と同時に,相手先の指定方法が実施の形態1におけるフ
ァクシミリ装置の場合と同様に簡単に行える。また,受
信側では,すべての情報がユニファイド・メッセージと
して扱うことができるので,簡単な処理となる。
【0036】〔実施の形態3〕この実施の形態では,フ
ァシミリメールおよびボイスメールの機能を満たすシス
テムに,さらに文字受信機能を付加し,電子メールサー
ブスを実現する例について述べる。
【0037】すなわち,この実施の形態3のシステム
は,上述した実施の形態の機器接続形態および相手指定
方法と同様である。ただし,送信者は送信時にUUI
(ISDN呼制御情報内のユーザ・ユーザ情報)に文字
を挿入して発信することができる機能を備えている。
【0038】受信側のメールゲートウェイ装置101で
は,Setup受信時に,まずサブアドレスが付加され
ているか否かをチェックし,次にUUI(ISDN呼制
御情報内のユーザ・ユーザ情報)に文字が挿入されてい
るか否かをチェックし,最後に高位レイヤ整合性をチェ
ックする。この順序でチェックすることにより,同一回
線であってもその処理を分類することができる。
【0039】もし,UUI(ISDN呼制御情報内のユ
ーザ・ユーザ情報)が挿入されていた場合は,その文字
列を取り出し,LAN100上に送信できるように必要
に応じてJISコードに変更し,サブアドレスに対応し
たユーザに電子メールとして送信する。なお,必ずし
も,JISコードに変更する必要はないが,一般的に
は,7ビットJISコードであれば広く認められてい
る。
【0040】したがって,この実施の形態3では,実施
の形態2と同様に,同一電話番号でマルチメディア情報
を取り扱うことができると同時に,相手先の指定方法が
実施の形態1におけるファクシミリ装置の場合と同様に
簡単に行える。また,受信側では,すべての情報がユニ
ファイド・メッセージとして扱うことができるので,簡
単な処理となる。
【0041】〔実施の形態4〕この実施の形態は,サブ
アドレスの指定方式に関するもので,特に,サブアドレ
スを特殊記号で区切り,複数指定することにより同報機
能(マルチキャスト機能)を実現する例について述べ
る。
【0042】一般にターミナルアダプタからサブアドレ
スを指定する場合は,「電話番号*サブアドレス」の形
式で送信する。たとえば,「0451234567*1
000」といったように入力・送信する。
【0043】また,「*」以降はサブアドレスに解釈さ
れているので,これを拡張して,1000と1001と
1002の3人に同一の内容を送信したときには,「0
451234567*1000♯1001♯1002」
とする。
【0044】これにより,受信側のメールゲートウェイ
装置101では,1回の通信処理で受信した受信内容
(たとえば,ファクシミリ文書,ボイスメール,文字情
報など)を1000,1001,1002の3人に対し
て順番に電子メールとして送信することができる。
【0045】したがって,この実施の形態4により,一
度の送信処理を行うことにより複数のユーザに対して配
信することが可能となり,送信側における通信コストの
削減,および操作に関わる時間の短縮などの効果を奏す
る。
【0046】〔実施の形態5〕この実施の形態では,上
述した実施の形態1,2,3において,ユーザのサブア
ドレスの桁数をあらかじめ設定しておくことにより,複
数並列して指定することを可能にし,同報機能(マルチ
キャスト機能)を実現する例について述べる。
【0047】すなわち,上述した実施の形態4とは異な
る他の方法である。先に述べた実施の形態4では,受信
者のリストの区切り記号として「♯」を利用した。とこ
ろが,この「♯」記号を電話番号入力完了としてのター
ミナルコードとして利用しているターミナルアダプタも
存在する。そこで,汎用性を向上させるために,ユーザ
のサブアドレスの桁数をあらかじめ設定しておく。
【0048】たとえば,この場合においては4桁であ
る。この場合,上述したと同様に3人に対して同報する
際に,「0451234567*1000100110
02」の入力で,指定することができる。
【0049】したがって,この実施の形態5により,実
施の形態4と同様に,一度の送信処理を行うことにより
複数のユーザに対して配信することが可能となり,送信
側における通信コストの削減,および操作に関わる時間
の短縮などの効果を奏する。
【0050】〔実施の形態6〕この実施の形態では,上
述した実施の形態4,5とは異なる同報通信であり,上
述した実施の形態1,2,3において,同報機能(マル
チキャスト機能)を実現する方式として,インターネッ
トに用いられているメーリングリストあるいはエリア機
能を利用し,その仮想ユーザアドレスをサブアドレスに
対応させ,送信側では一つのユーザ指定を実現する例に
ついて述べる。
【0051】すなわち,上述した実施の形態4,5で
は,送信時に受信者を直接指定しているが,インターネ
ットでは複数のユーザに同一の文書を送信するときに,
メーリングリストというものをよく用いる。メーリング
リストは,仮想的なユーザアドレスを決めて,そのアド
レスへ送信すると登録されているユーザに配信されるサ
ービスである。
【0052】これによって,送信側は一つのサブアドレ
スを指定するだけで,同報配信が可能となる。図3に,
1100というサブアドレスをメーリングリストのアド
レスに割り当てている例を示す。ここで,もし,lis
tというアドレスに,taro,jiro,sabuの
3人が登録されていれば,実際には3人に配信される。
【0053】したがって,この実施の形態6により,実
施の形態4,5と同様に,一度の送信処理を行うことに
より複数のユーザに対して配信することが可能となり,
送信側における通信コストの削減,および操作に関わる
時間の短縮などの効果を奏する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係るゲー
トウェイ装置を用いた通信ネットワークシステム(請求
項1)によれば,発信側は,従来通りサブアドレスを付
加しなければファクシミリ装置に出力することができ,
また,サブアドレスを付加すれば対応するユーザに電子
メールとして送信することができる。また,この本シス
テムはISDN回線でのサービスを提供するものである
が,もし送信者のファクシミリ装置が従来の加入者回線
に接続されていても,サブアドレスが付けられないた
め,受信者のファクシミリ装置に対しては出力すること
ができる。
【0055】さらに,付言すると,システムがオフィス
の代表ファクシミリ装置に適用される場合,まず,加入
回線はISDNに変更するが,電話番号を変更しなけれ
ば,サブアドレスが付けられないため従来通りファクシ
ミリ装置に出力され,また,送信の場合も同様である。
一方,ゲートウェイ装置のサービスを利用する場合も,
利用条件は回線がISDNであるため,送信側のファク
シミリ装置の買換えなども不要となり,かつ相手の指定
方法も容易に行うことができる。したがって,従来のオ
フィス環境をそのまま保持した状態で実現することが可
能となる。
【0056】また,本発明に係るゲートウェイ装置を用
いた通信ネットワークシステム(請求項2)によれば,
高位レイヤ整合性がファクシミリ装置である場合,請求
項1の処理を実行し,また,電話の場合はボイスメール
であると判断し,録音可能であることをアナウンスし,
送信者のメッセージを録音する。また,音声はディジタ
ル処理し,マルチメディア拡張した電子メールのプロト
コル処理を行い,受信者へ電子メールとして送信するた
め,同一電話番号でマルチメディア情報を取り扱うこと
ができると同時に,相手先の指定方法が請求項1におけ
るファクシミリ装置の場合と同様に簡単に行え,かつ,
受信側では,すべての情報がユニファイド・メッセージ
として扱うことができるので,簡単な処理となる。
【0057】また,本発明に係るゲートウェイ装置を用
いた通信ネットワークシステム(請求項3)によれば,
請求項1と同様に,同一電話番号でマルチメディア情報
を取り扱うことができると同時に,相手先の指定方法が
請求項1におけるファクシミリ装置の場合と同様に簡単
に行え,かつ,受信側では,すべての情報がユニファイ
ド・メッセージとして扱うことができるので,簡単な処
理が実現する。
【0058】また,本発明に係るゲートウェイ装置を用
いた通信ネットワークシステム(請求項4)によれば,
特殊記号で複数指定するという一度の送信処理を行うた
め,同報機能(マルチキャスト機能)が実現し,複数の
ユーザに対して配信することが可能となり,送信側にお
ける通信コストの削減,および操作に関わる時間を短縮
させることができる。
【0059】また,本発明に係るゲートウェイ装置を用
いた通信ネットワークシステム(請求項5)によれば,
予め設定したユーザ毎の桁数を用いて複数指定するとい
う一度の送信処理を行うため,同報機能(マルチキャス
ト機能)が実現し,複数のユーザに対して配信すること
が可能となり,送信側における通信コストの削減,およ
び操作に関わる時間を短縮させることができる。
【0060】また,本発明に係るゲートウェイ装置を用
いた通信ネットワークシステム(請求項6)によれば,
インターネットのメーリングリストあるいはエリア機能
に基づいて,仮想ユーザアドレスにサブアドレスを対応
させて指定するという一度の送信処理を行うため,同報
機能(マルチキャスト機能)が実現し,複数のユーザに
対して配信することが可能となり,送信側における通信
コストの削減,および操作に関わる時間を短縮させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係り,ISDN回線にメ
ールゲートウェイ装置とファクシミリ装置をバス接続し
たシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るサブアドレスとメー
ルアドレスとの対応を示す図表である。
【図3】本発明の実施の形態に係るメーリングリストの
対応を示す図表である。
【符号の説明】
100 LAN 102 ファクシミリ装置 103 パーソナルコンピュータ 104 ワークステーション 110 ISDN
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 3/42 H04N 1/32 Z 11/00 303 H04L 11/00 320 H04N 1/00 107 11/20 101B 1/32

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリ装置が接続されたISDN
    と,インターネットと,前記ISDNと前記インターネ
    ットとのプロトコル変換を行うゲートウェイ装置とを設
    け,前記ISDNの呼制御における呼設定(Setu
    p)メッセージ内に予め設定したユーザのメールアドレ
    スに対応したサブアドレスを付加し,該サブアドレスに
    基づいて特定ユーザを指定し,前記ファクシミリ装置か
    ら電子メールを送信するゲートウェイ装置を用いた通信
    ネットワークシステムであって,前記ゲートウェイ装置
    が,前記ISDNの回線上の呼設定に対し,前記サブア
    ドレスが付与されている場合に着信処理を実行し,前記
    ファクシミリ装置が,前記サブアドレスが付与されてい
    ない場合に着信処理を実行することを特徴とするゲート
    ウェイ装置を用いた通信ネットワークシステム。
  2. 【請求項2】 さらに,前記ゲートウェイ装置は,前記
    サブアドレスが付加あるいは付加されていないボイスメ
    ールを録音する音声録音機能を有し,音声をボイスメー
    ルとして送信することを特徴とする請求項1に記載のゲ
    ートウェイ装置を用いた通信ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 さらに,前記ISDNの呼制御情報内の
    ユーザ・ユーザ情報に基づいた文字受信機能を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のゲートウェイ
    装置を用いた通信ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 前記サブアドレスを特殊記号で区切り,
    複数指定することを特徴とする請求項1ないし3の何れ
    か一つに記載のゲートウェイ装置を用いた通信ネットワ
    ークシステム。
  5. 【請求項5】 前記サブアドレスを,ユーザに対応して
    予め桁数を設定し,複数並列指定することを特徴とする
    請求項1ないし3の何れか一つに記載のゲートウェイ装
    置を用いた通信ネットワークシステム。
  6. 【請求項6】 前記インターネットのメーリングリスト
    あるいはエリア機能に基づいて,仮想ユーザアドレスに
    サブアドレスを対応させ,1つのユーザ指定で同報通信
    を実行することを特徴とする請求項1ないし3の何れか
    一つに記載のゲートウェイ装置を用いた通信ネットワー
    クシステム。
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